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    元スレ妹「だって、その……怖いんだもん」

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    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - にぃに + - スクールデイズ + - レッド + - 兄さま + - + - 妹ヤンデレ + - 怖がり + - 濡れ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「お前中学生にもなって、夜の暗闇が怖いなんて言ってたら大変だろ……」

    「分かってるよ、分かってるケド……うぅぅぅ~……」

    「はいはい、分かった分かった。ほら、こっち来い」

    「う、うん!ありがとう!」

    「そこは素直に喜ぶところじゃないと思うぞ……」

    「じゃあどういう反応をすればいいのよ」

    「それは……いや、いい。っていうか、お前くらいの年頃なら兄を無視とかするもんじゃないのか」

    「友達にはそういう子もいるよ」

    「お前はどうなんだよ」

    「わっ、私は……」

    「ん?」

    「……“にぃ”は、優しいからお兄ちゃんでよかった、かな……」ボソッ ※“にぃ”というのは、妹が男を呼ぶ時の名称

    「あ?聞こえないぞ?」

    「何でもないっ!」

    5 = 1 :

    「ハァ……早いとこ一人で寝れるようになった方がいいぞ?」

    「もぅ!さっきからにぃはお説教ばっかり!」

    「あのなぁ、説教ってほどのもんじゃないぞこれは」

    「じゃあ何なの?」

    「……愚痴?」

    「それも最悪じゃないっ!!」

    「悪い悪い、冗談だって。俺は本気でお前のことを心配してんだからな?」

    「……」

    「家にいる時はいいや、俺が外出してる時は母さんと一緒に寝れるからな」

    「まぁ……そうだね」

    「小学校の修学旅行、お前幸か不幸か風邪ひいて行けなかったから難は免れたけど、次はないんだよ?」

    「うぅぅぅ~……何で宿泊研修なんてものがあるのよ……」

    7 = 4 :

    >>5
    おにぃのほうがいい

    8 :

    >>7
    それだと千秋になっちまうだろ

    9 = 1 :

    「宿泊研修、ぶっちゃけどうするつもりなんだよ?」

    「…………休む?」

    「そんなもん却下だ」

    「えぇ~……いいじゃん、別に」

    「そういう場所でしか体験できないことっていうのはあるんだよ」

    「そんなのは分かってるけどさ」

    「友達と、夜に消灯してからみんなで沢山話すんだ。恋バナでも何でも」

    「……」

    「あんな経験はそうそうできるもんじゃない。内輪で行く旅行とはまた違う雰囲気だから」

    「うぅぅぅ~……それでも怖いよぉ……」

    「筋金入りだな、お前の夜の暗闇に対する恐怖心は……」

    「しょうがないじゃん、怖いもんは怖いのっ!」

    「逆に疑問なんだが、何で昼間に真っ暗闇になったりするのは平気なんだよ?」

    「……分かんない。単純に夜が苦手なのかも」

    10 = 1 :

    「どうもその辺が曖昧なんだよなぁ……ホレ」

    『ピッ!』←電気を消す

    「うきゃぁぁぁぁぁ!!?」

    「うっ、うるさっ!?どっからそんなにデカい声が出るんだよ!?」

    「やめて、やめて!ホント怖いの!にぃ、どこにいるの!?」

    「ほら、こっちだ。自分で探し当ててみろ」

    「ムリムリムリムリ!!動けないもん!」

    「自分から動かないと治らないぞ~?」

    「でもそんな急にはムリだよっ!あ、足が竦んで……立てない、よ……」

    「……情けないなぁ」

    『ピッ!』←電気を点ける

    「っ!?にぃぃ!!」ガバッ

    「おわっ……とと。い、いきなり抱きついてるなよ……」

    11 = 1 :

    「もういやぁ……にぃ、意地悪いないでよぉぉ……グスッ」

    「あぁ~……悪かったって、ちょっとやりすぎたかもな。だから泣きやんでくれ」ナデナデ

    「ひぐっ……」

    「はい、よ~しよし。落ち着いてきたか~?」

    「……うん」

    「そりゃよかった。だけど……荒療治は無理みたいだなぁ……」

    「もう絶対にこんなことしないでよっ!?」

    「分かった分かった、約束するよ。まったく、世話が焼ける妹だなぁ……」

    「……ぶぅ」

    「ははっ、そうむくれるな」

    「にぃがそうさせてるんでしょ」

    「そうだったか?」

    「そうだったよ!」

    「そうか、悪い悪い」

    12 :

    なんかこの>>1気持ち悪い

    いや、見るけどね?

    13 :

    いいぞ

    14 = 1 :

    「でも、宿泊研修まであまり時間があるわけじゃないのも事実だしな」

    「もう2週間くらいしかない……あぁぁぁ、憂鬱だぁ……」

    「とりあえず今日はもう寝るとして……そういえば、お前が暗がりが苦手なことを知ってる友達はいるのか?」

    「…………」

    「いないんだな、よく分かった」

    「何も言ってないよ!?」

    「お前は妙に体面を気にするからな。まぁ、予想通りと言っちゃ予想通りだ」

    「うぐぅ……!」

    「夜寝る時は誰かに抱きついてればいいわけなんだから、結局は誰かに協力してもらわざるを得ないだろ?」

    「……にぃが来てよ」

    「冗談はよせ、真剣に考える時だ」

    「…………冗談じゃないのに」ボソッ

    「何か言ったか?」

    「ううん、別に」

    「……?」

    16 = 1 :

    「俺は生憎お前の友達に顔見知りはいないからな……お前全然家に連れてこないし」

    「連れてくるわけないじゃん!」

    「は?何で?」

    「だって大半はにぃが目当……じゃなかった、何でもない」

    「おい、いくら何でもそこまで言ったら誤魔化せないぞ」

    「うぅぅぅ~……!」

    「へぇ~、そうか。俺を目当てにしてくれる子がいるとは……光栄だな」

    「何でヘラヘラするの!?」

    「え、いや、ヘラヘラなどはしてないが……」

    「絶対してた!最っ低!」

    「……え?今、俺ってお前が怒るようなこと言ったっけ?」

    「もういい!!」

    「……つくづく分からんな、女心っていうもんは」

    17 = 12 :

    別に褒めてないからな!

    18 :

    >>1はサドに違いない

    19 :

    いいよいいよ

    がんばって

    21 = 1 :

    「とりあえず、だ。今度の土日のどっちかでいい、お前が一番信用できると思うヤツを家に連れて来い」

    「えぇぇぇ!?何それ!?」

    「お前だけでは絶対に何も進まんから、俺が協力してやるんだよ」

    「いい!にぃは出てこなくてもいいから!」

    「じゃあ、お前だけだとしたらどうするんだ?」

    「うっ…………」

    「自分からなんて絶対に言い出せないだろうが。俺がちゃんと説明してやるから」

    「……もう、宿泊研修行かなくてもいい」

    「嘘つけ、本音は行きたいんだろ?お前は分かりやすいからな」

    「行きたいけど……他の人に知られるよりはマシだもん」

    「だから“信用のできる相手”なんだよ。言い触らされたりしないような、な」

    「…………」

    「心当たりがあるんだな?」

    「何でにぃは私が考えてることズバズバ言い当てちゃうのよ……」

    「兄妹だから、当然だ」

    22 :

    で、この妹とやらはどこで売ってるんだ?

    23 :

    朝まで保守っといて

    24 = 1 :

    ー翌日ー

    「……」

    「分かってるな?」

    「もぅ!分かったわよ、呼んでくればいいんでしょ!?」

    「その通りだ」ナデナデ

    「っ……うきゃぁぁぁ!そのナデナデするのダメ!反則!!」

    「反則?」

    「……にぃのくせに」ボソッ

    「あ?何だって?」

    「何でもない!じゃあそろそろ時間だし、行ってくるね」

    「あぁ、気を付けて行くんだぞ?」

    「あっ、ぅ……うん」

    「おい、どうした?」

    「……ううん、別に。行ってくるね!」

    25 :

    ほうほう

    26 = 1 :

    ー通学路ー

    「ハァァ……にぃって、さりげなく心配してくれるようなセリフ言ってくるからなぁ」

    (しかも、凄い優しげな目で……あれは妹の私でも少し照れちゃうし……)

    「お~っす!妹!朝からため息ついてどうしたんだ!?」

    「……男友くん」 ※妹の兄である“男”の友ではありません。あくまでも“妹の男友達”の意です

    男友「そんなため息ついてばっかりじゃ幸せが逃げるぜ?」

    「何それ、迷信でしょ?」

    男友「そうかもしれないけどな!ばっちゃが言ってた!」

    「ばっちゃ?あぁ、お婆ちゃんのことか」

    男友「なはは!そうだぜ、婆ちゃんのことだ!」

    「……相変わらず朝からテンション高いわね」

    男友「当ったり前ってもんよ!クラスで一番カワイイと評判の妹ちゃんに会えたんだからな!」

    「はいはい、ありがとう褒めてくれて」

    27 :

    ふむ これはタダごとじゃないな
    まるで他人の黒歴史を現在進行形で見ている様だ

    28 = 1 :

    ー学校ー

    先生「じゃあ、もうすぐに控えた宿泊研修についての連絡だー!実行委員任せたぞ!」

    『分かりました、え~っとですね……』

    (宿泊研修……か。にぃの言う通り、行ってみたいとは思うんだけど……)

    「どうしたのさ、妹ちゃん?」

    「えっ……女友ちゃん?」 ※男友と同じく、“妹の女友達”の意です

    女友「さっきから、随分難しい顔してるよ。悩み事?」

    「えっと……まぁ、当たらずとも遠からずかな」

    女友「相談乗るよ?」

    (あ、思わぬうちにいい流れに……ここしかない!)

    「えっ、と……今週末ってさ、女友ちゃんヒマ?」

    女友「今週末……大丈夫だとは思うけど」

    「あのさ、ちょっと相談したいことがあるから……う、家に来てくれないかな?」

    『っ!?』←周りの女子

    女友「妹の家に……?いや、いいけど……どうしてまた?」

    29 = 1 :

    『そうよ!妹ちゃん、女友ちゃんだけ招待なんてズルい!私たちも行きたい!』

    「あ……ちょ、ちょっと!別に招待とかじゃなくて……!」

    『私も妹ちゃんのお兄さんに会いたい~!!』

    『ね~!男さん、だよね?凄いカッコイイもんね!』

    (しまった……場所を考えるべきだったぁ……)

    女友「え~っと……ちょっといいかな、みんな?」

    『なになに~?一人占めは許さないよ?』

    女友「いや、そういうつもりとかじゃなくて……肝心なところ聞いてた?妹ちゃんは私に相談事があるからっていう話だから」

    『私たちだって相談乗れるし!』

    女友「でも、そう沢山で押しかけるわけにもいかないでしょ?今回は私がアドバイザーの役割みたいだから、みんなは今回は出番ナシ!」

    『ちょっと、何よソレ!?女友ちゃん、そう言って一人だけ仲良くしようとしてるんでしょ!?』

    女友「だから、そんなつもりは全然……」

    『そんなの分かんないじゃない!』

    「あぁ~もう!ちょっとタンマ!!」

    30 :

    ああ、これは妹が人気なんじゃなくて男が人気なのか。

    32 :

    同じく

    33 = 1 :

    「じゃあ今週末の話はナシにする!」

    『えぇ~!結局またダメなのぉ~……妹ちゃん何で男さんに会わせてくれないのよ……!』

    「そ、それは……」

    先生「そこ!うるさいぞ!!」

    『っ!す、すいません……』

    (助かった……!女友ちゃんとは、後でまたちゃんと打ち合わせしなきゃ……)



    ー放課後ー

    「女友ちゃん!」

    女友「妹ちゃん?どうしたの?」

    「ちょっとね。このあと時間ある?」

    女友「時間……?あぁ、なるほどね。あるよ」ニヤ

    「さっすが女友ちゃん!(察しがいいなぁ)」

    女友「じゃあ……そうだな、どこか喫茶店とかにでも寄っていく?」

    「いいね、そうしよう!」

    34 :

    さっさと書けよ





    早く見たいです><

    35 = 1 :

    ー喫茶店ー

    女友「さて……ここなら落ち着いて話ができるね」

    「そうだね……まったく、ウチのクラスの女子ときたら……」

    女友「確かにな。妹ちゃんのお兄さんは確かにかっこいいが、あれほど熱狂的なのはどうしてだ?」

    「あぁ……女友ちゃんはあんまり知らないんだ?」

    女友「何をだ?」

    「にぃ……あ、お兄ちゃんのことね?にぃは去年までここの中学通ってたのは知ってる?」

    女友「あぁ、知ってるよ。そうじゃなきゃ、ここまで有名にはなってないだろうし」

    「私たち一年じゃん?で、最初の頃は学校のこととかよく分かんないじゃん」

    女友「……待って、もしかして」

    「あれ、分かっちゃった?」

    女友「……男さんが一年の女子にいろいろと親切に教えてあげた、とか?」

    「うん、正解。にぃは面倒見がいいっていうか、凄いお節介なんだ」

    女友「なるほど……カッコよくて、親身に学校のことを教えてくれる先輩、か。憧れの的だな」

    「実際、それプラス人助けもしてたみたいだし。教室の位置が分からなくて迷ってる子を案内してあげたりとか」

    36 :

    なんだ男って俺か
    しえんた

    37 = 12 :

    >>36
    それは気のせいです

    38 :

    >>1で男が言ってるのが気になったけど妹にそんな無視とかされなくね?
    どんなに酷かったら妹に無視されるの?

    39 = 34 :

    俺妹と昨日キスしたよ

    40 = 1 :

    「にぃが卒業して私たちも2年生になったけど、未だによく話されてるみたい」

    女友「それであの反応ね……納得したよ。で、だ」

    「……?」

    女友「いや、“……?”じゃないだろう?相談事があるんじゃないのかい?」

    「あ……そうだったね」

    女友「まったく……自慢のお兄さんのことを話してる間に忘れてしまっていたのか」

    「っ///別にそういうわけじゃ……!」

    女友「ふふ、冗談だよ。それで?ちゃんとしたことは週末に、ということなのかな?」

    「……うん、私の口からは言いたくないから」

    女友「……?」

    「あ、ゴメンね。えっと、自分の嫌なところを自分で言いたくないっていうか……」

    女友「あぁ、それで……男さんが説明してくれる、というわけだね?」

    「うん、女友ちゃんは話が早くて助かるよ」

    女友「そんなことないよ。じゃあ、今はゆっくりお茶飲んで、ケーキとか食べようか?」

    「そうだね……って、しまった。ダイエット中だよ……」

    41 :

    なんか見ててこう・・・ムカムカしてきやがるぜ

    42 :

    だが、それがいい

    43 = 1 :

    ー週末ー

    『ピンポーン』

    「あ、来たみたい……」

    「俺が出るよ、お前はそこで待ってな」

    「え、ちょっ、私が呼んだお客さん……!」

    「そもそもは俺が呼んだんだ。俺が出迎えるべきだろう?」

    「あ、うん……」

    「は~い、今出ますよ~……」



    「……遅いな、玄関で何か話でもしてるのかな?あ、ようやく声が近付いて……」



    「どうぞあがってくれ、二人とも」

    「へ……二人とも?」

    男友「うぉー!家でけぇなぁ!妹ちゃんってこんなとこに住んでたのかー!」

    「お、男友…くん?」ヒクヒク

    44 = 34 :

    1のペースでやってね
    質が落ちるから

    45 :

    なんだろ?>>1が書く会話がすごく痛々しいww

    妄想全開過ぎだろww

    46 :

    >>45
    うるさい

    47 :

    >>45
    なら見るな

    48 = 1 :

    女友「ごめんさない……来る途中で偶然遭遇してしまって……」

    「ちょっ…!にぃ、どうするの?女友ちゃん以外の人にはバラしたくないからね!?」ヒソヒソ

    「困ったな……来てしまったものは無下に帰せないし」ヒソヒソ

    男友「何ヒソヒソ話してんの~?」

    「えっ!?あ、いや……」

    「あぁ、ごめんね。俺が君のことをあまり知らなかったから、少し教えてもらっていたんだ」

    男友「そうなのかー!ちゃんと紹介してくれたか!?」

    「えっ、あ、えっと……うん」

    女友「騒々しいのを連れて来てしまったな……どうしたものか」

    男友「ん?あれ、今日って土曜日だっけ?」

    「今日?今日は土曜日だけど……」

    男友「しまった!今日は遊ぶ約束してたんだった!すいません、行ってきまーす……!」

    「…………」

    「……ユニークな子だな」

    女友「変人と言ってくださって構わないと思いますよ……?」

    49 = 30 :

    これはどういう方向で終わるんだ?

    50 = 47 :

    予想厨にはもううんざりだ・・・後はわかるな?


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