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    元スレルリア「グランが死んだって団の皆に伝えておきました!」グラン「!?」

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    101 = 35 :

    ルリア「眠れる美女はキスで目覚める、って昔から相場が決まってるんですよ!!(それに私も面白いし)」


    カレン「バッ、バカ!!!そんなのダメに決まってるじゃない!!」ガタッ


    ハレゼナ「そっ、そうだ!!!ボクも反対だァッ!!」


    ビィ「でもよぉ…現状それ以外にナルメアを止める方法無いんじゃねえか……?」



    グラン「」


    カレン「ほっほら!!団長もちゃんと反対しなさいよ!!」


    グラン「そっそうだ!それにナルメアさんだって可哀想じゃないか!!好きでもない男にキ…キスなんてされたら!!」


    ビィ(いつもの自分に対するナルメアの態度見てねえのかこいつ…)


    ビィ「それにいつまで時間があるのかだって、分かったもんじゃ…!」


    ドア「 」ドグシャァ


    ナルメア「見つけ…タ……」ゴゴゴゴ


    一同「」

    102 = 35 :

    ナルメア「もう……逃がさナい……」ゴゴゴ


    ルリア「あわ、あわわわわわ」ガタガタガタ


    グラン「クソッ……!!やるしかないのか……!」


    グラン「ジョブチェンジッ!!」ボォン!!


    ダークフェンサーグラン「ごめんよナルメアさん……グラビティ!!!」カッ


    ナルメア「ぐぅっ!?」ズズッ


    カレン「ナルメアの動きが鈍くなった!!」


    ダークフェンサーグラン「今だ!ルリアッ!!」


    ルリア「ハデスさん…力を貸して下さい!!ハァッ!!」ゴオオオオッ


    ナルメア「ううっ……体が…動か……な……zzz……」


    ダークフェンサーグラン「よっ、よし…ハデスの睡眠効果が効いてくれた……!」

    103 :

    やっぱりハデスさんはすげえや

    104 = 35 :

    ナルメア「zzz…」


    グラン「とりあえずは何とかなったけど、起きたらまた追いかけっこ再開なのかな……?」


    カレン「団長!?ダメだからねチューなんてしたら!!」


    グラン「そっ、そんなことわかってるよ!!」


    ルリア「な、何言ってるんですか!こんなこと永遠に続けられる訳ないですよ!!変な意地はってないでキスしてあげて下さいよ!!」


    ハレゼナ「ダメだダメだダメだァッ!!!ボクがそんなことさせなィッ!!!」バッ


    ギャ-ギャ-ワ-ワ-


    カリオストロ(…?ったく向こうで何騒いでやがんだよ…!ちょっとどついてきてやるか……)ツカツカツカ


    ルリア「ほら!!早くキース!キース!キース!!」


    グラン「だからやらないって言ってるだろ!!!!」


    ビィ「ええいまどろっこしい!!早く行ってこい!!」(ドォン


    グラン「うわあああああっ、ちょっ、おっとと!!」ヨタヨタ


    ナルメア「ううっ、ここ、は……?」ムク


    グラン「ナ、ナルメア!!避けてええああああ!!」ドンガラガツシャ-ン


    ナルメア「えっ!?ちょっ、団長ちゃ…きゃあっ!!」ドガシャア


    カレン「うわああああっ!!ちょっと二人とも、だいじょ……う……b……」


    ナルメア・グラン「…!!」ズキュウウウウウウウウン!!!!!!


    カリオストロ「おい、オメーらうるせえぞ!!!こんなところで大騒ぎしや……が……」ボトッ


    グラン「ま、待ってくれ!!!事故!!事故だから!!!!!」ガバア


    ナルメア「だ……団長ちゃんと……ち、チューしちゃった……///」カアアッ


    ハレゼナ(白目)

    105 = 35 :

    カリオストロ「なるほど……うちの団長は人目につかねえ所で団員を押し倒す、クソ野郎だったってことか……!見損なったぜ……」キッ 


    グラン「だから違うんだってば!!!!!カレン何とか言ってあげt」


    カレン「えぐっ…ううっ…うええええええええええん!!!!」


    グラン「ガチ泣き!?!?ちょっ、ハレゼナ!!!!」


    ハレゼナ「」シ-ン


    グラン「ダメだ、完全に気を失ってる……!ル、ルリア!ビィ!!」


    ルリア・ビィ「」コソコソ


    グラン(こ、この野郎………ッ!!)ビキビキビキ


    カリオストロ「ギルティだな……!死ね!!アルス・マグナァァァッッ!!!!」ズドオオオオオオン!!!!


    グラン「またこのパターンギオエアアアアアアアアアオアアアアアッッ!!!!!」ドドドドドド

    106 :

    キスぐらい挨拶みたいなもの。オシッコ漏らすぐらいやった子もいるんだから

    107 = 35 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    カリオストロ「フン、取り敢えずグランの野郎がレイプ魔のクズじゃねえってことはわかったよ。」


    正座グラン「…だがらぞうだっでいっだのに……」ボロボロ


    カリオストロ「でもやっぱり許せねえ!!オ、オレ様というものがありながら、ナルメアとも……!///」


    カレン「なっ、ちょっと待ってよ!!!団長は私とつっ……付き合ってるのよ!?!?」ギュ-


    ハレゼナ「ダメだァ!!団長は誰にも渡さねェェェッ!!!」ギュゥゥ


    グラン「うわああああ二人とも痛い痛い痛い!!!!!」メキメキメキ


    カリオストロ「そんなん認める訳ねえだろうが!!!ねっ、団長サン☆」キュピ-ン


    グラン「いや、あの……実はみんなの言ってること、全部本当っていうか……」


    カリオストロ「……はあああ!?!?ど、どういうことだよオイ!!そんなことが許されると思って……!!」


    ハレゼナ「えっ!?そっそんなこと……!」ビケッ
     
    カレン「へへ、残念でしたー!」ギュ-


    カリオストロ「なっ、ううっ……!」ジワッ


    ルリア「あっ!!グランがカリオストロさん泣かせた!!」


    カリオストロ「うわあああああっ!!グランのレイパー!!!死ね!!!!」


    グラン「ちょ、待って!!カリオストロ!!」


    ハレゼナ「そんな……団長は、ボクの……たいせつ……!!」ジワッ


    グラン「ああっハレゼナまで!!!」アタフタ


    ビィ「オイラ知ってるぜ!こういうのを女の敵、って言うんだよな!」


    ルリア「そうですね、ビィさん……グランみたいになっちゃだめですよ?」


    グラン「…」(殺意、ってこう言う感情なんだな)


    ーーこの後みんなに半日かけて土下座し、なんとか許しを得た。

    108 = 35 :

    好きなキャラをドッキリでいじめるスレの予定だったのに、なんか想像と違うものが出来た…

    109 = 73 :

    構わん、やれ(いいのよ、>>1の書きたいように書いてくれれば。応援してます)

    110 = 52 :

    さぁ続きを。ドッキリでも修羅場でも、あるいは逆ドッキリでも

    111 :

    ヴィーラはよ

    112 :

    ここらで男キャラにも視点を

    113 :


    続きを全裸で待機

    114 :

    パーさん辺りは気になるな

    115 :

    いいんだよ
    書きたいように書いて続きを投下しろください

    116 :

    ルリア「次は誰を見てみようかな……♪」 ウキウキ


    ビィ「さっき一番ヒドい目にあったってのに、もうこれだもんなあ……」


    グラン「うん、すごい精神力だと思う」


    グラン「あれ?甲板にいるのは……?」


    オイゲン「……」スパ-


    ルリア「オイゲンさんです…空を見ながら葉巻ふかしてますね。」


    ビィ「あいつも呑気なもんだぜ!ウチの団長が死んだってのによぉ!」


    グラン「死んでない!!」クワッ


    ルリア「また私行ってきます!」タッタッタッ

    117 = 116 :

    ルリア(確かこのあたりに、オイゲンさんが……)


    オイゲン「……」スパ-


    ルリア(あっ、いたいた!じゃあ私はこの辺に…)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    オイゲン(…あっけないもんだな、人の死ってのは)


    オイゲン(アウギュステを救ってもらい、アポロを救ってもらい)


    オイゲン(そして今、俺が旅を続けられているのも、グランのおかげだ。)


    オイゲン(こんな老いぼれには勿体ねえ位のモンを、俺ァアイツから貰った……)


    オイゲン(……そんなアイツのことを、俺はどこかで死ぬ訳がねえ、って思っちまってたんだな……)


    オイゲン「…俺ァ馬鹿か…外面ばっか年寄りヅラしてよォ…」プルプル


    オイゲン「こんな甘い考えじゃ、ガキンチョと何にも変わらねぇ……」グシャ

    118 = 116 :

    ???「ううっ……ひっく……」グシュ


    オイゲン(…?誰だ…)ザッ


    ルリア「ぐすっ…ううう……」


    オイゲン「……」


    オイゲン「……よぉ、嬢ちゃん。隣座るぜ。」ストン


    ルリア「オイゲンさん…」


    オイゲン「……ルリア、お前さんの気持ちは、痛え程よく分かる……」


    ルリア「……」ピクッ


    オイゲン「だがな、ダメだルリア…。泣いてばかりじゃあ前には……」


    ルリア「オイゲンさんに何が分かるんですかっ!!」ギリッ


    オイゲン「…っ!」

    119 = 116 :

    ルリア「グランは……グランは私のために既に一度……死んだんです……!」


    ルリア「私は……そんなグランを、二度までも……しっ…死なせて…しまった……!」ガタガタガタ


    ルリア「皆は優しいから、そんなこと言わない…。でも私は……」


    ルリア「殺人者と……何も変わらないんです」ブルブル


    オイゲン「……」


    ルリア「私は……私は……!」ガタガタ

    120 = 116 :

    オイゲン「……へへっ……」


    ルリア「っ!?……何が……何がおかしいんですか!!」ギロッ


    オイゲン「……お前さん、やっぱり団長とそっくりだ」(葉巻を取り出す)


    ルリア「……どういうことですか?」


    オイゲン「お前ら二人は……優しすぎるんだ。」


    ルリア「……」


    オイゲン「アイツは、自分の命なんざ顧みず、お前さんの危機を救った。」


    オイゲン「お前さんだってそうだ。知り合って何分の奴の命を、自分の命を使って救ったんだからな。」


    オイゲン「人が困ってたら、自分のことなんざ気にせず助けに行っちまう。元々そんな奴らなんだよ、お前ら二人は。」スパ-


    ルリア「…オイゲンさん…」

    121 = 116 :

    オイゲン「団長の奴もよ、絶対後悔なんてしてないだろうぜ?むしろ本望だったんじゃねえか?自分のことを守ってくれた相手を、守って死ぬなんて……。ったく、最後までスカした野郎だぜ。」


    ルリア「……」


    ルリア「……グランを死なせた……私のような人間が……」


    ルリア「生きていても……いいんでしょうか……?」グズッ


    オイゲン「…逆だ、ルリア。お前さんはな……」


    オイゲン「グランがいねぇ今こそ、生きにゃならねえんだ……アイツのために、な。」


    ルリア「うぅっ……グ……グラン……っ!!」ボロボロ


    ルリア「うわああああああああああああん!!!」


    オイゲン(そうだ……今はもうグランはいねえ……)スパ-


    オイゲン(だからこそ、生きている俺達が、あいつの分まで生きなきゃならねえんだ……ッ!!)グシャッ


    オイゲン「グラン……しばらく待ってろよ…。イスタルシアの土産話ひっさげて、いつか迎えに行ってやっからな……!」

    122 = 116 :

    ビィ「…いよぉし!!カットォッ!!!」バチ-ン


    オイゲン「!!?!?!?」


    ルリア「あっ、ビィさん!!」ケロッ


    オイゲン「」


    ビィ「いやービックリしたぜ……オマエ、役者にでもなりゃいいんじゃねえか?」


    ルリア「えへへ…」テレテレ


    オイゲン「なっ……なんだお前さん……さっきまで泣いてたんじゃあ……」


    ビィ「ああ、オイゲンももう少しすれば分かるはずだ……」


    ズドドドドド……


    ビィ「おっ!やっと来たか!!」


    グラン「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛こ゛へ゛ん゛よ゛オ゛イ゛ケ゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!゛!゛!゛」ダバ-


    オイゲン「」

    123 = 116 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    オイゲン「ったくよ……全部ルリアとビィのイタズラだったってのか……?」


    正座ルリア「はい、ごべんなさい……」(頭のタンコブを押さえながら)


    正座ビィ「痛えよお……殴らなくてもいいじゃんかよ……」サスリサスリ


    正座グラン「いや、ゲンコツ一発で済んでむしろありがたいと思った方がいいよ……」サスリサスリ


    オイゲン「お前もちゃんとこの二人の面倒ぐれえしっかり見てやれや……監督不行き届けだ……」


    正座グラン「ご、ごめん……」


    オイゲン「…ま、でも俺もいい勉強になったわ。騎空士には、こういうことが常に起こりうる……そういう仕事だもんな。」


    オイゲン「それに免じて、今回は許してやる」


    正座ビィ「オイゲン……!」


    オイゲン「…ただし次は無いと思え」ギロッ


    一同「ヒェッ…」

    124 = 116 :

    少ないけど今日はこの位でやめます

    リクエストしてくれるのありがたいけど、書き切れるかわからないので一旦締め切りますを

    125 :

    おつ!
    るっリア上手いわww
    こういうちょっと真面目なのもよいね

    126 :

    おつ
    本当にいい男だぜ…なお今日のるっ!

    127 :

    この様子を録画しといて後で鑑賞会だな

    128 :

    乙!
    るっリアが基本演じれば良い絵になりそう

    129 = 128 :

    はい、やらかしたー

    130 :

    おつ

    >>128

    おうお前んところも見てるから早く続き書くんだよオォン!?

    131 :

    >>128
    せやで
    そっちも見てるんだからたのむわ

    132 :

    >>128
    そちらも楽しみに読んどりますで大将

    133 :

    >>128
    宣伝乙

    134 = 132 :

    ーーシルヴァの部屋ーー
    ベッド「」モゾモゾ 


    シルヴァ(うぅ……勢いに任せて私は何て事を…///)ジタバタ


    シルヴァ(これじゃ団長に合わせる顔がない……)


    シルヴァ「……まぁでも……悪い気はしなかったな……」ボソッ


    シルヴァ(って何を言ってるんだ私は……!!///)ウネウネ

    135 = 132 :

    シルヴァ「こんな様子ではダメだ!気持ちを新たにしろ、私!!」ガバッ


    シルヴァ「布団で悶えるのはもうやめだ……もう誰かに泣きついたりなんて……」パラッ


    シルヴァ「……?何か落ちたな」


    シルヴァ「……これは……手紙……?」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ルリア「うーん、クムユさんどこにもいませんねぇ」


    グラン「……何かあったら僕、シルヴァさんに殺されちゃうよ……」


    ドドドドドドドド


    ビィ「ん?なんの音d……」


    ドア「」バァン!!


    シルヴァ「うわああああああああああどうしようだんちょおおおおおおおおお!!!!!! 」ダキツキ-


    グラン「うわああっ、シ、シルヴァさん!?どうしたんですか!?」


    シルヴァ「クムユが!クムユがあああああああっ!!」ダバ-


    グラン「ぐええええええええ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!シルヴァさん落ち着いてあああああああ!!!!」メシメシメシ


    ルリア「どっ、どうしたんですか、シルヴァさん?状況が全く飲み込めないんですが……」


    シルヴァ「こっ……これが、私の部屋に……」グズッ


    ビィ「クムユからの手紙か……にしても、一体何が……?」ピラッ


    ビィ「っ!!」


    ルリア「ビィさん?」


    ビィ「ヤベェぜグラン!!これを見てくれ!!」


    グラン「……!ビィ、見せて!」

    136 :

    焦らすじゃないか…悪い子だ

    137 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    突然いなくなっちまって申し訳ねーです


    突然のことでびっくりしてると思うです、だけどクムユは行かないといけないですよ。


    団長のために、そして自分の為に……クムユは団長が殺されたっていう西の孤島に、行ってくるです。


    ……多分クムユは生きて帰ってこれないと思うです。


    けど、仕方ねえことです。


    クムユはシルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん、そして団の皆のことが大好きだったです


    最後まで心配かける子で、本当にごめんなさいですよ。


    クムユより
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    138 = 137 :

    シルヴァ「クムユが……クムユが1人で、西の孤島に……」ガタガタ


    ビィ「おいおい、西の孤島、って星晶獣がウジャウジャいるっていうあそこか……?」


    グラン「…シルヴァさん、落ち着いて下さい。まだクムユが死んでしまった訳じゃない。」


    シルヴァ「そ、そんなこと言われたって……!」


    グラン「僕達が慌てていたら、何も始まらないんだ!こんな時だからこそ、僕たちは冷静にならなきゃいけないんです…!」プルプル


    シルヴァ「…」(……団長が、震えている……?)


    シルヴァ(…! そうか、団長だってクムユが心配でどうしようもないのに、私を落ち着かせようと無理して…!)


    シルヴァ「…すまなかった、取り乱してしまったようだ…」


    ルリア「はっ、はやくラカムさんに知らせましょう!!」


    グラン「……それじゃあ間に合わない!!皆、付いて来て!」ダッ

    139 = 137 :

    ーー船の甲板ーー
    小型騎空艇「」ゴウンゴウンゴウン


    ビィ「うわぁ、オイラこんなのがあるなんて、初めて知ったぜ……!」


    グラン「空を旅している途中、どうしても船を離れなきゃいけなくなったときのために、幾つか作っておいたんだ…。クムユも、これを使ってここを出たんじゃないかな。」


    グラン「……うん、狭いけど詰めれば何とか皆乗れそうだ。皆、乗って!!」


    グラン「ここをこうして……」ブルルン


    グラン「よし、エンジンがかかった!!西の孤島へ向けて、急ぐよ!」ギュオン!!


    シルヴァ「あ、ああ!」


    シルヴァ(頼む……間に合ってくれ…)

    140 = 137 :

    ーー3日前ーー
    クムユ「ふんふふ~ん♪」ルンルン


    グラン「…」


    クムユ「あっ、団長さん!!今回の依頼は、どこに行きやがるですか?」トコトコ


    グラン「あっクムユ!今回は西の孤島だよ。あそこの島でしか取れないっていう薬草を取りに行くんだ」


    クムユ「に、西の孤島…ですか…」ゴクリ


    グラン「クムユも付いてくる?」


    クムユ「ぴいっ!?い、いや!クムユは今ちょっと忙しくて…!」


    グラン「あはは、無理しなくていいんだよ」テクテク


    クムユ「……」


    クムユ「……はぁ……」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    141 :

    >>140
    取る× 採る○

    142 = 141 :

    クムユ「…」


    クムユ(この団での生活は、とっても楽しいです。)


    クムユ(皆優しいし、ククル姉ちゃんもシルヴァ姉ちゃんもいるですよ)


    クムユ(でも…クムユはこのままで本当にいいです?)


    クムユ(クムユは度胸をつけて、立派な職人になるためにこの団に入ったです)


    クムユ(ちょっとは治って来たかと思ったのに、クムユはまたビビって逃げちまったです…)


    クムユ(こんな様子じゃ立派な職人になんてなれねぇですよ……)


    クムユ「…クムユのドチクショー…」ショボン

    143 = 141 :

    ルリア「うわああああああああああん!!!」


    団員「どうしたルリア!」「団長は無事なの!?」「おっ、落ち着け!」


    クムユ(…?何かあったですかね?)トコトコ


    クムユ「どうしたです?ルリアさん…」


    ルリア「グランが……グランが……!」


    ルリア「私を守って、せ、星晶獣に…殺され……!」


    クムユ「…っ!?な、何言ってやがりますか…!クムユは信じねえですよ…!」


    ルリア「私の……私のせいなんです……!グラン…ごっ、ごめんなさ……」


    ルリア「うああああああああああああ!!!」


    クムユ(そんな……団長が……!)サアアッ

    144 = 141 :

    ーークムユの部屋ーー
    クムユ「ふえっ……ううう……」ボロポロ


    クムユ(クムユに…クムユに度胸があったら……!クムユがもしあの時、一緒に行くって言えたなら……!)ブルブル


    クムユ(もしかしたら団長を、助けられたかもしれねえですのに…!)


    クムユ「……だ、だんちょう……」


    クムユ(…シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん……クムユはこれからも…)


    クムユ(…こうやって、臆病なまま、皆を失い続けるですか……?)ピクッ


    クムユ「…」


    クムユ「……そんな風に、なってたまるかってんです」スクッ


    クムユ「……皆、ごめんなさいです。少し火薬、貰っていくですよ。」

    145 = 141 :

    グラン「……見えた、あそこだ!!皆、着陸するよ!」シュゴオオオオ


    シルヴァ「ああ!」


    シュウウウウ…プシュ-…


    ルリア「つ、強い怒りの気配を感じます……!星晶獣が怒っているんです……!」


    ビィ「おーーーーいクムユーーー!!いるなら返事してくれーーー!!」


    グラン「クムユーーー!!どこだああああ!!」


    ドゴォォォォン!!!


    ルリア「!! いっ、今向こうから、大きな音が!!」


    シルヴァ「そっちか!!皆、行くぞ!!」ダッ

    146 = 141 :

    魔物①「ギギ…グガガガ…」ドオオオン


    クムユ「どうだってんですコンチキショー!!ウチの銃工房で鍛えた銃を舐めるんじゃねーです!!」チャキ


    魔物②「グアアアアアアッ!!!」バッ


    クムユ「…!来るです!!もうクムユは、恐れないですよ!!」バァンバァン


    魔物②「ウゴォッ!!」ドサッ


    クムユ「はあ、はあ……あいつの根城はどこに、ありやがるです…!」ダッ



    シルヴァ「……っ!!居たぞ!!クムユだ!!」バッ


    ルリア「えっ、ど、どこですか!?」キョロキョロ


    シルヴァ「あの山の南峰あたりだ!!私に付いてこい!」ダッ


    ビィ「あっ、あの山ってここから1kmは離れてるぜ!?相変わらずとんでもねえ奴だぜ…」


    グラン「シルヴァさんの目には頼りっぱなしだ…!皆、急ぐよ!」

    147 = 141 :

    ーー洞窟内ーー
    クムユ「ここが、星晶獣の住処ですね……!」ギリ


    星晶獣「グルルルル…」


    クムユ(さすがは団長を倒した星晶獣…オーラが違うですよ……)ブルッ


    クムユ「でも、クムユは…引き下がる訳にはいかないです。」ザッ


    クムユ「お前を倒して、団長の恨みを晴らすです!!やあああああっ!」ドオンドオン


    星晶獣「ゴガアアアアアアアッ!!!!」バッ

    148 = 141 :

    クムユ「やあっ、とりゃ!ほうっ!!」バァン!!ババン!!


    星晶獣「グッ!!ゴアアアアアアアアア!!」キンキンキン!!


    クムユ「やっぱり効かないです…!なら、これならどうですコンチクショー!!」ドオンドオン!!


    星晶獣「ガアアアアアアアアッ!!」ブンッ


    クムユ「ぴいいっ!!ま、まだまだです!!」ドォンドォン


    星晶獣「フシュルルル……ウガアッ!!!」バチィ!!


    クムユ「うわああああっ!!」ズザザザ!!


    クムユ「こ、この位どうってことないですよコンニャロー!!」カチッカチッ


    「」シ-ン…


    クムユ「たっ、弾切れ……!」


    星晶獣「ゴオオオオオ…」ズン…ズン


    クムユ「…!」


    星晶獣「ウガアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブン

    149 = 141 :

    ゴゴゴゴゴゴゴ


    星晶獣「……?」


    クムユ「…間に合ったですよ…!」ニヤリ


    クムユ「クムユが狙ってたのは、この洞窟の崩れかけの天井……!瓦礫に埋もれちまうといいです!!」


    ズドドドオオオン!!!!


    星晶獣「ウゴオアアアアアアアアッ!!!!!!」ズドドドドドド


    クムユ「この時を待ってたです!!グランサイファーの火薬から作った、特製爆弾を…特と味わうといいです!!」バッ


    星晶獣「グキエエエエエエエエエッ!!!!」ドゴオオオオン!!!!!


    クムユ「やっ、やった……当たった!!」

    150 = 141 :

    シュゥゥゥゥゥゥ……


    クムユ「や……やったですか……?」


    ゴゴゴゴゴゴ


    クムユ「そっ……そんな……!!」


    星晶獣「ブオオオオオオオオオン!!!」ドゴオオオン


    クムユ「あっ、あああっ……!!」ガタガタガタ


    クムユ「も、もう爆弾も、弾もねえです……!」


    クムユ「あ、ああ……ごめんなさい、ごめんな……さ……い……!」


    クムユ(助けて、シルヴァ姉ちゃん、ククル姉ちゃん…)


    星晶獣「ガアアアアッ!!!」ブンッ


    クムユ(団長……!)


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