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    元スレ唯「サイレンが鳴ってる・・・」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 次スレ→1287152023 + - おもらし + - けいおん! + - サイレン + - 唯「バイハザ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 19 :

    「校長先生…………も」

    校長「コワクナイ…………こっちはスバラシイ世界ダヨ」

    目から赤い血を流し、ニコニコと笑っている。
    手には自分のものだろうか、ゴルフクラブを握っている。

    「やめて…………よぉ……」

    泣き出しそうな心を抑えつけながら後退る。死にたくない……その一心で体は逃げ場を模索していた。

    校長「コッチニオイデェェェェ!!!」

    振りかぶられたゴルフクラブを見てようやく私の体は動き出した。

    「ひゃうっ」

    ガシャアアンッ

    咄嗟に避けたのが効をそうしたのかゴルフクラブは空を切り、誰かの机を粉砕した。

    102 = 84 :

    女で子供だから闘えないのか
    生き残れる気しねぇw

    103 :

    SIREN全作やってるのに展開がまるで分からないでござる

    104 = 7 :

    >>103
    なぞってるわけじゃないからな…大変そうだぞこれ

    105 = 19 :

    校長「アヘへ…………ウヒャアアアア!!!」

    ブンッ! と目の前をゴルフクラブが通過、

    ガシャアンッ───

    職員室のガラスが派手に割れる。

    「ひぃぃっ」

    尻餅をつくような体制でなんとかかわす、も、それはかわしたと言うよりただ腰が抜けてしまったと解釈した方が自然だろう。

    校長「ウヘアッ………ウウ?」

    またゴルフクラブを唯に定めようとするも職員室の窓に引っかかり中々抜けずにいる。

    「(今の内に……!)」

    尻餅をついたまま下がって行くと立ち上がり、職員室を抜け出す。

    校長「待てエエエエエエエエエエ」

    106 :

    脱兎のように(以下略

    結構こういう表現、笑えるけど和むからいい

    107 :

    あれま
    ジャンプのサイレンではなかったのか

    108 = 84 :

    ジャンプのサイレンってなんだお

    109 = 19 :

    「はあ…はあ…どうなってるの……」

    走りながらこの全くわからない状況を整理してみる。

    「みんな目から血を流してた……考えたくないけど感染病とかかな……」

    そう考えた瞬間キュッと胸を締め上げるものがきた。
    友達のこと、家族のこと、憂のこと……。

    まるで迷ってしまって家がどこかわからなくなったような不安感が押し寄せてくる。
    誰もいない、いるのは私を殺そうとするわけのわからない人達だけ。

    この世界は一体なんだ。私は……一体どこへ来てしまったのだろう。

    110 :

    そういえば前もこんなスレあったよな。
    たしかbad endだったけど、はてさて今回はどういう展開かwktk

    111 :

    ジャンプのサイレンとは現代世界と崩壊後世界を行き来しながら敵と戦う超能力バトル漫画である

    112 = 19 :

    駄目……。ここで挫けたら私は多分死んでしまう。
    そしたらもうみんなにも会えない……。

    「……」

    思いついたように携帯を開く。

    圏外

    その二文字に心を折られそうになる。
    でも…待ち受けのみんなで撮った写真を眺めていると自然とさっきまでの不安は幾らか和らいでくる。

    「みんなを探そう…」

    生きてる保証はない。だけど生きているのならみんなも同じことを考える筈だ。

    「まずは学校を出よう」

    買い物に行った憂も心配だ。

    113 :

    >>111
    なるほど、ありがとう
    別物だなw

    114 :

    >>16
    和ちゃんたくましいなww

    115 :

    SIRENもけいおんも好きだからまじ期待
    キャラ殺すとかは好きなように書いてくれ
    みんな助かってほしいけど、SIRENなんで屍人になっても仕方ないと割りきれてるから

    116 :

    お、大作の予感

    117 :

    ──【ドコダー??】──

    「うっ……」

    また頭に過る映像。さっき見たのとは違って職員室辺りが映し出されていた。

    「あの声……もしかして校長先生の目から見えてる景色が私に見えた……?」

    何故かはわからない、けれどやってみる価値はあるだろう。

    目を閉じ、意識を集中する……。

    ──【手術シマショウネー】──

    これはさっきの保健の先生…。
    何を切り刻んでるんだろうか、人形のようなものがズタズタになっている。

    更に頭を別のチャンネルに切り替えてみる。
    テレビに映っている番組を変える様なイメージ。

    ──【オーーーーーーイ】──

    いた、校長先生だ。さっきよりこっちに近づいて来てる…。
    間違いない、これは相手の視界に割り込む能力…!

    「言うなら視界ジャック…!!!」

    118 = 113 :

    歯科医ジャックはデキるんだな

    119 :

    >>117

    > 唯「言うなら視界ジャック…!!!」
    なんかワロタ

    120 :

    視界ジャックのとこがカイジで再生された

    121 = 117 :

    「これを利用したら上手く逃げられるかも…」

    校長先生は今一階の職員室前…、保健室の先生は保健室。
    校長先生は動き回ってるから注意しとかないと。

    学校を出るだけなら色々道はあるけど…他の先生達もああなってるかもしれない。
    なるべく見つからない様に正門は避けよう。

    裏門から脱出だ。

    122 = 117 :

    どうやら他にはいないようであっさりと裏門にまで辿りついた。

    「後はここを出て…あっ」

    裏門には金色の錠がかかっていた。

    「もうっ!」

    こんな大事な時なんだから鍵ぐらい外しておいてほしいよ!
    ここで苛立っても仕方ないので危険を承知で体育館の裏を抜け、正門の方を覗き込む。

    「誰かいる…」




    体育教師「遅刻するヒトはユルシマセン」

    木刀のようなものを持ちながら正門のど真ん中に立っている。

    「正門は抜けれない…」

    「壁は私じゃ乗り越えられそうにないし…」

    私は鍵探しを開始した。

    小目的 裏門の鍵の入手

    123 = 117 :

    再び職員室の近くのトイレまで戻って来るも……。

    ──【ウヒャッヒャア】──

    「どこか行ってよ校長先生!」

    トイレの一室で一人作戦会議なのです。

    「鍵は職員室にかかってる……それは校長先生の視界から確認したけど…」

    職員室を出たり入ったし続ける校長先生を何とかしない限り鍵は手に入らない…。

    「何とか注意を引けないかな…」

    「……何か音が出せれば…そうだ!」

    125 = 117 :

    「来週のゴルフタノシミダナァ……」

    ゴルフクラブをひたすら磨いている校長先生。

    ガタンッ───

    「アヒャッ!?」

    隣の教室で大きな音が鳴り響いた。
    それを聴いた校長先生は餌の臭いを嗅ぎ付けた野犬のようなスピードで早歩きで音の発信源へ向かう。

    「みいいいいいつけたァァァァァァ」

    ガラッ

    教室の中はただ机が散乱しているだけで、中には誰もいない。

    「いるノハワカッテルンダ」

    「デテキナサイ」

    そのまま扉を閉め、教室の中を物色し始めた。

    127 = 117 :

    「上手く行った…!」

    唯は仕掛けを打っていた。隣の教室に静かに入りこんだ後、机や椅子を重ねる。
    なるべく入口近くにして音が響く様に窓も開けておく。
    教室を調べビニールの紐の様なものを入手した後、その机の足にビニールの紐を結ぶ。

    それをトイレまで引っ張り込み、一気に引っ張た。

    重ねた机や椅子は見事に崩れ、盛大に音が響いたのだ。

    視界ジャックで校長先生が教室に入った所を確認してからトイレから職員室へ。

    「かぎぃ~かぎぃ…あった!」

    裏門の鍵を見つけると一目散に職員室を脱出した。

    128 = 113 :

    唯が知的な行動をするなんて

    129 = 117 :

    カチャリと音を立てて錠が落ちる。

    「開いた! とりあえず憂を……」

    でも闇雲に探して見つかるかな…入れ違いになるのも怖いし…。

    「家で待とう…。それにもう帰ってるかもしれないし」

    そう決めると私は学校を飛び出して自分の家を目指した。



    終了条件達成

    131 = 117 :

    桜ヶ丘 大手スーパー 本屋
    PM18:30:30

    田井中律
    終了条件1 スーパーからの脱出
    小目的 武器の入手
    ──────────
    「う…なんだ?」

    生きてる…?

    「さっきのサイレンは何なんだ…」

    ──【フッヒャア】──

    「うっ…頭が痛い」
    さっきのは…?

    わからないことづくめだ。

    ともかくみんなが心配だ。

    「……圏外ね」

    地震の影響だろうか。携帯は使えそうにない。

    「直接確かめに行くしかないか」

    周りを見回しながら私は携帯をポケットにし舞い込み、ここを出る為に動き出した。

    132 :

    SIREN1の雑魚屍人って1回目の儀式失敗に巻き込まれた昔の人だよな
    現代の人は20人ぐらいしか巻き込まれてないから

    133 = 120 :

    >>132
    校長とかも屍人化してたし現代の人も混じってたんじゃね?

    134 = 117 :

    「うああああああああ」

    「なんだ!?」

    下の方から叫び声が聞こえると、直ぐ様下を覗き込んだ。
    吹き抜けになっている二階から一階の様子はよく見えた。

    「おいおい嘘だろ……」



    「アヒャッヘハァ!!!」

    「助けてく……」

    グチャリ……

    「うっ……」

    思わず目を背けてしまう。こんなの澪じゃなくても怖いっての……!
    ……男が持っていた包丁が他の人の心臓に刺さり込んでた……。

    つまり……殺してたってことか。

    「地震に乗じたにしてはタチが悪すぎんだろ……!」

    自分の身にも危険を感じつつ、私はその場を後にする。

    「武器がいる……自分を守るための武器が」

    135 = 117 :

    隠れつつ、何とかスポーツコーナーまで辿りつけた。

    「思ったらスポーツコーナーって武器の宝庫だよな」

    バットにゴルフクラブ、テニスラケット……はちょっと威力がないか。

    さて、どれにしようかな。

    1 金属バット
    2 木製バット
    3 ゴルフクラブ
    4 テニスラケット
    5 卓球のラケット

    >>137

    138 = 117 :

    武器は安価の方が面白いと思ったのでちょっとやってみました。
    やめた方がいいって声が多かったら廃止にしようかな。
    武器によってそのキャラが屍人になるかならないかの可能性が変わってくるって感じです

    安価なら下

    139 = 117 :

    「ゴルフクラブにしよう」

    ドライバーはすぐ折れそうだからアイアンにしよっかな。

    適当に一本引き抜くと軽くスイングしてみる。

    ブンッ!!!

    「ナイショット」

    ゴルフなんてしたことはないけど自分を守るためだ。

    「後で返せたら返しに来ます!」

    誰もいないカウンターに一礼した後スポーツコーナーを出る。

    140 = 130 :

    なんという神スレwww
    ありがたやありがたや

    141 :

    卓球ラケットになってたらどうすんだよこれw

    142 = 117 :

    ──【コッチニオイデ~】──

    「うっ……またかよ」

    誰かの目線が頭に過る。

    「地震のせいで超能力に目覚めちゃったのか私」

    試しに目を瞑り、一階にいるであろうさっきの男の視界を見ようとしてみる。

    ──【ケェッケェッケェッ……】──

    「見えた……本当に」

    何でかはわからないけどどうやら他人の視界を盗み見ることが出来るらしい。

    「一体どうなってんだよ……」

    「澪……みんな」

    無事でいてくれよ……!

    143 :

    >>132
    昔の人はダムに沈んでる

    144 = 117 :

    それからも隠れながら何人もさっきの様な男を見た。
    警察は何やってんだ! こんな時の為の警察だろ!

    「って言っても電話も出来ないし…いざとなったら私も…」

    やるしかない。

    殺されるなんてごめんだ。

    でも命乞いをして……変なことされるのも嫌だ。
    私だってただの女子高生だ、みんなの前では強がってるけどやっぱり怖いものは怖い。
    体が無意識に震える…けど、
    それでも怖がってたらいいようにされるだけだ…。

    「来るなら来い…私も容赦しない」

    ゴルフクラブを握る手が一段と強くなった。

    146 = 117 :

    「エレベーターは…まずいか」

    音がなるし…下に参りまーすって言ってるようなもんだしな。

    「ということはエスカレーター…または階段だけど」

    エスカレーターは中央にありすぎて降りた時に目立ち過ぎる。
    なら階段か…。

    「階段は…こっちか」

    どうやら二階にはいないらしく一階から見えないよう二階の吹き抜け部分にかけられている手刷りから離れて少し屈みながら歩く。
    手刷りの下は白いガラスになっている為あっちから見られることはないだろう。

    「……」ビクッ

    「なんだ……」

    階段に差し掛かった時、一瞬体が震えた。

    「もしかして……」

    私は静かに目を閉じる。

    147 = 117 :

    ──【ハア……ハア……また怒らレチャッタ……死ねばイイノに……あんなヤツ】──


    「いる…」

    目線から階段が見えた…ってことは多分正面のレジ辺りにいるのだろう。
    言葉を聞く限り正気とは思いづらい。というよりここにいる人達はみんな信用出来ない。
    下に居たってことはさっきの叫び声も聴いてるはずなのに…何の焦りも感じられない。
    ってことは奴らの仲間か……。

    「わかんないけど早く逃げた方がいいな…。警察とかにこの事を伝えないと」

    このスーパーの近くに交番があった筈。
    まずはそこに駆け込もう。

    「さて…下のやつをどうするか」

    148 = 117 :

    店員「服をタタミマショウネーイソガシイイソガシイ」

    ウイーーーーン

    店員「!!!?」

    エレベーターが動いているのに気付いたのか急いで駆け寄る。

    店員「降りてラッシャアアアアアアアい」

    ↓のボタンを狂うように連打しまくる女店員。

    上の文字盤は2から1へ。そしてつきましたよと言う合図、ポーンという間抜けな音がした後、ゆっくりと扉が開いた。

    店員「アハハハハハ!!!」

    勢い良く乗り込むものの、そこには誰もいない。
    しかし、エレベーターの鏡に写った自分を他の誰かと勘違いしたのだろうか、ハンガーを振りかぶり襲いかかる。

    店員「キャエエエイ!!!」

    バリンッ

    ガチャン───

    そうしてエレベーターの扉は閉まり、上に向かった。

    「行ってらっしゃい」

    149 = 113 :

    かっけぇ・・・

    150 = 117 :

    「さて、早く行かないと。しかし便利だな~これ」

    律は片目を瞑ったままでいる。
    その瞑った片目にはさっきの女店員の視界がジャックされていた。
    こうすることにより動きながら視界をジャック出来ると律は気付いたのだ。
    それを利用し、女店員の様子を見ながら階段を降り、階段の隣のエレベーターに夢中になってるのを見て扉を閉めたのだ。

    「あはははバカだな~それじゃ上がっちゃうだろ」

    ひたすら上のボタンを連打している女店員を後目に、律は出口を目指した。


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