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    元スレ立香「麻帆良学園だって?」

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    101 = 1 :

    エヴァ「ま、ここまで良い条件で契約を結べるんだ、それくらいは考えてやるさ。
    さて、そろそろこの呪いを解いてくれても良いんじゃないか?」

    立香「そうだね……それじゃあ今回はメディア……じゃなくて、キルケーにお願いするよ。」

    キルケー「はいはいマスター、キュケオーンの準備は万端だよ。」

    エヴァ「キルケー………キュケオーン……それって食べたら豚にされるやつじゃなかったか!?」

    キルケー「む、失礼だなぁ、この麦粥…キュケオーンは薬にも毒にもなる神の食べ物だよ?
    今回は症状を聞いて、それに合わせて作ってきたってのに。」

    立香「キルケーの麦粥は美味しいよ。
    うん、豚になるなんて事もそうそう無いし。」

    エヴァ「そうそうって事はたまにあるんだな!?そうなんだな!?」

    キルケー「あんまり煩いと豚にしたりはしたけど、それも時間経過で戻るようなものだよ。
    黒髭だって吊るした次の日には戻ってたし。
    ほらほら早く食べなよ、この後は契約も続けてやらなきゃならないんだからさ。」

    エヴァ「わ、わかった……これ以上騒いで豚にされたら堪らんからな。」モグ…

    キルケー「どうだい?」

    エヴァ「これは……なるほど、美味いな。」ハフハフ

    キルケー「ふふん、そうだろそうだろ!
    私のキュケオーンはマスターだって夢中で食べるからね!」

    102 = 1 :

    エヴァ「ンクッ……ふぅ、美味かった。
    それに完食と同時に魔力が湧き上がってきたな。」

    立香「上手く解呪も終わったみたいだね。
    さて、それじゃこのギアススクロールに署名してくれれば契約は完了だ。」

    エヴァ「……貴様、力を取り戻した私が、この段階で貴様を攻撃するとは思わんのか?」

    立香「それは無いと思うけどね。」

    エヴァ「ほう?」

    立香「今この場には、大魔女であるキルケーも同席してるわけだし、好条件での契約だってのに不確実な方法を採るほど馬鹿じゃないでしょ?
    それに…………」

    エヴァ「それに?」

    立香「………いや、なんでも。」
    (三人ほど霊体化して勝手についてきてるのは流石に黙っておこう。)

    清姫(ますたぁや私の前で嘘を吐くなど許しませんよ?)

    静謐(これはマスターの警護です……それが不要なものだとしても……)

    頼光(我が子はどのような切欠で成長をするかもわかりませんから、母として常に近くで見守らなければ……)

    エヴァ「………この気配が関係しているのはわかった。」サラサラ

    立香「うん、サイン確認。
    それじゃあこれで帰るよ。」

    エヴァ「まぁ待て、今日は私で最後だろう?」

    立香「うん? まぁ残り五人は明日に回す予定だし、今日はこれで終わりだけど。」

    エヴァ「折角だ、夕食を食べていくといい。
    マシュと言ったか? 貴様の妻も連れてきて構わん。」

    立香「お誘いは嬉しいけど、どうしてまた?」

    エヴァ「何、確実に呪いを解き、学園から解放される道筋が出来たのだ、今の私は気分がいい。
    それに、一つ教えておきたい事もあるからな。」

    立香「んー………わかった、それじゃあご馳走になろうかな。」

    エヴァ「それと一つ、貴様の妻の他に英霊を呼んでも構わんが、一人から二人、男のみにしておけ。
    その方が後々面倒が無くて良い。」

    立香「了解……それじゃ一度帰ってマシュを連れてくるよ。」

    103 = 1 :

    マシュ「エヴァンジェリンさん……生徒の中でもかなり魔力の強い、金髪の女の子でしたよね。」

    立香「うん、真祖の吸血鬼……らしいね。」

    デオン「それで、私たちを供に選んだのはどういった意図があるのかな?」

    ベディ「夕食を共にというのは嬉しいことですが……」

    立香「ほら、エヴァンジェリンさんのとこの食事は多分洋食だし、それでマナーに問題がなく、
    他の部分でも特に問題が無い男性サーヴァントとなると………」

    ベディ「な、なるほど……」

    デオン「選択肢は大分少なくなってくるね。
    マスターは、その中から無作為に選んだと言ったところか。」

    立香「そういう事……っと、あのログハウスだ。」

    茶々丸「立香先生、マシュさん、英霊のお二方。
    お待ちしておりました。」

    立香「出迎えありがとう、茶々丸さん。」

    104 = 1 :

    茶々丸「それでは中へどうぞ。
    食事は私の姉たちが別荘にて準備しております。」

    マシュ「別荘……ですか?」

    茶々丸「説明を聞くより、実際に体験したほうが早いかと。
    それではこちらの部屋へ。」

    ベディ「これは………?」

    デオン「魔力が感じられるから、魔術道具だというのはわかるが……」

    茶々丸「ダイオラマ魔法球……そうですね、分かりやすく説明するならば、精神と時の部屋になります。」シュンッ

    立香「っ……景色が一瞬で変わって……」

    エヴァ「来たか、待っていたぞ。」

    マシュ「こんばんは、エヴァンジェリンさん。
    今日は招いていただいてありがとうございます。」

    エヴァ「何、こちらにも用事はあったからな。
    ここでの一日は、外での一時間にしかならん、今日はゆっくりして行くといい。
    しかし……せっかく人が善意で女の英霊は連れてくるなと言ったというのに。」

    105 = 1 :

    立香「あぁ、まずは紹介しようか。
    こっちはベディヴィエール、円卓の騎士の話は授業でもしたね?
    彼は間違いなく男だ。
    いや、確かにそこらの女性が霞むような容姿はしているけれども。」

    ベディ「ご紹介に預かりました、ベディヴィエールです。
    恐らく不要かとは思いますが、一応マスターの警護役となっております。」

    立香「で、こっちがデオン。
    フルネームは確か……シャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・デオン・ド・ボーモン……だったかな?
    フランスの外交官で、男性であり女性でもある。」

    デオン「フルネームを覚えてくれてるなんて嬉しい限りだ。
    私を呼ぶときは、ただデオンと呼んでくれれば良い。」

    エヴァ「ベディヴィエールにデオン、か……まぁ貴様に過剰な愛情を覚えていなければ構わないが。
    それはさておき、食事にしよう。」

    106 = 1 :

    立香「こう……色々と豪勢な食事だったね。」

    マシュ「仔牛のフィレステーキにロブスターに……とても美味しかったです。」

    デオン「生前の私でも十二分に満足するような食事だった。
    いや当時の私たちの価値観が現代に比べておかしいのは理解しているが。」

    ベディ「とても美味でした……カルデアの食事に勝るとも劣らない……。」

    エヴァ「満足してもらえたのなら何よりだ。
    さて、では私の方の要件も済ませるとしようか。
    とある魔法……貴様達が魔術と呼んでいるものの一つについての話だ。
    その魔法を、今この場で貴様達夫婦に使っておこうと思ってな。」

    立香「………」

    エヴァ「あぁそうあからさまに警戒するな。
    なにも危険があるわけではない。
    ただ……そうだな、マシュの戦いたくとも力が無いという感情が読み取れたから、とでも言おうか。
    前線に出すのは気乗りしないだろうが、それでも身を守る力はあった方が良いだろう。」

    マシュ「………それがあれば、私ももう一度先輩を守る事が出来るんですか?」

    エヴァ「英霊のそれには劣るだろうが、今よりも強くなることは間違いないだろうな。」

    107 = 1 :

    立香「………………………わかった、教えてくれ。」

    エヴァ「今凄まじい葛藤があったな?」

    デオン「マスターは、マシュを前線に出すことが軽くトラウマになっているみたいでね。
    それでも万が一のために身を守る力を持っているべきだと思ったからこうなったんだろうが。」

    ベディ「あの時は私たちも居ない時に襲撃を受けていましたからね。
    マシュさんも無理に力を行使して酷く傷ついたとか。
    であれば、力を得て身を守る事が出来るのであれば、ここは受けるべきなのでしょう。」

    エヴァ「過去に大変な事があったようだが……まぁ詮索はやめておくか。
    さて、私が教える魔法、それは契約(パクティオー)だ。」

    マシュ「パクティオー?」

    エヴァ「本来は、魔法使いが自身の詠唱を終えるまでの無防備な時間、それを守護する従者を作り出すものだ。
    昨今は戦闘自体が少なく、恋人探しの口実とする者が多いのだが……まぁ、それはいい。
    この魔法によって契約をすることにより、魔法使いは従者に対する魔力の供給が比較的容易になる他、
    契約の瞬間にパクティオーカードというものが生み出される。
    そのカードを使用する事によって、従者に合わせた魔法具…アーティファクトを召喚する事が可能になるというものだ。
    魔力を供給する事で身体能力は増すし、アーティファクトによっては身を守る事も容易いだろう。」

    108 = 1 :

    立香「なるほど……それで、その方法は?」

    エヴァ「魔法陣は既に用意してあるからな、貴様等はその上でキスをすれば良い。」

    デオン「あぁ、それで女性サーヴァントは連れてくるな、か。」

    ベディ「お二人が正式に婚姻を結んでから多少落ち着きはしましたが、
    それでも清姫さん等は凄まじい形相でお二人を見ていることがあるくらいですからね。」

    エヴァ「さて、あとは二人の準備が終われば、いつでも契約は可能だが?」

    マシュ「え、えっと、その前に歯を磨かせてください!」

    エヴァ「………食後だったな。」

    109 = 1 :

    エヴァ「さて、どうせ夫婦なんだ、仮契約ではなく本契約でサクッと済ませてしまえ。」

    立香「随分と軽く言うね?」

    エヴァ「新婚が何を言うか。
    どうせ行ってきますやただいま、おやすみのキスなんかも毎日しているんだろう?」

    マシュ「いや、その、してないとは言いませんけど……」カァァ

    立香「それでも人前でのキスなんてそうそうあるものじゃないよ。」

    エヴァ「いいからさっさとやってしまえ、ついでにアーティファクトも見せてみろ。」

    立香「まったく……マシュ、良いかい?」

    マシュ「は、ははははい!」

    立香「それじゃ……」チュッ パァァァァ

    110 = 1 :

    エヴァ「本契約成立だ、さてカードは………」

    デオン「おや、これは……」

    ベディ「マシュさんのクラスカード、ですね。」

    エヴァ「さて、ではこれを手に持って「アデアット」と唱えると良い。」

    マシュ「わ、わかりました………スゥ……ハァ……よし、アデアット!………これは…」

    エヴァ「随分と大きいが……ラウンドシールド、か?」

    立香「宝具………マシュ、真名開放は?」

    マシュ「………出来そうです。
    出力は落ちるかもしれませんが、今は遥か理想の城も十分に発動できるでしょう。」

    エヴァ「あとは身体も十分に動かせるように、訓練でもしていけばいい。
    相手には困らんだろうし、場所と時間ならここを貸してやろう。」

    立香「なら、お言葉に甘えようかな。」

    111 = 1 :

    投下ここまで
    うちに来たお姫様でアサシンで引きこもりなエレちゃんと一緒に頑張っていきます(白目)

    112 :

    こんにちは
    それではちょっとだけ投下します



    アルトリア「エクス……カリバァァァァァァア!」

    マシュ「ロード……キャメロットオォォォォォォ!」

    エヴァ「その剣の出力も出力だが、それを防ぎきる盾と言うのも凄まじい物だな。」

    立香「その辺りは相性も絡んでくるんだけど……うん、アルトリアの宝具を防ぎきれるなら、当面は十分かな。」

    アルトリア「そうですね、魔術王の宝具を防いだ時程の効果は期待できないでしょうが、それでもその防御力は十分なはずです。」

    マシュ「ふぅ……これで先輩を守ることが出来ますね!」

    立香「うん、ありがとうマシュ、これからもよろしくね。」

    マシュ「はい!」

    エヴァ「ふむ………外はそろそろ朝になる頃か、仮眠をとったら外に出るといい。」

    立香「うん、ありがとうエヴァさん。
    この先の仕事も余裕を持って出来そうだ。」

    エヴァ「ふん、ちょっとした礼だ、これで貸し借りは無しだからな。」

    113 = 1 :

    立香「さて、今日は……のどかさんからか。」

    のどか「立香先生、来ました……けど……」

    立香「お、いらっしゃいのどかさん。
    それでお願いは決まってるかな?」

    のどか「えっと……ネギ先生との仲を……って言うのは駄目なんですよね。
    それじゃあ………本を……」

    立香「本?」

    のどか「はい、ジャンルは問わないので、何か珍しい本が読みたいです。」

    立香「本……本ねぇ。」
    (アレキサンダー、バレンタインのアレ、貸しても良いかな?
    彼女なら粗雑に扱うなんて事は無いと思うんだけど。)

    アレキ『僕は別に構わないよ、アレはマスターにあげた物だしね。』

    114 = 1 :

    立香(うん、ありがとう。)
    「それじゃあ、これはあげるわけにはいかないけど。」

    のどか「丁度手元にあったんですか?
    これは……文庫本と……巻物?」

    立香「イーリアス、最古期の古代ギリシア詩作品だね。」

    のどか「あ、日本語訳のものは読んだことがあります。」

    立香「文庫本の方は日本語に訳された物だけど、こっちの巻物。
    こっちは古典ギリシャ語で書いてある。」

    のどか「ギリシャ語……ですか……!?」

    立香「うん、これは友人から貰ったものなんだけどね。
    貸してあげるから、読んでみると良いよ。
    せっかくだから古典ギリシャ語の勉強もしてみると良いかもね。」

    のどか「ありがとうございます……早速今日から読み進めてみますね。」

    立香「返却は……そうだね、一学期中にしておこうか。
    夏休みに入る前には持ってくること。」

    のどか「はい……!」

    115 = 1 :

    立香「次は………委員長か。」

    あやか「お待たせしました、立香先生。」

    立香「いらっしゃい、委員長。
    ネギ君との仲を取り持って欲しいってのは無しだからね。」

    あやか「むぐ……先手を打たれましたか。」

    立香「まぁそれ以外なら、ある程度の無茶振りにも応えるつもりだから。」

    あやか「………そうですね……いえ、これは流石に………」

    立香「ん、何か無茶なお願いが思いついたのかな?
    とりあえず言ってみてよ。」

    あやか「…………では。
    私には、生まれてくるはずの弟が居たのです。
    幼い頃の話なのですが、弟とは言葉を交わすことなく別れてしまう事となり………
    それで、一度だけでも弟と話すことが出来たら………と。
    いくらなんでも、死者との会話なんて無理ですわよね。」

    116 = 1 :

    立香「死者との会話かぁ……ウルクとかエジプト圏内だったらまだ可能性はあったかもだけど………
    ちょっと考えてくるから、少し待っててもらえるかい?」

    あやか「え?えぇ、わかりました。」

    立香(さて……エレシュキガル、ニトクリス。
    二人はこれ出来ると思う?)

    エレシュ『私の冥界はウルクとその周りばかりで、流石に日本までは広がってないのだわ。
    そもそも日本は神々が多すぎるし、ここでの担当は伊佐波命とかのはずよ。』

    ニトクリス『こちらも同じくそうですね。
    流石にこの辺りの冥界と繋がるのは難しいかと。
    いえ、同盟者がどうしてもと言うのであれば試してみますが、それにしても魔力が追いつくかどうか……』

    立香(となると、他に力になってくれそうなサーヴァントは………)

    117 = 1 :

    エジソン『ならば、私の生前の発明……直流式霊界通信機を完成させるべきだろうな。』

    立香(エジソン?)

    エジソン『私が晩年に研究していた霊界通信機、これが完成すれば、あのお嬢さんの願いも叶えることが出来るだろう。』

    立香(でもバニヤンの事件の時…………)

    エジソン『あれは!ごめんね!
    いや、あれはまだ試作品の段階だったためであって、今回使用に耐えうるまで試作と実験は重ねるとも。』

    立香(………それじゃあ頼むよ。)

    エジソン『うむ、請け負った!』

    立香「お待たせ、知り合いにそういう霊との交信について研究してる科学者が居てね。
    まだ時間は掛かりそうだけど、協力はしてもらえそうだよ。」

    あやか「そうですか……なら、期待半分に待っていますわ。」

    118 = 1 :

    はい、ちょっとだけと言うことで、投下はここまでです。
    次回から日常編か修学旅行編に入っていきます。
    報告してませんでしたが、正月福袋では剣式が来ました。
    前線で全体宝具セイバーとして活躍してくれています。
    蝉様は来ませんでした……えぇ、来ませんでしたとも。
    貴重な全体アサシンですが、あきらめました、えぇ。

    それではまた次の投下で

    119 :

    投下していきます

    ~時は流れて四月中旬~

    立香「はい、と言うわけで皆さんの修学旅行の行き先は京都・奈良らしいですが、準備は済んでいますか?」

    「「「はーい!」」」

    立香「当日の日中は俺は完全に別行動……と言うか、実は新田先生に話をして休暇をもらってるんだけれど、
    皆さんあまりハメを外しすぎて周りに迷惑を掛けないようにしてください。」

    ネギ「あれ、立香先生は修学旅行に行かないんですか?」

    立香「えーっと、家で修学旅行の話をしたら、友人から預かっている子達が行きたいって言いだしてね。
    それで、宿は同じだし夜間の見回りなんかは参加するけど、基本的にはマシュとその子達に付いてるからって事で。
    俺が居ないからと、ネギ先生もハメを外しすぎないように。」

    ネギ「は、はい……」

    120 = 1 :

    まき絵「私達がその子達と一緒に回ったりも出来るかなー?」

    立香「まぁ街中で偶然会ったりした時は、そういう機会もあるかもね。
    その時は、日本語は普通に喋れるけど、こっちの常識にはまだ疎いところもあるから、その辺は気を付けてね。」

    まき絵「はーい」

    立香「それじゃ、何か質問は………無さそうだね。
    それじゃあ今日のHRはこれで終わりにします。
    皆さんしっかりと準備を進めておいてください。」

    ジャック『おかーさん、これでわたしたちも旅行に行けるんだよね?』

    立香(そうだね、ナーサリーと邪ンヌリリィも一緒だ。
    アビーやバニヤン達はまたの機会に連れていくって約束だから、俺とマシュ、ジャック達三人だね。)

    ジャック『わーい!それじゃあ二人に伝えてくるね!』

    立香「うん、いってらっしゃい。」

    121 = 1 :

    ~修学旅行初日・大宮駅~

    立香「同じ新幹線に乗ったけど………まぁ他の一般のお客さんは居ないし、騒がしいのは大目に見ておくか。」

    マシュ「皆さん中学生ですし、仕方ありませんよ。
    旅行ではしゃぎたくなる気持ちは私もわかりますし。」

    邪ンタ「新幹線って速いんですね!そりとは違いますけど、これも新鮮です!」白いTシャツとスカート

    ジャック「すごいすごい!もしかしたらわたしたちより速いかも!」Apocryphaで着ていたワンピース

    ナーサリー「二人はおめかししてるのに、私はいつも通り……二人が羨ましいわ」いつもの服

    立香「いやぁ、二人はちょっと表に出すには服装がね。
    ナーサリーは普通に人に見せられる格好だし、それで十分可愛いからさ。」

    ナーサリー「むぅ……マスターがそういうなら諦めるわ。」

    邪ンタ「トナカイさん、私は服装の改善を求めます!
    もっとサンタさんみたいな格好に!」

    マシュ「それは……今の季節には暑いですし、かと言って普段の格好は露出が……」

    立香「まぁ、向こうに着いたら服屋に入ってみようか。」

    邪ンタ「はい!」

    122 = 1 :

    ジャック「………魔力?」

    立香「あー……そういえばネギ君が学園長に何か渡されてたな。
    それを狙った刺客か何かかな。」

    マシュ「どうしましょうか、救援に行っても良いとは思いますけど。」

    立香「邪ンヌリリィやマシュの得物は、狭い場所だと取り回しが悪いし、ジャックにこんなところで刃物を使わせるわけにもいかないし。
    ナーサリーに魔術を使ってもらうってのも、見られる可能性を考えたらやめたほうが良いし。
    ちょっと行ってくるよ。」

    ナーサリー「わかったわ、マスター。」

    邪ンタ「気を付けてください、トナカイさん!」

    立香「さて………魔力はあまり強くなさそうだし、無手で良いかな。」

    123 = 1 :

    刹那「………立香先生?」

    立香「桜咲さん、状況は?」

    刹那「ネギ先生が持たされた関西呪術協会あての親書を、今式紙の燕に奪われたところですね。
    燕はこちらに飛んできています、斬り捨てますので少し下がっていただけると。」

    立香「あぁ、ちょっと術者について調べたいし、式を出来るだけ無傷で捕獲したいんだ。
    だから、こうやって……」パシッ

    刹那「手掴みですか…」

    立香「物干し竿で斬るよりは楽なものだよ。
    じゃ、この親書はネギ君に返しておいてもらえるかな。」

    刹那「わかりました、その式紙は……」

    立香「術者を調べて、こっちでお仕置きしておくよ。
    すぐに出来るかはわからないけど、呪術のプロも居ることだし、出来ないことは無いから。」

    刹那「では、よろしくお願いします。
    私はお嬢様をお守りしなければなりませんので。」

    ネギ「待てー!」

    立香「じゃ、あとはよろしく。」

    124 = 1 :

    はい、少しですが今回はここまでです。
    ようやく修学旅行編入りました。
    邪ンタの服装どうしよう………

    空の境界復刻来ましたね
    最低限殺式凸はしたいところです
    いえ、アサシン戦力はジャックにおっきーにエミヤで十分だとは思ってるんですが。
    コラボ復刻が来たのでプリヤの復刻も現実的になってきたと思うんですよ。
    弓戦力は足りてないのでクロはやくください。

    125 :

    ~修学旅行初日夜 旅館にて~

    立香「で、何者かの悪戯によって音羽の滝の水が酒にすり替えられていたと?」

    ネギ「えぇ、そのようです……」

    立香「はぁ……新田先生にバレたら事だし、こっちで酔い醒ましの薬を配っておきます。」

    ネギ「ありがとうございます。
    一体誰がこんな事を………」

    立香「わざわざしらばっくれなくても良いですよ。
    ネギ先生が預かっている親書を狙った組織が居るのは知っています。
    今回の事は、それを知っていて生徒たちに護衛を付けなかった俺の失態でもあるので。」

    カモ「兄貴、遠回しに責められてるぜ?」

    126 = 1 :

    立香「明日からは英霊の皆に護衛に付いてもらいます。
    と言っても、維持できる人数に限りがあるので全員に付けることは出来ませんが。」

    ネギ「そ、それでしたら、このかさんを重点的に護っていただけると助かります。
    今回狙ってきているのも、このかさんのご実家の関係との事なので。」

    立香「わかりました……段蔵ちゃん」

    段蔵「加藤段蔵、ここに。」シュンッ

    立香「明日から、日中の近衛木乃香嬢の護衛をお願い。
    なるべくバレないように。」

    段蔵「かしこまりました、マスター。」シュンッ

    ネギ「いきなり現れて、消えた……噂の忍者ですか!?」

    立香「それじゃ、今日はこれで。
    ネギ先生も職務を全うしてください。」

    ネギ「う……は、はい。」

    カモ「兄貴の質問には答える気がねぇって事か……?」

    127 = 1 :

    立香「さて、薬は配り終えたし、明日には皆復活してるだろう。
    それじゃあ………」

    玉藻「みこーん!」

    立香「玉藻、まだ呼んでないけど。」

    玉藻「いえいえ、昼間の式の事でしょう?
    でしたら、この私にお任せあれ!」

    立香「まぁ玉藻に頼むつもりだったし、そこは別に良いけどね。」

    玉藻「これですね、ごく一般的な式紙ですねぇ。
    飛びぬけた性能はない代わりに、誰にでも使いやすいタイプです。」

    立香「となると、術者の特定は難しいかな?」

    128 = 1 :

    玉藻「いえいえ、そこは私がスペシャリストですから、特定くらいどうとでもなりますとも。
    えっと………ふむふむ。」

    立香「術者の現在位置まで割り出せれば、それが一番なんだけど。」

    玉藻「………おっと、見つけましたよ~?
    術者はすでに、この旅館内に潜伏してますね。」

    立香「なに……?」

    玉藻「変装でもして正面から乗り込んできたんですかねぇ。」

    立香「じゃあここで捕らえようか。 協力お願い。」

    玉藻「りょーかいです、マスター。」

    129 = 1 :

    玉藻「さっきまではお風呂、今はトイレ……いえ、今出てきましたね。
    用事を済ませたのか、全力逃走中みたいです。」

    立香「となると、近衛さんを浚っていったのかな。
    あぁ、判断が裏目に出たか。」

    玉藻「まぁまぁ、今から追えばどうとでもなりますって。」

    立香「そうだね、じゃあ急ごうか。 ついてこれるよね?」

    玉藻「確かにマスターも鮭飛びとか言う術を身に着けてすっごい速いですけど、敏捷Bを嘗めたらダメですよ~?」

    立香「オッケ、じゃあ行くよ!」ダッ!

    130 = 1 :

    「ふふ、西洋魔術師言-ても大したことあらへん。
    このかお嬢様まで楽に手に入れてしもたわ。
    このままこのかお嬢様に戻ってきてもらえたら……」

    立香「はい、そこまで。」

    「!?」

    玉藻「ふぅ、このお猿の着ぐるみを来た女性が下手人のようですね。
    この着ぐるみにも身体強化の術が掛けてあるようで、中々追いつくのに苦労しましたが。」

    「くっ……あの西洋魔術師よりは強そうやけども……
    お札さんお札さん、ウチを逃がしておくれやす。」ゴウッ!

    立香「暴風っ!?」

    玉藻「まぁ………人間技ですねぇ。」パシュンッ

    「なっ……ウチの符術をこうも簡単に……!」

    玉藻「この私に呪術妖術で挑もうなんて、身の程知らずにも程があると言ったところですか。
    さて、ここから逃げられると思わない事ですね?」

    131 = 1 :

    「くっ……!」

    玉藻「あぁ、ひたすらに逃げようとしても無駄ですよ?
    既にここら一帯、黒天洞で封鎖してますから。
    本来防御スキルですけど、まぁ結界ですし?」

    「打つ手なし……か?」

    明日菜「こっのぉぉぉぉぉ!!」パキーン!

    玉藻「はいぃ!?
    いやいやいや、これメディアさんのルルブレでも持ってこないと、簡単には壊せないはずなんですけど!?」

    明日菜「居た! アンタ、このかを返しなさいよ!」

    立香「えぇ………」

    ネギ「立香先生!?」

    刹那「それにあの女性は……物の怪の類!?」

    立香「ああもう台無しだよ……」

    132 = 1 :

    「なんやよぉわからんけど、逃げるチャンスやな!」

    明日菜「あっこら!」

    刹那「立香先生、離れてください! 神鳴流奥義……」

    立香「彼女は味方だから落ち着いて、それよりもアレを追わないと!」

    ネギ「は、はい!」

    玉藻「黒天洞はあっさり壊されるし、格下の術師に逃げられますし、今日散々ですね私!」

    カモ「兄貴、アイツ駅に逃げ込むぜ!」

    立香「人払いまで済ませて、用意周到な!」

    133 = 1 :

    今回ここまでです。
    空の境界では剣式二人(合計3人)にふじのん三人、ジャンヌが一人来ました
    CCC関係ではタマモキャットにパッションリップ
    CBCではレジライダー、剣スロット、新殺が新規で来ました。

    第二部始まるまでもう少しですね、楽しみです

    134 :

    生存報告
    今月末か来月頭くらいで投稿出来ると思います

    135 :

    立香(多分、神楽坂さんが持ってるのはマシュの盾と同じアーティファクトかな。
    それも、問答無用で魔術を破壊するタイプかな、玉藻の術を簡単に破壊するくらいだし。
    となると、玉藻が居ても邪魔をされてロクに力を発揮できないかもな。)
    「玉藻、今日のところは下がってくれ。」

    玉藻「そうですね~、認めたくは無いですけど、ここで意地を張っても良い事無さそうです。」スゥッ

    立香「んじゃ、技術が飛び抜けてるタイプで……よし、小次郎!」

    小次郎「ふむ、拙者の出番か、任されよ。」

    ネギ「また新しい人が!」

    立香「其の辺の説明はまたそのうちって事で……小次郎、あの着ぐるみの女性を捕らえて欲しいんだけど。
    殺さなければ、多少傷つけても構わないから。
    それから、背負ってる女の子は傷つけないように。」

    小次郎「なぁに、燕でもあるまいし、時間逆行も空間を裂いたりもしないでござろう?」

    明日菜「それ絶対燕じゃないわよね!?」

    136 = 1 :

    小次郎「さて、電車に乗ったようでござるが……英霊として呼ばれたこの身に、追いつけぬ道理ではない。」

    「んなっ……走っとる電車に追いつくなんて!」

    小次郎「マスターの命故、その少女を返してもらおう。」

    「くっ……前鬼、後鬼!」

    小次郎「ここが勝負どころ……と言うほどでも無いが。」ヒュゥン!

    「は……ウチの式が一瞬で細切れに……?」

    小次郎「秘剣燕返し、少女は返してもらった。」

    「いつの間に……!」

    小次郎「このままお主を捕らえても良いが……」

    「ここで囚われるわけにもいきまへん……!
    お札さんお札さんウチを逃がしておくれやす
    喰らいなはれ、三枚符術京都大文字焼き!」ゴゥッ!!

    小次郎「む……拙者だけであればともかく、少女を巻き込むわけにもいかぬ。
    やむを得ないか、ここは引くとしよう。」タッ

    「………なんとかなったか、なんやねんあの人外じみた男は……いや、ウチの符術をあっさり解除したあの女もやな」

    137 = 1 :

    立香「あ、小次郎お疲れ。」

    小次郎「すまぬマスター、少女は取り返したがあの術者を捕縛するには至らなかった。」

    立香「いや、近衛さんの安全が第一だし、これで構わないよ。」

    小次郎「ならば良かった、また何かあれば呼んでくれ、マスター。」

    ネギ「あ、あの、木乃香さんを助けてくれてありがとうございます。」

    小次郎「これはマスターの命故にした事だ。
    まぁ少女を助けるというのは悪くない気分ではあるが……
    ともあれ、今日のところは帰還するとしよう」シュンッ

    138 :

    今更だけど、主人公がぐだ男かぐだ子か一目で解るようなスレタイにして欲しかったわ……
    他のスレタイはちゃんとぐだ男かぐだ子か書いてあるのに、てっきりぐだ子だと思って釣られたから正直がっかりした

    139 :

    >>138

    それな。
    ぐだ男でやる必要性を感じない。


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