私的良スレ書庫
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元スレ阿良々木「戦場ヶ原、もう別れよう」
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かれん「こんなとこに居たのかよ」
つきひ「やっと見つけたよ、お兄ちゃん」
こよみ「火憐ちゃん……!月火ちゃん……!何やってんだよ、学校はどうした?」
こよみ「いや……ちょうど良かった!暇を持て余してた所だよな。火憐ちゃん、月火ちゃん、僕が奢ってやるからお茶でも飲みに行かないか?」
かれん「はぁ?何日和ってんの兄ちゃん?」
つきひ「お兄ちゃん、私と月火ちゃんは正義の味方なんだよ?それが悪の側とお茶なんてするわけないでしょ?」
こよみ「は……?僕が、悪?」
かれん「とぼけたって無駄だぜ……兄ちゃん!」
つきひ「千ちゃんからネタは上がってるんだからね!」
こよみ「せ、千石……?」
かれん「兄ちゃんが何したかは知らないけどよ……お天道様の下で殺して解して並べて揃えて晒してやんよ!」
つきひ「やっと見つけたよ、お兄ちゃん」
こよみ「火憐ちゃん……!月火ちゃん……!何やってんだよ、学校はどうした?」
こよみ「いや……ちょうど良かった!暇を持て余してた所だよな。火憐ちゃん、月火ちゃん、僕が奢ってやるからお茶でも飲みに行かないか?」
かれん「はぁ?何日和ってんの兄ちゃん?」
つきひ「お兄ちゃん、私と月火ちゃんは正義の味方なんだよ?それが悪の側とお茶なんてするわけないでしょ?」
こよみ「は……?僕が、悪?」
かれん「とぼけたって無駄だぜ……兄ちゃん!」
つきひ「千ちゃんからネタは上がってるんだからね!」
こよみ「せ、千石……?」
かれん「兄ちゃんが何したかは知らないけどよ……お天道様の下で殺して解して並べて揃えて晒してやんよ!」
真昼の公園にボロボロな姿で横たわる男がいた。と言うか、それは僕だった。
戦場ヶ原を振った代償はあまりにも大きかった。八九寺を傷つけ、神原に蔑まれ、千石から逃げた僕には更に、忍に無視され、火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされるという豪華特典まで付いてきたのだった。
と言うか、一体僕が何をしたと言うんだ。僕はただ自分の気持ちに正直に従って――羽川を好きになった。ただ、それだけだ。ただ、それだけだって言うのに。
戦場ヶ原を振った代償はあまりにも大きかった。八九寺を傷つけ、神原に蔑まれ、千石から逃げた僕には更に、忍に無視され、火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされるという豪華特典まで付いてきたのだった。
と言うか、一体僕が何をしたと言うんだ。僕はただ自分の気持ちに正直に従って――羽川を好きになった。ただ、それだけだ。ただ、それだけだって言うのに。
こよみ「……何で僕がこんな目に合わなきゃいけないんだ」
こよみ「……僕の何がいけないって言う?」
こよみ「……何も悪くないだろ」
こよみ「……それなのに……それなのに」
こよみ「……帰ろう」
こよみ「……って言っても、家に帰った所でまた火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされるのが……」
つばさ「学校をサボってどこに行ってるのかと思ったら……こんな所にいたんだね、阿良々木くん」
こよみ「……僕の何がいけないって言う?」
こよみ「……何も悪くないだろ」
こよみ「……それなのに……それなのに」
こよみ「……帰ろう」
こよみ「……って言っても、家に帰った所でまた火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされるのが……」
つばさ「学校をサボってどこに行ってるのかと思ったら……こんな所にいたんだね、阿良々木くん」
つばさ「もう……こんなに制服汚しちゃって、明日も学校あるんだよ?制服の代えはあるの、阿良々木くん?」
こよみ「ワイシャツくらいなら持ってるさ……学ランとズボンは綺麗にしとく」
つばさ「ならいいけど……学校をサボってケンカするってのは、受験生としてはあんましよろしくないと思うよ」
こよみ「ケンカじゃないって、ただの兄妹のじゃれあいだよ」
つばさ「それは尚更よろしくないんじゃないかな」
こよみ「ハハっ、そうだな……」
つばさ「……ねえ、阿良々木くん?」
こよみ「どうした、羽川?」
つばさ「時間あるかな?そこのベンチに座ってちょっと話して行かない?」
こよみ「……ああ、いいけど」
こよみ「ワイシャツくらいなら持ってるさ……学ランとズボンは綺麗にしとく」
つばさ「ならいいけど……学校をサボってケンカするってのは、受験生としてはあんましよろしくないと思うよ」
こよみ「ケンカじゃないって、ただの兄妹のじゃれあいだよ」
つばさ「それは尚更よろしくないんじゃないかな」
こよみ「ハハっ、そうだな……」
つばさ「……ねえ、阿良々木くん?」
こよみ「どうした、羽川?」
つばさ「時間あるかな?そこのベンチに座ってちょっと話して行かない?」
こよみ「……ああ、いいけど」
こよみ「……」
つばさ「……」
こよみ「……あのさ」
つばさ「……あのさ」
こよみ「あ……わ、悪い羽川!先に話してくれ」
こよみ「僕の話はさしてどうでもいい内容だから……」
つばさ「うん……わかった、じゃあ私から話すけど」
つばさ「阿良々木くん……戦場ヶ原さんと別れたんだって?」
こよみ「……」
つばさ「……」
こよみ「……あのさ」
つばさ「……あのさ」
こよみ「あ……わ、悪い羽川!先に話してくれ」
こよみ「僕の話はさしてどうでもいい内容だから……」
つばさ「うん……わかった、じゃあ私から話すけど」
つばさ「阿良々木くん……戦場ヶ原さんと別れたんだって?」
こよみ「……」
こよみ「……誰から聞いたんだ、羽川?」
つばさ「え?誰からって……別に誰からってわけでも……」
こよみ「八九寺か!?あのガキ、羽川に取り入りやがって!いや待て、神原か!?でも、あの変態は羽川とは交友はなかっただろ!……まさか、戦場ヶ……」
つばさ「落ち着いて阿良々木くん!!」
こよみ「はっ……!すまない羽川……なんか、ちょっと取り乱したみたいだな、ハハッ」
つばさ「阿良々木くん……私が阿良々木くんと戦場ヶ原さんが別れたんじゃないかと思ったのは推測だったの」
つばさ「阿良々木くんがいないって状況と戦場ヶ原さんのいつもとは違う様子から推測して……発破を掛けてみただけの、ゴメンね」
こよみ「いや、いいよ別に……戦場ヶ原のいつもと違う様子ってのは?」
つばさ「え?……いや、何て言うかね……その阿良々木くんは聞かない方がいいかもしれないよ」
こよみ「羽川」
つばさ「何だか今日の阿良々木くん恐いよ……?」
こよみ「そんなことはないさ、僕はこの通りいつもと変わらないって」
つばさ「……じゃあ言うけど、戦場ヶ原さんのああいう姿見るの多分初めてだと思うんだけど……」
つばさ「阿良々木くん以外の男子と話してたんだよね」
こよみ「なっ……!?」
つばさ「え?誰からって……別に誰からってわけでも……」
こよみ「八九寺か!?あのガキ、羽川に取り入りやがって!いや待て、神原か!?でも、あの変態は羽川とは交友はなかっただろ!……まさか、戦場ヶ……」
つばさ「落ち着いて阿良々木くん!!」
こよみ「はっ……!すまない羽川……なんか、ちょっと取り乱したみたいだな、ハハッ」
つばさ「阿良々木くん……私が阿良々木くんと戦場ヶ原さんが別れたんじゃないかと思ったのは推測だったの」
つばさ「阿良々木くんがいないって状況と戦場ヶ原さんのいつもとは違う様子から推測して……発破を掛けてみただけの、ゴメンね」
こよみ「いや、いいよ別に……戦場ヶ原のいつもと違う様子ってのは?」
つばさ「え?……いや、何て言うかね……その阿良々木くんは聞かない方がいいかもしれないよ」
こよみ「羽川」
つばさ「何だか今日の阿良々木くん恐いよ……?」
こよみ「そんなことはないさ、僕はこの通りいつもと変わらないって」
つばさ「……じゃあ言うけど、戦場ヶ原さんのああいう姿見るの多分初めてだと思うんだけど……」
つばさ「阿良々木くん以外の男子と話してたんだよね」
こよみ「なっ……!?」
こよみ「戦場ヶ原……何なんだよ、お前」
つばさ「……」
こよみ「結局誰だって良かったんじゃないか?……そりゃそうだよな、蟹の件がある前は奴は普通の女子だったんだもんな」
つばさ「違うよ……阿良々木くん」
こよみ「普通なら僕なんて相手にしない、普通ならもっと良い人間を選べるもんな……ハハハハハ」
つばさ「阿良々木くん……ねえ、阿良々木くん……!」
こよみ「ってか、何で僕が辛いんだ?振ったのは僕だろう?僕が振ったのに僕が振ったって言うのに」
つばさ「聞いて阿良々木くん!戦場ヶ原さんは……」
こよみ「そうだ羽川!聞いて欲しいことがあったんだ!僕は君のことが好きなんだ!戦場ヶ原なんかより、ずっとずっと愛している!」
つばさ「……」
こよみ「羽川も僕のことが好きなんだろ!?ブラック羽川が言ってたぞ!なら、話は早いじゃないか!僕羽川が付き合って……」
パッチーン
つばさ「……」
こよみ「結局誰だって良かったんじゃないか?……そりゃそうだよな、蟹の件がある前は奴は普通の女子だったんだもんな」
つばさ「違うよ……阿良々木くん」
こよみ「普通なら僕なんて相手にしない、普通ならもっと良い人間を選べるもんな……ハハハハハ」
つばさ「阿良々木くん……ねえ、阿良々木くん……!」
こよみ「ってか、何で僕が辛いんだ?振ったのは僕だろう?僕が振ったのに僕が振ったって言うのに」
つばさ「聞いて阿良々木くん!戦場ヶ原さんは……」
こよみ「そうだ羽川!聞いて欲しいことがあったんだ!僕は君のことが好きなんだ!戦場ヶ原なんかより、ずっとずっと愛している!」
つばさ「……」
こよみ「羽川も僕のことが好きなんだろ!?ブラック羽川が言ってたぞ!なら、話は早いじゃないか!僕羽川が付き合って……」
パッチーン
寝取られは大好物でガハラさん寝取られるのとか最高に楽しみなはずなんだけど…
どうして心が痛いのは何故なんだぜ
どうして心が痛いのは何故なんだぜ
こよみ「な……」
つばさ「わ……私は……阿良々木……くんから……そんな……そんな言葉……!」
つばさ「聞きたくなかった……!!」
こよみ「羽……川……」
つばさ「……ゴメン、帰るね」
こよみ「……」
こよみ「……何で」
こよみ「何で……泣いてるんだよ……」
こよみ「羽川……」
つばさ「わ……私は……阿良々木……くんから……そんな……そんな言葉……!」
つばさ「聞きたくなかった……!!」
こよみ「羽……川……」
つばさ「……ゴメン、帰るね」
こよみ「……」
こよみ「……何で」
こよみ「何で……泣いてるんだよ……」
こよみ「羽川……」
夕方の公園に独り呆然と立ち尽くす男がいた。と言うか、それは僕だった。
今日この世でおそらく最も不幸だったこの僕は、蟹を振った代償に、蝸牛を傷つけ、猿に蔑まれ、蛇から逃げ、鬼に無視され、蜂と鳥に制裁を受け、極めつけに猫を悲しませて哀しませた。
何故、蟹を振った代償がこんなにも大きくまた一度に受けなければいけないのかと僕は考えた。そしてその答えは意外と言うよりも、当然のように導きだすことが僕には出来た。
怪異、だ。
今日この世でおそらく最も不幸だったこの僕は、蟹を振った代償に、蝸牛を傷つけ、猿に蔑まれ、蛇から逃げ、鬼に無視され、蜂と鳥に制裁を受け、極めつけに猫を悲しませて哀しませた。
何故、蟹を振った代償がこんなにも大きくまた一度に受けなければいけないのかと僕は考えた。そしてその答えは意外と言うよりも、当然のように導きだすことが僕には出来た。
怪異、だ。
こよみ「そうだよ……何で気づかなかったんだ僕は……!」
こよみ「怪異のせいに決まってるじゃないか!どうしてこんなこともわからなかったんだ!!」
こよみ「八九寺を傷つけたのも、神原に蔑まれたのも、千石から逃げたのも!」
こよみ「忍に無視されたのも、火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされたのだって!」
こよみ「そして……羽川に振られて哀しませたのだって!」
こよみ「全て……全て怪異のせいなんだ……!!」
こよみ「だとしたら怪異は誰に憑いた?……決まってるじゃないか」
こよみ「戦場ヶ原に決まってる……!」
こよみ「でも、どうすればいいんだ?忍に無視されてる以上僕に怪異を祓うことなんて……」
メメ「どうしたんだい、阿良々木くん?何か良いことでもあったのかい?」
こよみ「怪異のせいに決まってるじゃないか!どうしてこんなこともわからなかったんだ!!」
こよみ「八九寺を傷つけたのも、神原に蔑まれたのも、千石から逃げたのも!」
こよみ「忍に無視されたのも、火憐ちゃんと月火ちゃんにボコボコにされたのだって!」
こよみ「そして……羽川に振られて哀しませたのだって!」
こよみ「全て……全て怪異のせいなんだ……!!」
こよみ「だとしたら怪異は誰に憑いた?……決まってるじゃないか」
こよみ「戦場ヶ原に決まってる……!」
こよみ「でも、どうすればいいんだ?忍に無視されてる以上僕に怪異を祓うことなんて……」
メメ「どうしたんだい、阿良々木くん?何か良いことでもあったのかい?」
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