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元スレキョン「ハルヒに暇を出された」
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三連休何もしないでこのスレに張り付いてるのは
俺だけじゃないはず
俺だけじゃないはず
あーあ
日曜になっちゃった
ゆっくりと第三章いきます
思ったより長くないかな?
日曜になっちゃった
ゆっくりと第三章いきます
思ったより長くないかな?
……。
黒。
ただ黒に包まれているのを感じる。
足元から消えていった体。
痛みを伴うことなく。
あたりが黒に包まれて…。
…その後は?
…ここは…一体…。
僕は……。
Case1 古泉一樹
黒。
ただ黒に包まれているのを感じる。
足元から消えていった体。
痛みを伴うことなく。
あたりが黒に包まれて…。
…その後は?
…ここは…一体…。
僕は……。
Case1 古泉一樹
坂道をはしる風。
急に訪れた冷え込みで、秋色に狂い始めた木々。
寒い方が好きな僕としてはありがたい季節が、確かに近づいてきている。
にわかに羽織るものを増やし始めた人々。
昨日から今日にかけて気温は、
秋の中ごろとは思えないほどの落ち込みを見せている。
一昨日は星がよく見えた。
季節というわけではないのだが、
これも涼宮さんの力なのか。
急に訪れた冷え込みで、秋色に狂い始めた木々。
寒い方が好きな僕としてはありがたい季節が、確かに近づいてきている。
にわかに羽織るものを増やし始めた人々。
昨日から今日にかけて気温は、
秋の中ごろとは思えないほどの落ち込みを見せている。
一昨日は星がよく見えた。
季節というわけではないのだが、
これも涼宮さんの力なのか。
季節が変わっても、変わらない教室での日々。
退屈…というわけではない。
友人もいるし、勉強のほうも、まあ自分で言うのもなんだが
出来るほうだ。
それでも、「とても楽しいというものではない」という感はぬぐえない。
しかし、ところ変われば自分も変わる。
放課後になれば、僕を待つのは部室棟の一室。
季節が変わろうが変わるまいが、常に色とりどりの変化を見せてくれる場所。
機関の見解によれば「神」とされている彼女の、いわば根城。
神のお膝元であり、そして、機関にはとてもいえることではないが、
…自分の居場所だと、僕は思っている。
退屈…というわけではない。
友人もいるし、勉強のほうも、まあ自分で言うのもなんだが
出来るほうだ。
それでも、「とても楽しいというものではない」という感はぬぐえない。
しかし、ところ変われば自分も変わる。
放課後になれば、僕を待つのは部室棟の一室。
季節が変わろうが変わるまいが、常に色とりどりの変化を見せてくれる場所。
機関の見解によれば「神」とされている彼女の、いわば根城。
神のお膝元であり、そして、機関にはとてもいえることではないが、
…自分の居場所だと、僕は思っている。
部室の前。
扉を開く前に、僕はノックをする。
未来人、いや、朝比奈さんへの配慮だ。
「は~い」
柔らかな声。
僕はその声を確認し、扉のノブに手をかける。
開いた扉の先には、すでに全員が揃っていた。
「遅かったわね、古泉くん」
団長席に座る少女から、少々とがった声がかかる。
パソコンの画面から顔をはずすことなく、彼女は続ける。
「何かあったの?」
「申し訳ありません。今日は掃除当番でして」
部室に入る前から、きちんと用意しておいた答え。
…もっとも決して嘘ではないが。
扉を開く前に、僕はノックをする。
未来人、いや、朝比奈さんへの配慮だ。
「は~い」
柔らかな声。
僕はその声を確認し、扉のノブに手をかける。
開いた扉の先には、すでに全員が揃っていた。
「遅かったわね、古泉くん」
団長席に座る少女から、少々とがった声がかかる。
パソコンの画面から顔をはずすことなく、彼女は続ける。
「何かあったの?」
「申し訳ありません。今日は掃除当番でして」
部室に入る前から、きちんと用意しておいた答え。
…もっとも決して嘘ではないが。
朝比奈さんが入れてくれるお茶は、今日も思わず舌鼓を打ちたくなるおいしさだ。
最初はメイドの服もその役も、決して気に入ってはいなかったはずなのだが、
最近ではすっかり様になっているように見える。
自分で新しい茶葉を買ってきたりと、彼女なりに研究もしているようだ。
パイプ椅子に座り、分厚い本を読み続けている長門さんも、きっとこのお茶には
いい印象を持っているに違いない。
決して表情にはそのことを出さない彼女だが、飲食は好きなようだから。
そして目の前に座る彼は言わずもがな、顔と言葉にその感謝の気持ちがしっかり現れている。
隠そうともせず喜びを表現するその表情を見ると、長門さんほどではないにせよ、
僕もまだ感情表現が足りていないなと感じる。
最初はメイドの服もその役も、決して気に入ってはいなかったはずなのだが、
最近ではすっかり様になっているように見える。
自分で新しい茶葉を買ってきたりと、彼女なりに研究もしているようだ。
パイプ椅子に座り、分厚い本を読み続けている長門さんも、きっとこのお茶には
いい印象を持っているに違いない。
決して表情にはそのことを出さない彼女だが、飲食は好きなようだから。
そして目の前に座る彼は言わずもがな、顔と言葉にその感謝の気持ちがしっかり現れている。
隠そうともせず喜びを表現するその表情を見ると、長門さんほどではないにせよ、
僕もまだ感情表現が足りていないなと感じる。
常に笑顔を絶やさないようにするのには、もう慣れた。
相手の心境を読み取り、適切な返答をする練習もした。
それが、必要なことだったから。
いつか、そんなことを気にせずに、彼らと語り合える日は来るだろうか。
この例えようもなく心地よい瞬間、関係がずっと続いていけば、あるいは…。
「古泉くん、明日から来なくていいわ」
そう、SOS団からの追放を宣告されたのは、その日の夕方だった。
相手の心境を読み取り、適切な返答をする練習もした。
それが、必要なことだったから。
いつか、そんなことを気にせずに、彼らと語り合える日は来るだろうか。
この例えようもなく心地よい瞬間、関係がずっと続いていけば、あるいは…。
「古泉くん、明日から来なくていいわ」
そう、SOS団からの追放を宣告されたのは、その日の夕方だった。
理解には程遠い場所でいったりきたりを繰り返すその言葉。
最初に疑ったのは、涼宮さんではなく、自分の耳だった。
沈黙でしか、答えることが出来ない。
なんとか笑顔だけは崩さずに、一瞬の間を置いて僕は言葉を返す。
「…来なくていい…と申されますと?」
「言葉のとおりよ。明日からSOS団の活動には参加しなくていいから」
理解を拒否し続けていた僕の思考に、涼宮さんの言葉が止めを刺す。
最初に疑ったのは、涼宮さんではなく、自分の耳だった。
沈黙でしか、答えることが出来ない。
なんとか笑顔だけは崩さずに、一瞬の間を置いて僕は言葉を返す。
「…来なくていい…と申されますと?」
「言葉のとおりよ。明日からSOS団の活動には参加しなくていいから」
理解を拒否し続けていた僕の思考に、涼宮さんの言葉が止めを刺す。
動揺してはならない。
動揺していても、そう見えてはならない。
表情を崩してはならない。
崩れそうでも、耐えねばならない。
理由を聞いてはいけない。
……何も、言い返してはならない。
「…分かりました。それではみなさん、ありがとうございました。さようなら」
張り付けた笑顔がはがれぬうちに、僕は鞄を持って部室を去った。
動揺していても、そう見えてはならない。
表情を崩してはならない。
崩れそうでも、耐えねばならない。
理由を聞いてはいけない。
……何も、言い返してはならない。
「…分かりました。それではみなさん、ありがとうございました。さようなら」
張り付けた笑顔がはがれぬうちに、僕は鞄を持って部室を去った。
扉を閉めて、昇降口へ。
靴を履き替え、落ちかけた夕日に照らされる外へ飛び出す。
自分でも、驚くほどに、そして悲しいほど冷静に。
あわててはならない。
緊急時のマニュアルを思い出せ。
「涼宮ハルヒに特に異常な行動が見られた場合は、
可及的速やかに機関に連絡し、指示を仰ぐこと」
校門を出る。
震える手で、電話を取り出す。
知らせなければ。
知らせなければ。
鳴り始めるコール音。
電話口に出たのは森さんだった。
ちくしょう
気をつけてたのにさるった…
4分間隔でもダメなのか
ごめん続きはまた朝にします
気をつけてたのにさるった…
4分間隔でもダメなのか
ごめん続きはまた朝にします
てかまた朝まで保守してもらうの悪いからここは落としちゃってくれ
朝また立てるよ
どうせ明日でこのスレ寿命だし
スレタイは、ここの>>1には申し訳ないけど、分かりやすくするために同じものを使わせていただく
ではおやすみ~
朝また立てるよ
どうせ明日でこのスレ寿命だし
スレタイは、ここの>>1には申し訳ないけど、分かりやすくするために同じものを使わせていただく
ではおやすみ~
みんなの評価 : ★★★
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