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    元スレ憂「家出します」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 憂はいらない子 ×2+ - けいおん! + - パラメータ + - + - 自業自得 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    なんだ修羅場じゃないな

    252 = 10 :

    これは憂が悪いな薄情すぎる
    でもそれだと梓じゃなくて和に頼むよな

    253 = 1 :

    「しばらくして、今日一日だけ一緒にいてほしいって唯先輩に言われたの」

    「あんな辛そうな唯先輩見たことなかった」

    「私は唯先輩と一緒にお風呂に入った。そのあと…」

    「そのあと…?」

    梓ちゃんはそこで口ごもった。
    梓ちゃんはしまったといった顔をしていた。
    私はその一瞬の変化を見逃さなかった。

    「そのあと…なに…?」

    「・・・・・・」

    「答えて!!!」

    254 = 220 :

    誰だよB選んだやつ

    255 = 1 :

    「・・・・・・」くるっ

    梓ちゃんは何も言わずに振り返って一階に下りようとしていた。

    「梓ちゃん!!待って!!!」

    梓ちゃんの肩を掴んだ。

    「こ、これは…?!」

    梓ちゃんの首元にはピンク色に腫れた跡があった。
    首元だけではない、胸元にもいくつかあった。
    そう。これは、キスマークだ。
    間違いない。お姉ちゃんは梓ちゃんを抱いたのだ。
    私ですら、抱かれたことなんてなかったのに。

    256 = 10 :

    これ唯憂も唯梓も誰も得しないよな

    257 = 15 :

    おいやめろ

    258 = 203 :

    なんてこったい・・・

    259 = 1 :

    「私ね、好きになっちゃったの。唯先輩のこと」

    「最初はなぐさめのつもりだった。ご飯も、お風呂も、かわいそうな先輩への同情でしかなかった」

    「でもね。一緒に寝たときね、唯先輩の方から私を求めてくれたの」

    「唯先輩と抱き合ってるとき、本当に幸せだった」

    「その時、この気持ちが同情じゃなくて本物なんだってことに気づいたの」

    そのあとの梓ちゃんの話はあまり耳に入らなかった。
    それから毎日うちでお姉ちゃんと暮らしていたことと、毎晩身体を重ねたことぐらいしか頭に残らなかった。

    260 :

    ふつー抱かねーだろwww

    261 :

    おまいらがあの時Bを選んだから・・・

    262 = 192 :

    >>92の時点で予想できた展開

    263 = 208 :

    なんであんなにB派が多かったんだよw
    どうみてもフラグだろ

    264 = 1 :

    リビングではお姉ちゃんはすでに夕食を食べ終えていた。

    「あーずにゃーん。アイスはぁ~?」

    「はいはい、今用意しますね」

    「えへへ~、あずにゃん。ちゅーっ」

    「だ、ダメですよこんなところで///」

    「えぇ~っ、昨日はいっぱいしてくれたじゃぁん」

    「そんなことないですってば!」

    「けちぃ…」

    「ま、またあとでです!あとでしますから…///」

    そんな会話をただ茫然と聞いていた。
    お姉ちゃんの首元にも、梓ちゃんと同じような腫れ跡があった。
    私は、ただ立ち尽くしているだけだった。

    265 = 223 :

    Bを選んだ時点でネトラレか唯自殺or発狂は確定だったろうに
    Bおいしいです

    266 = 251 :

    我慢が出来ない唯にお灸を据えようってのがそもそもの間違い

    267 = 10 :

    俺はBだと唯ヤンデレかと思ってた
    憂を奪った計音部員全員殺害的な
    玄関にあるのは律の死体あたりかと思ってたんだけどな

    268 :

    ゴキにゃんが苦しんで死にますように

    269 = 217 :

    Aだったら普通の唯憂になりそうだったからなぁ…

    270 = 1 :

    気づいたら私は家を飛び出していた。
    行くあてもなく彷徨っていた。
    私ってなんだったんだろう…
    こんなに大好きなのに、いっぱい尽くしてきたのに…。
    いとも簡単に梓ちゃんに奪われてしまった。
    私が帰らなかったから?私がお姉ちゃんを求めすぎたの?
    自業自得?もう頭が真っ白だった。
    途方に暮れていた。生きる意味すら失ってしまった。
    もう、このまま死んでしまおう。
    そう思った。

    「憂ちゃん?!」

    後ろから声がした。

    271 = 10 :

    早くAが見たいお

    272 = 1 :

    さらさらな黒髪のロングヘアー。
    整った顔立ち。背が高くてすらっとした体。
    透き通った落ち着きのある声。

    澪さんだった。

    「澪さん…?」

    「どうしてこんなところにいるんだ?家とは全然逆方面じゃないか。しかも裸足で…」

    「はい、あの…。その…」

    「もしかして、唯となにかあったのか…?」

    「・・・・・・」

    ぎゅっ

    「憂ちゃん…?」

    273 = 208 :

    ありきたりなヤンデレENDじゃないんならこれはこれで興味ある

    274 :

    憂ビッチ

    275 = 1 :

    私は無意識に澪さんに抱きついていた。

    「すいません、澪さん…。ちょっとだけ、甘えてもいいですか…?」

    「・・・・・・」

    ぎゅっ

    澪さんは何も言わず私を包んでくれた。
    あったかい。なんてあったかいんだろう。
    ずっとこらえていたものが一気に溢れだした。

    「澪…さぁん…。う、うっ…えぐっ」

    「うわあああああああん!」

    澪さんの胸の中で泣いた。
    周りのことなんか気にならないくらい大声で泣いた。

    「お姉ちゃんが、お姉ちゃんがぁぁ…!!」

    「……憂ちゃん。うちにおいで」

    276 :

    そもそも動機が>>18な辺り唯憂のハッピーエンドは難しいんじゃ

    277 :

    なにこの鬱展開…


    大好き!!

    278 :

    超大作の予感

    279 = 223 :

    いいね
    でもこの後仲直りしたらアウト

    280 :

    どこまでも空気な和ちゃん

    281 = 251 :

    巨乳コンビか……
    悪くない悪くないよ

    282 :

    梓の身の危険が心配なのは俺だけ?

    283 = 1 :

    【みおの家】

    「とりあえず、お風呂入ってさっぱりしてきなよ」

    「……はい」

    ・・・・・・

    偶然だった、私が憂ちゃんを見つけたのは。
    ルーズリーフが切れてコンビニに買いに行った帰りにたまたま見つけたのだ。
    その時の憂ちゃんは、触れたら壊れてしまうかのように脆く見えた。

    憂ちゃんに抱きつかれたとき、私は不思議な感覚に襲われた。
    泣いている憂ちゃんの中に自分自身を見ていたのだ。
    もしかしたら私も、心の底で憂ちゃんと同じように寂しい思いを抱いていたのかも知れない。
    どんどん私の元から離れていく律に対して。

    「…ばか律」

    284 :

    この憂に唯ちゃんは任せられんな
    唯梓で別にいいや

    285 = 277 :

    まさかの澪憂

    286 = 1 :

    ガチャ

    「・・・・・・」

    「おかえり…って、憂ちゃん?!」

    お風呂から上がった憂ちゃんは下着姿だった。
    洗面所に私の着替えを置いておいたはずだったが…。
    サイズが合わなかったのか?

    「…いて……さい」

    「憂ちゃん?」

    「私を、抱いてください…」

    「えっ…?」

    287 = 192 :

    駄目な方の憂だった

    288 = 1 :

    いま、この子は何て言った?
    「抱いてください」そう言ったのか?

    「う、憂ちゃん…?」

    「な、何を馬鹿なことを言ってるんだ!そんなの許されるわけ―――」

    「お姉ちゃんは、梓ちゃんを抱いたんです」

    「唯が…梓を…?」

    信じられなかった。
    憂ちゃんが律の家に泊まった日、
    憂ちゃんがいない寂しさに耐えきれなくなった唯は、
    その寂しさを紛らわすかのように梓を抱いたという。
    一方で梓は、唯を愛してしまった。

    「と、とにかく。服を着てくれ!風邪引くからっ」

    「澪さんも、私を捨てるんですか…?」

    289 = 1 :

    なんて哀しい目をしているんだろう。

    誰がいけなかったのだろうか。
    何も言わず家出をした憂ちゃんなのか。
    憂ちゃんに協力した私たちなのか。
    寂しさに身を任せた唯なのか。
    唯に身体を許した梓なのか。

    ひとつひとつの小さなズレが重なりあって出来た溝。
    その溝は、あまりにも大きかった。

    今この子は孤独なのだ。
    このままでは壊れてしまう。
    私は、今にも消えてしまいそうなその小さな身体を引きよせた。

    そして…

    唇を、重ねた。

    290 = 251 :

    澪イケメンwww

    291 = 208 :

    これは憂が悪いわ

    292 = 217 :

    憂澪なんてこれが初なんじゃないか?

    293 = 223 :

    さて律はどうなるかだ

    294 :

    この場合の抱いたってどういうこと?
    貝合わせってこと?

    295 :

    律はムギとちゅっちゅすれば万事解決

    296 = 261 :

    【速報】けいおん部崩壊のお知らせ

    297 = 1 :

    「それじゃあ、行ってくる」

    あれからしばらくが過ぎた。
    もうすぐ夏休みも終わる。文化祭が近づく。

    梓はいつの間にか唯のことを「お姉ちゃん」と呼んでいた。

    律もムギもそのことに触れなかった。
    いや、気づいてすらいないのだろう。
    今の2人は互いに愛し合っているから。
    唯と梓がどうなろうと、律とムギにとってはどうでもいいことだった。

    私たちは捨てられた身だった。
    でも、寂しくはなかった。
    新しい居場所を見つけたのだから。

    「いってらっしゃい。“澪おねえちゃん”」

    298 = 251 :

    これで律も出てきたら泥沼だろ

    299 :

    男と女に置き換えると実にリアルだな

    300 = 274 :

    両親はどう思ってるんだろ


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