元スレ最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
252 = 205 :
すまん飯食ってくる
253 = 215 :
俺の御主人様絹旗はやっぱり可愛いなあ
254 = 225 :
ほっしゅ
255 = 205 :
超失敗した、と彼女は心の中で思った。
まずは映画のこと。滝壺の悩みのために功を焦り、この映画が18禁であることを見逃していたことだ。
入場の際一応身分証は提示したが、受付のオバサンに『アンタは本当に大学生か?』というニュアンスを含んだ目で見られたりもした。
そして、今。
自分のために買ったジュースを、浜面が飲んでしまった。
彼の座っている左手側にカップを置いていたからだろうか。一応彼の分も、同じく彼の左手側に置いてあるが、そちらには気がついていないようだ。
(超どうしましょう…。これに口付けたら超間接キスですし)
彼女も年頃の少女である。男性の口に触れた飲み物を飲むのは抵抗がある。
かと言って、彼のジュースを貰うのは不可能だ。
そのためには彼に取ってもらう必要があるのだが、この後真剣な話をしようと思っているのに『お前との間接キスなんか嫌だ』と言わんばかりの相手の心証を下げる行為は控えたい。もっとも、浜面仕上はその程度でへそを曲げたりはしないのだが。
(うむむむむっ…!)
本来の彼女なら、こんなことに悩んだりはしない。だが、今回は自分の友人の恋路がかかっているのだ。
自分のプライドと、友人の幸福と。
その二つのバランスにさんざん頭を悩ませ、結局。
(…映画が超始まったから…。始まってしまったから、取ってもらうと浜面に超悪いから、これを飲むんです…!全ては滝壺のために…!)
そうやって誤魔化して、絹旗はジュース飲むのだった。
何だかいつもより少し甘い味がした気がしたが、勿論気のせいである。
256 :
ほ
257 = 205 :
(…なんじゃこりゃ)
浜面仕上は映画を見ながらそう思っていた。
映画が始まって30分程。映画自体は1時間半の作品なのだが、ここまでの30分、一組の男女が映画を見て、買い物をしているだけの展開が続いていた。
(…こりゃなんつーか。C級どころかD級と言っても頷けちまうな)
このところ絹旗と映画に行くことが多くなり、多少はC級映画を語れるようになった彼なのだが、その彼から見てもこれは酷かった。
C級映画というものは、基本的に制作費が少ない中で作られている。
そのため基本的に役者は素人同然だし、CGなどはほぼ使われない。そんな状況でC級映画を楽しむ方法が、時間と関係していたりする。
しょぼい配役と映像効果で客を飽きさせないために、C級映画とは短く作られるのが普通である。
だが、その理論に反するのがこの映画だ。
グダグダの展開と、逆光上等のカメラアングル。そして一般映画並の上映時間。
チラリ、と隣を見る。
そこには、真摯な目で映画を見る絹旗がいた。
(…まぁ、コイツが席を外さないってことはまだ見る価値があるってことだしな)
浜面は腕を組むと、再び映画に向き直った。
258 :
禁書のキャラの名前がDQNネームばりに読めないんだけど
作者は字面のインパクトしか考えてないのかね、馬鹿かね
259 = 256 :
近未来の話だから今のDQNネームが普通に認知されるような社会になってるんでね
260 = 227 :
ふりがなよめないのか?
261 = 258 :
モアイ ハマヅラ ハマヅラ
最愛「だ、ダメです浜面……ん…浜面ぁ……」
これであってるかスレタイ
265 :
>>258
西尾に比べたらまだマシなレベル
266 :
19巻買ったがモアイのパンチラ良いよパンチラ
267 :
ほらほら勢いよく超ぴらーん
268 = 227 :
俺16巻からめんどくさくなって買ってないんだけど
買おうかな
269 = 247 :
クーデターの話のグダグダ感は異常
270 = 256 :
ほ
271 = 205 :
絹旗は映画に集中できていなかった。
それというのも、先ほど口にしたジュースの所為である。
(超間接キスしてしまいました…)
滝壺のために起こした行動のはずなのに、結果として間接キスに至ってしまった。
いや関節キス位で何だよ、と思うかもしれないが、彼女は未だうら若き中学生。ようやく思春期の門を叩いたばかりなのだ。
映画鑑賞は彼女の唯一の趣味なのだが、彼女は浜面のことばかりを見てしまっている。最初は横目で見る程度だったが、今では首を少しだけそちらに動かしている。
(…浜面は)
映画を見る彼の横顔を見ながら、彼女は考える。
(…浜面は、どういう風に超感じたんでしょうか…?)
自分より幾つか年上の彼にとっては、何でもない事なのだろうか。
(それとも…)
そこまで考え彼女ははっ、と我に返った。
(…超何を考えているんですか、私は…)
首を振る。こんな考えは滝壺にも、浜面にも失礼だ。
(…超気を取り直して映画に超集中しましょう…)
ふぅ、と一息つく。
(…よし)
そして、彼女は顔をあげた。
「……え゛?」
272 = 205 :
(あー…)
浜面は、どうしたものかと考えていた。
スクリーンには男女の情事シーンが映されていた。
ポリポリと首筋をかき、隣を盗み見る。
絹旗は口元に手を当てながらそのシーンを見ていた。見たくないが、興味は超ありますと言わんばかりに食い入って見ている。
浜面仕上という男は、くのいちの裸が直視できなかったり、絹旗の下着を見ただけで鼻血が出る等、初心なところがある。
が、それは現実の話。
10代後半にいる彼は、勿論いかがわしいビデオは見慣れている。
つまるところ、映像程度では殆どといっていいほど反応を示さないのだ。それは最早、見慣れているというよりも見飽きている、という感覚だ。
(18禁指定されてるってことは…こりゃ全部映すかもな)
彼はそんなことを考えながら、もう一度絹旗を見る。
暗くてイマイチはっきりしないが、顔は真っ赤になっているように見える。
(…こういう絹旗は珍しいな)
彼はそのまま、普段は見ない表情の絹旗を見ていた。
すまん。今日はここまでだ。
冬休みの課題が終わりそうに無い。
273 = 216 :
課題は俺がやっておくから書けよ
274 = 247 :
大丈夫俺なんか就活サボってる
275 = 205 :
>>273
いやいや、俺の学校課題とか厳しいのよ。
立場的にも提出しないと教師に何言われるかわからんし。
>>274
それって大丈夫なのか…?
276 = 215 :
大丈夫俺もレポートと課題スルーしてる
277 = 267 :
大丈夫俺なんてセンターあるのに全く勉強してない
279 :
実技的な保健体育の時間は、突然やってきた。
(はわわわわわわ…)
片手を口に当てて、絹旗はスクリーンを凝視していた。
そこには主人公がヒロインを押し倒し、衣服を脱がしにかかっていた。
行為の生々しさ、ここで急に鋭くなったカメラアングルで映される女の表情、その全てが妖艶に映されている。
(…こここ、こんな、こんな…!)
男の口づけが首へ、そして更に体を這うように下へ下へと向かっていく。その度、スクリーン女性から漏れる声。
『…あぅ…あん…』
無論、彼女は彼らがこれから何をしようとしているのか知っている。一応保健の授業で男女の営みについては学んでいた。
しかし、眼に映るその情事は彼女の想像を遥かに超えていた。
少女マンガの情事シーンから想像していたそれは、もっと綺麗で、ぽわぽわした空気の中行われるものだと思っていた。
しかし、この現実。
“フィクション”“リアル”
幻 想と真 実のあまりのギャップに、思わず逃げ出したくなる。が、足が動いてくれない。扉を叩くに止まっていた彼女の知識は、ここに来てその先を踏み込もうとしていた。
知りたくないのに、知りたい。
そんな矛盾を内包しながら、彼女は映画を見続けた。
ならここまで書く。
これがマジで今日ラスト。
出来れば保守してくれるとありがたいです。
次書くのは、多分昼過ぎ~夕方ごろだと思う。
つーか>>277、センター前に>>267なんか書くなよ…
頑張ってくださいよ…
280 :
答えを見て速攻終わらせろ
282 :
気長に頑張ってくれ>>279
支援
283 :
ほ
286 :
でもパンツ!ほしゅ
288 :
落ちちゃダメ
290 :
最愛かわいいよ、最愛
291 :
ほ
293 :
ほ
294 = 291 :
ほ
295 :
このスレには期待してる
296 = 288 :
ほ
298 :
おっと
299 = 293 :
まーだか
みんなの評価 : ★★★×5
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