元スレ新ジャンル「内気な八百屋」

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101 :

もう書き溜めてあるの？

102 = 1 :

女「……いただきます…」
男「あれ？今日は肉や魚も入ってるんだな」
女「…バランス……大事…」
男「今まで『八百屋として』とかって…」

女「時には負けを認めるのも……必要だから…」

男「え？野菜は肉に負けるってこと？」
女「……違う…」
女（…おっぱい的な意味……）

103 = 1 :

女「いらっしゃいませ、今日は大根が安いですよ」
女「見てください、この白く艶のある肌」
女「まるで奥さんのようじゃありませんか」
女「え、お買い上げですか、ありがとうございます」
女「こんな美人に食べられるなら、大根も幸せでしょう」
女「人参も？ありがとうございます」
女「ありがとうございました、またおこしくださいませ」

男「さっきから鏡に向かって何言ってんだ？」
女「！？……い、いつから…」
男「『いらっしゃいませ』から」
女「…ぁぁぁぁあ……」

104 = 1 :

男「………よ」
女「……元気ない…？」
男「いや、実はな……もうここに買い物これないかもしれない」
女「……それは仕方ない…今は不況………学校で会える…」
男「……………」
女「…………？」

女「引越し……？」

107 = 1 :

父「引っ越すのか？」
男「はい、親の都合で」
女「……………」
父「いつ頃だ？餞別をくれてやらねぇとな」

男「急なんですけど、明後日です」

父「本当に急な話だな。……ほら、女。お前は何かねぇのか？」
女「…………」
男「女？」

女「………やだ……」

108 = 1 :

女「嫌！！やだ、やだ…！！」
男「女……」
父（…………）

女「何で……？何で行っちゃうの…！？やだよ……！！」

男「いや、でも……」
女「離れるなんて……やだ……絶対、嫌」
男「それは俺だって嫌だけどさ…」
女「……………」

109 :

私怨

110 = 1 :

女「……どうしても……？」
男「…………」
女「……私、部屋に行く…」

父「今まで聞いた中で、一番デカイ声だったな」
男「………はい」

父「好きなものの為には、人間ってのは頑張れるもんだ」

男「…………」
父「野菜とお前さん、アイツにとって両方大切なもんだろうな」
男「……今日は帰ります」
父「また来るのか？」

男「……はい」

111 = 1 :

女（……いなくなる…）
女（男君が…いなくなる……？）
女（後、二日で……）
女（……どうすれば…いいのかな…）
女（……………）

父「母さんが居ないからどうなるかと思ったが……」
父「きっちり女らしく育ってやがったな」

112 :

がんば>>1

113 = 1 :

男「……どうも…」
女「……あ、男君…」
男「…………」
女「これ、餞別……はい」

男「重っ！！何だこれ！」

女「ウチの野菜……美味しそうな奴」
男「……カボチャとかまで入ってる…」
女「これ食べて……向こうでも、元気で」

女「……元気、で……っ…」

男「……うん、頑張るよ」

114 = 1 :

女「…じゃ、お客さん来たから……」
男「うん、じゃあな」
女「……あ、ちょっと待って…」
男「え？」

女「また会える？」

男「また会えるよ」
女「……ありがとう」

女（…本当は、離れたく…ない…）

116 = 85 :

10分は平気だよね
保守には間隔が短すぎるか

117 = 1 :

女「……ありがとうございました…」
父「女」
女「？」
父「店は俺が出るから、お前は部屋行っていいぞ」
女「……え…」
父「行け」
女「…………ありがとう…」

（ﾊﾞﾀﾝ）

女「ぅ、ぅあ……うあぁぁああ！！」

女「男君男君男君男君！！」

女「行かないでって……言いたかったよ……！！」

女「うっく……うぇ………うぁあ…」

118 = 1 :

女「…………」
父「……おい、ありゃあ…」
女「………男君……？」

男「…どうも……」
女「……な、何で……傷だらけだけど…」
男「何とか親を説得しました…」
女「……何で…？」
男「…………」
女「……………？」

男「そりゃあ、普段表情見せない子が泣いたからだよ」

女「！」

119 = 53 :

しえん

120 = 1 :

父「歯の浮くような台詞言ってる場合か？これからどうすんだ」
男「……まあ、両親は元々あまり家に居なかったんで…料理は何とか」
女「……………」
父「宿は？」
男「それが問題なんですよね……」
父「おいおい、一番大事なとこだろうが」
男「んー……まあ、ゆっくりと…」

女（じー）

父「何だよ、その目は」
女（じぃー）
父「み、見るんじゃねぇよ」

女「じぃぃぃぃぃぃいー」

父「口で言ってるじゃねぇか！！」

121 = 1 :

父「何と言われようと駄目だ」
女（じー）
父「見つめても駄目だ！！ウチにはもう一人養えるような余裕はねぇ！！」
男「そりゃ……そんなこと考えてませんよ」
父「じゃあ何か当てはあんのか？」
男「それも無いですけど……」
女「…………」
父「まあ……」

父「ウチは養う余裕はねぇが……住み込みのバイトを雇う余裕くらいならあるぜ」

女「……やった…」

122 = 1 :

男「……えーっと…これでいいですか」
女「……似合う」
父「前掛けはもうそれしか無いからな。汚すなよ」
男「はいはい……」
女「…一緒に…頑張ろ…？」
男「ああ、そだな」
父「それと、もう一つ条件だ」
男「へ？」

父「女の料理を手伝え」

男「ああ…それは俺も考えてました」
女「…………？」

126 = 1 :

男「いらっしゃいませー！」
女「……ませー」

男「はい、これとこれですねー」
女「……440円です…」

男「ありがとうございました」
女「……ござました…」

父（どっちがバイトだかわからねぇな……）

128 = 1 :

父「じゃあ、俺はもう寝るぜ」
男「……入った日から思ってるんですけど、寝るの早くないですか？」
父「馬鹿野郎、気を使ってやってんだろうが」
男「え？」
父「その、お前らだってあるだろう。若い恋人同士が一つ屋根の下だからな」

男「恋人同士？」

父「……あ？」
男「誰と誰が恋人同士なんですか？」
父「お前と女に決まってんだろうが」
男「……いや、別に付き合ってませんけど…」
父「何だとぉ！？」

130 = 1 :

父「付き合っても居ない女の家に転がりこんでんのか！？」
男「す、住み込みのバイトです」
父「……はー……たまげた…」
男「こっちの方が驚きましたよ」
父「じゃあその……寝てねぇのか」
男「女は毎晩ぐっすりですよ」

（ﾊﾞﾀﾝ）

女「……ｽｰ…ｽｰ…」
男「今日も熟睡か……寝よう」
女（……今日も何もしないのかな…）
男「……ｸﾞｰ」
女（私も寝よう…）

131 :

なるほど

132 = 1 :

肉屋「やっほー。本当にここに住んでるんだ」
男「まあ……色々あって…」
肉屋「ふーん……まあいいけど。白菜ね」
男「はいはいはい」
女（……眠い…）

肉屋「女ちゃんも気をつけてね。後で泣くのは女性の方なんだから」

男「どういう意味だそれは」
肉屋「言葉の通りの意味だけど」

133 = 1 :

（素敵なアウトドアライフを過ごしてみませんか！？）
女「……あうとどあ…？」
（普段は奥手な彼と急接近する可能性も…）
女「…ふむふむ……」
（皆で楽しいバーベキュー！取れたて野菜の新鮮なこと！）
女「取れたて野菜のバーベキュー……」
（キャンプの時には○○キャンプ場へ！）

女「キャンプ行こう……」
男「いきなり何だよ」

135 = 1 :

男「そもそも二人で行くのかよ？」
女「私、男君、肉屋さん、魚屋さん……四人…」
男「い、いやいやいやいや！！それはマズイだろ！」

女「……どうして…？」

男「だ、だってテントだって一つしか無いし」
女「……失敗したら立て直せる……」
男「テントの心配してる訳じゃないんだよ！」

136 :

俺が全裸でアップを始めました

137 = 1 :

肉屋『キャンプー？男君が僕を襲わないってんなら行くけど』
魚屋『男君とキャンプだと！？行くに決まってるじゃあないか！』

女「二人共……行くって……」
男「ま、待て。店はどうすんだよ」
女「…次の土日は……出荷なんたらで…休業…」
男「いやでも……」
女「……私とキャンプ…行きたくない…？」
男「う」

139 = 1 :

肉屋「わあー！本当に川あるよ、川！！」
魚屋「無かったら困るだろう、逆に」
男「結構山奥だな……というか、少しは荷物持ってくれ」
肉屋「頑張れ男の子！」
男「はあー……」

女「私……持つ…？」

男「いいよ、無理しなくて。ありがとう」
肉屋「泳ごう！泳ごうよ！」
魚屋「お前には疲れというものがないのか」
肉屋「無い無い！下に水着着てきたりしてるもんねー」
女「……胸が…」
肉屋「え？」
女「何でもない……」

140 = 1 :

魚屋「な、何だ。ジロジロ見るな」
肉屋「相変わらずええ乳しとるのぅ」
魚屋「そ、そんなことよりほら！魚が泳いでるぞ、釣りでもしよう！」
肉屋「うるさい揉ませろー！！」

魚屋「ば、馬鹿！水着の中に手を入れるなぁ……っ！」

女「……楽しい…」

（ｶﾝｶﾝｶﾝｯ）
男「テント立てって案外難しいな……」

141 :

俺のテントは～ってレスしたら負けだとおもった

142 = 1 :

魚屋「全く……私の胸はお前が遊ぶ為にあるんじゃないぞ」
肉屋「男君に遊ばれる為にあるのかなー？」
魚屋「そうだ」
肉屋「うわー……否定しないんだ」

女「………お魚……あっ」

（ﾎﾞﾁｬｯ！）

肉屋「わあー、女ちゃんがコケたぁー！！」


（ｶﾝｶﾝｶﾝｯ）
男「あれ、こうじゃないか……こっちか」
男「あー、はいはい。わかったわかった」
（ｶﾝｶﾝｶﾝｯ）

143 = 1 :

魚屋「疲れた……」
女「蕗の薹見つけた……後で食べよう…」
男「テント……出来たぞ…」
魚屋「とりあえず荷物を置こうか」
女「重い……」

肉屋「はいっ」
男「缶ジュース？」
肉屋「労働ご苦労様。疲れたでしょ」
男「はあ……俺の苦労は120円の価値か…」肉屋「あははー、まあ僕からの気持ちってことで」
男「いただきます」
肉屋「どうぞー」

144 = 1 :

一応修正……

魚屋「疲れた……」
女「蕗の薹見つけた……後で食べよう…」
男「テント……出来たぞ…」
魚屋「とりあえず荷物を置こうか」
女「重い……」

肉屋「はいっ」
男「缶ジュース？」
肉屋「労働ご苦労様。疲れたでしょ」
男「はあ……俺の苦労は120円の価値か…」
肉屋「あははー、まあ僕からの気持ちってことで」
男「いただきます」
肉屋「どうぞー」

146 = 85 :

たまには>>1以外がレスをする
それも悪くない　　はず

148 = 1 :

男「……待て」
肉屋「ん？」
男「既に開いてるんだが」
肉屋「あ、ああ……ごめん、ちょっと、一口だけ飲んじゃった」
男「…………」
肉屋「まあ、男君はそんな細かいこと気にしないよね？」
男「……気にしないことにするよ」

肉屋「……ま、僕は気にするけどね……」

男「へ？」
肉屋「何でもないよー」

>>146
個人的にはドンドンしてくれた方が嬉しい。新ジャンルスレだしな。

149 = 124 :

むしろ新ジャンルに「>>1」はいらない

150 = 141 :

>>149

このツンデレめ

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