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    元スレ咲「うわぁあああああ!!!来ないでよっ!!」

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    みんなの評価 :
    タグ : - グレンラガン + - ダウンタウン + - + - 京太郎 + - + - + - 宮永咲 + - 略奪愛 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 96 :

    「原村さん。私はね、京ちゃんのことが…好きっ!!」

    まるで少女漫画のひとコマのように必死に自分の気持ちを告げる宮永さん。
    アァ。聞イテシマッタ。

    「原村さん…。ごめん。最初に告白を受けなければ原村さんを傷つけずに済んだのかな…。」

    「そんなことあるわけないじゃないですかっ!!」

    「私、嬉しかったんです!宮永さんが私の告白を受け入れてくれて、傍にいるだけで!」

    「原村さん。ありがとう…!!」

    このとき、表面上は上手くいったかのように見えました。
    でも、このとき確かに私は自分の心が凍りつくのを感じました。

    (宮永さんは私のもの。宮永さんは私のもの。絶対渡さないっ)

    102 = 96 :

    その後、宮永さんは須賀君に告白して無事付き合い始めたそうです。
    宮永さんの幸せそうな姿を見ると心が温まるけれど、それを他の誰かが作っているのだと思うと
    ものすごく嫌悪感が沸きました。
    特に麻雀部でのイチャラブぶりを見るたびに私の心は人間ではなくなってしまうような
    気がしていました。

    タコス(のどちゃん、苦しそうだじぇ。)

    タコス(私も京太郎が好きだったが、それ以上にのどちゃんは咲ちゃんのことが好きだったんだな…。)

    103 :

    スレタイからバッドエンド臭が鼻につきまくりですわっ
    クンクン

    104 :

    このまま悲しみの向こうへと突っ走るのですね

    105 = 96 :

    今日はひとりの帰り道。

    ぽつ…ぽつ。

    気がついたら雨が降り始めていたんです。
    あんなに晴れていた空は曇りに変わり、小雨が降ってきました。
    そう思っていたらまもなく曇天から大きな雨粒が降ってきました。
    体に突き刺さる鋭利な刃物のようにその粒は私の心を貫くようでした。

    この天気はまるで、私の半年間のようですね。
    今日で終わりを告げた半年間。

    寒い、寒い。

    106 :

    のどかちゃん・・・

    107 :

    そろそろスレタイか

    108 :

    のどっち一途すぎ

    109 :

    俺ののどちゃんを泣かすなよ

    110 :

    「…中に誰もいませんよ…?」

    111 = 96 :

    私は目を瞑って大人しく滝のような雨に打たれました。
    折り畳み傘は常備してありますが、こんな土砂降りでは仮に差していたとしても
    すぐに濡れてしまうでしょう。
    それならば傘など差さずにこの雨を受けてみましょうか。
    この雨は私を満たしてくれるかもしれないから。

    今はこのままで…。

    112 = 96 :

    タコス「あそこにいるのは、のどちゃん!何してるんだ?傘も差さないで。」

    タコス「おーい!のどちゃーん。透け透けだじょ!」

    「」ドサッ

    タコス「え?!すごい熱だじょ!のどちゃん、大丈夫か?」

    タコス「のどちゃんの家はここから近いはず。なら私にも運べる!」

    和の家の前。

    タコス「ほぼ引きずってきたけど…大丈夫だよね?」

    ピーンポーン

    タコス「のどちゃん。よっぽど辛かったんだな…。」

    113 = 100 :

    しかしこのタコスは本当にいい子だな

    114 = 96 :

    ここはどこでしょう。
    ふわふわ暖かくて、まるで子供の頃に思い描いた世界みたいです。

    「あっ」パチッ

    私が夢から覚めると、優希が心配そうな顔で私を覗きこんでいました。

    タコス「のどちゃん、大丈夫かっ?!」

    「なんで…」

    タコス「運んできたじょ!」

    「優希が…?!お陰さまで大丈夫です。」

    タコス「そっかそっか。でも、熱が下がるまでゆっくり休むんだぞ!」ニコっ

    115 = 96 :

    「はい」

    優希が笑った。その顔はいつもと同じでホッとします。
    いつも優希は私を支えてくれる。
    中学校になかなか馴染めなかった私に声を掛けてくれたのは優希でした。
    本当に優希は純粋でいい子。
    かけがえのない親友といったところでしょうか。
    私が宮永さんと付き合っていると言ったときにも笑顔で応援してくれましたし。

    116 = 108 :

    いい話になってきたけどスレタイが気になってなごめねえ

    117 = 96 :

    タコス「あのさ、のどちゃん。」

    「?」

    タコス「私は、勉強も出来ないし、騒ぐくらいしか能がないけど…」

    タコス「親友が悩んでるっていうことぐらいは分かってるつもりだじぇ。」

    タコス「あと、親友が悩んでたら話を聞いてあげるくらいのことはできると思うし…」

    優希は髪をいじりながら照れくさそうに言いました。

    タコス「だから、頼りないかもしれないけど、良かったら話してみてってこと。」

    タコス「もちろん強要はしないじぇ。話すか話さないかはのどちゃんが決めること。」

    タコス「ねっ。」


    118 :

    ワハハ
    支援だぜ

    119 = 96 :

    タコス「もしかして、咲ちゃんか?」

    「…」

    愛しい宮永さんの名前に思わず涙腺が緩みそうになりました。

    タコス「のどちゃん、泣きたかったら泣いてもいいんだじょ?」

    私は布団を頭まで被り、その中で涙を必死に拭って起き上りました。
    そして笑顔をつくって言いました。

    「大丈夫です。」

    120 :

    なんだこの綺麗なタコスは

    122 = 96 :

    すると優希は困惑したような顔をしつつも、微笑んでくれました。
    きっと察してくれたんだと思います。

    タコス「のどちゃん。あんまり思いつめないで欲しいじょ。」

    タコス「いつでも聞くからね。のどちゃんの辛いこと。」

    すごく優しい笑顔で優希は言いました。
    それでさえも偽善にしか見えない私には優希に話を聞いてもらう資格なんてありませんでした。

    「優希、本当に今日はありがとうございました。」

    自分が微笑んでいるのか、本当に笑みをつくれているのかさえ分かりませんでした。

    123 = 96 :

    タコス「じゃあな、のどちゃん。お大事にだじぇ。」

    友達っていいものなのかもしれませんね。
    支えあえるって素晴らしいことだと、以前の私なら思っていたでしょう。
    でも、優希がいて本当に良かったということは感覚的に分かりました。

    「はい、気をつけて帰ってくださいね。心配かけてすみませんでした。」

    でもごめんなさい。
    きっと今の私は、優希を絶望させる方向へと失速しているんです。

    124 :

    加速じゃなくて?

    126 = 96 :

    >>124ありがとう。すまん


    宮永さんを追いかけるたびに分からなくなるんです。
    自分の気持ちも、感情の制御の仕方も。
    初恋だから、なんて関係ない。
    ただ、私はそれをコントロール出来るほど大人でなかっただけ。

    ねぇ、宮永さん。

    宮永さんは私といて、一瞬でも楽しいと思ってくれましたか?

    一瞬でも私のことを好きでしたか?

    127 = 96 :

    ねぇ、宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。
    宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。
    宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。
    宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。
    宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。
    宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。宮永さん。

    みやながさん。

    ダイスキだからサヨウナラ。

    128 = 120 :

    うわああああ

    129 :

    宮永さんがゲシュタルト崩壊した

    130 :

    まさか。。
    嫌な予感しかしねー

    131 = 96 :

    翌日部活前

    「宮永さん。」

    「原村さん!優希ちゃんから聞いたよ!熱は大丈夫なの?!」

    「ええ。お陰さまですっかり。」

    事実、私の熱はすっかり下がり、頭はすっきりと冴えていました。
    ですが不思議ですよね。
    清澄に登校するまでの道のりを全く覚えていなかったんですよ。
    どうやってここに来たのか知る権利すらないというんですか、私には。

    132 = 96 :

    「でも、話って何?私、教室まで京ちゃんを迎えにいかなくちゃ。」

    その名前を出すな。

    「須賀君はお掃除当番ですか?」

    「うん!よく分かったね。」

    当たり前です。
    須賀君と優希が掃除当番であるこの日しか、あなたとふたりっきりになれないんですから。

    「それで話って…」

    ちらちらと時計を見る宮永さん。
    心配しなくてもいいんですよ。
    あなたはもう、そんなこと気にする必要なくなるんですから。

    133 = 100 :

    かーなーしーみのー

    134 = 96 :

    「まだ、分からないんですか。宮永さん素敵です!」

    「私があなたを呼び出した本当の理由を教えてあげましょうか?」

    「宮永さんを永遠に私だけの人にするためですよ、ふふ」

    私が笑うと、宮永さんは驚いたような顔で私から離れました。
    私は逆にもっと宮永さんに近づいていきます。

    簡単なことだったんです。
    相手が離れていったら、私がそれを補って余りあるくらいに相手に近づけばいいだけだったんですよ。

    135 :

    原村怖すぎだし!

    136 = 96 :

    宮永さんからしたら不気味に違いありません。
    でも、私はそれでも宮永さんとの距離を縮めることをやめませんでした。
    もし、ここで止めたら、私と宮永さんの糸は完全に断ち切られてしまうから。

    「宮永さん!私、とっても苦しかったんですよ?」

    そう、私は囁きかけるように小さく呟きました。

    「な…なんでっ」

    137 = 103 :

    あの女ヤバげっ!
    なんかヤバげですわっ!

    138 = 96 :

    ふふ、可愛いです。宮永さん。
    あなたはまだ自分の犯した罪の大きさを自覚してないんですね。
    あなたは重大な過ちを犯したんですよ。
    まずは私の告白を最初の段階で断らなかったこと。
    あと、私を恋に落とさせたこと。

    それはあなたにとって、とても不幸なことだったのです。
    なぜなら私は我儘らしいから。

    139 = 96 :

    「宮永さんの…せいですよ。」

    「ごめんなさい!ごめんなさいっ!」

    必死に謝る宮永さん。

    でも、一瞬だけ見えたその目は私を蔑むような目。
    やめて、そんな目で私を見ないでください。

    もう終わったことだと、私との糸を断ち切らないで下さいよ。

    140 :

    ぐへへへへへ

    141 :

    まだ死人が出ていないのが不思議だ

    142 = 108 :

    透華様がみてる

    144 = 96 :

    「でも、私は言った!原村さんのことは好きだけど、京ちゃんの方が好きだって言った!」

    「だから私はあなたときっぱり別れた!」

    「それで清算じゃなかったの…?」

    震えながら言葉を紡ぐ宮永さんに私は無性に腹が立ちました。

    「あなたは遅すぎたんですよ。」

    「あなたは私のことだけしか考えられないようになればいい!!」

    「私は『もの』じゃないよ!」

    「だから今ここで、『もの』にするんですよ。ふふっ。」

    自分でも信じられない位の低い声が出たせいでしょうか。
    宮永さんはまたガクガク震え始めました。
    ふふ。小便を我慢してる子供みたいですね。

    145 = 96 :

    ガクガク震えている宮永さんがあまりにも可哀想だったので、私は強引に宮永さんの唇
    を奪いました。
    宮永さんは必死に抵抗しましたが、私はそれを一生懸命抑えつけました。
    ふふ、胸の差ですよ。

    私のファースト・キスでした。
    唇を離した後の宮永さんの顔はほんのりと赤く染まっていて、本当に可愛かったです。
    その顔を隣でずっとみていたかったです。
    一瞬だけ、手を繋いで帰っていた時のことが頭をよぎり、不覚にも涙が零れそうになりました。

    前の私たちに戻れたならば、その時はきっと今とは違う未来になっていましたよね。

    宮永さん。

    147 = 135 :

    それでもキャプテンなら・・キャプテンならなんとかしてくれる!

    148 :

    この咲は殺されて良いよ

    149 = 96 :

    「分かりましたか?だから私に殺されてください。」

    「いや。いや。」ブルブル

    「痛くないようにしますから。」

    「だったら刃物をむけないでよぅ。」

    「みやながさん。だいすきです。」

    私は宮永さんに包丁を突き立てようとしました。
    ですが、彼女は咄嗟に私を蹴飛ばしました。
    もちろん包丁も飛ばされてしまいました。

    「なにするんですか。」

    「それはこっちの台詞だよぅ。」シュ!

    宮永さんは私の包丁を広い、振りかぶり始めました。

    「ふふ、甘いですね、宮永さん。」

    「え?」

    150 :

    咲のSSって必ず変な方にいくけどイチャラブだけのSSって存在しないの?


    もちろん百合で


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