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    元スレ宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - フルメタルパニック + - 勇次郎 + - 宗介 + - 相良 + - 美琴 + - 花沢 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 1 :

    すみません番号キニシナイでください
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    宗介「か、完璧だ」

     以前隊にいた時にこんな会話があった。

    マオ((――そんでね。あんまりにもしつこいから私はその男の前で電話するフリしたのよ
        『もしもし?ベン?今日も寂しいから●●●に●●●●してぇ~』みたいなことをね
        そしたらその男泣いて逃げて行ったわ。どうよこの話?))

    クルツ((うわっ!ひっでぇ!))

    ヤン((ぷぷぷっ……最高っす!))

    マオ((要はね、ビッチになりゃいいのよ。そうすりゃ私に変な幻想抱いてる男は失望して逃げていく
        我ながら完璧な作戦ね))

     あの時は半信半疑であったがこうも効果があるとは……!

    宗介「やったな御坂、これで君のストーカーは――御坂……?」

    102 = 87 :

    戦士として完璧な軍曹が色恋沙汰までマスターしたら一体どうなってしまうんです?

    103 = 17 :

    他人をビッチにしちゃダメです軍曹殿

    104 :

    あらやだ面白い。支援

    106 = 83 :

    >>102
    少なくとも後100万年はそうならないから安心するんだ

    107 = 1 :

     おかしい。御坂は下を向いたままワナワナと震えている。
     昨日気づいたことだが、御坂美琴という少女はどこか千鳥かなめと似ている――同類と言ってもいいかもしれない
     そして千鳥かなめが怒っている時の“溜め”の仕草はだいたいこういうものであった。

     千鳥かなめの場合、この後、目視出来ないスピードでハリセンが飛んでくるのだが
     発電能力者のレベル5である御坂美琴は……

               ・ ・
    美琴「乙女の尊厳2つも奪っておいて何ドヤ顔してんじゃお前はぁぁぁあああああああああああああああ!!」

    108 = 1 :

     ……効いた。死なない程度に手加減はしているだろうがそれでも電気銃並の電気をもらった
     少し気絶していただろうか?街のど真ん中で倒れているのはわかる。だが動けない。
     美琴は美琴で、さっきの少年を追ったのか、ここにはもういない。

    宗介(しかし……)
                ・ ・
    美琴((乙女の尊厳2つも奪っておいて何ドヤ顔してんじゃお前はぁぁぁあああああああああああああああ!!))

    宗介(…2つ?)

    宗介(しかしマズイな……護衛の最中にはぐれてしまった)

     きっと待機していたアルが動いているだろう……断言できる
     事前に相談したわけではないがアイツはアイツでそれぐらいの判断力はある。

    宗介(だが…今は“身体”が車のあいつに出来る護衛なんてたかが知れてる……
        早く俺が動かないと……)

    ???「痺れが残っているのでまだ動かないで下さい……」

     宗介の目の前に1人の少女が屈んでいた。

    宗介(……?誰だ?)

    ???「……とミサカは名も知らぬ少年に命令します」

     目線を落とすと、太ももの間から縞模様の下着が視線に飛び込んできた。
     それと同時に宗介は再び気を失った。

    109 = 52 :

    乙女かよ

    110 = 93 :

    正直美琴は泣いてもいいと思う

    111 = 87 :

    乙女ね
    ああ乙女ですよね

    112 :

    この御坂なら千鳥かなめと三日三晩酒を飲める

    113 = 1 :

     目を覚ますとそこは病室だった。

    宗介「クソっ!あの後気絶したのか!通信機は!?」

     案外近くに置いてあった荷物から通信機を取り、アルに連絡をする。

    アル《無様ですね》

    宗介「そういうのは後にしろ……御坂は大丈夫か?」

    アル《ええ。問題ありません
        強いて言えば先ほどの少年の誤解を解く作業に悪戦苦闘していました》

    宗介「やつはストーカーじゃなかったのか……」

     コンコン……と不意にノックが響いた。宗介の病室の扉からだ。

    ???「よろしいでしょうか?」

     少女の声だ。どこかで聞いたことがある声だが気のせいだろうか?

    宗介「開いている」

    ???「失礼します……とミサカは礼儀正しく入室します」

    宗介「なっ!?」

    115 = 1 :

     宗介の目の前には、お茶の乗ったトレイを持つ御坂美琴がいた。

    宗介「み、御坂……!?君が何故ここに?」

    ミサカ「!!……お姉様のお知り合いでしたか。とミサカは自身の行いに後悔しつつ打開策を思案します」

     お姉様?こいつは御坂美琴の妹なのか?
     ――いや違う。御坂美琴の経歴には目を通したが妹なんてものは存在しない。

     それに目の前の『ミサカ』と名乗る少女は何から何まで異様だった。
     まず体幹が不気味なぐらい安定している。そして仕草の1つ1つにまるで隙が無い。
     目の前の少女は御坂美琴のような平和な世界に身を置いていては仕上がらない完成度をしている。

    宗介(こいつは……むしろ俺の知ってる世界の――)

     そう断定した宗介の行動は早い。素早くナイフを取り出しミサカと名乗る少女に肉迫。
     痺れが残っているのか多少動きにキレが戻ってないが――問題無い。

    116 = 17 :

    軍曹空回りしてるなw

    117 = 104 :

    まぁ軍曹だしなwww

    118 = 1 :

     ――!?
     
     視界には病院の天井が広がる。一体自分は何をしたのだろうか?

    宗介(確か俺は“ミサカ”の腕を取ろうとして――)

     思い出した。ミサカの手首を掴んだ途端、逆に投げられたのだ。
     その人間離れした体術に全く対応できなかった。まともに受け身も取れずに頭から落ちたらしい。
     ミサカはと言うと――右手でトレイを器用に支えて目を丸くしている。お茶は一切こぼれていない。
     

    ミサカ「な、何するんですか?……とミサカは警戒しつつ尋ねます」


     どうやら向こうに交戦の意思は無いようだ。拘束して尋問するつもりだったが
     手負いの今は分が悪いようだ。


    宗介「お前は一体何者だ……?何故御坂美琴になりすましている?」

    ミサカ「み、ミサカは……」


     ミサカと名乗る少女は、初めて少女らしい感情のある表情を浮かべた
     ――罰が悪いと言った様子だろうか?ひどく狼狽している。


    ミサカ「あ、あなたの素性が分からない以上、お答えできません――とミサカは回答します」

    119 = 93 :

    御坂妹つええ

    120 = 1 :

    ミサカ「逆にミサカから質問をします
         あなたは傭兵ですか?――とミサカは自己の見解を吐露します」

    宗介「……答える義務は無いな」

    ミサカ「では、更なるミサカの見解を述べます
        あなたはソ連出身ですね?――とミサカはかなりの自信を持って問いかけます」

    宗介「……!?」

    ミサカ「先ほどの動きはソ連の暗殺術と酷似している点がいくつかありました――とミサカは捕捉説明します
         ただ正規軍ではないようです、あなたの動きは正規軍というよりはゲリラ兵に近いです。
         ミサカの鼻腔に伝わる硝煙の臭いからすると――得意分野は爆破でしょうか?とミサカは曖昧な質問を投げかけます」

    宗介「なっ…」

    121 = 62 :

    見透かされてるww

    122 = 1 :

     ミサカが連ねる宗介の特徴は、当たらずしも遠からずと行ったところだろうか
     恐るべき分析能力だ。たったこれだけのやり取りでここまでわかるものなのだろうか?

    ミサカ「そして何より得意なのが……ASですね?無駄な筋肉がついていない長い手足、細い体とは対照的にがっちりした首回り
         異常に厚い手首や肘の肩の皮――どれも熟練したAS乗りの特徴です……とミサカは今度は確信を持って問いかけます」

    宗介「お前は一体――何ものなんだ?」

    ミサカ「……何ものなのでしょう?ミサカにもわかりません
        強いて言えば……ミサカ達は今それを見つけている最中です」

    宗介「……?」

    ミサカ「そんなことより……お茶にしませんか?とミサカは場の雰囲気を和ませることを試みます」

    宗介「俺への尋問はいいのか?」

     自分は何を言っているのだろう?本来ならばこちらから尋問しなくてはいけないのに
     何故か目の前の少女にはペースを奪われてしまう

    ミサカ「割とどうでもいいです――あなたはそんなに悪い人には見えないので
         それよりASの話を聞かせてくれませんか?とミサカはあなたへお願いします」

    宗介「ASの?そんな話に興味があるのか?」

    ミサカ「はい。知識は豊富なのですが……実際に載ったことはありませんので
         ――とミサカは自己のニワカっぷりをアピールしてみます」

    123 = 104 :

    軍曹さんペース飲まれてますがな

    124 = 32 :

    そうか、寮監が林水先輩だったように
    御坂妹は風間くんかw

    125 = 1 :

     ヤバい……怒りにまかせてビリビリさせたままあの馬鹿護衛を放置したままであった。
     “あの馬鹿”の誤解を解いた後、ついうっかり特売にまで付き合ってしまった。

    美琴「出来るものならここいらであの馬鹿の家に行って料理の1つでも振る舞いたかったけど……」

     買い物も終わったところであの馬鹿護衛のことを思い出してしまったのだ。
     ここがビリビリした現場だが……

    美琴「やっぱいないわね……ってアレは初春さん?」

     黒子と同じジャッジメントの初春飾利が何やら物騒な顔をして佇んでいた。

    初春「あっ!御坂さーん!戻ってきたんですね」

    美琴「???」

    初春「ちゃんと彼を病院へ送りましたか?彼大丈夫そうです?」

     話がイマイチ読めない。

    美琴「え~っと……何かあったの?」

    初春「も~さっき説明したじゃないですか~
        男子高校生がエレクトロマスターと思わしき能力者から攻撃を受けて気絶していたんですよ~」

    美琴「へ、へぇ~……」

    127 = 1 :

    初春「で、通報があった場所に駆けつけてみたら御坂さんがその高校生を病院に連れて行くところだったんで
        被害者本人への調査はあきらめてサボろう――じゃなくて聞き込みでもしようかな~なんて……」

    美琴「ちょ…ちょっと待って!?」

    初春「さ、サボろうとしてませんよ!?」

    美琴「違う!その前!私が送ったってとこ!」

    初春「ええ!?……いつものあの病院へ送っていくって御坂さんが言ったじゃないですか
        ――って御坂さん!?急に走ってどこ行くんですか!?」

    美琴「ちょ…ちょっと急用思い出した!ありがとう初春さん!」


     さ、最悪だ。あの馬鹿護衛はよりによって“あの娘達の誰か”に介抱されたのか
     早くあの馬鹿護衛が目覚める前にあの娘を遠ざけないと――後々厄介なことになりそうだ

    128 = 32 :

    もう遅いですw

    129 = 4 :

    普通に面白いんですけど

    130 = 1 :

    美琴「ああもう!こっからだと車使わないと遠いじゃないの!」

     ブッブー!と突然のクラクションに美琴が振り返る。
     そこにはバカでかいスポーツカーが停まっており、一人でに助手席の扉が開いた。

    アル《おめでとうございます。あなたは私が走り初めてから10000人目のすれ違った通行人です
        記念にどこへでも送って差し上げましょう》

    美琴「自動操縦のトランザム!?つーか何よその胡散臭すぎるキャンペーン!?」

    アル《胡散臭くなどありません。どうです?乗りますか?乗りませんか?》

    美琴「口答えするなんて高性能なAIね。いいわよ乗ってあげるわよ!
        第七学区の病院まで至急!マッハよマッハ!」


    アル《ラージャ。マッハは無理ですが》

    131 = 83 :

    ナチュラルに融合しとるな

    133 = 1 :

    美琴「着いた!全速力ありがとうトランザムさん」

    アル《ネガティヴ。私の名前はトランザムではなく、アルです。以後お見知りおきを》

    美琴「???…とにかくありがとうアル!」

     全力で病院へ駆け込む。病院のロビーには見知った顔の医者がコーヒーを飲んで休憩していた。

    美琴「ゲコ……じゃなくてお医者さん!お久しぶりです!」

    冥土返し「やあ遅かったね?相良宗介くんだろ?」

    美琴「そう!そいつ!そいつ何号室?」

    冥土返し「123号だよ。いやーびっくりしたんだよ?感電した患者を一万きゅ――」


    美琴「123ね!?ありがとう!」



     ―123号室・相良宗介―

    美琴「ここね!!」

     美琴は勢いよく扉を開けた。
     ――そこには、信じられない光景が広がっていた。

    134 = 1 :

    ミサカ「それなら……完全に第三世代の方が有利なのでは?
        とミサカは率直な疑問を投げかけます」

    宗介「いや、そうとも言い切れない。完全電気駆動の第三世代ASと違い
        動力のトルクを伝える『流体継手』を持つ第二世代ASは単純な腕相撲では第三世代に勝る」

    ミサカ「しかしそれは実戦には何の役も立たないのでは?――とミサカは的確な突っ込みを入れます」

    宗介「ものは考えようだ。例えば大規模な荷重がサベージとM9にかかったらどうなると思う?
        落石でも建物の倒壊でもなんでもいい」

    ミサカ「……屁理屈です。仮に大荷重を持ちあげられたとしても
        装甲のスペックはM9に利があるのでその戦術では落石自身のダメージでサベージがお陀仏です
        とミサカはそのナンセンスな戦術を批判します」

    宗介「確かに装甲のスペックはM9の方が上だ。しかしそれはあくまで耐弾性能に関する話だ。
        M9の電磁筋肉は超アラミド繊維のような構造を持つことで防弾ベストのような機能を有しているが
        複雑な人型骨格では建造物として考えると案外脆い一面がある。
        その点、あのずんぐりむっくりな流線形のボディであるサベージは、単純に建造物として堅牢だ」

     美琴が病室を開けると、何ともまあマニアックな話が繰り広げられているではないか。 

    美琴「何なの……この和みよう?」

    136 = 87 :

    いやなかなかどうして素晴らしい会話ではないか

    137 = 1 :

     まだ出会って二日だが、この馬鹿護衛がこんなに流も暢に喋るとは思っていなかった。
     自分のクローン……妹にしても同じだ。あの子達の目ってのはこんなにも生き生きしていただろうか?

    ミサカ「あなたのASの知識量には感服します。
         まだロールアウトされていないM9についてまで詳しいなんて驚きです
         とミサカは羨望の眼差しであなたを見つめます」

    宗介「……技術誌と専門誌を読み漁ってるのでな。ハリス社の『アームスレイブ・マンスリー』は購読を勧める。
        それに君の知識にも感心した。まさかロックウェル社のMSO-12の開発秘話が聞けるとは」 

    ミサカ「あ、それについてはまだ少し情報が
         実はジオトロン社とロス&ハンブルトン社も操縦システム開発に動きが――」

    宗介「な、何!?ジオトロン社はここ最近おとなしかったがまさか――」


    美琴「い・い・加・減・に・しろぉおおおおおおおおおおおお」


    宗介・ミサカ「「!!?」」

    138 = 32 :

    妹さん、機密情報漏らしてそうなんですけどw

    139 = 1 :

    美琴「なにシカトぶっこいてオタッキーな会話繰り広げてるのアンタらは!?
        私を無視すんじゃねーっつーの!!」

    宗介「み、御坂か!?」

     確かに盛り上がりすぎた。何をやっているのだ俺は
     この怪しすぎるミサカに尋問する前にまずは会話によって打ち解けようとしたのだが……

    ミサカ「お、お姉様……申し訳ありません。その…み、ミサカは……」

     ミサカは明らかに狼狽し、上目遣いで美琴に謝っている。

    美琴「う、うん?な、何か今日はしおらしいわねアンタ……調子狂うじゃないの」

    140 = 20 :

    美琴の台詞が雪野五月で再生される不思議

    141 = 1 :


    宗介「ま、待て御坂!このミサカは本当に君の妹なのか!?
        君に妹などいなかったはずでは――」

    美琴「い、妹と言えば妹よ。訳はちゃんと話すから……その……何て言えばいいか」

    ミサカ「み、ミサカは退室します。本日やることがあるので……とミサカは逃げるように病室を後にします」

     そう言ってミサカはとぼとぼと退室する。その姿は隙だらけであり
     どう見ても普通の女の子だった。

    宗介「ま、待てミサカ!」

    ミサカ「?」

    宗介「礼と謝罪をしていなかった。病院の件、助かった。
        そして先ほどの無礼を謝罪する」

    ミサカ「いえ、ミサカも無礼はしましたし……ASの話、楽しかったです
        ……とミサカは率直な感想を述べます」

    宗介「ああ、俺も楽しかった。まだ話足りないぐらいだ。また機会があれば」

    ミサカ「……はい」

    美琴「ちょっと待って!
        アンタ……“何番”?」


    19090号「み、ミサカは……19090号です」

    142 = 17 :

    おお!ダイエットミサカとは珍しい

    143 = 32 :

    恐怖感情の子か

    144 = 1 :

    美琴「そう……ごめんね。見た目では他の子と見分けつかないや」

    19090号「それが普通です、とミサカは――」


    美琴「でも……これからアンタだけは見分けつくかも」

     御坂がミサカに微笑む。
     退出した時のミサカはさっきまでの狼狽していた様子は消えていた。


    美琴「さて、アンタには何て話せばいいのかしら……?」


    宗介「やはり……妹ではないのか?」

                              ・ ・ ・ ・ ・
    美琴「妹と言えば妹よ。あの子――ううん、あの子たちの呼び方は“妹達”」

    145 :

    燃えるワン・マン・フォース面白いよなwwww
    しかしこの再現度・・・・・アルの宗介に対する愛ある叱咤に若干ウィットが足りないことを除けば完璧だな

    146 :

    これは面白い

    147 = 1 :

     耳を疑うような話だ。
     ミズホ機構へのDNAマップの提供・量産能力者計画・欠陥電気…そして絶対能力進化
     先ほどまでのミサカはその美琴のクローンの19090体目だというのだ。

    宗介「馬鹿げている…!」

    美琴「そう、馬鹿げた計画なのよ。でもそれももう終わったわ
        どっかの馬鹿が計画止めてくれたおかげでね」

    宗介「?」

    美琴「とにかく、計画は終わったの。それでもまだ1万人近い妹達は生きている
        ほとんどの子は外部の学園都市協力機関に移ったけどね
        学園都市内にも5人ぐらい残ってたはず。あの子はその一人ね」

    宗介「そうか」

    美琴「私がこの話をアンタにしたのは、私に“妹”がいるなんてことを他言しないで欲しいから
       特に常盤台の関係者にはわね」

     それは自らの体裁のためだろうか……それはそうだ
     自分のクローンがうじゃうじゃいるなんて気味の悪い話、誰だって知られたく――


    美琴「――だって……騒ぎになればあの子たちが学園都市に居づらくなるじゃない?
        何だかんだ言っても……あの子たちは私の“妹”なのよ」

    148 = 17 :

    本編の美琴もこれぐらい妹達と絡んでいいのに

    149 = 1 :

    美琴「……なに目を丸くして愉快な顔してんのよアンタ?」

    宗介「――失礼。俺は君を誤解していた」

    美琴「誤解?」

    宗介「ああ、何て言えばいいだろうか……とにかく君はいい女だ」

    美琴「ちょっ……いきなり何言ってんのよ///」

    宗介「?……思ったままを言ったまでだが?
        それに君にも謝らないと行けなかったな。さっきは君の友人に無礼をしてすまなかった
        それに君の尊厳も――」

    美琴「ああ、い、いいわよあのことはもう!誤解も解けたし」

    宗介「そうか……?それと君にもう一つ話がある」

    美琴「話?」

    宗介「そう、俺が君を護衛する本当の理由だ」

    150 = 146 :

    明日仕事なのに気になって眠れないw


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