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    元スレ花山「……ジャッジメントだ……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 黒子 + - とある魔術の禁書目録 + - もう我慢できない + - アーカード + - ジャジメント + - ジョジョ + - スネーク + - ニャル子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 17 :

    >>48
    ジャブより迅い踵落としですねわかります

    52 = 1 :

     
    しかし、花山にとっては『攻撃を受けて立っている』ことなど、呼吸にも等しい当たり前のことだった。
    相手の攻撃はすべて受け、その上で反撃する。そのスタンスを貫いてきた花山には、数々の攻撃に対する実績と、培った耐性があった。


    範馬刃牙には、何本も指の骨を折られた。

    範馬勇次郎には、いとも簡単に四肢を破壊された。

    愚地克巳には、音速の拳を何十発も打ち込まれた。

    アレクサンダー・ガーレンには、力強いスープレックスで煮え湯を飲まされた。

    スペックには、頭を地面に打ち付けられた挙句、口内で火薬を破裂させられた。

    ピクルには、『押し合いっこ』で古代の力を実感させられた。


    そんな彼が、10秒前後の電撃に耐えられない。そんなことはあろう筈も無かったのである。


    花山「………………」

    御坂「……な、なによ。ちょっと耐えたくらいで、いい気になってんじゃないわよ!」

    53 = 22 :

    御坂ェ

    54 = 18 :

    美琴のレールガンって電撃なの? それとも超スピードのコイン? 両方?

    55 = 1 :

     
    御坂「わ、私の全力がこれだと思ったら、大間違いよ!」

    花山「………………」

    御坂「つ、次はアンタも本気でやらないと死ぬわよ! 忠告はしたからね!」


    御坂は、精一杯の虚勢を張った。言いようの無い不安感。
    勝てないかもしれない、殺されるかもしれない。そういった思いを振り払うように、声を張り上げた。

    その時。


    花山「…………本気で闘っても、いいンだな」

    御坂「え……?」

    57 :

    花山かっこいいな

    58 = 36 :

    >>54そんなアナタに集英社出版週刊少年ジャンプコミックス ブラックキャットをオススメします

    59 = 1 :

     
    花山が、ポツリと呟いた。それは、ただの確認。御坂美琴というまだ年端もいかない少女が、自分と本気で喧嘩をしろと言う。
    それに対して『本当にやってもいいのか』と花山は尋ねただけだった。

    しかし、それは御坂に衝撃を与え、同時に不安感の正体を明確にさせた。


    『じゃあ、マジメにやっても良いんかよ?』


    ……そうだった。奥に何かを隠している。底が見えない、本当は戦っても勝てる気がしない。そんな男に言われた言葉。
    その男と、目の前の男。佇まいこそ違えど、その雰囲気は嫌なくらいに酷似していたのだ。

    もやもやとした不安感が、確かなものになった時。
    御坂は気が付けば、スカートのポケットに、自分の右手を入れていた。

    60 :

    花山さんが子萌先生とかだっこしてる絵が想像できる

    61 = 39 :

    スカートのポケットに・・・ハンドポケットかッッッ!?

    62 = 1 :

     
    白井「ええ……何やら外が騒がしいようでしたので、窓から外の様子を見たんですの」

    白井「そうすると、案の定……あの殿方が揉め事を起こしていたようでしたわ」

    白井「ですが、それ以上に驚いたのが……お姉様と初春が、そこに居たということ」

    白井「二人の表情を見てわたくし、あの状況をこう推測しましたの」

    白井「『花山が初春に暴行を加え、お姉様がそれを助けた』……と」

    白井「ですが……初春は泣いているというよりはオロオロしているばかりで、それもおかしな話だと」

    白井「……ええ。その時です。お姉様が動いたのは」

    63 :

    へいへーい

    64 = 36 :

    語りだしたw

    65 :

    黒子が烈のポジションwwwww

    66 :

    花沢「ジャッジメントよ磯野クン!」

    67 :

    白井は後にこの時のことをこう語る

    68 = 1 :

     
    白井「超電磁砲(レールガン)……という言葉をご存知?」

    白井「簡単に言うと、電気の力で物体を加速させ、撃ち出す武器のことですの」

    白井「お姉様は、いわゆる電気人間……しかもレベル5ですから、それを自分の体で行うことができますの」

    白井「例えば、今あなたがお財布の中に入れているであろう、コイン」

    白井「これを音速の三倍の速度で撃ち出すと、どうなると思われます?」

    白井「……そう。お察しの通り、絶大な破壊力を生みます。アスファルトの道路くらいなら、抉り取る程に」

    白井「コインが熱で溶けるまでに走る距離は、実に50メートル。ふふ、コインが通過した後の惨状、想像できまして?」

    69 = 34 :

    >>54
    高エネルギーを纏った超速コインみたいな感じ
    只のゲーセンのコインだから空気抵抗等で燃え尽きる
    専用の獲物を使えば射程威力も各段に上がるらしい

    70 = 39 :

    >>65
    いやこれは警官のポジションだろwww

    71 = 1 :

     
    白井「話を戻しますの。そこで、お姉様は……ポケットからコインを取り出しましたの」

    白井「ありえない、と思いました。だって花山薫は、あの書類が嘘でなければ、今日転入してきたのですから」

    白井「つまり……彼は能力開発を受けていない、無能力者ということですの。その彼を相手にした決闘で、コインを取り出す……」

    白井「これが、どういう意味かお分かりですの?」

    白井「………………」

    白井「……お姉様は、認めたのですわ。レベルなんて関係無い……強い男が、『また』自分の前に現れたのだと」

    73 = 1 :

     
    白井「お姉様は、親指でコインを上空に打ち上げました。これは超電磁砲発射前の、ポーズのようなものです」

    白井「当然……落ちてきます。万有引力の法則に従って、コインが」

    白井「……ええ、轟音が。落ちてくると『同時』に、轟音が響きましたの」

    白井「その時わたくしといえば……支部の前で道路を破壊しないで欲しいとか、揉め事を起こさないで欲しいとか、別の事を考えていましたの」

    白井「そんな考えができたのは、余裕があったからに他なりませんわ。『超電磁砲に耐えられる人間がいるわけがない』という、余裕」

    白井「……だから、あの光景には……少なくとも、あの場にいたギャラリーも含め誰もが、こう思ったでしょう……」

    白井「…………『ありえない』……と」

    74 :

    これいっつも誰が聞いてんだw

    75 = 17 :

    でもこれは花山薫の話でしょ?

    76 :

    >>74
    板垣だろwww

    77 = 36 :

    白井「そんな考えができたのは、余裕があったからに他なりませんわ。
    『超電磁砲に耐えられる人間がいるわけがない』という、余裕」






    殺人事件を余裕とかw

    78 = 1 :

     
    固法「そこから先は私が話すわ」

    固法「御坂さんの超電磁砲は、確かに花山薫に直撃した」

    固法「能力で見えない壁を張ったとか……そういう特別なものはなかったわね」

    固法「それどころか、花山薫は……それを、『体』で受け止めたの」

    固法「……これがどれだけ凄いことか、分かる?」

    固法「そうね……例えば、目の前にボールが飛んできたら、どうする?」

    固法「ええ、そう。腕を上げて、顔を隠すわよね。人間の本能として、目の前にある物を、怖いと感じるから」

    固法「それが、彼の場合……その隠すための、肝心要の腕は、前じゃない。横に広がってたのよ」

    固法「いわゆる仁王立ちの体勢。それで、超電磁砲を受け止めたの……」

    固法「そうよ。私だって信じられなかった。でも、それが事実」

    79 :

    というか耐えられる人間がいないなら余裕でいちゃ駄目だろwww支部の前で人死ぬぞwww

    80 :

    その間実に二秒ッッッ

    81 :

    スペック戦が最初なんだよな
    この語り



    初めは凄く感動した展開の進め方だったのにいまのギャグ並の扱われ用はないわ

    82 :

     
    固法「音速の三倍だから反応できなかっただけ? 違うわね」

    固法「花山薫は、コインが打ち上げられた時点では、まだ普段どおり立っていたもの」

    固法「まぁ、御坂さんの電撃が直撃して『普段どおり』っていうことだけでも凄いんだけど」

    固法「話が逸れたわね。とにかく、彼はコインが撃ち出されてから、あの仁王立ちの状態になったってこと」

    固法「つまり……彼には、迫ってくるコインが見えていたのよ」

    固法「過去に、音速で撃ち出される攻撃を受けた経験でも無いと、見切ることなんて不可能だと思うんだけど……」

    83 :

    でたwバトンタッチwww

    85 = 81 :

    >>82
    花山は音速を体感していた人物だったなwww

    86 = 82 :

     
    固法「彼が超電磁砲を受けた結果? 言うまでもないでしょ?」

    固法「ボロボロよ。試験もすっ飛ばしてジャッジメントに配属なんて、どれ程の逸材かと期待したけどね」

    固法「そう。着ていたスーツは破片が残るのみで、眼鏡もどこかへ吹っ飛んで、そこにいたのは褌一丁の男だったわ」

    固法「……え? やっぱりレベル5の圧勝なんだ、って?」

    固法「………………」

    固法「……違うわ。あなたは、やっぱり分かってないわ。花山薫という男を」

    87 :

    語りなげーよ
    「決着は次の瞬間」って言ってたじゃねーか

    88 :

    語りなげーとかいうアホは氏ね

    89 = 79 :

    体で受けたって書いてあるが胸なのだろうか
    個人的には背中であってほしい

    90 = 82 :

     
    固法「花山薫は、御坂美琴の一撃を食らって、褌だけの姿になった。それは事実よ」

    固法「……でも、『それだけ』なのよ」

    固法「彼はまだ、戦えた。肉体的な意味でも、精神的な意味でもね」

    固法「見てくれはどうあれ、彼は超電磁砲に耐え切った。その姿は、実に雄々しいものだったわ」

    固法「だって、御坂さん、白井さん、初春さん、他の女の子達も……」

    固法「男性が裸も同然の姿になっているっていうのに、誰も目を背けなかった。もちろん、好奇の目で見たりもしなかった」

    固法「それが、花山っていう『漢』なのよ。任侠の世界に生きる人間ならではの生き様ってヤツかしら」

    固法「……妙に詳しい? それは当然のことよ」

    91 = 87 :

    >>88
    ピクル対バキを読み直そうか

    92 :

    顔面セーフ!!!

    93 :

    ドラゴンボール方式ですね
    どうせなら全裸になってしまえばよかったのに

    95 = 82 :

     
    固法「花山薫、19歳。花山組二代目組長で、日本一の喧嘩師。ファイトスタイルは素手喧嘩(ステゴロ)」

    固法「警察なら知ってないとおかしいくらい有名なのよ、彼。単純にヤクザとしてじゃなく、漢という人間としてもね」

    固法「ジャッジメントは警察じゃないけど、それに似た仕事もしてるし……」

    固法「学園都市外の人物とはいえ、喧嘩師花山のことを噂で聞いたことのある人も多いハズよ。白井さんは知らなかったみたいだけど」

    固法「……ごめん、また話が逸れちゃったわね」

    固法「どこまで話した? ああ、超電磁砲に耐え切った話だっけ」

    固法「そうそう……そこでいよいよ、始まってしまったのよ」

    固法「ええ……彼の、反撃がね」

    96 = 83 :

    この「最初はなにが起きたかわかりませんでした」はなんなんだwww

    97 :

    褌まで破けなくてよかった

    98 = 88 :

    ごめん

    99 :

    >>82
    マッハ突きもこんな威力だったらな……

    100 = 79 :

    >>99
    御坂「だおッ!!」


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