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    元スレサーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ヤンデレ ×2+ - 麦野 + - とある魔術の禁書目録 + - アクィナス + - アニェーゼ + - アニューゼ + - ウメハラ + - エヴァ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    202 :

    男女で服買うとかデートだよな?

    203 = 178 :

    現行スレほとんど踏んでた。あばばば。
    オルソラスレとか五和スレとか立てばいいと思うの

    204 = 195 :

    五和スレはもっとあって良いと思うってか少なさすぎ

    205 = 178 :

    「さてこれからどうすっかなー」
    当初の目的は曲がりなりにも達成できた。ガイドブックの付箋はまだ何箇所かに付いていたし、まだ二時を回ったくらいだ。
    時間はまだまだある。
    「さて、サーシャはどうする」
    「ん……」
    どうやらまだ、欲しい服でもあるのか、決めあぐねている様子だ。
    「まぁ、こんだけ広いと目移りするよなー。まあゆっくり見て回りゃいいさ」
    上条当麻は魔術サイドがこうやって日常に溶け込んでくれることがうれしい。
    科学とか魔術とか関係なしに。博愛主義者とは違うのだが、少なくともこうしている間は戦争など起きはしないだろう。
    「では、もう少し見て回ることにする」

    207 :

    これはすごい
    期待

    209 = 178 :

    それからのサーシャはすごかった。買うわ買うわ。よほど、カードを使って始末書を書きたいのか。
    カードをパンクさせたいのか。ストレスをため込んでいたのか。
    サーシャはロシア正教のせいか涼しい感じの服装が好きなようで主にワンピースだとか秋物よりは夏物よりの服を中心に購入していた。
    浴衣にも多少興味があったようでしばらく悩んでいたが、一度着付けてもらって満足したのか、帯にうんざりしたのか諦めたようだった。
    テンションが上がりすぎて荷物持ちの上条当麻を引き連れたまま下着売り場に入ろうとしたりして、上条当麻を困らせたりもしたりした。

    とりあえず……サーシャが涼しいカッコが好きなのはわかった……
    そういや、水着みたいな服をつねに来ていたわけだからな。いや、だったらゴスロリはどうなるんだ? 
    あれって暑そうに見えるけど案外涼しいのか?

    荷物持ちの最中様々な雑念が浮かんできたが五割増しのスピードで買い物を続けるサーシャを見る限りそこまで動きづらそうでもない。
    上条当麻はサー社が買い物をしている間の中盤から後半にかけて、アメリカ映画のホームドラマに出てくるパパのようになっていた。
    クリスマスに娘にひきつられ買い物に行きプレゼントを天井近くまで積み上げるような。
    それで情けない声でまってくれよぉ~と言いながらコケて娘にあきれられるのだ。
    さすがに上条当麻は天井まで荷物を積みはしなかったが両腕に紙袋の紐を通し、開いた両手を頭の上にもっていき何とかバランスを取っている状態だった。

    「第四の質問ですが……大丈夫ですか?」
    不意にサーシャが我にかえってくれたおかげで、ようやく上条当麻はベンチで休憩することができた。

    211 = 178 :

    「いや、なに、このくらい。常時不幸な上条さんは楽勝ですよー」
    ひきつった笑いからは大丈夫な要素が感じられない。
    「第五の質問ですが、貴方の目から見て私は不自然だったか」
    「不自然?」
    その質問自体は自然ではなかったが別段変ったところはなかっただろうと上条当麻は反芻する。
    「補足一。私自身は今日の自分が自然ではなかったと感じている。捕捉二。私自身では解答を導くのが困難である。
    結論。今日一緒にいた貴方に質問するのが最善」
    矢継ぎ早にサーシャは言葉を告げた。
    「そんなの、サーシャが楽しかったからに決まってるだろ」

    212 :

    上条さんタイム発動・・・っ!!

    214 = 178 :

    何のことはない。一人の女の子が付箋をべたべた貼り付けたガイドブック片手に入りたい店に入って食べたい物を食べればそれはおいしいだろう。
    ウキウキするだろう。楽しいだろう。
    入ってみたい服屋で好きな服を選んで、着て、また好きな服を選べばそれは楽しいだろう。
    上条当麻はサーシャの過去など知る由もないが、おそらくサーシャにはこういったことをした経験があまりないのではないだろうか。
    まだ13歳くらいの女の子がだ。殲滅白書などといういかにも穏やかでない組織にいたのだ。
    少なからず魔術の知識がある上条当麻にはそういった想像は難しくない。
    もしも、今日みたいなことがはじめての体験だったのだとしたら、自分はその体験を共有するのにふさわしい人間だったのか。
    結局、上条当麻にはわからないがそんなことはどーだっていいのだ。

    「オレは楽しかったけどサーシャは楽しくなかったのか?」

    この言葉一つで解決する。

    周囲の人から奇異の目で見られて吹寄制理という危機を回避してサーシャの荷物持ち。
    こう書くと普段の上条当麻なら不幸だ何だといったかもしれないが、楽しかったのだ。でなければわざわざ荷物持ちなどやったりしない。
    無表情に見えてコロコロ感情が変わるサーシャは見ていて飽きないし、楽しい。
    そういった感情がさっきの言葉には込められているのだ。

    216 = 178 :

    「私は……」
    しばしの間沈黙が続く。
    おそらく言葉を選んでいるのだろう。思案している様子がうかがえる。
    「第十の解答ですが、私は多分楽しかったのだと思います。質問と解答が十までいったのはあなたが初めてだから」
    そんなに質問と回答が続くわけがない。サーシャは上条当麻にそう言った手前からか、ほんのり顔を赤らめて俯いた。

    「そうか。それならよかった」
    上条当麻は満足そうに笑った。

    「第六の質問ですが、今日のこれはいわゆるデートというやつなのでしょうか」
    顔を赤らめ、俯いたままサーシャは質問する

    217 :

    しえん

    219 = 178 :

    「うあおえうああぃうあぁあ」
    意識するとダメな少年。上条当麻は訳のわからないうめき声を上げる。
    投げるボールはいつもまっすぐなくせに、ストレートにめっぽう弱い。
    いつもはストレートをストレートと認識できないほどだ。

    「あ、ええと、デートだったのではないでせうか」
    言葉はしどろもどろ、まともに目も合わせられない。
    サーシャがうつむいていてくれてよかったと上条当麻は居もしない誰かに感謝する。

    「第七の質問ですが、まだ行きたいところがあるのです」
    サーシャは付箋付きのガイドブックをギュッと握りしめてから
    「もう少しだけ付き合ってもらえますか?」
    と尋ねた。

    220 = 178 :

    「ああ、もちろん。まだまだ時間はあるんだからな」
    時計はまだ三時を指したあたりだ。時間はまだたっぷりある。

    おそらくサーシャが「私は既に上条当麻と付き合っています」と言える日はまだ先のことだろう。
    それまでに二人は、いくつもの質問をしいくつもの解答を出すのであろう。

    サーシャは再び胸元で大きく雑誌を開いてみせる。
    「次はここに行きたい」
    「よしじゃあ行くか!」

    二人のデートはまだ始まったばかりである。





    222 = 173 :

    どこの打ち切りwwww

    223 = 178 :

    orz

    正直ね。ノリでじゃあ私がとかいってすいませんでした。
    まさかサーシャがこんなに資料少ないとか思わない。
    四巻のあれがサーシャじゃなくてミーシャとか書いてる途中で気付いたもの
    本来なら、責任を持って付き合うところまで書くのが筋なんだろうけど
    ほぼ初対面の段階から付き合うまでは上条さん的に言ってそんなあっさりラブラブとかいうのはちょっとあれかなーと。
    吹寄とか御坂とか放置された買い物袋とかインデックスとか絡ませようとして無駄にかいてた部分とかあったんですけど
    遅筆だし、嘘っぽくなりそうだし。このたびは無計画なままもうあばばばばっばばばば
    つーか後書きとか痛いです。知ってます。

    224 :

    もっと続いてほしかったんだが…

    225 = 217 :

    乙!俺たちの戦いはこれからだ的だなw

    226 :

    ほああ

    227 = 178 :

    インデックスが一番かわいいと思うんだがな

    229 :

    なんにせよ乙でした
    いいSSだった

    230 :

    乙でした
    やっぱ対話形式じゃないSSかける人はすごいなー

    また暇なときに書いてね
    次は吹寄で頼む!

    231 :

    >>230
    VIPで対話形式じゃないの書いても余程じゃないと読まれないからみんな対話形式で書くんじゃ

    ともかくGJ

    232 :

    俺基本的に対話形式しかよまんがこれは全部読んだわ

    233 = 202 :

    GJでした。


    >>230
    吹寄だとツンツン過ぎてデレてラブラブバカップルになるまで書こうとしたら難しいのかも・・・

    ID:K1HROnId0の言葉を借りると
    ツンツンな吹寄と付き合うまでは上条さん的に言ってそんなあっさりラブラブとかいうのはちょっとあれかなーと。



    吹寄が嫉妬するネタならけっこう思い浮かぶんだけどねっ!

    234 :

    嫁に行った天皇の末っ子かと思った

    235 :

    GJ乙でした。

    いつも思うんだが、ヒロインのツンとデレ云々じゃなくて
    上条さんのデレの部分がまったく思い浮かばない

    236 = 183 :

    よかった、まだ残ってた、GJ!

    237 :

    誰だよこのキャラ興味ねぇとスルーしていたが
    結構伸びてたんで読んだら…なんというクオリティ

    239 :

    読み終わった

    244 :

    246 :

    サー社か・・・。どんな会社なんだろうね 

    249 = 199 :

    ムヒ


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