元スレ朝倉「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
501 :
ハルヒかわいい
502 = 483 :
ほっしゅ
503 :
駄文垂れ流しの糞スレ
さっさと落とせよ
504 :
などともしもし
508 :
>>503
駄文と思うならくるなよ
このツンデレが
509 = 506 :
>>503
もしかして、新聞も読めない方ですかね
510 = 503 :
こんな文章褒め称えてるお前らが哀れ
511 :
あ
512 = 511 :
さ
514 = 499 :
あ
515 = 481 :
さて、携帯を震えて光る玩具か何かと信じて疑わない三毛猫を部屋から移動させようと奮闘していると、
またしても着信音が鳴り始めた。さっきと同じ攻防の果てに携帯を取り戻し、
「もしもし」
「古泉です。いくつかお話があるのですが」
ハルヒの機嫌を思い切り損ねたことへの説教か?
「まさか」
古泉は大袈裟な声で言った。
首を竦めている様子が透けて見える。
「あなたが部室を飛び出した直後は閉鎖空間の発生が3件観測されましたが、
いずれも規模は比較的小さく、20分以内に全て収束しています。
僕があなたに電話した理由のひとつは、あなたに謝罪するためです。
僕はあなたの記憶喪失を知らされた時点で、
あなたがSOS団の新しい団員についての記憶も喪っていると、類推しなければならなかった。
予備知識のあるなしは人の心理に多大な影響を及ぼします。
もしもあのとき、僕があなたに朝倉さんのことを予め伝えていたら、」
「俺がお前のノートにお茶をぶっかけることもなかった」
「ええ、そのとおりです」
「ノート、ダメにしちまって悪かったな」
「気にしないでください。部室でも言いましたが、あれはもともと復習用でしたから」
波風を立てるのを嫌う古泉なら、
たとえ志望大学の願書を引き裂かれてもにこやかに許してくれることだろう。
いつか大損こくと思うぜ、お前の性格は。
「電話の理由はそれだけか?」
519 :
お帰り~
520 = 482 :
舞ってた
522 = 481 :
「いえ、あとひとつ……。
突然ですが、あなたの携帯は新しい方ですか?
夏の初めに機種を変更したと言っていましたが」
「最新じゃあないが、結構新しいモデルだ」
「それならきっと大丈夫でしょう。電話を切った後で、
ここ二週間のあなたの足跡を記録したファイルをメールに添付して送信します。
思ったよりも時間がかかってしまって、すみません。
あなたの情報を外部に持ち出すとなると、煩雑な手続きが必要でして」
俺の情報を機密扱いにするのは勝手だが、
お前の上司は何の目的で俺を重要人物扱いしてるんだ。
「さあ、末端の僕には何も知らされていませんので」
お前の常套句は聴き飽きたよ。
古泉は軽妙な笑い声で答え、唐突に通話を切った。
しばらくして、メールが届く。
添付されていたのはかなり大きなpdfファイルで、
二週間前の日付から昨日の日付まで、
俺の行動が客観的に記録されていた。
それを主観的に描写しなおすと、以下のようになる。
一日目。
長門が海外留学し、朝倉がカナダから帰国。
実際には長門から朝倉へハルヒの監視任務が委任された。
俺は事前に長門から事情を聞かされていた。
二日目。
放課後、クラスで歓迎会が執り行なわれる。
ハルヒと俺は団活を休み歓迎会に出席。
523 :
最近の携帯ってpdf開けるのか
かがくの ちからって すげー!
524 :
普通に開けるだろ
スマートフォンじゃなくてもねガラケーをなめんなwwww
525 = 481 :
三日目。
ハルヒが朝倉をSOS団に勧誘。
朝倉は返答を保留。
俺はそれを静観。
朝倉とは義務的な会話に終始。
四日目。
朝倉が団活に初めて参加する。
SOS団のメンバーの反応は良好。
朝比奈さんが朝倉に対し若干の拒絶反応、時間経過に伴い軟化。
朝倉との会話頻度が上昇。
五日目。
朝倉との会話頻度が上昇。
六日目。
朝倉が入団してから、初めての学外での団活。
指定時間に遅刻した俺と朝倉が強制的に班を組まされる。
会話頻度が上昇。
和やかな雰囲気。
七日目。
朝倉の個人的な買い物に同行した。
会話頻度がさらに上昇。
八日目。
登校時、下駄箱にて手紙らしきものを発見する。
16時27分、朝比奈さんと古泉に断りを入れて文芸部室を退室。
――監視対象をロスト。
526 = 483 :
ロストとな!!
527 = 481 :
機関の監視員が右往左往している間に何が起こっていたか、俺は知っている。
記憶はないが、朝倉が教えてくれた。
俺は朝倉に告白されて、首を縦に振ったのだ。
ベッドに倒れこむ。
シャミセンは軽い身熟しで俺を躱し、
「なーう!」と寝床を奪われたことに抗議し、どこかに去っていった。
溜息もでねえ。
これで証明されちまったわけだ。
会話の頻度が上昇?
朝倉の私的な買い物に同行?はっ。
虚無感と諦観が混じり合うと、笑気ガスと同じ効果を発揮するらしい。
俺は一人で小さく笑いながら、
俺が「自分の意志」で朝倉と恋人になったという忌々しい事実を噛み締めていた。
528 = 494 :
朝倉「ねぇーあの夜が忘れられないのよぉ」
529 :
歓迎
531 :
>>525
なぜかかゆうまを思い出してしまった
533 = 499 :
続けてくれ
534 :
続けるべき
535 = 488 :
きてたか
536 = 495 :
ふむ
538 = 532 :
あ
539 = 481 :
翌日。
「それでよぉー八組の駒田が、」
「あのね谷口、ちょっと静かにしてくれないかな」
昼食時、国木田は谷口の舌鋒をやんわりと退けつつ訊いてきた。
「キョン、先週末に朝倉さんと喧嘩でもしたの?
昨日から全然喋ってないみたいだけど」
一口餃子が食道に詰まる。
「………」
「僕たちには言いにくいことなの?」
朝倉曰く、俺と朝倉は秘密裏に交際していた。
SOS団でも、クラスでも、俺たちはただの"お友達"だった。
しかし"お友達"を演じていながらも、
俺と朝倉の親密さは傍目に感じ取れるレベルだったらしい。
それはこの前のハルヒの発言や、
今しがたの質問から容易に推測できる。
「確かに昨日の朝はキョンの様子おかしかったしな」
谷口はぐいと肩を寄せてきて、
「お前まさか……もしかすると…………あれか、コクっちまったのか?」
540 :
糞眉毛とか誰得だもんな
やっぱりみくるだろう
541 = 481 :
「た、谷口!」
「だってそれしか考えられねえじゃんかよ。
朝倉の優しさを好意と受け取ったおめでた頭のキョンは、
週末に盛大にコクって玉砕、友達でいようと言われたものの、
朝倉に合わせる顔なんてなく、無愛想に振る舞っちまう……」
「あのな」
「いい!いいんだぜ、キョン!
みなまで言うな。女にフラれる悲しさは俺もよーく知ってる」
「お前と一緒にしないでくれ」
谷口を押しのける。
俺は半ば自棄になって言った。
「俺と朝倉のあいだには……何もない!」
「その微妙な間と、ムキになって否定するところがまた怪しいよね」
「キョーンー俺たち親友だろ?
隠し事なんてらしくねえよ。全部吐いちまえ。な?」
谷口の酔漢のごとき鬱陶しい絡みと、
国木田の冷静で的確な指弾に押され、いよいよ俺が教室から退避しようとしたとき、
542 = 482 :
バラしちまえ
545 = 504 :
朝倉の太ももペロペロしたい
546 :
おいついちまったよ
547 :
えらいゆっくりだな
548 :
朝倉が、ハルヒが教室で堂々と着替えようとしたときに
男子に出て行くように促したのってよくわかんない
長門なら止めないと思う。
朝倉の方が順応が早かった?
549 :
>>548
長門は観察に特化してる
朝倉はバックアップとして周囲と溶けこむよう設計されている
550 = 481 :
「ふふっ、大丈夫、キョンくん?」
空の弁当包みを携えた朝倉が、
谷口と取っ組み合う俺を、可笑しそうに見つめていた。
何か言わなきゃならない。
こいつらを納得させるような台詞。
別に気が利いてなくてもいい。
俺と朝倉の関係が、先週と変わらない"お友達"のままであると錯覚させる台詞。
「あ、朝倉」
顔面の筋肉が引き攣らないように祈りつつ、
「今日の放課後は、そのまま部室に行けそうか?」
「ええ。涼宮さんのおかげで、先生たちも納得してくれたみたい。
涼宮さん、強引だけど頼りになるよね。
あっ、そうそう。
キョンくん、今日は部室で一緒に現国の課題をしない?
わたし、ウトウトしてきちんと授業を聞いてなくって……キョンくんは起きてた?」
「俺も寝てた」
朝倉は顔を綻ばせて、
「じゃあ、涼宮さんが先生役で、わたしとキョンくんが生徒役ね。
涼宮さん、授業中に課題を終わらしちゃったんですって」
みんなの評価 : ★★
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