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元スレ唯「あずにゃんって、彼氏とか…いる?」
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梓「わ、私、そんなつもりじゃ……」
DQN「今更何言ってんのー。嫌よ嫌よも好きのうちって?俺そういうメンドクサイの嫌いなんだよねー」
梓「お、重いですから……どいて下さい……」
DQN「今からすることわかってるー?退くわけねーじゃん?」
梓「そ、そんな……」
梓「(私、バカだ……)」
梓「(でも、仕方ないよね……きっとこれも罰だ。いいじゃん、ここで大人になれば、あの嘘も少しは嘘じゃなくなるし)」
梓「(私みたいな人間には、こんな初めてがお似合いだよ……)」
梓「……」
梓「グス……ヒック……ふぇ……」
DQN「……」
DQNはあ……」
DQN「……梓ちゃんさぁ」
梓「ひくっ……うっ……うぅ」
DQN「好きな人居るでしょ?」
梓「!!」
DQN「今更何言ってんのー。嫌よ嫌よも好きのうちって?俺そういうメンドクサイの嫌いなんだよねー」
梓「お、重いですから……どいて下さい……」
DQN「今からすることわかってるー?退くわけねーじゃん?」
梓「そ、そんな……」
梓「(私、バカだ……)」
梓「(でも、仕方ないよね……きっとこれも罰だ。いいじゃん、ここで大人になれば、あの嘘も少しは嘘じゃなくなるし)」
梓「(私みたいな人間には、こんな初めてがお似合いだよ……)」
梓「……」
梓「グス……ヒック……ふぇ……」
DQN「……」
DQNはあ……」
DQN「……梓ちゃんさぁ」
梓「ひくっ……うっ……うぅ」
DQN「好きな人居るでしょ?」
梓「!!」
梓「な、なんで」
DQN「街で見かけた時からなんか悩んでたっぽいし、確信持てたのはさっきの歌かな」
DQN「BFSのALMOSTだよね。なんか気持ちこもってたし。気づいてた?あれ歌ってる時、梓ちゃん半泣きだったよ?」
梓「……」
DQN「ごめん、重かったね。退くよ」
梓「あ……」
DQN「ふいー。――うし、帰ろっか。もう12時だし。家まで送るよ」
DQN「街で見かけた時からなんか悩んでたっぽいし、確信持てたのはさっきの歌かな」
DQN「BFSのALMOSTだよね。なんか気持ちこもってたし。気づいてた?あれ歌ってる時、梓ちゃん半泣きだったよ?」
梓「……」
DQN「ごめん、重かったね。退くよ」
梓「あ……」
DQN「ふいー。――うし、帰ろっか。もう12時だし。家まで送るよ」
梓「あ、あの……」
DQN「?ああ。大丈夫だよ。ここの金は俺が出すし。それよりもさ」
梓「……」
DQN「帰り道、話してよ、悩み事。あるんでしょ?俺と梓ちゃん他人だし、知り合いには話したくない悩みごともあるよね」
DQN「?ああ。大丈夫だよ。ここの金は俺が出すし。それよりもさ」
梓「……」
DQN「帰り道、話してよ、悩み事。あるんでしょ?俺と梓ちゃん他人だし、知り合いには話したくない悩みごともあるよね」
帰り道、梓の家の近くの自動販売機
DQN「ふーん。そんなことがあったんだ……」
梓「はい……」
梓「(結局、全部話してしまった……)」
DQN「そっかー」ピ、ガタン
DQN「はい梓ちゃん。オレンジで良かった?」
梓「あ、ありがとうございます……」
DQN「俺はブラック、と。まあ座りなよ」
梓「はい……」
DQN「えっと、タバコ吸っていいかな?」
梓「構いませんよ」
DQN「ありがと」カチ、シュボ
梓「……」
DQN「それは、とても、切ないよねー」
DQN「ふーん。そんなことがあったんだ……」
梓「はい……」
梓「(結局、全部話してしまった……)」
DQN「そっかー」ピ、ガタン
DQN「はい梓ちゃん。オレンジで良かった?」
梓「あ、ありがとうございます……」
DQN「俺はブラック、と。まあ座りなよ」
梓「はい……」
DQN「えっと、タバコ吸っていいかな?」
梓「構いませんよ」
DQN「ありがと」カチ、シュボ
梓「……」
DQN「それは、とても、切ないよねー」
DQNが実はイイヤツと見せかけて仲間を呼んでみんなで朝まで輪姦するとかやめろよ?
梓「う……ヒクッ……」
DQN「あー、泣かないでよ!えっと、そうだなぁ……」
梓「すみません、こんな話して、挙げ句こんな夜中まで連れ回しちゃって……」
DQN「連れ回したのは俺だから気にしなくていいよ。でさ、その、梓ちゃんの好きな人、唯ちゃんだっけ?」
梓「はい……」
DQN「俺さ、唯ちゃん?のことは知らないから」
DQN「今から言うアドバイスっていうか俺の考えは、どうしても梓ちゃんヒイキになっちゃう。それを踏まえて聞いてね」
梓「……」コク
DQN「確かに梓ちゃんはそんな嘘をついて、唯ちゃんを傷つけちゃったのかもしれない。それは事実だよね」
梓「はい……」
DQN「でも俺、思うんだけど。唯ちゃんも勝手だよねって」
梓「――え?」
DQN「だってそうじゃん。もし本当に梓ちゃんの嘘の通り経験豊富だったとしたらさ。唯ちゃん、梓ちゃんのこと好きになったのかな」
梓「……」
DQN「自分勝手な理想とか妄想を、梓ちゃんにぶつけただけじゃん」
DQN「あー、泣かないでよ!えっと、そうだなぁ……」
梓「すみません、こんな話して、挙げ句こんな夜中まで連れ回しちゃって……」
DQN「連れ回したのは俺だから気にしなくていいよ。でさ、その、梓ちゃんの好きな人、唯ちゃんだっけ?」
梓「はい……」
DQN「俺さ、唯ちゃん?のことは知らないから」
DQN「今から言うアドバイスっていうか俺の考えは、どうしても梓ちゃんヒイキになっちゃう。それを踏まえて聞いてね」
梓「……」コク
DQN「確かに梓ちゃんはそんな嘘をついて、唯ちゃんを傷つけちゃったのかもしれない。それは事実だよね」
梓「はい……」
DQN「でも俺、思うんだけど。唯ちゃんも勝手だよねって」
梓「――え?」
DQN「だってそうじゃん。もし本当に梓ちゃんの嘘の通り経験豊富だったとしたらさ。唯ちゃん、梓ちゃんのこと好きになったのかな」
梓「……」
DQN「自分勝手な理想とか妄想を、梓ちゃんにぶつけただけじゃん」
DQN「大好きな人の初めては自分を選んで欲しいってのは、誰でも思うよ。唯ちゃんだけじゃないよ」
DQN「だけどさ、それって本当に一握りの人なんだよ。最近ではほら、梓ちゃんが言った嘘みたいに、経験ある方がかっこいいって風潮になっちゃってるからさ」
梓「……」
DQN「梓ちゃんがそんな嘘付いたのだって、今まで付き合ったことがないって事実を隠したかっただけでしょ?」
梓「はい……」
DQN「だから、それは社会が悪いんだよ。社会っていうか、なんて言うかな。風紀?かな。俺は難しいことはわかんないけど」
梓「……」
DQN「だから、そんな嘘付いたって仕方ないんだよ。梓ちゃんは悪くない」
梓「……そんなことは、ないです」
DQN「?」
梓「そんなことないです。理由はどうあれ、私は自分を守るために――見栄を張るために、好きな人を傷つけてしまったんです」
梓「唯先輩に彼女が出来て……唯先輩がどれだけ傷付いたかってわかったんです。身をもって理解したんです。納得したんです」
梓「わがままで傲慢かもしれないですけど、それでもやっぱり、好きな人が過去にそういうことやってたら、考えちゃうんだと思います」
梓「どんな風なんだろうとか、どんな表情なんだろうとか、どんなことを喋ったんだろうとか、どんな、視線を送ってたんだろう、とか」
梓「本当にカッコ悪いし情けないですけど、そうなんですよ」
DQN「だけどさ、それって本当に一握りの人なんだよ。最近ではほら、梓ちゃんが言った嘘みたいに、経験ある方がかっこいいって風潮になっちゃってるからさ」
梓「……」
DQN「梓ちゃんがそんな嘘付いたのだって、今まで付き合ったことがないって事実を隠したかっただけでしょ?」
梓「はい……」
DQN「だから、それは社会が悪いんだよ。社会っていうか、なんて言うかな。風紀?かな。俺は難しいことはわかんないけど」
梓「……」
DQN「だから、そんな嘘付いたって仕方ないんだよ。梓ちゃんは悪くない」
梓「……そんなことは、ないです」
DQN「?」
梓「そんなことないです。理由はどうあれ、私は自分を守るために――見栄を張るために、好きな人を傷つけてしまったんです」
梓「唯先輩に彼女が出来て……唯先輩がどれだけ傷付いたかってわかったんです。身をもって理解したんです。納得したんです」
梓「わがままで傲慢かもしれないですけど、それでもやっぱり、好きな人が過去にそういうことやってたら、考えちゃうんだと思います」
梓「どんな風なんだろうとか、どんな表情なんだろうとか、どんなことを喋ったんだろうとか、どんな、視線を送ってたんだろう、とか」
梓「本当にカッコ悪いし情けないですけど、そうなんですよ」
DQN「……梓ちゃんは偉いねぇ」
梓「?」
DQN「他人の立場で物を考えるって、言うほど簡単じゃないんだよ。自分が追い詰められている状況であればあるほど」
梓「私は……自分で考えたわけじゃないんです。唯先輩の彼女に……怒られて。それでやっと気づけたんです」
DQN「経過は関係ないよ。重要なのは結果だ」
梓「……」
DQN「俺が君くらいの年齢の時は、そんなこと考えられなかったな。もし考えることが出来たら、あるいは――」
DQN「――ねえ、これが一番重要なんだけど、唯ちゃんのこと好き?」
梓「大好きです」
DQN「そっか。それなら、大丈夫だよ」
梓「?」
DQN「恋愛において、好きって気持ちは唯一の誰でも装備出来る、最強の武器だからね」
梓「で、でも私、もう唯先輩にフラれてて……!」
DQN「関係ないよ。その告白は無意味だよ。だって、梓ちゃん嘘つきっぱなしじゃん」
梓「!」
梓「?」
DQN「他人の立場で物を考えるって、言うほど簡単じゃないんだよ。自分が追い詰められている状況であればあるほど」
梓「私は……自分で考えたわけじゃないんです。唯先輩の彼女に……怒られて。それでやっと気づけたんです」
DQN「経過は関係ないよ。重要なのは結果だ」
梓「……」
DQN「俺が君くらいの年齢の時は、そんなこと考えられなかったな。もし考えることが出来たら、あるいは――」
DQN「――ねえ、これが一番重要なんだけど、唯ちゃんのこと好き?」
梓「大好きです」
DQN「そっか。それなら、大丈夫だよ」
梓「?」
DQN「恋愛において、好きって気持ちは唯一の誰でも装備出来る、最強の武器だからね」
梓「で、でも私、もう唯先輩にフラれてて……!」
DQN「関係ないよ。その告白は無意味だよ。だって、梓ちゃん嘘つきっぱなしじゃん」
梓「!」
リア充はこうした手口で警戒心を解いてくるのかなるほどなるほど…しね
とりあえず言えることは
ハッピーエンドでもバッドエンドでも糞SSだってこと
ハッピーエンドでもバッドエンドでも糞SSだってこと
DQN「告白ってのはね、もっとかっこつけずに、ダサくて、情けなくて、女々しいものの方がいいんだよ」
DQN「自分の中の全部、汚い所もダメな所も全部ぶつけて、それでやっと気持ちが伝わるんだ」
DQN「一つの好きって気持ちを伝えるために、百の汚い所に乗せていかないと。届かないんだ」
梓「……」
DQN「梓ちゃん。諦めるのは簡単だ。でも、一生後悔するよ。断言できる」
梓「はい……」
DQN「時間が経てば経つほど言えなくなる。距離が遠くなる。でもよかったね。今ならまだ間に合う」
梓「……」
DQN「頑張ってよ。もう一回だけ告白しよう。嘘つかないで、正直にさ」
梓「はい……はい……!」
DQN「うん。――じゃ、帰ろっか。よいしょっと」
DQN「ここまででいい?あとは歩いて帰れるね?」
梓「は、はい。今日はありがとうございました!」
DQN「俺も怖がらせちゃってごめんね。だけど、もう一人であんな所ウロウロしちゃダメ。こんな悪そうな男の人にも付いて行っちゃダメだよ」
DQN「梓ちゃん可愛いんだから。好きな人に一途な方がかっこいいよ」
梓「はい!――それじゃあ、失礼します!おやすみなさい!」
DQN「自分の中の全部、汚い所もダメな所も全部ぶつけて、それでやっと気持ちが伝わるんだ」
DQN「一つの好きって気持ちを伝えるために、百の汚い所に乗せていかないと。届かないんだ」
梓「……」
DQN「梓ちゃん。諦めるのは簡単だ。でも、一生後悔するよ。断言できる」
梓「はい……」
DQN「時間が経てば経つほど言えなくなる。距離が遠くなる。でもよかったね。今ならまだ間に合う」
梓「……」
DQN「頑張ってよ。もう一回だけ告白しよう。嘘つかないで、正直にさ」
梓「はい……はい……!」
DQN「うん。――じゃ、帰ろっか。よいしょっと」
DQN「ここまででいい?あとは歩いて帰れるね?」
梓「は、はい。今日はありがとうございました!」
DQN「俺も怖がらせちゃってごめんね。だけど、もう一人であんな所ウロウロしちゃダメ。こんな悪そうな男の人にも付いて行っちゃダメだよ」
DQN「梓ちゃん可愛いんだから。好きな人に一途な方がかっこいいよ」
梓「はい!――それじゃあ、失礼します!おやすみなさい!」
梓の家
梓「いい人だったな……」
梓「……」
梓「それにしても――」
梓「どうしてここら辺が自宅、ってわかったんだろう。言ってないよね」
梓「……まあ、いっか」
自動販売機
DQN「……」
DQN「対象の帰宅確認。部屋の電気も付いた。玄関の鍵もロック音確認」
DQN「うっし。……ガキはチョロいな」
DQN「……」
DQN「……はは」
携帯を取り出す
ピッピッピ……
プルル、プルル……ガチャ
DQN「もしもし……」
梓「いい人だったな……」
梓「……」
梓「それにしても――」
梓「どうしてここら辺が自宅、ってわかったんだろう。言ってないよね」
梓「……まあ、いっか」
自動販売機
DQN「……」
DQN「対象の帰宅確認。部屋の電気も付いた。玄関の鍵もロック音確認」
DQN「うっし。……ガキはチョロいな」
DQN「……」
DQN「……はは」
携帯を取り出す
ピッピッピ……
プルル、プルル……ガチャ
DQN「もしもし……」
次の日
梓「……よし、言おう」
梓「好きだって、唯先輩に伝えよう」
梓「ダメでもきっと、今よりはマシなはずだよ」
梓「……」
梓「でも、どうすればいいんだろう……」
梓「……」
梓「よし。決めた。明日、絶対に言う。その前に、話を通さなきゃいけない人も居るけど」
梓「私の気持ち、絶対にあの人に負けてないもん!」
梓「……よし、言おう」
梓「好きだって、唯先輩に伝えよう」
梓「ダメでもきっと、今よりはマシなはずだよ」
梓「……」
梓「でも、どうすればいいんだろう……」
梓「……」
梓「よし。決めた。明日、絶対に言う。その前に、話を通さなきゃいけない人も居るけど」
梓「私の気持ち、絶対にあの人に負けてないもん!」
ごめんなさい風呂入ってきます
朝六時までにはこれが終わると思います
朝六時までにはこれが終わると思います
次の日、朝 屋上
いちご「こんな所に呼び出して何の用?」
梓「……一言、断っておこうと思いまして」
いちご「何?」
梓「今日の放課後、唯先輩に告白します」
いちご「……」
梓「本音で、本気で告白します」
いちご「……私、約束してもらわなかったっけ。もう唯を――」
梓「傷つけるつもりはありません。約束は守ってます。告白するなとは言われませんでしたから」
いちご「あなた、勝手なこと言ってるのわかってる?唯は――」
梓「唯先輩を泣かしたことですか?ええ、そうですね。でも、私も唯先輩に泣かされましたから。おあいこです」
いちご「本当に……自分勝手な」
梓「わかってます。いちご先輩に許可を貰おうなんて思ってはいません。話は通しておこうかと。仮にも『彼女さん』ですから」
いちご「……わかった。やってみれば?無駄だと思うけど」
梓「ええ、やってみます。話はそれだけです。ご足労ありがとうござました」
いちご「こんな所に呼び出して何の用?」
梓「……一言、断っておこうと思いまして」
いちご「何?」
梓「今日の放課後、唯先輩に告白します」
いちご「……」
梓「本音で、本気で告白します」
いちご「……私、約束してもらわなかったっけ。もう唯を――」
梓「傷つけるつもりはありません。約束は守ってます。告白するなとは言われませんでしたから」
いちご「あなた、勝手なこと言ってるのわかってる?唯は――」
梓「唯先輩を泣かしたことですか?ええ、そうですね。でも、私も唯先輩に泣かされましたから。おあいこです」
いちご「本当に……自分勝手な」
梓「わかってます。いちご先輩に許可を貰おうなんて思ってはいません。話は通しておこうかと。仮にも『彼女さん』ですから」
いちご「……わかった。やってみれば?無駄だと思うけど」
梓「ええ、やってみます。話はそれだけです。ご足労ありがとうござました」
授業中
梓(言っちゃった)
梓(いちご先輩に、あんな生意気なこと……)
梓(唯先輩と付き合ってる人に……)
梓(もうあとには戻れない)
梓(告白した後のことなんて知らない。フラれちゃえば、もう唯先輩との関係は治らないかもしれない)
梓(でも、その時はその時だ。最悪、軽音部を辞めちゃうことになっても)
梓(それが、私の覚悟だ)
梓(そうだよね。何かを賭けずに何かを得ようなんて、虫が良すぎるもん)
梓(私は軽音部が好き。でも、それ以上に唯先輩が好きなんだ)
梓(……うん。私は間違ってない!)
梓(言っちゃった)
梓(いちご先輩に、あんな生意気なこと……)
梓(唯先輩と付き合ってる人に……)
梓(もうあとには戻れない)
梓(告白した後のことなんて知らない。フラれちゃえば、もう唯先輩との関係は治らないかもしれない)
梓(でも、その時はその時だ。最悪、軽音部を辞めちゃうことになっても)
梓(それが、私の覚悟だ)
梓(そうだよね。何かを賭けずに何かを得ようなんて、虫が良すぎるもん)
梓(私は軽音部が好き。でも、それ以上に唯先輩が好きなんだ)
梓(……うん。私は間違ってない!)
部活
梓「こんにちわー」
澪「お、梓か。今日は早いな」
律「どうしたんだー?」
梓「いえ、今日は早くHRが終わったので」
紬「そうなのー。あ、ほら早く座って。今お茶を入れるから」
梓「ありがとうございます。――唯先輩は?」
律「唯か?あいつは掃除当番だからもうすぐで来ると思うぞ」
澪(ん?なんかおかしいな……)
梓「そうですか。わかりました」
紬「ケーキは唯ちゃんが来てからでいいわよね。はい梓ちゃん、紅茶入りましたよー」
梓「ありがとうございます」
澪(何かが……梓、何かあったのか?)
梓「こんにちわー」
澪「お、梓か。今日は早いな」
律「どうしたんだー?」
梓「いえ、今日は早くHRが終わったので」
紬「そうなのー。あ、ほら早く座って。今お茶を入れるから」
梓「ありがとうございます。――唯先輩は?」
律「唯か?あいつは掃除当番だからもうすぐで来ると思うぞ」
澪(ん?なんかおかしいな……)
梓「そうですか。わかりました」
紬「ケーキは唯ちゃんが来てからでいいわよね。はい梓ちゃん、紅茶入りましたよー」
梓「ありがとうございます」
澪(何かが……梓、何かあったのか?)
十分後
唯「遅れてごめーん」
唯先輩が来ました
唯先輩の後ろには、予想通りというか、いちご先輩の姿もあります
唯「いちごちゃんもごめんね、送ってもらっちゃって。部活大丈夫?」
いちご「大丈夫。それよりも、唯」
唯「んー?」
いちご「私今日用事あるから。迎えにこれないわ。ごめんね」
唯「え?そうなの?……そっかぁ。じゃあ、また明日だね、いちごちゃん」
いちご「そうなるわね。じゃあ、また明日」
いちご先輩は去り際、ちらっと私に目線を送りました
その意味はわかります
『お膳立ては整えてやった。やれる物ならやってみろ』
余裕の表れでしょうか。確かに、いちご先輩は唯先輩と付き合ってて、私はと言えばフ唯先輩ラれた人間です
でも、ここで引くわけにはいきません。私の心は決まってます
唯「遅れてごめーん」
唯先輩が来ました
唯先輩の後ろには、予想通りというか、いちご先輩の姿もあります
唯「いちごちゃんもごめんね、送ってもらっちゃって。部活大丈夫?」
いちご「大丈夫。それよりも、唯」
唯「んー?」
いちご「私今日用事あるから。迎えにこれないわ。ごめんね」
唯「え?そうなの?……そっかぁ。じゃあ、また明日だね、いちごちゃん」
いちご「そうなるわね。じゃあ、また明日」
いちご先輩は去り際、ちらっと私に目線を送りました
その意味はわかります
『お膳立ては整えてやった。やれる物ならやってみろ』
余裕の表れでしょうか。確かに、いちご先輩は唯先輩と付き合ってて、私はと言えばフ唯先輩ラれた人間です
でも、ここで引くわけにはいきません。私の心は決まってます
唯「今日のケーキは何?」
紬「今日はショートケーキよ。シンプルでいいでしょ?」
澪「唯が来るまで、みんなケーキ待ってたんだからな」
律「そうだぞ。みんなに感謝するんだな」
唯「みんなありがとー。やっぱみんなで食べた方がおいしいもんね」
紬「ほらほら、唯ちゃんも座って座って」
唯「やっぱショートケーキはおいしね!基本だけど至高だよ!」
澪「まあ確かに、ショートケーキだけは飽きがこないよな」
律「澪しゃん、いちごちょーだい?」
澪「やるわけないだろ」
唯「あー、りっちゃんずるいー。――あずにゃん、いちごちょーだい?」
梓「あげるわけないじゃないですか」
唯「そんな辛辣なぁ……」
律澪(お……?)
紬「今日はショートケーキよ。シンプルでいいでしょ?」
澪「唯が来るまで、みんなケーキ待ってたんだからな」
律「そうだぞ。みんなに感謝するんだな」
唯「みんなありがとー。やっぱみんなで食べた方がおいしいもんね」
紬「ほらほら、唯ちゃんも座って座って」
唯「やっぱショートケーキはおいしね!基本だけど至高だよ!」
澪「まあ確かに、ショートケーキだけは飽きがこないよな」
律「澪しゃん、いちごちょーだい?」
澪「やるわけないだろ」
唯「あー、りっちゃんずるいー。――あずにゃん、いちごちょーだい?」
梓「あげるわけないじゃないですか」
唯「そんな辛辣なぁ……」
律澪(お……?)
澪「さて、そろそろ練習するか」
律「えー、もっとゆっくりしようぜー」
唯「そうだよー。私なんて来たばっかりだよー」
澪「そんなこと言っていつも練習時間無くなるんだろ。ほら、立った立った」
梓「そうですよ。練習しないと。もうライブも近いんですから」
紬「あらあら、ふふふ」
澪「あ、梓、今日はなんだかやる気だな」
梓「私はいつだって練習しましょうって言ってます」
今日で最後になるかもしれないんだ
澪「準備できたかー?」
唯「おっけーだよー」
悔いの残らないように
ギュイイイイン!!
梓「行きます」
律澪「……」
律「えー、もっとゆっくりしようぜー」
唯「そうだよー。私なんて来たばっかりだよー」
澪「そんなこと言っていつも練習時間無くなるんだろ。ほら、立った立った」
梓「そうですよ。練習しないと。もうライブも近いんですから」
紬「あらあら、ふふふ」
澪「あ、梓、今日はなんだかやる気だな」
梓「私はいつだって練習しましょうって言ってます」
今日で最後になるかもしれないんだ
澪「準備できたかー?」
唯「おっけーだよー」
悔いの残らないように
ギュイイイイン!!
梓「行きます」
律澪「……」
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