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元スレ億泰「幻想御手…? こいつぁ違うぜぇ~」
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御坂「アンタは私の後輩でしょ? こんな時くらい『お姉様』に頼りなさいっての」
そう言ってツンと黒子の額をつつく御坂。
黒子「…お、おねぇさまぁ~」
感極まったかのように声を震わせる黒子だったが、自動ドアに歩き出す御坂を見て眉をくもらせる。
御坂「それじゃ黒子はアンチスキルからの情報を回して頂戴」
ドアに向かいながら明るい声を出す御坂。
黒子「お姉様? 無茶はなさらないでくださいですの」
御坂「だいじょーぶだって。 木山先生って普通の学者さんでしょ?」
黒子「そうですけれど… 何だか嫌な予感がするんですの…」
黒子の胸に巣食うの不安な感情。
御坂「なんとかなるって! 私は学園都市の第三位、『超電磁砲』の御坂美琴よ?」
そう言ってドアの向こうに消える御坂。
そんな御坂美琴の後ろ姿を見つめたままポツリと黒子が呟く。
黒子「お姉様がお姉様ではなくなってしまう…そんな予感がしてならないですの…」
そう言ってツンと黒子の額をつつく御坂。
黒子「…お、おねぇさまぁ~」
感極まったかのように声を震わせる黒子だったが、自動ドアに歩き出す御坂を見て眉をくもらせる。
御坂「それじゃ黒子はアンチスキルからの情報を回して頂戴」
ドアに向かいながら明るい声を出す御坂。
黒子「お姉様? 無茶はなさらないでくださいですの」
御坂「だいじょーぶだって。 木山先生って普通の学者さんでしょ?」
黒子「そうですけれど… 何だか嫌な予感がするんですの…」
黒子の胸に巣食うの不安な感情。
御坂「なんとかなるって! 私は学園都市の第三位、『超電磁砲』の御坂美琴よ?」
そう言ってドアの向こうに消える御坂。
そんな御坂美琴の後ろ姿を見つめたままポツリと黒子が呟く。
黒子「お姉様がお姉様ではなくなってしまう…そんな予感がしてならないですの…」
■風紀委員第一七七支部
億泰「よぉーッス」
気の抜けた挨拶をあげながらドアをくぐる億泰。
黒子「あら虹村さん。 チィーッスですの」
そんな億泰に返ってきたのは気の抜けた黒子の声だった。
部屋に入ってきた億泰を見ようともせずにモニターに向かい、幾つものウインドウを操りながら生返事を返す黒子。
億泰「へぇ~ 今日は白井一人かよぉ~ 珍しいなぁ~」
そんな感想を口にしながら事務椅子に腰掛けてボンヤリとする億泰。
静まりかえるジャッジメント支部。
そんな空間の中で唯一響くのはキーボードのタイプ音のみだった。
10分ほど経ったころだろうか?
黒子の揺れるツインテールの先を目で追うのに飽きた億泰が口を開く。
億泰「よぉーッス」
気の抜けた挨拶をあげながらドアをくぐる億泰。
黒子「あら虹村さん。 チィーッスですの」
そんな億泰に返ってきたのは気の抜けた黒子の声だった。
部屋に入ってきた億泰を見ようともせずにモニターに向かい、幾つものウインドウを操りながら生返事を返す黒子。
億泰「へぇ~ 今日は白井一人かよぉ~ 珍しいなぁ~」
そんな感想を口にしながら事務椅子に腰掛けてボンヤリとする億泰。
静まりかえるジャッジメント支部。
そんな空間の中で唯一響くのはキーボードのタイプ音のみだった。
10分ほど経ったころだろうか?
黒子の揺れるツインテールの先を目で追うのに飽きた億泰が口を開く。
億泰「なんかよぉ~随分と忙しそうだなぁ~」
黒子「…そうですわね」
炭酸の抜けたコーラのような生返事をする黒子。
億泰「なぁ~ 今日はよぉ~ 誰も来ねぇのかぁ~?」
黒子「…そうですわね」
億泰「…」
億泰「…そういやよぉ なんつったかなぁ~ ほら、続編になるたびに劣化してったホラー映画」
黒子「…そうですわね」
億泰「…」
会話をしようとしない黒子の背中を見て立ち上がる億泰。
モニターから片時も目を離そうとしない黒子の肩を掴む。
黒子「…そうですわね」
炭酸の抜けたコーラのような生返事をする黒子。
億泰「なぁ~ 今日はよぉ~ 誰も来ねぇのかぁ~?」
黒子「…そうですわね」
億泰「…」
億泰「…そういやよぉ なんつったかなぁ~ ほら、続編になるたびに劣化してったホラー映画」
黒子「…そうですわね」
億泰「…」
会話をしようとしない黒子の背中を見て立ち上がる億泰。
モニターから片時も目を離そうとしない黒子の肩を掴む。
億泰「よぉ いったいどうしたっつーんだぁ~?」
肩に手を置かれ、ようやく黒子が億泰の顔を見る。
しかし、黒子は億泰までもこの事件に巻き込むつもりはなかった。
黒子「心配されるのはありがたいですの …でもこれはあなたには関係の」
億泰「関係ならよぉ~ あるぜぇ~?」
静かに拒否をしようとした黒子のセリフに割り込む億泰。
黒子「…え?」
億泰の真剣な表情に驚く黒子。
億泰「おいおい忘れちまったのかぁ~? あの廃ビルん時をよぉ~?」
廃ビルでの事件。
悪逆非道なスキルアウトに追い詰められた記憶。
あと一歩遅ければ自分だけではなく佐天までも忘れえぬ傷を負うことになっていたかもしれない。
もしあの時目の前の男が現れてくれなかったのならばどうなっていたかなど考えたくもない。
ふぅとため息を吐く黒子。
黒子「そうですわね。 説明させていただきますの」
肩に手を置かれ、ようやく黒子が億泰の顔を見る。
しかし、黒子は億泰までもこの事件に巻き込むつもりはなかった。
黒子「心配されるのはありがたいですの …でもこれはあなたには関係の」
億泰「関係ならよぉ~ あるぜぇ~?」
静かに拒否をしようとした黒子のセリフに割り込む億泰。
黒子「…え?」
億泰の真剣な表情に驚く黒子。
億泰「おいおい忘れちまったのかぁ~? あの廃ビルん時をよぉ~?」
廃ビルでの事件。
悪逆非道なスキルアウトに追い詰められた記憶。
あと一歩遅ければ自分だけではなく佐天までも忘れえぬ傷を負うことになっていたかもしれない。
もしあの時目の前の男が現れてくれなかったのならばどうなっていたかなど考えたくもない。
ふぅとため息を吐く黒子。
黒子「そうですわね。 説明させていただきますの」
>>54
真剣な億泰にほだされるようにして説明をはじめる黒子。
木山春生の元に向かった初春と佐天が行方不明になったこと。
学園都市の監視システムで木山が運転しているとおぼしき車両を特定できたこと。
御坂美琴が一足早く現場へ急行しているということ。
そこまで説明を聞いた億泰が険しい顔をして立ち上がる。
黒子「…虹村さん?」
億泰「それを聞いてよぉ~ …おとなしくここで待ってることなんざぁ出来ねぇーなぁ~」
黒子「……だから話したくなかったんですの」
悔しそうに黒子が呟く。
この男が底抜けのお人好しであるということは身にしみて判っている。
説明をしてしまえば言葉でこの男を止めることはできない。
かといって能力で持って捕縛する気も黒子には無かった。
廃ビルで見た正体不明の能力は確かに恐ろしい。
しかし、それは些細な問題でもある。
一番の問題はちょっとやそっとのことではこの男の信念を曲げることができないということなのだ。
真剣な億泰にほだされるようにして説明をはじめる黒子。
木山春生の元に向かった初春と佐天が行方不明になったこと。
学園都市の監視システムで木山が運転しているとおぼしき車両を特定できたこと。
御坂美琴が一足早く現場へ急行しているということ。
そこまで説明を聞いた億泰が険しい顔をして立ち上がる。
黒子「…虹村さん?」
億泰「それを聞いてよぉ~ …おとなしくここで待ってることなんざぁ出来ねぇーなぁ~」
黒子「……だから話したくなかったんですの」
悔しそうに黒子が呟く。
この男が底抜けのお人好しであるということは身にしみて判っている。
説明をしてしまえば言葉でこの男を止めることはできない。
かといって能力で持って捕縛する気も黒子には無かった。
廃ビルで見た正体不明の能力は確かに恐ろしい。
しかし、それは些細な問題でもある。
一番の問題はちょっとやそっとのことではこの男の信念を曲げることができないということなのだ。
どれほど打ち据えようが、四肢に鉄芯を打ち込もうがこの男は立ち上がってくる。
ならば、この男を止めることは不可能だと…黒子は察していた。
億泰「場所は…知らねーなぁ~ まぁタクシーの運ちゃんなら判るかぁ~」
黒子が操作していたモニターの中の地図を見て、向かう先を確認する億泰。
黒子は黙りこくったまま億泰を見つめていた。
億泰「んじゃまぁ… ちょっーとオレも行ってくんぜぇ~」
そう言って背を向けた虹村億泰を見た黒子の背筋に悪寒が走る。
それは確信にも似た予感。
今、虹村億泰を行かせてはならない…そう黒子は直感する。
だが…黒子は億泰を引き留める言葉を持っていなかった。
黒子「ぁ… ま、待っ…」
黒子の呟きは億泰に届くことはなく、静かに閉まるドアに吸い込まれていった。
ならば、この男を止めることは不可能だと…黒子は察していた。
億泰「場所は…知らねーなぁ~ まぁタクシーの運ちゃんなら判るかぁ~」
黒子が操作していたモニターの中の地図を見て、向かう先を確認する億泰。
黒子は黙りこくったまま億泰を見つめていた。
億泰「んじゃまぁ… ちょっーとオレも行ってくんぜぇ~」
そう言って背を向けた虹村億泰を見た黒子の背筋に悪寒が走る。
それは確信にも似た予感。
今、虹村億泰を行かせてはならない…そう黒子は直感する。
だが…黒子は億泰を引き留める言葉を持っていなかった。
黒子「ぁ… ま、待っ…」
黒子の呟きは億泰に届くことはなく、静かに閉まるドアに吸い込まれていった。
ヤベッ超おもしろい…
申し訳無いんですが誰かSS保管してる場所ご存知無い?
前作すごい見たいんですが
申し訳無いんですが誰かSS保管してる場所ご存知無い?
前作すごい見たいんですが
■学園都市・幹線道路
後部座席に詰め込まれた佐天と初春を載せたスポーツカーを運転するのは木山春生。
木山「さて…質問を聞こうか?」
落ち着き払った木山の声を聞いてブスッとした佐天が声を出す。
佐天「…なんでレベルアッパーなんてものを広めようと思ったんです?」
それは佐天涙子にとって人ごとではなかった。
あと少しでレベルアッパーを使っていたかもしれないのだ。
無能力者の苦悩を逆手にとって危険なファイルを広めた木山に佐天涙子は怒っていた。
木山「あぁ…あるシュミレーションを行うには演算機器が必要だったんでね」
だが、そんな佐天の疑問をいとも簡単に答えてしまう木山。
まるでランチのメニューを決めるような簡単な答えに声を荒げようとする佐天だったが。
初春「それって! 人の気持ちをまるっきり無視してるじゃないですか!」
佐天が口を開くよりも先に尖った声色で木山に言葉をぶつけたのは初春だった。
木山「? …どういうことだ?」
少女たちが突然怒りだした原因が判らないとばかりに頭をひねる木山。
後部座席に詰め込まれた佐天と初春を載せたスポーツカーを運転するのは木山春生。
木山「さて…質問を聞こうか?」
落ち着き払った木山の声を聞いてブスッとした佐天が声を出す。
佐天「…なんでレベルアッパーなんてものを広めようと思ったんです?」
それは佐天涙子にとって人ごとではなかった。
あと少しでレベルアッパーを使っていたかもしれないのだ。
無能力者の苦悩を逆手にとって危険なファイルを広めた木山に佐天涙子は怒っていた。
木山「あぁ…あるシュミレーションを行うには演算機器が必要だったんでね」
だが、そんな佐天の疑問をいとも簡単に答えてしまう木山。
まるでランチのメニューを決めるような簡単な答えに声を荒げようとする佐天だったが。
初春「それって! 人の気持ちをまるっきり無視してるじゃないですか!」
佐天が口を開くよりも先に尖った声色で木山に言葉をぶつけたのは初春だった。
木山「? …どういうことだ?」
少女たちが突然怒りだした原因が判らないとばかりに頭をひねる木山。
佐天「どういうことって…アンタねー…」
木山「シミュレーションが終われば全員開放される。 後遺症も残らない。 一体何の問題があるんだ?」
ステアリングを握ったまま不思議そうな顔でそう問い返す木山。
初春「…本当に判らないんですか?」
毒気を抜かれるような質問を聞いて訝しげに眉をひそめる初春。
木山「すまないが心当たりが無くてね。 教えてくれるとありがたいのだが…」
前方を見つめたまま車を操作しながら答えを求める木山の背中に向かい佐天が口を開く。
佐天「無能力者がどんなに能力者に憧れてるか…それぐらいは研究ばっかしててもさ、想像つくでしょ?」
それはレベルゼロの佐天涙子が言ったからこそ効果のある言葉。
ピクリと木山の腕が動き、ステアリングが僅かにぶれる。
木山「シミュレーションが終われば全員開放される。 後遺症も残らない。 一体何の問題があるんだ?」
ステアリングを握ったまま不思議そうな顔でそう問い返す木山。
初春「…本当に判らないんですか?」
毒気を抜かれるような質問を聞いて訝しげに眉をひそめる初春。
木山「すまないが心当たりが無くてね。 教えてくれるとありがたいのだが…」
前方を見つめたまま車を操作しながら答えを求める木山の背中に向かい佐天が口を開く。
佐天「無能力者がどんなに能力者に憧れてるか…それぐらいは研究ばっかしててもさ、想像つくでしょ?」
それはレベルゼロの佐天涙子が言ったからこそ効果のある言葉。
ピクリと木山の腕が動き、ステアリングが僅かにぶれる。
とある読んでないけど面白いな
でも、億泰の台詞が間延びし過ぎなような…
まッ!どうでもいいけどヨォ~ッ!
でも、億泰の台詞が間延びし過ぎなような…
まッ!どうでもいいけどヨォ~ッ!
木山「それは…」
『センセー? 私でもがんばったら大能力者や超能力者になれるかなー?』
脳裏に蘇るはかつての教え子。
他愛も無い問いかけ。
純粋な憧れを確かに木山は聞いたことがあった。
木山「…そうか。 確かにそのとおりかもしれないな」
言い訳をしようともせずに自分の非を認める木山。
佐天「…なんなのこの人?」
素直に謝る木山を見て困ったような声をだす佐天。
初春も木山の思考の流れが理解できずに首をひねっていた。
佐天と初春が顔を見合わせたのと同じタイミングで、木山の運転するスポーツカーが急激にスピードを落とし始める。
木山「……だが」
そういってステアリングに顔を埋める木山。
木山「それでも私はこのシミュレーションを途中で中断する気はない」
木山に遅れて気付く佐天と初春。
前方には装甲車と警備ロボット、そしてアンチスキルの部隊がズラリと並んでいた。
『センセー? 私でもがんばったら大能力者や超能力者になれるかなー?』
脳裏に蘇るはかつての教え子。
他愛も無い問いかけ。
純粋な憧れを確かに木山は聞いたことがあった。
木山「…そうか。 確かにそのとおりかもしれないな」
言い訳をしようともせずに自分の非を認める木山。
佐天「…なんなのこの人?」
素直に謝る木山を見て困ったような声をだす佐天。
初春も木山の思考の流れが理解できずに首をひねっていた。
佐天と初春が顔を見合わせたのと同じタイミングで、木山の運転するスポーツカーが急激にスピードを落とし始める。
木山「……だが」
そういってステアリングに顔を埋める木山。
木山「それでも私はこのシミュレーションを途中で中断する気はない」
木山に遅れて気付く佐天と初春。
前方には装甲車と警備ロボット、そしてアンチスキルの部隊がズラリと並んでいた。
■幹線道路・路肩
前方にて投降を呼びかけるアンチスキルの部隊。
それを見てホッと息を付く佐天と初春。
僅かな間ではあったものの、この木山という名の科学者が狂人や悪人ではないということを知るには充分な時間だった。
佐天「どうすんの? このままチキンレースなんて勘弁してよ?」
初春「今ならまだ間に合います 私たちも口添えしますし」
木山の心に響く佐天と初春の優しさ。
しかし。
木山「言ったはずだ。 私はこのシミュレーションを途中で中断する気はない…と」
そう言いながらガチャリとガルウイングのドアを開ける木山。
車から降りながら淡々と言葉を続ける。
木山「…レベルアッパーは人間の脳を使った演算機器を造るためのプログラムだ」
木山「だが…同時に面白い副作用ももたらしてくれるのだよ」
カツリとパンプスを響かせて車を降りる木山。
大声でがなりたてるアンチスキルを無視して後部座席にいる佐天と初春に謎の忠告を残す。
木山「君達は車から出ない方がいいな。 危険だ」
前方にて投降を呼びかけるアンチスキルの部隊。
それを見てホッと息を付く佐天と初春。
僅かな間ではあったものの、この木山という名の科学者が狂人や悪人ではないということを知るには充分な時間だった。
佐天「どうすんの? このままチキンレースなんて勘弁してよ?」
初春「今ならまだ間に合います 私たちも口添えしますし」
木山の心に響く佐天と初春の優しさ。
しかし。
木山「言ったはずだ。 私はこのシミュレーションを途中で中断する気はない…と」
そう言いながらガチャリとガルウイングのドアを開ける木山。
車から降りながら淡々と言葉を続ける。
木山「…レベルアッパーは人間の脳を使った演算機器を造るためのプログラムだ」
木山「だが…同時に面白い副作用ももたらしてくれるのだよ」
カツリとパンプスを響かせて車を降りる木山。
大声でがなりたてるアンチスキルを無視して後部座席にいる佐天と初春に謎の忠告を残す。
木山「君達は車から出ない方がいいな。 危険だ」
息を飲む佐天と初春。
原因は木山春生の瞳。
濃いクマを顔に貼りつけてはいるものの整った顔立ちをしている木山。
その半眼が突然充血したかのようにジワリと赤く染まりだしたのだ。
瞬く間に赤く染まっていく瞳を気にする風もなく木山春生がアンチスキルに向かい合う。
す、と伸ばした腕。
その先には荒れ狂う水の塊があった。
佐天「嘘っ!? 能力者なの!? 学生でもないのに!?」
初春「そんな! 書庫(バンク)にもそんな事一言もなかったですよ!?」
驚く少女たちをチラと見て再度忠告をする木山。
木山「頭を低くして衝撃に備えていたほうがいいな」
その言葉と共に木山春生とアンチスキルの戦闘が始まった。
原因は木山春生の瞳。
濃いクマを顔に貼りつけてはいるものの整った顔立ちをしている木山。
その半眼が突然充血したかのようにジワリと赤く染まりだしたのだ。
瞬く間に赤く染まっていく瞳を気にする風もなく木山春生がアンチスキルに向かい合う。
す、と伸ばした腕。
その先には荒れ狂う水の塊があった。
佐天「嘘っ!? 能力者なの!? 学生でもないのに!?」
初春「そんな! 書庫(バンク)にもそんな事一言もなかったですよ!?」
驚く少女たちをチラと見て再度忠告をする木山。
木山「頭を低くして衝撃に備えていたほうがいいな」
その言葉と共に木山春生とアンチスキルの戦闘が始まった。
ちっと4-5時間くらい離席しま
奇特な人が保守ってくれて残ってたらここで、落ちたら制速いきま
奇特な人が保守ってくれて残ってたらここで、落ちたら制速いきま
>>1の野郎ぉ~保守してやるぅ
>>80
億泰 ssでググれば出てくるぞ
億泰 ssでググれば出てくるぞ
『保守する!』と思ったときには、既にその行動は終わっているんだね・・・
>>70
■幹線道路・高架下
御坂「なによコレ? 黒子、何が起こってんの?」
頭上を見上げながら携帯電話に向かって不審げな声をだす御坂。
嫌でも目に飛び込んでくるのはたなびく黒煙。
幾度となく起こる小規模な爆発音。
御坂の持つ電話の向こうには正確な事実を伝えようと懸命にモニターから情報を読み取る黒子がいた。
黒子『どうやら木山が能力でもってアンチスキルと交戦をしているようですの』
御坂「能力ー? 彼女能力者じゃないって言ってなかった?」
非常階段を駆け上りながら、矛盾している箇所を指摘する御坂。
黒子『そうですの。 書庫(バンク)にも彼女が能力開発を受けたという記録は残っていませんの』
■幹線道路・高架下
御坂「なによコレ? 黒子、何が起こってんの?」
頭上を見上げながら携帯電話に向かって不審げな声をだす御坂。
嫌でも目に飛び込んでくるのはたなびく黒煙。
幾度となく起こる小規模な爆発音。
御坂の持つ電話の向こうには正確な事実を伝えようと懸命にモニターから情報を読み取る黒子がいた。
黒子『どうやら木山が能力でもってアンチスキルと交戦をしているようですの』
御坂「能力ー? 彼女能力者じゃないって言ってなかった?」
非常階段を駆け上りながら、矛盾している箇所を指摘する御坂。
黒子『そうですの。 書庫(バンク)にも彼女が能力開発を受けたという記録は残っていませんの』
そこまで言ってゴクリと緊張しながら口を開く黒子。
先程感じた嫌な予感の正体はこれなのだろうか?
内心そう自分に問いかけながらも推測を口にする。
黒子『ですがこれは明らかに能力。 それも複数の能力をもつ…多重能力者の可能性が極めて高いですの』
御坂「多重能力者? 実現不可能、幻の存在っていわれてるやつ? あれって都市伝説じゃない」
子供たちの間で囁かれる噂話のような推測を聞いて思わず否定の言葉を口にする御坂だったが…
黒子『…そうとも限りませんの』
それは黒子の深刻な声で否定された。
黒子には心当たりがあった。
目の前で不可思議な能力を見せつけた一人の男が脳裏をよぎる。
黒子『お姉様… どうかお気をつけて。 相手を侮らないでくださいましね?』
御坂「だいじょぶだって。 言ったでしょ? たまには頼りなさいってね」
黒子の心配そうな言葉に明るく返事をして携帯電話を耳から離す御坂。
まだ何か言いたげな黒子との通話を切って、最後の一段に足をかける。
階段を登り切った御坂の目に飛び込んできたのは倒れ伏したアンチスキルたちだった。
先程感じた嫌な予感の正体はこれなのだろうか?
内心そう自分に問いかけながらも推測を口にする。
黒子『ですがこれは明らかに能力。 それも複数の能力をもつ…多重能力者の可能性が極めて高いですの』
御坂「多重能力者? 実現不可能、幻の存在っていわれてるやつ? あれって都市伝説じゃない」
子供たちの間で囁かれる噂話のような推測を聞いて思わず否定の言葉を口にする御坂だったが…
黒子『…そうとも限りませんの』
それは黒子の深刻な声で否定された。
黒子には心当たりがあった。
目の前で不可思議な能力を見せつけた一人の男が脳裏をよぎる。
黒子『お姉様… どうかお気をつけて。 相手を侮らないでくださいましね?』
御坂「だいじょぶだって。 言ったでしょ? たまには頼りなさいってね」
黒子の心配そうな言葉に明るく返事をして携帯電話を耳から離す御坂。
まだ何か言いたげな黒子との通話を切って、最後の一段に足をかける。
階段を登り切った御坂の目に飛び込んできたのは倒れ伏したアンチスキルたちだった。
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