元スレ勇者「ワルプルギスの夜?何それ?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 76 :
勇者「………!なんか落ちてきた………よっと」パシッ
勇者「なんだこれ、あ!マミも同じようなやつ持ってたな、これってあれだ、ソウルジェムって言ったか」
勇者「青いな、さやかのだろうか、返して方がよさそう………」
ほむら「あなた!今すぐそれを寄越しなさい!!」
勇者「ぬわっ、なんだいきなり」
ほむら「早くしなさい!」
勇者「わ、わかったわかった、けど、これは俺から返す、急いだ方がいいんだな!」ダダダダッ
ほむら「くっ」タタタタタッ
103 = 76 :
俺がさやかたちの元に着いた時、俺は不思議な光景を目にした
勇者「さやかが、倒れてる………?」
まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!!」
杏子「それじゃああたしたち、ゾンビにされちまったようなもんじゃないか!!!!」
勇者「………?どうしたんだ」
ほむら「早く、美樹さやかにそれを」
勇者「お、おう」スッ
まどか「あ………勇者さん………」
勇者「何があったんだ?まどか」
さやか「………う………」
勇者「お、気がついたか」
104 = 26 :
生きてるはずなのにマミさんに出番がない…
106 = 76 :
勇者「なぁ、一体何があったんだ?QBまでいるじゃないか」
まどか「さやかちゃん!ごめんね!ごめんね………!」
勇者「杏子、何があったんだ?」
杏子「………」
ほむら「私が説明するわ」
勇者「お、助かるよ………えと、名前は確か」
ほむら「暁美ほむら」
勇者「そうだそうだ、ほむら………だったな」
107 :
何度も新でよみがえる
108 = 76 :
――そして俺は聞かされた、魔法少女の悲しい真実を
勇者「なるほど………な………ある種、俺みたいな感じだな」
杏子「………」
勇者「杏子も知らなかったようだな、マミも知ってるのだろうか」
ほむら「彼女に教えるつもり?」
勇者「そうだな………教えておいた方がいいとは思うが………」
ほむら「彼女に、この事実を受け止められる強さがないかもしれない」
勇者「どうしようか、ん?待てよ、あんたは知ってたのか?この事実を」
ほむら「え?」
勇者「あんただけ、いやに落ち着いているからさ………」
109 :
勇者ってやっぱりかっこいいよな
110 = 76 :
ほむら「………」
勇者「まあいいか、今はさやかたちをなんとかする方が優先か」
ほむら「ごめんなさい」
勇者「………?」
111 :
さるよけ支援
113 = 76 :
――翌日
勇者「あれ、さやかだ、おーい」
さやか「………」
勇者「この時間は確か、幼馴染みのところに行ってると思ったけど、今日は行かなかったのかい?」
さやか「………」
勇者「………元気出せよ、な」
さやか「………うるさい」
勇者「………」
さやか「あんたに、あたしの気持ちなんて、わかんないよ」
114 = 76 :
勇者「わかるさ、俺だってゾンビみたいなものさ、死んだらさぁ、気がつきゃ王様の前にいるんだよ、有り金の半分なくなってさ」
勇者「んで『おお勇者よ、死んでしまうとは情けない』だぜ?だったらもっといい武器と防具寄越せよって話なんだよな!!!!」
さやか「………クスッ」
勇者「あ!笑ったな!!このヤロー!………俺だって最初は理不尽だと思ったさ」
さやか「………」
勇者「でもさ、そうでもしないと人間の力じゃとても敵わないってわかってきたんだ、ましてや『りゅうおう』になんて………って」
115 = 109 :
ドラクエモンスターズ+の勇者で再生される
116 = 37 :
これは…勇さゃ
117 = 76 :
勇者「さやかも………魔女と闘う為にそんな体になったんだ、だったら、『勇者』になればいいじゃないか」
さやか「勇者………」
勇者「みんながみんな勇者と誉めてくれるわけじゃない、みんながみんなさやかの闘いを知ってるわけじゃない、でも、俺は知ってる」
勇者「さやかは立派な勇者になれる、あれだけ必死なんだ、大事な人の為に闘えるんだ」
さやか「………」
118 = 17 :
あかん惚れてまう
119 = 76 :
勇者「だからな………元気出せよ」
さやか「………ごめん、勇者」
勇者「………」
さやか「あたしは、あんたが思ってるほど、強くないんだよ」
勇者「さやか………!」
さやか「でも、ありがとう………じゃあね」
勇者「さやか!!」
勇者「………………」
121 :
>>20
その~~ってやつ?にry
でミサワ思い出した
122 = 76 :
――彼女は、壊れてしまったのか
さやか「アハハハハハはハハハはははは!!!!」
さやか「ホントだぁ!!!!そのキになれば痛みなんて簡単に消せちゃうんだァ!!!!」
痛みを感じず、血を流してるのも知らず、ただ剣を振り続ける、その姿は、まさにゾンビだった
まどか「もうやめて………やめてよさやかちゃん!!!」
マミ「杏子さん、もう見てられないわ、私たちが」
杏子「そう………だな………」
さやか「邪魔するな!!!!」
まどか「さやかちゃん!!」
勇者「………」
123 = 17 :
何言ってんだお前
124 = 76 :
勇者「マミ、杏子………あの魔女は任せた」
マミ「え?」
杏子「ど、どうするつもりなんだ」
勇者「俺は、さやかを止める、だから君たちに魔女を任せるよ」
マミ「そう………美樹さんのこと、頼んだわよ」
杏子「………すまねえ、頼む!」
勇者「ああ」
さやか「邪魔、邪魔………するなぁっ!!!!」
125 = 76 :
まどか「勇者さん………」
勇者「やっぱりさ、人助けしてこその勇者ってやつかな」
まどか「さやかちゃんのこと、お願いします!」
勇者「任された!」
さやか「うあああああああああああ!!!!」
勇者「さやか、教えてあげるよ…俺は勇者だ」
勇者「世界を正し、人々に光を与え導く者だ!!」
さやか「ユウシャ………!」
勇者「あの魔女を倒したければ、俺を倒してからにするんだな!!このセリフ、なんかボスっぽいぞ!」
127 = 76 :
さやか「ユウシャァァァァァァァァァァァァ!!」
勇者(一対一の基本!落ち着き、相手の力を見誤らないこと!)
勇者(一対一の闘いに、不測の事態は無きに等しい、ならば、その時点でより強い方が勝者となる!!)
勇者「うおお!!」
ガキィン
さやか「ああああああ!!」
勇者「てりゃあああああ!」
キィン ギィン
さやか「おおお………おおおおおををををををををを!!!!」
128 :
ゴーレムやあくまのきしすらタイマンで倒しているからな勇者は
129 = 76 :
勇者(不味いな!さやかは痛みを感じないらしいから、無茶な攻撃をしてくる!)
勇者(本来なら10パーセントくらいの力しか人間は出せないと言うが、さやかは120パーセント出している!!)
勇者「あれじゃ、俺を倒す前に体が潰れるぞ………痛みを感じないか……だから、ゾンビみたいってことか」
130 :
>>128
ドラゴンもな
131 = 76 :
さやか「どーしたのユウシャァァァァァァアハハハハハハハハハハ!!痛みなんてっ!痛みなんて簡単に消せちゃうんだ!」
さやか「ゾンビ!ゾンビみたいだぁ!!!!アハハハハハハハハハハ!!!!」
勇者「痛みを感じない………そんなわけあるか!!俺だってゾンビみたいな体だが、かなり痛いぞ!つうこんの一撃とか!!」
さやか「そんなの知らない!」
勇者「お前だって痛いはずなんだ!!ゾンビだって『ギャアアア』とか言いながら死ぬわけだし!」
勇者(しりょうのきしってゾンビなのかな)
132 = 107 :
スケルトンだろ
133 :
ぶっころせ
135 = 76 :
さやか「痛くない!痛くない!!」
勇者「嘘つけ!痛いだろうが!!そんなに体を傷つけて、血を流して!!」
さやか「痛くない!消せるンだもん!!」
勇者「消せてないじゃないか!!」
さやか「消せてる!痛くないもん!!」
勇者「消せてない!!だってお前泣いてるじゃないか!!」
さやか「え………?これは、血………」
勇者「涙すら血になってるが、俺にはわかる!お前は今泣いているんだ!!」
136 :
熱い展開だな
137 = 76 :
さやか「な、泣いて………?あたし、どこも痛くないのに?」
勇者「違うよ、痛がってるんだよ!君の心が!!」
さやか「え?」
勇者「心まで傷つけて、その痛みまでも忘れようとしているんだよ!!君は!」
さやか「わ、わけがわからないよ、あたしは」
勇者「自分の体と心だけじゃない、君は、大切な人の心も傷つけていることに気がつかないのか!?」
139 = 76 :
さやか「大切な人?でも、あいつは、私がゾンビみたいな体になったこと、知らない」
勇者「言っただろう!皆が君を知らなくても、俺は君を知ってるって!俺だけじゃない、まどかだって!!」
勇者「お前を知ってる人たちが、お前の姿を見て傷ついてるんだ!!そんなの、そんなの!!」
勇者「『勇者』のすることじゃないだろっ!!!なぁ!!さやか!!」
さやか「ユウシャ、ゆ、勇者………あたし、あたしは………」
勇者「ゾンビだって、自分を傷つけるような真似しないぞ!!さやか!!」
140 = 76 :
まどか「そうだよさやかちゃん!もう自分を傷つけるのはやめて!!」
まどか「私………もう見てられないよ、さやかちゃんが自分を傷つけるのを見てるだけなんて」
まどか「それを止められずに、見てるだけなんて………!!」
さやか「まどか………」
勇者「わかったかさやか!これ以上大切な人を傷つけたくなかったら、もうやめるんだ」
勇者「ゾンビの体だからって、悲観することないじゃないか、ソウルジェムだって、無茶な使い方をしなきゃいいわけだろ?」
141 = 76 :
勇者「守りたいってのがお前の願いだったんだろ?これ以上自分も、友人も傷つけるべきじゃない」
さやか「うん………」
勇者「そうだよな、お前も苦しかったよな、俺だって最初は理不尽だと思ったんだからな」
さやか「………」
勇者「もう、大丈夫だよな?さやか」
さやか「………うん」
勇者「ふぅーっ、やれやれ………おかえり、さやか」
まどか「さやかちゃん!!」
さやか「まどか………ごめん、ごめんね………」
143 = 76 :
マミ「こっちは終わったわよ」
勇者「ああ、お疲れさま」
杏子「さやかは?」
勇者「なんとか」
杏子「そうか、すまねえ」
勇者「やれやれだよ」
杏子「あたしも、後で謝っとくかな」
マミ「あら?あなたが謝るなんて珍しい」
杏子「うっせーな………あたしだって、素直に謝る時もあるよ」
勇者「仲直りかい?いいじゃないか、もうこりごりだぜ、こんなこと」
マミ「フフ、でも、あのさやかさんから邪気を払うなんて、本当に勇者みたいね」
杏子(邪気?)
勇者「勇者みたいって、俺は勇者だよ、世界を正し、人々に光を与え導く者だ」
144 = 76 :
すいません、ちょっと席はずします
145 = 26 :
マミさんの邪鬼眼が発動してる
147 :
こんな良スレがあるんならまどかマギカ見とけばよかった…
148 :
まどマギの知識はSSからのみだが楽しめる支援
149 = 112 :
まみさんまじ厨二病
保守
みんなの評価 : ☆
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