元スレ新ジャンル「うつ軍隊」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 94 :
女「あ、そうそう。次ケガしたらもう薬はないからね」
男「うっひゃあ…軟膏とかもうないんすか?」
女「うん…あとは抗生物質とか少しあるけど外傷用はないねぇ」
男「はあ…じゃあいよいよ出番っすね」
女「出番?何の?」
男「これ」
女「…これ、何?植物?」
男「たぶんアロエの仲間だと思います。群生してました」
女「あはは…アロエとか…民間療法も甚だしいわね」
男「ないよりマシでしょ」
女「だね、いざという時は食べ物にもなるし」
男「っすね」
女「アロエの料理法、開発しといてよ。ハンバーグ、作れる?」
男「…アロエでハンバーグは無理でしょうけど、とりあえず何かしら考えておきます」
102 = 94 :
男「…うっし」 ジョリリリ…
女「ナイフでヒゲ剃るの上手くなったねえ」
男「さすがに何回もやってますからね。最近は血も出なくなりました」
女「うん、そこらへんの電気シェーバー使うよりもいいんじゃない?」
男「生きて帰ってもシェーバー買うことはもうないっすね」
女「私、アンタはヒゲ生やしてない方がいいと思うわ」
男「へえ、それはどうして?」
女「だって主夫キャラだし」
男「全然誉めてないっすよね?」
女「うーうん、誉めてるよ」
男「どこが…」
女「…そのキャラ結構好きだよ?私」
男「はいはい、そりゃどーも」
女「…ホントなんだけどな(ボソッ)」
103 = 94 :
女「…っらぁ!」 ヒュンッ
男「速ッ!?」
女「ね?小石の投石でも結構殺傷能力ありそうでしょ?」
男「確かにこれだけ速いと…」
女「もう武器も十分にないから、仮に戦闘になっても戦う術を開発しとかなきゃね」
男「確かに小石で戦えるってのは場所を選ばないからデカいっすね」
女「ふっふっふ、速く投げるにはコツがあるのだっ」
男「のだ口調、久しぶりに聞きましたよ。何キャラっすか?」
女「っさいわね。いいからはい、特訓特訓!」
男「うーす」
105 :
どこら辺がうつ軍隊なのか
106 = 94 :
女「…あら?何か地面が盛り上がってる…」
男「うーんと…モグラ塚っぽいっすね」
女「モグラ塚?」
男「モグラが土を掘った後っす。驚いたな、この地域にもモグラいたんだ」
女「へえ…。そういえばさ、モグラって太陽の光に当たると死ぬんでしょ?」
男「いや、それは迷信ですよ。モグラってたまに地上出てきますし」
女「そうなんだ?知らなかった…てっきりモグラって一生日の目を浴びない生き物なのかと…」
男「そういう意味では俺ら、モグラ以下っすね」
女「だねー、このままだと一生日の目を浴びない人生だもんね」
男「でもモグラにはモグラの意地があります」
女「あるよー!私にだって意地があるよー!」
男「絶対に生きて帰りましょう」
女「絶対にもう1回日の目を浴びてやるわ!」
107 = 95 :
>>105
たぶん結末が……
108 = 94 :
女「ねえ…コレなんだと思う?」
男「んっと…字を読む限り、この辺の廃墟のバーかなんかのリサイタルチケットっすね」
女「やっぱり?何かのチケットっぽいなって思ってた」
男「これは…ジャズかな?いいなあ、ジャズ」
女「へえ、アンタそんなクラシカルな趣味あったんだ」
男「ウソっす。ジャズいいなと言ってみたかっただけっす」
女「何よそれ…じゃあ私も真似しよ。あー久しぶりにジャズ聴きたいなあ」
男「生きて帰ったら行きます?」
女「お互いジャズに興味ないのに?」
男「案外両方興味ない前提の方が楽しいかもしれませんよ」
女「あーそれ分かる。熱血な人と行くと逆にしんどそうだし」
男「じゃあ決定で」
女「いいね、つまらなかったら2人で無視して寝とこうか」
男「あははは、マジで何しにきた客なんだーって感じっすね」
109 = 94 :
女「…今日からは銃火器を使った訓練はもうなしね」
男「その方がよさそうっすね。もう残弾数ギリギリすぎっす」
女「訓練は武器を消費しない体術とか投石、杖術を中心にしましょうか」
男「案外そういうのの方が実戦では強そうです」
女「私ら、アンタと2人だもんね。実際の戦闘では不意を突く戦術しか取れないし」
男「…よくよく考えたらたった2人の隊で勝てるんすかね」
女「それは考えちゃダメだって」
男「…あー、はい。分かりました。せめて両方が同時にやられる展開だけは避けないと」
女「何言ってるの、その逆よ」
男「へ?だって生き残らないと反撃が―――」
女「バカ。1人で生き残って何ができるのよ。死ぬ時は一緒よ。じゃないと―――心が保たない」
男「…なるほど」
女「さ、訓練しましょうか」
男「うーす」
111 :
あんま鬱じゃ無いのな
単なる軍隊ラブコメ?
112 = 94 :
女「ねえ、もしタイムマシンがあったらどうする?」
男「タイムマシンかあ…どうしよっかな。やっぱり過去に戻りたいっすね」
女「どうして?」
男「この戦争に何とか行かずにケツまくる方法を考えます」
女「あーやっぱり?私は違うなあ」
男「…と言いますと?」
女「未来に行きたい」
男「未来って…それはどういう?」
女「戦争から無事に生きて帰った未来に行きたい」
男「でも…もしかしたら戦争の後の人生なんてロクでもないかもしれませんよ?」
女「いいの。戦争前じゃダメなの!」
男「なんでです?」
女「だって…あーもう!いいの、私は未来派!」
男「なんすか、それ…」
―――だって、戦争前なら私はアンタに出会ってないじゃない。
113 = 94 :
ちょっと休憩
また戻ります
>>1なんか気にせず好きなように書いてね
>>111
欝すぎると誰得になると思うんだが…
114 :
良い
115 = 105 :
じゃあ何故スレタイをうつ軍隊にしたのか
めっちゃポジティブじゃん
116 :
撃つ軍隊
117 :
撃たない軍隊なんて居るのか?
118 :
そうか
『新ジャンル』とスレタイに掲げてあるからには誰が書いてもおk
>>1と同じ設定でなくても問題なし
むしろスレタイから故意に曲解して書くべし
を知らん世代か
そしてお前らは内容が気に入らんからと若い芽を潰しにかかる
そら新ジャンルも死んでしまうわ
120 :
ほ
121 :
やわらか戦車スレかと
122 = 120 :
ほ
123 = 94 :
ほ
124 = 94 :
ではこっそり書き始めようかね
125 = 94 :
男「…大佐、これどう思います?」 コンコン
女「ジープ…かなり劣化が激しいけど、使えるかしら」
男「んー、とりあえずガス欠の後にほったらかしになったみたいなので、上手く整備すれば使えるかもしれません」
女「これさ、かっぱらっちゃおうよ」
男「同じことを考えていたところです」
女「これがあればさ、ホントに逃げられるんじゃない?」
男「ええ、我々が戦争からケツまくれない最大の理由は足がないことっすからね」
女「動くかな?」
男「任してください」
女「よし、これキープで」
男「うーす」
128 :
大佐って出世コースでも40歳くらいだろ
ないわ
129 = 126 :
上がバッタバタ死んでく前線ならありえんこともない
130 = 94 :
女「っとと…」
男「大丈夫っすか?一気にそんなに物を運んじゃって」
女「バカにしないでよね。これぐらい楽勝楽勝―――おわッ!?」 グラリッ
男「あッ!?」
ドンガラガッシャーン!!
男「ほーら言わんこっちゃない」
女「あ…あうあ////」
男「ふっふっふ、コケそうになった大佐を抱きとめるこのスピードの速さ、いかがです?」
女「え、えっと…あの…/////」
男「…いや、そろそろ離れてもらってもいいんですけど」
女「あ、ありが…ううん。よくぞ働いてくれた…かな/////」
男「何すか、それ」
女「それにしてもアンタ、なんか実感沸かないくらい胸板薄いのね。何もないみたい」
男「ひっど。助けたのにその言い草」
131 = 94 :
男「…それにしても最近はホント、戦闘に合わないっすねぇ」
女「いいことじゃない。犬死だけは勘弁だわ」
男「でも戦闘がなければ我々は何でこんなトコにいるのか分からなくなりますよね」
女「まあ矛盾っちゃあ矛盾だけどさ、死ぬよりはマシじゃん」
男「早くふるさとに帰って温泉入りてぇー」
女「私も入りてぇー」
男「真似しないでください」
女「じゃあ温泉に浸からせてよ」
男「意味不明な流れです」
女「…無理?」
男「…枯れかけの井戸、まだ少し残ってるからパァーッと行水しちゃいます?」
女「お、いいねえ♪賛成っ」
男「じゃあ準備します」
女「よろしくぅー」
132 = 94 :
男「そういえば大佐はここに来るまで何してたんです?」
女「私は根っからの軍人気質だからさ、まあ兵隊さんのお仕事」
男「はあ…俺のように紙切れ1枚で召集されたわけじゃないんすね」
女「そりゃあそうでしょう?じゃなきゃ大佐なんて地位になれないじゃん」
男「へえ…それでなぜここに来ることになったんです?」
女「それは強制。まあご時勢柄ね。ここ、先発隊の殲滅作戦で沢山死んじゃったからさ。私みたいなのが借り出されたの」
男「…ホントっすか?」
女「何よ、ウソをついているとでも?」
男「いや、そういう意味ではなく…うん、まあ今のはいいです。忘れてください」
女「…?」
男「いえね、何となく思ったんですが…もしかして大佐、今は来たくてここに来たんじゃないかなって」
女「んなわけないでしょー?私だって命が惜しいわよ」
男「それは分かってます…ですが…」
女「今日は妙につっかかってくるわねー。さあさあ、そんなこと気にしないで仕事よ、仕事っ」
男「………いつまで気づかないフリしてんだか(ボソッ)」
133 = 94 :
女「…はあ」
男「また死にたくなってきました?」
女「まあ微妙に」
男「でも、大佐は何だかんだで死のうとはしないっすよね」
女「そりゃあね、私だって生に執着はあるわよ。楽しかった時間を取り戻したいから」
男「…楽しかった時間?それはどういう?」
女「たまには兵隊さんのお仕事忘れてぶらぶら買い物したり、美味しいもの食べたり、優しい旦那さんとデートしたり」
男「旦那さん、いましたっけ?」
女「っさいわねー、絶賛募集中よ、何か文句ある?」
男「ないっす。早く旦那さんが見つかるといいっすねー」
女「そうねー…ホント」 チラッ…
男「何すか?」
女「な、何もないわよッ!だーもうッ//////」
男「はあ…まあでもホント、早く大佐には優しい旦那さんが見つかってくれると、大佐の戦争は終わるのに、ねえ?」
134 = 96 :
あげ
135 = 94 :
女「…っやッ!」 ガッ!!
男「うぶはッ!?」 ズガシャアアアッ!!
女「ふっふーん♪まーた体術は私の勝ちね」
男「いやあ、やっぱ大佐、半端なく強いっすわ」
女「ほっほっほー、アンタが軟弱なだけじゃない?」
男「これでも結構同期の中では強い方だったんですが…」
女「ま、アンタがピンチになったら私が守ってアゲルからさ」
男「うわー…何というプライド潰し…」
女「弱い方が悪いのよ?悔しかったら私に勝つことね」
男「はいはい、分かりましたよーだ」
女「…絶対に、アンタだけは守るから。守りたいから…守ってあげたかったから」
男「…何か言いました?」
女「うーうん、何でも。さ、第2回戦よ」
男「え゛え゛ッ!?まだやるんすか!?」
136 :
本当にしょうもない教師ならそれほど嵐を言う首相
138 = 94 :
男「…大佐」
女「どうしたの?」
男「いやあ、>>125で見つけたジープを整備してるんすけどね、どうもダメっぽいんすよ」
女「…使えそうにない?」
男「エンジンがね、完全にイカれてます」
女「あっちゃー…直りそうもない?」
男「んー…あそこまでヒドイとさすがに…ただね、ちょっと気になることがあるんです」
女「気になること?」
男「>>125でジープを見つけた時はね、直りそうだったんすよ」
女「…どういうこと」
男「いいすか、驚かないでくださいね」
女「う、うん…」
男「あのジープのエンジン、>>125以降に何者かによって故意に壊されています。確実に」
140 = 94 :
女「故意…どういうこと?」
男「言葉通りです。見つけた時はあんなんじゃなかった…とすると、誰かが壊したとしか思えない」
女「で、でも…私たち、ここ1ヶ月間くらい戦闘も起こってないし…何より生存者や住民にすら1人も…」
男「そう…なのに明らかに人為的に壊されている…ってことはつまり…」
女「もしかして、この前線基地の付近に、生きた何者かが潜んでいるってこと…?」
男「少なくとも『ジープを故意に壊した人間』がこの前線基地の近くにいるのは確実でしょうね」
女「…て、敵…?」
男「…分かりません、ただ…あのジープが動くとマズイと感じている者がいるか、あるいは愉快犯か…」
女「…はあ」
男「………どうします?」
女「どうするって…これが敵だと仮定して…戦闘準備を整えて警戒するしかないわよ…」
―――この束の間の平穏を破壊しようとする何者かに備えて…。
141 = 94 :
少々休憩
また戻る
143 :
でも、やつには、そのはずと姉に実況な無し
144 = 137 :
ほ
145 = 137 :
>>1よ来い
146 = 96 :
>>1でなくてもいいから誰か書き手来い
147 = 94 :
男「…どうぞ」
女「…飲み物?」
男「雑草のお茶です。あ、もちろん飲めますから安心してください。
苦いですけど、心が落ち着きますし、疲れも取れます」
女「うん…」
男「元気ないっすね」
女「別に怖いわけじゃないんだけど…」
男「ええ、それは分かってます」
女「でも…何だか…」
―――妙に引っかかりを覚えるのはなぜだろう?
男「…何が気になっているんです?」
女「ねえ、なんでジープのエンジンを壊すとか、そういう間接的な攻撃なんだろう?」
148 = 110 :
見てますよとROMってる人に代わり支援
149 = 94 :
女「だってさ、ここ戦場だよ?殺したモン勝ち、殺されたモン負け、違う?」
男「まあ、そうっすよね」
女「敵方がたまたま発見した壊れかけのジープのエンジンを改めて壊すって…何その陰湿な攻撃」
男「………」
女「ねえ、本当に壊されたの?」
男「見たでしょう、大佐も。あれは完全に壊れてますよ」
女「本当に故意?たまたまじゃない?」
男「あれはどう見ても人為的なものです。自然劣化ではああはならないっすから」
女「うーん…」
男「まあでもまだ敵だと決まったわけじゃあありません。
もしかするとこの地域の現地住民かもしれないですし」
女「だといいけど…」
150 = 94 :
女「……はあ」
―――平穏は長くは続かないのは分かっていたけれど。
女「やっぱりまた戦闘が始まるのかな?」
―――この地に出兵してきてすぐの戦闘で、私とアイツを除いた全員が命を落とした。
女「あれは…やっぱり私の責任だよね」
―――だって指揮官は私だから。
女「…すべては私の責任」
―――だからこそ、指揮官として守らねばならない。
女「アイツの…アイツの命だけは…」
―――指揮官として…でも、それは本当に指揮官としてだけ?
女「…っ」
みんなの評価 : ☆
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