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元スレ桐乃「あたしのアニキが東方仗助なはずがない!」
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>>799
また若返ったもんな
また若返ったもんな
露伴っつーか荒木だからこそ言えるんだよな>取材が大事
荒木って週間連載の頃から週2日くらいは休みだったんだっけ
荒木って週間連載の頃から週2日くらいは休みだったんだっけ
「あの…私なんかの質問に答えてくれて本当にありがとうございます」
そう言ってロハンにペコリとお辞儀をする素直な黒猫。
ね、あんたさぁ自分のキャラ忘れてない?
もっとこう高飛車でさー邪気眼電波を撒き散らすうざったい感じだったじゃん?
子供みたいに目をキラキラさせちゃって、どしたのよ?
思わずあたしが心配しそうになるくらい黒猫のキャラが違う。
そん時だった。
あんま興味ない感じでコーヒーにチャポチャポ砂糖を入れていたオクヤスが思い出したかのように声をあげたんだ。
「なぁ露伴先生よぉ~ どーせならサインとかくれてやったらどうスかぁ~?」
それを聞いた黒猫の顔がパァっと輝いた。
…ちょっと。
その満面の笑みは似合ってないからやめなさいっての。
けどあたしもサイン貰えるなら欲しい。
別にあたしは欲しくないけど直筆のサインならさ、価値が出るかもしれないじゃん?
けど、オクヤスの提案を聞いたロハンはあっさりそれを否定したんだよねー。
そう言ってロハンにペコリとお辞儀をする素直な黒猫。
ね、あんたさぁ自分のキャラ忘れてない?
もっとこう高飛車でさー邪気眼電波を撒き散らすうざったい感じだったじゃん?
子供みたいに目をキラキラさせちゃって、どしたのよ?
思わずあたしが心配しそうになるくらい黒猫のキャラが違う。
そん時だった。
あんま興味ない感じでコーヒーにチャポチャポ砂糖を入れていたオクヤスが思い出したかのように声をあげたんだ。
「なぁ露伴先生よぉ~ どーせならサインとかくれてやったらどうスかぁ~?」
それを聞いた黒猫の顔がパァっと輝いた。
…ちょっと。
その満面の笑みは似合ってないからやめなさいっての。
けどあたしもサイン貰えるなら欲しい。
別にあたしは欲しくないけど直筆のサインならさ、価値が出るかもしれないじゃん?
けど、オクヤスの提案を聞いたロハンはあっさりそれを否定したんだよねー。
露伴先生はサイン好きだよね
打ち合わせ中に音石と玉美が来ても書いてたし
打ち合わせ中に音石と玉美が来ても書いてたし
>別にあたしは欲しくないけど直筆のサインならさ、価値が出るかもしれないじゃん?
さり気にうぜえwww
さり気にうぜえwww
「別にサインなんて何枚でも描いてやるさ。 だけど僕はサイン色紙なんて普段持ち歩かないんだよね。 だから今日は描かないよ」
それを聞いた黒猫の落ち込みようったら。
まさに天国から地獄って言葉がぴったりだった。
何も言わずガックリと肩を落としてる黒猫を見て思わずあたしは吹き出しそうになっちゃった。
で、あたしが黒猫の落胆っぷりを堪能してたら今度はジョースケがロハンに話しかけだしたんだ。
「ケチくせーこと言わなくてもいーじゃねぇスか。 露伴さんよぉ? ノートの切れ端でもいいからサインしてやれよなぁ~」
へー…ジョースケも優しいとこあんじゃん、とか思ったんだけどさ。
何でかロハンはジョースケのその言葉で気分を害したようだった。
「…まったく。 だから僕はおまえが嫌いなんだよ。 この岸辺露伴がノートの切れっ端にサインだと? 僕をナメるんじゃあないぜ仗助?」
黒猫へアドバイスしてたときの静かな態度は何処へやら。
ドスの利いた声でジョースケに喧嘩を売るロハン。
「…ナメてるっつーわけじゃあねーんスけどねぇ… ただあんたがやる気なら相手になってやってもいいッスよぉ~?」
そう言ってジョースケが立ち上がって、ロハンも立ち上がってさ。
いわゆるガンつけって感じで二人が睨み合う。
ちょっともう何なのこの二人!? 相性悪いにも程があるでしょ!!
それを聞いた黒猫の落ち込みようったら。
まさに天国から地獄って言葉がぴったりだった。
何も言わずガックリと肩を落としてる黒猫を見て思わずあたしは吹き出しそうになっちゃった。
で、あたしが黒猫の落胆っぷりを堪能してたら今度はジョースケがロハンに話しかけだしたんだ。
「ケチくせーこと言わなくてもいーじゃねぇスか。 露伴さんよぉ? ノートの切れ端でもいいからサインしてやれよなぁ~」
へー…ジョースケも優しいとこあんじゃん、とか思ったんだけどさ。
何でかロハンはジョースケのその言葉で気分を害したようだった。
「…まったく。 だから僕はおまえが嫌いなんだよ。 この岸辺露伴がノートの切れっ端にサインだと? 僕をナメるんじゃあないぜ仗助?」
黒猫へアドバイスしてたときの静かな態度は何処へやら。
ドスの利いた声でジョースケに喧嘩を売るロハン。
「…ナメてるっつーわけじゃあねーんスけどねぇ… ただあんたがやる気なら相手になってやってもいいッスよぉ~?」
そう言ってジョースケが立ち上がって、ロハンも立ち上がってさ。
いわゆるガンつけって感じで二人が睨み合う。
ちょっともう何なのこの二人!? 相性悪いにも程があるでしょ!!
今思えばキラークイーンほど犯罪に向いたスタンドは無いよな
死体も目撃者も証拠も全部消えちゃう訳だし
死体も目撃者も証拠も全部消えちゃう訳だし
>>814
クリームでもおkだな
クリームでもおkだな
ビリビリとした空気の中すっごい居心地悪くて、あたしも黒猫も硬直するしかない。
今の状況で一番頼りになる確率が高いオクヤスはと言えば。
何時の間にか頼んだプリンをパクついてた。
うわぁ…全っ然頼りになりそうにないんですけど…
でさ、今にも殴り合いが始まりそうな状況を打開してくれたのは何と沙織だったんだよね。
「あいやお二方とも待ってくだされ! サイン色紙なら拙者持ち合わせがあるでござる!」
そう言ってゴソゴソとダッサイリュックサックに手を突っ込みだす沙織。
言葉のとおり、リュックサックの中から取り出されたのはサイン色紙だった。
「もしもゲーマーズやアニメ会館などで突発的にサイン会が開かれたらと想定してサイン色紙を用意していた甲斐があるというものですぞ!」
そう言ってカラカラと笑う沙織。
…あ、でも手に持ってるサイン色紙がちょっと震えてる。
メガネで表情がちょっとわかりにくいけどやっぱ沙織も怖いのかな?
そんな沙織を見て億泰が感心したような声をあげた。
「ほぉ~…準備いいんだなぁオメェ~。 もしかしたらアイスも入ってたりしてんじゃねえだろぉーなぁ~?」
…何言ってんの?
今の状況で一番頼りになる確率が高いオクヤスはと言えば。
何時の間にか頼んだプリンをパクついてた。
うわぁ…全っ然頼りになりそうにないんですけど…
でさ、今にも殴り合いが始まりそうな状況を打開してくれたのは何と沙織だったんだよね。
「あいやお二方とも待ってくだされ! サイン色紙なら拙者持ち合わせがあるでござる!」
そう言ってゴソゴソとダッサイリュックサックに手を突っ込みだす沙織。
言葉のとおり、リュックサックの中から取り出されたのはサイン色紙だった。
「もしもゲーマーズやアニメ会館などで突発的にサイン会が開かれたらと想定してサイン色紙を用意していた甲斐があるというものですぞ!」
そう言ってカラカラと笑う沙織。
…あ、でも手に持ってるサイン色紙がちょっと震えてる。
メガネで表情がちょっとわかりにくいけどやっぱ沙織も怖いのかな?
そんな沙織を見て億泰が感心したような声をあげた。
「ほぉ~…準備いいんだなぁオメェ~。 もしかしたらアイスも入ってたりしてんじゃねえだろぉーなぁ~?」
…何言ってんの?
KYな質問だが次スレどうするんだ?下手したらここ今夜まで残ってないぞ
いきなり意味不明なことを聞かれて沙織がキョトンとしながらも謝る。
「すまないでござる億泰氏。 さすがに拙者といえどアイスクリームは持ってないでござるよ」
いやいやあたりまえでしょ。
沙織も何バカ正直に謝ってんのよ?
で、それを聞いた億泰がスットボケた顔をしながらこう言ったんだよね
「なんだ、持ってねぇーんかよぉ。 俺たちはよぉ~宇宙人に知り合いがいるんだけどよぉソイツは鞄の中には正露丸とかアイスとかハツカネズミが入ってるんだぜェ~」
それを聞いた沙織がクスっと笑う。
「それは興味深い話でござるな億泰氏。 まさか宇宙人が友達にいるとは拙者驚いたでござる!」
で、あたしは気が付いた。
…ははーん。 なるほどね。
沙織が怖がってるのを見たオクヤスがボケてこの場の空気を和ませようとしたってことね。
ボケにしてはつまらないし、フォローの仕方も下手くそだったけどさ。
でもまぁおかげで睨み合ってたジョースケとロハンも毒気を抜かれたみたいだし。
沙織もオクヤスの突飛な発言でホンワカ笑ってるし、効果はあったみたいだ。
でもさ、オクヤスはもうちょっとギャグセンスを何とかしたほうがいいと思う。
「すまないでござる億泰氏。 さすがに拙者といえどアイスクリームは持ってないでござるよ」
いやいやあたりまえでしょ。
沙織も何バカ正直に謝ってんのよ?
で、それを聞いた億泰がスットボケた顔をしながらこう言ったんだよね
「なんだ、持ってねぇーんかよぉ。 俺たちはよぉ~宇宙人に知り合いがいるんだけどよぉソイツは鞄の中には正露丸とかアイスとかハツカネズミが入ってるんだぜェ~」
それを聞いた沙織がクスっと笑う。
「それは興味深い話でござるな億泰氏。 まさか宇宙人が友達にいるとは拙者驚いたでござる!」
で、あたしは気が付いた。
…ははーん。 なるほどね。
沙織が怖がってるのを見たオクヤスがボケてこの場の空気を和ませようとしたってことね。
ボケにしてはつまらないし、フォローの仕方も下手くそだったけどさ。
でもまぁおかげで睨み合ってたジョースケとロハンも毒気を抜かれたみたいだし。
沙織もオクヤスの突飛な発言でホンワカ笑ってるし、効果はあったみたいだ。
でもさ、オクヤスはもうちょっとギャグセンスを何とかしたほうがいいと思う。
キチョーメンな性格でね、次スレを立てる前にちゃんと「1000」をとって、
キチッと落としておきたいんだ…………
おまえは一枚のCDを聞き終わったら、
キチッとケースにしまってから次のCDをきくだろう?
誰だって、そーする、おれもそーする。
キチッと落としておきたいんだ…………
おまえは一枚のCDを聞き終わったら、
キチッとケースにしまってから次のCDをきくだろう?
誰だって、そーする、おれもそーする。
>>820
んー…微妙なとこだけど、もう深夜だしレスが10.20急激に増えることはないと思うから何とかこのスレ内で終わるんじゃないかと思ってる。
書いていって無理っぽいと判ったなら950あたりで自分からvipか製作速報にスレたてて最初っから全部貼り直すつもり。
そんな感じで問題ないよね?
んー…微妙なとこだけど、もう深夜だしレスが10.20急激に増えることはないと思うから何とかこのスレ内で終わるんじゃないかと思ってる。
書いていって無理っぽいと判ったなら950あたりで自分からvipか製作速報にスレたてて最初っから全部貼り直すつもり。
そんな感じで問題ないよね?
最初からじゃなくていいよ
このスレのURL張れば続きからでおk
このスレのURL張れば続きからでおk
「岸辺露伴先生殿! サイン色紙は拙者が持ち合わせておりましたので、是非ともサインを頂ければと!」
そう言って沙織がサイン色紙をロハンに差し出してさ。
椅子に座り直したロハンがその色紙を受け取りながら口を開く。
「まぁ…ちゃんとしたものに書けるなら僕はそれでいいさ。 ああそうだ… ところで」
そこまで言って不意にロハンがあたしを見た。
「そういえば君は? 君も僕のファンなのかい? そして君も僕のサインが欲しいのかい?」
ズバリとそう聞かれちゃって、あたしは口ごもる。
さすがに本人に面と向かって、好きじゃないけど価値が出そうだから欲しいとか場合によったらヤフオクに流しますだなんて言うのはさすがにね。
けど、だからって自分に嘘をついてまでファンだなんて言うのもおかしい気がしてさ。
なんて返事をするべきか判らずに黙ったあたしを見てロハンが鼻で笑った。
「フン。 なるほどね。 君がだいたい何を考えてるかなんて想像はつくよ」
…やば、怒らせちゃった?
でもロハンは自分の鞄の中からサインペンを何本も取り出してるし、サインは描くつもりみたい。
つまり、あたしの為には描かないよってことなのかな?
まぁ…ちょっと残念だけどそれならそれでもいいや。
そう言って沙織がサイン色紙をロハンに差し出してさ。
椅子に座り直したロハンがその色紙を受け取りながら口を開く。
「まぁ…ちゃんとしたものに書けるなら僕はそれでいいさ。 ああそうだ… ところで」
そこまで言って不意にロハンがあたしを見た。
「そういえば君は? 君も僕のファンなのかい? そして君も僕のサインが欲しいのかい?」
ズバリとそう聞かれちゃって、あたしは口ごもる。
さすがに本人に面と向かって、好きじゃないけど価値が出そうだから欲しいとか場合によったらヤフオクに流しますだなんて言うのはさすがにね。
けど、だからって自分に嘘をついてまでファンだなんて言うのもおかしい気がしてさ。
なんて返事をするべきか判らずに黙ったあたしを見てロハンが鼻で笑った。
「フン。 なるほどね。 君がだいたい何を考えてるかなんて想像はつくよ」
…やば、怒らせちゃった?
でもロハンは自分の鞄の中からサインペンを何本も取り出してるし、サインは描くつもりみたい。
つまり、あたしの為には描かないよってことなのかな?
まぁ…ちょっと残念だけどそれならそれでもいいや。
黒猫も沙織もロハンの一挙一動を見逃さないように凝視してる。
その時だった。
「なぁ露伴センセーよぉ~。 念の為に言わせてもらいますけどよぉ。 “出”さねーでくれよなぁ?」
これからサインを書こうとしてるロハンの邪魔をするようにジョースケが声をかけた。
「うるさいなぁ仗助。 ちゃんと“加減”するから大丈夫さ」
そんな何だか意味のわからない短いやりとりを二言三言交わすジョースケとロハン。
それを聞いたジョースケは安心したみたいで、あたしはますます意味が判らない。
「さてと…始めるとするかな」
そう言ってロハンがキュポンと音を立ててサインペンのキャップを外す。
サインペンを握ったロハンが束になった色紙を無造作に机の上にばら撒いた。
別にあるだけばら蒔かなくても必要な枚数だけ手にとればいいのに。
ちょっと疑問に思ったけど、変人だし意味は特にないのかも。
その時、ロハンがあたしを見てこう言ったんだ。
「あぁ。 勘違いしないよう先に言っておこう。 僕は自分の作品に自信を持っている。
そして僕の描いた漫画を見て第一印象で嫌う奴はとても勿体無いことをしていると確信しているからだ」
それだけ言ってサインペンを握ったロハンが腕を動かした。
その時だった。
「なぁ露伴センセーよぉ~。 念の為に言わせてもらいますけどよぉ。 “出”さねーでくれよなぁ?」
これからサインを書こうとしてるロハンの邪魔をするようにジョースケが声をかけた。
「うるさいなぁ仗助。 ちゃんと“加減”するから大丈夫さ」
そんな何だか意味のわからない短いやりとりを二言三言交わすジョースケとロハン。
それを聞いたジョースケは安心したみたいで、あたしはますます意味が判らない。
「さてと…始めるとするかな」
そう言ってロハンがキュポンと音を立ててサインペンのキャップを外す。
サインペンを握ったロハンが束になった色紙を無造作に机の上にばら撒いた。
別にあるだけばら蒔かなくても必要な枚数だけ手にとればいいのに。
ちょっと疑問に思ったけど、変人だし意味は特にないのかも。
その時、ロハンがあたしを見てこう言ったんだ。
「あぁ。 勘違いしないよう先に言っておこう。 僕は自分の作品に自信を持っている。
そして僕の描いた漫画を見て第一印象で嫌う奴はとても勿体無いことをしていると確信しているからだ」
それだけ言ってサインペンを握ったロハンが腕を動かした。
>>799
いや荒木はジャンプ界を生きる妖精さんだから
いや荒木はジャンプ界を生きる妖精さんだから
………見えないんだけど。
いやね、何が見えないってロハンの握ってるサインペンが見えないの。
何かものすごいスピードで腕を動かしてることが判るくらい。
けどそんなスピードでペンを動かしてもさ、まともに何かを描けるはずないよね?
だっていうのに、サイン色紙には定点観測のビデオ映像のようにキャラクターが浮かび上がってきてるんだ。
「……嘘でしょう? ………人間業じゃないわ」
黒猫が思わずそう声をあげる。
ホント人間業じゃないってこれ。
ロハンが使っているのは太さが一定のサインペンの筈なのに、色紙の上では自由自在の線が走ってて。
っていうかさ、もうこれサインなんてレベルじゃないって。
普通サインって言われて想像するのは作者の名前と○○さん江くらいでしょ?
だってのに色紙の上にはキャラクターがなんかスッゴイ複雑なポーズをとってるし。
それだけでも超スゴイってのにそれで終わりじゃないってのもまた驚き。
握っていた黒いサインペンを机に置くと、今度はカラーサインペンを何本も指の間に挟んだんだ。
いやね、何が見えないってロハンの握ってるサインペンが見えないの。
何かものすごいスピードで腕を動かしてることが判るくらい。
けどそんなスピードでペンを動かしてもさ、まともに何かを描けるはずないよね?
だっていうのに、サイン色紙には定点観測のビデオ映像のようにキャラクターが浮かび上がってきてるんだ。
「……嘘でしょう? ………人間業じゃないわ」
黒猫が思わずそう声をあげる。
ホント人間業じゃないってこれ。
ロハンが使っているのは太さが一定のサインペンの筈なのに、色紙の上では自由自在の線が走ってて。
っていうかさ、もうこれサインなんてレベルじゃないって。
普通サインって言われて想像するのは作者の名前と○○さん江くらいでしょ?
だってのに色紙の上にはキャラクターがなんかスッゴイ複雑なポーズをとってるし。
それだけでも超スゴイってのにそれで終わりじゃないってのもまた驚き。
握っていた黒いサインペンを机に置くと、今度はカラーサインペンを何本も指の間に挟んだんだ。
>>830
究極生命体だろjk
究極生命体だろjk
露伴先生そのうち漫画描きながら止まった時の世界に入門しそうな勢いだなwwww
なんて言ったっけ?
アメコミに出てくる拳から爪が生えてる奴いるじゃない?
あんな感じにカラーサインペンを拳から生やして、また猛スピードで腕を動かしはじめたんだ。
ロハンの腕が残像と共に動くだけでキャラクターに着色されていくんだ。
これさ、ビデオカメラかなんかで撮影したのを見せられてたらあたし信じないと思う。
なんて言えばいいんだろう?
もともと紙の中に完成像があって、それが勝手に姿をあらわしてきた感じってのが一番わかり易いかも。
気がつけばあたしも黒猫も沙織もその神業に見惚れてたみたい。
「まっ…こんなもんかな。 これ以上やりすぎると“本”になるだろうしね」
そうロハンが何気なく言ったのを聞いてようやく我に返ることができたよ。
あたし、黒猫、沙織の目の前に三枚のサイン色紙をポンと投げるロハン。
一枚一枚デザインが違ってて、カラーで、名前入りのサイン色紙を見て逆にあたしは不安になってきた。
豪華すぎて、法外なお金でもとられるんじゃないかなって思っちゃうくらいスゴイ。
それはあたしだけじゃなく黒猫も沙織も同じことを思ってたみたい。
アメコミに出てくる拳から爪が生えてる奴いるじゃない?
あんな感じにカラーサインペンを拳から生やして、また猛スピードで腕を動かしはじめたんだ。
ロハンの腕が残像と共に動くだけでキャラクターに着色されていくんだ。
これさ、ビデオカメラかなんかで撮影したのを見せられてたらあたし信じないと思う。
なんて言えばいいんだろう?
もともと紙の中に完成像があって、それが勝手に姿をあらわしてきた感じってのが一番わかり易いかも。
気がつけばあたしも黒猫も沙織もその神業に見惚れてたみたい。
「まっ…こんなもんかな。 これ以上やりすぎると“本”になるだろうしね」
そうロハンが何気なく言ったのを聞いてようやく我に返ることができたよ。
あたし、黒猫、沙織の目の前に三枚のサイン色紙をポンと投げるロハン。
一枚一枚デザインが違ってて、カラーで、名前入りのサイン色紙を見て逆にあたしは不安になってきた。
豪華すぎて、法外なお金でもとられるんじゃないかなって思っちゃうくらいスゴイ。
それはあたしだけじゃなく黒猫も沙織も同じことを思ってたみたい。
>>838
それは面白い・・・のか?
それは面白い・・・のか?
>>839
・・・・
・・・・
あたしたちの意見を代表したかのように黒猫がおそるおそる口を開く。
「あ、あの……これ…本当に貰ってもいいんですか?」
けどロハンはそんな黒猫の言葉を聞いてハァ?って顔をする。
「おかしなことを言うなよ。 サインが欲しいって言ったのは君たちのほうだろう? それともいらないって言うつもりかい?」
そう言いながらロハンが黒猫のサインを回収しようとして手を伸ばしたんだけど。
それより早く黒猫がその名のとおり猫みたいに俊敏な動きでサイン色紙を両手で守っていた。
「……フン。 最初からそうしてればいいんだよ」
そうロハンに言われてサイン色紙を抱えた黒猫が恥ずかしそうにコクリと頷いてる。
プッ…どうやら黒猫は完璧ロハンに頭があがらないみたいじゃん。
さっきから黒猫があたふたしてるのが面白くてつい笑いそうになった時だった。
痛っ!?
グリって誰かがあたしの足を踏んでるし!
っていうかどう見ても黒猫だし!
なにしやがんのコイツ!?
思わず文句をいいそうになったあたしだけど、それより早く黒猫が怒りを込めながらも小さな声でヒソヒソと耳打ちしてきた。
「あ、あの……これ…本当に貰ってもいいんですか?」
けどロハンはそんな黒猫の言葉を聞いてハァ?って顔をする。
「おかしなことを言うなよ。 サインが欲しいって言ったのは君たちのほうだろう? それともいらないって言うつもりかい?」
そう言いながらロハンが黒猫のサインを回収しようとして手を伸ばしたんだけど。
それより早く黒猫がその名のとおり猫みたいに俊敏な動きでサイン色紙を両手で守っていた。
「……フン。 最初からそうしてればいいんだよ」
そうロハンに言われてサイン色紙を抱えた黒猫が恥ずかしそうにコクリと頷いてる。
プッ…どうやら黒猫は完璧ロハンに頭があがらないみたいじゃん。
さっきから黒猫があたふたしてるのが面白くてつい笑いそうになった時だった。
痛っ!?
グリって誰かがあたしの足を踏んでるし!
っていうかどう見ても黒猫だし!
なにしやがんのコイツ!?
思わず文句をいいそうになったあたしだけど、それより早く黒猫が怒りを込めながらも小さな声でヒソヒソと耳打ちしてきた。
>>842
荒木飛呂彦
荒木飛呂彦
>>842
妹がウザイ
妹がウザイ
>>842
妹はオタク
妹はオタク
「貴女ね…さっきからいい加減になさいな? 人の顔を見てはニヤニヤニヤニヤ。 今日を境に現世より消滅されたいようね。
そもそもなんで貴女までサイン色紙を貰えるのよ。 気持ち悪いだのなんだの言ってたんだからいらないんでしょ? なら私に捧げなさいよ」
「えっ? やだ」
「…まさかとは思うけどそれをヤフオクなりで転売なんて考えていたりするの? だとしたら貴女を滅消することを夜魔の女王の名のもとに誓うから」
「んー…最初はそんなこと考えてたんだけどさ。 でも今はそれより原作にちょっと興味湧いた。 あんたこの漫画持ってるの?」
「……ふっ…… 当たり前じゃないの。 全部大切にカバーをかけて持ってるわ。 …それより『ちょっと』ってどういうことなのか説明なさい。 場合によっては闇の渦の制御ができないから」
「あ、やっぱりあんた持ってるんだ。 今度貸してよ。 汚さないからさ」
「……貴女ね。 人の話を聞いているの? まぁでも………別に貸すのは構わないわ」
何だか最後の方はボソボソと小さく呟いてたけど、とりあえず貸してもらえるみたい。
ラッキー。
っていうかこのあたしが劇画テイストな漫画に興味がわくだなんてよく考えたらスゴイよね。
沙織は沙織で嬉しそうにサイン色紙を遠くから眺めたり近くから見たりしてるし。
浮き足だってるあたしたちを見たジョースケがロハンに声をかける。
「ずいぶんと優しいじゃあないスか? ちょっとはその優しさをオレにも向けて欲しいもんっスね~」
けどロハンはそんなジョースケをフンと鼻で笑った。
「まったく。 僕の漫画の良さがわからない癖によく言うね」
そもそもなんで貴女までサイン色紙を貰えるのよ。 気持ち悪いだのなんだの言ってたんだからいらないんでしょ? なら私に捧げなさいよ」
「えっ? やだ」
「…まさかとは思うけどそれをヤフオクなりで転売なんて考えていたりするの? だとしたら貴女を滅消することを夜魔の女王の名のもとに誓うから」
「んー…最初はそんなこと考えてたんだけどさ。 でも今はそれより原作にちょっと興味湧いた。 あんたこの漫画持ってるの?」
「……ふっ…… 当たり前じゃないの。 全部大切にカバーをかけて持ってるわ。 …それより『ちょっと』ってどういうことなのか説明なさい。 場合によっては闇の渦の制御ができないから」
「あ、やっぱりあんた持ってるんだ。 今度貸してよ。 汚さないからさ」
「……貴女ね。 人の話を聞いているの? まぁでも………別に貸すのは構わないわ」
何だか最後の方はボソボソと小さく呟いてたけど、とりあえず貸してもらえるみたい。
ラッキー。
っていうかこのあたしが劇画テイストな漫画に興味がわくだなんてよく考えたらスゴイよね。
沙織は沙織で嬉しそうにサイン色紙を遠くから眺めたり近くから見たりしてるし。
浮き足だってるあたしたちを見たジョースケがロハンに声をかける。
「ずいぶんと優しいじゃあないスか? ちょっとはその優しさをオレにも向けて欲しいもんっスね~」
けどロハンはそんなジョースケをフンと鼻で笑った。
「まったく。 僕の漫画の良さがわからない癖によく言うね」
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