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    元スレ億泰「幻想御手…? こいつぁ違うぜぇ~」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ゆとり社員 + - よつばと + - ジョジョ + - 億泰 + - 木山 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    億泰かっこよすぎワロタ

    252 :

    だめだ、兄貴と重ちー出すなんてずる過ぎるよちくしょう、涙が出ちゃうだろうが。

    4部読み直すか

    253 :

    ガオン

    254 = 172 :

    ■幹線道路・高架下

    黒子「…圧倒的じゃないですの」

    幻想猛獣を圧倒する御坂と億泰を見て声を失う黒子。

    初春「ふぁー… 御坂さんだけじゃなく虹村さんも凄かったんですねー」

    ポカンと口を開けながら喉の奥から素直な感想を口にする初春。

    佐天「でも一万人の力場でしょ? あんな簡単にやられちゃうもんなの?」

    佐天のそんな疑問を耳にした木山がボソリと口を開く。

    木山「レールガンはともかく…あの少年も規格外ということなのだろう。 それともうひとつ」

    255 :

    ちゃんとウッシャァァァァに戻ってる

    256 = 172 :

    億泰と御坂の戦い方を見ていた木山は気がついたこと。

    木山「攻撃が自然と挟撃の形をとっている。 衝動で動くAIMバーストには非常に効果的だ」

    そう結論をだす木山に、聞き慣れない言葉を聞いた佐天が思わず問いかける。

    佐天「えっと…キョウゲキっていうと…」

    そう言った佐天をフォローするように初春が口を開く。

    初春「虹村さんたちはあの怪物の右側から、御坂さんたちは左側ってことですよね?」

    両手の人差し指をツンツンと突き合わせる初春を見て頷く木山。

    木山「そうだ。 つまりはハサミうちの形になっているということだ」

    そこまで説明したときだった。

    AIMバーストの腹部からキラリと光が漏れ、それに気付いた木山がハッと驚いて叫ぶ。

    木山「っ!? アレはっ!!」

    258 :

    質問を質問で返すなあーっ!!疑問文には疑問文で答えろと学校で教えているのか?わたしが“保守”はと聞いているんだッ!

    259 = 172 :

    ■原子力実験所前・広場

    レールガン、ザ・ハンド、バッド・カンパニー、ハーヴェストの波状攻撃は如何に一万人の力場であろうと耐え切ることはできなかった。
    絶大な威力をもつ攻撃に再生は追いつかず、まるで砂上の城のようにその身を崩しながらも、尚足を進める幻想猛獣。

    そんなAIMバーストの前に億泰が立った。

    億泰「オレもよぉ~… オメェー達の言い分も判らなくはねえ」

    幻想猛獣「ギィィヤアアアァァァァァァッッッ!!!!!!」

    進路を塞がれたAIMバーストが威嚇のような鳴き声をあげる。
    だが、そんな耳を塞ぎたくなるような叫びをその身に受けた億泰は静かに問いかけた。

    億泰「けどよぉ~ 『逃げ』たってよぉ~ その先にはよぉ~…なぁーんもないぜぇ~?」

    AIMバーストは逃げている…そう億泰は指摘した。
    その言葉が届いたのかどうか、AIMバーストはその巨体でもって億泰を押し潰さんとする。

    だが。


    億泰「忘れちまったのかぁ~? スデにてめーは充分! ザ・ハンドの射程距離内に入っちまってるっつーことをよぉ~」


     ガ オ ン !!!

    260 = 172 :

    ありとあらゆる物を空間ごと削り取るザ・ハンドの右腕が音をたて幻想猛獣の身体を深く切り裂いていく。

    幻想猛獣「ギィィヤアアアァァァァァァッッッ!?」

    熱したバターをスプーンで抉り取ったかのようにポッカリと大きな穴を開けられ苦悶の叫びをあげるAIMバースト。
    内臓のように蠢く肉の中で光がきらめく。

    見え隠れする金属の塊のような三角柱。
    その時、遠くから木山の叫び声が届いた。

    木山「っ!? 間違いないっ! それが力場を自立させている核だっ!」

    その木山の叫びを聞き、右手をゆっくりとあげたのは御坂美琴だった。
    掌の中には小さなコインが握られていた。

    だが、なぜか戸惑ったような表情を見せる御坂。
    狙いをつけた態勢のまま億泰に問いかける。

    御坂「ねぇ……いいの?」

    それが何を意味した言葉なのか察した億泰は静かにその問に答える。

    262 :

    こんな時に物凄く空気の読めない質問だってのは分かってるんだが・・・・
    ザ・ハンドで削り取られた傷って閉じるんじゃないのか?

    263 :

    >>262

    > こんな時に物凄く空気の読めない質問だってのは分かってるんだが・・・・
    > ザ・ハンドで削り取られた傷って閉じるんじゃないのか?

    多分閉じる閉じないは凄味で選択出来る
    じゃなきゃオクヤスの攻撃でレッドホットはあそこで死んでた

    264 = 172 :

    億泰「…あぁ こいつが消えればどうなるかくらいはよぉ~ …判ってるつもりだ」

    そう呟く億泰の視線の先…そこには一度たりとも忘れたことがない兄と友人のスタンドが並んでいた。

    御坂「……そっか」

    それ以上はもう何も聞けないとばかりに億泰から視線を外す御坂。

    御坂美琴の視線の先には胎児の形をとったAIMバースト。

    親指に力を込め、手の中のコインを宙に弾く。
    太陽の光を反射するそれを一瞥もせず幻想猛獣に語りかける御坂。

    御坂「ね。 わかったはずよ…バーチャルリアリティ、自分だけの現実をさ…他人に委ねなくたって可能性はあるってこと」

    澄んだ音を立てた一枚のコインが高く高く宙を舞う。

    御坂「だからさ…こんなトコで苦しんでないで」 

    そう、幼い子供に微笑み掛けるように告げた御坂の拳の上に小さな感触が戻ってきた。

    御坂「…とっと自分に帰りなさい」
                                         レールガン
    呟いた御坂美琴の掌から撃ち出されたのはその名を冠する超電磁砲。

    ローレンツ力で加速されたコインはAIMバーストを楽々と貫通し核に直撃。
    音速の三倍というすさまじい破壊力に曝された核がピシリと小さな音を立て…砕けた。

    265 :

    一方、その頃承太郎は……

    --------------------
    ----------------
    ------------
    『…この件が片付き次第また連絡をさせてもらう』

    木山『あぁ。 楽しみにしているよ』

    ----------------------
    -----------
    ------
    承太郎「完全に、連絡するタイミングを失った」

    266 = 171 :

    パーソナルリアリティな

    267 = 172 :

    巨体となった幻想猛獣が大きく歪み、灰のように霧散していく。
    それはAIMバーストの欠片から生まれた戦士たちも例外ではなかった。

    別れの刻。

    空気に溶けていくかのように消えていくバッド・カンパニーとハーヴェストを見て億泰は何かを言おうとして口を開く。

    億泰「……っ」

    だが…何を言えばいいのか判らず、拳を握り締める億泰。
    そんな億泰に静かな声がかかった。

    【億泰…昔のおまえなら出来なかった決断だ。 『おまえ』が決めることが出来たんだ】

    それは億泰の兄、虹村形兆の声。

    【しししっ…この貸しもスッとぼけられないように手帳につけておくど】

    それは億泰の友人、矢安宮重清の声。

    空に舞う幻想猛獣の霧が僅かに人の姿を模したかのように揺らめく。


    億泰「兄貴…重ちー…」


    名前を呼ぶも答えが返ってくることはなく。
    最後に何も聞こえなくなった大地に億泰は立ち続けていた。

    269 = 172 :

    御坂美琴は空を見上げる億泰の表情が笑っているのか泣いているのか判らなかった。

    それでも、なにか言葉をかけようとした時に自分の異常に気付く。

    御坂「…あれ? あれれ?」

    空気の抜けた風船のような声を漏らす御坂。

    すぐ側でなにかがベチャリと音を立てたことに気付いた億泰が振り返る。
    そこには顔面から地面に倒れこんだまま悶えている御坂がいた。

    億泰「……なにしてんだオメェ~?」

    そんな御坂に呆れ返った声をかける億泰。

    御坂「で、電池切れ。 もー無理 もー限界」

    そう言い返す御坂を見て億泰がため息をつく。

    億泰「…しかたねーなぁ~」

    270 :

    東方巡査「億泰ッ!」
    アンジェロ「ガンバレ億泰!」
    ムカデ屋店主「わたし達がついているぞ!ガンバレ!」

    271 = 268 :

    兄貴…

    272 = 172 :

    そう愚痴をこぼしながら御坂に近づく億泰。
    しかし、その歩みは飛び込んできた小柄なツインテールの少女に遮られる。

    黒子「おおおおねえさまあああああああぁぁぁっっっ!!!!」

    御坂「ちょっ! 黒子っ!? 待っ! 私動けなっ!」

    ドグシャア!といった擬音と共に御坂に飛び込んできた闖入者。

    御坂「なんであんたがここにっ? つーかどいてぇー」

    白井黒子に組み伏せられた御坂は必死になってマウントをとった黒子に文句を言うが…

    黒子「まぁお姉様? まぁまぁまぁお姉様? なんたる! なんたることですの!」

    それは一言一句、只の一言も黒子の耳には届いていなかった。
    手をワキワキさせながら御坂美琴の全身をまさぐる黒子。

    黒子「んまぁっ! こんなとこに擦り傷が! あらまぁ! こーんなとこに青痣が!」

    御坂の傷を見て目を丸くする黒子。

    黒子「もしかして…あーんなところにも怪我があおりではなくて? こうなったときは黒子に全部おまかせですの!」

    鼻息を荒くしながら御坂のシャツの中に手を突っ込もうとする黒子。

    御坂「ちょ! ダッダメ! やめろーっ!」

    ギャアアアという御坂の叫びが重く湿った空気を吹き飛ばしていく。

    274 :

    兄貴と重ちー出てきてから部屋の温度が上がったのかな・・・
    目から汗が止まらんぜ

    275 = 172 :

    億泰「…なぁーにやってんだアイツラはぁ?」

    突如目の前で始まった寸劇に呆れる億泰。
    アホクサっと呟いた億泰の瞳に映るのは二人の少女。

    初春「虹村さーん!」

    佐天「だいじょぶ? ケガとかしてないの?」

    パタパタとこちらに駆け寄ってきたのは佐天と初春。

    億泰「よぉ~ オマエラこそ大丈夫なんかぁ~?」

    そう言いながら佐天たちのもとに歩みを進める億泰。
    だが、戦闘で疲弊していたのは御坂だけではなかった。

    億泰「おおっ!?」

    ガクンと膝の力が抜ける億泰だったが、倒れる寸前、二つの手により引き起こされる。

    佐天「ちょっと!? 全然ダメじゃない!」

    初春「怪我とかしてないですか?」

    億泰の肩を支えたのは佐天と初春の細く頼りない腕だった。

    278 :

    携帯から支援

    279 = 255 :

    「キラークイーン」はすでにこのスレに触っているッ!

    280 :

    重ちーと兄を出すのは反則だろぉ~?

    282 = 172 :

    ごめんちょい離席
    自力保守するんでのんびりと待っててくらしあ

    283 = 214 :

    >>270

    アンジェロ死んでないだろ・・・

    285 :

    >>282
    おっせ!言うのおっせ!

    286 :

    こんなブッサイクに着いて行くファンの気が知れん

    288 = 123 :

    >>285
    すまぬ…すまぬ…

    290 :

    限界だッ!寝るね

    291 :

    一方、その頃ジョセフは……




    ジョセフ「あのウエスタンルックのサムライガールって感じのお嬢さんはどうしたのかのぉ」

    神裂「………」

    神裂「ジョースター卿、私はここにいます!」

    292 :

    自ほ

    293 :

    保守するぜぇ~

    295 :

    「保守」させてもらおうッ!!

    296 = 292 :

    自ほ自ほ

    297 :

    >>275

    自らを支えてくれた二人の少女を見て億泰がフゥと息を吐く。

    億泰「すまねぇーなぁ~ …ショージキ立ってるのもシンドイからよぉ~ 肩かりるぜぇ~」

    両脇に回った佐天と初春の肩に腕をおき、そのまま体を預ける億泰。
    だが少女たちの細い腕では億泰の身体を支えるのは些か困難だった。

    佐天「お、重っ! 重いって! てゆーか全体重かけないでよ!」

    初春「に、虹村さーん。 このままじゃ私たちも一緒に潰れちゃいますぅ」

    情けない声をあげる佐天と初春。

    億泰「おいおーい もぉーちっとしっかりしてくんねぇとよぉ~。 フラフラして落ち着きワリーんだよなぁ~」

    ズルズルと土煙をあげながら引き摺られることに文句を言う億泰。

    佐天「いやいやいや まじで無理だから」

    初春「はっはい! が、頑張りますぅ~…」

    気丈にそう言い返す佐天、返事は立派だが既に足元がフラフラの初春。

    漢字の山のようにアンバランスな三人の前に木山が立った。

    298 = 297 :

    億泰「……誰だぁ~?」

    初対面である木山を見て眉をひそめながら疑問の声をあげる億泰。
    しかし木山はそれに答える時間が惜しいとでも言いたげにそれを黙殺。
    それどころか逆に億泰に向かって質問を投げかけた。

    木山「ぶしつけだがひとつ聞かせてもらいたい……あれはいったい何なんだ? 君は能力者なのか?」

    億泰「あぁ~? いきなり出てきて何言うかと思えばよぉ~ …質問を質問で返すなって学校の先生に教わらなかったのかぁ~?」

    突然あらわれた傷だらけの女性にスタンドのことを問われ、乱暴に突っぱねる億泰。
    だが、木山はそれに怯むことなく食い下がった。

    木山「今は学者だが以前は教鞭をとっていた。 名は木山春生という」

    億泰「はぁ~ って…あんたセンセーなんかよ!?」

    木山「…元教師だ。 それで気分を害したなら謝ろう。 だから教えてくれ。 あの能力はなんだ?」

    それは木山にとって新たなる可能性のひとつ。
    そんな木山の希望は困ったような億泰のセリフで打ち砕かれた。

    300 :

    スタンドは能力よりよっぽど才能次第だからなぁ


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