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    元スレルリア「グランが死んだって団の皆に伝えておきました!」グラン「!?」

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    151 = 141 :

    ガキイイイイン!!!!

    クムユ「…っ」


    クムユ「あっ……あれ……?」


    ???「ダメじゃないかクムユ、こんなところに1人で来たら…!」ギリギリ


    ???「次に団長の弔い合戦をするときは、私に一言相談するんだぞ…!」ギリギリ


    クムユ「あっ、ああああっ……!」ワナワナ


    グラン「全く、シルヴァさん…そんな縁起でもないことを言わないで下さいよ…」


    シルヴァ「はは、冗談に決まっているさ。…なあ、団長?」


    クムユ「シルヴァ姉ちゃん!!団長!!」ブワアッ

    152 = 141 :

    グラン「はあああああっ!!」ザシュッ!!


    シルヴァ「いやあっ!はっ!だああっ!!」ドォンドォン!!


    星晶獣「ブモオオオオオオッ!!」ブォンブォン


    クムユ「よ、よかった……!!団長が生きてるです……!」


    ルリア「あ、あのー……クムユちゃん……」


    クムユ「ルリアさん!!団長は…!団長は無事だったですよ…!」ズズッ


    ルリア「いや……実はそれなんですけど……」

    153 = 141 :

    クムユ「ええええええっ!?!?ル、ルリアさんウソ付いてたですか!?」


    ルリア「ご、ごめんなさい…こんなことになるとは思わなくて…」


    クムユ「~!!ルリアさんのバカバカバカ!!」ポコポコポコポコ


    ルリア「ゆ、許して下さいぃ~!」


    グラン「!!ここだっ!」ザシュウ


    星晶獣「ブオオアアアアアッ!!!」グラアッ


    シルヴァ「星晶獣にスキが出来た!今のうちに逃げるぞ!」


    グラン「よし!クムユ、いくよ!!」(手を差し出す)


    クムユ「…! あいっ、団長!!」ギュッ

    154 = 141 :

    グラン「はあっ、はあっ…クムユが乗って来た騎空挺って、どこにあるかわかる?」ダダダダダ


    クムユ「し、島の入り口近くの草っ原に置いてあるはずですよ!」


    グラン「よし、それなら僕達の騎空挺が置いてある場所とそんなに離れていない!」


    グラン「先にそっちに行くから、クムユはそれに乗ってここから逃げるんだ!僕達は、自分の乗って来た騎空挺で逃げる!」


    クムユ「あいっ!」


    シルヴァ「ふふ…クムユ、強くなったね。曲がりなりにもこれも、ルリアのおかげなのかな?」


    クムユ「ルリアさんはキライです!コンチキショー!!」プイッ


    ルリア「うう…。私、嫌われちゃいました…」ショボン


    グラン「当たり前なんだよなぁ…」

    155 = 141 :

    グラン「見えた、あそこにあるのがクムユの騎空挺だね!」


    クムユ「そうです!クムユはこれに乗って先に行ってるですよ!」ダッ


    シルヴァ「よし、それじゃあ私達も騎空艇のところに行くぞ!」


    グラン「はい!!」ダッ


    クムユ「はあ、はあ……着いた!」ガチャッ


    クムユ「早くこれで脱出して、みんなと合流するですよ……」


    騎空挺「」シ-ン


    クムユ「…うっ、動かねえです!!ま、まさかクムユがいない間に魔物か何かに壊されたですか!?」


    メキメキメキ…ドオオオオン!!!


    星晶獣「グルルルルル……ブオオオオオオオ!!!!」ドドドドド


    クムユ「ぴいいいいいっ!!せ、星晶獣のヤローが、もうここまで……!」


    クムユ「に、逃げるですよ!!」ガチャッ

    156 = 141 :

    グラン「…あった!僕達の騎空艇!!」


    ルリア「後はこれに乗って帰るだけ……」


    ピイイイイイイッ!!!


    シルヴァ「なっ……!今の声は……!」


    クムユ「うわあああああああん!!!こっちにくるんじゃねえです!!!」ドドドド


    ビィ「なっ!?騎空艇に乗ったはずじゃ!?」


    シルヴァ「…クソッ!」ガタッ


    ルリア「ああっ!!シ、シルヴァさん行っちゃダメです!!貴方まで巻き込まれちゃいます…!」


    シルヴァ「そ、そんなこと言ったって、見捨てるわけにいかないだろう!!」


    グラン「…僕が行く。」ダッ


    ビィ「ああっ、待てグラン!!」

    157 = 141 :

    クムユ「はぁっ……はぁっ……も、もう体力の限界です……」


    グラン「クムユ!!こっちだ!!」バッ


    クムユ「だ、団長……!」


    グラン「こっちに跳ぶんだ!!僕が抱きとめる!!」


    クムユ「ぴいっ!?こ、ここからそっちに跳ぶですか!?」


    グラン「それしかないんだ!頼む…僕を信じてくれ…!」


    クムユ「そ、そんなこと言っても……何メートル高さがあるですか……!」プルプル


    グラン「クムユ!!君は1人でこんな所に来れたんだぞ!!そこから跳ぶのなんて、大したことない!!」


    クムユ「…!」


    星晶獣「グモオオオオオオオオ!!!!」ドドドドドド


    グラン「さあ!!早く!!」

    158 = 141 :

    クムユ「……こっ……」


    クムユ「こなくそーーーっ!!!」


    バッ!


    グラン「そうだ!!こっちだああっ!」ガシイッ!!!


    グラン「おっ、ととと……うわあ!!」ドシン


    クムユ「あ、ああ……怖かったですよ……」フルフル


    グラン「よしよし…よく頑張った」ナデナデ


    クムユ「…えへへ…///」ギユ-


    グラン「さ、僕達の騎空挺に行こう。みんな待ってる!」


    クムユ「あいっ!!」

    159 = 141 :

    ビィ「グラン……クムユ……!無事に戻ってくるんだろうな……?」


    ルリア「今はグランを信じるしかありません…待ちましょう…!」


    シルヴァ「……!あれは!!」


    グラン「おおおおおーい!!」(クムユを抱き抱えながら)


    クムユ「~♪」


    ルリア・ビィ「グラン!!」バッ


    シルヴァ「…全く、彼には世話になってばかりだな…。」フッ

    160 :

    これもうクユムがヒロインだろ

    161 :

    グラン「ウカウカしてると、あいつが来てしまう!皆、騎空挺に乗って!」


    クムユ「ガッテンだ!!」ピョン


    グラン「よし、後はここを脱出するだけだ…!」ブルルルル


    グラン「……っ!!」


    ルリア「ど、どうしたんですか!?早く出発しないと…!」


    グラン「分かってる!!でも、…」


    グラン「機体が…動かないんだ…!!」ブルルンブルルン

    162 = 161 :

    クムユ「なっ!?こっちも動かないですか!?」


    シルヴァ「こっ、故障でもしてしまったのか!?」


    グラン「いや、騎空挺自体に故障はない…」


    グラン「……だけど、そもそもこの機体は、何人も人が乗れるよう設計されていないんだ……。」


    ビィ「重量オーバー、ってことか!?」


    グラン「そう、みたいだ……!」ギリッ


    シルヴァ「そっ、そんな……!やっとここまで来たっていうのに……ッ!」

    163 = 161 :

    グラン「……」


    グラン「クムユ、この機体の操縦はできるね?」


    クムユ「で、できますけど……」


    グラン「なら、問題ないね。」ガチャ


    ルリア「…!まさか、グラン!?」


    ビィ「おい!!バカな考えはやめろ!!」


    グラン「エンジンはかけてある。後は少しレバーを引くだけで、発進できるよ。」ツカツカ

    164 = 161 :

    シルヴァ「そっ…そんなこと出来る訳がないだろう!!戻ってこい、団長!!」


    グラン「じゃあこれ以外に、どんな方法があるって言うんだ!!」キッ


    シルヴァ「っ!!」ビクゥ


    グラン「クムユもシルヴァさんも……自分の身体を見てみろ!!これ以上戦うことなんて、出来るはずがない!!」


    グラン「…今、あの星晶獣を唯一足止めできる僕こそが…ここに残るべきなんだ!!」

    165 = 161 :

    ルリア「ダメですダメですダメです!!わ、私…グランがいなくなったら…私……!」ガクガク


    グラン「……ごめん、ルリア」スッ


    グラン「僕は初めて、君を裏切る。」カッ


    ルリア「うああっ!?グ、グラン……何……を……!?」ガクッ


    グラン「ルリアの力を、強制的に引き出させてもらった…!」


    グラン「出でよ!!バハムート!!」パアアアアッ


    バハムート「グオオオオオオッ!!」


    グラン「バハムート…この船を、空に出せ。」


    バハムート「ブルルル…」ガシッ


    クムユ「やっ…やめるです…!お願いです…!クムユ、団長と一緒にいたいです…!」フルフル


    シルヴァ「団長……!考え直してくれ……!嫌だ…嫌だ……!」


    ルリア「…グ…ラ、ン…!」ガクッ
     

    グラン「皆……」


    グラン「ありがとう」


    バハムート「グオオオッ!!」ブン!!


    一同「うわあああああああっ!!!!」ゴオオオオオッ!!

    166 = 161 :

    ーーその後、グランサイファーに無事辿り着いたルリアは、自分が嘘を付いていたこと、そのせいでグランが本当に犠牲になったことを団の皆に打ち明けた。


    カレン「そっ……そんな……また、嘘……なんだよね?そうだよね、ルリア?あはは…」


    カリオストロ「そ、そうだ…。ルリア、二度目はさすがに趣味が悪いぞ…?」


    シルヴァ「…す…ま、ない……。私が付いて…いながら…!」グスッ


    シルヴァ「うあああああああああああん!!!」


    クムユ「団長が死ぬ訳ねえです…こんなの…悪い夢です…」ウルウル


    ハレゼナ「…そ、んな……!」ガタガタガタ


    オイゲン「クソが……嘘から出た真、ってとこか…!」ギリッ

    167 = 161 :

    ーーその時、悲しみに沈んだこの騎空団には決して似合わない、明るい声が天から響いた。


    ???「いやっほーー!たっだ今戻りました~!!」


    カリオストロ「…?上から…?」


    クムユ「!!この声は……!」ダッ


    ゴウンゴウンゴウンゴウン…プシュ-


    ククル「どうもー!ククル姉ちゃん、帰還です!」ビシイ!


    ククル「……あれ?なんか皆、お通夜モード?」


    一同「……。」


    ククル「そんな皆さんに、元気が出るお土産、実は持って来てるんだー!」ニヤニヤ


    ククル「じゃじゃーーん!!」


    グラン「あ、あの…どうも……」


    クムユ「団長でーーす!」ドヤッ


    一同「……えええええええええっ!?!!?」

    168 = 161 :

    ルリア「グラン……グランが……生きてる……!」ワナワナ


    ルリア「うわあああごべんなざいいいいい!」ムギュ-


    グラン「うわっ!ち、ちょっと今はいきなり飛びついてこないd」


    カリオストロ「…うあっ…グランンンンンンン!!!!」ダキ-


    グラン「あああああ!!傷口が開く開く!!」


    クムユ・シルヴァ「うわああああああん!」ムギュ-


    グラン「ちょっ、マジで今はうあああああああああ!!!!」


    カレン・ハレゼナ「ああああああだんちょおおおおお!!!!」ギュウウ


    グラン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」


    オイゲン「どっ、どう言うことだ…?説明してくれ、ククル」


    ククル「いやね?実は私もクムユからの手紙を見て、慌てて1人で小型騎空挺に乗って西の孤島に行ったんだけど…」

    169 :

    すごい今更だが
    ワ-ワ- ドウシタンデイコンニャロ- キエエエエダンチョウダ!!!!
    のところでクムユにはバレているのでは…?

    170 :

    グランの中にルリア戻せばよかったのに

    171 :

    ルリアが生きてる時点で

    172 :

    引き金で笑って満足して読むのやめた

    173 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ククル(クム坊……!無事でいてよ……!)ブロロロロ


    ククル「…あそこだ!西の孤島…!」


    ドゴオオン!!.


    ククル「!?誰か戦ってる!?しかも1人で!!」プシュ--


    ククル「クム坊!?そこにいるの!?」ガチャ 


    星晶獣「ガアッ!!グギギイ!!」ブオン


    グラン「だりゃああっ!!」キキン!


    ククル「!?!?だっ、だだだ団長!?!?」


    グラン「……!?クッ、ククル!?何でここに!!」


    ククル「それはあたしのセリフだよ!!グラン、この前の依頼の時に死んじゃったはずじゃ…!?」


    グラン「いや、それはその……うおっ!」ガキン


    ククル「…!いやああっ!」ドンドンドン!!


    星晶獣「グウ!?」グラッ


    ククル「グラン!早く私の騎空艇で脱出するよ!」


    グラン「う、うん!」ダッ

    174 = 173 :

    ククル「…とまあ、こんな感じで、星晶獣の所から命からがら逃げてきた、って訳!」


    オイゲン「…ったく…!何度も心配かけやがって……!オイ、グラン!!さっさと医務室で治療しても…ら……」


    グラン「」ドクドクドク


    オイゲン「ばっ!?お、オメェらやり過ぎだ!!傷口が開いてるだろうが!!」


    ルリア「うわあああんグランンンンンンンン!!」ギュウウウ


    オイゲン「バカ!!止めろォ!!」ダッ

    175 = 173 :

    グラン「…本当に死ぬかと思った…」


    ルリア「うう…ごめんなさい」ショボン


    グラン「…まあ、今回のは僕も悪かったけどね…」


    ルリア「…」


    ルリア「グラン…私、あなたが本当にし、死にかけて…自分がどんなことをしていたのか理解しました…。」


    ルリア「私は…あんな思いを皆にさせていたんですね…」


    グラン(今更かよこいつ…)

    176 = 173 :

    グラン「…はぁ、もういいよ…」


    グラン「次は、こんなことしちゃだめだよ?」


    ルリア「……怒らないんですか…?」


    グラン「今回はね…皆無事で、ルリアも反省してる訳だし。」


    グラン「それに……今回のことって、曲がりなりにも僕のためだったんでしょ?」


    ルリア「はい…」


    グラン「だったら、そんなに強く怒れないよ…」


    ルリア「…グラン…」

    177 = 173 :

    ルリア「ふふっ…あのね、グラン。私、やっぱりあなたの事が大好きです。」


    グラン「なっ!?い、いきなり何を!?」


    ルリア「言葉通りの意味ですよ?」ニコッ


    グラン「そっ、そんなこと言われても…僕は…!///」


    ルリア「良いんです。グランが私のことを、愛してくれなくても。」


    ルリア「グランと一緒に旅をして、笑って、泣いたりすること…。それが、私の一番の幸せですから」


    グラン「…ルリア…」

    178 = 173 :

    ???「おい、押すなって!!バレたらどうすんだよ!」ボソボソ


    ???「うるさい!!このままグランとルリアがイイ感じになったらどうすんのよ!!」ボソボソ


    ???「な、なあ…やっぱり良くないんじゃないか?盗み聞きなんて……」ボソボソ


    ルリア(…扉の向こうから、声が…?)


    ルリア「…!」ニヤッ


    ルリア「ね、グラン…。最後に…キスして貰ってもいいですか?」ズイッ


    グラン「ええっ!!ル、ルリアさん!?」タジッ


    ???「!?!?」ガタタッ


    ルリア「もうカリオストロさんとも、ナルメアさんとだってしたじゃないですか……私も、グランと…したいです…///」


    グラン「やっ……やめ……!///」

    179 = 173 :

    ドゴオオオオオオオン!!!


    グラン「ひいっ!!とっ、扉が!?!?」


    ルリア「えへへ…皆さん、お先に失礼してます」ギュッ


    カリオストロ「さっきから聞いてりゃルリアとイチャつきやがって!!何でテメエはそう分別がねえんだ!!」グワッ


    グラン「うわああっ!い、イチャイチャなんてしてないよ!?」


    カリオストロ「どの口がそんなことほざくんだこの野郎!!イチャつくなら…お、俺様がいるだろ!」カアッ


    グラン「…へ?」


    カレン「ちょっと!!カリオストロまで何言ってんのよ!?は、離れなさいよ!」グイ-


    クムユ「クムユも団長大好きですよー!」ピョコン


    グラン「み、皆!?何でここに!?」


    シルヴァ「すっ、すまない…ルリアと何か良い雰囲気だったから、思わず付いてきてしまった…」シドロモドロ


    グラン「シルヴァさんまで!!」

    180 = 173 :

    カリオストロ「ほ、ほら…いつでも俺様の所に来て、甘えていいんだぜ!///」


    カレン「だーかーらー!!アンタの入り込む余地はないの!さっさとそこを退きなさい!!」ギャ-ギャ-


    クムユ「クムユも仲良くしたいですよ!」ギュッ


    シルヴァ(…いいなぁ…)モジモジ

    181 = 173 :

    ルリア(ね?グラン…心配することなんてないでしょう?)


    ルリア(こんなに皆が貴方のことを慕ってる…それが分かれば、十分なはずです。)


    ルリア(威厳がない、だなんて落ち込む必要…ないんですよ?)


    ルリア「ーーねえグラン!次はどの島に行くんですか?」

    182 = 173 :

    終わります


    色々と酷いssだったけど、見てくれた皆さんありがとうございます

    183 = 173 :

    安価してくれたのに結局書かなかった人達ほんまにすいません…

    184 :

    おつおつ!

    185 :

    乙~
    面白かったです
    人前では清々したとか言いながら、独りになると心の底から悲しんでるヴィーラとか見たかったな

    186 :

    ドッキリいじめにしては綺麗にまとまって終わったな、乙
    ドッキリいじめはついついやりすぎて胸糞エンドになりがちだからね…

    187 :

    乙乙
    カレンいて俺得だった

    188 :

    乙!
    良かった!次もまた書いてくれると嬉しいぞ!

    189 :


    スッキリと終わってよかった

    190 :

    おつ


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