私的良スレ書庫
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元スレ妹「軽度のブラコンだから」
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妹「もし、さ」
男「うん」
妹「人生相談したいって言ったらどう思う?」
……って、何聞いてんだろ。
いきなりこんなこと言われても、答えらんないじゃん。
男「お前のキャラに合わないと思う」
……そうなんだ。
妹「流石だね」
よくわかってるじゃん。
男「うん」
妹「人生相談したいって言ったらどう思う?」
……って、何聞いてんだろ。
いきなりこんなこと言われても、答えらんないじゃん。
男「お前のキャラに合わないと思う」
……そうなんだ。
妹「流石だね」
よくわかってるじゃん。
私は何がしたいのだろう。
妹「あのさあのさ」
また、話を振る。
男「あん?」
妹「明日のご飯何がいい?」
また、他愛のない質問。
『なんでもいいよ』って、言われちゃうじゃん
男「え、えーっとだな」
あ、考えてる。
なんか、またボケられるかと思ったけど。
妹「あのさあのさ」
また、話を振る。
男「あん?」
妹「明日のご飯何がいい?」
また、他愛のない質問。
『なんでもいいよ』って、言われちゃうじゃん
男「え、えーっとだな」
あ、考えてる。
なんか、またボケられるかと思ったけど。
ちょっと期待してる自分がいる。
男「飾り気のあるのが、いいかな」
なかなかない答えだった。
妹「ふぅん……」
せっかく言ったのに、前向きな答えを出せなかった。
男「……」
ちょっとあっちが落ち込んじゃってる。
これはダメだ。
妹「どんな感じがいいのかな?」
男「色は白!」
妹「白!?」
白い、料理!?
男「飾り気のあるのが、いいかな」
なかなかない答えだった。
妹「ふぅん……」
せっかく言ったのに、前向きな答えを出せなかった。
男「……」
ちょっとあっちが落ち込んじゃってる。
これはダメだ。
妹「どんな感じがいいのかな?」
男「色は白!」
妹「白!?」
白い、料理!?
ここまで言ってくれたんだ。何かで見たのかな、聞いたのかな。
妹「ネットは得意じゃないけど、調べてみようかな……」
男「いやいや、わざわざ買わなくてもいいんだぞ」
妹「違うよ、レシピ」
私が作らなきゃ意味無いじゃん。
あなたに美味しいものを作ってあげたいんだから。
……あ、今の無しだから。
とか言ってると、私の胸元を、彼が見ている。
妹「……どこ見てんの?」
妹「ネットは得意じゃないけど、調べてみようかな……」
男「いやいや、わざわざ買わなくてもいいんだぞ」
妹「違うよ、レシピ」
私が作らなきゃ意味無いじゃん。
あなたに美味しいものを作ってあげたいんだから。
……あ、今の無しだから。
とか言ってると、私の胸元を、彼が見ている。
妹「……どこ見てんの?」
男「いや、一心不乱に飯を食ってたから他のことに目がいかなかった」
それもそうか。
こんな貧相な胸見ても、面白くないよね。
妹「そっか」
男「……」
会話が途切れてしまった。
なんでもいい、話を続けよう。
妹「あのさあの――」
男「ふぃ、ご馳走さま!」
妹「あ……うん」
どうやら、終わってしまったらしい。
それもそうか。
こんな貧相な胸見ても、面白くないよね。
妹「そっか」
男「……」
会話が途切れてしまった。
なんでもいい、話を続けよう。
妹「あのさあの――」
男「ふぃ、ご馳走さま!」
妹「あ……うん」
どうやら、終わってしまったらしい。
妹「食べ終わったらあっちに置いといて」
男「へいへい」
妹「あとで洗うから……とりあえずお醤油買いに行こう」
片づけはいつでもできるからね
男「おう」
妹「着替えるから、待ってて」
薄着じゃあ、寒いし。
……って、私この人の前でちょっと露出しすぎじゃない!?
男「よし、手伝おう」
え、ええ!?
妹「……本気?」
ちょっと、怖い。
男「嘘だよ嘘」
妹「……覗かないでね」
性的なボケにはまだ慣れない。
男「へいへい」
妹「あとで洗うから……とりあえずお醤油買いに行こう」
片づけはいつでもできるからね
男「おう」
妹「着替えるから、待ってて」
薄着じゃあ、寒いし。
……って、私この人の前でちょっと露出しすぎじゃない!?
男「よし、手伝おう」
え、ええ!?
妹「……本気?」
ちょっと、怖い。
男「嘘だよ嘘」
妹「……覗かないでね」
性的なボケにはまだ慣れない。
ふう。
何期待してるんだか。
覗きになんてこない来ない。
彼のことだ、やはりただの冗談。
……一度、ドアを振りかえる。
彼はいない。
……そういえば、いつ頃から私は彼のことを。
『お兄ちゃん』と呼ばなくなったのだろう。
何期待してるんだか。
覗きになんてこない来ない。
彼のことだ、やはりただの冗談。
……一度、ドアを振りかえる。
彼はいない。
……そういえば、いつ頃から私は彼のことを。
『お兄ちゃん』と呼ばなくなったのだろう。
考えるだけ無駄。意味ない、意味ない。
ササっと着替えよう。
私が待たせてたら意味がない。意味ない、意味ない。
妹「おまたせ」
男「何十分待たせるつもりだ!」
ああ、またか。
妹「そんなに待ってないじゃん」
自分のボケだけを見てほしいのはわかるけどさ
男「……いやあ、もっとこう、あのな」
妹「?」
男「もっと豪快にツッコんでくれよ」
ついにツッコミ要請してきた。
妹「そういう趣味なの?」
追い打ちをかけてみたり。
ササっと着替えよう。
私が待たせてたら意味がない。意味ない、意味ない。
妹「おまたせ」
男「何十分待たせるつもりだ!」
ああ、またか。
妹「そんなに待ってないじゃん」
自分のボケだけを見てほしいのはわかるけどさ
男「……いやあ、もっとこう、あのな」
妹「?」
男「もっと豪快にツッコんでくれよ」
ついにツッコミ要請してきた。
妹「そういう趣味なの?」
追い打ちをかけてみたり。
男「違う違う、全然違う!」
凄い必死だ。
妹「はははっ」
つい、笑ってしまう。
だっておかしいじゃん。
妹「おかしいね」
ちょっと、彼を倒した気分。
妹「ほら、行こ」
男「ほいほい」
凄い必死だ。
妹「はははっ」
つい、笑ってしまう。
だっておかしいじゃん。
妹「おかしいね」
ちょっと、彼を倒した気分。
妹「ほら、行こ」
男「ほいほい」
少し歩いて。
妹「どう?」
男「あん?」
妹「ちょっとませてるかな?」
……いや、いや。
なにしてるの、私。
服装のこと聞くとか。
……彼女じゃ、あるまいし。
男「いんや」
それ相応、ってところの評価かな
男「まあ、お前が何を着てもませガキとしか思わん」
妹「子供扱いはやめて」
私は怒った。子供扱いは、嫌い。
妹「どう?」
男「あん?」
妹「ちょっとませてるかな?」
……いや、いや。
なにしてるの、私。
服装のこと聞くとか。
……彼女じゃ、あるまいし。
男「いんや」
それ相応、ってところの評価かな
男「まあ、お前が何を着てもませガキとしか思わん」
妹「子供扱いはやめて」
私は怒った。子供扱いは、嫌い。
男「悪い悪い」
妹「ふんっ」
この人にだけは、子ども扱いはされたくなかった。
この人にだけは。
男「bigAに行くのか?」
bigA? ……ああ、なるほど。
big=大=ダイ、A=エー。
妹「普通にダイエーでいいじゃん」
ルーさん目指してるの?
妹「ふんっ」
この人にだけは、子ども扱いはされたくなかった。
この人にだけは。
男「bigAに行くのか?」
bigA? ……ああ、なるほど。
big=大=ダイ、A=エー。
妹「普通にダイエーでいいじゃん」
ルーさん目指してるの?
妹「まあ、そうだね」
男「近いしな」
妹「うん」
あんまりスーパーなんか行かないくせに、よく知ってるじゃん。
二人で買い物なんて、何年ぶりよ。
覚えてないや。
男「明日、暇か?」
妹「え?」
サラッと、質問される。
明日は、どうだったっけ。
考えろ私、もしかしたら、どこかに行けるかもしれない。
彼と、どこかに。
妹「まあね」
確か、なかったはず。
男「近いしな」
妹「うん」
あんまりスーパーなんか行かないくせに、よく知ってるじゃん。
二人で買い物なんて、何年ぶりよ。
覚えてないや。
男「明日、暇か?」
妹「え?」
サラッと、質問される。
明日は、どうだったっけ。
考えろ私、もしかしたら、どこかに行けるかもしれない。
彼と、どこかに。
妹「まあね」
確か、なかったはず。
男「そうか」
……え?
妹「え、聞いただけ?」
男「そうだけど」
『どこか行くか?』とかじゃないの?
……。
妹「じゃあ、聞かないでよ」
最悪。
期待させないで欲しい。
……え?
妹「え、聞いただけ?」
男「そうだけど」
『どこか行くか?』とかじゃないの?
……。
妹「じゃあ、聞かないでよ」
最悪。
期待させないで欲しい。
つまんない。
私は知らぬ間に、つぶやいていた。
どういう意味で言ったのかは、自分でもわからなかった。
男「そういえばさ」
妹「ん?」
あちらから、話を振ってくる。
なんだろう。
男「お前、打ち上げとか行かないのか?」
……私、邪魔のかな。
妹「それを言ってる人がどうなのやら」
私は知らぬ間に、つぶやいていた。
どういう意味で言ったのかは、自分でもわからなかった。
男「そういえばさ」
妹「ん?」
あちらから、話を振ってくる。
なんだろう。
男「お前、打ち上げとか行かないのか?」
……私、邪魔のかな。
妹「それを言ってる人がどうなのやら」
妹「ご飯作らなきゃ行けないし、外食して無駄なお金使っちゃうし、あんなの意味無いもん」
男「でも、お前いつも誘われるだろ?」
妹「なんでわかるの?」
誘われても、いかないし。
男「だって、面白いもん」
嘘つき。
妹「バカにしてる?」
男「滅相もない」
それがバカにしてるって言うんだよ。
妹「バカだから面白い人と、頭いいから面白い人が世の中には存在するの」
男「後者だよ後者」
なに、ムキになってるんだろ。
男「でも、お前いつも誘われるだろ?」
妹「なんでわかるの?」
誘われても、いかないし。
男「だって、面白いもん」
嘘つき。
妹「バカにしてる?」
男「滅相もない」
それがバカにしてるって言うんだよ。
妹「バカだから面白い人と、頭いいから面白い人が世の中には存在するの」
男「後者だよ後者」
なに、ムキになってるんだろ。
もうすぐでダイエーなのに。
悪い雰囲気。
妹「醤油以外にも、明日の用意も買っておこうかな」
その間に、調子を戻そう。
久しぶりに、二人だし。
家じゃあんまり話さないからね。
男「もう夜遅い。あまり長くはいれないぞ」
妹「わかってるよ」
誰かさんじゃあるまいし。
なんて、私はつぶやいた。
今日だって、遅く帰ってくると思ってたし。
ちょっと、自分で言って嫌な感じ。
・ ・ ・
悪い雰囲気。
妹「醤油以外にも、明日の用意も買っておこうかな」
その間に、調子を戻そう。
久しぶりに、二人だし。
家じゃあんまり話さないからね。
男「もう夜遅い。あまり長くはいれないぞ」
妹「わかってるよ」
誰かさんじゃあるまいし。
なんて、私はつぶやいた。
今日だって、遅く帰ってくると思ってたし。
ちょっと、自分で言って嫌な感じ。
・ ・ ・
俺はスーパーに行くと。
ガキのころからこれはかかさずやっていた。
お菓子売り場に直行してしまう癖がある。
仕方ない。
まだまだ心は子どもである。
と、いうわけで早速。
妹「先にどこか行かないでね」
釘打たれた。
ガキのころからこれはかかさずやっていた。
お菓子売り場に直行してしまう癖がある。
仕方ない。
まだまだ心は子どもである。
と、いうわけで早速。
妹「先にどこか行かないでね」
釘打たれた。
男「妹を置いて、どこかに行くと思うのか?」
妹「じゃあなんで私より前にいるの?」
男「……」
そそくさと妹より後ろに行く。
くそう、お見通しか。
久しぶりの買い物なのに。
こいつ、天才か。
妹「じゃあなんで私より前にいるの?」
男「……」
そそくさと妹より後ろに行く。
くそう、お見通しか。
久しぶりの買い物なのに。
こいつ、天才か。
妹「お菓子売り場は、後で二人で行けばいいじゃん」
……。
男「そうだな」
本当に、記憶力がいいな。
妹「とりあえず、明日は何がいい?」
男「ハンバーグ!」
俺は子どもだ。
妹「白くて飾り気のあるものじゃなくていいの?」
男「こ、こんなところでそんな話するなよ!」
妹「え?」
めちゃくちゃキョトンとしている。
ブラはダメだぜ、妹。
……。
男「そうだな」
本当に、記憶力がいいな。
妹「とりあえず、明日は何がいい?」
男「ハンバーグ!」
俺は子どもだ。
妹「白くて飾り気のあるものじゃなくていいの?」
男「こ、こんなところでそんな話するなよ!」
妹「え?」
めちゃくちゃキョトンとしている。
ブラはダメだぜ、妹。
男「俺はハンバーグが食べたいんだ!」
それは譲らんぞ!
妹「いつもと同じじゃん」
男「いいだろ、別に」
はははっ、と。
軽快に笑いやがる。
妹「まあ、いっか」
ニッコリと笑う。
それは譲らんぞ!
妹「いつもと同じじゃん」
男「いいだろ、別に」
はははっ、と。
軽快に笑いやがる。
妹「まあ、いっか」
ニッコリと笑う。
二重に笑うなんて言葉を使ったけど。
一つ目は笑い声。
二つ目は顔が笑ったということだ。
まあ、わかるか。
妹「じゃあ、ハンバーグの用意、しなきゃね」
男「そうだな、まず肉をだな……」
妹「結局先に行くんじゃん」
別にこれはいいだろ。
俺の勝手である。
一つ目は笑い声。
二つ目は顔が笑ったということだ。
まあ、わかるか。
妹「じゃあ、ハンバーグの用意、しなきゃね」
男「そうだな、まず肉をだな……」
妹「結局先に行くんじゃん」
別にこれはいいだろ。
俺の勝手である。
その時。
俺の目の前には。
見たことのある人物がいた。
小さな背丈。
憎たらしい笑顔。
?「おや?」
こちらに気づいてしまったようだ。
近づいてくる。
?「やあ、奇遇だね」
俺の目の前には。
見たことのある人物がいた。
小さな背丈。
憎たらしい笑顔。
?「おや?」
こちらに気づいてしまったようだ。
近づいてくる。
?「やあ、奇遇だね」
女か…今回は妹編なんだ、いつもなら絡みを期待するが今回は早々に帰ってほしい
男「お前……」
女「ふふ、こんなところで出会うなんて、運命かな?」
そんなわけないだろう。
女「なにをしてるんだい? 君がこんなところにいるなんて」
男「妹と買い物に来てる」
女「こんな時間に……怪しいね」
怪しくねえよ。
女「ふふ、こんなところで出会うなんて、運命かな?」
そんなわけないだろう。
女「なにをしてるんだい? 君がこんなところにいるなんて」
男「妹と買い物に来てる」
女「こんな時間に……怪しいね」
怪しくねえよ。
妹「先に行かないでよ……あっ」
男「……お、おう」
女「やあ」
妹「ど、どうも」
女「ふふっ、妹くん、奇遇だね」
これは面倒くさい。
別にこいつらの仲が悪いわけじゃないけど。
妹はやつに、優しいから……。
妹「……じゃあ、私は買い物の続きしてるから、喋ってていいよ」
男「いや、俺も――」
妹「いい。邪魔だから」
そんな、酷いぜ。
男「……お、おう」
女「やあ」
妹「ど、どうも」
女「ふふっ、妹くん、奇遇だね」
これは面倒くさい。
別にこいつらの仲が悪いわけじゃないけど。
妹はやつに、優しいから……。
妹「……じゃあ、私は買い物の続きしてるから、喋ってていいよ」
男「いや、俺も――」
妹「いい。邪魔だから」
そんな、酷いぜ。
女「ふふ、反抗期かな?」
男「そうなのだろうか……」
ちょっと心配だ。
すこしくらい生意気でも可愛いやつなのに。
実の兄を『邪魔』ってお前……。
女「まあ、そういうことだから」
男「あん?」
女「ボクも買い物をするよ」
男「そうか? じゃあ俺はどうすればいい?」
女「それは君が決めるんじゃないか?」
男「そうなのだろうか……」
ちょっと心配だ。
すこしくらい生意気でも可愛いやつなのに。
実の兄を『邪魔』ってお前……。
女「まあ、そういうことだから」
男「あん?」
女「ボクも買い物をするよ」
男「そうか? じゃあ俺はどうすればいい?」
女「それは君が決めるんじゃないか?」
なんだよ。
なんかいつもと違うぞ。
男「じゃあ、付きあわせろ」
女「人がいるよ……?」
男「いつものシャレを入れるな」
女「ダメかい?」
……こいつはこいつだな。
なんかいつもと違うぞ。
男「じゃあ、付きあわせろ」
女「人がいるよ……?」
男「いつものシャレを入れるな」
女「ダメかい?」
……こいつはこいつだな。
女「それにしても君は……」
男「あん?」
女「……鈍いね」
男「誰がのろいって?」
女「違うよ、にぶいと言ったんだ」
漢字は一緒だ。
女「気づかない?」
男「なにがだよ」
知らぬ間に、俺に何かしたのか?
男「あん?」
女「……鈍いね」
男「誰がのろいって?」
女「違うよ、にぶいと言ったんだ」
漢字は一緒だ。
女「気づかない?」
男「なにがだよ」
知らぬ間に、俺に何かしたのか?
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