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    元スレ上条「幽霊?」

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    タグ : - 魔王 + - とある魔術の禁書目録 + - ほのぼの + - サーシャ + - バカ + - 上条 + - + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    152 = 140 :

    一方さんの黒翼ってチョーカー関係ないんだよな?
    黒翼チョーカー無し状態じゃ反射できないんじゃね?

    154 = 75 :

    御坂「立てますか?」

    打ち止め「ううん……この前落とし穴にはまった時と同じ所を痛めちゃった、ってミサカはミサカは足首を押さえて……イタタ」

    上条「打ち止めも歩けそうにないな……どうやってコイツらを運ぶかな」

    結標「ならこの二人は空間転移で連れていってあげるわ」

    上条「え?でもそんな迷惑をかけるには……」

    結標「同じ師を持つ者のよしみよ。それに、困ってる人を放っておいたら小さい先生に怒られちゃうわ」

    上条「じゃあお願いするよ」

    結標「場所は……そうだ、御坂妹、地図を貸してくれるか?」

    155 = 75 :

    冷蔵庫「ビービ、ガガガガガガガガ」

    上条「」

    冷蔵庫「ジジジ……オレ……オレノ……『暗黒物質』ァァァ……ニ、常識ハハハ……通用シ……シネシネ光線……ビビ」

    上条「」

    冷蔵庫「ガギギギギ……」バサッバサッバサッ

    打ち止め「あの大きな翼でどこまでも飛んでいけるといいね……」

    テケテケテケテケ……ハーマヅラァ

    上条「」

    上条「……………………ああ」




    ――――――――


    風呂

    156 :

    コイツラ集まるとちょっとリアルに恐いなwww

    159 :

    >>1早く戻ってこーーい!!!!
    間に合わなくなっても知らんぞーー!!!

    161 :



    ――――――――

    上条「んじゃあ俺達はゆっくり歩いていくとするか」

    御坂「はい、とミサカはあなたの横に並びます」

    上条「ここから俺ん家までそんなにかからないから」

    御坂「ええ、分かってます。近場で済ませる為に計画を練ったのですから」

    上条「そっか」

    御坂「…………ええ」

    上条「そういや今日は一方通行と打ち止め、ずっと喧嘩してたよな」

    御坂「喧嘩するほど仲が良いという諺があります、とミサカは言いましたが今後あのままでいないか不安です」

    上条「それはないぞ?」

    162 = 161 :

    上条「一方通行がキレた時に辺りを壊しまくっていた中で、打ち止めだけは傷をつけなかったろ?」

    御坂「考えてみると攻撃は全てあなたに向かっていましたね、とミサカは回想しました」

    上条「あれは本当に恐かった……。結局、逃げ回ったせいで打ち止めは足を痛めたんだけどな」

    御坂「……彼はいつも私達を守ろうとし空回りをします」

    上条「そんな事言うなって!」

    御坂「打ち止めもいきなり七不思議を探すだなんて……深夜徘徊の危険性を理解していないのでしょうか、とミサカは憤慨します」

    上条「…………」

    御坂「事故にでも巻き込まれたらどうするんですか」

    上条「……はは!」

    163 = 161 :

    御坂「……なぜ笑うのです?」

    上条「んー?いやあ、御坂妹は打ち止めの事を大切に思ってるんだなって」

    御坂「…………あなたはいつもポジティブですね、とミサカは皮肉を言います」

    上条「まあな」

    御坂「……お姉様にあなたと二人で歩いているのを見られたら怒られてしまいますね、とミサカは少し寄り添ってみます」

    上条「何でそこで御坂?」

    御坂「だってこの街頭の下ロマンチックに二人で語らうのって恋人同士みたいです、とミサカはきゃっ」

    上条「恋人同士……それはそうかも」

    御坂「!?」

    165 = 161 :

    上条「俺みたいな奴に自分の妹を取られたと聞いたら雷落としそうだ」

    御坂「ええ、文字通り。でもあなたと二人ならそれさえも乗り越え……」

    上条「だから御坂妹も相手をきちんと選ぶんだぞ!俺だってお前が妹のように思ってるんだから!」

    御坂「…………………はあ」

    上条「……何故そこで溜息?」

    御坂「そんな台詞を真面目に言われちゃあ疲れもします、と期待したミサカが馬鹿ですね……」

    上条「変な事言った?」

    御坂「……手、貸してください」

    上条「……?はい」

    御坂「違う左手!」

    166 = 161 :

    御坂「右手だとすぐに消えてしまうかもしれませんから、とミサカはマジックを取り出しました」

    上条「それは打ち止めの……」

    御坂「こうしてやります!」

    上条「あー!お前!」

    御坂「『天然鈍感野郎』……っと」

    上条「それ油性ペンなのに……落ちないじゃん!」

    御坂「世の中には額に兎と書かれても屈しない悪党がいますよ、とミサカは例を挙げてみました」

    上条「それ思いっきり一方通行じゃん!」

    168 = 161 :

    御坂「これであなたは左手を見るたびに己の罪を認識する事になります、とミサカは不気味に笑います」

    上条「俺が何したっていうんだー!?」

    御坂「自分で考えてください!」

    上条「ったく……全然わかんねぇ」

    御坂「わからない所が罪なのです、とミサカはマジックをポケットに突っ込みました」

    上条「家に油性インク落ちるぐらい強力なのあったっけ……」

    御坂「あ、ほらすぐそこに寮が」

    上条「よし……一方通行が起きたらお開きにしよう」

    177 = 171 :

    178 = 161 :

    上条「七不思議巡りもアイツらの為だし、いなかったら無駄だろ」

    御坂「ええ、…………!」

    上条「……?どした」

    御坂「どうやらこの幽霊探しさえも用はなくなったようです、とミサカはネットワークで得た状況を話し始めます」

    上条「……?」

    御坂「今さっき、あの二人は仲直りをしました」

    上条「……なんじゃそら」

    御坂「意地の張り合いでしたからね、もう彼らには必要ないみたいです、とミサカは気が抜けます」

    上条「人騒がせだ……」

    179 = 161 :

    上条「じゃああと残りはどうするよ?」

    御坂「せっかくだし二人で行ってしまいましょう。わざわざ彼らを待つ事ないです」

    上条「よし!んじゃあ六つ目の七不思議は?」

    御坂「実はこれ、密かに大本命だったりします……!」

    上条「……それは一体?」

    御坂「超能力者さえもかなわない!『異能を打ち消す無能力者』!」

    上条「……………………御坂妹」

    御坂「何とお姉様の雷撃さえも軽くあしらってしまうらしいです……!とミサカは震え上がります!」

    上条「あのー、もしもし」

    180 = 161 :

    御坂「科学さえも凌駕する不思議な力……絶対に幽霊と関係が」

    上条「熱くなってる所いいか?」

    御坂「はい」

    上条「……もうそろそろ気付こうぜ」

    御坂「何故右手をひらひら振っているのですか?とミサカは…………」

    上条「うん、まぁ、俺の事だよね」

    御坂「……あ」

    上条「だ、大丈夫!少しおっちょこちょいでも、俺は大事な個性だと思うから!」

    御坂「……私、ただの間抜けじゃないですか……!うあぁぁ……」

    181 = 161 :

    上条「さて、さんざん見てるだろうけど、お披露目します?」

    御坂「……ここまで来たら全部見るって言ったじゃないですか、とミサカはお願いします」

    上条「じゃあどうすっかね、一方通行に頼んでベクトル操作でもしてもらう?」

    御坂「血流を荒らしただのそれを阻止しただの傍からじゃあわかりませんよ、とミサカはその案を却下しました」

    上条「だからといって派手にやらせていき過ぎたら手におえないしな」

    御坂「他には……」

    上条「あ、御坂は?無駄に派手だぞ」

    御坂「こんな遅くに呼び出して、しかもあなたと二人っきりだなんて知れたら雷じゃ済まない気がします」

    上条「八方塞がりだ」

    182 = 161 :

    上条「俺の右手って使い勝手悪いなぁ」

    御坂「基本受け身ですからね」

    上条「えー、あとの能力者の知り合いは……」

    御坂「……そうだ。簡単な方法があります、とミサカは提案してみます」

    上条「え、何?」

    御坂「誰も呼び付けなくて済むし、今すぐ行える方法です」

    上条「誰も呼ばなくていい?……あ。そうか、御坂妹も電気使いなんだっけ」

    御坂「あなたの考えは違いますよ、別に私があなたに攻撃するわけじゃありません」

    183 = 161 :

    御坂「あなたが私に触ればいいんですよ」

    上条「…………は?」

    御坂「あなたの右手を私に当てればいいんです」

    上条「……何を言ってるんだ、御坂妹」

    御坂「そして消滅すればあなたの右手は証明されます!いやあ、実際に体験出来るなんて私もツいて」

    上条「御坂妹!!」

    御坂「…………………」

    上条「俺は生き物を消すなんて事は不可能だ……知ってるだろ!?」

    御坂「勿論知ってますよ」

    184 = 161 :

    御坂「ええ知ってますとも。近くで見てきましたから」

    上条「近く……?」

    御坂「能力は消せても銃弾は消えない。魔術は消せても二次被害は消えない」

    上条「おい、何で魔術を」

    御坂「さて……生きている物は消せても、生きていない物はどうですか?」

    上条「御坂妹……」

    御坂「あなたがそんな目で私を見る日が来るとはね」

    上条「お前……そんな風に笑う奴だったか?」

    188 = 161 :

    御坂「…………」

    上条「誰なんだ、お前」

    「上条当麻、ソレから離れて下さい」

    御坂「……もういらしたのですか」

    サーシャ「第一の解答ですが、ずっと探していましたがやっと発見しました。……これより人ならざるモノの撲滅を開始します」

    上条「ずっと探していた……人ならざるモノ!」

    御坂「私が最後の七不思議、『悪霊』――本物のオカルトですよ」

    上条「ッ!!!」

    189 :

    なん・・・だと・・・?

    190 = 161 :

    御坂「私は実験後、妹達の微弱な電波で発生した霊体」

    御坂「元は同じ身体ですから、一万もの思念が集合出来たのは容易だったのでしょう」

    御坂「皮肉ですよね、魔術サイドを破壊するために作られたクローンが、こんなふうになってしまったんですから」

    上条「元は妹達……!?」

    御坂「ええ。今しゃべっているのは検体番号3510号です。この中には一方通行に殺された妹達がたくさんいますよ?」

    上条「……事件を起こしていたのはお前達なのか!?」

    御坂「そうですよ?」

    上条「…………」

    御坂「おかしくはないでしょう。だって私達は学園都市に殺されたのだから」

    191 :

    まさかの超展開

    192 = 161 :

    御坂「別に変な事じゃないと思うんですが。現にそこに魔術師がいるじゃないですか」

    サーシャ「…………」

    御坂「あなたはあれだけ両側に足を突っ込んでいるくせに信じられないんですね」

    上条「……いや、信じる。お前は妹達の幽霊だ」

    御坂「驚いてくれました?この時の為にツアーを計画させたんです」

    上条「今までで一番だ……!」

    御坂「それは良かった」

    サーシャ「第一の質問ですが、いつ入れ替わった。彼の家で初めて出会った頃は生きていた」

    御坂「三つ目の病院です。私は四つ目で合流しました」

    193 = 161 :

    御坂「今ごろ10032号はカエル医者と検査中ですね。生きているからこんなに面倒なんです」

    上条「……ジョークにしてはキツいぞ」

    御坂「あら、私もまだまだです。人生経験が少ないからでしょうか」

    上条「……お前は学園都市を恨んでいるか」

    御坂「……現存している妹達はきっと恨まないでしょう。実験の為に生まれ、祝福されながら生き続ける。恨む理由がありません」

    上条「そりゃ安心した」

    御坂「ですが、殺された事でミサカネットワークから外れた私達は別の感情が生まれてもおかしくはありません」

    上条「………………」

    御坂「恨むきっかけなんてたくさんあるでしょう」

    194 = 161 :

    御坂「色んな事を見てきました。一方通行に殺される時は皆痛そうでしたね、自身もこんな表情をしていたかと思うと涙が出ます」

    御坂「実験が終わって良かった、一万人以上死んだけど」

    御坂「ああそういえば世界中に妹達が散らばっていますが、本当に全員が無事だと思いますか?」

    上条「……!?」

    御坂「学園都市外の科学者共が人間のクローンだなんて物珍しい研究対象を放っておきますかね?」

    上条「な!?まさかアイツらの身に……」

    御坂「冗談です。今のところそのような不幸は起きていません」

    上条「………………」

    195 = 164 :

    起きてたら一方通行がすっとんで行くからな

    196 = 161 :

    御坂「もしも生きていたなら――今更ながらそんな事を考えます」

    御坂「もう無駄だとわかっていても気持ちは割り切れない。楽しそうに暮らしている彼女達を見てると余計に後悔は捨てられない」

    御坂「自分でも驚きましたよ。学園都市だけでなく一方通行のみならず、まさか妹達にまでこんな気持ちを抱いているなんて」

    上条「アイツらは何もしていないだろ!お前と同じ被害者で……!」

    御坂「お門違いも甚だしいでしょうが、あれだけ間近で見せ付けられちゃしょうがないでしょう」

    上条「そうかよ。…………なら」

    御坂「……言ってみてください」

    上条「……俺の事はどう思っている?」

    197 = 161 :

    御坂「……気になります?」

    上条「………………」

    御坂「それを口にするのにどれだけの勇気を必要としたんでしょうね」

    上条「勇気なんて綺麗なものじゃない……!」

    御坂「…………あなたに対して浮かぶのはたった一つの疑問です」






    御坂「どうしてあなたはもっと早く助けにきてくれなかったのですか?」

    198 :

    これは予想だにしなかった


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