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元スレ弟「姉貴、絶対に復讐してやるからな」

みんなの評価 : ★★★×6
レスフィルター : (試験中)
中学の時の俺は、はっきり言ってどこにでもいる目立たない奴。
馬鹿じゃないけど賢くもない。
運動オンチじゃないけど抜群に何かが出来るわけでもない。
ただ、無気力に日々を過ごす、普通の中学生。
弟「うーん、これは緊張するな」
弟「挨拶とか、普段はしなかったよな」
弟「まぁ、悩んでもしょうがない。どうにかなるだろ……」
ガラガラ
弟「………」
まず、第一の心配は杞憂に終わった。
何故なら
弟「皆、必死で勉強してる?」
一目でわかった。今日が期末試験だからだ。
馬鹿じゃないけど賢くもない。
運動オンチじゃないけど抜群に何かが出来るわけでもない。
ただ、無気力に日々を過ごす、普通の中学生。
弟「うーん、これは緊張するな」
弟「挨拶とか、普段はしなかったよな」
弟「まぁ、悩んでもしょうがない。どうにかなるだろ……」
ガラガラ
弟「………」
まず、第一の心配は杞憂に終わった。
何故なら
弟「皆、必死で勉強してる?」
一目でわかった。今日が期末試験だからだ。
弟「あっ、あれ?」
級友「おい、弟。autherってなんだっけ?母親?」
いきなりの雰囲気に戸惑っていると、かつての級友が単語帳から目線を外さず尋ねてきた。
弟「あっ、ちがう。“作者”だよ」
級友「あれ?ほんとだ、サンキュー。しかし、お前やるなぁ、昨日は徹夜か?」
弟「えっ、いや、0時には寝たよ」
級友「余裕だなw俺なんて一睡もしてねーよw」
なにが面白いんだ?というか作者と母親って、どこでどう間違えるんだよ。
すると、初めてソイツは視線を俺に向けた。
級友「いやぁ、普段から………あれ?」
級友「おい、弟。autherってなんだっけ?母親?」
いきなりの雰囲気に戸惑っていると、かつての級友が単語帳から目線を外さず尋ねてきた。
弟「あっ、ちがう。“作者”だよ」
級友「あれ?ほんとだ、サンキュー。しかし、お前やるなぁ、昨日は徹夜か?」
弟「えっ、いや、0時には寝たよ」
級友「余裕だなw俺なんて一睡もしてねーよw」
なにが面白いんだ?というか作者と母親って、どこでどう間違えるんだよ。
すると、初めてソイツは視線を俺に向けた。
級友「いやぁ、普段から………あれ?」
弟「ん?なに……」
級友「お前……弟?」
弟「そう、だけど」
級友「!?」
弟「なに?どうかしたの?」
級友「おっ、お前!?どうかしたのって!その髪!!なんだよっ!?」
弟「は?髪?あぁ、むさ苦しかったから切った」
級友「えっ、だって髪は切らないって言ってたじゃん、あれっ?どうなってんの?」
弟「知らない」
級友「えっ、あっ、うん。まぁ良いんだけど……。あっ!!もしかして彼女に振られたとかっ!?」
なんだ、こいつ。どうしてそんな発想になるんだよ。
つーか、陰キャラの俺に彼女なんているわけないだろうが。
ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ
俄かに教室が色めく。みんな試験に集中しろよ。
つーか彼女とか好きだよな、この年代のガキ供は。
級友「お前……弟?」
弟「そう、だけど」
級友「!?」
弟「なに?どうかしたの?」
級友「おっ、お前!?どうかしたのって!その髪!!なんだよっ!?」
弟「は?髪?あぁ、むさ苦しかったから切った」
級友「えっ、だって髪は切らないって言ってたじゃん、あれっ?どうなってんの?」
弟「知らない」
級友「えっ、あっ、うん。まぁ良いんだけど……。あっ!!もしかして彼女に振られたとかっ!?」
なんだ、こいつ。どうしてそんな発想になるんだよ。
つーか、陰キャラの俺に彼女なんているわけないだろうが。
ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ
俄かに教室が色めく。みんな試験に集中しろよ。
つーか彼女とか好きだよな、この年代のガキ供は。
本当にごめんなさい、飯食ってました
ここから一時まで五分間隔目標、ノンストップでいきます
だから許して
ここから一時まで五分間隔目標、ノンストップでいきます
だから許して
弟「なんだよ、一体」
少し不機嫌さを滲まして、独り言のように呟く。
これも前は出来なかった事だ。
『おい、アレ誰だよ?』
『えっ、弟、らしいよ………』
『うわ、結構いけてない?』
『弟って、あのボサボサ頭の奴でしょ?』
『絶対嘘だぁw』
少し不機嫌さを滲まして、独り言のように呟く。
これも前は出来なかった事だ。
『おい、アレ誰だよ?』
『えっ、弟、らしいよ………』
『うわ、結構いけてない?』
『弟って、あのボサボサ頭の奴でしょ?』
『絶対嘘だぁw』
弟「はぁ?」
教室は俺の陰口?で持ちきり。
まぁどうでもいいけど。
級友「なぁー、そこんとこどうなのよーw」
どこが、どうだって言うんだ?こいつは。
仕方なく、反対に座るもう一人に話し掛けた。
弟「なぁ、今日の試験てなに?」
級友「!? えっ?えっ?なんですか?」
弟「はぁ……」
全く、どいつもこいつも使い物にならないな。
弟「今日の試験は英語となんだっけ?俺、英語やるのに必死でさぁ」
級友「あっ、うん。英語今回範囲多いもんね、弟くんは何点くらいry」
弟「だから、なに?」
級友「えっ、ああ。数学だよ」
弟「そうなんだ。ありがとね」
級友「あっ、……うん///」
教室は俺の陰口?で持ちきり。
まぁどうでもいいけど。
級友「なぁー、そこんとこどうなのよーw」
どこが、どうだって言うんだ?こいつは。
仕方なく、反対に座るもう一人に話し掛けた。
弟「なぁ、今日の試験てなに?」
級友「!? えっ?えっ?なんですか?」
弟「はぁ……」
全く、どいつもこいつも使い物にならないな。
弟「今日の試験は英語となんだっけ?俺、英語やるのに必死でさぁ」
級友「あっ、うん。英語今回範囲多いもんね、弟くんは何点くらいry」
弟「だから、なに?」
級友「えっ、ああ。数学だよ」
弟「そうなんだ。ありがとね」
級友「あっ、……うん///」
ちょっとキツい言い方をしてしまった。
弟「ごめんね、ちょっと寝不足でさ」
級友「あっ、うん。みんなそうだよ」
級友「ちょっとwさっき言ってたことと違うじゃんwwwww」
うるさいな、こいつ。紛らわしいし、これからコイツは“バカ”と命名しよう。
バカ「それでさぁw彼女、振られた?それとも出来た?」
弟「いいや、出来てもないし、出来てないものは振られない」
バカ「あっwそうなんだwおーい、みんなー!!弟彼女いないってさー!!!」
弟「……馬鹿らし」
弟「ごめんね、ちょっと寝不足でさ」
級友「あっ、うん。みんなそうだよ」
級友「ちょっとwさっき言ってたことと違うじゃんwwwww」
うるさいな、こいつ。紛らわしいし、これからコイツは“バカ”と命名しよう。
バカ「それでさぁw彼女、振られた?それとも出来た?」
弟「いいや、出来てもないし、出来てないものは振られない」
バカ「あっwそうなんだwおーい、みんなー!!弟彼女いないってさー!!!」
弟「……馬鹿らし」
とりあえず、名前の順の自分の席に座り、教室を見回してみる。
ざわ……ざわ……
ざわ……ざわ……
弟「はぁ……」
鬱陶しいな。まだなんか俺のこと話してる。
しかし、ここにいる全員が自分より三歳も年下なんだと思えば、不思議と苛立ちは消えた。
級友「あっ、あのぉ……」
弟「ん、どうしたの?」
級友「弟くん、なにかあったの?」
弟「は?別に、言ったじゃん。俺みたいな奴に彼女なんて出来ないって」
級友「あっ、ううん。そんなんじゃなくて……その、なんていうか、大人っぽくなった?」
弟「えっ?」
遡ってから、二度目の衝撃を受けた。
弟「女、どうしてそう思ったの?」
ざわ……ざわ……
ざわ……ざわ……
弟「はぁ……」
鬱陶しいな。まだなんか俺のこと話してる。
しかし、ここにいる全員が自分より三歳も年下なんだと思えば、不思議と苛立ちは消えた。
級友「あっ、あのぉ……」
弟「ん、どうしたの?」
級友「弟くん、なにかあったの?」
弟「は?別に、言ったじゃん。俺みたいな奴に彼女なんて出来ないって」
級友「あっ、ううん。そんなんじゃなくて……その、なんていうか、大人っぽくなった?」
弟「えっ?」
遡ってから、二度目の衝撃を受けた。
弟「女、どうしてそう思ったの?」
>>180
電車男か
電車男か
女「えっ?いや、なんとなくなんだけど」
弟「なんでも良いから聞かせてよ」
女「あのっ、だって弟くん、絶対に人に文句を言ったりしなかったし、その、今日は余裕があるというか……」
凄い、家族も多分気が付かなかったのに。
弟「うーん、そうかもw」
女「あっ、変な事言ってごめんね……」
弟「良いよ、それより勉強は?しなくていいの?」
女「あっ、うん。それじゃ……」
弟「はいはい、頑張って」
女「弟くんも、だよ?」
弟「あっ、そうだった」
女「………やっぱり、なにかへん」
弟「なんでも良いから聞かせてよ」
女「あのっ、だって弟くん、絶対に人に文句を言ったりしなかったし、その、今日は余裕があるというか……」
凄い、家族も多分気が付かなかったのに。
弟「うーん、そうかもw」
女「あっ、変な事言ってごめんね……」
弟「良いよ、それより勉強は?しなくていいの?」
女「あっ、うん。それじゃ……」
弟「はいはい、頑張って」
女「弟くんも、だよ?」
弟「あっ、そうだった」
女「………やっぱり、なにかへん」
周囲のざわめきはいつまでたっても納まらなかったが、期末テストはなんの滞りもなく行われた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
弟「ふぅ、まぁこんなもんか」
期末テストが返却される頃には、もう俺の容姿に関する噂は消えていた。
女「うう………」
弟「………」
女「うわぁ……」
弟「………」
女「ひっぐっ………」
弟「………」
女「グスッ………」
弟「さぁ、帰るか」
がしっ
女「待って、くださぁいグスッ……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
弟「ふぅ、まぁこんなもんか」
期末テストが返却される頃には、もう俺の容姿に関する噂は消えていた。
女「うう………」
弟「………」
女「うわぁ……」
弟「………」
女「ひっぐっ………」
弟「………」
女「グスッ………」
弟「さぁ、帰るか」
がしっ
女「待って、くださぁいグスッ……」
弟「どうしたの?」
女「グスッ、助けて、くださぁい……」
弟「……なにが?」
女「……これ」
弟「!? これは、ひどい……」
数学 41点
現国 53点
古文 40点
英語 13点
日本史 62点
化学 26点
女「グスッ……」
弟「これは……手遅れだ」
女「!? そんな事言わないでくださいよぉ!!これでも頑張ったんです!!!」
弟「頑張ってこれなら、なおさら………」
女「グスッ、助けて、くださぁい……」
弟「……なにが?」
女「……これ」
弟「!? これは、ひどい……」
数学 41点
現国 53点
古文 40点
英語 13点
日本史 62点
化学 26点
女「グスッ……」
弟「これは……手遅れだ」
女「!? そんな事言わないでくださいよぉ!!これでも頑張ったんです!!!」
弟「頑張ってこれなら、なおさら………」
>>187
これは病院行きレベルwww
これは病院行きレベルwww
女「そっ、そんなこと言って!!弟くんだって大したことないんじゃないですかっ!!」
がしっ
弟「あっ、おい!見るなって!!ダメだって!!!!!」
数学 100点
現国 96点
古典 100点
英語 98点
日本史 100点
化学 100点
女「あわわわわ………」
弟「はぁ、だから見るなって言ったのに」
女「そんな……600点満点中594点……」
弟「………返せよ」
女「信じ、られない……得点率99%……」
がしっ
弟「あっ、おい!見るなって!!ダメだって!!!!!」
数学 100点
現国 96点
古典 100点
英語 98点
日本史 100点
化学 100点
女「あわわわわ………」
弟「はぁ、だから見るなって言ったのに」
女「そんな……600点満点中594点……」
弟「………返せよ」
女「信じ、られない……得点率99%……」
普通に考えたらカンニング疑われるLVだろwwwwwwwwwwwww
女「……教えてください」
弟「なにを?」
女「勉強に決まってるじゃないですかっ!!」
弟「無理、手遅れ」
女「そんなぁ……」
弟「だいたい、公立の中学の試験でなんでそんな点数が取れるんだよ……」
女「だってぇ……」
弟「とりあえず教科書を読み直すことからだな」
女「教科書をって、それだけで良いんですか!?」
弟「うん、でも……」
女「……でも(ごくり)」
弟「中一からねw」
女「そんなぁ……」
弟「なにを?」
女「勉強に決まってるじゃないですかっ!!」
弟「無理、手遅れ」
女「そんなぁ……」
弟「だいたい、公立の中学の試験でなんでそんな点数が取れるんだよ……」
女「だってぇ……」
弟「とりあえず教科書を読み直すことからだな」
女「教科書をって、それだけで良いんですか!?」
弟「うん、でも……」
女「……でも(ごくり)」
弟「中一からねw」
女「そんなぁ……」
すまん、公立の中学の科目とか、内申点って分からないんだ……
その辺りは脳内補完しといてくれると助かる
その辺りは脳内補完しといてくれると助かる
みんなの評価 : ★★★×6
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