元スレ最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
551 = 546 :
ちょっ
552 :
きゃっ
553 = 545 :
「……え」
その言葉は、絹旗を二重の意味で驚かせた。
一つは、滝壺への裏切り。そしてもう一つは、自分の失恋。
首を絞めて聞いた結果は、更に彼女の首を絞めた。
「……何ですか」
彼女は言う。
「…超何なんですか、その答えは…!」
「……」
浜面は何も答えない。バツの悪そうに下を向くだけだった。
絹旗はテーブルを思いっきり叩くと、浜面を糾弾した。
「貴女だって超わかっているでしょう!彼女には貴女が超必要だって!」
「…あぁ」
「それなのに…!超それなのに、そんなことを超言うんですか!」
「…確かに、俺は全部わかってる。…けどな」
浜面は顔を上げた。その目には迷いの色など無い。
「それでも、俺は自分の想いを曲げらんねぇ…!」
554 :
貴女とな
555 = 545 :
「なっ…!」
何をふざけた事を、と言おうとしたが、自分だって浜面に恋をしたのだ。滝壺に申し訳ないというのなら、自分だって人の事は言えない。
「……」
浜面は真剣な眼差しで自分を見ていた。さっきの言葉は、それだけ本気の言葉だったのだ。
絹旗は一度息をつくと、浜面に尋ねた。
「……相手は?」
今度は絹旗が下を向く番だった。何となく、浜面が見れない。
「せめて、相手の名前くらい超教えてください…。そうでもないと、滝壺も私も超納得できません…」
後半は消え入るような声だった。今の絹旗にとって、浜面はそれほどに重要な人間になってしまっていたのだ。
557 = 552 :
・・・ゴクリ
558 :
すぐdat落ちすんのかな・・・もう寝なきゃならん・・・
559 :
強制dat落ちだったはず
オートリロードにしておくしかないな
560 = 545 :
しばらくして浜面から掛けられた言葉は、実に意外なものだった。
「…お前、泣いてんのか…?」
「え…?」
泣いている?自分が?
言われて目元を拭う。確かに、そこには水滴があった。
「あ、あれ、超何ででしょう…。あはは、超おかしいですよね、泣くのは滝壺のはずなのに…」
顔だけで笑顔を作り、彼女は精一杯冗談めかして言った。そうでもしないと、心が折れそうだった。
「お前…」
「超気にしないで下さい。こんなの、ただの超もらい泣きですから…」
絹旗はそう言うと、ソファーから降りてジュースのボトルを掴む。
「ほら、グラスが超空ですよ、浜面。超ついであげますよ…」
震えまくる声でそう言いつつ、絹旗はジュースを注ごうとした。
が、その腕を浜面が掴む。
「はま、づら…?」
その意図がつかめず、絹旗は戸惑った。
「…馬鹿野郎」
浜面は、そんな絹旗の目を見ると、言った。
「…好きな女が目の前で泣いてんのに、ジュース注がせる馬鹿なんかいる訳ねぇじゃねぇか」
562 :
ごちそうさま
563 = 552 :
キャーッwwwwww
564 = 556 :
スーパーニヤニヤタイム
565 :
ああ、俺センター頑張れるわ……
566 = 546 :
>>565
大丈夫だ、まだ一年もある
567 = 565 :
>>566
流石に三回目は勘弁
568 = 556 :
二度あることは三度ある
569 = 545 :
「…え…」
絹旗は、一瞬何を言われたのか分からなかった。
…好きな女?
…誰が?
浜面はやっちまった、という感じで目線を下へと向けている。髪の毛で表情が見えにくいが、頬は真っ赤になっているように見えた。
「ええぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず絶叫、頭が超混乱している。
「え、でもでも、浜面には滝壺が超いて、でも、超好きな人がいて、それが私で…!?」
『自分だけの現実』をマスターしている彼女なのだが、最早何の意味もなしていなかった。
そこにいるのは、ただの女の子。レベルなど、この場において何の役にも立たなかった。
「きゃっ!?」
頭が混乱を極めていると、掴まれていた腕からソファーに持ち上げられ、そして。
「…絹旗…!」
「あっ…」
とても優しく、押し倒された。
570 :
も・・・もあい・・・?
571 :
超 展 開
572 = 545 :
「…絹旗」
そうして自分に覆いかぶさっている彼の目を、絹旗は見た。
まるでやっと手に入れた骨董品を見つめるように、
どこまでも真摯で、それ故に強い意志を宿す瞳。
そこには驚きと、少しの恐怖を含む表情の自分が映っていた。
…果たして、彼は今何を感じているのだろう。
「ま、待って、超待ってください、浜面。
いくら何でも超いきなり過ぎます、
っていうか、第一滝壺が・・・あっ」
いるじゃないですか、と続けようとして言葉が途切れた。
浜面が自分のことを抱きしめたのだ。
組み敷かれて、慌てたところにこの追撃。
絹旗はまたもや思考が停止した。
そんな彼女を気にも留めず、彼は抱きしめ続ける。
きつく、しかし、思いやりのある強さで。
573 = 546 :
滝壺がアップを始めたようです
574 = 570 :
575 = 545 :
「はま、づら…」
当然、抱きしめられた程度の圧迫で息が続かなくなる訳はない。
彼に抱きしめられたことによる驚きと歓喜、その二つが入り混じって打ち消されたのだ。
「…超、何を、しているんですか…」
彼は答えない。聞こえていないかのように、答えない。
耳元で囁いて聞こえぬはずなどないのに。
「…あなたには、滝壺がいるじゃないですか…。
こんなことして、許されると超思っているんですか…?」
彼女は気づいていない。
この言葉も、体も。全てが震えていることに。
心の奥底で、自分を抱く男のモノにされることを望んでいる事に。
「……だったら」
彼が、ようやく口を開いた。
「…だったら、能力使って俺をぶっ飛ばせよ」
「…え…?」
彼は続ける。
「お前の『窒素装甲』なら俺なんて一瞬でぶっ飛ばせるだろ。
…『大能力者』が、『無能力者』に勝てねぇ道理なんてねぇんだから」
「…それは…」
実は浜面は『超能力者』を倒したことがあるのだが、アレは特殊なケースだ。
絹旗は慢心などしない。勝ち方に固執などしない。
彼の言うように、勝てぬ訳など無いのだ。
「お前が俺を拒むってんなら、俺はそれでもいい。
…ただ、拒むなら徹底的に突き放せ」
そう言って、彼は少しだけ腕に力を込めた。
576 = 570 :
577 = 545 :
「…そん、な…」
彼女は言葉を失くした。
彼のことは好きだ。
『アイテム』の下っ端程度にしか考えていなかったのに、
いつの間にか彼を信頼して、
そして今日、気がつけば好きになっていた。
―――だけど。自分は身を引くのだ。
半分は、滝壺理后のために。
彼女には、彼が必要だ。
恋だとか、愛だとか。そんな概念でなく、その外側で彼は必要とされているのだ。
もう半分は、彼のために。
『アイテム』の残党である自分には、いつ危険が迫るかも解らない。
そんな危険に、彼を付き合わせたくない。
無能力者は、いつだって虐げられてしまうのだから。
―――だから、自分は身を引くのだ。
578 = 545 :
どの位の時間、こうしていたのだろうか。
体はとても火照っていた。
抱きしめられている所為だけではない熱を感じる。
絹旗の思考は既に停止していた。
むせ返るような熱が頭を侵し、不規則になる呼吸をすることしか出来なくなっていた。
「絹旗…」
「…っ」
彼は片手で体を支えると、もう片手で絹旗の頬を撫ぜた。
そしてそのまま、彼女の顔へ、正確には唇へと近づく。
「…ちょう、ダメですよぉ…はまづらぁ…」
先ほど、彼は能力を使えと言った。
だが、彼女にはもう能力の使い方が解らない。
計算式は組み上げる前に崩れ去ってしまう。
だからもう、彼女には両手で彼の胸を押して拒むことしかできなかった。
能力の使えない彼女の力など、彼の前では無力に等しい。
それでも、浜面は一度止まった。
「…絹旗」
そして、最後の一言を放つ。
「…好きだ…」
579 = 545 :
「あ…」
聞いてしまった。
確実に、彼女はその一言を聞いてしまった。
滝壺理后の顔が浮かぶ。
その表情は、悲しんでいるように見えた。
(滝、壺…)
目の前には、自分の想い人がいる。
そしてその男は、滝壺の想い人でもある。
(…超…どうしろっていうんですか…)
好きな人とは当然結ばれたい。
だけど、そのために一人の少女から希望を奪わなくてはならない。
滝壺利后か、浜面仕上か。
友情か、恋情か。
彼女の脳内は混乱を極め、そして―――
「…私、は」
彼女は、告げた。
「…私も…」
心の中で、滝壺へ必死に謝りながら。
「…私も、浜面が…超、好きです…!」
580 = 545 :
あれ?
ひょっとしてだれもいない?
582 = 565 :
>>580
いるぞ
583 :
いるがそろそろ眠気が限界
584 = 571 :
>>580
そげぶ
585 = 556 :
>>580
いいからさっさと続きかけや
いや書いてくださいお願いします
586 = 545 :
よかった。いるなら続けます。
ここにきて、彼女を守る装甲は破壊された。
そして、装甲を破壊した『無能力者』の浜面仕上は。
「んむ…っ!」
『大能力者』絹旗最愛の唇を奪った。
「ん…はぁ…」
唇が離れ、思わず吐息が漏れる。
(これが、キスなんですね…)
昼間にあんな映画を見てそれなりに知ったつもりだったのに、実際にしてみるのは全く意味合いが違った。
体が震える。心臓は、大太鼓のように大きく耳に直接響いている。
「絹旗…!」
「んっ…!」
浜面はまだ足りないと言いたげに、絹旗の唇を奪う。そして離すと、四角い箱を取り出して、それを開けた。
「…?」
絹旗にはそれが何かわからなかったが、箱の裏側に『コンドーム』という文字を目にすると、目を大きく開いた。
587 = 545 :
よかった。いるなら続けます。
ここにきて、彼女を守る装甲は破壊された。
そして、装甲を破壊した『無能力者』の浜面仕上は。
「んむ…っ!」
『大能力者』絹旗最愛の唇を奪った。
「ん…はぁ…」
唇が離れ、思わず吐息が漏れる。
(これが、キスなんですね…)
昼間にあんな映画を見てそれなりに知ったつもりだったのに、実際にしてみるのは全く意味合いが違った。
体が震える。心臓は、大太鼓のように大きく耳に直接響いている。
「絹旗…!」
「んっ…!」
浜面はまだ足りないと言いたげに、絹旗の唇を奪う。そして離すと、四角い箱を取り出して、それを開けた。
「…?」
絹旗にはそれが何かわからなかったが、箱の裏側に『コンドーム』という文字を目にすると、目を大きく開いた。
588 = 561 :
付けるのか…
589 = 545 :
「ななな、何を超使おうとしているんですか、あなたは!」
絹旗はありったけの声で講義した。
「え?いや、ゴムだけど」
一方、浜面は落ち着いたもので、だから?みたいな顔をしていた。
「見れば超分かります!何でそんなもの持ってるんですか!」
もしかしてこうなると予想して、いやそれともいつも持ち歩いているのか。
「いや、何か良くわかんねーケド、紙袋ん中入ってた」
紙袋?ワンピースを入れていた?
「わ、私は超いれてませんよ!?」
「でも俺も入れてねーぞ?」
「そ、そんな訳超ないでしょう!」
このままでは自分がとてもイヤラシイ女の子みたいじゃないか。
「ま、イーじゃん。どっちでも」
彼は屈託のない笑顔でそう言うと、一度彼女の唇を奪ってから言った。
「何にせよ、俺は絹旗が欲しいんだから」
590 = 545 :
「…はぅぅ…」
好きな男にそんな風に言われて、断わりたい訳はない。
ただ、そんなに軽く体を売っていいものなのか。
そうして悩んでいる間にも、浜面は唇だけでなく首筋にもキスをしてくる。
「だ、ダメです浜面……ん…浜面ぁ…」
抵抗する力が篭らない。言葉と裏腹に、体は動いてくれない。
だが、コレだけは許可したくない。まだ自分には、自分たちには早すぎる行為だ。
「……」
絹旗がなかなか許可をださないことに業を煮やしたのか、浜面は絹旗の耳元へ顔を寄せた。
何か言うつもりなのだろうか。まぁ、何を言われても体は許さないが。
そして絹旗意外には誰にも聞かせないとばかりに小さな声で囁いた。
「……愛してるぞ、最愛」
…それは、超反則だ。
591 = 546 :
アグネスが…
592 :
ここへきてスレタイ回収
593 = 570 :
最愛さんかわいいな だれかしらないけど
595 :
最近の禁書スレはエロがあって実にすばらしい
596 = 545 :
絹旗は浜面の背中に手を回した。
「もう…超仕方ありませんね…」
そしてとてもその年齢に見合わない艶かしい表情をすると、浜面に言った。
「私を、超あなたのモノにして下さい…」
そして一度口付けを交わす。
「でも…、超優しくしてくれなくちゃ、嫌ですからね?」
スマンが時間の関係でエロは省く。
脳内補完頼む。
597 :
うおおおおお
598 = 546 :
なにそれこわい
599 = 595 :
なん…だと…
ふう…
600 :
オーケー、パンツを穿こう
みんなの評価 : ★★★×5
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