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元スレ千秋「このニート野郎」

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>>1
代行乙
――とある朝
チュンチュン、チュンチュン
『夏奈、朝ごはん出来てるわよー。早く起きなさいー』
夏奈「ん・・・」
夏奈「んん・・・・・」
夏奈「・・・・・・・・ふぁ~・・・」 チラッ
夏奈「・・・何だよもう・・・まだ朝の7時じゃないかー・・・」 ボーッ
代行乙
――とある朝
チュンチュン、チュンチュン
『夏奈、朝ごはん出来てるわよー。早く起きなさいー』
夏奈「ん・・・」
夏奈「んん・・・・・」
夏奈「・・・・・・・・ふぁ~・・・」 チラッ
夏奈「・・・何だよもう・・・まだ朝の7時じゃないかー・・・」 ボーッ
もしもwwwwwwwww
生まれ変わってもwwwwwwww
またわーwwwwwwwwwww
たしに生まれたいwwwwwwwwww
生まれ変わってもwwwwwwww
またわーwwwwwwwwwww
たしに生まれたいwwwwwwwwww
夏奈「もうちょっと寝させてよ・・・むにゃむにゃ・・・」 ボーッ
ガバッ
千秋「何がもうちょっとだ、このニート野郎」
夏奈「うぅ、寒いよ千秋ー」 ブルブル
千秋「いいから早く起きなさいよ」 ガシッ
夏奈「・・・・んん・・・」 ボーッ
――台所
春香「あら夏奈おはよう」
夏奈「・・・ああ・・・おはよう春香・・」 ボーッ
春香「まだ眠たそうね、昨日も徹夜でゲームしてたの?」
夏奈「うん・・・あまりにボスが強くて、ちょっと熱中してたらいつのまにか寝てたみたい・・・」 ボーッ
春香「あらそうなの。ところでバイトは見つかった?」
夏奈「いやまだだよ・・・・今日探すよ・・・ふぁ~」
春香「そう、早く見つかるといいわね」
ガチャガチャ
千秋「どうせ夏奈はバイトなんて探す気ないんだろ」 モグモグ
夏奈「あ、あるよ!私だって早く働きたいんだから」
千秋「にしては毎日グータラしてるよな、いつまでも春香姉さまに面倒見させるなよな」 モグモグ
夏奈「なんだ千秋、今朝はやけに挑発的じゃないか。私とやろうってのか?」 シュッシュ シュッシュ
千秋「ああ望むところだ、かかってこい馬鹿野郎、いやニート野郎」 スッ
夏奈「・・・・・」
千秋「・・・・・」
夏奈「とぅ!」 ガシッ
千秋「あぁ、ふじおかに何をする気だ」
夏奈「こいつは人質にさせてもらおうか。返して欲しければさっき言ったことを謝るのだ、ふっふっふ」
千秋「うー、この卑怯者め」 ガバッ
夏奈「甘い甘い」 サッ
夏奈「千秋ももう高校生だってのに、まだこんな子供っぽいぬいぐるみを大事にしてるのか」 ギューッ
夏奈「意外とお子様なんだな」 ギューッ
千秋「大きなお世話だ馬鹿野郎、ふじおかの手足を引っ張るな。かえせー」 ジタバタ
夏奈「嫌だよーだ、ほらさっさと謝りたまえ」
ガシーン
夏奈「うっ」
千秋「ああっ」
春香「喧嘩はやめて早く朝ごはん食べなさい」
夏奈&千秋「は、はい」
モグモグ
春香「あっ」
春香「やだもうこんな時間、急がないとパート遅刻しちゃうわ・・・」
春香「それじゃ二人とも私行ってくるからね」
夏奈「行ってらっしゃい」 モグモグ
千秋「行ってらっしゃいませ春香姉さま」
春香「千秋ちょっときて」
千秋「はい?」
春香「今日も一日頑張ってね。ちゅっ」
千秋「・・・///」
千秋「はい春香姉さま///」 ポッ
夏奈「・・・」 ジー
春香「それじゃ行ってきまーす」
タッタッタ
夏奈「春香も毎日大変だなー」 モグモグ
千秋「夏奈も少しは春香姉さまを見習いなさいよ」 モグモグ
千秋「私達の面倒を見るために大学に行かずに、スーパーでパートしてお金を稼いでくれてるんだから」
夏奈「うんうん、本当に偉いなー春香は」 モグモグ
千秋「それに比べてお前はいつまで春香姉さまに心配かけるんだよ」
千秋「大体お前は高校卒業してからこの数カ月、大学に行くわけでもなく、仕事に就くわけでもなく毎日家でゴロゴロしてばかりだな」
千秋「お前には何かやりたいことや夢はないのかよ」
夏奈「むむっ」
夏奈「私だって夢ぐらいあるさ」
千秋「ほう、じゃあどんな夢があるのか言ってみなさいよ」
夏奈「ずばり漫画家さ」
夏奈「大好きな漫画を描いて大金持ちになるのが私の夢なのだ」
千秋「じゃあお前はその夢に対して何か努力をしているのか?」
夏奈「ああ、してるとも。毎日漫画を読んで勉強しているさ」
千秋「・・・」
千秋「お前もうアレだな。まあいいや、聞いた私が馬鹿だったよ。私はお前に付き合ってるほど暇ではないよ」 ガタッ
夏奈「なんだもう行っちゃうのかー。一人は寂しいよー」
千秋「甘えるな馬鹿野郎、それじゃあ行ってきます」
夏奈「千秋ちょっと」
千秋「なんだよ?早くしないと待ち合わせに遅れるよ」
ガシッ
夏奈「ちゅー、ちゅー」
千秋「うわ、何をする馬鹿野郎。はーなーせー」 ジタバタ
ポコポコ
夏奈「痛いなあ、何も殴ることないだろー」
千秋「ふんっ」
バタンッ
夏奈「・・・」
夏奈「あーまた家で独りぼっちだよ。今日は何して時間潰そうかな」
――バス停
内田「あ、千秋が来たよ!」
吉野「本当だね」
内田「おはよう千秋!」
吉野「千秋おはよう」
千秋「二人ともおはよう。すまない、ちょっと夏奈の馬鹿野郎のせいで遅くなってしまった」
吉野「私たちも今来たところだから全然大丈夫だよ」
千秋「そうか。ならいいんだが」
ブルルルルルン
内田「あ、バスきたよ!」
――バスの中
ザワザワザワ
内田「なんか段々寒くなるねぇ」 ブルブル
吉野「本当だね。今朝はさすがに起きるの辛かったよ」 ブルブル
千秋「・・・」 ボーッ
『おい、あの子可愛いくね?』
『どの子だよ、右の子?真ん中の子?』
『いや確かにその子達も可愛いけど、俺が言ってるのは一番左に座って窓の外を眺めてる子だよ』
『どれだよ・・・・ああ、あれ3組の南さんだろ?』
『何お前あの子知ってるの?』
『知ってるも何も俺達の学年、いや校内全体でもかなり可愛いって噂の南さんだろ』
ヒソヒソ
千秋「ん?」 チラッ
『うわ、やべえ目があったし///』
『お前何照れてんの』
内田「ねえ、あの前の男の子達さっきから千秋の事見てない??」
吉野「うん見てる見てる」
千秋「あれは私に喧嘩でも売ってるのか?」
内田「いやそうじゃなくて、千秋が可愛いから見てるんじゃないかな」
千秋「なんだそれは、くだらないな」
吉野「千秋先週も隣のクラスの男子に告白されてたもんね」
千秋「え、私告白なんてされたのか?」
内田「え!?学校の男子に呼び出されて好きとか言われてたでしょ?覚えてないの?」
千秋「・・・なんだ、あれが告白だったのか」
千秋「全然知らない人間から好きと言われてもどうしようもないから、ていねいに論破して突き返してやったが」
内田「うわぁその男の子かわいそう・・・」
千秋「・・・ん?」
吉野「だから今まで千秋にフられて泣いてる男子が多かったんだね」
内田「うーん」 ジー
千秋「なんだ内田?」 チラッ
内田「千秋どんどん春香ちゃんに似てきてるからそりゃモテるはずだなーって思ってね」
千秋「ほう、春香姉さまに似てるなんて最高のほめ言葉だな。苦しうない、もっと言ってくれ」 ニッコリ
内田「ははー。ありがたきお言葉です、姫」 ペコリ
千秋「おい、姫はもう辞めろ」
吉野「ふふふ」
――高校
ガヤガヤガヤ
内田「ふぅ・・・教室はあったかいねー」
吉野「ねー」
冬馬「おっす!」 トンッ
内田「うわ!」 ビクッ
内田「もう冬馬か・・・ビックリするじゃん」 ドキドキ
冬馬「悪い悪い。はぁはぁ・・・サッカー部の朝練が少し長引いちゃって・・・ギリギリ間に合ったぜ」 ハァハァ
吉野「冬馬おはよう、すごい汗だね。シャツだけでも着がえたら?」
冬馬「おう、そうだな。よいしょ・・・」 ヌギヌギ
内田「と、冬馬!男子もいるんだからトイレで着がえてきなよ・・・///」 カーッ
冬馬「もう面倒くさいなー、じゃあちょっと行ってくるぜ」 タッタッタ
ガラッ
冬馬「お、よう千秋」
千秋「よう冬馬。そんなに焦ってどうした?」
冬馬「ちょっと着がえてくるんだよ、じゃな」 サッ
千秋「朝からせわしい奴だな」
――――昼休み
キーンコーンカーンコーン
ガヤガヤ
ガラッ
冬馬「おい弁当食べようぜー」
吉野「あら冬馬、今日はファンクラブの子と一緒に食べないの?」 ニヤニヤ
冬馬「お前なぁ、茶化すなよー。俺は別に好きであいつらと弁当食べてるんじゃないんだぞ」
内田「はは、冬馬は高校生になっても女子にモテモテだね」
『ねぇねぇやっぱり可愛いよね・・・』
『うん超可愛い、はあ・・・憧れるなー。私もMAKOちゃんみたいに可愛くなりたいなー』
『うんうん』
『ねぇ内田、このMAKOちゃん可愛いよね?』 サッ
内田「え?んー?どれどれ・・・」 ジー
内田「うわ・・・このワンピース着たMAKOちゃん色っぽいね!」
吉野「どれどれ?見せて見せて」 ジー
吉野「あ、本当だー、セクシーだね」
ワイワイ
千秋「・・・」 モグモグ
千秋「なあ冬馬」
冬馬「ん?」 モグモグ
千秋「MAKOちゃんって今そんなに人気なのか?」
冬馬「ぶっ!」
冬馬「み、みたいだな・・・、うちのクラスの女子もいつもMAKOちゃんの話してるぜ」 アセアセ
千秋「そうかそうか、MAKOちゃんも色々と頑張ってるんだな」 モグモグ
冬馬「う、うん・・・」
≪カリスマ読者モデルMAKOの秋冬コレクション≫
彼女達が見ている雑誌には大きくそのような見出しが載っていた
そう、マコちゃんことMAKOは今や女子中高生のカリスマ的存在にまでなっているのであった。
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