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    元スレしんのすけ「バイオハザードが発生 したゾ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - しんちゃん + - しんのすけ + - クレヨンしんちゃん + - バイオハザード + - マン毛 + - + - 野原みさえ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    映画の外人キャラも出して><

    252 = 1 :

    ジム「居ないんなら居ないって言ってくれーーーー!」

    ボケても、生き残る事に必死な人間達は突っ込んではくれなかった。

    ジム「はぁ……」

    ジム「ほんっと、イヤんなっちゃうよなぁー」

    1年前と同じ悪夢を、別の国でまた見るハメになるとは思わなかった。
    それも、かつての仲間と生き残った事を祝うめでたい日に、だ。
    おまけに、迷子のケビンとデビットの探索をやる事になるし、これじゃラクーンで働いているのと同じだ。
    というか見つかる訳ないだろ! こんな広い街で!!
    オレってホントパシリ属性身についてんのね、全く。

    ガシリッ

    ジム「おわ!」

    253 :

    ミッチーがゾンビ化してよしりんが食べられる

    254 = 1 :

    振り返った先の物を視界に入れた瞬間から、ジムの脳が恐慌のシグナルを発するのは、コンマ何秒ともかからない。
    もう、ここまで来ていた!

    ジム「ヤバ」
    マーク「伏せろ!」
    ジム「いっ!」

    自分の頭スレスレを、風が通る感覚。

    グチャリ……ドサッ

    目を瞑っていたジムに、その瞬間は見えない。

    目蓋を開けてみると、そこに居たのはやはり『この街でも』すでに見慣れてしまったアンデッドの顔だった。
    午前は肌が黄色い女の子に新鮮味を覚えたが、コイツらには何の感慨も覚えない。
    死んでしまえば、日本人もアメリカ人も土気色の肉塊、全く同じ物だ。

    255 = 1 :

    ジム「サンキューマーク……でも、もうちょっと怖くない方法で助けてよ……」

    マーク「スマンな。そっちにケビン達は?」

    ジム「見ての通り、見つかんなかったヨ」

    マーク「……そうか」

    ジム「………………」


     ワー
              キャーーー
     パンッパンッ
           ヒィィィ
      クルナ、クルナヨー!

      グチャ、ゴチャ、ブジュリ

    256 = 1 :

    ジム「ここももう危ないね……」

    マーク「前の時より、広がるのが早すぎる……」

    この調子だと、1日足らずで町中に広がるだろう。
    すでに春日部が隔離されているのは想像に難くない。
    街の外へ出ようとする周りの人々の労力も無駄に終わるだろう。

    マーク「ジム、一旦拠点に戻ろう」

    ジム「イエッサー!」

    257 = 1 :

    ふたば幼稚園保健室、この幼稚園は専門の保険医を雇ってはいるが、今そこにその姿は無い。

    「痛い! 痛いよ、痛いよーママー!」

    ジョージ「ゴメンよ……頑張ってくれ、大丈夫だから」

    「うわああああん痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いぃ!!!!」

    やさしい言葉とは裏腹に、強い力で園児を押さえつけ治療を続ける。
    園児の胸に付けられた生々しい傷跡に、洗浄用刷毛を走らせるたびに片方は身体を痛め、もう片方は心を痛める。

    ジョージ「大丈夫、もう終わったよ」

    「グスッ……ヒック……痛い……痛い……痛い……」

    傷口の上に綿を載せて、それを包帯で固定する。

    ジョージ「大丈夫かい?」

    「大丈夫じゃない、痛いよぉ……死んじゃう」

    ジョージ「ゴメンね、だけど、痛いのはすぐに収まるよ」

    259 = 40 :

    シエラレオネ

    260 = 1 :

    一旦夕飯
    一時離脱

    263 :

    0のビリーやレヴェッカが出ることを祈りつつ支援

    264 = 253 :

    痛いのはすぐにおさまる・・・また一匹・・・

    265 = 221 :

    ハーブは出てくるんだろうか・・・
    支援

    266 :

    BGM:包丁 ハサミ ナイフ ドス キリ

    267 :

    なんかくれしんの雰囲気ならありな気がする

    268 = 242 :

    それでもひろしならッ ひろしなら何とかしてくれるッ!

    269 = 1 :

    ジョージ「いいかい、痛いっていう事はどういう事か分かるかな?」

    未だにグズる園児の頭を撫でながら、屈み込んで視線の高さを合わせる。

    ジョージ「君は怪我をした事があるかい? 最初は痛いけど、後になって段々血が固まるだろ?
         そして、最後には綺麗に治る、それは何でか分かるかい?」

    「お医者さんが、治してくれたから……?」

    ジョージ「ちょっとおしいかな? 怪我が治るのも、痛いのも、自分の身体が治してくれているからなんだよ」

    ジョージ「ご飯を食べるのは何でか知ってるかな?」

    「おいしいから……?」キョトン

    ジョージ「うん、その通り。それともう一つ。自分の身体を大きくするためなんだ」

    「…………?」

    ジョージ「ちょっとまだ難しいかもしれないね。たとえば、君のお父さんお母さんは君より大きいだろ?
         一人の力で勝手に大きくなるんじゃあ無い、色々な食べ物から、エイヨウっていう大きくなるモトを貰って、
         大きくなれるんだよ」

    「…………」

    270 :

    追い付いた
    試演

    273 = 1 :

    ジョージ「そうやって痛いと思いながらケガが治るのも、お菓子を食べて身体が大きくなるのも、実は同じ事なんだよ」

    「…………へ?」

    ジョージ「生きている、って事なんだ」

    「………………」

    ジョージ「これは物凄く難しい事だからね、実はおじさんもまだ良く分からないんだ」

    ジョージ「でもね、これだけは言えるんだよ。生きているから、君は友達と遊べるし、お菓子だっておいしいんだ」

    「生きて、無かったら……どうなるの?」

    ジョージ「お菓子もおいしくなるなるし、ケガも治らない。お友達とも遊べなくなっちゃうんだ……」

    「…………」

    ジョージ「もちろん、お菓子を食べ過ぎるのもよくない、虫歯になっちゃうからね。
         同じように痛い事が多すぎてもダメなんだ」

    ジョージ「でもね、辛い事であっても、『生きている』には必要な事なんだよ。
         さっきも言ったように、『痛い』ってのは君の身体が頑張ってくれてる証拠だからね」

    「…………」コクン

    ジョージ「痛いのは我慢できないし、イヤだよ。おじさんも分かる、泣いちゃっても仕方が無い。
         でもコレだけは覚えておくんだよ。いつか、これよりもっと痛い時が来るかもしれないからね」

    275 = 1 :

    「これより、もっと……!?」

    ジョージ「ああ、イヤだろうけど」

    「ううん……イヤじゃない」

    ジョージ「!」

    「おじさん、ぼ、ボク……頑張り、ます! グス」

    ジョージ「君は強い子だ」ナデナデ

    ジョージ「さ、少しオヤスミしよう。 元気になったら、またお友達と遊べるからね。マサオ君」

    276 :

    オニギリーーーーーー!!!!!

    277 :

    オニギリktkr

    278 = 221 :

    オニギリかよww

    279 = 72 :

    をにぎり!

    280 :

    「ぶっとばすぜベイベー……!?」

    ジョージ「ああ、イヤだろうけど」

    「ううん……ぶっとばすぜベイベー」

    ジョージ「!」

    「おじさん、ぼ、ボク……ぶっとばすぜベイベー! グス」

    ジョージ「君は強い子だ」ナデナデ

    ジョージ「さ、少しオヤスミしよう。 元気になったら、またお友達と遊べるからね。マサオ君」

    281 = 1 :

    「クカー」
    「スー、スー……」
    「スピー」

    眠りに入った小さな天使達の顔は、ひどく安らかだ。
    それを見て、ジョージもほんの少しだが微笑みを浮かべる。

    コン

      コン

    ジョージ「……どうぞ」

    園長「失礼します」

    ジョージ「!!」ビクッ!!

    283 :

    ジャパニーズギャングスタw

    284 = 1 :

    ジョージ「あ、失礼く……園長先生、それにアリッサ」

    アリッサ「邪魔するわよ」
    園長(僕の顔って、万国共通で怖がられるんですね……)

    お約束でワカメ涙を盛大に流す園長。
    アリッサはそんな彼など気にも留めない。

    園長「もしかしたら邪魔かなと思ったんですけど、お茶を入れたんでジョージ先生、よろしければ……」

    ジョージ「邪魔なんてとんでもない。むしろちょっと疲れていて、丁度いいくらいですよ」

    園長「それでどうです、子供達の具合は」

    ジョージ「え、ええ。みんな傷口も浅くて、大した事はありませんよ」

    多少どもりながらも、ジョージは事実だけを淡々と答える。
    自分の、できるだけの治療をしたのは事実なのだ。
    後は……奇跡を祈るしかない。

    アリッサ「…………」

    285 = 124 :

    クレヨンしんちゃんが実写化したら園長は組長っぽい人が出るんだろうなぁw

    286 = 1 :

    ジョージ「ただ、まだしばらくはみなさんから離す事になるんですよ」
    園長「というと……」
    ジョージ「いわゆる隔離……いや、面会謝絶という形になります」
    園長「!」

    園長の驚いた顔に、一瞬マジで殴られるのでは無いかと怯んだ。

    ジョージ「その間は、私が付きっ切りで看病いたしますから、心配はいりません」
    園長「…………分かりました」

    多少迷ったが、すぐにジョージの言う通りにする事にした。
    一緒に避難している父兄の方々に、すぐ元気な姿を見せてあげられないのは残念だが、医者の支持に従うべきだろう。

    ジョージ「スイマセン……」
    園長「いいえ、いいんですよ。 こちらこそあなたには苦労ばかりかけて……。
       何か手伝える事があれば、いつでも言ってください」

    それだけ言うと、園長先生は立ち上がり保健室から立ち去った。

    ジョージ(人は、見かけにはよらないものだな……)

    そして、保健室にはジョージとアリッサだけが残された。

    アリッサ「マークとジムが帰ってきたわよ」

    288 = 1 :

    ジョージ「そうか。それで、ケビン達は?」
    アリッサ「見つからないって」
    ジョージ「そうか……」

    こんな状況だ。せめて、ケビンとデビットの天然漫才さえあれば、まだムードに救いが出てくるのだが……。
    無い物をねだっても仕方が無い。無事を祈ろう。

    アリッサは、おもむろに手帳とペンを取り出した。

    アリッサ「ところで、実際の所はどうなのよ?」
    ジョージ「どうって?」
    アリッサ「さっきあの怖い顔の園長にした話、ウソなんでしょ?」
    ジョージ「…………」
    アリッサ「別にいいじゃない、教えてくれたって。一回だけとは言え一緒に寝た仲なんだから」
    ジョージ「…………ふう」

    ジョージ「彼らのために10gの麻酔モルヒネが買えるならば、全財産を投げ出してもいいって所だ……」
    アリッサ「そう」

    それだけを返すと、何を思ったのか彼女はカメラを取り出した。

    289 = 136 :

    寝たのか!?

    290 = 7 :

    ほししゅ

    291 :

    今北支援
    ……ん?ゾンビに傷を付けられたって事は……うわあああああああああああ!!!

    でも確か10人に1人はT-ウイルスに対して絶対的な耐性を持ってんだよな?
    そのお陰で初期のバイオ主人公はゾンビ化しなかったとか……後付けワロス

    292 = 1 :

    慣れた手つきで、アリッサは両手に余る無骨なカメラのファインダーを、
    さっき診たマサオという子に向けた。

    ジョージ「何をしている、アリッサ?」
    アリッサ「見りゃ分かるでしょ」

    パシャ パシャ パシャ
    シャッターを切る音が、狭い部屋にやけに響く。

    ジョージ「よせアリッサ、撮るんじゃない!」
    アリッサ「別にいいじゃない」カシャ カシャ カシャ
    ジョージ「何がいいと言うんだ!」

    その問に全く答えず、別の子供へファインダーを切り替えた。

    ジョージ「よせ!」グイッ!
    アリッサ「な!!」

    写真を撮る事が悪いわけでは無い。
    だが、ジョージにはアリッサの行為が尊い命を踏みにじっている何かに思えてならなかった。

    アリッサ「離してよ! 真実を伝えるためよ、別にいいでしょ!?」
    ジョージ「何がいいというんだ!」
    アリッサ「ここで真実を伝えるための写真を撮らないと、きっとまたこの事件は闇に葬られるわ!! あなたはそれでもいいのジョージ!?」
    ジョージ「…………!!」

    彼女の言う通り、ラクーンシティの事件は原子炉の不幸な事故で片付けられ、真実の声は誰にも届かなくなってしまった。
    悲劇を繰り返さないため……アリッサが正しいのか? ジョージの気持ちに迷いが生まれる。

    アリッサ「それに、この子達どうせもう助からないんでしょ!? だったら別にいいじゃない!!」

    293 = 242 :

    ウィルスによるスーパーをにぎり覚醒フラグ

    294 = 1 :

    生まれて初めて、女を叩いてしまった。
    手には未だに生々しい感触が残っている。

    アリッサ「………………」

    アリッサは床に倒れながらも、自分に軽蔑の視線を向けていた。
    ああ、全くなんて女だ。

    ジョージ「ここに君の仕事は無い。 出てってもらおうか」
    アリッサ「…………」スッ

    さっきの園長先生とは違い、何も言わずにアリッサは出て行ってしまった。


    マサオ「おじさん……?」

    おそらく、今ので目を覚ましたのだろう。
    マサオの怯えている顔を見て、自分がようやくどんな表情をしているかに気付いた。

    295 = 221 :

    ここが大きな分岐点だな

    296 = 1 :

    ジョージ「すまない……マサオ君……」
    マサオ「………………」
    ジョージ「すまん……ごめん……」

    ジョージもまた、顔を抑えてその場に崩れた。

    神よ、あなたは一体何が正しいとおっしゃりますか?

    298 = 205 :

    支援
    これで逆にゾンビじゃなくスーパーおにぎり君に覚変するフラグ

    299 = 291 :

    そういえばゾンビへの変異じゃなくて進化するってケースもあるって設定があったか……

    300 :

    映画の主人公はTウィルスを自分の遺伝子に取り込んだんだっけ?


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