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    元スレ勇者「ワルプルギスの夜?何それ?」

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    タグ : - DQ + - ワルプルギスの夜 + - 勇者 + - + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    勇者「……どこだここ」

    勇者「確か…俺、死んだはずだよなぁ」

    勇者「死んだら、ラダトームに強制送還されて所持金半分にされて生き返るはずなのに」

    勇者「所持金は半分になってないし、ここラダトームじゃないし、一体どうなってんだ?」

    勇者「……おかしいな……ここは一体、どこなんだ?」

    2 = 1 :

    さやか「まどかはあたしの嫁になるのだー!」

    まどか「もーさやかちゃんやめてよー」

    仁美「禁断の愛……だと……やってられるか!俺は先に教室に行ってるぞ!」

    さやか「はいはい死亡フラグ死亡フラグ」


    勇者「…お、ちょうど人がいるな、情報収集でもするか」

    3 :

    勇者いらないな

    4 = 1 :

    勇者「すいません、そこのお嬢さん方」

    まどか「はい?私たちのことでs……うわぁ!?」

    さやか「何だ!?この鎧人間!!」

    勇者「鎧人間……えーとですねぇ、ここ、どこですか?」

    まどか「ここ?日本の○○県○○町ですけど……」

    勇者「ニホン?聞いたことないな……」

    5 = 1 :

    さやか「日本知らないって何者なんだよ……」

    勇者「……なぁ、ラダトームって国は知ってる?」

    まどか「ラダトーム?聞いたことないですね……」

    勇者「そうか………」

    さやか「まどか、もう行こうよ、頭おかしいんだよきっと」

    まどか「さやかちゃん……でもこの人、本気で困ってる感じだよ」

    さやか「警察にでも行かせたらいいじゃん、ほら、学校行くよ!」

    まどか「あ、もう…すみません!私たち急いでるんで!」

    勇者「あ!……参ったな」

    6 :

    安心のさやかクオリティ

    7 = 3 :

    言葉は通じるんだな

    8 = 1 :

    勇者「ニホンか………少なくとも、俺のいた世界にそんな国はなかったな」

    勇者「となると、ここは別世界か?俺のご先祖様が別の世界から来たって伝説もあるし、別世界なんてものがあっても不思議ではないが」

    勇者「あれこれ考えていても仕方がないな、あの子たちの後をつけて行ってみよう」


    先生「今日は転校生を紹介します、入って暁美さん」

    ガラッ

    勇者「おじゃましまーす」

    さやか「何ィィィィィイーーーーーーーッ!!?」

    まどか「あ、今朝の……」

    9 = 1 :

    勇者「あ、心配ないですよ、俺、勇者ですから」スタスタ

    さやか「勇者だから何だっていうんだぁーーー!!」

    勇者「お、なんだこのタンスみたいなの(注・掃除用具箱)開けてみるか」

    勇者「なんだやくそうも入ってないのか、がっかりだよ」

    まどか「こんなの絶対おかしいよ」

    先生「ちょ、ちょっと!あなたなんなんですか!!?」

    勇者「俺か?俺は世界を正す者、人呼んで勇者だ!」キリッ

    先生「けけけけけ警察呼びますよ!?」

    10 = 1 :

    勇者「え?ケーサツ?何それ魔物か?貴様魔と通じる者か!?」ジャキッ

    さやか「抜刀しやがった!!あれ本物だったんだ!!」

    まどか「どどどどうしようさやかちゃん!!」

    先生「けけけけけっけけけ警察を」

    ほむら「それには及ばないわ」

    先生「え?」

    ドォーーーン

    11 = 1 :

    勇者「……あれ!?俺いつの間に外に出たんだ!?今何が起こったんだ!?」


    先生「あ、暁美さん……?」

    カカカッ キュッキュッ

    ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」

    まどか「……い、今、何が起こったんだろう」

    さやか「不思議な奴だよね……あの鎧もそうだけど、こいつも」


    勇者「これからどうしよう……」

    13 = 1 :

    ――夕方

    勇者「はぁー……」トボトボ

    「何あの鎧」

    「警察呼んだ方がいいのかしら」

    「い、今あんたの方見たわよ!」

    「きゃー!怖い!!」

    勇者「腹減ったなぁ」

    「……」キョロキョロ

    勇者「ん?なんだあの赤い髪の子は」

    14 = 1 :

    「……」

    勇者「なんだ……?あれは、リンゴか?この世界にもリンゴってあったんだな」

    「!」パシッ タタタタタッ

    勇者「……あれって……泥棒なのかな、追いかけたほうがいいな」ダダダダダダッ


    「ハァハァ、へへ、ここまで来るりゃ安全だろ!」

    勇者「おーい、君!」

    「うわっ!?」

    15 = 1 :

    勇者「そのリンゴさ、君のかい?」

    「えと、その、そ、そうだよ!あたしのだよ!」

    勇者「嘘をつくな、見てたぞ、それは盗んだものだろ」

    「うぐ……!なんだよ!!警察に突き出すならこっちにだって策が」

    勇者「盗みはいけないよ、仕方がないな、俺の金をやるからちゃんと買ってきなさい」

    「え?警察に突き出さないのか?」

    勇者「そのケーサツってのを俺はよく知らないんだ、だから、俺のやり方で君を正す」

    16 = 1 :

    「……よくわからない奴だな、お前、変な格好だし」

    勇者「異世界の人間だしな、ほら、金やるからちゃんと払ってきなさい」

    「う、うん」チャラッ

    「………」(ゴールド、日本円じゃないよ)

    「んじゃこれはァァァァーーーーッ!!なめてんのかてめえ!!」

    勇者「なに!?それは正真正銘ちゃんとした金だぞ!!」

    「てめえ頭おかしいのか!?こんなおもちゃでリンゴが買えりゃあホームレスしてねえよ!!」

    17 :

    ゴールドって金で作ってそうだから価値がありそうだ

    18 = 1 :

    勇者「お、おもちゃだと!!貴様ぁぁ!!お金は大事にしなさいって王様から言われなかったのか!?」

    「何だよ王様って!!普通親からだろ!てめえ恰好だけじゃなく頭をファンタジーか!!」

    勇者「もう許さん!名乗れ!!たたっ斬ってやる!!」

    「あたしか!?あたしは佐倉杏子ってんだ!冥土の土産に持っていきやがれ!!」

    勇者「…お、あのピンクと青い髪は、今朝の女の子たちか?」

    杏子「聞いてんのかてめえ!!」

    勇者「ふん!命拾いしたな!!用事が出来た!!じゃあな!」ダダダダッ

    勇者は にげだした!

    杏子「おい!待てよ!!」

    杏子「なんだったんだ……あの野郎」

    19 = 1 :

    勇者「おい!!」

    杏子「うわあ!まだいたのかアンタ!!」

    勇者「もう盗みはするなよ!そんなことして手に入れても美味くないぞ!!」

    杏子「うっせえ!!早く行けバカ!!」

    勇者「言われなくても行くよ!じゃあな!!」ダダダダ

    杏子「…なんだよ、仕方がないじゃんか………」



    さやか「まどか、あのCDショップ寄っていい?」

    まどか「うん、いいよ」

    勇者「俺も同行させてもらってもいいかな」

    さやか「ぬわーーーーーーーっ!!またお前か!!」

    まどか「よく会いますね」

    20 = 1 :

    勇者「その、シーディーショップ?ってやつに俺も一緒に行かせてもらうよ」

    さやか「ちょ!ふざけんな!!」

    まどか「もういいじゃない、さやかちゃん」

    さやか「ま、まどかちゃん!!」

    まどか「ここまで来たらさ、もう運命だよ」

    勇者「そうそう、運命」

    さやか「うるさい!バーカ!バーカ!!」



    勇者「何これ?」

    まどか「これですか?これはヘッドフォンっていって、頭にかけてこうやって」

    勇者「かけられない」

    まどか「その兜を取らないと」

    21 = 1 :

    (助けて)

    まどか「!!」キュピキュピーン

    勇者「何今の声、精霊様?」

    (助けて、死にそう)

    まどか「こっちから……!」

    勇者「行くのかい?」

    まどか「なんか、行かなくちゃって感じがするの」

    勇者「ついて行くよ、その方が心強いだろ?」

    まどか「じゃあ、お願いしますね!」ダッ

    22 = 1 :

    さやか「あれ?まどか?どこ行くんだろ、つーかあの鎧も一緒かよ、怪しすぎ」


    まどか「こっちかな?」

    勇者「あ、なんかいる!!」

    まどか「あなたなの?私を呼んだのは」

    「ハァハァ」

    まどか「この子、すごい怪我……!!」

    勇者「任せろ、かの者の傷を癒したまえ、ベホイミ!!」

    テロリロリロリン♪

    「ふぅ、ありがとう!鹿目まどか!!あと知らん鎧!!」

    23 :

    賢者「ワルプルギスの夜とは、妖精や悪魔が一同に介して騒ぎまくる日のことです」

    魔法使い「そして、別に不幸な事ではなく、むしろヨーロッパ圏ではごく自然的なイベントです。お祭りもやるんですよ」

    武闘家「日本で言うお盆、ですね。めでたいことなんです」

    僧侶「従って、ファウストのイメージでワルプルギスを語るなんて言語道断ですし」

    魔王「ましてや、いえ、なんでもありません、ただ認識として、お盆だと思ってください、お盆が来る……、と絶望してるラノベは滑稽でしょ」

    王様「いやまあ、地獄の蓋があくと考えればあるいは」

    24 = 1 :

    まどか「ど、どうして私の名前を!?」

    勇者「知らん鎧って……俺、勇者なのに」

    QB「僕の名前はQB!!ところで、僕の傷を治してくれたのは誰だい?」

    勇者「俺だよ、俺!!」

    QB「もしかして、今の魔法かい!?」

    勇者「魔法だよ!」

    QB「君は……魔法少女なのかい!!」

    勇者「誰が少女だ!?俺は勇者だ!!ラダトーム出身の勇者!!」

    25 = 1 :

    ほむら「そこまでよ、インキュベーター」

    勇者「うわ!出た!!」

    QB「暁美ほむら、また君かい」

    ほむら「まどかから離れなさい」

    勇者「貴様!ここで会ったが百年前!!」

    ほむら「なんであなたもいるの」

    勇者「俺が勇者だから……かな」

    ほむら「……インキュベーター、まどかから離れなさい!!」

    勇者「無視された、こんな気持ちを味わったのはせっかく話しかけた村人に『ここはガライの村です』と返された日以来だ」

    QB「わけがわからないよ」

    「QBから離れなさい、暁美ほむらさん」

    26 :

    この勇者は1の勇者なのか

    27 = 1 :

    勇者「おっぱいでっか!マイラのパフパフ娘とどっちが大きいかな」

    「なに!?出てきていきなり胸の話!?」

    QB「マミ!早く助けてよ!」

    マミ「暁美さん、今日はもう帰りなさい」

    ほむら「そういうわけにはいかないわ、まどかが……」

    マミ「鈍いわね、見逃してやるって言ってんのよ」

    29 = 1 :

    ほむら「……くっ」



    マミ「はじめまして、あなたが鹿目まどかさんね」

    まどか「どうして、私の名を……」

    マミ「QBから聞いたのよ」

    勇者「QB、それがこの魔物の名前か」

    QB「誰が魔物だい、鹿目まどか!僕、君にお願いがあるんだ!」

    まどか「お願い?」

    QB「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!!」

    30 = 1 :

    さやか「おーい、まどかぁー」

    まどか「あ、さやかちゃん!」

    勇者「いたんだ」

    さやか「いたんだ、じゃないよ!!」

    QB「君は……美樹さやかだね!」

    さやか「うわ何このナマモノ!!」

    QB「ナマモノ……」

    マミ「……しっ、QB、来たわよ」

    QB「うん、どうやらそのようだね、頼んだよマミ」

    まどか「え?何?なんなの?」

    勇者「まどか、さやか、下がってて」

    31 = 1 :

    マミ「あら?あなた、魔法少女じゃないのによくこの気配に気づいたわね」

    勇者「勇者を舐めんなぱふぱふ娘、こいつは何なんだ」

    マミ「ぱふぱふ娘……これは魔女よ」

    勇者「魔女?魔物か?」

    マミ「ま、ある意味近いわね!」

    まどか「な、なに?ここはどこ?」

    QB「魔女の結界だよ」

    さやか「結界?」

    32 = 1 :

    QB「来たよ!マミ!!」

    「ウボァー」

    勇者「なんだこのヒゲ!!」

    マミ「こいつが魔女よ勇者さん!!」

    勇者「魔『女』なのにヒゲとはようわからん奴だな!!」

    マミ「そこらにうじゃうじゃいるわよ!!」パンパン!

    勇者「うお!?なんだその武器、見たことないぞ!!」

    マミ「銃っていうのよ、知らないの!?」

    勇者「知らん!へぇー銃っていうのか、剣と違って遠くの敵も攻撃できるのか」

    33 = 1 :

    マミ「ぼうっとしてないで!!近くに一匹いるわよ勇者さん!!」

    勇者「ン?もう斬ったぞ」

    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア」

    マミ「え?い、いつ……!?」

    勇者「おい!アンタこそぼうっとしてるんじゃない!伏せろ!ベギラマ!!」テロリロリン♪

    マミ「え?きゃあ!」

    「ヌワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」ボシュウ

    マミ「な、何?今の…雷?」

    34 = 17 :

    復活系魔法が使えないのがネックだな

    35 = 1 :

    勇者「こいつで最後だな!とりゃ!!」

    「ノォォォォォォォォォォ」ザシュッ

    マミ「つ、強い……あ、あなた、一体何者なの?」

    勇者「え?さっきも言っただろ?」

    勇者「俺は勇者!世界を正す者だ」



    さやか「なんなのあいつ!強いじゃない!!」

    まどか「ほんと!勇者って言ってたけど本当かもね!」

    QB(予想外だ、イレギュラーだ!いったいどこから現れた?一体彼は何者なんだ?)

    36 = 1 :

    ―――

    まどか「魔法少女、ですか」

    さやか「願い事を一つ叶える代わりに、魔女と闘う使命を負う……ですか」

    マミ「そう、とても危険な仕事よ」

    QB「その代わり、どんな願い事もひとつだけ叶えてあげられる、命をかけるにふさわしい願いを決めると良い」

    まどか「うーん……でも……」

    マミ「魔法少女っていうのがどんなのか、まだよくわからないのね」

    まどか「は、はい」

    マミ「なら、しばらく私の仕事を見学すると良いわ」

    さやか「魔法少女の見学会ですか!いいですね!」

    マミ「QBもそれでいい?」

    QB「僕は構わないよ」

    勇者「……………………」

    37 :

    面白い

    38 = 1 :

    ――帰り道

    勇者「なぁ、お前らさ、本当に魔法少女になるつもりか?」

    まどか「え?うーん……まだ分からないです」

    勇者「そうか……」

    まどか「私、叶えたい願い事とか、見つからないし」

    勇者「うーん……」

    さやか「あたしは……どうしようかなぁ」

    勇者「さやかは叶えたい願い事とか、あるのか?」

    さやか「うーん……あるっちゃあるんだけど、どうもねえー」

    勇者「やめておけ」

    さやか「え?」

    勇者「あのQBっての、どうにも胡散臭い、魔法少女になるのはやめておいた方がいい、たとえ叶えたい願いがあったとしてもだ」

    さやか「ど、どうしてそう言い切れるのよ」

    勇者「俺の勘が、そう告げている、いいか……叶えたい願いってのは、他の力を借りてまで叶えるものじゃない」

    さやか「意味がわからないよ」

    39 = 1 :

    勇者「お前、他人の為に自分の命をかけるつもりだろ」

    さやか「!!」

    勇者「お前のような目をした奴を、俺はたくさん見てきた、そいつらがどんな最期を送ったのかも、だから忠告してやれる、やめておけ」

    さやか「あんたに……」

    勇者「それは、ただの自己満足だぞ」

    さやか「あんたに!あたしの何がわかるって言うのよ!!」ダダダダッ

    まどか「さ、さやかちゃん!!ごめんなさい、私もここで失礼します!!」タタタタッ

    勇者「……ちょっと言い過ぎたかな、やれやれ、けど……あの子はちょっと危ない、かな」

    勇者「………忘れてた、宿はどうしよう?」

    40 :

    ベギラマがちゃんと雷魔法になってるのは評価する

    41 :

    追い付いた支援

    43 = 1 :

    ――病院

    まどか「上條君のお見舞いなのに、私も同行しちゃっていいの?」

    さやか「いいよいいよ!あいつも多い方が喜ぶし」

    勇者「なら俺も加わろうかな」

    さやか「~~ッ!……ふう、もう驚かないわよ」

    勇者「そうかい?」

    さやか「全く!あんたはダメだかんね!」

    勇者「えー?」

    まどか「…ねえさやかちゃん、勇者さん、ちょっと」

    さやか「何?まどか……あ!」

    勇者「お……こいつは」

    QB「グリーフシードだね」ピョコン

    44 :

    ヒゲ生えてるのは「使い魔」アントニー



    アボガドクリームラズベリー入りがかかったなすびにちょうちょの羽が生えたような怪物が「魔女」ゲルトルート


    無粋だが一応

    45 = 1 :

    さやか「うおっ!あんたいつの間に!?」

    まどか「QBはずっと私と一緒にいたよ?」

    さやか「気付かなかった…」

    勇者「お前QBには驚くんだな」

    さやか「うるさいわね!」

    QB「さやか、あまり大声を出しちゃいけない、このグリーフシードはもう孵化しそうだ、刺激を与えちゃいけないんだ」

    まどか「ど、どうしよう!」

    さやか「マミさんを呼ばなくちゃ……あ、でも番号もメアドも知らない……」

    勇者「俺いるからいいんじゃないかな」

    さやか「あたし!マミさん呼んでくる!!」ダッ

    勇者「……無視か、くそぅ」

    46 = 1 :

    まどか「私たちはどうしよう」

    勇者「んー、この卵が孵化しないよう見守っておくしかないんじゃないかな」

    まどか「そ、そうですね」

    QB「それが最善だろうね」

    勇者「……」

    まどか「……」

    勇者「………」

    まどか「……あの、勇者さん」

    勇者「何だい?」

    まどか「昨日は、すみませんでした」

    勇者「ああ、いいさ、俺も言い過ぎた、後で彼女にも謝っておくよ」

    47 = 1 :

    まどか「……さやかちゃんには、幼馴染がいるんです」

    勇者「へえ」

    まどか「その人、バイオリンの天才で、でも、事故で指が動かなくなって」

    勇者「バイオリンか……琴みたいなやつだったかな?たしか俺のいた世界にもあったような」

    まどか「それで、さやかちゃんはきっと」

    勇者「願い事として、その人の指を治してあげたいんだね」

    まどか「……多分」

    勇者「なるほどね……」

    48 :

    急ぐんだ・・・

    急ぐんだ!

    49 = 1 :

    QB「確かに、僕なら人の指を治すくらいわけないよ」

    勇者「うーむ……」

    まどか「でも、そのためにさやかちゃんが犠牲になるのは……」

    勇者「他人の為に命をかけるか、人間も魔物も、そこだけは変わらないんだよな」

    まどか「え?」

    勇者「いや、なんでもないよ」

    QB「まどか、もうグリーフシードが孵化しかけてる、危険だ」

    まどか「え?」

    QB「もうすぐ結界が張られる、大丈夫、マミならたどってこられるから」

    50 = 1 :

    まどか「きゃあ!」


    ――結界

    QB「まどか、先に進もう、この先にグリーフシードがある」

    勇者「まだ孵化はしてないんだな?」

    QB「それは、まだだろうね」

    まどか「でも、急いだ方がいいよね」

    QB「そうだね、こうなったらいつ孵化するかわからない」

    勇者「じゃあ行くか、途中の使い魔とやらは俺に任せろ」

    勇者(そういや、仲間を組むっての、俺やったことないや)


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