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    元スレ長門「…貴方の家に泊めてほしい」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 長門 ×2+ - + - なのは + - よつばと + - ディアブロ + - ハルヒキモい + - 佐々木 + - 古泉 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ハルヒの力によって騒動が起こり、長門の協力で無事解決、
    というお決まりの展開の後…

    PM8:34 駅前の広場
    みくる「一時はどうなるかと思いました…」

    古泉「全くです。また長門さんに助けられてしまいましたね」

    キョン「今回もありがとな、長門」

    長門「構わない、これも私の仕事」

    キョン「そうか…(とはいえ毎度毎度助けられてるからな…)」

    キョン「長門、なんかしてほしいこと無いか?」

    長門「?」

    キョン「や、また厄介になっちまったしな、何か礼のひとつでも、
    と思ったんだが…」

    2 = 1 :

    長門「…そのような物は」

    長門「…」

    みくる「長門さん?」

    キョン「(長門が悩んでる…?)」

    長門「…それなら1つ頼みがある」

    キョン「おう、俺にできることなら」

    長門「…貴方の家に泊めてほしい」

    古泉「!?」 みくる「ふぇ!?」 キョン…は?」

    3 = 1 :

    × キョン…は?」
    ○ キョン「…は?」


    キョン「長門、それはどういう…」

    長門「私はこの惑星で活動する際に、この惑星における概念や思想、常識を理解した」

    長門「しかし知識として理解しても私という個体は理解できない物も存在する」

    キョン「(つまり…感情では理解できない、て事か?)」

    長門「それは…『家族』」

    古泉「…ほう」

    4 :

    さっさと

    5 = 1 :

    長門「私達ヒューマノイド・インターフェースには、この惑星で言う親や兄弟といった
    概念は存在しない」

    みくる「そうなんですかぁ…」

    キョン「(統合思念体が親で、朝倉とかが親戚で…てのも違うだろうからな)」

    長門「私は家族と言う物を理解したい、それにはその中に身を置くのが最も理解しやすい」

    キョン「(なんだかやや強引な気もするが…)」

    6 :

    うっほっほ

    7 = 1 :

    古泉「なるほど、それでですか」

    キョン「…自分から言っといてなんだが、なぜ俺なんだ?」

    長門「…私が親しくしている人物は多くない」

    キョン「それでも、女の朝比奈さんとか…って、」

    みくる「…私、一人暮らしです…」

    キョン「そうでしょうね…」

    古泉「ちなみに僕もです」

    キョン「お前はいい」

    8 = 1 :

    キョン「じゃあハルヒは…ってあいつは論外か」

    長門「涼宮ハルヒと過度な接触を取るのは好ましくない」

    キョン「それで俺か…」

    長門「許可を」

    キョン「……まあ、俺としては構わないが…両親にはなんて言えばいいんだ、
    男ならともかく、女となると…」

    古泉「情報操作を使うんですか?」

    9 = 1 :

    キョン「というか使ってもらわんと困るな、流石に上手い言い訳は思いつかん」

    長門「…そう、分かった」

    みくる「どれぐらいの間泊まるんですか?」

    長門「…1週間程が望ましい」

    キョン「そんなんでいいのか?」

    長門「家族という概念を理解するには充分」

    キョン「(…というか、1ヶ月も2ヶ月も家の中に長門がいたら落ち着かない気がする)」

    キョン「まあ…それなら早速明日からでもいいぞ」

    長門「分かった」

    11 = 1 :

    遅くて済まん 書き溜めが手元にないんだ…

    PM9:56 キョン自室

    キョン「もしもし」

    古泉『何の御用でしょうか?』

    キョン「さっきの、どう思う?」

    古泉『どう、とは?』

    キョン「長門の事だ突然あんな事言い出すから驚いたんだが」

    古泉『僕もです…というか彼女にお礼をしたいと言ったのは貴方ではなかったでしょうか?』

    キョン「そりゃそうだが、まさかあんな頼みだとはおもわんだろうが」

    12 = 1 :

    古泉『…迷惑だと思っているのですか?』

    キョン「まさか、だったら許可なんかせん それにお前の言うとおり、出来る事なら
    なんでもしてやりたい、と言ったのは俺だ 迷惑になんか思うか
    ……まあ困惑はしているがな」

    古泉『…そうですか』

    古泉『一応、統合思念体が水面下で動いている、というのでは無いようです
    おそらく彼女の本心でしょう 僕個人もそうだと思います』

    古泉『心配は無いでしょうが、もし何かあればお手伝いさせていただきますよ…友人として』

    キョン「…すまん、じゃあな」

    古泉『ええ、おやすみなさい』ピッ

    13 = 1 :

    キョン「(家族を知りたい…?)」

    キョン「(あいつが人間らしくなって来た事の表れなんだろうか…)」

    キョン「(…親も兄弟もいない感覚、というのは分からんな)」

    キョン「(あいつがそういうのに興味を持ったこと自体は喜ぶべきなんだろうが…)」

    キョン「…」

    キョン「駄目だ、頭が回らん、さっさと風呂入って宿題やって寝るか…」

    14 = 1 :

    AM7:00 キョン自室

    ジリリリリリ

    キョン「………ん、朝か…」

    「キョンく~ん起きて!」ボスッ

    キョン「ゴフゥッ!!」

    キョン「のしかかるなお前…今起きたとこだったんだよ…」ピクピク

    「そうなの?ごめんねー」

    キョン「……まあいい」

    「早く早く~有希ちゃんはもう起きてるんだよ~」

    キョン「分かった分かった、今行くから………え?」

    15 :

    許さない

    16 = 1 :

    誰も見てないっぽいし止めようかな…


    ドタドタドタ ガラッ

    「ちょっと朝からあんたうるさいわよ!」

    キョン「いや、ごめん…て」

    長門「おはよう」

    キョン「…なぜお前がいる!?」

    「あんたまだ寝ぼけてるの?」

    キョン「は?」

    「困っている有希ちゃんを泊めてやってほしいって連れて来たのはあんたでしょうが」

    17 :

    いいぞもっとやれ

    18 :

    見てます

    19 :

    見てるぞ

    20 = 1 :

    AM7:32 キョン自室

    長門「昨日、明日からでいいと言ったのはあなた」

    キョン「普通は夕方、学校が終わってからだと思うだろうが 朝起きてお前が
    いてビックリだぞこっちは」

    長門「…ごめんなさい」シュン

    キョン「う…いや俺も悪かった…それよりもだな」

    キョン「米を茶碗に3杯もたいらげちまって」

    長門「白菜の漬物がおいしくてつい」

    21 = 6 :

    ついじゃないだろーw

    22 = 1 :

    キョン「…家族の中ではどうなってるんだ?」

    長門「マンションの私の部屋に一時的に住めなくなってしまい、路頭に迷っていた
    私を見かねた貴方が、この家に居候させてくれた事になっている」

    キョン「…あたりさわりの無いエピソードだな、いつからだ?」

    長門「2週間前からという事にしている」

    キョン「そうか…ちなみに、なんでお前の部屋は住めなくなっちまったんだ?」

    長門「ガスの元栓の閉め忘れで部屋が爆発してしまった」

    キョン「クレヨンしんちゃんかよ」

    ※臼井先生のご冥福をお祈りします

    23 :

    そういうのいいからwwwww

    24 = 1 :

    キョン「いってきまーす」

    「2人とも気をつけるのよー」

    シャー(自転車の音)

    長門「…」

    キョン「(居候している少女を後ろに乗せて自転車で登校…ものっそい青春くさいな…)」

    キョン「で?今の所どうだった?俺の家族と過ごして」

    長門「…朝食がおいしかった」

    キョン「いやそうじゃなくて」

    25 = 6 :

    何か本当に食いしん坊キャラになっちゃったなw

    26 = 1 :

    長門「…そうではない、本当においしかった」

    キョン「?」

    長門「摂取している栄養分等は変わらない筈なのに…上手く言葉では伝達できないけど」

    長門「1人で食事を摂るのとは少し違った」

    キョン「…!」

    27 :

    キョン(だったら、もう少しゆっくり味わって、食う量は少な目にしてくれよ

    28 = 1 :

    キョン「(…いままで長門と食事したことはあったが、こういう反応をしたのは初めてだ…)」

    キョン「(家族のあたたかみ、に触れたという奴なのだろうか…)」

    キョン「(俺ですら、はっきりと感じたことはないんだが)」

    キョン「(なんかくすぐったいな…)」

    長門「貴方の母は『今度は奈良漬を買ってきてあげる』と言っていた」

    キョン「漬物が気に入ったのは分かったから」

    29 = 1 :

    >>27 その通りだww

    テクテク

    キョン「あー、この坂はいつ上っても辛いな…」

    キョン「長門はキツくないのか?」

    長門「キツい、とはどういう事?」スタスタ

    キョン「…なんでもない」

    キョン「(こいつはその気になればこの格好のまま富士山登頂ぐらいしそうだけどな…)」

    谷口「いよう、キョン」

    31 :

    奈良漬食う奴は味覚障害

    32 :

    >>31
    よしお前表出ろ

    33 :

    保守頼みの即興も書き溜めも三流
    三流でも保守を頼む際には再開時間を告げるのが礼儀

    即興でも書き溜めでも完結してこそ二流

    批判があろうがROM専が多かろうが
    淡々と一定の速度で投下し完結させるのが一流

    放置は畜生
    パート化は外道
    完結もしてないのにレスするのは興醒めだ

    批判や指摘も支援や保守と同じだ
    学ぶことがあったなら完結してから礼を言うか、SSで返せ

    何が言いたいかというと
    期待してるから支援

    34 = 1 :

    >>33 済まんかった

    キョン「おう(出やがったな)」

    谷口「おっ長門も一緒か」

    谷口「Aマイナーの女子を連れて登校とはお前もやるじゃねーか」ボソッ

    キョン「茶化すな馬鹿野郎」

    谷口 「そうは言うがな 俺ランクAマイナーとなるとあとは2組の…」

    キョン「(…こういうときのコイツはウザくていかん 無視だ無視…ん?)」

    35 = 1 :

    キョン「長門、他の奴らは情報操作したのか?」ボソッ

    長門「…貴方の家族以外では、マンションの住人、管理人など、最低限の人間しか操作していない」

    キョン「そうか(そうでなきゃ女子が俺の家に居候なんて情報、谷口もとっくに知ってるはずだからな…)」

    キョン「となると問題は…」

    AM8:25 教室

    ハルヒ「今日は割と早く来たのね」

    キョン「うるせえ(問題は…コイツだ)」

    36 = 1 :

    AM9:23 教室(授業中)

    教師「人という字は人と人が支えあって…」

    キョン「(…ハルヒが、長門が俺の家に泊まってるなんて知ったら…)」

    キョン「(考えたくもねえ…)」

    キョン「(長門に、他の連中もその件について知ってるってことにしてもらうか…)」

    キョン「(駄目だ、それはそれで面倒くさいことになりかねん…)」

    キョン「(となると、ハルヒに隠し通すしか…)」

    キョン「(…俺なんでこんなに苦労してんだ?)」

    37 = 1 :

    PM4:13 文芸部室前廊下

    キョン「別にやましい事じゃないんだから普通に言ってしまおうかとも思ったんだが…」

    古泉「それで涼宮さんが納得すると?」

    キョン「だよな…」

    古泉「このまま黙っている方が懸命だと思いますよ、僕は」

    キョン「そうだな…はあ、こんなことになろうとはな」

    古泉「長門さんにお礼をするんでしょう?」

    キョン「分かってるさ」

    39 = 1 :

    みくる「着替え終わりましたー…」

    ガチャ

    キョン「あ、朝比奈さん!(馬鹿なッ…ミニスカポリス…だとッ…)」

    みくる「うう…」

    ハルヒ「最近近所でいたずらする小学生が出てきてねー、困ってるのよ」

    古泉「それでこの格好の朝比奈さんに注意してもらう、というわけですね」

    キョン「(お前はさらっと状況を把握すんな!)」

    40 :

    みくるポリスだと注意した小学生にいたずらされそう

    41 = 1 :

    ハルヒ「こんな可愛い格好した警察官に注意されたら言うこと聞くに決まってるわよ!」

    キョン「(確かに可愛い…じゃなくて、何か間違ってる気がするし、そもそも警察官じゃねえし!)」

    ハルヒ「さあいくわよみくるちゃん!!」

    みくる「ふえええ~!」

    長門「…」

    キョン「お、おい待てハルヒ!!」

    42 = 1 :

    PM 8:40 キョン自室

    キョン「あー疲れた・・・」

    キョン「結局小学生は見つかるも、言うことを聞かんばかりか俺は脛蹴っ飛ばされるし
    朝比奈さんは尻を触られるし…」

    キョン「まあなんだかんだ悪さはしないと古泉が言い聞かせたし安心かな…」

    コンコン

    キョン「へいへい」

    43 :

    猿よけ支援

    44 = 1 :

    ガチャ

    キョン「長門か、晩飯のカレーはどうだった?」

    長門「レトルトとは違うおいしさだった」

    キョン「そうか、で、何の用だ?」

    長門「…何をすればいいのか分からない」

    キョン「へ?」

    45 = 1 :

    長門「1人のときは夕食を摂った以降は入浴してしばらく読書をしたあと
    就寝するだけだった」

    キョン「…なるほど」

    長門「本も無いのでもう寝ようとしたら貴方の妹に『寝るのは早すぎる』と
    言われた」

    キョン「…まだ9時前だからな」

    長門「貴方はこの時間何をしているの」

    47 = 1 :

    キョン「どうって…この時間はテレビとか…」

    キョン「…そういやお前の部屋ってテレビ無かったけど、なんでだ?」

    長門「…テレビと呼ばれる媒体からの情報を必要だとは思わなかった」

    キョン「そうか…まあ、じゃあテレビ観ようか」

    ピッ

    49 = 1 :

    テレビ「…での捜索が以前として難航したまま…」 ピッ

    テレビ「いとーしさとーせつーなさをー」ピッ

    テレビ「ズクダンズンブングン!ズク」ピッ

    テレビ「ターラッタラタター」

    キョン「映画か…今日はドラマとかはやってないし、コイツお笑いは好きそうだとは
    思えんしこれにするか…」


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