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    元スレサーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ヤンデレ ×2+ - 麦野 + - とある魔術の禁書目録 + - アクィナス + - アニェーゼ + - アニューゼ + - ウメハラ + - エヴァ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    652 = 642 :

    よくやった

    653 :

    ネウロの方かと思った・・・

    662 = 659 :

    おまえらの生き方は基本的にロックですよね

    664 :

    働かざること岩のごとしってか

    665 = 614 :

    禁書SS結構落ちたな・・・

    668 :

    こういうこと言いたくないけど
    保守とかVIPの暗黙の了解?的なものを知らない層が多いんだと思う。
    保守する場合は出来るだけさげて
    スレを無駄に消費しないように
    尚且つ落とさないようにするもの
    あげて保守ばっかりしてたら敵も増えるしね(上にいるコテが良い例)
    最近は途中で投げ出して他人任せだとか中途半端な作者が増えてるのもいけないと思うけど。
    あと何より荒らしは無視するのが基本
    荒らしに関わるやつはそいつも荒らし
    インデックスの名前の件とかくだらないことで無駄レス消費したり
    長時間作者いないのにダラダラ保守したり無駄に禁書スレ乱立させたりしてるし
    俺も禁書好きだけど最近のVIPの状態は少しばかりどうかと思う
    というかこの件は仕方ない

    1 :VIPがお送りします :2006/06/20(火) 02:12:50.37 ID:14uLeQty0
    VIPは鮮度が重要なんだよ
    それを何日も前のスレを保守保守しやがって
    保守しないと生き残れないスレは落とすべきなんだよ

    昔の人だけどこの>>1は正論だと思う
    なんというか場違い長文すまんかった
    荒れるの防止のためにもこのレスに関しては
    何もレスしないでほしい
    わかってなかった人は胸のうちにそっとしまっておいてえええええええ
    本当は向こうのスレで書き込みたかったんだけど
    向こうの雰囲気が良くなってきたからここに書き込む
    どうせみんな禁書スレ全部チェックしてるだろうしね

    669 = 624 :

    次にサーシャが希望したのは地下街である。
    流石に大荷物を抱えたままデート――いやいや、サーシャが行きたいところに行くのもなんなので上条当麻はコインロッカーを探すことにした。
    地下鉄乗り場付近ならばコインロッカーもあるだろう。
    どのみち交通機関を使わねばならない。
    これがどこかのお嬢様ならコインロッカーがわりにホテルを借りるという暴挙もできるのだろうが、そこは一般庶民の上条当麻。
    辺りを見回し、地下に続く階段を探す。

    階段を降りた先でコインロッカーを見つけ、荷物を詰め込むと、サーシャがカードを差し出してきた。
    「これ」
    「あーダメダメ。コインロッカーは小銭じゃないと。あと、切符もそう。専用のカードとかケータイとかじゃないと。一応聞くけど日本円持ってる?」
    「否定」
    「んじゃーここと、切符代はオレがだすよ」
    今時、ID認証で支払い機能を持つ携帯電話など学園都市では珍しくもないが、サーシャが学園都市製のケータイを持っているはずもない。

    670 = 624 :

    ロッカーは思いのほかすんなり見つかったのだが、300円のコインロッカーでは惜しい感じに入りきらず、大人しく500円のコインロッカーにいれなおす。
    「二個使うと600円ってのが味噌だよなぁ。おまけにノーリターン。学生に優しくねぇ……」
    そんなことを呟きながら、上条当麻はロッカーの鍵を閉める。
    コインが5枚落ちる音がしてからロッカー閉まっているのを確認し、ポケットに鍵をしまうがサーシャがもの欲しそうな顔で見上げていることに上条当麻は気がついた。

    「……なんだ、欲しいの?」
    ポケットからロッカーの鍵を取り出してぷらぷらと揺らすとサーシャはコクンとうなずいた。
    「なくしちゃだめですよー」
    サーシャの右手に鍵を握りこませ、地下鉄乗り場へ向かう。

    671 = 611 :

    しえん

    672 = 659 :

    >>668
    しえん

    673 = 624 :

    切符券売機に千円札を滑り込ませ、目的地の切符を買いサーシャに渡す。
    「サーシャは地下鉄に乗ったことあるのか?」
    「否定」
    「ロシアって地下鉄あったよな」
    いつ習ったかはわからないが上条当麻の記憶にロシア地下鉄の情報があった。
    上条当麻は大別すれば勉強ができないタイプの少年であるためそれ以上の情報はないが。
    「ロシアの地下鉄は核戦争を想定してシェルターになるように作られている。そのため地中深くに地下鉄が開通されている」
    「へぇ」
    冷戦とかいろいろあったもんなぁと思ってみたりもするが先に述べたとおり上条当麻は歴史に詳しくない。
    そんなことよりも淡々と核だとか戦争だとか女の子に話してほしくないなと上条当麻は思う。
    上条当麻は結局のところ一般人という属性から離れられないのだ。

    675 = 624 :

    ホームに降りたとき、ちょうど地下鉄の列車が発車する所だった。
    電子音で作られたベルが鳴っている。
    サーシャと二人急いで乗り込む。 
    ほどなくしてゆっくりした動きで列車が走り始めた。
    列車内は程よい込み具合だったので、その服じゃ立ってるのも大変だろうからと適当な理由をつけサーシャを座らせ、上条当麻はサーシャの前の吊皮につかまる。
    サーシャの前に立つことで視線に対する壁になるつもりなのだ。
    「……目的地までは、三駅ってトコか」
    上条当麻はドア上の電光掲示板を見上げながら咳いた。
    「そう言えば、サーシャって時計とか付けてないんだな。ケータイ持ってんの?」
    「第一の解答ですが、魔術的に意味のない装飾品は戦闘の邪魔になりますので。補足一。基本ロシア成教の戦いは夜間に行われますので付けたとしても文字盤が見えないのです。
    第二の質問ですが携帯電話は持っていません」

    676 = 624 :

    戦闘の邪魔になるか。
    サーシャの装備品と言えば――あれはミーシャの装備なのか――のこぎり? とバール? 
    だが、先ほど鍵を欲しがっていたしどことなく工具とかのメカメカしい道具が好きなのかもしれない。
    上条当麻が出会ったことのある魔術師で腕時計を身につけている奴はあんまりいないことを考えると魔術的に関係がないものは基本的に身につけないのが普通なのだろう。
    一人、思いっきり趣味嗜好でタバコを常備している奴がいるがあいつは例外だ。

    インデックス曰く、時間も魔術的には重要な役割を持つらしいが、、むしろ星の位置だとか、太陽の沈み加減だとか、日にちだとか曜日が重要なのかもしれない。
    まあインデックスに限って言えば正確な体内時計があるのだが。
    そうこうしている内に、列車は一駅目に到着した。多少の入が乗り降りしていく。新しく乗り込んできた乗客は皆、サーシャの格好を見てギョッとしていた。
    ドアが閉まり、再び列車は走り始める。
    残りは二駅。

    677 :

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    678 = 624 :

    その日、御坂美琴は学校が正午まであったことに憤慨していた。
    学園都市にある多くの学校が休み、もしくは振替休日となっていたにも関わらず、御坂美琴の通う常盤台中学は昼過ぎまで授業があったからだ。
    「名門常盤台中学は規定道理に授業を全うします」
    確かえらそーにそんなことを言っていたが何のことはない。
    一斉に学生が街にあふれ出ればいろいろと問題が生じるため、いわゆるデキる学校は午前中授業だったりするだけなのだと御坂美琴は推察する。
    今日は学園都市の教職員の健康診断なのだ。
    教職員がいなければ当然学校は休みになる。

    681 = 611 :

    いいよー
    いいよー
    かわいいよー

    682 = 624 :

    学園都市の住人の多くは学生である。
    無論、医療器具は学生向け……というわけではない。よほど子供でもない限り医療器具に根本的な違いはない。
    先ほどの御坂美琴の推察は半分正解だが半分間違いだ。
    健康診断というのは表向きの理由で本当の目的は別にある。
    超能力者でない者。つまりは学園都市にいる大人に対してのAIM拡散力場がもたらす影響の調査なのだ。

    AIM拡散力場とは正式名称An_Invountary_Movement拡散力場。
    能力者が無自覚に発してしまう微弱な力のフィールド全般を指す言葉である。
    微弱であるがゆえに人体に影響力は無い……とされている。
    されているだけであって本当のところはわからないのだ。
    対象は常にAIM拡散力場に身をさらし続けている教職員。
    特に念入りに検査することになっているのがレベル4~5を保有している学校の教師。
    つまりは名門とされている学校の教師。
    加えてアンチスキルとして活動している教師。
    こちらは言い訳は簡単である。
    アンチスキルをいっぺんに調べて警備が手薄になるわけにはいかないから、とでもいえばいい。

    上条当麻が学校がなぜ休みなのかを知らなかったのは、彼が先生の話を聞いていなかったからではない。
    教職員も、なぜ健康診断のために学校が休みになるのかを根っこの部分で納得していなかったからなのだ。

    683 = 624 :

    (あーもう……ゲコ太ゲコ太ゲコ太ゲコ太ゲコ太ゲコ太)
    御坂美琴は食い入るようにケータイの時計を見る。
    地下鉄が遅れている。もう30秒も。
    このままではとあるお店の限定ゲコ太ケータイクリーナーが手に入らない。
    普段の学園都市ならば秒単位で正確な運行をするのだが、どうやら今日は勝手が違うようだ。
    休みだったら朝から行けたのにー
    と思いはするが朝から学校をサボったりしないあたり。
    御坂美琴は一応常識人なのだ。

    684 = 611 :

    wktk
    最初に書いてた人だよね?

    685 :

    めっちゃ期待してます支援

    686 = 624 :

    地下街にでた上条当麻たちが最初に向かったのはアクセサリーショップである。
    サーシャ曰く、術式に必要なものがあるらしい。
    上条当麻としては女性と、しかもゴスロリで金髪という鬼に金棒というかなんというか状態のサーシャとアクセサリーショップに入るのは流石に勇気が必要だった。
    何せ中にいる客層が上条当麻と同年代でカップルばかりなのだ。
    右を見れば彼女の指に指輪をはめる少年が。
    左を見ればこのアクセサリーかわいーと遠まわしに買え! 買って! と要求している少女が
    店の雰囲気も全体的にピンクというかダークというか。どちらかと言えば清潔感のない店なのだ。
    普段こういう店に来ない上条当麻は気後れしてしまう。

    688 :

    「第一の質問ですが、何をそんなにおびえているのです?」
    「いや、怯えてるっていうか、あんまりこういう店こないからなぁ。物珍しいつーか」
    「第二の質問ですが、貴方はあまりアクセサリーは身につけないのですか」
    特に何もつけていない上条当麻を見てサーシャが尋ねる。
    上条当麻は基本的に装飾品は身につけない。
    学校にいる時はシャツの上に学生服だし、休日はズボンにTシャツだ。
    そう言えば学校の校則はどうなんだろうとサーシャに指摘され考える。
    青髪ピアスや、土御門のグラサンがまかり通っているのだ。
    オールOKなのだろう。
    記憶を失ってから、上条当麻は一応家の中をひっ繰り返してみたが装飾品など特になかった。
    おそらく、記憶を失う前の上条当麻も外見にさほどこだわらない性格だったのだろう。

    690 :

    691 = 688 :

    「第三の質問……というかお願いなのですが、安物でいいので指輪を一つ買ってくれませんか?」
    「ん? ああ、もちろん」
    今まで、極力身銭を切ろうとしていたサーシャなだけに上条当麻としては意外な申し出だった。
    「魔術的に異性から指輪をはめて貰うのが重要なのです」
    「あーなるほどなー」
    「本来なら予定していなかった装備ですが、いい機会ですので」
    上条当麻はシルバーリングの比較的地味なやつを三つほど選んだ。
    地味といってもほかのシルバーリングが髑髏だったり竜の鱗のようだったりしたためだが。

    693 = 690 :

    696 = 689 :

    697 = 688 :

    「サーシャはこの中でだったらどれがいい?」
    「……真ん中のこれで」
    サーシャが選んだのは三つの中で一番安いリングだった。
    「えっと、サイズは大丈夫か?」
    上条当麻の右手のひらに乗せられたリングをサーシャは中指と親指で摘むようにして持ち上げると、左手の人差し指に当てた。
    「……」
    「第四の質問ですがどうかしましたか?」
    上条当麻の視線に、不思議そうな、どことなく不安そうな顔を浮かべるサーシャ。
    「ああ、いや、なんでもない。なんでもない」
    サーシャの指輪をつまみ上げるしぐさが、ミーシャにガムを上げたときの記憶と重なったのだ。
    「じゃあ、それ買ってくるな」

    698 = 689 :

    ニヤニヤ準備中

    699 :

    期待しまくり

    700 = 688 :

    指輪を買い終わると、ちょうどサーシャが別の品物を別のレジで支払っているところだった。
    幸いなことに、カードが使えるらしい。
    上条当麻はサーシャから見えるようにして店からでて、近くにあるベンチに座り、包装をとく。
    ……なんだか今日は緊張しっぱなしな気がするのですよ。

    指輪を、女の子の、指に、はめる。
    ただこれだけのことが上条当麻の心に重くのしかかる。
    「『上条さんに任せなさい!』じゃねーだろ!」 と数分前の自分を罵りつつサーシャを待つ。
    だって、ねぇ、否応にも、やめるときもーすこやかなときもーうんたらかんたらどうのこうのを思い浮かべるじゃないですか。

    誰に弁解するでもなく心の中でしゃべり続ける上条当麻。

    いやいやいや、サーシャは特に意識とかしてないんですよ。もちろん上条さんもそんな、ねぇ。
    別にサーシャのゴスロリ服がウェディングドレスに見えてきたりとか全然ないんですよー。


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