私的良スレ書庫
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元スレオーキド「……そこにいるんじゃろ?3匹とも」
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オーキド「……見ているんじゃろ、ワシの事を」
・・・・・・・・・・・。
オーキド「……やはり、許してはくれないんじゃな」
・・・・・・・・・・・。
オーキド「……当然か、あれだけの事をしたんじゃから」
・・・・・・・・・・・。
オーキド「……コラッタ、ピッピ、ポッポ。いるんじゃろ?」
・・・・・・・・・・・。
オーキド「……お前達は、ゴーストタイプではないんじゃぞ……!」
「……」
オーキド「――っ!……レッドか」
「……」
オーキド「……お、おぉ!よく来たレッド!どれ、図鑑を見てやろう」
「……」
オーキド「うむ、順調に集まっているようじゃな。やはりお前はポケモンを愛する才能がある」
「……」
……ワシなんぞとは違っての
「……」
オーキド「そうじゃ、つい先日シロガネ山の入山許可を得た子がいての。
出会ったら手加減してやるんじゃぞ。ピカチュウもの」
ピカチュウ「ぴか!」
レッド「……」
――
prrrrrrrr
グリーン「もしもし。おー、どーしたレッド、久しぶりじゃん」
「……」
グリーン「へ?じーさん?あぁ、昔はトレーナーやってたはずだけど?どーした急に」
「……」
グリーン「そん時の手持ち?さーなぁ?写真とかもあんま残ってないんだよな」
「……」
グリーン「コラッタにピッピ?うーん、どうだろな……なんとなくじーさんのイメージとは離れてる気がするけどな。
力押しでガンガン行くタイプだったらしいし」
「……」
あぁ、キクコのばあさんなら何か知ってんじゃねーの?昔なじみらしいし。
――
キクコ「……全く、殿堂入りしておるくせに何でわざわざ正面から入ってくるんじゃ。
カンナ半泣きじゃったぞ。」
「……」
キクコ「レベル上げに来た、って訳でもなさそうじゃの」
「……」
キクコ「オーキドのじじいの手持ち?そんなものを知ってどうする」
「……」
キクコ「……」
キクコ「……まぁよい。ここではなんじゃ、かふぇで紅茶でも飲みながらゆっくり聞くとしようかの」
たまたま野生のコラッタ・ピッピ・ポッポを倒しただけっていう考えはないのか
これ系のスレ普段は開かないんだけど今回は開いた
要するに期待してる
要するに期待してる
キクコ「うなされてた?あのじじいが?」
「……」
キクコ「シルフスコープ?……は、この私の前でよくそんなオモチャを出せたもんだね」
「……」
キクコ「幽霊に怯えてるみたい、ねぇ……ははっ、笑えるじゃないか」
「……」
キクコ「コラッタ、ピッピにポッポ?……あぁ、そいつは、」
「……」
キクコ「ガキの頃、ポケモン始めたばっかりのじじいの一番最初の手持ち、その内の3匹さ」
「……!」
>>20
他人はだまってろ!
他人はだまってろ!
キクコ「手持ちっていっても、戦闘に出してた主力は残りの3匹の方でね、
要はペットとして可愛がってた訳さ」
「……」
キクコ「ボールも満足に手に入らなかった時代だ、最初に捕まえたポッポなんて素手さ。
今じゃ信じられないだろ?」
「……」
キクコ「ポッポでコラッタを捕まえて、2匹がかりでピッピを捕まえた。
じじいのはしゃぎようったらなかったよ、そん時はまだじじいじゃなかったけどさ」
「……」
キクコ「トレーナーとしてそこそこ名が売れるようになっても、その3匹だけは手持ちに入れてた。
レベルも上げず、進化もさせず、ただ単に可愛がってた」
「……」
キクコ「私もその頃にはそこそこ有名人でね。「幽姫」とか呼ばれていい気になってた私とじじいの前に、」
「……」
キクコ「そいつは突然現れたのさ」
キクコ「ちょうど今のお前さんくらいの年頃の子供だった。私ら二人に勝負仕掛けてきてね
しかも二人がかりでいいなんて舐めた事抜かしやがる」
「……」
キクコ「こりゃ説教してやんなきゃならんと思ってね。……勝負は一瞬で終わったよ」
「……」
キクコ「たった1匹に全滅させられた。二人ともね」
「……!」
キクコ「その時ようやく思い出した。突然勝負を仕掛けてくる異常な強さを持った子供のトレーナーの話を。
都市伝説みたいなもんだと思ってたよ。……だが違った。そいつは自分の事を、」
「……」
キクコ「『赤』って名乗った」
「――!?」
キクコ「勝負が着いた後になってもそのガキはじじいの主力を痛めつけ続けた。ぎゃははは笑いながらね
泣きながら止めようとするじじいにそのガキはこう言ったのさ」
キクコ「まだ3匹残ってるじゃないか、ってね」
「……!」
キクコ「当然戦闘なんてできるレベルじゃない。ガキも分かってて言ったんだろうね」
「……」
キクコ「『正々堂々の勝負なのに温存するなんておかしいでしょ?』
『出さないならそれでもいいけど、残りの3匹分こっちを痛めつけちゃうよ?』
無邪気な顔だった。ぞっとするくらいにね」
「……」
キクコ「要は選べって言ったのさ。主力の3匹か、ペットの3匹か。」
「……」
キクコ「どうなったかは……ま、想像つくだろ」
「……」
――ピピ、カタカタ
キクコ「……何だ、機械には疎いんじゃが」
【『赤』と名乗るトレーナーにご注意ください】
キクコ「っ!!」
【ここ数週間でポケモンによる傷害事件が多発しています。
死者1名、重症者多数。使用ポケモンは不明。10代前半の少年ということですが詳細は不明。
エリートトレーナーにも多数被害がでております。不用意な戦闘はお控えください。】
キクコ「バカな……何十年経ってると……!!」
「――そいつが使っていたポケモンを教えてください」
キクコ「っ!……聞いて……どうするつもりだ」
「決まってる」
レッド「――僕が潰す」
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