元スレカイジ「アンパンマン!奴も堕ちてやがった・・・!この船に・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
51 :
だが支援っ……!
52 :
支援っ……!支援だっ……!
53 :
えんっ…!えんっ…!
支援っ…!支援っ…!
54 :
屁の突っ張りはいらんですよ
55 = 32 :
黒服「次にジョーカーの説明をしよう」
『ジョーカー』
それは通常の神経衰弱では決して使われない爪弾き者
だが、この限定神経衰弱では大きな意味を持つカードになる
黒服「ジョーカーは全ての数字になることが出来る」
アンパンマン「…?」ざわ…
黒服「分かりやすく言えば、ジョーカーを引けば即ペア成立ということだ」
食パンマン「な、なるほど。一枚目にジョーカーを引き当てれば、二枚目は何を引いてもいいってことか」
カレーパンマン「だが、それじゃ他の数字の数が合わなくなるだろ」
黒服「そこで設けられたのがこのルール。ジョーカーはフィールドに戻すことが出来る」
カイジ「そうすればもう一度ジョーカーを使って帳尻合わせできるってことか」
黒服「ただし、ジョーカーをフィールドに戻すには100万支払ってもらう」
アンパンマン「なん…だと…」
57 = 32 :
黒服「ジョーカーを使って手に入れたカードの半分の値段だ。高くはないだろ」
カレーパンマン「そう言われれば…そうなのかも…」
食パンマン「それで全部か?」
黒服「ジョーカーの説明はこれくらいだ。あとは補足的説明だ。連続でできるのは3回まで」
カレーパンマン「ペアが3連続成立しても交替ってことだな」
黒服「そして3連続ペア成立、ペア不成立でもなく自分のターンを放棄する場合はペナルティー50万だ」
食パンマン「?そのルールは必要なのですか?」
カレーパンマン「金払ってまで金を得るチャンス潰す馬鹿がいるかよ」
カイジ「……」
黒服「まぁ、ルールはこんなところかな」
58 :
これは……
……支援っ………!!
59 = 52 :
ジョォーカァー!!
60 :
最初あの男は何も言わず書き始めたが、
話の途中で、そんな簡単にゲーム思いつかない、支援するなと言い始めた。
何故だか分かるか?
奴も欲しているのだ。欲しているからこそ、直接支援してくれといわず、支援するなと言った
無意識に欲している、支援という行為をな
61 = 43 :
>>59
サイクロン!!!!!!!!
62 :
ざわ…ざわ…
63 :
男「俺の星一個を500万からで売ってやるぞ!」
星足らずA「550万!」
星足らずB「アーンパンチ!」
星足らずC「600万!」
星足らずB「アーンパンチ!」
星足らずD「630万!」
星足らずB「アーンパンチ!」
64 :
>>63邪魔だっ・・・・どけっ・・・!
65 :
久々にスレタイでわろたww
66 :
初めてこの言葉を使わせてもらおう
支援
67 :
参加者は、カイジ、アンパン、食パン、カレーパンの4人か・・・
これは実質1対3の戦いだな
68 = 32 :
黒服「あ、忘れていた。ゲーム終了時、手元にジョーカーを持っていたらペナルティー500万だ」
ざわ… ざわ…
カレーパンマン「はぁ?なんだそれはっ!」
食パンマン「ジョーカーを持っていただけで500万?高すぎるっ!高すぎるっ!」
黒服「まぁまぁ、慌てるなって。ゲーム終了より先に100万払ってフィルードに戻せばいいだけだろ」
アンパンマン「ゲーム終了の条件は?」
黒服「引くカードが無くなる、または全員がパスする。このどちらかだ」
カイジ「俺たちにとってベストの形はフィールドにジョーカー一枚だけが残っている状態ってわけだ…」
黒服「そうなることを願っているよ」
黒服は一旦部屋を出る。残されたのは参加者のみ
だだっ広い部屋に充満するのは、恐怖と不安、希望など無いに等しい
自らが発する負の感情に息を詰まらせて、脳に酸素が届かず、思考も停止する
『早くこんな状況から脱出したい』
ただ、必死に願うだけ。神に祈るだけ。考えることの放棄
誰一人知らない
その行為が自らを深い闇の中へと突き落とす下準備となっていることに――――
71 :
ジョーカー戻すときどうすんの?
シャッフルすんの?
72 = 43 :
>>71
マキシマムドライブ!!
73 = 32 :
もう十分だろっ…!ここまで書けば十分じゃないかっ…!
俺は良く頑張った…!もういい、休めっ…!
それっぽくルールを作ったってその先のことを考えてないじゃないかっ…!
何が出来る?何も出来ないっ!批判されているのは目に見えている…!
だったら書くなっ…!淡い期待など抱くな…!
最後まで書ききったとき「面白かった乙」と言われるのとか想像するのをやめろっ…!
もういい…もういいんだっ…!
74 :
もはやカイジいらない子扱いされているがせざるを得ない・・・!
支援だ・・・!
75 :
その時アンパンに水かかる……!
78 = 51 :
まだまだ……倍プッシュだ……!
79 = 71 :
今からこのルールの神経衰弱ゲーム作ってみるからさ……
がんばれよっ……!
80 :
支援・・・!
圧倒的支援っ・・・!
82 = 16 :
>>75
ぐおおっ……!
なぜこんなので吹いた…!?
どうして……どうして……
84 = 32 :
その中、カイジは冷静だった
知っているからだ、思考の停止は死を意味することを
脳内で反芻する、限定神経衰弱、そのルール
これは運だよりのゲームなんかではない
捲られたカードを覚える記憶力、そして相手の心を読む洞察力
思考によってのみ勝利を掴むことが出来ることを、カイジは理解していた
カイジ「(絶対あるはずだ、このゲームを切り抜ける活路が…)」
しかし、攻略法を見つけることができないまま時間は無常にも過ぎて行った
黒服が部屋へと戻ってくる
その一人が押してきた台車の上に皆の視線が集中する
ざわ… ざわ…
札束、札束、札束
台車の上に札束の山が築きあげられていた
アンパンマン「(あれさえあれば…ジャムおじさんの借金もチャラになる…)」
黒服「ふふふ。では、『限定神経衰弱』。そろそろ始めよう……」
86 = 32 :
正方形のガラスのテーブル、その各辺に一人ずつ陣取る
そして中央に黒服がカードの山を置いた
黒服「トランプは既にシャッフルされている」
黒服「もちろんイカサマなどは無いが、念のため最終的には自分たちの手で混ぜて広げろ」
食パンマン「それならイカサマは出来なさそうですね」
そして準備は整った
限定神経衰弱、その舞台の幕が上がる
食パンマン「そ、それではまず私から。どれにしようかな…」
カレーパンマン「おいおい、1枚目から悩む必要ないだろ。早くしろよ」
食パンマン「そうですね、ではこれを」
一枚目。食パンマンが選んだのは『クラブのQ』
フィールドの伏せられたトランプは48枚
このうちQは7枚
ペア成立の可能性、およそ7分の1
通常の神経衰弱ならば51分の3、つまり21分の1
確率は3倍
食パンマン「二枚目は、これにします」
87 = 32 :
選んだトランプを裏返す。『ダイヤのA』
食パンマン「あー、残念」
カイジ「次は俺か…(一巡目は様子見だな…)」
カイジ、手を伸ばしカードを選ぶ。そして捲る
『ダイヤのJ』
カイジ「ちっ…」
カイジ二枚目。まだ開かれていないトランプに手を伸ばす
その中の一枚を選び、捲ろうとした瞬間、全身に電流が駆け巡る――
ざわ… ざわ…
カイジ「(待てよ。もしここでJ以外を引いたらどうなる…?)」
88 = 66 :
ざわ…
89 = 51 :
ざわ・・・
90 = 32 :
カイジ、二枚目でJを引く可能性は6分の1以下
もし、QやAを引けば、必然的に次のプレイヤーがペアを完成させる
そうではない9、10、Kを引いても、次のプレーヤーは断然有利になる
数字の種類を半分にするこの限定神経衰弱、圧倒的に後半のプレイヤーが有利
カイジ「(一巡目は様子見?馬鹿か俺はっ!そんな生半可な気持ちじゃ負けるっ…!)」
カイジ「くそっ…!」
カレーパンマン「ん?どうした?一枚目で悔しがる必要ないだろ」
カイジ「(勝負か…、いや、ここはひとまず逃げて…)」
カイジの二枚目。『クラブのQ』
カレーパンマン「あ?なんで食パンマンが開いたものをまた開くんだよ!」
アンパンマン「何を考えているんだい、君は」
カイジ「いや、緊張のあまり、前のトランプど忘れしてしまって…(黙れパンどもっ…!)」
91 = 60 :
黙れパンどもで少しだけクスリときた
92 = 32 :
カレーパンマン「まぁいいや。次は俺の番だな」
一枚目。早々とカレーパンマンが選んだのは『スペードのJ』
カレーパンマン「おお!やったぜー!400万ゲット!」
二枚目。直前にカイジが開いた『ダイヤのJ』を選ぶ
ぺア成立である
食パンマン「先手を取られてしまいましたね」
アンパンマン「おめでとう、カレーパンマン」
カイジ「(おめでとうだと?他人が目の前の金を持っていったんだぞ、自分のものになったかもしれない金をっ…!)」
カイジ「(何のん気に祝ってるんだっ!甘すぎる!アンパンだからなんて言い訳にもならない…!)」
93 = 51 :
>アンパンだからなんて言い訳にもならない…!
当たり前だwwww
95 = 32 :
カレーパンマン「この調子でもう一回だ!」
二回目のチャレンジ。一枚目『ハートの9』
カレーパンマン「あっちゃー!9かー」
二枚目。選んだのは『ハートのQ』
カレーパンマン「あーおしい!キュウ違いかぁ~」
アンパンマン「本当だぁ。ある意味ペア成立だ」
食パンマン「ふふふ、キュウじゃなくてクイーンですけどね」
カイジ「(何故笑ってられる…。次で確実にQは取られるんだぞっ…)」
アンパンマン「じゃあ、次は僕ですね」
96 :
このパン3食の会話酷いw
97 = 32 :
アンパンマン一枚目。『ハートのQ』
直前でカレーパンマンが捲ったトランプである
既に食パンマンが『クラブのQ』を捲っているので、これは至極当然の行動
『クラブのQ』を開けばペア成立は確実なのだ
食パンマン「まぁ当然ですね」
カイジ「(……!)」
しかし、この時、カイジの脳裏にある疑問が浮かび上がる――
『このアンパン、何故ハートのQを開いたのか』
98 :
突っ走って・・・・・・・・その先にある亀裂を 飛び越えるしかないんだっ・・・・・・・!
クリームパンダ「グー・チョキ・パンチの・・・!グー!」
99 = 32 :
神経衰弱、これは記憶力が試されるゲーム
開かれたカードの位置を覚え、ペアを作り出す
一見、アンパンマンの行動に不自然な点は見られない
だが、カイジは見落とさなかった
大きな壁に空いた小さな穴を、付け入る隙を――
アンパンマンの二枚目の選択。『クラブのQ』に手を伸ばす
カイジ「おい、アンパンマン」
アンパンマン「え?」
カイジ「そのトランプ、本当に『クラブのQ』か?」
ざわ… ざわ…
みんなの評価 : ★★★
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