元スレ梓「唯先輩の馬鹿!!大好き!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
305 = 108 :
いやいや
306 = 79 :
▼ SIDE 梓
さすがに湯船に三人は少し窮屈だったけれど、密着すれば入れるもので。
唯先輩も憂も細いし、背も高くないからなぁ。……自身の名誉の為に、一応私も。
憂のテンションが異様に高かったおかげで、私は意外と冷静で、
特に変な気を起こすこともなく、お風呂から上がることができた。
307 = 111 :
>>279
まぁ、今の段階でそんなにエロの期待はしてなかったけど
梓が二人に胸を触られるぐらいはすると思ってたから残念かな…
スレタイを見てラブまでの進展を期待してたけど、>>1の好きなように書いて構わないです。
309 = 79 :
憂「はい、お姉ちゃん。イチゴ牛乳」
唯「おおぅ、さすが憂。気が利くねー」
憂「梓ちゃんもどうぞ」
梓「あ、ありがと」
腰に手を当て、三人で牛乳を飲み干す。
唯「ぷはー!」
憂「ぷはー!」
梓「……」
おっさんくせえ。
310 = 244 :
>>307
マジできめぇwwwwwwwwww
311 = 79 :
唯「……」
憂「……」
いや、そんな何かを期待するような眼差し向けられても。
私はやりませんから!!
決して私の心は折れませんからっ!!
唯「……」
憂「……」
梓「ぷ、ぷはー」
折れた。
唯「よくできましたー」
お風呂あがって一発目のスキンシップ。
なでなで。にゃあにゃあ。
312 :
あずにゃんは猫科のどうぶつ
313 = 79 :
唯「ういー、あずにゃん、ゲームでもやろっかー」
憂「私はいいよ?」
梓「いいですよ。なにやるんですか?」
唯「Wii」
梓「ああ、憂だけに」
憂「えっ?」
唯「えっ?」
梓「……ごめんなさい」
唯「……」
憂「……」
梓「ごめんなさいってばあああっ!」
唯「(あずにゃんかわいよあずにゃん)」
憂「(お姉ちゃんかわいいよお姉ちゃん)」
314 = 79 :
テレビ画面の中で、緑色の服を纏ったエルフの青年が
『しゃあああああ!』と回転しながらまっさかさまに落下していく。
唯「そっちじゃないよ!どこ行くんだよ!!」
梓「操作してるの唯先輩ですよ。完全に自爆じゃないですか」
憂「あ、子犬でてきた……」
唯「かわゆすのう かわゆすのう」
うっとりする二人。
梓「いや、二人ともサイズ!サイズよくみて!明らかにでかすぎるからこの子犬!!」
なんか、じゃれる振りして画面揺らしまくってるし。
315 = 79 :
唯「ああっ!また死んだ!!」
梓「近づきすぎなんですよ」
憂「梓ちゃんもね」
梓「うぐ」
ホームランバット携えたキャプテン・憂におもっきりしばかれた。
唯「むぅ、やっぱり憂は強いなー」
梓「……」
明らかに言わせようとしてますよね?
だけどもう『Wiiだけに』とか言いませんからね。
唯「言わないの?」
ぶっちゃけやがった。
梓「言いませんてば」
唯「ちぇー」
317 = 275 :
何かと思ったらスマブラか
318 = 79 :
梓「次は負けないよ、憂」
憂「ふふっ、かかってらっしゃい……といいたいところだけど、もう二時半だよ?」
唯「あ、本当だっ!」
楽しい時間はあっという間というけれど。
私もまだ一時くらいかと思っていた。
梓「そういえば、明後日って勉強会やるんですよね?」
既に日付が変わっているので、正確には明日という。
319 :
ホントだ!もう3時じゃんw
320 = 108 :
ほんとだ・・・
321 = 79 :
憂「勉強会?」
唯「そうだよー。軽音部の皆でね」
憂「でも、期末までまだ一ヶ月はあるのに……」
梓「ムギ先輩がね。やりたいって言い出したの」
憂「ふーん、そうなんだ」
唯「憂も来る?」
憂「え、私軽音部じゃないけど……」
唯「いいんだよ。皆でやったほうが楽しいし、和ちゃんも誘ってあるんだー」
憂「そっか、それじゃあ私も行こうかな」
322 :
やっべ
323 = 270 :
憂「お姉ちゃん、勉強教えてー!保健体育なんだけど・・・」
324 = 79 :
時刻は深夜三時過ぎ。
ベッドに三人は入りきれないので、布団敷いて三人で並んで寝ることになった。
唯先輩も憂も自分のベッドがあるんだから、私だけ布団でも良かったのだけど。
……どうして一緒に寝たがるかなこの人達は。
憂に至っては、横になった直後に唯先輩の布団に潜りこんでるし。
そしたら、敷かなくていいじゃん!!とか思ったり思わなかったり。
唯「ほら、あずにゃんもおいで」
梓「え、いや、私は……その」
325 = 79 :
唯「皆で寝た方が暖かいよぅ」
憂「お姉ちゃんのお布団、気持ち良いよ、梓ちゃん?」
唯先輩に甘えたい気持ちは勿論ある。
憂の言ってることも良く分かる。
今日は本当に楽しかったし、この二人に救われたと思ってる。
けれど、私はもう自分の気持ちに気付いてしまったから。
ちっぽけなプライドが、邪魔をする。
梓「私は、いいです……」
そう言うと、私は反対向きに寝返りを打って、唯先輩と憂を無理やり視界から外した。
326 = 79 :
憂「……」
憂は何も言わなかった。
或いは、姉のことに敏感な彼女だからこそ、
私の気持ちに気付いているのかもしれない。
唯「あずにゃん……」
梓「……」
沈黙が、場を支配する。
私は一体なにをやっているのか。
唯先輩なら、ここで私の布団に潜りこんできて、抱きしめてくれるだろう。
自ら拒絶しておきながら、そんな期待を抱いている自分が確かに居る。
327 :
あずにゃぁぁぁぁぁん!!!おいついたよぉぉぉぉぉ!!!
329 :
追いついた…だと…
330 = 79 :
傲慢だ。
唯先輩は女で、私も女だ。
確かに、超えてはいけない禁忌の壁がそこにある。
だから私の気持ちは唯先輩に伝わらない。伝えてはいけないのかもしれない。
けれど、今必要なのはそんなことじゃないだろう?
――だって、唯先輩が私を呼ぶ声は、あんなにも寂しそうだったじゃないか。
大好きな人を傷つけてまで、守りたいプライドなんて――。
梓「……き……です」
331 = 79 :
唯「……え?」
覚悟を決めて唯先輩の布団に潜り込む。
たった一言で良いんだ。
それだけで、きっとこの人は笑ってくれる。
だから――。
梓「好きです、唯先輩」
私はこの日初めて、自分から唯先輩を抱きしめた。
唯「……私もだよ、あずにゃん」
きっと、私の好きと、唯先輩の好きは、違うものだろう。
だけど、それでいい。
今はただ。
この人の笑顔をずっと隣で見ていたい。
一緒に居られれば、それで――。
333 :
俺もあずにゃんの事好きです
334 = 79 :
すみません、一応おわりです。
終わらせ方を全く考えずに始めてしまったので、
最後ちょっと苦しいですねww
ここまで読んでくださった方、
保守してくださった方、ありがとうございました。
オマケとして、勉強会編が書き貯めてあるので、
読んでくださる方がいるようなら、このまま投下します。
335 :
いちもつ
つづけなさい
336 :
許さない、絶対にだ
337 :
乙
さあ早く投下するんだ
338 = 106 :
田井中乙
339 = 111 :
乙
一応、唯梓になって良かった。
続きをお願い
340 = 79 :
時は流れて日曜日。
律「うわ~、でっけえ……」
澪「ムギ、本当にここでやるのか?」
紬「ええ。安心して、私たち以外には誰も居ないから」
梓「図書館を貸切……。あ、琴吹家私有物だから貸切とはいわないのか」
巨大な建造物を前に、あからさまに動揺する私。
憂「でも、軽音部じゃない私まで来ちゃってよかったんですか?」
梓「憂がいなかったら、私だけ試験範囲別になっちゃうでしょ」
律「そういうこと。 それに和や憂がいた方が効率あがるしな」
澪「和はまだ来てないみたいだけど……」
唯「ああ、和ちゃんちょっと遅れるらしいから。先にやってて欲しいって」
澪「そっか」
紬「それじゃ、皆あがって」
341 = 97 :
かきなさい
342 = 153 :
さすがムギ…
343 = 79 :
個人所有というには、あまりにも多い本棚と書物群を眺めつつ、
私たちは長方形のテーブルに案内された。
本当、ムギ先輩のご両親って、何してる人なんだろう。
澪「なるほど。確かにこれなら勉強も捗りそうだなー……って漫画を探すな!」
ポカッ!
律「なぜバレたし」
たんこぶを作った律先輩がぼやいた。
一同が席に着く。
配置は、左から律先輩、唯先輩、私。対面に澪先輩、和先輩(空席)、憂。
ムギ先輩は、その中間。律先輩の右手、澪先輩の左手になるように腰掛けた。
345 = 79 :
紬「さて」
徐に立ち上がるムギ先輩。
紬「皆聞いて」
律「どうしたんだ?」
紬「ここは図書館なの」
澪「うん、見ればわかるけど……」
紬「図書館で勉強するにあたり、社会では当然のルールが存在します」
梓「走らない、とか、騒がないとか、ですか?」
ていうか、なぜ敬語?
紬「そうよ梓ちゃん。さすがだわ」
そんなことで褒められても。
ムギ先輩が何を言おうとしているのかが分からない。
348 = 79 :
紬「琴吹家私有図書館で、守らなければならないルールはただ一つ」
唯「ムギちゃんなんかカッコいい」
紬「やん、唯ちゃんたら……」
梓「ルールはどうしたんですか」
紬「あら、いけない。私としたことが」
ムギ先輩もかわいい人だなぁ。と少しだけ頬が緩んだ。
紬「そう、そのルールというのは――」
執事らしき人が、図書館の照明を落とし、
スポットライトがムギ先輩を照らした。
いらん演出だ。
紬「この図書館では、決して笑ってはいけません」
ババーン!!
どこからともなく効果音が鳴り響いた。
重ねて言おう。
いらん演出だ。
350 = 79 :
律「……はぁ?」
憂「笑っては」
梓「いけない……?」
澪「要は静かにしろってことなんじゃないのか?」
紬「違うわ、澪ちゃん。多少騒ぎ立てしてもかまわないの。でも、笑ってはいけない」
唯「笑うと、どうなるの?」
紬「お仕置きが待ってるわ」
律「えー、なんだよそれー」
紬「そう言うと思ったわ。でもね、私もただ厳しいだけのゲームを強いる気はないの」
唯「と、いいますと?」
合いの手うめえなぁ。
紬「勉強会が終わった段階で、笑った数が一番少ない人には、ご褒美があります」
律「!!」
唯「!!」
分かりやすい二人が反応した。
みんなの評価 : ★★
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