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    元スレ志希「魔薬! 『ツマニナール(妻になる)』を投薬しまくるよ♪」

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    101 :

    起きろ

    102 :

    寝るな!寝たら死ぬぞ!!

    104 :

    ケース5. 宮本フレデリカ

    (事務所)

    フレデリカ「はぁい☆ ボン・ジョビ~♪」

    P「もしかして、それ挨拶?」

    フレデリカ「フランス流の挨拶だよ☆ それ以外に何かあるかな?」

    P「アメリカのロックバンドだよ。それしかないよ」

    フレデリカ「なんとぉ!?」

    P「なんとじゃないよ。まったく」

    フレデリカ「どっひゃー!」

    P「最近、オーバーリアクションにハマってない?」

    フレデリカ「うん♪ 心まで楽しくなるからね~☆」

    P「フレデリカはいつでも楽しいなぁ」

    105 = 1 :

    フレデリカ「えへへ~♪ あ、でも。楽しくない時もあるよ? フレちゃん。ハッピーな気分の日もあるし」

    P「それ同じじゃない?」

    フレデリカ「ノットイコールだよ☆ ところでノットイコールってノンアルコールに似てるよね~☆」

    P「似てるようなそうでもないような」

    フレデリカ「ありゃ。ダーリンはアンコール=ワット派?」

    P「どういう派閥だよ……」

    P「というより……ん?」

    フレデリカ「へ?」

    P「さっき俺のことなんて読んだ?」

    フレデリカ「ベッカム」

    P「さらりと真顔で嘘をつくんじゃありません」

    フレデリカ「もー、怒らないでよダーリン♪」

    だきっ♪

    P「」

    106 = 1 :

    フレデリカ「えへへ♪ ラブリーフレちゃんのラブラブランデブーだよ☆」

    フレデリカ「ほらほら。ムギュー♪」

    P「」

    107 = 1 :

    P「フレデリカ。志希から何かもらわなかった?」

    フレデリカ「うん。もらったー」

    P「何を?」

    フレデリカ「負けない心」

    P「精神的なものではなくて物理的なもので」

    フレデリカ「クッキー貰ったよ~♪」

    P「なるほど薬はお菓子に練りこまれていたわけか」

    フレデリカ「んふふ~♪」

    P「どうした」

    フレデリカ「あのね。フレちゃん、今日はご機嫌なんだ~♪」

    P「いつもじゃないか」

    フレデリカ「今日は特別♪ 朝からダーリンと会えたんだもん♪」

    フレデリカ「ワタシ。ジャパニーズパワー。モライマーシタ」

    フレデリカ「フレデリカ。ヤリマース。ガンバリマース」

    フレデリカ「フハハハハ」

    P「……反応に困る」

    108 = 1 :

    フレデリカ「そういう時は『愛してる』って言ってくれればいいよ☆」

    P「愛してるよ。フレデリカ」

    フレデリカ「えへへ~♪ アタシも~♪」

    フレデリカ「チュッ! 投げキッスピストル~♪ ズバーン!」

    フレデリカ「心を撃ち抜いたぜ……ふふふ」

    P「フレデリカ。そろそろ小芝居はやめよう」

    フレデリカ「はーい」

    フレデリカ「あ。ちなみにフレちゃんの心は絶対撃ち抜けなかったんだよ?」

    P「なんで?」

    フレデリカ「だってもうダーリンに撃ち抜かれちゃってるもん♪」(にっこり)

    P「」(ズキュゥン)

    109 = 1 :

    P「フレデリカ。そういうのはずるいと思うんだ」

    フレデリカ「何が?」

    P「天然なのか計算なのか……」

    フレデリカ「フレちゃんは天然物のハーフだよ♪」

    フレデリカ「へい。お待ち! 国産のフランス金髪娘ですぜ。旦那ぁ!」

    P「寿司かよ。いただきまーす」

    フレデリカ「きゃー☆ 食べられちゃう~☆」

    P「ぐへへ。美味しそうだ」

    フレデリカ「大丈夫。アタシ、食べられても胃袋の中で暴れて脱出するから♪」

    P「一寸法師かーい」

    P「というか、食べられる前に抵抗しなさいよ。大人しく丸呑みにされているんじゃないよ」

    フレデリカ「んー……でも」

    P「うん?」

    フレデリカ「ダーリンに襲われるならちょっと嬉しいかなー……なんて☆」

    P「」(ズキュゥン)

    110 = 1 :

    P「(一瞬、フレデリカに手が伸びそうになった)」

    P「(でも、大丈夫だ。強い心で何とか乗り切れた)」

    P「(よしよし。楽勝だ。フレデリカの誘惑になど屈しないぞ)」

    フレデリカ「ねー、ダーリン。ボーッとしてどうしちゃったの?」

    P「何でもないよ。フレデリカ」

    フレデリカ「元気なさそー、ってことでフレデリカ・スーパーリラックスタイムの時間だよ~☆」

    P「タイムと時間が被っている」

    P「というか、リラックスタイムって何?」

    フレデリカ「えへへ~♪」

    だきっ……ぎゅー……

    フレデリカ「はい……フレちゃんを思いっきりハグしていいよ~☆」

    P「」

    111 = 1 :

    フレデリカ「ほらほら、逃げないようにぎゅっと抱きしめててね……♪」

    P「……」

    ぎゅー……

    フレデリカ「♪」

    P「……」

    フレデリカ「……んー、トレビアーン♪」

    スリスリ……

    P「(めっちゃスーツに顔を擦り付けてくる……犬かよ)」

    フレデリカ「♪」

    ハスハスハス……

    P「いや、犬かよ」

    フレデリカ「聞いてよ。びっくり」

    P「どうした」

    フレデリカ「このスーツからダーリンの匂いがするの。不思議だね」

    P「当たり前だね」

    フレデリカ「早くフレちゃんの香りで上塗りしないとだね♪」

    P「ん?」

    フレデリカ「えへへ♪ ダーリンからフレちゃんの香りがするようになったらさ、もうフレちゃんの一部になるでしょ?」

    P「なるんだ?」

    フレデリカ「なるなる。だからマーキング~♪」

    ぎゅー……スリスリ……

    フレデリカ「♪」

    P「(なんか犬にとても懐かれたような感覚だ)」

    P「(犬にしてはいろんなところが柔らかいし、いい匂いだけど)」

    112 = 1 :

    (しばらくして)

    フレデリカ「ねー、ダーリン。もう仕事終わるんでしょー?」

    P「終わるよ」

    フレデリカ「じゃあ、出かけよう♪」

    P「いいよ。どこ行こうか」

    フレデリカ「宇宙は?」

    P「気軽に行けないのでアウト」

    フレデリカ「フレちゃん。宇宙服着てみたいなー」

    P「JAXAに行けばそういう体験サービスができるよ。確か着られるはず」

    フレデリカ「わぉ♪ じゃあ今度の休みの日はそこにデートだね~♪」

    P「うん。行こう」

    フレデリカ「えへへ~♪ 嬉しいな~♪」(にこにこ)

    P「(可愛い)」

    113 = 1 :

    フレデリカ「じゃあ、ご飯を食べながら計画を立てよう!」

    フレデリカ「というわけで……帰ろうか☆」

    P「……どこに?」

    フレデリカ「アタシたちの暮らしている愛の巣に☆」

    P「……」

    P「ど、どこかで食べながら話そうよ。最近、いいお店見つけたから」

    フレデリカ「却下☆ フレちゃん。今日はクッキング・マドモワゼルな日だから♪」

    フレデリカ「手料理を振る舞っちゃうからね~☆」

    P「ちょっと待」

    フレデリカ「レッツゴー♪」

    タッタッタッ……

    P「引っ張らないで。フレデリカ。手を引っ張らないで」

    ずりずりずり……

    114 = 1 :

    (P宅)

    P「(ナチュラルに家にあげてしまった……)」

    P「(が、まあ。フレデリカは他の子と違ってピンク色の展開になることもあるまい)」

    P「(キャッキャして終わりのはずだ)」

    フレデリカ「お待たー♪」

    P「わーい」

    フレデリカ「どうぞ! ラザニアとラタトゥイユだよ♪」

    コトリ……ほかほか……

    P「美味しそう。ラザニアはイタリア料理だった気もするけど、とても美味しそう」

    フレデリカ「美味しそうじゃなくて、美味しいよ♪ 早く食べよーよ♪」

    P「うん。いただきます」

    フレデリカ「いただきまーす♪」

    モグモグモグ……

    P「んまい」

    フレデリカ「でしょー」

    P「さすがフレデリカ」

    115 = 1 :

    フレデリカ「えへへ。今夜のためにたくさん食べて体力つけないとね♪」

    P「……今夜って?」

    フレデリカ「もー、言わせないでよ。ダーリンのえっち~♪」

    P「」

    フレデリカ「……フレちゃん。今日は情熱的な気分なの……♪」

    フレデリカ「……激しくしてね♪」

    P「」

    116 = 1 :

    (寝室)

    P「ああ、流れに身を任せてシャワーを浴びてしまった」

    P「フレデリカがシャワーを浴び終えるまで待つなんて大変なことをしているような気がする」

    P「逃げるなら今だ。今しかない。よし逃げよう。逃げます。立ち上がるんだ俺」

    テクテク……

    フレデリカ「お待たせ……♪」

    P「ぐふぅ。バスタオル1枚のフレデリカ」

    スッ……もそもそ……

    フレデリカ「ほら、ダーリンも一緒にベッドに入ってよ~☆」

    P「お、おう」

    フレデリカ「……たくさん愛してね♪」

    ぎゅっ……

    P「」

    P「(これ終わったーーー)」

    プシュゥゥゥ(薬の切れる音)

    117 = 1 :

    フレデリカ「……」

    P「……あ。このパターンまさか」

    フレデリカ「ねぇ。プロデューサー。ここどこ?」(キョロキョロ)

    P「やっぱりか……安心したようなガッカリしたような……」

    フレデリカ「?」

    P「何でもない。ここは俺の部屋だよ」

    フレデリカ「わぉ……♪ てゆーか、フレちゃんすごいカッコしてない?」

    P「うん。あっち向いてるから離れておくれ」

    フレデリカ「……」

    P「フレデリカ?」

    フレデリカ「んー、人肌ってあったかいねー♪」

    P「待って。首筋に顔を近づけないで。これ誤解だから」

    フレデリカ「でも、フレちゃんの記憶がない間に部屋に連れ込んだって……そーゆーことでしょ♪」

    P「違うんだ」

    フレデリカ「えへへ……違うならフレちゃんがその気にさせちゃおうかな~♪」

    フレデリカ「無防備な首筋に……チュッ♪」

    P「ま」

    (声にならない悲鳴)

    【フレデリカの気が済むまで寝かせてもらえませんでした】

    ケース5. 宮本フレデリカ end

    118 = 1 :

    休憩します。そして行ってきます

    119 :

    おつー
    代わりに仕事しといてやるから続き書いておくれー

    120 :

    ありがてぇありがてぇ

    121 :

    休み時間におまけをば

    122 = 1 :

    【フレデリカでも理解できる☆簡単フレデリカ語録講座】

    1.「はぁい☆ ボン・ジョビ~♪」

    《ボン・ジョビ》
    アメリカのロックバンドの名前にして、バンドのリーダー兼ボーカルの名前でもある。本名は「ジョン・フランシス・ボンジョヴィ・ジュニア」。フランシスと入っているが実はイタリア系のアメリカ人。フランスとはあまり縁がない。

    2.「ありゃ。ダーリンはアンコール=ワット派?」

    《アンコール=ワット》
    カンボジアにあるヒンドゥー教寺院建築。
    カンボジアはポル・ポトが色々とやらかした歴史、それから繋がる現在の情勢、凄まじい降雨量と洪水やらで変動する地理など、なかなか興味深い要素が盛りだくさんなお国。
    120万人以上が水上で暮らしていると言われる東南アジア最大の湖・トレンサップ湖には死ぬまでに一度行ってみたい。
    フレデリカの発した「アンコール=ワット」は単に語感の良さから来たもの。そもそもアンコール=ワットが何なのかを知らない。多分、お酒とかそんなんだと思ってる。

    123 = 1 :

    3.「ベッカム」

    《ベッカム》
    モヒカンのイケメン。最近は坊主。ファッションリーダーのような扱うを受けているが、実はほとんどが妻によるコーディネートらしい。サッカーもやっていた。
    関係ない話ではあるか、最近小学生の前で「ベッカム」という単語を使ったら「誰?」と首を傾げられてしまい年月の経過を感じさせられた。
    子供たちに限って言えば知名度はコロコロコミックで連載していた漫画『ペンギンの問題』に出てくる「木下ベッカムくん」に負けているのかもしれない。頑張れベッカム。

    4.「却下☆ フレちゃん。今日はクッキング・マドモワゼルな日だから♪」

    《マドモワゼル》
    未婚の女性。ある意味正解。

    124 = 1 :

    5.「どうぞ! ラザニアとラタトゥイユだよ♪」

    《ラザニア》
    平べったく長細いパスタを用いた料理。ミートソース。ホワイトソース。チーズ。バター等を使ってオーブンで焼き上げたもの。早い話がパスタ入りのグラタン。クセがないのでとても美味しい。そしてカロリーの暴力。
    100円で売ってるマカロニパスタを茹で、100円で売ってるホワイトソースと絡め、100円で売ってるミートソースをかけ、100円で売ってるチーズを乗せてレンジでチンするとあら不思議。ラザニアではなくミートグラタンができる。
    正式名称はラザーニャ・アル・フォルノ。
    文中でも触れたがイタリア料理。

    《ラタトゥイユ》
    夏野菜、ベーコン、香料やらを鍋に入れて作る煮込み料理。ディズニー映画「レミーの美味しいレストラン」で偏屈評論家の心を溶かしたシーンでそこそこ有名。ただ、リアルラタトゥイユはあんなに丁寧じゃない場合がほとんど。家で食うお茶漬けと割烹料理屋さんでいただくお茶漬けとでは天と地ほどの差があるのと同じ。
    ズッキーニ、玉ねぎ、ベーコンを適当に切ってトマトペーストをベースにしたコンソメで煮ればラタトゥイユっぽくなる。そんな適当な作り方をしてもそこそこ美味い。
    ラザニアと違ってこちらはフランス料理。

    6.「JAXAに行けばそういう体験サービスができるよ。確か着られるはず」

    《JAXA》
    宇宙航空研究開発機構。内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省が共同で管轄している国立研究開発法人。
    何やら小難しそうだが「宇宙の研究してるところ」とイメージすれば問題なし。漫画「宇宙兄弟」を読めばなおよし。

    125 = 1 :

    また夕方に戻ります

    126 :

    ラザニアといえば、宇宙船サジタリ○スのラナだっけ?

    127 :

    ふみふみ

    128 = 1 :

    ケース6. 鷺沢文香

    (事務所)

    P「ぐふぅ……連日のハプニングでさすがに身が持たない。ダレカタスケテ」

    P「……」

    パタリ

    P「ああ……事務所のソファだけが俺を優しく包んでくれている気がする……俺もうソファと結婚するぅ……」

    カチャ……

    文香「……おはようございます」

    P「おはよう文香。俺、ソファと結婚する」

    文香「……?」

    129 = 1 :

    P「ソファはいいぞー。何でも受け入れてくれるからなー」

    文香「……まあ」

    P「最高~」(ぐでー)

    文香「……」

    P「……あれ? 文香……さん?」

    文香「……なんでしょうか?」

    P「何か険しい表情だけど、怒ってる?」

    文香「……多少」(むすー)

    P「雰囲気的に多少じゃないね。結構だね。俺、何かしたっけ?」

    文香「自分の胸に手を当てて……考えてみたらいかがでしょうか……?」

    P「……」

    文香「しいて言うならば……自分の妻を目の前にして……ソファをめとるなどという妄言を吐いたことについて……何か思うことはないのか、と」

    P「ブルータスよ。お前もか」

    130 = 1 :

    文香「……腹を割った話をするのにここは適当ではありませんから……話は家に帰ってからじっくりと聞かせていただきます……」

    P「あの。文香さん」

    文香「帰りますよ……あなた」

    P「話を聞いていただけませんか?」

    文香「はい……帰ってから聞かせていただきますので安心してください……」

    P「いま聞いてぇー」

    ずりずりずり……

    P「あああああああ」

    131 = 1 :

    (P宅)

    文香「では、あなた……お話を聞いて差し上げます。存分に弁明なさってください……」

    P「文香。お前は洗脳されているんだ。目を覚ませ」

    文香「……」

    P「ふ、文香?」

    文香「まさか……謝罪するどころか子供のような言い訳をして……私に責任を押し付けるとは思いませんでした……」

    文香「……少し……ほんの少しだけ悲しくなります」

    文香「……」(つーっ)

    P「な、泣かないでおくれ。文香」

    文香「……泣いてなどいません」(ポロポロ)

    P「ごめんっ!! 俺が悪かったからごめん!!」

    文香「……」(ぐずっ)

    132 = 1 :

    P「何でもする。言い訳もしない。だから許して」

    文香「……何でも、ですか」

    P「も、もちろん」

    文香「……」

    P「……」

    文香「……ん」

    P「……」

    文香「では……腕枕をしてもらえませんか……?」

    P「腕枕?」

    文香「……あの、恥ずかしながら……以前ドラマの現場でそのようなシーンを見て以来……」

    文香「……私の……あ、憧れなのです……」

    文香「恥ずかしいのですが……ぜひ」(ぼそり)

    P「」(ズキュゥン)

    133 = 1 :

    (寝室)

    P「おいで。文香」

    文香「……では、失礼します……」

    ぽすっ

    P「……」

    文香「……これは……筆舌にし難い心地よさと安心感がありますね……」

    P「文香。顔がにやけてるよ?」

    文香「……み、見ないでください……」

    文香「その……意識しても顔が緩みきってしまうんです……」(にまにま)

    P「ああ可愛い」

    文香「お、お願いですから……あまり顔をマジマジと見ないでください///」

    P「こんなにも可愛いのに見ないなんて選択肢があるだろうか。いやない」

    文香「……意地悪……ですね///」

    P「」(ズキュゥン)

    134 = 1 :

    文香「あ、あの……」

    P「うん?」

    文香「……出来れば、出来ればで良いのですが……その、腕枕をしたまま……胸に抱き寄せてはもらえないでしょうか……」

    P「……」

    文香「……優しく抱きしめてください」

    P「」(ズキュゥン)

    135 = 1 :

    P「文香。そんなペースで心臓を撃ち抜かれたら俺の心労が溜まる一方だよ」

    文香「?」

    P「それはそうとして楽にしていたまえ」

    だきっ……ぎゅっ……

    文香「……あぅぅ」

    P「なんか変な声出たな」

    文香「……あなたが悪いのだと思います」

    P「非難めいたその視線が可愛い。大変可愛い」

    文香「……」(ジッ)

    P「……?」

    文香「……」(ジッ)

    P「あの……文香さん?」

    文香「……」(ジッ)

    P「……」

    P「(駄目だ。文香と目を合わせて見つめ合ってしまってる。目を離せん)」

    136 = 1 :

    文香「……」(ジッ)

    P「……」(ジッ)

    文香「……」(ジッ)

    P「……」(ジッ)

    文香「……」

    P「……」

    文香「……///」(カァァァァ)

    P「勝った」

    文香「……っ///」

    もそもそ……

    P「胸に顔を埋めてきてどうした」

    文香「……わかっているのに聞かないでください……あなたはひどい人ですね……」

    P「ごめん」

    むぎゅー

    文香「……不思議です……こんなにも意地が悪いのに……あなたのことが嫌いになれません……」

    文香「……それ以上に……愛情を抱いているからでしょうか……ふふふ」

    P「」(ズキュゥン)

    137 = 1 :

    文香「……」

    むぎゅー

    P「ああ。もうこのままずっといたい。最高だ」

    文香「……」

    文香「このままで……いいのですか?」

    P「うん?」

    文香「現状維持ではなく……その先など……いかがでしょうか……」

    P「それは……まさか」

    文香「……そのまさかです」

    文香「……あなたとなら……」(にっこり)

    P「」(ズキュゥン)

    P「わぁい! もう我慢なんかするか! 文香ーーーー!」(ルパンダイブ)

    プシュゥゥゥ(薬の切れた音)

    P「あ。これいつものパターンだ」

    138 = 1 :

    文香「……!?」

    ひょいっ……どすーん

    文香「な……何をなさっているのですか……プロデューサーさん……?」(ドキドキ)

    P「何でもない。何でもないんだ文香。転んだだけだよ」

    文香「……そ、そうでしたか……驚きました」

    P「それより腕枕の続きをしようか」

    文香「……何の話ですか?」

    P「(あ、そうか。薬で記憶がぼやけてるんだな)」

    文香「……そんな……腕枕など」(そわそわ)

    P「……わかりやすっ」

    139 = 1 :

    P「してほしいんだろー。ほれ」

    ひょい……ぽすん

    文香「……わ」

    文香「……」

    P「ん。どうよ?」

    文香「……よくわかりませんね」

    P「そうなのか?」

    文香「……なので……もう少しだけ腕枕をしてみてください……」

    文香「もしかしたら……心地よさがわかるかもしれません……」(にまにま)

    P「(いやこれ。長く続けてもらうための口実だろ)」

    文香「……♪」

    P「何はともあれ幸せだ」

    【1時間後。満足したらしい文香を送り届けました】

    ケース6. 鷺沢文香

    140 = 1 :

    休憩します
    休憩させろ

    141 = 1 :

    しゅがは

    142 = 119 :

    休憩代行任せろ!
    (嘘ですゆっくり休んでから続きオナシャス、できれば松本さん)

    143 = 1 :

    ケース7. 一ノ瀬志希

    (事務所)

    P「はぁ……もう流石に限界かな」

    P「志希を捕まえるのは諦めよう……」(ぐでー)

    志希「諦めていいの?」

    P「頑張ったもの。諦めるほかないじゃないか」

    志希「あらあら。もったいなーい」

    P「……」

    144 = 1 :

    ガシッ!

    P「ようやく捕まえた」

    志希「捕まっちゃった~♪」

    P「ふはは。子ネズミめ。年貢の納め時だ。観念するんだな」

    志希「はーい。観念しまーす♪」

    P「いやに素直だな」

    志希「あなたとの追いかけっこは、もう充分楽しませてもらったからね~♪」

    P「そうだろう。そうだろう。もう飽きた頃だろう」

    P「……って、ん?」

    志希「うん?」

    P「いま『あなた』って呼んだ?」

    志希「うん」

    P「クエスチョン」

    志希「オーケー。カモン」

    P「俺と志希の関係は?」

    志希「夫婦関係」

    P「」

    145 = 1 :

    P「志希。自分で作った薬を飲むことはあるの?」

    志希「基本的に最初は自分が被験者だよ」

    P「へー。それってみんなに投薬してるのと効果が違ったりする?」

    志希「場合によりけりだけど、たまーに『持続効果』が長すぎたりすることもあるかなー」

    P「例えば、普通2時間くらいで切れる薬が2週間くらい経たないと切れない、みたいな?」

    志希「そーゆうケースもあるね~♪」

    P「なるほど。納得した」

    志希「?」

    146 = 1 :

    (少しして)

    P「ふむ……今回はどう落とし前をつけようかと考えていたが」

    志希「んふふ~♪ 2週間ぶりのあなたの匂い。やっぱりいいね~♪」

    ハスハス……すりすり……
    むぎゅー……ハスハスハス……

    志希「落ち着く~……♪」

    P「お仕置きできないくらい懐かれてる。抱きつかれてる」

    志希「♪」

    むぎゅー……ハスハス

    志希「……追いかけっこしてる間……あなたの近くにいれないのが一番辛かったにゃ~」

    志希「……もうしばらくは離れない♪」

    ぎゅっ……!

    P「あかん。可愛い」

    147 = 1 :

    志希「んふふ……頭撫でて~♪」

    P「はいよ」

    なでなで……

    志希「ん~♪ 抱きしめるのも忘れるなー♪」

    P「わがままだなー」

    志希「もっと甘えたーい」

    P「仕方あるまい」

    むぎゅー……なでなで……

    志希「……あー、とろけるー♪」(くたー)

    P「志希は大人しくしてると可愛いなー」

    志希「おや、薬作ってる志希ちゃんは魅力がないのかな♪」

    P「悪い。薬作ってる志希も可愛いな」

    志希「でしょ~♪」

    P「うん」

    148 = 1 :

    志希「あたしねー」

    P「うん?」

    志希「あなたが何してても好きー」

    P「ぐふぅ」

    志希「世界で一番好きー」

    P「」(ズキュゥン)

    P「志希」

    志希「んー?」

    P「俺も好きだー」

    志希「ありがとー♪」

    イチャイチャイチャイチャ……

    149 = 1 :

    (しばらくして)

    カチャ!

    ちひろ「プロデューサーさん!」

    P「わぉ。ちひろさん」

    ちひろ「志希ちゃん包囲網。完成しました。被害者一同でこの事務所の周囲を固め、志希ちゃんが逃げられない体制は整っています!」

    志希「にゃ?」

    P「あ。やべ」

    ちひろ「さぁ。観念してください! 志希ちゃん!」

    ちひろ「……って、なんでプロデューサーさんに懐いているんですか?」

    P「色々あって」

    ちひろ「はぁ」

    150 = 1 :

    ちひろ「それはさておき、志希ちゃん……折檻のお時間ですよ♪」(にっこり)

    バキッ……ボキッ……!

    志希「」

    志希「あ、あなた……タスケテ……」(ビクビク)

    P「え?」

    ちひろ「……」(にっこり)

    P「(待て待て待て。いま志希を助けたら俺も共犯扱いになってとっちめられてしまうじゃないか)」

    P「(少なからず志希にも反省は必要だし、ここは大人しく志希を差し出して俺の安全の確保をーーー)」

    志希「あなた……見捨てないで……」

    P「」


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