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    元スレ女「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃ!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 許嫁 + - なかなかシリアス + - カオス + - シリアス + - ヤンデレ + - 勇者 + - 吸血鬼 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 :

    スレタイでマサルさんスレかと

    202 = 1 :

    「……」

    「あ、兄さんおかえりなさい」

    「あ、ああ……」

    「ちょっと!兄さんどうしたの!?顔色真っ青よ!?」

    「……」

    「ママ!兄さんが大変!」

    「どうしたの?」

    203 = 1 :

    ――男のモノローグ

    どうやって帰ってきたのかは覚えていない。記憶はない。現実感もない
    ただ代わる代わる襲ってくる眩暈と震えの感覚だけが俺の存在を証明している
    何があったのだろう?
    何を間違えたのだろう?
    何が失われてしまったのだろう?
    ……わからない。何も考えられない
    残響のような痛みと激しい動悸だけが確かだった

    204 = 83 :

    気になる…。

    205 = 90 :

    206 :

    頼む!ハッピーエンドにしてくださいお願いします

    207 = 1 :

    「……ここは」

    「兄さん!」

    「……妹?」

    「ママ、兄さんが!」

    「大丈夫!?急に玄関口で倒れるなんて何があったの!?」

    「……ああ、そうか」

    「……兄さん?」

    「……いなくなった、のか」

    「??」

    210 :

    これは…

    212 = 1 :

    ――男のモノローグ

    それからの日々は虚ろだった
    機械的に家族と喋り、事務的に学校生活をこなし、時々夜は一人で泣いた
    何があったのかと煩く問い詰めてくる雌を怒鳴りつけたこともあった
    友に殴られたが、身体も痛くなかったし、心も何も感じなかった
    夜中に襲ってくる強烈な感情の照射に感情が焼かれてしまったのだろうか?
    わからない。俺にわかることは、女はもういないということだけだった
    本当に好きだったのかもわからない
    なぜ自分がこうなっているのかもわからない
    わからない。わからない。わからない……

    213 = 130 :

    >>211 流石弟者

    214 :

    携帯からだが支援

    215 = 1 :

    ――男のモノローグ

    夏はいつの間にか姿を消し、秋の訪れを感じさせる乾いた風が吹くようになっていた
    現実感が断片的だ。けれど時間というものは俺の意識とは無関係に進んでいるらしい
    妹が俺を泣きそうな顔で見ている。何故だろう?俺の意識は何も力を持たないのに

    217 :

    辛い展開だなおい
    鬱end見たくねええええええ

    218 = 1 :

    「兄さん……」

    「……」

    「手紙と……何か大きな荷物が兄さん宛に来てたわ」

    「……」

    「……ここにおいておくね?」

    「……」

    219 = 90 :

    おお

    220 :

    おぉう・・・

    221 = 1 :

    ――男のモノローグ

    手紙……手紙は届くものなのだろうか?
    それは誰が言った言葉だったろうか?
    ……わからない。わかる必要もない
    心が死んでしまえば人は案外楽に生きられるものらしい
    全てを事務的にこなすこと。何にも心を動かされないこと
    それだけで人は生きられる。だから俺は事務的に手紙を開き……

    222 = 210 :

    バラバラに切断されたおn…何でもない

    223 = 90 :

    ここで提供

    224 = 1 :

    ――祖父の手紙1

    元気にしているだろうか?
    突然いなくなって君は驚いただろう
    済まないと思っている

    だが、事前に説明をすることは難しかったのだということは理解して欲しい
    君のあの子への想いが定まりを見せないあの状況ではこうするしかなかったのだ
    これは君を責めているのではない。仕方のなかったことなのだ
    だから君も自分を責めることなく、冷静にこの手紙を読んで欲しい

    226 = 90 :

    爺かよ!

    227 = 220 :

    雌が余計なこと言わなければ・・・

    228 = 1 :

    ――祖父の手紙2

    君は自分の家族にあの子の在りのままを見せることを躊躇した
    そのこと自体は構わない。あの子も世間体というものを理解している
    だからそのことであの子は君のことを恨んだりはしていなかった

    そもそも私はまだ学生の君に全てを背負わせようとは思っていない
    思っていなかった。だからこそ、私はこういう選択肢をとったのだ
    このことで私を恨んでくれても構わない。その覚悟はできている

    229 :

    爺、俺は恨んでるよ

    230 = 1 :

    ――祖父の手紙3

    想いの定かでない、自らの意志に、感情に確信を持てない君
    自らの意志に、感情に、想いに確信を抱きつつも、言葉で伝えられない女
    君達があのまま友に過ごしていても、亀裂や歪みが大きくなるだけだと私は判断した
    あの子もそれはわかってくれた。だから、あの子はもういない。君の所にも、私の許にも
    悲しいことだが、それが事実だ。受け入れざるを得ない、厳然たる事実だ

    231 = 90 :

    爺の残酷なテーゼ

    232 :

    なんかコブクロの太陽を思い出した

    233 = 164 :

    必ずなんとかするって言ったじゃないかあああ…

    234 :

    男の絵は何かの布石か…?

    235 = 1 :

    ――祖父の手紙4

    あの子は今、パリで絵の勉強をしている
    私の知り合いが開いている私塾に通っているのだ

    一緒に送った絵は、彼女がそこで完成させたものだ
    私の許に君宛の手紙と一緒に送られてきた

    私の手で君の許へ送って欲しいということかもしれないし
    この絵を私にも見せたかったのかもしれないが
    正確なところは私にはわからない
    夫としても親としても祖父としても失格な私にはわからないことばかりだと自嘲しているよ

    だが、君ならあの子の気持ちがわかるだろう
    そして、今の君ならば、おそらく自分の気持ちにも

    何も要求はしない。私は私で、君は君でやりたいことをすればいい
    最初に交わした約束だね?私はその通りにした、後は君の自由だ

    236 = 90 :

    爺無茶いうなぁ

    237 :

    それが何よりパワーのもとでしょ!

    238 = 1 :

    ――女の手紙1

    うぉい、元気ですか?元気でしょうか?生きていますか?生きてください
    私は生きています。お前も生きろ。力強く。自分の為に。そして、私の為に

    相変わらず言葉は微妙な使い方しかできない自覚はありますか?
    あるようです。でも文章だと少しだけマシかもしれません
    ゆっくりと、自分の中で整理整頓をしながら書けるからでしょうが?

    239 :

    …あれ?なんだろう
    目から汗が…

    240 = 1 :

    ――女の手紙2

    読めてますか?理解してくれやがりますか?しろ。してください。お願いします
    こんな私ですが、じじいの人は、男が好きになってくれたと言いました。ほんとか?

    私はお前の温かさに、優しさにラッピングされて窒息しそうなくらい幸せでしたよ
    でも、近ければ近いほどわからなくなることがあると、じじいは言いました。ばばあは既に死んでいます

    だから、脱腸の思いで断腸してお前の許を一度離れることにしました
    最初は毎日が涙でした。洪水が起きそうでした。ノアの子孫は元気ですか?

    しかしだな、日本から持って来ました描きかけのお前の、男の絵を見ていたのだった
    だから、描いてみた。描くことで、お前に何かを伝えられるんじゃないかとか勘違いしてみた
    あと、私の絵でお前の定まらないとかいう謎な精神体に何か影響を与えられないかと欲をかいた

    だから、見ろ。心の目で見ろ。そして私を想い出してくれ。想い描いてくれ
    どうだ?好きか?好きですか?私は好きだ。お前が
    だから。お前も。私を好きだと。嬉しい。

    返事くれ。定まったようなら、休み貰って会いに行くから。行くよ?

    241 = 96 :

    ハンカチーフ買ってくる

    242 = 210 :

    今日は雨かな、休もう

    243 = 179 :

    最初は精子を出す準備なんかしてたのに、今や涙を出すことになるとは・・・・

    244 = 90 :

    もう決まりだな

    245 :

    これで性別が逆だったら
    少女漫画読みすぎのスイーツビッチ乙と叩いてるとこだった・・・
    女が男に好意持つとかマジキチ

    246 :

    最初はさっぱりだったが…今は女の言いたい事が痛い位分かるよ…

    247 = 1 :

    ――男のモノローグ

    その絵はあの夏の瞬間が、そしてあいつの想いの全てが込められていた
    絵は武器だとあいつは言った。その通りだった
    それは俺が現実感を取り戻すのに充分な破壊力だったのだ

    夏の公園。木陰で涼しむ、はにかんだ俺と、隣で笑う女
    スケッチをしていた筈のあいつが俺の横で心の底から嬉しそうに笑っている

    俺は急速に取り戻される時間の感覚と共に、強い決心を抱いた
    手紙を書こう。あいつに少しでもこの想いを伝えられるように、精一杯考えて
    短く、そして一番届けたい想いを

    248 = 210 :

    今までも女の言ってることは一見逸脱してるようで意外と遠回しに合ってることあるからな

    249 = 190 :

    くそ…破壊力ありすぎだろ…

    250 = 199 :

    なんか内臓がゾワゾワする感じになる


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