私的良スレ書庫
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元スレ古泉「……つまり、彼と長門さんが我々の敵に回ったという事です」
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自身を鼓舞してこのまま落とされるようなことはすまいと踏ん張る。
しかしハルヒは俺の現状を見ずに、立て板に水とのべつ幕無し喚き立てる。
「ちょ、おま、……やめろ!」
「なにがSOS団をやめるよ!? 団長たる私がそんなの認める訳がないじゃない!」
制止の言葉など聞くよしもなく、怒号は続く。
至近距離の分だけ耳が余計に痛い。もちろん物理的に。
ハルヒの向こうの生徒達が心配そうな目で俺を見る。
そんな目で見るなら助けてくれ、こいつの尻にこっそり蹴りをくれてやるだけでいいから。
「だから、離せ! マジで……!」
「あんたはね! 雑用なの雑用! そして私は団長で一番偉いのよ!」
ハルヒは続ける。
荒唐無稽甚だしい自分の理論を無茶苦茶に展開して
俺を個人の感情で攻め立てる。
「やめろって……」
「雑用が私の許可なしに抜けるなんて許すと思う!?」
離せ、というか黙れよ、本当。
許可? ふざけんなよ?
お前は誰の許可なんて取らずに個人でやりたい放題やってきだろう?
「とりあえず昨日の一日の行動は私に対する不敬罪よ!
今度全員に奢りだからね!? 一ヶ月よ!? 遅刻もなにも関係なしにあんたのおごり」
「いい加減に――」
なんでそれなのに俺を束縛する?
あんなに今まで付き合ってやっただろう?
俺も楽しんでたけど、しかしそれは一緒に楽しんでたからだ、
お前に楽しませてもらったとかは思ってない。
なのに……。
「あんたは私の言うとおりに働き蟻や働き蜂みたいにキリキリ動いてればいいのよ!」
「――しろよっ!」
限界だった。
掴まれていた腕を、ぶん殴るようにして引き剥がして怒鳴る。
多
多分、こんなに本気で怒鳴ったのは初めてだろう。
映画のとき、朝比奈さんに対するハルヒのあんまりな態度に
一度切れてしまったこともあったが、アレの比ではない。
ざわめきたつ同級生が一様に黙る、一斉に静かになる。
それはハルヒを含めて。
「ふざけんなよ……」
締められて酸素が足りなくなった状態で、
ハルヒの拘束を解くために全力で腕を振るって
全力で叫んだ所為で、息は荒く額からは汗が伝う。
それでも俺は肩を上下させながら今までの想いを
全部一緒くたにして視線と共にハルヒにぶつける。
「俺はいままでずっとお前の我侭に付き合ってた。
色々思う所もあったし、明らかにお前が間違ってても、
最後はこっちが折れてやったしフォローしてやった。
でもそれはお前の道具だからでも部下だからでもない
友達だと、思ってたからだ。仲間だと、思ってたからだ。
なにより一緒にいて、楽しかったからだ。
だけど、お前の本音がいま言った言葉なんだとしたら、
俺はもう二度とお前とは関らない。友達でも仲間でもない、
もう、俺とお前は赤の他人だ」
ぶっちゃけハルヒよりキョンの方がウザくね?ハルヒは無意識だけどキョンは「俺には関係無い」とか言ってむしろ意識的に事態引っ掻き回してるし。
で引っ掻き回した挙句責任を古泉とかに押し付ける訳だろ?しっかりしろよ超能力者なんだろ?とか俺を巻き込むなとか言って。
大変そうな所は全部周りに押し付けて最後あたりにヒョコっと美味しいとこ掠め取って偉そうに説教とかしちゃう訳だ棚上げして。
で引っ掻き回した挙句責任を古泉とかに押し付ける訳だろ?しっかりしろよ超能力者なんだろ?とか俺を巻き込むなとか言って。
大変そうな所は全部周りに押し付けて最後あたりにヒョコっと美味しいとこ掠め取って偉そうに説教とかしちゃう訳だ棚上げして。
宣誓、そして宣言。
子供がその重大さを知らずに、人の関係を軽んじて使う言葉。
『絶交』。俺はそれをここに宣言した。
「もう、俺に関るな」
乱れた制服を直して、ネクタイを締めなおし、
最後にそう吐き捨てて。
俺は沢山の視線を背に受けながら、教室に入った。
その際、流れる視界のすみに人ごみの中に混じる
古泉の姿を見たような気がしたが、もうそれも俺には関係ない。
全部、どうでもいいんだ。
今日この瞬間、完全に俺がSOS団に戻るという選択肢は、消えた。
ゴタゴタに巻き込まれたくないって言いつつ基本的にゴタゴタの原因ってキョンだよな。
>>70
頭一つ抜けた誤読だな。
頭一つ抜けた誤読だな。
>>63
一番可哀想なのは古泉で間違いないな
一番可哀想なのは古泉で間違いないな
静まり返った教室内。
減ったとは言えやはりクラスメートの誰もが
俺を好悪混じる視線を向けてくる。
だから、こういうやり方はしたくなかったんだと、
最後まで思い通りにならない現実にややげんなりする。
「よぉ、キョン」
「やぁ、大丈夫?」
「……お前ら」
鞄を机にかけて早々、
額を机に押し付けて頭を抱えていると
谷口と国木田が心配げな表情で話しかけてくれた。
国木田はともかく、谷口に話しかけられたことを喜ばしく思うのは初めてだ。
「しっかし、なんというかとうとうと言った感じだな」
「首大丈夫? あと残っちゃってるけど」
「ん、あぁ平気だ。ちょっと痣になるかも知れないが、一週間もしないで消えるだろう」
>>63
超同意
超同意
ネクタイを締め上げられた首、
どうやら自分じゃ見えないが他人から見れば一目瞭然に痕が残ってるらしい。
言われて触って見れば、なるほど軽く首の周りを一周へこんでる、
危うく窒息じゃねぇか、絶対そのうち過失致死事件を起こすぞあの馬鹿。
「ま、あれだ、切れても仕方ねぇよありゃ。
俺からすればよくぞここまで耐えました、ってとこだ」
「でも、キョンが怒鳴るとこなんて久しぶりにみたよ」
「おっ? ってことは前にもあったのか?」
「うん、中学の頃佐々木さんって子が少し苛められてた時期があってね」
「また懐かしい話を……」
気を使ってくれてるのだろうけれど、
しかし俺は悪くない、とそう言ってくれるのが
凄く嬉しくて、少し悲しかった。
こうして会話を続けてる内に、他のクラスメートも
とりあえずは俺を腫れ物みたいな目で見るのをやめてくれて、
俺に「元気をだせ」みたいな言葉をかけてくれる奴も居た。
「……」
「どうしたキョン? 首が痛むのかぁ?」
「そうなのかい? なら保健室いく? 保険の先生はカウンセラーも兼任してるし」
「いや、そうじゃないんだ」
「あ?」
「ん?」
「友達って……、こんなにいい物なんだなって思ってさ」
時計を見れば、そろそろHRが始まる時間。
だと言うのに谷口と国木田は気にした様子もなく、
他のクラスメートが席につくなか、俺との雑談に興じてくれた。
こんなにもいい友達が俺には居たのに、
そういえばいつもいつもハルヒに付き合って二の次にしてたんだなぁとか
それなのに、とか、胸に詰まるものがあって。
「なに言ってんだよ! はっずかしい奴だな」
「キョンからそんな台詞が聞けるとは思わなかったよ、明日は雪かな?」
「お前らなぁ……」
>>86
ちょっと表出ろ
ちょっと表出ろ
>>93
どうぞ
どうぞ
キョンには谷口と国木田、みくるには鶴屋さん、長門には朝倉、古泉には森さん達
ハルヒには
ハルヒには
>>98
俺がいる
俺がいる
>>98
ハルヒには神人(エゴ)
ハルヒには神人(エゴ)
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