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    元スレ古泉「……つまり、彼と長門さんが我々の敵に回ったという事です」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - キョン + - ハルヒ + - 古泉 + - 朝比奈 + - 未完 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 長門 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    みくる「そんな……ど、どうにかならないんですか!?」

    古泉「恐らく……無理でしょう。我々は、涼宮さんを刺激する事を恐れる余り、
    彼女を甘やかし過ぎたんです。
    そして、その負担の多くを彼と長門さんに押し付けてしまった……言うなれば
    因果応報という奴ですね」

    みくる「うぅ……」

    2 :

    長門が敵なら思念体も敵か

    3 :

    岡部「ハッハッハ!SOS団め!滅ぼしてくれる!」
    長門「……覚悟せよ」

    4 = 1 :

    古泉「とにかく、また後ほど我々で話し合いを――」

    ハルヒ「はーい!おっまたせー!!
    ……あら?キョンと有希はまだ来てないの?
    全く、あのバカキョン。団長より遅れて来るなんて、
    SOS団のメンバーとしての自覚が足りないんじゃない?」

    みくる「……す、涼宮さん」

    古泉「……」

    後は任せた

    5 :

    >>4
    くたばれ生ゴミ野郎

    END

    6 = 1 :

    age

    7 :

    ハルヒ「ん?何よ、みくるちゃんも古泉くんも気まずそうな顔しちゃって」

    みくる「死ね」

    古泉「死ね」

    キョン「死ねよ」

    長門「死ね」

    ハルヒ「ごめんなさい」

    fin

    8 :

    めでたいね☆

    10 :

    ハルヒ「上手が屏風に坊主に絵を描いた!」

    みくる「だっふんだ」

    古泉「だっふんだ」

    ハルヒ「はい古泉くんアウトー」

    古泉「んっふ、これは手厳しい」



    end

    11 = 2 :

    古泉もみくるもキョン側につくよな
    意外と谷口がハルヒの味方になる

    12 :

    キョンと長門は独立勢力にしようぜ。

    13 :


     俺は長門と屋上にいた。
    通常屋上。そこからはつい先日まで俺が毎日の放課後を潰してまで
    粉骨砕身と神のわがままに付き合っていた一つの空間が見えた。

    「……これからどうするんだ長門?」
    「情報統合思念体は今後現状のような関係性を続けても変化が無い事を悟った。
     いまは議論段階ではあるが、しかしあなたと行動をともにすることを良としている」
    「ま、俺にしばらくは付き合ってくれるってこったろ?」
    「そうなる」

     

    14 :

    なんか始まった

    15 = 13 :


     日が沈み、周囲は紅と橙に染まっていく。
    高台の上に立てられた我が高校の屋上という位置は、
    そんな風靡な街並みを見下ろすのにこれ以上ない場所で
    俺は久しぶりに学校内に居ながら平穏な時間を過ごす事ができた。

    「ハルヒはなんて言うかね?」
    「わからない、しかしなんらかのアクションを起こすと考えられる」
    「また勝手に自分の良いように世界を変えるのかね?」
    「かも知れない」
    「そうだとしたら、俺は本格的にあいつを見限る」
    「……そう」

     雲も空も一色に染まる。
    俺も長門も、眼下で不機嫌そうにしているハルヒと
    それを見ている朝比奈さんと古泉も、なんの隔たりもなく。

    16 :

    文芸部奪還するの?

    17 = 13 :


     だが、実際はもう違う。
    超えようの無い溝が、でき始めている。
    袂を別ったのだ、明言はしていないが
    少なくとも古泉は気づいてるだろうし、そこから朝比奈さんも知るだろう。
    そこからハルヒに伝達は、……多分されないだろうから、
    明日自分の口で話さないといけないのか、面倒だな。
    なんで俺の席はあいつの前なんだよ。

    「そろそろ帰ろうか長門」

     嘆息を一つつき、そろそろ太陽も沈みきってしまう頃合、
    俺は隣でただ佇む長門に向かって問う。
    今日は、今日からは、長門の合図はもうなく、
    自分の意思で、帰らなくてはならない。

    「……」

     返事なく、ただ小さく頷く長門と共に、
    俺は屋上を後にした。
    その際最後に一瞥した文芸部室に、俺はなんの感慨も浮かばなかった。

    18 = 12 :

    これは……ワッフルワッフル!

    19 = 13 :


    ―――

     予想通り、予定通り。
    フローチャートの矢印の先、決まりきったタイミング
    慣れ親しんだ状況、飽和する程の情景。

    「どうも」
    「おぉ、一日振りだな古泉。バイトはもういいのか?」
    「……今日はありませんでしたよ。明日以降は、わかりませんがね」
    「ほぉ……、それは僥倖だな。少しは進歩したのか」

     電柱に凭れて疲れた様子の古泉は、
    軽く物憂げなため息をついてこちらを見る。
    糸目を開いて、少し真剣みを出した表情が、
    またやけに板についていて腹の立つ。

    20 :

    >>17
    始めんな生ゴミ野郎

    21 = 13 :

    「あなたは、我々の敵に回った。そう考えていいんでしょうか?」

     ふん? また微妙だな。
    なんで古泉の敵に回らなくてはならんのだ?
    ましてや我々? 朝比奈さんの敵に回るつもりなどさらさら無い。
    俺はハルヒの圧制から逃れ、ハルヒと袂を別った。
    それだけのつもりだ。
    だからお前らがハルヒと行動を共にするなら、
    それは仕方ないから間接的にお前らとも距離を取らざるを得ないだけでな。

    「……つまり今後涼宮さんと行動を共にしないと?
     部室には来ず、探索にも参加せず、そして彼女とは距離をとる、と?」
    「まぁ、そうなるな。ハルヒとは必要最低限のやりとりに関係を縮小させてもらう、
     不思議探索と称した散歩に休日を潰すつもりもない。
     ただし、一つだけ間違いがあるぞ古泉、俺は文芸部室には足を運ぶ」
    「……どういうことです?」
    「勘違いするなよ古泉、SOS団の部室じゃない、文芸部室だ。
     あそこは元々長門が部長の文芸部の部室だ、明日ハルヒに言い出すが部室は返却してもらう」

     古泉が、無意識かなにか小さく拳を握ったのが視界の隅に入った。
    なんだかんだ言っても、結構感情的な部分もある奴だと苦笑する。
    ……結局、約束は守れなかったな古泉。
    すまない、仲のいいただの友達として、お前と語りたかったのは本音だぞ?

    「……」
    「と、思ったけどな。ゲームできないしお茶入れてもらえない部室じゃつまらんし
     やっぱりお前らがあそこは使っていいぞ? 俺は普通の高校生として
     放課後は普通にさせてもらった方がいい」

    22 :

    なんのわだかまりも残さず元サヤに戻るような糞エンドは止めてくれよな

    23 :

    何か楽しそうだな

    24 = 13 :


     すっかり辺りには夜の帳が降り切り、
    秋の肌寒い空気が頬を掠める。
    均等に並んだ街灯には蛾を筆頭にした小虫が集まって
    奇妙な光景を作り上げている。
    ……あぁいうの見ると殺虫剤で皆殺しにしたくなるよな。

    「ま、そういうことだ」
    「……長門さんは?」
    「長門は俺もよくはわからない。だが思念体の連中も許可だしてるみたいだし
     しばらくは俺と行動を共にしてくれるそうだ」
    「そう、……ですか」
    「そうだ。だから俺を実力行使で――とか考えないほうがいいぞ?」
    「重々承知です。というかそもそもそんなつもりはありません」
    「そっか、よかった」

     バチッと虫の中の一匹が街灯に近づきすぎて
    熱か電気か知らんが無様に地に落ちて死んだ。
    しかし他の多数の虫は相手にすることなくいままでと同様に飛び続ける。

    「じゃあな古泉、そろそろ帰らないと妹に怒られちまう」
    「……」

    25 = 13 :

    >>22
    俺はハルヒが大の上に大を三つ重ねてやっと釣り合いが取れるほど大嫌いだからそれはない

    28 = 26 :

    >>27
    何が支援だふざけんな

    29 = 13 :


    「どうしても、ですか?」

     また自転車をこぎ始めようとする俺に、
    古泉は最後にそう問いかけてきた。
    それはどこか懇願のようで、どこか、切なくもあった。

    「どうしても、だ。俺はこれ以上ハルヒに、ハルヒを中心としたごたごたに、関与しない」

     古泉はそれ以上俺になにかを言うことなく、
    俺は黙る古泉の横を通りぬけて自宅への帰路に戻った。
    しかし、やっぱり古泉はなにがなんでもハルヒ側につくんだな、
    そうだろうと思ってたとはいえ、残念だ。
    古泉も、同様に思っていてくれたなら、別れ際に、初めてわかってしまうことだが。
    俺達は、すでに友達だったのかもしれない。

    31 :


    >>25

    宜しい、ならば支援だ。

    32 = 13 :


    ―――

    「お帰りキョン君!」
    「うっ! ……ただいま」

     玄関の扉を開くと同時に腹にタックルをかけてくる妹。
    毎度のことながら、俺以外が開けた場合とか、
    俺が避けた場合とかをまったく考えていない全力のタックルを仕掛けてくる妹。
    もしも避けてしまった場合、妹がもの凄い勢いで地面にヘッドパッドをかますのは
    目に見えているので兄として毎度受け続けざるを得ない。

    「今日は遅かったね~、もうちょっと遅かったら鍵とチェーンをかけちゃう所だったよ」
    「それは勘弁してほしいな。明日が休日ならともかく、明日も学校あるんだから
     風呂に入らないでもう一回学校は正直嫌だ」
    「なら今度から早く帰ってきてね!」
    「わかったよ……」

    33 :

    ふむふむ

    34 = 12 :

    長門とキョン妹と鶴屋さんと佐々木は俺の嫁。

    35 :

    >>34
    全員俺んちに居候してるぜ

    36 = 13 :


     タックルしてきたまま腰に手を回して
    抱きついてくる妹を引き剥がしつつ鞄を持って自室に向かう。

    「今日の晩御飯はハンバーグです!」
    「ほぅ、なにかいいことでもあったのか?」
    「なんにも!」
    「……」

     しがみ付いてくる場所を少しずつ変えながら、
    最終的には足にぶらさがって部屋までついてくる妹。
    仕方無しにそのまま片方にだけ錘をつけた状態
    階段をあくせく登り自分の部屋に到達。
    着替えるからと今度こそ妹を追い出してベッドに腰を下ろす。

    「……あー、眠い」

     ごろんとそのまま上体をベッドに倒して寝転がる。
    シャミセンはいまは部屋にいないのでベッドの全面を好きに使える。

    37 = 23 :

    佐々木は・・・俺の友達

    38 :

    なぜvipでやる必要があるのか

    40 = 13 :


     そのまま脱力し、呆けていることしばし。
    ポケットに入れたままの携帯が鳴動し着信を知らせる。
    古泉にはさっき会った、から。
    まぁどうせ――。

    「ハルヒだろ?」

     呟きながら携帯を取り出して画面を見てみれば、
    案の定涼宮ハルヒの名前が表示されていた。
    あいつの事だ、このまま放っておくといつまでも鳴らし続けるだろうし
    でたらでたで折角怠惰な時間を過ごしていたのに不快な気分にさせられる。
    かといってここで無視して怒りを溜めさせて直接明日会話をしたら、
    あいつの怒りが暴力になって即時返される可能性もある。

    「ここはでた方がいいんだろうな……」

     とか思いながら、結局押したボタンは電源ボタンだった。
    着信メロディが中途な所で切れて携帯はまた静寂を取り戻す。
    と同時に再度鳴動、名前も変わらず。
    俺はさっき押したままで移動してない指をもう一度押し込み、
    そのまま電源を切った。

    「キョン君! 早くしないとごはん無しだよ~?」
    「わかったいまいく」

     携帯はもうならない。

    41 :

    凄くハルヒが嫌いって伝わる

    43 :

    チュパ…

    44 = 13 :


    ―――

    「あんたふざけんじゃないわよ!?」

     翌日、登校した俺を待っていたのは
    上記の台詞と教室の壁をぶん殴った低く響いた音だった。
    ふぅん、予想通り。というか予想以下だな。
    谷口がわざわざ下駄箱で俺を待ってまで
    「涼宮がヤベェぞ、お前なにかやったのかよ? 本気で気をつけとけよ?」
    とまで言ってきたもんだから、
    俺的には顔を見た直後に顔面にグーだと思っていたのだが。

    「なにがだ? というか台詞の途中で耳鳴りがしてもはやなにを言ってるのか」

     教室前の廊下、名物というか珍獣ハルヒが織り成す怒号と爆音は
    全教室のすでに登校してる生徒を野次馬に走らせるに十分で、
    俺とハルヒの周囲にはなんかバーゲンセールのような人垣ができてる。
    正月のデパート福袋に並ぶ連中と言い換えてもいいぞ?

    47 = 13 :


    「昨日はあんたも有希も団活には来ないし、
     しかもあんたは電話にでないで電源まで切ったわね!?」
    「それがどうかしたか」
    「どうかしたかじゃないでしょ!?」

     床を踏み抜きたいのかと思う足取りで三歩、
    俺の眼前まで近寄ってきて俺のネクタイを掴む。
    本当、カツアゲっつぅか「あんちゃん、なに人の女に手ェだしとんねん」
    とか言ってるヤーさんみたいだ。
    なんでこんな大勢の前でつるし上げ喰らわなくちゃいけないんだ。
    プランだと精々クラス中程度のつもりだったのに、
    まさか能動的に待ち伏せしてくるとは。

    「まぁ落ち着け、俺はもうお前とは関係ない」
    「はぁ!?」
    「もうSOS団は抜ける」

     ぐいっ、っと掴まれてたネクタイが捻りあげられる。
    文字通り吊るし上げ。
    あっ、ヤバイ、意識落ちる。

    48 :

    ハルヒのゴミクズ死ね支援


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