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    元スレ若林「イキ、ガミ・・?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - オードリー + - + - 春日 + - 若林 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    マネージャー「?どうかした?」

    若林「何でもないよ。ちょっとその辺散策してくるわ。」



    あー!バカみたいにいい天気だ!
    俺は春日みたいに声を掛けられることが少ないから、こんな風に散歩出来る訳だ。

    どんなに気を紛らわしても、「死」が頭から離れない。
    当然だ。
    死んだこともないしな。
    どうなるんだろう?
    俺が死んでもこの世界は変わらない。
    なんだそれ。さみしいなおい。

    52 = 17 :

    ワカチコ

    54 = 1 :



    アイドル「そうなんですよおー、でねー…」

    はっはっはっはっ!


    笑わなきゃ。
    笑えるか。
    死ぬんだぞ俺。
    何でお前ら笑ってんだ。
    何で俺は死ぬんだ。
    何でだよ。
    何でだよ。
    何でだよ。
    何でだよ。

    春日「若林?」

    小声で呼ばれハッ、とする。

    春日「気分悪いのか?」

    若林「何でもねえよ。ほら、カメラに抜かれるから前向いて笑ってろよ」

    春日「でもお前」

    若林「いいから」

    56 = 1 :

    お前はこれから一人で頑張らなきゃいけないんだから。

    うっかり口に出してしまいそうになった。



    -------死亡予定時刻まであと13時間38分


    サトミツ「おー!ドリーちゃん!」

    次の現場ではどきどきキャンプと一緒だった。
    なんだか無性に泣きそうになってしまった。

    ずっと一緒に頑張ってたもんな。
    お互いやっと日の目見ることが出来て。
    これからだったのに、な。

    サトミツ「?若林君元気ない?」

    若林「そんなことねえよ」

    春日「そうなんだよ、若林今日ずっとこんな感じで」

    サトミツ「何かあった?」

    俺、今日死ぬんだ。

    言った方が楽になるかな?
    言えるわけないけど。

    57 :

    春日「ずっとお前と漫才やりてえんだよ!だから…起きろよ…」

    58 = 6 :

    佐藤ktkr

    59 :

    イキガミを、読んでみようと思った(二十歳)

    60 :

    寝ようと思ってたのに!
    誰かまとめてくれ…

    61 :

    メガネ……

    62 = 1 :

    友達も一緒の現場はやっぱり楽しかった。
    大御所ばっかだったからな。

    ------死亡予定時刻まであと10時間32分

    サトミツ「このあとまた収録?」

    若林「ああ。どきキャンは?」

    サトミツ「今日はこれで終わりだわ。やっぱ忙しいなードリーちゃん」

    若林「嫌味くさいなー」

    サトミツ「まあ嫌味だけど」

    若林「なんだよそれ」

    佐藤君の横っぱらを小突く。

    サトミツ「ほんじゃ行くわ」

    あ。
    何か言わなきゃ。
    これ、最後だ。

    63 :

    若林…律子の中の人か

    64 = 1 :

    若林「佐藤君」

    サトミツ「ん?」

    佐藤君が振り向く。
    何でだろう。
    感謝の気持ちしか出てこないわ。
    こんな俺といっつも一緒にいてくれて。
    一緒に遊んでくれて。

    もっと遊んだりしてさあ、馬鹿みたいな話をしてさあ。
    …したかったなあ。

    サトミツ「どした?」




    若林「…もう岸君とけんかすんじゃねーぞ!次はもう解散だぞ!」

    佐藤「わーってるよ!」

    ありがとうな、佐藤君。

    65 = 1 :

    そのあとの収録ではもう考えるのはやめることにした。
    今、この瞬間を生きる。
    少しでも良い、刻みつけるんだ、俺が生きてた証を。
    春日はいつも通りだった。
    うん。安心する。

    ------死亡予定時刻まであと5時間13分

    66 :

    なんかもうだめだ…切ない

    67 = 42 :

    なんだこれディスプレイ壊れてんじゃねーの
    文字が滲んで読みづらいわ

    68 = 1 :

    楽屋に戻って、夜ごはん。
    時計は23時を回っていた。

    春日「何だ、食べないのか?」

    口いっぱいにものつめてしゃべんじゃねーよバカが。

    若林「んー」

    春日「そうか」

    そういうとまた口にごはんを詰め込む春日。
    思わず噴き出しそうになる。

    若林「なー春日?」

    春日「ん?」

    若林「次の収録って漫才やるんだよな?」

    春日「うん」

    若林「何のネタやる?」

    春日「んー」

    若林「お前に聞いた俺がバカだったわ」

    70 = 42 :

    もう無理だ……
    誰かまとめか保守頼んだぜ

    71 :

    春日「言わなきゃ・・俺・・今日で死ぬって・・・言わなきゃ・・ありがとうって・・」

    72 = 14 :

    >>71
    まだお呼びじゃない
    今は>>1の独壇場だ
    それが終わった後にしてくれ

    73 = 1 :

    これが最後の漫才だ。
    もう最後かあ。
    俺もっと60とか70になってもやるつもりだったんだけどなあ。

    若林「んー、ちょっとネタ合わせしてみるか」

    春日「そうだな」

    若林「ネタはとりあえずいつもやってるデートでいいか」

    春日「そうだな」

    やけに素直だな、おい。
    おなかいっぱいだからご機嫌なのか。

    75 = 6 :

    きゃーすが…

    76 = 69 :

    ネタはデートか。
    いいな。


    ・・・寝れなくなったじゃねーかw

    77 = 1 :

    若林「はいどーもー、オードリーというものなんですけど」

    そうそう、こうやって俺が最初に出てきてさ、お前はあとからのろのろやってくんだ。
    俺が出てきたときより歓声が上がるのがむかついてたけど、最近慣れてきたんだよな。

    若林「若林、春日でやっておりますけどもね、今日も漫才を始めさせて頂きたいと思うんですけども」

    春日「始めんのかよ!」

    若林「何で叩かれたのかわからないんですけども」

    春日「ヘェッ!」

    俺トゥースとヘッ嫌いなんだけどな。
    みんな好きだからしょうがない。

    78 :

    スローペースすぎる

    支援

    79 = 1 :

    ああ、楽しいな。
    お客さんがいてさ、みんな俺とお前を見てるんだ。
    そんで笑ってくれるんだ。
    こんな楽しいことないよ。

    M-1次こそ取りたかったな。
    悪ぃな春日。
    でも絶対俺以外のやつと取ったりするなよ。
    殴るからな。
    殴れるさ。死んだことないから分かんないけど。

    俺と春日で、取りたかったな。



    春日「若林・・?」

    気づいたら俺は泣いていた。
    うわ、最悪だ。

    80 :

    泣ける…

    81 = 14 :

    目から飴ジュースが溢れてきたんだが

    82 = 42 :

    作り話だってわかってても泣けちゃうんだな
    名作なんだもの

    83 = 1 :

    若林「あー何でもねえ、何でもねえんだよ」

    春日「いやいや、何かあるでしょ」

    近寄んな馬鹿。
    涙が止まらなくなるだろうが。

    ああ、死にたくないんだ俺。
    まだ漫才やりたいんだ。

    若林「っく、うっ、」

    春日「大丈夫か?」

    86 :

    わかばやーし

    87 = 1 :






    若林「なあ、お前お笑いやらない?」

    春日「はい?」

    前の席の中学から一緒の奴に話かける。

    春日「何で俺なの?」

    若林「うーん、何かお前なんだよ」

    春日「なんだそれ」

    88 :

    追いついちまった

    89 :

    俺の中で、寝ると寝ないが激しく戦っちゃうなぁ

    90 = 1 :

    若林「俺らきっとうまくいくよ。な?」

    春日「お笑いって何か不安定な職業でしょ?」

    中々しぶといなこいつ。
    まあ分かるんだけどな。言いたいことは。

    でもお前なんだ。
    何でって言われても分からねえけど、お前何だよ。


    俺は大学に進学したあとも誘い続けた。
    NSCに行くだろうと思ってたのは俺だけだったようで、春日はあっさり進学した。
    俺も焦って大学へ。

    若林「な!やろう!」

    春日「中々諦めんなあ…」

    91 = 6 :

    浜谷がくるぞ

    92 = 80 :

    オードリーssのまとめサイトってないのかな?
    検索のしかたが悪いのか見つからない

    93 = 1 :

    そのあとも何度も誘い続けた。
    それはもう何度も。

    そして何とか説得して、事務所も決まって、コンビ名も決まった。
    ナイスミドル。
    俺がボケで春日が突っ込みで。

    がむしゃらだったな。あの時期。
    オンバトは連続で落ちるし。テレビの仕事なんてめっきり来ないし。
    春日はポンコツって言われるし。

    94 :

    読んでるぞ

    95 :

    ロンハーのドッキリってオチ

    96 = 1 :

    言い出しっぺの俺が解散するっつってな。
    それなのにお前から引き留めたんだよな。1000円札持って。追っかけてきて。
    あん時のお前の顔はなかなか笑える顔だったよ。

    んでオードリーに改名してな。
    テレビ出るようになって。
    M-1準優勝して。

    あのクズみたいな俺達がだよ?
    奇跡だよ本当に。

    97 = 1 :

    これからなんだよ、俺達。
    中2から願い続けた夢がさ、叶い始めてるんだよ。

    ごめんな?春日。
    俺もう死んじゃうんだって。




    春日「落ち着いたか?」

    若林「…悪ぃ」

    俺は春日に買ってきてもらったコーヒーをすする。
    こいつがおごってくれるなんて珍しいな。

    98 = 1 :

    ちょ…
    そろそろ限界が…

    99 = 1 :

    明日仕事が終わるのが5時だからそれから書いちゃいかんかね…
    最後はちゃんと終わらせたい…

    100 = 80 :

    >>98
    そうか…お前にもイキガミが…


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