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    元スレ京太郎「死んでも生きる」良子「死んでも一緒」

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    51 = 1 :



    ―――【ホテル:部屋】


    京太郎「テレビのチャンネルは変えれた」

    良子「はい」

    京太郎「戒能さんと手を繋げば案外なんでもできると思ったんだけど」

    良子「そうですね……しかし」

    京太郎「う~ん、物を持ち上げたりとかは無理かぁ」ハァ

    良子「そのようですね」


    京太郎(しかしまぁ……こう、こんな美人と手をつなぐのは)

    良子(しかしまぁ……こう、こんな少年と手をつなぐのは)


    京良(慣れない……)ドキドキ

    52 = 1 :


    ここまで!

    次回、ちょっと話が進んだり進まなかったり
    っても順調、今のとこ順調に淡々と話が進んでるゾイ

    シリアスやってる一方仲良くお手て繋いでる二人であった

    そんじゃまたー

    53 :

    乙です
    かいのーさん可愛い

    54 :

    おつ
    右手で戒能さん掴んで左手でテレビのチャンネル変えるとかは出来たけどリモコンは持ち上げられなかった感じなのか

    55 :

    乙ですのだ!!

    56 :


    これで透明人間プレイが捗るな!
    にしても咲さんが良い

    57 :

    咲が異様なまでにポジティブだな。
    カラ元気でないといいけど。

    58 :

    良いね

    59 :


    おっし再開!

    京ちゃんと良子さんどこへ行く!

    60 = 1 :



    ―――翌日【ホテル】


    京太郎「さて、行きますか」

    良子「ええ、これで須賀くんが元の身体に戻れれば結果オーライ」

    京太郎「無理だったなら?」

    良子「また別の手を探すのみ、ですね」

    京太郎「……付き合ってくれるんっすね」

    良子「乗りかかった船、ですからね」フッ

    京太郎「やっぱ優しいっすね」ハハッ

    良子「……」

    京太郎「なんか後ろにヤバそうなの出さないでください」

    良子「目上の人間をからかうのは良くないですね?」

    京太郎「あ、はい」

    61 = 1 :



    ―――【ホテル】


    京太郎「で、どこに行くんです?」

    良子「すぐ近くのカフェに……そこにいるそうです」

    京太郎「霊媒師とか? お祓いはさすがに怖いんですけど」

    良子「その類ではないでしょう。ただそちらの道に精通している方です」

    京太郎「へぇ~まぁなんでもいいや、視えるならそれでなによりだし」

    良子「そうですね、私だけが見えている相手……」

    京太郎「……精神異常の可能性もありますね」

    良子「あまり怖いことを言わないでください」ジト

    京太郎「そりゃ失礼……でも人間が目の前で撥ねられるシーン見たらトラウマになりそうなもんだけど」

    良子「まぁ多少はこたえましたよ?」

    京太郎「……なんかすんません」

    良子「胸を張りなさい、貴方は素晴らしいことをしたんです」

    京太郎「……優しいなぁ」ポンポン

    良子「……」

    京太郎「……あ」

    良子「なっ!? なにをっ!?」

    京太郎「ちちち、違うんです! これは幼馴染によくやる!」

    良子「親の声より聞いたタラシの言い訳ですね!」

    京太郎「親の声もっと聞け!」


    (なに一人で喋ってんだあの美人……)

    (かわいそうに頭がおかしいのね)

    62 = 1 :



    ―――【ホテル前】


    良子「まったく」ムスッ

    京太郎「ははは、すみません……ついつい」

    良子「ああいうのは控えてください、私にだけはその、触れられるんですから」

    京太郎「ですよね……ちょっと、恐かったりしませんか?」

    良子「……大丈夫、です」コクリ

    京太郎「……すんません」

    良子「貴方がそんなことをするような人じゃないのは、わかってきたつもりですから」

    京太郎「あはは、そりゃなにより」

    京太郎(他人に知覚されないのにこう、触れられるって案外ヤバいんじゃ……)チラッ


    良子「さて、このあとは」タユン

    京太郎(い、いかん! いかんぞ!)

    良子「……どうしました?」

    京太郎「あ、いやなんでも!」

    良子「?」

    京太郎(いかん、気を付けろよ俺……前に胸への視線を感じるって和に言われただろうが!)

    63 = 1 :



    ―――【インターハイ会場】


    「……」

    「ふぅ、よーやく個人戦開始って感じだね」

    まこ「おんしはリラックスしすぎじゃ」

    「え~変に緊張しすぎるよりは良いじゃないですかー」

    美穂子「なんだか雰囲気、変わった?」

    「え、そうですか?」

    「……よし、がんばってねみんなとも!」

    まこ(ちったぁましになったか)


    「できる限りの努力はします。そして優勝を……須賀君に報告してみせます!」グッ

    「オーやる気満々だね」

    「もちろん!」

    優希「のどちゃんが京太郎のために頑張る!?」

    「別にためってことでは、てか勘違いしないでくださいね!?」

    優希「おのれ犬ぅっ!」

    「だから勘違いで……」

    (ああ、でも思い出しますね、前のこと……)

    64 = 1 :



    ―――1月前【清澄高校:麻雀部部室】


    優希「暑いじぇ~」ハタハタ

    「全然涼しくならないわね」ハァ

    まこ「いっそプールでも行くかぁ」

    京太郎「いいっすね!」

    まこ「……魂胆はわかっとるぞ」ジトー

    京太郎「うっ」メソラシ

    「そんなに私の身体が見たかったんだ京ちゃん」

    京太郎「違う」

    「しょうがないなぁ、それじゃあいく?」

    京太郎「違うって」

    「それとも、今すぐ?」

    京太郎「違うってんだろ!」クワッ

    「私だってなにが悲しくて京ちゃんに肌さらさなきゃなの!?」クワッ

    京太郎「知るか!?」クワワッ

    「暑い!!」クワワッ

    京太郎「知るかぁっ! てかこんなことやってるとまた暑く……」

    「本当、さすがに暑いですね」

    京太郎(おっぱいでっかい……汗が、汗でちょっとすけ……)ジー

    「……」ジー

    京太郎(あぶね)メソラシ

    (須賀君、今……私の胸、見て……)キュン

    京太郎(バレるとこだった)

    「須賀君……」

    京太郎「え、ど、どうした?」

    「わかりますからね? 見てるって」

    京太郎「え……」

    「胸への視線、感じますっ」カァッ

    京太郎「……す、すまん」

    「いえっ」フイッ

    (い、勢い余って大胆なことを!)マッカ


    京太郎(怒られた)

    (ざまぁ)

    京太郎(殴るぞ)

    65 = 1 :



    ―――【ホテル近くの喫茶店】

    カランカラン


    京太郎「おおー良い雰囲気」

    良子「同意しますが……早く入ってください」

    京太郎「おっと、そうだった、そのまま閉じられると俺が外に放り出される」スッ

    良子「さて、目的の人物は……」

    京太郎「あ~あのおばあさんですか?」

    良子「ビンゴ」

    テクテクテク

    良子「ハロー」

    ??「来たね戒能、ご丁寧に連れて」

    良子「やはり視えますか、ええ……彼が須賀京太郎」

    京太郎「え、視えてる!? 凄い! 戒能さんに次いで二人目!」

    良子「京太郎……彼女が熊倉トシ、今回の件で協力してくれる方です」


    トシ「よろしく、須賀京太郎……京ちゃんってとこかね?」

    京太郎「うっす、よろしくお願いします熊倉さん!」

    良子「手っ取り早そうなので、さっさと話しを進めてしまいましょう。マッハで」

    66 = 1 :



    ……


    トシ「ん、大体の事情は呑み込めた」

    京太郎「すげぇ」

    良子「その道に精通する者だと言ったでしょう?」

    京太郎「はい、これなら俺、生き返れる!?」

    トシ「ん~無理ではないだろうね」

    京太郎「っし!」グッ

    トシ「ただ」

    京太郎「?」

    トシ「タイミングってものがあるからね、何事にも」

    良子「つまりは?」

    トシ「……あたしの方でも動いてみる。生きてるのに霊になるなんざ珍しい事象だからね」

    良子「生霊とかとは違うんですか?」

    トシ「別段強い想いがあって化けて出たとかではないしねぇ……幽体離脱に近いんじゃないかい?」

    京太郎「これが幽体離脱」

    トシ「ただ幽体というより物理法則が生身に近いのも気になる」フム

    良子「貴女にもわからないことがあるとは」

    トシ「人間、わからないことの方が多いもんさ、とりあえず新しい情報とかが入ったら連絡するよ」

    良子「イエス」コクリ

    京太郎「ありがとうございます!」バッ

    トシ「あんま力に慣れてないから構わないさ」

    京太郎「いや、ちょっとは希望が持てました!」グッ

    トシ「……そうかい」フッ


    良子「良かったですね、須賀君」フッ

    京太郎「はい!」ニッ

    67 = 1 :


    今回はここまでー

    着々とかいのーさんと仲良くなってくよ!

    そんじゃまたー

    69 :


    今回は全員まともと思わせといて視線(で)感じる和さん流石っす

    70 :


    咲さんと本当仲良くて笑う

    71 :


    このタイミングで投下を仕掛けたという事実は古今例がない(大嘘)

    ってことで投下開始ー

    母親キャラも増えて来てイッチほくほく
    竜華のおかーさんもええなー

    72 = 1 :



    ―――【街中】


    京太郎「~♪」

    良子「上機嫌ですね」クスッ

    京太郎「いやぁ、そりゃもう! にしても幽体離脱、かぁ」

    良子「……生き返って好きにできるようになってもアダルトなことに使ってはいけませんよ」ジト

    京太郎「なっ、使いませんよ!?」

    良子「ジョークです」クスッ

    京太郎「よ、よかったぁ」ホッ

    良子「同じルームで過ごしててなにもありませんからね、触れられるのに」

    京太郎「……触れられるって凄いっすよね、しかも戒能さんにだけ」

    良子「私と須賀君になにか関係が?」

    京太郎「生き別れの姉弟とか?」

    良子「おもしろい発想ですね、そしたら貴方のご両親もわかるんじゃ?」

    京太郎「確かに、やっぱ事故現場関係ですかね?」

    良子「……貴方が助けた少女、覚えてますか?」

    京太郎「……ないです」

    良子「ないんですか?」

    京太郎「えっと、そういうこと考える暇もなくて」

    良子(考える前に行動、なんというか……)クスッ

    京太郎「か、戒能さんは憶えてないっすか?」

    良子「ないです」

    京太郎「ええ~」

    良子「こちらもその、眼を逸らしてそのままでしたから」

    京太郎「……あ、やっぱさすがに目を逸らしたりはするんですね」

    良子「なんだと思ってるんですか」

    京太郎「いや、やっぱ女の子なんだなぁと」

    良子「……べ、別にそういうのに男女は関係ないと思います」フイッ

    京太郎「あはは、そうっすよね」

    73 = 1 :



    良子「そういえば、個人戦はよかったんですか?」

    京太郎「今から、間に合いますかね?」

    良子「ええ、おそらく」

    京太郎「よし、なんとか言ってみるか!」

    良子「なんとかもなにも、行きますよ」

    京太郎「……え?」

    良子「え?」

    京太郎「……一緒に来てくれるんですか?」

    良子「当然でしょう、私と一緒に行動しなければ不便も良いとこでしょうし」

    京太郎「……ありがとうございます」ニッ

    良子「乗りかかった船ですって……あまり気にしないでください。それに宮永とも会ってみたい」

    京太郎「咲と?」

    良子「……ええ、私がディフィートした宮永の妹と」

    京太郎(……照さんに勝ったの、割と自慢なんだなぁ)

    74 = 1 :



    ―――【インターハイ会場:ロビー】


    ザワザワ


    京太郎「やっぱ戒能さんが入ってくるとざわつきますね」

    良子「まぁ」ボソボソ

    京太郎(いつもよりボソボソ喋ってるのは気を遣ってるのか)

    良子「……これでもスターの端くれですからね」

    京太郎「新人賞取った大物じゃないっすか」

    良子(今度、麻雀でも教えてあげますか)フッ


    はやり「はやや~良子ちゃん発見~」

    良子「ああ、はやりさん」

    京太郎(アイタタ)

    はやり「ん、邪気が」キュピーン

    良子「気のせいでしょう」

    京太郎(こえー!)

    はやり「見に来たの?」

    良子「ええ、少し気になって……」

    はやり「いやぁ、特に大波乱ってこともなかったよ」

    良子「それは残念です」

    京太郎「……」キョロキョロ

    良子「……清澄は?」

    京太郎「!」ウンウン

    はやり「ん~宮永ちゃんと原村ちゃん、両方とも残ってるかな」

    京太郎「っし!」グッ

    はやり「あの二人、気になる?」

    良子「ええ、それなりに……」

    はやり「あ、噂をすれば」

    良子「え……」

    京太郎「あ……」


    「あ」

    良子「……は、ハロー」

    「あ、あいんふぁいんせんきゅー」

    京太郎「っ~~!!」ゲラゲラ


    (むっ、まるで京ちゃんに笑われているかのような不愉快感!)

    75 = 1 :



    京太郎「はぁっ、はぁっ……」ゼェハァ

    良子(笑いすぎでしょう)

    京太郎「つかれた~」


    良子「その、お疲れさまです」

    「はい、ありがとうございます」ニコッ

    「戒能プロ……確か、須賀君の知り合いと」

    良子「ええ」コクリ

    (須賀君好みのお姉さんですか……ですが、私の方がおっぱい大きいです!)

    良子(む、邪気が)

    京太郎(相変わらずたまらん胸だぜ)


    「須賀君の……」シュン

    まこ(名前が出るだけで落ち込むとは、よっぽどじゃなこいつ)

    「だから部長、放っておけば起きますって」アハハ


    良子(よっぽど信頼されてるのか、心配されてないのか……)

    京太郎「……」

    良子(ショック受けてます?)

    76 = 1 :



    「さて、それじゃ戻りますか」

    「あ、そうね」コクリ

    まこ(重傷じゃな)ハァ

    (なんとかしてください)

    まこ(できるか)

    (え~)

    「目と目で通じ合わないでください」

    はやり「確かに色っぽいね☆」

    良子「は?」

    はやり「……これがジェネレーションギャップ」グフッ


    良子「終わってしまったようですし、行きますか」

    京太郎「あ、はい」

    はやり「ん、私も行くの?」

    良子「え?」

    はやり「え? さっきからなに? いじめ?」

    良子「え……あ、いいえ、失礼、なんでも」

    はやり「???」

    良子(ついつい普通に話してしまいました)

    京太郎「ごめん良子さん」

    良子「……とりあえず、私はこれで」ペコリ スタスタスタ

    京太郎「またなみんな! 必ず生き返るからな!」グッ


    「なんか疲れてるのかな?」

    (やはり須賀君の件で? それほど仲がいい? いえ……でも私の方がおっぱい大きいです!)

    77 = 1 :



    ―――【インターハイ会場:外】


    良子「さて、このまま帰りましょうか」

    京太郎「仕事とかないんですか?」

    良子「運良くないですね」

    京太郎「良いんだ……」

    良子「ワークはあるにこしたことないんでしょうけど……今は須賀君の方が優先ですから」フッ

    京太郎「戒能さん!」パァッ

    良子(……らしくないことを、いってしまいました)カァッ

    京太郎「あ……あれは阿知賀の」

    良子「ああ、例の」

    京太郎「和の幼馴染っていう高鴨さんと松実さんと新子さんか……」

    良子(なるほど、強い……)

    京太郎「と、松実姉妹の……お姉さん?」

    良子(松実宥……知ってはいましたがやはり胸好きですね須賀君、まぁ見る以上しないので良いでしょうけど)

    京太郎(うおぉ、さすがのおもち)


    テクテクテク


    良子(ふむ、特に声などかけられることもなく、ですか)


    穏乃(戒能プロだ!)

    (プロだ……)

    (戒能プロ、さすがのおもちですのだ!)


    良子(ん、少しばかり邪な気配)チラッ

    京太郎「……?」キョトン

    良子(須賀君じゃ、ない?)

    京太郎(にしても松実姉妹って二人だよな、二人の後ろの似たもう一人、誰だ?)

    79 = 1 :



    ―――【駅:ホーム】


    良子「それにしても、落ち込んでるように見えたのはリーダーの竹井久のみでしたね」

    京太郎「あんまり気負われてもあれなんで丁度良いですよ」ハハッ

    良子「良いんですか?」

    京太郎「ま、気にしてないように見えて気にしてくれてるのもわかりましたし」

    良子「そう、だったんですか?」

    京太郎「ええ、染谷先輩だって優希だってどこか違ったと……思い、ます」

    良子「原村さんは?」

    京太郎「う、うう~ん、あんまり好かれてないんかなぁ俺」

    良子「……まぁなんていうか、私は協力しますからね」

    京太郎「戒能さんマジ天使!」グッ

    良子「……か、からかわないでください」

    京太郎(かわええやんけ!)

    80 = 1 :


    今回はここまでー

    なんか見えた気がするぜ!

    そんじゃまたー

    81 :


    まさかの親同伴

    83 :


    姉妹の後ろにいるよく似た美人は晴絵かな?(すっとぼけ)

    84 :


    イッチのスレでは珍しくヒロインレース出そうなのどっちだ
    てか松実のお母さんが…

    86 :

    >>85
    いい加減sage覚えろよ

    87 :

    すまぬ

    88 :


    夜は焼肉っしょー!(再開!)

    久々な感じ

    89 = 1 :



    良子「ところで」

    京太郎「はい?」

    良子「満員電車に乗った場合、あなたはどうなるんでしょう」

    京太郎「人間を動かしたりする力はないし、弾かれるんじゃ?」

    良子「じゃあ空いてる時に乗っていて、そのあとから人がどんどん入った場合は?」

    京太郎「……やる気にはなれないですね」

    良子「……電車、やめておきますか」

    京太郎「いや、大丈夫ですからどうぞ」

    良子「なにかあったら、責任取れませんよ」

    京太郎「元に戻るヒントになるかもしれません」

    良子「そうですか、では……」コクリ

    キィー プシュー

    良子「乗りましょう」

    京太郎「地味に混んでますね」

    良子「潰されないようにしてくださいね」

    京太郎「うっす!」

    90 = 1 :



    ―――【車内】


    京太郎「苦しぃ……」

    良子(京太郎、潰されていない。いや普通に押されているけれど、あの位置だけ間違いなく全員視えていないはず……)

    京太郎「ぐおぉ~潰れそうで潰れない~」

    良子(フィジカルが関係ありそうでなさそうな……どういうことなんでしょうか、オカルトですね)

    京太郎「よ、良子さん大丈夫ですかぁ~」

    良子「……」コクリ

    京太郎「そ、そりゃなによ……りで、ご、ございま、す……」

    良子(死にませんよね、あれ)

    スッ

    良子「!」ビクッ

    良子(よ、よもやこんな展開があろうとは……)

    ススッ

    良子(くっ、人のレッグを不躾に撫でて……)

    サワッ

    良子(ひっ!)

    京太郎「ぐおぉ~つ、潰れるぅ」

    良子(つ、次で降りたいっ……で、でもどうやって……す、須賀君を置いていくことになってしまい、ますし)

    ナデナデ

    良子「っ」

    良子(……す、須賀君)オロオロ

    京太郎「う、動けぬ……」

    良子(む、無理、そうで……)

    91 = 1 :



    京太郎(あれ……戒能さん、様子おかしい……てか、あれ)

    良子「……」

    京太郎「……」


    ガタンッ プシュー


    京太郎「ッ~~~!!!」

    良子「お、降りますっ!」

    「チッ」

    京太郎「待てやこの野郎ォォォ!」

    良子「ッ!?」ビクッ


    京太郎「ウオォォラアァァァッ!」

    ガシッ

    良子「!?」

    「うわっ!?」

    京太郎「歯ぁくいしばれェッ!」

    良子「す、須賀君っ!?」

    ドッ

    「おごっっ!?」

    ドサッ

    良子「……え」

    京太郎「はぁっはぁっ……」

    プシュー

    京太郎「……あれ?」

    92 = 1 :



    ―――【ホテル】


    京太郎「ぐぬぬ!」

    良子「ダメ、ですか」

    京太郎「はい、リモコン一つ持ち上がらない」

    良子「なぜ先ほど、その……あの男性にアタックできた、のかですね」

    京太郎「う~ん」

    良子「助けてもらったのは事実ですしその……センキュー」

    京太郎「ああ、いえいえ」

    良子「その、頼りになるところ、あるんですね」フッ

    京太郎「でも今は、どうにも……」ハァ

    良子「なぜ、先ほどは……」

    京太郎「あれですね!」

    良子「?」

    京太郎「戒能さんへの愛のなせる業!」グッ

    良子「……」

    京太郎「……」

    良子「ふぇあっ!?」カァッ

    京太郎「あれ、失敗しました?」

    93 = 1 :



    良子「じょじょじょ、冗談でもっ! そのっ!」

    京太郎「あ、あはは、まさかこの手の冗談が効いてしまうとは……」

    良子「誰が年齢=ボーイフレンドいない歴ですか!」クワッ

    京太郎「そこまでは言ってない」

    良子「はぁっ……はぁっ……」

    京太郎「えっと、なんつーか、すんません?」

    良子「ま、まったくですっ」フイッ

    京太郎「えっと、その、まぁ男子高校生のおちゃめな」

    良子「お茶目で私がどれだけ焦ったと」

    京太郎「こうして一緒にいると、かわいいとこ一杯あるんですね」ハハッ

    良子「だ、だからっ!」

    京太郎「あははっ、もうしません、はい」

    良子「本当でしょうね?」ジトー

    京太郎「……たぶん」メソラシ

    良子「……せっかく麻雀教えてあげようと思いましたけどもう教えません」フイッ

    京太郎「えっ!? そ、そこをなんとか!?」

    良子「ダメです」

    京太郎「戒能さん! 戒能さま! なんでもしますから!」

    良子「ん、今なんでもって」

    京太郎「で、できる範疇で……」

    良子「……それじゃあ」

    京太郎「……」

    良子「絶対、生き返ること、生身で私と麻雀をすることです」

    京太郎「……はい!」


    良子(まぁ助けてもらいましたし……良い子、ですしね)フッ

    京太郎(ああ、やっぱ良い人だなぁ……)


    良子(というよし私はまたらしくないことをっ)カァッ

    94 = 1 :


    ここまでじゃー

    ちょっとずつ進んではいる
    進んではいるんだよ、かいのーさんとの関係とか

    生き返れ生き返れ……

    95 :

    乙です
    コメディから一転男を見せたなあ

    96 :


    今回ので多少仲が進展した感じか?

    97 :

    愛があれば一発やれる事が証明されたな

    98 :

    http://twitter.com/OnumaYuichi/status/936913398893133824

    実写版京太郎見たかったわ~
    個人的に京太郎の俳優は窪田正孝のイメージ

    99 :

    京太郎スレ読んでる人ぐらいしかもう京太郎のことそこまで気にしてないけど小沼監督は京太郎を出さなかった理由を説明してるしいつか出したいとも言ってるから好き

    100 :


    ブゥンッ!(再開!)

    いつか出したいとは言ってるけどスポンサーの意向がなぁ
    これはしょうがない


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