元スレ佐天「触ったものを好きな方向に飛ばせる能力かあ……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
53 = 1 :
次の日
プルルルル、ピッ
佐天「あ、もしもし初春?ちょっと今日気分悪いから休むわ……」
初春「えっ、だ、大丈夫ですか?熱あるんですか?」
佐天「い、いや、そんな大変な事じゃないから大丈夫だよ」
初春「そうですか?お大事にしてくださいね……」
佐天「う、うん。ありがとう」
初春「そういえば佐天さん、昨日コンビニがどうのって電話したのは何だったんですか?」
佐天「!? あ、あれはいやその……ほら、コンビニでおいしいスイーツ見つけたから電話したんだよ!だけど電池が切れちゃって!」
初春「そうだったんですかあ~。そういえば、気を付けてくださいね。昨日コンビニ強盗が出たんですよ」
佐天「!? そ、そうなんだあ~。ジャッジメントの仕事は大変だねえ!」
初春「なんか佐天さん、すごい慌ててません?」
佐天「そ、そんなことないって!きっと明日には学校行けるから、話はまたその時に!じゃあねっ!」
ピッ
初春「……?」
54 = 33 :
佐天さんが可愛いければなんでも
55 = 1 :
放課後、ジャッジメント支部
初春「……って感じで、なんか佐天さんの様子がおかしいんですよ」
黒子「そりゃあ、彼女だって気に病む事くらいありますわよ。」
黒子「佐天さんはそういう悩みは他人に言いたがりませんからねえ……」
黒子「ま、しばらくそっとしておいてあげるのがいいと思いますわ」
黒子「それより初春、コンビニ強盗の件で証言者は見つかりましたの?」
初春「あ、いえ……それが全然いなくて……」
バタン!
初春「!? あ、固法先輩、聞き込みご苦労様です……どうしたんですか?そんなに慌てて」
固法「目撃者、いたわ」
黒子「! どういう話でしたの?」
56 :
あ、あれー?公式的に御坂以外のレベル5の情報がそんなに出回ってる筈は……あれー……?
57 :
そんだけ演算能力高かったら人格違う気がす
58 = 1 :
固法「事件当時、たまたま通りを横切ってた人が、コンビニから出てくる女の子を見かけたって」
初春「女の子……?」
固法「そう、コンビニがあんなことになってるなんて知らずに通り過ぎたから、その時はなんとも思ってなかったらしいんだけど」
固法「その女の子、すごく慌てた様子だったみたいよ」
黒子「それで、どんな容姿だったんですの?」
固法「それが……」
固法「セーラー服で長い黒髪、頭に花の髪飾りをつけてたって」
黒子「そ、それって……」
初春「佐天さん……?」
>>56
そんなもんは知らん
59 = 1 :
佐天「はぁ……全然眠れない……」
佐天「私、これからどうなっちゃうのかな……」
佐天「! だ、だめよだめ!前向きに考えなきゃ!」
佐天「そう、私のやったことは強盗からコンビニを守ったとも言えるはず!」
佐天「ちょっと力有り余って、こ、こ、殺しちゃったけど、ちゃんと制御できれば人助けが出来るはずなのよ!」
ピンポーン
佐天「びくっ」
初春「佐天さーん?いますかー?」
佐天「う、初春……」
60 = 14 :
こまけぇこたぁ
61 = 1 :
俺の中の禁書は、禁書アニメ1期と超電磁砲アニメ1期だけです
こまけえ設定は知らん
佐天「そんな、大したことじゃないからお見舞いなんてよかったのに……白井さんまで」
初春「あはは、ま、まあ……いいじゃないですか、ねえ?白井さん?」
黒子「……」
佐天「どうしたんですか?白井さん?」
黒子「佐天さん、率直に聞きますけど」
初春(し、白井さん!)
黒子「昨日、コンビニ強盗に出くわしましたわね?」
佐天「えっ……」
62 = 1 :
佐天「あ、あの……」
黒子「あなたとよく似た人を見たと言う証言が出ていますの」
黒子「もちろん、ただ似た人というだけかもしれません」
黒子「だから、もし違うなら違うとおっしゃってくださいな」
佐天「あの、その……」
初春「ど、どうなんですか佐天さん……?あのコンビニにいたんですか?」
佐天「うっ、あ、あの……」
佐天「は、はい……い、いました……」
初春「な、なんで黙ってたんですか!そんな大事なこと!」
佐天「ち、違うよ!あれは私がやったんじゃない!」
黒子「そんなこと当たり前ですわ!で、もう一人の犯人の顔は見たんですの?」
佐天「えっ……?」
63 = 52 :
監視カメラ仕事しろ
64 = 22 :
黒子ひどい
65 :
ゴキブリのように動き回る佐天さん
66 = 1 :
>>63
死角だってあるさたぶんきっとおそらく
佐天「もう一人の犯人……?」
黒子「ですから、商品棚を吹き飛ばして強盗を殺した犯人ですの」
佐天「あっ……」
佐天(そ、そっか……気付くわけ、ないよね……)
佐天(でも、私が能力で殺した事に変わりはない……)
佐天(私だって知られたら……殺人罪……?)
初春「どうなんですか?見ましたか?」
佐天「あ、あのっ、その……」
佐天「一方通行さんがやってました……」
67 :
佐天さんが黒子に触ると美琴に向かって黒子が飛んでく能力だと思った
69 = 14 :
おいそれいろいろとヤバい
70 = 1 :
翌日放課後
??「ちょっと、そこの……一方通行さん?」
一方「ああん?またケンカか?今度は誰だ……って、ジャッジメント?」
黒子「ようやく見つけましたわ……」
黒子「一昨日の夕方、どこで何をしてらしたか教えていただけません?」
一方「あぁ?なんでだよ?」
黒子「その日、この近辺のコンビニに強盗が押し入りましたの」
黒子「ですがその強盗は、何物かに殺された。商品棚が吹き飛ばされ、下敷きになっていましたの」
黒子「あなたの能力なら、それが可能なはず。……いや、相手が撃った弾を跳ね返す事も可能……まさかもう一人も……」
一方「なにブツブツ言ってんだ」
黒子「それに、あなたがそのコンビニにいたという証言もありますの」
一方「はぁ?」
71 = 65 :
これでこの後黒子や美琴が問い詰めて逆ギレした佐天さんが殺しちゃって
一方さんまで倒して初春まで殺しちゃいましたとかいう展開じゃないよな?
72 :
サテンサン!
73 = 1 :
黒子「どうなんですの?アリバイを証明できるものはありますの?」
一方「夕方は別のコンビニに行ってたはずだ、缶コーヒーを買った。そこのコンビニの店員に聞けば分かる」
一方「あと、変な炎使いのバカがケンカ売ってきたから、そいつにも聞いてみりゃいい」
一方「ああ、それから……ベクトル使いの女にも会ったな。どいつも名前は知らねえから勝手に探してくれ」
黒子「えっ、ベクトル使いの女……?ベクトル能力で登録された能力者はあなただけのはず……」
一方「はぁ?何が登録されてるなんて知るかよ。俺は会ったんだ」
黒子「データバンクの不備……でしょうか……」
一方「……それより、俺がそのコンビニにいたなんて言ってんのは誰だよ?」
黒子「えっ?」
一方「明らかに俺はその場にいなかった。俺に罪をなすりつけようとしてるのは誰だって聞いてんだよ」
黒子「……!!」
74 = 65 :
黒子「ひとかたみちゆきさん?」
75 :
ウイハルーーーーーーー
76 :
あのAA
78 = 1 :
黒子(確かに、一方通行の言う事が事実だとすれば、佐天さんは嘘をついていた事に……一体何のために?)
黒子(そう、よく考えてみたら強盗に出くわした事を言わない理由がありませんわ……)
黒子(殺人の現場を見た事がショックだから、などど考えていましたが、今思うとなんだかつじつまが……)
黒子(いや、もしかしたら佐天さんが一方通行と似た人を見間違えただけかも……)
黒子(でも、こんな髪の白い人なんて目立つはず……)
黒子(まさか佐天さん……)
黒子「では、この辺で失礼いたしますわ」
一方「おいおい、俺の質問はどうなるんだよ」
シュン!
一方「チッ、テレポーターかよ……」
一方「あいつ、俺の能力が犯人に合致するみたいなこと言ってたな……」
一方「まさか、あのベクトル女が……」
79 = 1 :
ジャッジメント支部
シュン!
初春「うわっ!と、突然現れないで下さい白井さん!」
黒子「初春!佐天さんはどこですの!」
初春「佐天さんですか?ここにいたけど、ついさっき帰っちゃいましたよ」
黒子「そうなんですの……分かりましたわ!」
シュン!
初春「ど、どうしたのかな白井さん……あんなに急いで……」
初春「いつもはあんなにテレポートばっかり使ったりしないのに……」
初春「まさか、佐天さんの身に何か……」
80 = 65 :
ァがない一方さんだと
絹旗ちゃんも超普通なキレ方になっちゃいますね
82 = 1 :
帰り道
佐天「あんなウソついちゃって……最低だ、私……」
佐天「でも、もうどうすれば……こんな能力のせいで……」
一方「ようやく見つけたぜ……ベクトル女よぉ……」
佐天「!?」
一方「てめえだろ?コンビニ強盗を殺したのは」
佐天「い、一方通行さん!? ち、違います!私にあんな能力は……」
一方「とぼけても無駄だ……お前にも、こういう能力が……あるんだろ!」
ビュン!
佐天「い、石が飛んで……!」
キュイン!
佐天「あ、、、また弾いちゃった……」
一方「やっぱり、ベクトルを操ってるな。てめえは俺がレベル6になるにあたってジャマな存在みたいだ……」
一方「死んでもらうぜ!」
84 = 14 :
なん…だと…?
86 :
>い、一方通行さん
これ、いっぽうつうこうさんって呼んでないか?
88 = 1 :
ビュンビュンビュン!
一方「オラオラオラア!どんどん演算しなあ!ヒャッハッハッハ!」
佐天「た、大量に……きゃああああっ!」
キュインキュインキュイン!
一方「!? こいつ……演算せずに跳ね返してるのか?」
佐天「や、止めてください!なんでこんなことを……」
一方「なんでかって?ヒャッハッハ、教えてやろうか!」
一方「この俺様がレベル6に辿り着くためだよ!」
一方「そのために俺は今まで、あるレベル5能力者の体細胞クローンを9000人以上殺してきた……」
佐天「体細胞クローン!? きゅ、9000人!?」
佐天「そ、それだけの殺人をして平気でいられるなんてどうかしてます!」
89 :
一方通行はアクセルレータと読むらしいぜ
91 :
大江和那もそんな能力だったな
92 :
アクセルじゃねえ
アクセラだ
93 :
一方「てめえだって似たようなもんさ、罪から逃れたくて平気でウソをついたんだろ?」
佐天「そ、それは……」
一方「同じ能力を持つ俺に罪を被せようとした。てめえだって同じなのさ」
一方「いつだって自分が中心だ。他人なんざどうなっても関係ねえ」
一方「俺は最強になるためなら手段なんか選ばねえ!誰が何人死のうが何とも思わねえんだよ!」
一方「俺と同じ能力を持つお前を殺せば、何か新しいものに目覚められるかもしれない……」
一方「死ねえ!」
メキメキメキメキ……
佐天「きゃっ、じ、地面が崩れ……」
佐天「か、体をあっち側に飛ばして逃げる!」
ビュン!
94 :
何かキャラがぶれてるがおもしろいので期待
95 = 65 :
いっぽうつうこうさんwwwwwwwww
96 = 1 :
一方「な、なにぃ!?こっちに向かって……」
佐天「あっ、ほ、方向を間違えた!と、止まって……」
一方「チッ、受け止めるしか……」
ドン!
佐天「う、う……」
一方「ぐっ、て、てめえ……俺の能力で跳ね返せないだと……」
佐天「だめです……そんなの、だめです!!」
ガシッ!
一方「お、俺の頭を掴んで……何する気だ……」
佐天「自分のためなら誰でも死んでいいなんて、間違ってる!」
佐天「考えを、直してください!!!」
一方「な、なんだこれは……」
97 = 89 :
半年くらい前に原作3巻まで読んだけど今もいっぽうつうこうさんと読んでるぜ俺は
98 :
サテンサンレベル5だろこれw
99 = 93 :
キュイイイイイイイイン
一方(こ、こいつ……俺の脳回路のベクトルを変えて……)
佐天「そんなの、だめです!私も自首します!だからあなたも……」
一方「う、ぐ、、、ぐ、、」
佐天「それがあなたを救う道なんです!」
一方(脳回路?違う、そんな単純なもんじゃない……)
一方(俺の中の考えが、どんどん変わって行く……なんだこれは……!)
佐天「考えを、正しい方向に!」
一方(人は誰でも、何か一つの方向に向けた信念を持つ……)
一方(自分のためなら誰でも殺す、それが俺の信念だった……)
一方(それが、どんどん、変わって……いく……)
一方(こいつ、俺の”信念のベクトル”を逆向きにしてやがる!)
一方「う、ぐ、ぐああああああああ!!」
キュイン!
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