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元スレ男「刀が女の子になっただと…」
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刀娘「遅い」
男「すんません…」
刀娘「なんかアザがあるけど」
男「きのせい」
刀娘「ふーん」ジト…
男「そんな目で見つめるな」
刀娘「ねぇ」
男「ん?」
刀娘「男の学校行っ」
男「ダメ」
刀娘「ぅう…なんで?」
男「そんな見た目の高校生はいないからだ」
刀娘「またバカにした…」
男「そういえばお前って体成長したりするの?」
刀娘「胸が小さくて悪かったな」
男「そういう事を聞いてるんじゃありません」
男「そういえば女ちゃんのはだけた姿はエロかった」
刀娘「!」
男「あ」
刀娘「…」
男「…さぁそろそろ寝る時間だ!!明日も早いし寝よう寝よう」
刀娘「む…」
…
男「おい」
刀娘「…」スウ…
男「熱いから体押し付けるな」
刀娘「…」スピ…
男「寝たフリするな」
男「すんません…」
刀娘「なんかアザがあるけど」
男「きのせい」
刀娘「ふーん」ジト…
男「そんな目で見つめるな」
刀娘「ねぇ」
男「ん?」
刀娘「男の学校行っ」
男「ダメ」
刀娘「ぅう…なんで?」
男「そんな見た目の高校生はいないからだ」
刀娘「またバカにした…」
男「そういえばお前って体成長したりするの?」
刀娘「胸が小さくて悪かったな」
男「そういう事を聞いてるんじゃありません」
男「そういえば女ちゃんのはだけた姿はエロかった」
刀娘「!」
男「あ」
刀娘「…」
男「…さぁそろそろ寝る時間だ!!明日も早いし寝よう寝よう」
刀娘「む…」
…
男「おい」
刀娘「…」スウ…
男「熱いから体押し付けるな」
刀娘「…」スピ…
男「寝たフリするな」
翌日
男友「昨日は大変だったな」
男「確かに大変だった。あ、女ちゃん」
女「…」ニコッ
男「あ、ども…」
男友「ヒュー」
男「なんか言った?」
男友「別に」
男友「あっそうそう話は戻るけど」
男「ん」
男友「まだDQN共がうろついてるだろ?」
男「あぁ…はい、確かに」
男友「誰かが女ちゃんを見守らないといけない」
男「あぁ…当分は保護者同伴だよな…俺の保護者はいないけど」
男友「俺もいねぇよ。じゃなくて、保護者同伴とかまだそんなニブい事言ってんのか」
男「ムッ」
男友「可愛くない。お前が一緒に帰ってやりな」
男「なっ…」
女「え…でも…」
男「俺なんかでいいの!?」
女「いいの…?私なんかと一緒に帰ってもらっても…」
男友「良い悪いは関係ない。決定」
男「なん…だと…?」
男友「昨日は大変だったな」
男「確かに大変だった。あ、女ちゃん」
女「…」ニコッ
男「あ、ども…」
男友「ヒュー」
男「なんか言った?」
男友「別に」
男友「あっそうそう話は戻るけど」
男「ん」
男友「まだDQN共がうろついてるだろ?」
男「あぁ…はい、確かに」
男友「誰かが女ちゃんを見守らないといけない」
男「あぁ…当分は保護者同伴だよな…俺の保護者はいないけど」
男友「俺もいねぇよ。じゃなくて、保護者同伴とかまだそんなニブい事言ってんのか」
男「ムッ」
男友「可愛くない。お前が一緒に帰ってやりな」
男「なっ…」
女「え…でも…」
男「俺なんかでいいの!?」
女「いいの…?私なんかと一緒に帰ってもらっても…」
男友「良い悪いは関係ない。決定」
男「なん…だと…?」
―下校―
男「…」
女「…」
男(いかん…何か話さないと、女ちゃんに『合コンに来てくれない奴 第一位』に位置付けられてしまう)
女(男君と…一緒に…何話そうかな…)
男女「あの…」
男「」
女「」
男「どうぞ」
女「そちらから」
男「いえいえ」
女「いえいえ」
――――
―――
――
―
翌日
男友「あれ?お前野球なんてやってたっけ?」
男「やってないよ」
男友「じゃあなんでバットケース持って来てるんだよ」
男「ほっほら!この前あんな事があったからさ!護身用だよ」
男友「なるほど」
男(言えん…言えん…この中に日本刀が入っているなんて…!!)
男「…」
女「…」
男(いかん…何か話さないと、女ちゃんに『合コンに来てくれない奴 第一位』に位置付けられてしまう)
女(男君と…一緒に…何話そうかな…)
男女「あの…」
男「」
女「」
男「どうぞ」
女「そちらから」
男「いえいえ」
女「いえいえ」
――――
―――
――
―
翌日
男友「あれ?お前野球なんてやってたっけ?」
男「やってないよ」
男友「じゃあなんでバットケース持って来てるんだよ」
男「ほっほら!この前あんな事があったからさ!護身用だよ」
男友「なるほど」
男(言えん…言えん…この中に日本刀が入っているなんて…!!)
昨日
刀娘「行きたい」
男「どこへ」
刀娘「学校」
男「まだそんなことを」
刀娘「刀の姿になってもダメ?」
男「なおさらダメ」
刀娘「ダメ?」
男「?」
刀 娘「 ダ メ ? 」ウルッ
男「うっ…俺は…俺は騙されんぞーーッ!!」
―――――
店員「じゃあ、このバットケース3500円になりますねー」
男「…」
刀娘「やったぁ!」店員「お嬢ちゃん野球大好きなんだね」
男「は…はは…」
刀娘「行きたい」
男「どこへ」
刀娘「学校」
男「まだそんなことを」
刀娘「刀の姿になってもダメ?」
男「なおさらダメ」
刀娘「ダメ?」
男「?」
刀 娘「 ダ メ ? 」ウルッ
男「うっ…俺は…俺は騙されんぞーーッ!!」
―――――
店員「じゃあ、このバットケース3500円になりますねー」
男「…」
刀娘「やったぁ!」店員「お嬢ちゃん野球大好きなんだね」
男「は…はは…」
今日
男「さて…どうするか…」
男友「俺けっこう野球好きなんだよねーちょっとバット見せて」
男「やめろ!!」
男友「なっなんだよ」
男「このバットは野球用バットではない…あくまで護身用のものだ。こいつは約300年ほど前からその使命を果たし、何万という血を吸ってきた…下手に封印を解くと…喰われるぞ…!!」
男友「お…おう…わかった」
刀娘(肩が凝る…)
男「おい、大丈夫か?」
刀娘「うん…今は大丈夫…」
男友「なんでバットに話しかけてんだ?」
男「呪いのバットだからな、人の言葉も理解する」
男「さて…どうするか…」
男友「俺けっこう野球好きなんだよねーちょっとバット見せて」
男「やめろ!!」
男友「なっなんだよ」
男「このバットは野球用バットではない…あくまで護身用のものだ。こいつは約300年ほど前からその使命を果たし、何万という血を吸ってきた…下手に封印を解くと…喰われるぞ…!!」
男友「お…おう…わかった」
刀娘(肩が凝る…)
男「おい、大丈夫か?」
刀娘「うん…今は大丈夫…」
男友「なんでバットに話しかけてんだ?」
男「呪いのバットだからな、人の言葉も理解する」
放課後
男友「じゃあまた明日な」
男「おう」
男「さ、問題はここからだ」
女「あ…男くん」
男(いかに背中の呪いのバットに邪魔されずに女ちゃんと家路に着くかということだ…)
男「なぁ…刀娘」ボソ
刀娘「何?」
男「ちょっと昼寝してみないか?」
刀娘「もうしたからいい」
男「どうりで学校で静かだった訳だ…くそ」
女「?」
男「なんでもないよ、早く帰ろう」
刀娘(帰ろう…?)
男友「じゃあまた明日な」
男「おう」
男「さ、問題はここからだ」
女「あ…男くん」
男(いかに背中の呪いのバットに邪魔されずに女ちゃんと家路に着くかということだ…)
男「なぁ…刀娘」ボソ
刀娘「何?」
男「ちょっと昼寝してみないか?」
刀娘「もうしたからいい」
男「どうりで学校で静かだった訳だ…くそ」
女「?」
男「なんでもないよ、早く帰ろう」
刀娘(帰ろう…?)
女「昨日はあんまり喋れなかったもんね」
男「そうだね。でも今日は大丈夫だよ」
刀娘(女の子の声?)
男「あはは、そいつはいいや」
女「えへへ、それでね、」
刀娘(…)
男「なるほど、」
女「ええ、だからね、」
刀娘(~~~)
男「俺が思うに…」
女「男君ってそんな一面もあったのね」
刀娘(~~~~~!)
女「じゃ、また明日ね。今日はありがとう」
男「うん、また明日!」
男「ふぅ…」
ザク
男「おうっ!!」
刀娘「おい」
男「はい」
刀娘「とりあえずここから出せ」
男「かしこまりました」
男「そうだね。でも今日は大丈夫だよ」
刀娘(女の子の声?)
男「あはは、そいつはいいや」
女「えへへ、それでね、」
刀娘(…)
男「なるほど、」
女「ええ、だからね、」
刀娘(~~~)
男「俺が思うに…」
女「男君ってそんな一面もあったのね」
刀娘(~~~~~!)
女「じゃ、また明日ね。今日はありがとう」
男「うん、また明日!」
男「ふぅ…」
ザク
男「おうっ!!」
刀娘「おい」
男「はい」
刀娘「とりあえずここから出せ」
男「かしこまりました」
自宅
刀娘「聞きたいことがある」
男「はい」
男「なんで正座させられてんの?」
刀娘「あの子とはどーゆー関係なの?」
男「しがない友人関係でございます…」
刀娘「いつから一緒に帰ってたの?」
男「昨日からでございます…」
刀娘「じゃあ最後に」
男「はい」
刀娘「あの子と私…どっち?」
男「どっち??」
刀娘「…」
男「どっちって…何が?」
刀娘「だっだから…ッ……」
刀娘「~~~~ッ!!!」
刀娘「なんでもない!!!!」
男「何故キレる…」
翌朝
男「痛い!」
刀娘「…」
男「お前…寝てる間に刀に戻ったろ」
刀娘「何のこと?」
男「お前…こんなことするんだったら一緒に寝ないぞ?」
刀娘「…」
刀娘「ゴメンナサイ…」
男「やけに素直だな…」
刀娘「聞きたいことがある」
男「はい」
男「なんで正座させられてんの?」
刀娘「あの子とはどーゆー関係なの?」
男「しがない友人関係でございます…」
刀娘「いつから一緒に帰ってたの?」
男「昨日からでございます…」
刀娘「じゃあ最後に」
男「はい」
刀娘「あの子と私…どっち?」
男「どっち??」
刀娘「…」
男「どっちって…何が?」
刀娘「だっだから…ッ……」
刀娘「~~~~ッ!!!」
刀娘「なんでもない!!!!」
男「何故キレる…」
翌朝
男「痛い!」
刀娘「…」
男「お前…寝てる間に刀に戻ったろ」
刀娘「何のこと?」
男「お前…こんなことするんだったら一緒に寝ないぞ?」
刀娘「…」
刀娘「ゴメンナサイ…」
男「やけに素直だな…」
学校
男「やっぱりついてくるのか」
刀娘「護身用護身用」
男「くっ」
男友「よう、男、どうだ?昨日は上手く言ったか?」
男「上手くって…まぁ普通だよ」
男友「またまた」
男友「ところで」
男「ん」
男友「それ…本当はバットじゃないんだろ?」
男「!!」
男友「ただそれだけ、中身を探ろうとは思わねぇよ」
男友「次は課外授業だな、そろそろ行こうか」
刀娘「課外授業…?」
男「学校の外で勉強するんだよ」ボソ
刀娘「!」
男「おいワクワクするな」
男「やっぱりついてくるのか」
刀娘「護身用護身用」
男「くっ」
男友「よう、男、どうだ?昨日は上手く言ったか?」
男「上手くって…まぁ普通だよ」
男友「またまた」
男友「ところで」
男「ん」
男友「それ…本当はバットじゃないんだろ?」
男「!!」
男友「ただそれだけ、中身を探ろうとは思わねぇよ」
男友「次は課外授業だな、そろそろ行こうか」
刀娘「課外授業…?」
男「学校の外で勉強するんだよ」ボソ
刀娘「!」
男「おいワクワクするな」
男「山…だと…?」
男友「あぁ…山だ…」
先生「博物館はこの上にあります。険しい道なのでケガしないように注意してくださいねー」
男友「ロープウェイ使えよ…よっと」
男「予算がなかったんだろ…ほっ」
男「しっかし険しいな…マジで」ズルッ
男「うわっ」
男友「危ねっ」ガシッ
男友「ファイトォォォッ!!」
男「いっぱぁぁああああつっ!!」
男友「wwwww」男「wwwww」
刀娘(退屈…)
男「よっと」
刀娘(あっ!?…)ピクンッ
男「よいしょっ」
刀娘「んっ…」
刀娘「ちょっと…男…」
男「ん?人がいるんだからあんまり…」
刀娘「なんか…擦れてる…んっ…」
男「へ?」
男友「あぁ…山だ…」
先生「博物館はこの上にあります。険しい道なのでケガしないように注意してくださいねー」
男友「ロープウェイ使えよ…よっと」
男「予算がなかったんだろ…ほっ」
男「しっかし険しいな…マジで」ズルッ
男「うわっ」
男友「危ねっ」ガシッ
男友「ファイトォォォッ!!」
男「いっぱぁぁああああつっ!!」
男友「wwwww」男「wwwww」
刀娘(退屈…)
男「よっと」
刀娘(あっ!?…)ピクンッ
男「よいしょっ」
刀娘「んっ…」
刀娘「ちょっと…男…」
男「ん?人がいるんだからあんまり…」
刀娘「なんか…擦れてる…んっ…」
男「へ?」
男「擦れてるって何が」
刀娘「わからないけど、あんまり動かないで…!」
男「だって山険しいから…よっ」
刀娘「ぁあっ!」ビクッ
男「だめだってあんまり声出しちゃ…バレるぞ」
刀娘(だって…だって…)
男「うぉっと!」ズルッ
刀娘「んくぅぅッ…」
刀娘(もうダメ…もうダメ…!)
刀娘「ぁ…ぁ…ッ」
先生「はーい着きましたよ」
男「やっと到着か…」ピタ
刀娘「ぁ…」
男「ちょっと様子見るか…」
ジーーー
男「大丈夫か?」
刀娘「…」
男「?」
ザクッ!
男「アウチッ!」
刀娘「わからないけど、あんまり動かないで…!」
男「だって山険しいから…よっ」
刀娘「ぁあっ!」ビクッ
男「だめだってあんまり声出しちゃ…バレるぞ」
刀娘(だって…だって…)
男「うぉっと!」ズルッ
刀娘「んくぅぅッ…」
刀娘(もうダメ…もうダメ…!)
刀娘「ぁ…ぁ…ッ」
先生「はーい着きましたよ」
男「やっと到着か…」ピタ
刀娘「ぁ…」
男「ちょっと様子見るか…」
ジーーー
男「大丈夫か?」
刀娘「…」
男「?」
ザクッ!
男「アウチッ!」
刀娘「…」
男「まぁ、俺ら生徒は博物館に入るから、その間に羽伸ばして山の空気でも吸っておいで」
刀娘「…うん」
男友「おい、いくぞ!」
男「おう!…んじゃまた後でな」
博物館
男「おお…これは…」
男友「お…おお…」
男「こんなもん見るために俺たちは頑張って山登ったのか」
男友「まぁ…なんというか…あっちょっと俺トイレ行ってくる」
男「急にだな」
女「あの男…君」
男「あ…」
女「よかったら、一緒にまわろ…?」
男「あ、うん」
男友(頑張れよ…二人共)
男「まぁ、俺ら生徒は博物館に入るから、その間に羽伸ばして山の空気でも吸っておいで」
刀娘「…うん」
男友「おい、いくぞ!」
男「おう!…んじゃまた後でな」
博物館
男「おお…これは…」
男友「お…おお…」
男「こんなもん見るために俺たちは頑張って山登ったのか」
男友「まぁ…なんというか…あっちょっと俺トイレ行ってくる」
男「急にだな」
女「あの男…君」
男「あ…」
女「よかったら、一緒にまわろ…?」
男「あ、うん」
男友(頑張れよ…二人共)
刀娘「ふぃ~~~」
刀娘「空気がおいしいなぁ~~~」
刀娘「ん…なんか思い出せそうな気がする…」
刀娘「…」
刀娘「…」
刀娘「やっぱり無理」
刀娘「できれば一緒に吸いたかったなぁ、この空気」
刀娘「男と」
刀娘「『確かに空気は美味しいけど、ここに来るまでの疲れを差し引いたらプラマイゼロだな』とか」
刀娘「あはは、言いそう!」
刀娘「ん~…」
博物館
男「結構広いね、ここ」
女「ええ、あの…」
男「何?」
女「手…つないじゃダメ…?」
男「え…いいよ…うん」
ギュッ…
刀娘「空気がおいしいなぁ~~~」
刀娘「ん…なんか思い出せそうな気がする…」
刀娘「…」
刀娘「…」
刀娘「やっぱり無理」
刀娘「できれば一緒に吸いたかったなぁ、この空気」
刀娘「男と」
刀娘「『確かに空気は美味しいけど、ここに来るまでの疲れを差し引いたらプラマイゼロだな』とか」
刀娘「あはは、言いそう!」
刀娘「ん~…」
博物館
男「結構広いね、ここ」
女「ええ、あの…」
男「何?」
女「手…つないじゃダメ…?」
男「え…いいよ…うん」
ギュッ…
先生「はい、それじゃ、今日はここまで!レポートは明日提出!それでは現地解散!」
男「…あ」
男「女ちゃん、今日はちょっと用事があるんだ。だから一緒に帰れないんだ…」
女「あ…じゃあ仕方ないか。わかった。いつもありがとうね」
男「ごめん」
男友「どうした?用事って」
男「忘れ物」
男友「え?」
男「忘れ物拾いに行くってカッコ悪いだろ?俺は後で帰るよ」
男友「おう、じゃあな」
――――――
男「おう、待ったか?」
刀娘「…うん」
刀娘「もう刀に戻らないと」
男「いや、皆帰ったからいいよ」
刀娘「え…なんで…」
男「いやーもう夕方だし…授業終わったし」
刀娘「え?」
男「ただなんとなく、お前と空気吸いたくなった」
刀娘「え?」
男「隣いい?」
刀娘「…うんッ」
男「…あ」
男「女ちゃん、今日はちょっと用事があるんだ。だから一緒に帰れないんだ…」
女「あ…じゃあ仕方ないか。わかった。いつもありがとうね」
男「ごめん」
男友「どうした?用事って」
男「忘れ物」
男友「え?」
男「忘れ物拾いに行くってカッコ悪いだろ?俺は後で帰るよ」
男友「おう、じゃあな」
――――――
男「おう、待ったか?」
刀娘「…うん」
刀娘「もう刀に戻らないと」
男「いや、皆帰ったからいいよ」
刀娘「え…なんで…」
男「いやーもう夕方だし…授業終わったし」
刀娘「え?」
男「ただなんとなく、お前と空気吸いたくなった」
刀娘「え?」
男「隣いい?」
刀娘「…うんッ」
翌日
男「さて…今日もいい朝だ」
刀娘「…」
男「ん?どうした?」
刀娘「…」
男「このネボスケめ」
刀娘「…」
男「え?」
男「…熱があるな…大丈夫か」
刀娘「…ぅん…」
男「そりゃ、山のてっぺんにあんな長い時間いたらな」
刀娘「誰のせい?」
男「ごめんなさい」
男「とにかく!今日は一日安静!外に出ちゃ駄目だからな!」
刀娘「行く!」
男「学校にか!?駄目に決まってるだろ!酷くなったらどうするんだ!」
刀娘「へーき!行く!大丈夫!」
男「こればっかりは聞けないぞ!今日は駄目だ!」
刀娘「うぅ…」
男「じゃあ俺は学校行くから、外に出るんじゃないぞ!」
刀娘「だめーー!!男と一緒にいるのーーーーーッ!!!」
――――――
ガチャッ
男「あっ2年D組の男ですがゴホッ、今日は風邪なんで休みますゲホッレポートは明日提出しますゲホゴホッ」
ガチャッ
男「…」
刀娘「…」
男「これで満足か?」
男「さて…今日もいい朝だ」
刀娘「…」
男「ん?どうした?」
刀娘「…」
男「このネボスケめ」
刀娘「…」
男「え?」
男「…熱があるな…大丈夫か」
刀娘「…ぅん…」
男「そりゃ、山のてっぺんにあんな長い時間いたらな」
刀娘「誰のせい?」
男「ごめんなさい」
男「とにかく!今日は一日安静!外に出ちゃ駄目だからな!」
刀娘「行く!」
男「学校にか!?駄目に決まってるだろ!酷くなったらどうするんだ!」
刀娘「へーき!行く!大丈夫!」
男「こればっかりは聞けないぞ!今日は駄目だ!」
刀娘「うぅ…」
男「じゃあ俺は学校行くから、外に出るんじゃないぞ!」
刀娘「だめーー!!男と一緒にいるのーーーーーッ!!!」
――――――
ガチャッ
男「あっ2年D組の男ですがゴホッ、今日は風邪なんで休みますゲホッレポートは明日提出しますゲホゴホッ」
ガチャッ
男「…」
刀娘「…」
男「これで満足か?」
男「ふぅ…」
刀娘「…」
男「でもまぁ調度いいや、レポートも書いてなかったし、この日を利用して貯まった宿題をば…」
刀娘「…ごめんね…」
男「う~ん、お前から謝られると、なんだかいたたまれない気持ちになる」
ピピピッ
男「メールか」
FROM:男友
本文:風邪?嘘おっしゃいっ!
男「こいつ…どこまで…まさかカメラ!?どこだ!!」
男「…うん…わかってる…こんな茶番がつまんないのはわかってる…」
刀娘「なに一人でブツブツ…コホッコホッ」
男「ん~風邪薬あったかな~あっあった」
男「飲んどけ」
刀娘「ん…ゴキュッ…」
男「お昼になったら起こしにくるから、それまで寝とけ」
刀娘「うん…」
刀娘「…」
男「でもまぁ調度いいや、レポートも書いてなかったし、この日を利用して貯まった宿題をば…」
刀娘「…ごめんね…」
男「う~ん、お前から謝られると、なんだかいたたまれない気持ちになる」
ピピピッ
男「メールか」
FROM:男友
本文:風邪?嘘おっしゃいっ!
男「こいつ…どこまで…まさかカメラ!?どこだ!!」
男「…うん…わかってる…こんな茶番がつまんないのはわかってる…」
刀娘「なに一人でブツブツ…コホッコホッ」
男「ん~風邪薬あったかな~あっあった」
男「飲んどけ」
刀娘「ん…ゴキュッ…」
男「お昼になったら起こしにくるから、それまで寝とけ」
刀娘「うん…」
お昼
男「さぁお待ちかねのお昼ご飯ですよ~」
刀娘「ん…」ムクッ
男「今日はなんと、卵雑炊だ。フフハハ、見たまえこの黄金の湖を」
刀娘「おいしそー」
男「たんとお食べ」
刀娘「あ」ガパッ
男「なにその口」
刀娘「あ、あ」
男「あーんして食べさせて?」
刀娘「あ」コクコク
男「oh...」
男「ええい仕方ない!」
男「熱いからな」フーフー
男「はい、あーん」
刀娘「あーん」パクッ
男「スプーンが小さいからな、全部食べ切るには…」
一時間後
男「見事に腕が釣りました!」
刀娘「まだ残ってる」
男「俺の左手まで潰す気か恐ろしい小娘め」
男「さぁお待ちかねのお昼ご飯ですよ~」
刀娘「ん…」ムクッ
男「今日はなんと、卵雑炊だ。フフハハ、見たまえこの黄金の湖を」
刀娘「おいしそー」
男「たんとお食べ」
刀娘「あ」ガパッ
男「なにその口」
刀娘「あ、あ」
男「あーんして食べさせて?」
刀娘「あ」コクコク
男「oh...」
男「ええい仕方ない!」
男「熱いからな」フーフー
男「はい、あーん」
刀娘「あーん」パクッ
男「スプーンが小さいからな、全部食べ切るには…」
一時間後
男「見事に腕が釣りました!」
刀娘「まだ残ってる」
男「俺の左手まで潰す気か恐ろしい小娘め」
男「あぁ…」
男「これで両腕がお釈迦になった」
男「ほい、体温計」
刀娘「なにこれ」
男「それ脇に挟んでて」
刀娘「はい」
男「ん」
男「何かしてほしいことある?氷替えて欲しいとか」
刀娘「ない」
男「そうか」
刀娘「あっ」
男「ん?」
刀娘「ぁーぅー…やっぱりいい」
男「あらら」
男「んじゃ、熱はまだあるみたいだし、もう少し寝とけ」
刀娘「ふぁい…ヒマ…」
男「これで両腕がお釈迦になった」
男「ほい、体温計」
刀娘「なにこれ」
男「それ脇に挟んでて」
刀娘「はい」
男「ん」
男「何かしてほしいことある?氷替えて欲しいとか」
刀娘「ない」
男「そうか」
刀娘「あっ」
男「ん?」
刀娘「ぁーぅー…やっぱりいい」
男「あらら」
男「んじゃ、熱はまだあるみたいだし、もう少し寝とけ」
刀娘「ふぁい…ヒマ…」
昼
刀娘「…スゥ…スゥ…」
男「お、大人しく寝てるな…」
男「寝顔だけなら可愛いんだけど、このじゃじゃ馬ときたら」
男「まぁ…たまにはこういうのもいいな…」キリッ
男「…はぁ…」
刀娘「男ぉ…」
男「はーい。起きてるなら…」
刀娘「スゥ…スゥ…」
男「…」
男「おっとっと、レポートレポート」
刀娘「…スゥ…スゥ…」
男「お、大人しく寝てるな…」
男「寝顔だけなら可愛いんだけど、このじゃじゃ馬ときたら」
男「まぁ…たまにはこういうのもいいな…」キリッ
男「…はぁ…」
刀娘「男ぉ…」
男「はーい。起きてるなら…」
刀娘「スゥ…スゥ…」
男「…」
男「おっとっと、レポートレポート」
男「お」
男「メール」
FROM:女
本文:大丈夫!?昨日から風邪だったなら、誘ってゴメンね…あっ帰りにお見舞いに寄っていいかな!
男「なん…だと…?」
男「マズイ」
男「目茶苦茶嬉しいけどマズイ」
男「もし刀娘のことがバレたら…」
『女「男君…そんな小さい子と一緒に暮らしてたなんて…イヤーーーーロリコンヘンタイよーーー!!もしもし!?警察の方ですか!?変態です!幼女監禁です!助けてー!!」』
男「ヤバイ…死ぬ…今度こそ死ぬ…」
男「メール」
FROM:女
本文:大丈夫!?昨日から風邪だったなら、誘ってゴメンね…あっ帰りにお見舞いに寄っていいかな!
男「なん…だと…?」
男「マズイ」
男「目茶苦茶嬉しいけどマズイ」
男「もし刀娘のことがバレたら…」
『女「男君…そんな小さい子と一緒に暮らしてたなんて…イヤーーーーロリコンヘンタイよーーー!!もしもし!?警察の方ですか!?変態です!幼女監禁です!助けてー!!」』
男「ヤバイ…死ぬ…今度こそ死ぬ…」
男「これはマズイ…」チラッ
刀娘「スゥ…スゥ…」
男「病気のコイツを外に出すわけにもいかん、起こすわけにもいかん」
男「うおお、神様!!教えてくれ!俺はどうしたらいい!!」
刀娘「お兄さん嬉しいぞ、とかいうな…」Zzz
男「!」
男「でかした刀娘!お兄さんは嬉しいぞ!!」
夕方
ピンポーン
男「来たか…」
男「行くぞ…戦いの場へ…!!はーい」
ガチャ
宅配便「宅配便でーす。あ、ここにサインお願いしますねー」
男「あっ…はい…ども…」
刀娘「スゥ…スゥ…」
男「病気のコイツを外に出すわけにもいかん、起こすわけにもいかん」
男「うおお、神様!!教えてくれ!俺はどうしたらいい!!」
刀娘「お兄さん嬉しいぞ、とかいうな…」Zzz
男「!」
男「でかした刀娘!お兄さんは嬉しいぞ!!」
夕方
ピンポーン
男「来たか…」
男「行くぞ…戦いの場へ…!!はーい」
ガチャ
宅配便「宅配便でーす。あ、ここにサインお願いしますねー」
男「あっ…はい…ども…」
ピンポーン
男「今度こそ来たな」
ガチャ
女「あ…」
男「どうぞ、中入ってよ」
女「お邪魔します…」
男「なんか…ありがとね、散らかっちゃってるけど…ははっ…」
女「大丈夫?熱とか…」
男「うん、大分下がって来たし」
女「そうよかった…」
女「あ…ケーキ買って来たの、ロールケーキ。よかったら、食べる?」
男「あ、なんかわざわざありがとう」
女「この家は、男君一人?」
男「うーん、一人というか一人じゃないような…」
女「?」
男「今度こそ来たな」
ガチャ
女「あ…」
男「どうぞ、中入ってよ」
女「お邪魔します…」
男「なんか…ありがとね、散らかっちゃってるけど…ははっ…」
女「大丈夫?熱とか…」
男「うん、大分下がって来たし」
女「そうよかった…」
女「あ…ケーキ買って来たの、ロールケーキ。よかったら、食べる?」
男「あ、なんかわざわざありがとう」
女「この家は、男君一人?」
男「うーん、一人というか一人じゃないような…」
女「?」
男「妹がいるんだ」
女「妹さんがいるの?」
男「うん、最近うちに来たんだけど」
女「最近来た?」
男「うん、両親が…まぁ…はい…ははっ」
女「そう…ゴメンなさいね」
男「いやいや、女ちゃんが気にすることじゃないよ」
女「ありがとう。ところで、何か手伝えることないかな?」
男「うーん…特に悪い所はないよ」
女「夕食…ちょっとくらいなら手伝えるんだけど…」
男「うーん…それじゃ、お願いしていいかな?」
女「喜んで!」
―――
――
―
男「お…おお…」
女「どうかな…?」
男「美味しゅうございます」
女「よかった…」
女「あの…男君」
男「何?」
女「話があるの…」
男「え…」
――――――
刀娘「ふぁ…よく寝た…」
女「妹さんがいるの?」
男「うん、最近うちに来たんだけど」
女「最近来た?」
男「うん、両親が…まぁ…はい…ははっ」
女「そう…ゴメンなさいね」
男「いやいや、女ちゃんが気にすることじゃないよ」
女「ありがとう。ところで、何か手伝えることないかな?」
男「うーん…特に悪い所はないよ」
女「夕食…ちょっとくらいなら手伝えるんだけど…」
男「うーん…それじゃ、お願いしていいかな?」
女「喜んで!」
―――
――
―
男「お…おお…」
女「どうかな…?」
男「美味しゅうございます」
女「よかった…」
女「あの…男君」
男「何?」
女「話があるの…」
男「え…」
――――――
刀娘「ふぁ…よく寝た…」
すまん、今から病院に母ちゃん向かえに行く。
だから今日休みもらってたんだ。10時ごろには戻ります
だから今日休みもらってたんだ。10時ごろには戻ります
>>94
気をつけてなーいてらー
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