元スレジンオウガ 「ほう……未来を見通せるお守りか……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 1 :
村長 「これは、支給用の秘薬です。お一人ひとつずつお渡ししておきます」
村長 「それに、これを」
>キラッ
ハンマー 「これは……」
村長 「太刀さんは残念ながら装備できないかと思いますが、ハンマーさん、貴方の防具には装備が可能なようです」
ハンマー 「宝石ですか?」
102 = 19 :
ドスジャギィが先走らないように支援
103 = 1 :
村長 「いえ、『古いお守り』です」
ハンマー 「古いお守り……」
村長 「その中でも、龍の護石と呼ばれるものです。今までは使える者が誰もいなかったので、わたくしが持っていましたが……」
ハンマー 「ふむ……」
太刀 「綺麗。宝石みたいね」
村長 「このお守りには、武器の一撃を重くする、龍の力が宿っています。貴方の武器に相性がいいのではないでしょうか」
104 = 96 :
太刀が死んでハンマーがキレない事を願う支援
105 = 1 :
ハンマー 「ほう。それは面白い(ガチャリ)」
ハンマー 「む……」
ハンマー (急に武器がズッシリと重くなった……)
ハンマー (まるでここだけ重力が変わったような……)
ハンマー (成る程、『一撃を重くする』とは、読んで字のごとく、そういうことか)
ハンマー (だが使えないものではない)
106 = 1 :
太刀 「へぇ。面白いものがあったもんだね。ハンマー、折角だからもらっておきなよ」
ハンマー 「いえ……警戒が終わったらきちんとお返しします」
太刀 「えぇ~~……」
ハンマー 「(ゴソゴソ)何が起こるかわからない。お借りしておきましょう」
村長 「心遣いは嬉しいのですが、そのお守りは、貴方にしか使えないようです」
ハンマー 「と、申しますと?」
107 :
破壊王のスキル?
109 = 1 :
村長 「お守りは、お守り自身が、まるで意思を持っているかのように、その持ち主を選びます」
村長 「先ほどドリンク屋に呼ばれて、貴方を見たときに、龍の護石が光を発するという反応をしました」
村長 「それがなければ、わたくしは、あなた方に危険な警戒をお願いはしませんでした」
ハンマー 「ふむ……そういうことならば、いただいておきましょう」
ハンマー 「世話になります」
村長 「とんでもない。これから、わたくしたちが貴方たちの世話になるのです。気に病まないでくださいまし」
110 = 75 :
太刀とハンマー爆発しろ支援
111 = 33 :
重いっていうからには重撃のスキル
つまりは破壊王だろう
112 = 19 :
橋本慎也になれるスキルですね
113 = 1 :
ハンマー (ジンオウガか……)
ハンマー (人間を痛めつけはするも、殺さないモンスターとは、やはり珍しい)
ハンマー (何かしらの訳があるに違いない)
ハンマー (出来れば他のハンターが遭遇する前に、俺が確認してみたい)
ハンマー 「太刀、行くぞ」
太刀 「え、あたしまだ準備できてないんだけど……」
114 = 1 :
ハンマー 「俺が持っている。他のハンターがジンオウガを発見する前に、こちらで見つけるんだ」
太刀 「おお、やる気になってる。それじゃ、村長さん。報酬の件、くれぐれもよろしくねー」
ハンマー 「やめろポッケ村の恥だぞ……」
村長 「気をつけてくださいまし。渓流まではガーヴァ便をご利用ください」
ハンマー 「分かりました。それでは(ガシャ)」
太刀 「あ、待ってよハンマー!(ダダッ)」
115 = 40 :
ガーヴァわろた
116 = 1 :
―渓流、人間の里近く<昼>―
ドスジャギィ 「ぐぅぅぅぅ……人間共め……」
ドスジャギィ 「ドスフロギィ、しっかりするんだ。ドスフロギィ」
ドスフロギィ 「………………」
ジャギィA 「ドス。今は姉御は絶対安静ですぜ」
ジャギィB 「近づいちゃなりません!」
ドスジャギィ 「うるせぇ! 俺に指図すんな!!」
117 :
ジンオウガは未来が見えるスキルか…
118 = 1 :
ドスジャギィ 「許せねぇ……俺のドスフロギィをこんなにしやがって…………」
ドスジャギィ 「絶対に許せねぇ……」
ドスジャギィ 「人間は卑怯で、卑劣な生き物だ。俺は今回確信したぜ!!」
ドスジャギィ 「オジキの到着を待ってる暇なんてねぇ。渓流に入ってきた人間共を片っ端から血祭りにあげるぞ!!」
フロギィA 「是非とも……是非とも、姉御の仇を討ってください!!」
フロギィB 「あたしたちも協力します!!」
119 = 1 :
ジャギィC 「頭……で、でもドスバギィのオジキの到着を待ったほうが……」
>バシィッ!!
ジャギィC 「ギャン!!」
ドスジャギィ 「あぁぁ~~~!? 俺に口答えすんのかァ!?」
ドスジャギィ 「てめぇらジャリ共は、黙って俺の命令に従ってりゃいいんだ!!」
ドスジャギィ 「こいつのようなボロ雑巾になりたくなかったらな!!」
>バシィ!! バシィ!!
ジャギィC 「か……堪忍してくだせぇ!!」
120 = 30 :
さるよけ支援
121 = 1 :
ジャギィ達 (ゴクリ)
フロギィ達 (ゴクリ)
ドススャギィ 「行くぜ野郎共! 逃げる奴は全員死刑だ! 逃げねぇ奴は肉弾幸!! それが俺達ジャギィ組のォォォ!!」
ジャギィ達 「「「仁義なり!!」」」
ドスジャギィ 「ギャォォォォォォォ!!!(ドスドスドスドス)」
ドスジャギィ (待ってろドスフロギィ……)
ドスジャギィ (お前の毒袋をブチ壊したハンターの首を、お前の目の前に並べてやる!!)
122 = 1 :
―渓流、滝の上<昼>―
クルペッコ 「む……!? や……やはり、人間の里のこんな近くまで出てきたか!!」
クルペッコ亜種 「お父さん!! あの子危険だわ。完全に頭に血が上ってる!」
ドスジャギィ 「ギャォォォォォォォォォ!!!!」
クルペッコ 「くっ……巣の中を移動してきたのか……道理でつかまらないと……説得が間に合わなかった」
123 = 1 :
クルペッコ 「ここは私が何とかしよう。お前はジンオウガ殿の所に行くのだ!」
クルペッコ亜種 「で、でもお父さん!!」
クルペッコ 「いよいよ危なくなってきたら、私がジョーを呼ぶ。今、若頭と人間を戦わせてはいかん!」
クルペッコ 「あのお守りは不運のお守り。必ず、若頭にとって悪いことが起こる!!」
クルペッコ 「早く行け! 行って、近づかないようにと忠告するのだ!!」
クルペッコ亜種 「わ……分かったわ!(バサッ!!)」
124 = 117 :
肉弾幸とはいい趣味してるじゃないか④
125 = 1 :
クルペッコ (さて……)
クルペッコ (しかし、このジャギィ組とフロギィ組の大軍隊……)
クルペッコ (どう止めたものか……)
クルペッコ (…………あれは! ドスジャギィがやはり先頭に立っている!!)
クルペッコ (若頭の見た未来が本当だとするなら、あの大軍隊でも人間にはかなわないことになる……)
クルペッコ (ああは言ったが、無駄死にを黙って見ているわけにも行かぬ。やはり止めねば……)
クルペッコ (ドスジャギィはドスフロギィが深手を負ったことで自分を見失っている……)
クルペッコ (冷静な行動が出来なくなっているのだ……)
クルペッコ (木々を薙ぎ倒して進んでいる……あれでは、すぐに人間達と衝突するぞ!!)
126 = 1 :
―渓流、人間の里近く<昼>―
太刀 「ジンオウガ、いないねぇ」
ハンマー 「…………」
ハンマー 「何だ……? 森が静か過ぎる……」
太刀 「どしたのハンマー?」
ハンマー 「(ガシャコン)気をつけろ太刀。何か来るぞ」
太刀 「何かって……」
127 = 30 :
かっこいいクルペッコしえん
128 = 1 :
太刀 「きゃあ!」
>キューキューキューキューキュー
ハンマー (森リス達が一斉に足元を、俺達の後ろに向かって走っていく……)
ハンマー (モンスターから逃げているんだ……!!)
太刀 「な……何これ、気持ち悪い!!」
>ズゥゥゥゥン! ズゥゥゥン!!
太刀 「!! 木が倒れる音!!」
129 = 1 :
太刀 「ジンオウガ!?」
ハンマー (……古龍の大宝玉には反応がない……)
ハンマー (ジンオウガではない……?)
ハンマー (しかし、この森の動物達の量は……)
ハンマー 「おいお前達!! 今すぐ引き返すんだ!!」
130 = 1 :
熟練ハンター達 「ふざけんな! 大物目の前にして帰れるかよ!!」
熟練ハンター達 「怖気づいたんなら、よそ者はとっとと尻まくって逃げな!」
熟練ハンター達 「ギャハハハハ!!」
太刀 「な……何よあのおっさん達!」
太刀 「ハンマーが危険だって言うなら、危険なのに……」
ハンマー (成る程、村長殿の言うとおりに、危機感が欠如している……)
ハンマー (俺が前に出るしかないか……)
131 = 75 :
熟練ハンターたちがジンオウガに無惨にやられる光景が見えた支援
132 = 19 :
ハンマーがオーガになる時がきたようだ支援
135 :
レックス兄弟「さて・・・俺達も久々に暴れさせてもらおうか」
137 = 1 :
ハンマー 「太刀、下がっているんだ」
太刀 「う、うん」
ハンマー 「(ガチャ)かなりの大物が来るぞ」
熟練ハンター達 「!! な……何だありゃぁ!?」
熟練ハンター達 「ちょ……こっちに来るぞ!!」
熟練ハンター達 「下がれ! 馬鹿、早く下がれ!!」
太刀 「何よ、さっきまであんなに粋がってたくせ……に……」
138 = 1 :
太刀 「!!! ひぃぃぃ!!」
太刀 「ごめんハンマー、あたし逃げるね!!(バッ!)」
ハンマー 「それがいい、谷間に隠れてろ!」
>ドドドドドドドドドドド
ハンマー (何だこの小狗竜と小毒狗竜の数は……!!)
ハンマー (百数匹はいるぞ!!)
ハンマー (それに、群れの先頭に立っているあの狗竜は……)
139 = 22 :
太刀の谷間・・・ゴクリ
140 = 1 :
ドスジャギィ 「ギャオォォォォォォォオオオ!!」
ハンマー (本当に狗竜か!? あの大きさは……)
ハンマー (俺が知っている狗竜とは段違いだ!!)
太刀 「ハ……ハンマー!!」
>ドドドドドドドドド
ジャギィ達 「ギャォ! ギャォ!!」
フロギィ達 「ギャォ! ギャォ!!」
141 :
しえん
142 = 1 :
ハンマー (囲まれた……!!)
ハンマー (……ッ!! 来る!)
ドスジャギィ 「ゴォォォォォ!!(ズシンズシンズシン)」
>ドゴォッ!!
ハンマー 「グッ!!(ズザァァ!!)」
ハンマー (巨大な分、リーチが長い……それにこの小狗竜達の数では、避けるのが困難だ……!!)
144 :
>>143
想像してワロタ
145 = 1 :
熟練ハンター達 「お、おいアンちゃん逃げろ!!」
熟練ハンター達 「あれじゃ嬲り殺しにされちまう!!」
太刀 「あぁもう! 本当に役に立たないおっさん達ね!!」
太刀 「ハンマー! 閃光玉を使うよ!!」
ハンマー 「分かった! (バッ)」
太刀 「ふん!」
>ピカッァァァ!
146 = 1 :
ドスジャギィ 「!! ガァァァ!!」
>ズゥゥゥゥン! ズゥゥゥゥン!!
ハンマー (な……何だ!?)
ハンマー (完全に怒りで我を忘れているぞ! 仲間ごと周囲の木を薙ぎ倒し始めた!!)
ハンマー (こんな凶暴なモンスターが村に入ったら…………)
ハンマー (これは止めねばなるまい!)
147 = 1 :
ハンマー 「うおおおお!(グゥゥゥン!)」
>ブンブンブンブン
>バキィ!! ドゴォ!!
ジャギィ達 「ギャン!!」
フロギィ達 「ギャォォォ!!」
熟練ハンター達 「す……すげぇ! あのアンちゃん、あれだけの数のジャギィ達をふっ飛ばしてるぞ!!」
熟練ハンター達 「何モンだ!? 数の差をものともしてねぇ!!」
148 = 1 :
ハンマー (村長殿からいただいたお守りとやらの効果か!?)
ハンマー (一撃一撃に凄まじい力がこもっていく……)
ドスジャギィ 「ゴォォォォォォ!!」
ハンマー (タックルか! ならば!!)
ハンマー 「おおおおおお!!!(グルングルングルン)」
ハンマー 「とぉりゃぁぁあああ!!(ズガァァァァン!!)」
ドスジャギィ 「ギャァァァァァァ!!!」
>ズゥゥゥゥゥゥン!!
149 :
クックのSS最初のほうしか読んでなかったけど
すげえボリュームになってたんだな
今作も長編になりそうかい
150 :
支援 イャンクックとやらもみてくる
みんなの評価 : ★★
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