元スレ立香「麻帆良学園だって?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
51 = 1 :
立香「じゃ、この後は俺とマシュは少し離れてるから、自由交流と言うことで。
皆も、俺だけじゃなくてマシュにも聞きたいことがあるかもしれないし。」
ハルナ「ほほーう………じゃあ先生の奥さん……マシュさん?にしつもーん!」
マシュ「な、なんでしょう?」
ハルナ「ずばり、二人の出会いは! あと先生をどうして好きになったのか!」
マシュ「出会い……ですか。 すこし長くなりますけど、良いですか?」
ハルナ「メモ帳の用意も出来たしバッチコーイ!」
52 = 1 :
マシュ「では……私は、先輩と会う前まで、体が酷く弱かったんです。
それで、生まれた建物から外に出たことが無かったんですけど、そこの新しい職員として、先輩が来たんです。」
マシュ「先輩は、来たその日にその建物の廊下で倒れていて、そこを見つけたのが最初でしたね。」
マシュ「その後に、所長…そこの一番偉い人の説明会があったんですけど、そこで先輩は居眠りをしちゃって、
所長にビンタをされた後、説明会を追い出されちゃったんです。」
マシュ「それから……30分くらいですね。 建物で爆発事故がありました。」
マシュ「建物の大部分の職員の皆さんと、先輩の同期にあたる方たちは皆事故に巻き込まれて、
私も例外じゃなく、降ってきた天井に下半身が押しつぶされて、身動きが取れなくなってしまったんです。」
マシュ「出血も酷く、もう助からないかなと思ったその時、たまたま追い出されていた先輩が戻ってきました。」
マシュ「でも、先輩でも天井なんて動かせませんし、私を引きずり出す事も出来ませんでした。」
マシュ「辺りは炎に包まれて、あぁ、もう死んじゃうんだなと思っていた私の手を、先輩が握ってくれたんです。」
マシュ「必死に、でも笑顔を作って、大丈夫だよ、絶対助かるから、そう言って励ましてくれて。」
マシュ「奇跡が起きました。 救助が来て、私は助け出されて。」
マシュ「ほとんど潰れていた下半身も後遺症無く治り、酷く弱かった体も人並み以上まで回復していたんです。」
マシュ「………と、こんなところでしょうか。」
53 = 1 :
ハルナ「うっわー……先生最初の方は情けない感じだったのに、後半はやってる事イケメンすぎでしょ。」
マシュ「先輩が私の手を握って励ましてくれた時、こう、初めての気持ちが私に生まれて。
最初はわからなかったんですけど、一緒に過ごしていくうちに、これが好きって事なんだなってわかってきて。」
ハルナ「マシュさんすっごい乙女の顔してるね~」
まき絵「じゃあ私も聞きたいことあるんだけどね~、今の聞いた限りだと、先生って先輩要素無いよね?
じゃあなんで先輩って呼んでるの?」
マシュ「それは……なんででしょう?」
まき絵「へ?」
マシュ「最初は、外を知らない私にとって、私よりも人生経験が豊富な先輩を先輩と呼んでいたんですけれど……
いつの間にかそれが定着していて、今でもそれが治らない……と言うのが一番近いですかね。」
54 = 1 :
マシュ「あと、結婚してから、その、あなた、とか、立香さん、とか呼んでみたんですけど、どうしても恥ずかしくて。
結局、それまでの先輩呼びから変わっていないんです。」
ハルナ「ほーほー……いやー甘酸っぱい、ラブ臭半端ないわー。」
マシュ「ラブ臭……?」
ハルナ「んじゃ次、マシュさんから見て、先生の凄い所とは!」
マシュ「凄い所………そうですね、挙げたらキリが無いですけど………。
人の扱い、動かし方が上手い事でしょうか。」
ハルナ「んー?」
マシュ「適材適所って言葉があるじゃないですか。
先輩はそれを確実に当てはめていくのが上手なんですよ。
だから、全体の指揮とかを任せれば、ほぼ全員が全員実力以上の力を出し切る事が出来ますね。」
ハルナ「んー、そういうとこはまだ見たことないし、あんまり想像出来ないかなー?」
55 = 1 :
マシュ「あとは……個性的な人たちと仲良くなるのが上手だったりしますね。
年齢性別種族問わず、いろんな人と話して、打ち解けるのが凄い早いんです。」
マシュ「他にもありますよ! 例えば、昔仕事の中で追われてる女の子を助けるというものがありました。
相手はすっごい用心棒を引き連れてて、女の子を引き渡せと言ってきたんですけど、先輩はノータイムで一言黙れと。
相手は勿論切れたんですが、そこから限られた手札でその用心棒を打ち倒し、女の子を追う悪い人たちも倒しちゃったんです。」
ハルナ「その用心棒ってそんなに凄かったの?」
マシュ「そうですね……わかりやすく言うなら……あ、先輩からギリシャ神話って習いました?」
ハルナ「えっと……先々週だったかな?」
マシュ「ギリシャ神話で例えるなら、こっちは少し強い人間、用心棒は英雄ヘラクレスってところでしたね。」
ハルナ「絶望感ハンパ無い!?」
マシュ「その時は、相手が女の子を狙っているのがわかりきってたので、先輩が女の子を抱え上げ、ひたすら逃げたんです。
逃げて、逃げて、その間に罠を張って、最後は大きな落とし穴に用心棒を叩き落として終了!
一時間以上女の子を抱えて全力で走って逃げてた先輩は、その直後に倒れこんでしまいましたが、あの時も凄く格好よく見えていましたね。」
ハルナ「先生って、昔から超人染みてたんだ……」
56 = 1 :
マシュ「あと、先輩は凄く優しいんです。
さっきとは別の仕事なんですけれど、紛争地帯に行った時に私と先輩、もう一人の同行者は現地の飢えた人たちに襲われました。」
マシュ「難なく返り討ちにはしたんですけれど、その人たちの目的は、私たちが持っていた食料だったんです。」
マシュ「先輩は、持っていた食料の中から比較的日持ちしないものを調理して、その人たちに分け与えました。」
マシュ「その人たちからは凄く感謝されて、すぐに別れたんですけれど……その少し後に、私たちがピンチになった時、
その食料を分け与えた人たちが救援に来てくれたんです。」
マシュ「その時の事を話したら、先輩はあの時の甘さが良い方向に繋がったとか言って恥ずかしがるんですけどね」
ハルナ「へー……あ、ちょっと質問。
その時って、どうしてわざわざ日持ちしない食料を更に調理までしたの?
保存食の状態で渡した方が、その人達のためになるんじゃ……」
マシュ「先輩が言うには、もしあの場で保存食を渡していたら争いの火種になるから、との事です。
つまり、渡した食料を奪い合って、死者まで出てもおかしくは無かった、と言う事ですね。」
ハルナ「そこまで先を見てたんだ………で、結果その判断が最良になったと。」
マシュ「はい、先輩は甘いと言っていましたけれど、やっぱり先輩は優しいんです。
他にも色々話したいんですけど、ちょっと機密の保持に関わるので話せないのが残念ですね。」
57 = 1 :
投下終了
主人公とマシュにはいつまでもラブラブの甘々で居てほしいものです。
いえ、他の鯖とのカップリングを否定するわけではありませんが。
エレシュキガルとかエレシュキガルとかヒロイン度高いですよね。
次回投下は未定ですが、今月中にもう一回は投下したいですね。
早く麻帆良祭とか魔法世界編とかやりたい……っ!
58 :
おつ
拙者はメルト派!
59 :
本日十三時半からちょっとだけ投下予定
今日で学年トップおめでとうパーティー編(?)は終わる予定です。
60 = 1 :
~立香side~
エヴァ「おい。」
立香「ん、どうかした?」
エヴァ「貴様はあの輪の中に入らなくて良いのか?」
立香「あー…見た感じマシュが俺の事を話してるみたいだし、ちょっと入ってくのは気恥ずかしいかな。」
エヴァ「そうか………少し話に付き合え。」
立香「良いけど……ん? 今飲んでるのってワイン?」
エヴァ「別に構わんだろう、私も子供なのは見た目だけだ。
生きた年月は貴様よりも圧倒的に上だ。」
立香「………まぁぶどうジュースだって事にしておこうか。 で、話ってのは?
わざわざ幻影の結界まで張って、こっちの内容だろう?」
61 :
FGO子ギルキャスターギル雑種が喚いてるよエル
62 = 1 :
エヴァ「貴様は、テストの結果如何で願いを叶えると言ったな?」
立香「俺に出来る範囲でって事だけどね、確かに言ったよ。」
エヴァ「………ならば、だ。
私の身に掛けられた呪いを解くことは可能か?」
立香「………調べてみないとなんとも言えないかな。
エヴァンジェリンさんは、先天性の吸血鬼? それとも……」
エヴァ「後天性と言うのが正しいだろうな。」
立香「となると、ルールブレイカーじゃ吸血鬼化まで解けて寿命ですぐに死んじゃうか……
となると、キャスター勢に地道に解いてもらうか………ジャックの情報末梢で何とかなるか……?
東洋式なら玉藻に頼めばなんとかしてくれそうだけど、西洋式だろうからなぁ……
聖人勢に頼んでみるか……?」
63 = 1 :
エヴァ「………まぁ、解呪の手段がありそうならば、この場は満足しておこう。」
立香「まぁ呪いが解けるとしても、その内容次第だけどね。
ほら、化け物を封印するための呪いとかだったら解くわけにもいかないし。」
エヴァ「その点は問題ない。
私に掛けられているのは登校地獄と魔力封印、学園の敷地内に閉じ込めるというものだ。
……あぁ、そう言えば、貴様の目的の一つはこのクラスのメンバーを全員卒業させる事だったな。」
立香「そうだね。だから、呪いが解けると同時に失踪するとでも考えてるなら解呪はするわけにはいかないかな。」
エヴァ「ふん、今更一年くらい誤差の範囲だろう。
呪いが解かれたのなら、一年くらいは普通に中学生をしてやるさ。」
立香「了解。 約束の履行は出席番号順にしていくから順番が来たら連絡するよ。」
エヴァ「良い返事を期待しているぞ。」
64 = 1 :
立香「………寮に入って行った…あんまりこう言うのは好きじゃないのかな。」
千雨「………なぁ、先生。」
立香「っと、千雨さん、どうかした?」
千雨「………先生もさ、異常な側の人間なのか?」
立香「………と言うと?」
千雨「私さ、昔から、なんて言うのかな………誤魔化しが効かない事があるんだ。」
立香「続けて。」
千雨「例えば、古いお寺とかに行くと、ボロボロのお札が貼ってあったりするだろ?
それを、皆が見ても何とも思わないんだけど、私が見ると、お化けみたいなと言うか……何かかがそこに繋ぎ止められてるのが視えたりしたんだ。」
65 = 1 :
千雨「この学園だってそう、おかしなことがたくさん起こってるのに、皆はそれを当然のように受け入れて。
学園が異常だって認識してるのが、まるで私一人みたいに思えるんだ。
今だってそう、先生の周りに半透明な人が居るのが視えてる。
それだけじゃない、その人達が先生の事をマスターって呼んだりしてるのも聴こえてる。」
立香「………その事を、ここで話すのはあまり良くないかな。
今度時間を取るから、その時にしっかり話そうか。」
千雨「私はさ、普通に過ごしたいんだ。
普通に過ごして、普通に卒業して、そこそこの会社に就職して、それなりで結婚して。
そんな普通が欲しいんだ。
なのに、色々と視えちゃって、普通が遠ざかって……」
立香「うん、うん、大丈夫。 今は、飲み込んでおこう。
今度……そうだね、来週辺りに話そうか。
解決とは言わないまでも、今よりマシになるようにこっちでも考えておくから。」
千雨「はい………」
66 = 1 :
立香「ほら、せっかくのパーティーなんだから、今日は楽しまないと!
かわいらしい顔してるのに、そんなに曇らせたら台無しだ。」
千雨「かわっ……なぁ!?」
立香「おっと口が滑った」
千雨「あんた結婚してるんだからそう言う事ほいほい言うんじゃねーよ!」
立香「あはは、ごめんごめん。
でもほら、暗い顔してるより今の方が断然良いって。」
千雨「っっっ! うぅうるさい!」
立香「行っちゃった………今のは浮気には入らないよね?
気持ちの沈んだ生徒を元気づけただけだし……」
エウリュアレ『ギルティ』
メイヴ『ギルティね』
モリアーティ『ちょっと擁護出来そうにないかナ!
ほら、女性陣って強いからサ?』
立香(あとでマシュに謝っておきます……)
この後めちゃくちゃマシュに謝った。
笑って許してくれたけど、心が痛かった。
67 = 1 :
今日の投下はここまで
千雨に関しては、
周囲と違って麻帆良学園の異常に気が付いている→魔法による認識阻害が効きにくい体質
という風に自己解釈した結果、こんな設定に
個人的には千雨さん大好きですよ、えぇ
ネギまのキャラでは一番、茶々丸のどかが二番三番と続きます
どうでも良いことでしたね(
ちなみに今回エヴァとの絡みの結果、登校地獄を解く事が出来れば吸血鬼事件のフラグが折れます
正直オルレアンでジークフリート相手にやった方法と、ルルブレくらいしか解決策思いついてないんですけどね
次回投下は未定
たぶんきっとおそらくメイビー今月中です、はい
68 :
今回から春休み、立香が生徒たちのお願いを叶えていきます。
ひとまず多少の書き溜めが出来たので、出席番号順に五人だけ。
~春休み初日~
~出席番号一番、相坂さよ~
立香「と言うわけで、今日から生徒達のお願いを叶えていくわけだけれど。
場所は使われてない教室、遮音結界を張って一対一で話していきます。
出席番号順と言う事で、まずは一番、相坂さよさんのお願いを叶えていこうか。」
さよ『わ、私の事がわかるんですか!?』
立香「まぁ割と霊とか見慣れてるしね。
それで、さよさんのお願いは?」
さよ『えっと………私、知っての通り幽霊なので、他の人にはほとんど見えないんです。
なので、皆にも見えるようになって、ちゃんとクラスの一員になりたくて………』
立香「要するに実体が欲しい、と。」
さよ『そ、そうなんです! 身体があれば、きっと私も………!』
立香「んー……人の身体を与えるのは無理かもだけど……それに限りなく近い人形の身体ならなんとかなるかな?」
さよ『人形……ですか?』
69 = 1 :
立香「そう、どんな物にするかは決めてないけど、多分茶々丸さんのような身体が一番それっぽいかな?
まぁ機械部分は無いだろうし、霊体の力で動かすマネキンのような感じになるだろうけど。」
さよ『私に動かせるでしょうか……?』
立香「まぁその辺は要練習、動かしやすさはこっちの腕を信じてもらうしかないかな。」
さよ『……わかりました、お願いします!』
立香「了解、明日……は厳しいか、そうだね、春休みが終わる前までには用意しておくから、待っててもらえるかな?」
さよ『はい!』
立香「というわけでメディア、頼める?
再臨やスキル強化に使う素材はもう必要ないし、材料は任せるから。」
メディア『えぇ、任せて頂戴。
あんなに可愛らしい娘の身体を作るのですもの、腕が鳴るわ。
………竜素材とか八連双晶とかも使っていいのよね?』
立香「良いけど、あんまり全力でやり過ぎないでね?」
メディア『前向きに善処するわ。』
立香「………」
70 = 1 :
~出席番号二番、明石裕奈~
裕奈「せんせー、誰と話してたの?」
立香「まぁ新学期からの新しいクラスメイトとでも思っててくれれば良いよ。」
裕奈「ふーん……まぁ良いや、それで本当にお願いを叶えてくれるんだよね?」
立香「可能な範囲でって但し書きが付くけどね。」
裕奈「じゃあ……私のお父さんがこの学園の教授なのは知ってるよね?」
立香「明石教授の事だね、勿論。」
裕奈「お父さん、最近帰りが遅くてさ、疲れてるみたいなんだよね。
それで、先生がなんとかして、お父さんの帰りを早くしたり出来ないかなーって。」
立香「おぉ………」
裕奈「無理……かな?」
立香「いいや、それくらい大丈夫だ。
うん、少し頑張れば出来る範囲だね。」
裕奈「本当!?」
立香「冗談は言うけど嘘は吐かないようにしてるんだ。
それじゃあ……今日はちょっと無理かもしれないけど、明日からは早く帰れるように手を回しておくよ。
まぁ色々あってね、学園長に話を通すことも出来なくも無いし。」
裕奈「やった、ありがとう先生!」
立香「じゃあ裕奈さんのお願いも一先ず解決って事で、次の人を呼んでくれるかな?」
裕奈「まっかせて!」
立香「………俺の帰りが少し遅くなりそうなのは、連絡しとかないとな。」
71 = 1 :
~出席番号三番、朝倉和美~
立香「じゃあ三人目、和美さん。」
和美「ちょっと雑じゃない? まぁ良いけど。
で、私のお願いだったね。まぁ即物的なものだけどさ。」
立香「カメラが欲しいとかかな?」
和美「そーそー、こう……最新機種でも霞む様な、すっごいカメラが欲しいなって。
これ、最低限欲しいカメラの機能ね。」
立香「何々?えーと……完全防水、完全防塵、軽量(200g前後)、超望遠(300倍)、防弾、耐衝撃20m
-50度の耐寒性、バッテリー持続20時間、ビデオ撮影、超高画質etcetc………」
和美「いやー、流石に無理だよね?」
立香(……エジソン、テスラ、出来そう?)
エジソン『ふむ、まぁこの交流馬鹿には無理だろうが、この私の手にかかれば造作も無いだろうな!』
テスラ『ふむ、まぁこの直流馬鹿には無理だろうが、この私の手にかかれば造作も無いだろうな!』
エジソン『何?』
テスラ『何だと?』
立香「………うん、出来そうだから春休み明けまで待っててくれるかな。」
和美「え、マジ? あぁいや出来るんならそれくらい待つけど……」
立香「これを知り合いに話したら、多分全力で取り組むと思うから、春休み明けまでには完成すると思うよ。」
和美「言ってみるものだな~……まぁ良いや、期待してるよ、先生!」
72 = 1 :
~出席番号四番、綾瀬夕映~
夕映「のどかがネギ先生に想いを寄せているので、どうにか取り持って欲しいです。」
立香「うん、委員長にも言ったけど、教師生徒間の恋愛はNGだからね。」
夕映「……まぁわかってたですが。」
立香「冗談……じゃ無いんだろうけど、まぁ他のお願いにしてもらえるかな?」
夕映「とは言っても、元々のどかのためにネギ先生を繋ぎ止めようと頑張っただけで、特に何かお願いがあったわけじゃないですし。
………じゃあこうするです。」
立香「うん?」
73 = 1 :
夕映「今後、私が先生に助けを求めた時、何も聞かずに一度助けてほしいです。」
立香「………なるほど。」
夕映「先生も、ネギ先生に負けず劣らず何かを持ってるように思えるです。
だったら、ここで何かを求めるより、こうして保険を掛けておくのが良さそうです。」
立香「わかった、今後何かがあったら、全力を持って夕映さんを助けようか。」
夕映「………よろしくお願いするです。」
立香「とりあえず、これが俺の個人的な携帯番号ね。
連絡網に載せてるのは仕事用の奴だから。
こっちに連絡を貰えれば、助けに行くよ。」
夕映「ん………登録したです。
あとで電話と空メールをするので、登録お願いするです。」
立香「ん、了解。」
74 = 1 :
~出席番号五番、和泉亜子~
立香「さあ 願いを いえ どんな願いも 可能な範囲で 叶えてやろう……」
亜子「せんせー、なんか楽しくなってきてます?」
立香「あ、やっぱりわかる?」
亜子「えぇ、まぁ……それより、ウチのお願いなんやけど……その、無理や思うけど……」
立香「無理かどうかは、聞いてから判断するよ。
ここでのお願いも、何かしら問題がありそうなら口外はしないから。」
亜子「………その、ウチの背中に、おっきい傷跡があるんですよ。
これを、なんとか消せんかなーなんて……」
立香「んー…そっか、傷跡なんて、女の子には致命的だしね。
………ちょっと考えるから待っててくれる?」
亜子「あ、はい。」
立香(婦長さん、出来そう?)
ナイチンゲール『傷跡と言う事は、傷そのものは治っているのでしょう。
治療は不要だと判断します。』
立香(だよね、婦長からしたら優先度は最低ラインだろうし。
……黒髭氏の紳士的な愛は論外だし………)
黒髭『立香殿、ちっと酷くないでござるか?』
75 = 1 :
立香(あとはメディアリリィとアイリさんだけど………)
メディアリリィ『私の宝具は魔術や呪いによる傷の回帰ですから、物理的な手段でついた傷にいつも通りの効果をもたらす事は……』
アイリ『それなら私の宝具が良いでしょう。
聖杯に掛けた願いであれば、傷跡を消すくらいの事は何の問題もありません。』
立香(了解、じゃあタイミングを見てアイリさんにお願いするよ。)
立香「うん、亜子さんの傷跡、なんとか出来るかもしれないね。」
亜子「ほんまですか!?」
立香「うん、本当。
ただし、方法を明かす事は出来ないし、ある程度時期を見る必要がある。
それでも良いかい?」
亜子「………お願いします!」
立香「了解、じゃあいつから始めるかとかは追って連絡するから。」
亜子「はい……!」
76 = 1 :
量的には少ないですが、今日はここまで
今月の投下もここまでです
それにしても、台本形式じゃないと書き分け出来ませんね
比較的書き分けが容易な筈な方言キャラでさえこの体たらく……これで台本形式じゃなかったらと考えるとゾッとします
ところで皆さん、プリヤ映画記念ガチャは回しましたか?
私は呼符含めて41回回し、エミヤ(シロウ)とアナが来ました
イリヤ? 美遊(礼装)なら三人来ましたが何か?(
映画に関してはネタバレになるので細かくは言いませんが、とりあえず美遊がかわいかったです(コナミ感)
というわけで今回のあとがき(?)おしまい!
77 :
続きを楽しみにしてます!
78 :
どうも、>>1です
生活環境が大きく変わり、ネット環境が無くなったために投下が難しくなっていますが、ひとまず生存報告です
少しずつ書き溜めも作っており、機会を見てネカフェ等から投下しようと思います
79 :
>>1です ある程度投下していきます
立香(アキラさんと美砂さんは即物的なお願いだったから後日買いに行くとして、次は……)
明日菜「入るわね。」
立香「うん、いらっしゃい明日菜さん。
それで、お願いは何かな?」
明日菜「んー……そうね、高畑先生との仲を取り持って……ってのはダメなのよね?」
立香「それは前にも言った通りだね。」
明日菜「……それじゃあ、ネギの監視を緩めて……ってのはどう?」
立香「んー……一応詳しく聞こうか。」
明日菜「立香先生が来てから少ししてからなんだけど、アイツ少し暗くなってるのよ。
魔法を使う事も少なくなってるし、なんか息苦しそうでさ。」
80 = 1 :
立香「そういう理由だと、監視を緩めるなんて出来ないね。」
明日菜「どうしても?」
立香「どうしても。
まぁ、ネギ君をオコジョに変えられたり、殺されても良いって言うなら話は別だけど。」
明日菜「っ! そんなの認められるわけ無いでしょ!?」
立香「神秘の秘匿って言うのは、それだけ重要なことなんだよ。
それこそ、人一人の命は秤に乗せることすら出来ないくらいにはね。」
明日菜「でも! アイツはまだ子供なのよ!?」
立香「こっちの世界には関係のない事だ。
ま、この話はどこまでも平行線だから話を戻そうか。
君のお願いは、何にするのかな?」
明日菜「………保留にしておくわ。」
立香「了解、それじゃあ決まったらいつでも言ってくれて良いよ。」
81 = 1 :
立香「美空さんと円さんは買い物、茶々丸さんはエヴァンジェリンさんの封印解除と。
まぁ封印に関しては本人のお願いを使う予定だから、保留って事で良いかな。」
古菲「それじゃあ漸く私の番アル!」
立香「古菲さんは……全力の手合わせって事で良かったかな?」
古菲「そうアル! ギャラリーが居ては本気を出せないかもしれないから、人払いも完璧アル!」
燕青『本当みたいだな、周りには所謂関係者、その中でも学園で上位の連中しか居ない。
まぁ、あの子の警戒を掻い潜った連中なんだろうな。』
立香「ふぅん……なら大丈夫かな。
それで、ルールは? まさかルール無用の死合だなんて言わないだろう?」
古菲「得物はお互いに無し、どちらかが先に有効打を入れられるか、降参したら決着アル!」
立香「了解………(じゃ、燕青、力を貸してもらえる?)」
燕青『いいよぉ、俺の力、好きに使いなマスター。』
82 = 1 :
古菲「ハッ!」
立香「よっと」
古菲「! その体捌き、達人級アルか!」
立香「さて、どうだろうね……ほら、まさか一撃で終わるわけじゃないだろう?」
古菲「当然アル!ハイヤー!」
燕青『若者らしいまっすぐな攻撃だな、俺の力を使ってるマスターなら十分捌けるだろ?』
立香(もちろん!)
古菲「くっ!はっ! いくら打っても流されるアル!」
立香「じゃ、こっちも攻勢に入るぞ」タッ
古菲「む……その足捌きは…秘宗拳!」
83 = 1 :
立香「なんとか防いでくれよ……!」
古菲「なっ……消え……いや、増えたアルか!?」
燕青『宝具解放なんて無茶すんなぁマスター!』
立香「十面埋伏……」
古菲「ぐっ……くっ……!」
立香「無影の如く!」
古菲「防ぎきれ……くぁっ!」
燕青『当たる直前にこっちの方で威力を落としたが、間違いなく有効打だな』
立香(宝具を使うとここまでなのか……反動でこっちの体も痛いし、そうそう使うわけにもいかないな)
燕青『ま、それが知れただけ良しとしようぜ?』
立香「はは………さて、古菲さん、立てるかい?」
84 = 1 :
古菲「むぐ……なんとか立てるアル……先生、思ってた以上に強かったアル
動きが秘宗拳なのには驚いたアルが……」
立香「うん?」
古菲「今までたまに見せてた体捌きからして、先生は八極拳の使い手だと思ってたアル
それで不意を突かれて負けた……というわけじゃないアルが」
立香「あ~……まぁ八極拳も使える(人が居る)からね」
古菲「むむむ……次は先生の全力を引き出しきって見せるアル
また機会があったら勝負して欲しいアル!」
立香「機会があったら、ね
具体的には何かしらのご褒美とか」
古菲「………つぎのテストも頑張るアル」
立香「うん、よろしい」
85 = 1 :
立香「木乃香さんが、桜崎さんと仲良くして欲しい……これは同年代に言ったほうが良いと思うんだけどな
ハルナさんが最新のペンタブか……それで次が………」
刹那「私ですね、藤丸先生」
立香「そうだね、刹那さん ………その様子だと、お願いはもう決まってるみたいだけど」
刹那「はい……私の願いは一つ、もし私の身に何かがあったら、木乃香お嬢様を私に代わり守っていただきたい」
立香「あぁ、やっぱり木乃香さんは魔術関係のお嬢様だったのか
魔力の割にそういった雰囲気が無いから、確信はしてなかったけど」
刹那「それで、このお願いは大丈夫でしょうか?」
立香「大丈夫も何も、生徒の安全を守るのが教師の役目だしね、言われるまでもないってやつかな
まぁネギ君辺りは自覚無さそうだけど……まぁ良いや、他に何かお願いはあるかな?」
刹那「……いえ、まさか願いにカウントされるまでもなく了承されるとは思っていなかったので……
………ここは、保留でお願いします」
立香「了解、まぁ時間ある時ならいつでも言ってよ」
刹那「わかりました、先生」
86 = 1 :
立香「まき絵さんと桜子さんが食券と……良いんだけど、気が抜けるなぁ」
真名「来たぞ先生、願いを叶えてくれるんだろう?」
立香「っと、いらっしゃい真名さん ちょっと今は体が痛いから、模擬戦とかは勘弁して欲しいけどね」
真名「まぁ、私も願いとなると、金くらいになるんだが……そうだな
珍しい銃が欲しいと言えば、それも可能なのか?」
立香「珍しい銃………そうだね、コルトM1877サンダラー……」
真名「何……?」
立香「ビリー・ザ・キッド専用のカスタムのレプリカとか
あとはマスケット銃のアン・ボニーカスタムレプリカとか、その辺ならなんとかなるかな」
真名「………それは、本人が使っていた物と同様のカスタマイズが施された物という認識で良いのか?」
立香「もちろん」
真名「…………………それならば、マス………いや………サンダラーで頼む」
立香「了解、今は手元に無いから、あとで届けるよ」
真名「あぁ、ありがとう………次のテストでは、マスケット銃を狙ってみる事にしよう」
立香「ははは……うん、次のテストも頑張ってね」
87 = 1 :
今日はここまでです
数人カットしてますが、この先も割と関わりが深くなりそうな生徒以外はカットしていきます
次回は超鈴音からですね 次回の投下でご褒美編は終わって、本編に戻ります
FGOですが、今のイベントは通信制限にかかってログインすら出来なかったので、ネカフェに居る今日でとりあえず15くらいミッションクリアしました
ガチャはまぁ爆死です(
剣豪ガチャでは、武蔵ちゃん二人に頼光ママ一人が来たんですけどね………(新規鯖は胤舜さんのみ)
11月になったら全力でイベ回すぞー!
88 :
乙
超はエミヤ的にどうなんだろう
89 :
投稿します
鈴音「ようやく私の番ネ、立香先生」
立香「鈴音さんの順番だね………さて、お願いは何かな?」
鈴音「超で良いヨ、ネギ坊主もそう呼んでるネ
さて、私のお願いだけど………
今年の六月に麻帆良祭が行われるのは知っているネ?」
立香「あぁ、この学園で一斉に行われる学園祭の事だね」
鈴音「その最終日、私は私の正義のためにとある計画を発動する……
そこで、立香先生には一切手を出さないで居て欲しいって事ネ」
立香「………計画の内容は聞いても良いのかな?」
鈴音「立香先生もいるこちら側の事情……とだけ言っておくネ」
立香「ま、考えておこうかな
ちょっと確約は出来ないよ」
鈴音「……それは残念ネ」
90 = 1 :
立香「ま、これじゃあちょっと申し訳ないからね
他に何かお願いはあるかな?」
鈴音「……………それなら」
立香「………」
鈴音「22世紀、火星で特異点が発生するネ………それも、立香先生が経験したものよりも更に危険なものヨ」
立香「っ……なぜそんな事を知って……」
鈴音「それは秘密ネ………まぁ、そんなわけだから
事が済んだら、で構わないネ………助けて欲しいヨ、立香先生」
立香「事が済んだら………ね、わかったよ
カルデアのマスターとして、君たちの担任として、助けに行くと約束しよう」
鈴音「良かった……これで保険は完璧ネ
それじゃあその時を……いや、その時が来る事が無いのを祈っているネ」
91 = 1 :
楓「それで、拙者の順番でござるな?」
立香「うん……楓さんは信長か風魔の忍と話してみたい……だったかな?」
楓「如何にも……今回は風魔の忍との会話をお願い致す」
ノッブ『儂じゃねーの!? 今回久々にアーチャーの霊基で来て話す気マンマンだったんじゃが!?』
立香「是非も無いよネ と言うわけで小太郎、来て霊体化を解いてよ」
小太郎「承知しました、主殿」
楓「小太郎……風魔小太郎殿にござるか?」
小太郎「えぇ、僕が風魔小太郎です
未だ未熟な身ではありますが、忍の一人、使い魔の一人として主殿に仕えています」
立香「じゃ、二人で適当に話してきて良いよ
その間に、俺は他の人のお願いを聞いてるから」
小太郎「わかりました」
楓「では、しばし小太郎殿をお借りするでござる」
92 = 1 :
立香「千鶴さんは特に無し、鳴滝姉妹はお昼を奢って……と
姉妹のお願いに千鶴さんを巻き込んじゃったけど、楽しそうだったから良いかな
小太郎達も帰ってきて、クラスカードをあげて欲しいなんて……よっぽど気にいったんだな
カードの作成は後でメディアにお願いしておこうか……」
千雨「ハカセについてはしばらく手を離せないってんで、私が来たんだが……大丈夫だよな?」
立香「ん、当人同士で話が付いてるなら構わないよ」
千雨「良かった……じゃあ、私の願いだが………」
立香「異常から遠ざかって、普通に過ごしたい……だったね」
千雨「………」コクリ
立香「まぁ、出来ない事は無い……かな ここまで異常な場所はそう多くないし、転校してしまえば済む事だ」
千雨「……他には無いのか?」
立香「この学園に居る限りは無い……かな」
93 = 1 :
千雨「そ……か」
立香「あとは、いっそこちら側にどっぷりと浸かりきってしまうって手もあるけどね」
千雨「それは………」
立香「自分がその立場に入り込んでしまえば、周りの異常なんてそう気にならなくなるものだよ
それに千雨さんになら、卒業後の進路に関してかなり手を貸せるようになるし」
千雨「進路……?」
立香「まぁ、俺の本業のサポート要員なんだけど………そうだね、参考までに職員の年収データが………あったあった」
千雨「一十百千………!?」
立香「これがウチの一般職員の年収、サポート要員になると………軽くこの倍以上にはなるかな?」
千雨「おまっこれどん……っ!?」
立香「千雨さんのその能力は大分得難いものだからね、主に俺の生死に直結するからこんなものだよ」
千雨「………考えとく、そっちに入るつもりになったら、そういう色々も教えてもらえるのか?」
立香「勿論、最高の師匠を用意しておくよ」
千雨「…………………わかった」
94 = 1 :
今回はここまでです
最近のガチャ報告としては、クリスマス復刻でマルタさん、アニメ云々でジャンヌとジャックちゃん来ました
チェイテの方ではヘラクレスにカーミラさん、術ギルと……これ運の揺り戻しか何かで死ぬんじゃないかな
ともかくSSの方はもう少しでお願い編が終わります
ようやく本編が進むのが見えてきたぞ………!
95 :
乙
千雨さん原作でもトップクラスにチートだよね
96 :
最終的にネギと結婚する千雨さん
97 :
太陽系規模の一大プロジェクトの中心人物かつサーヴァントが目じゃないレベルの最強魔法使いで知らぬ人はいない大英雄の妻兼相談役って実入りどれくらいなんだろ
98 :
生存報告
エレちゃんガチャは爆死しました(´;ω;`)
99 :
投下します
~エヴァ宅~
エヴァ「フハハハハハハ!さぁ、ようやく私の番だな!」
茶々丸「立香先生、いらっしゃいませ。」
立香「あはは……盛り上がってるところ悪いけど、今回のはちょっとだけ条件があるんだよね。」
エヴァ「条件だと? ………まぁいい、言ってみろ。」
立香「こっちはこっちで相談したんだけどね。
まず、今回解くのは登校地獄の呪いであってるね?」
エヴァ「あぁ、その通りだ。」
立香「で、それなんだけど、一度完全に解いたあと、もう一度その呪いをかけ直させてもらおうと思ってる。」
エヴァ「な………それでは意味がないだろう!?」
立香「あぁいや、何もそのままずっとここに居ろと言ってるわけじゃないよ。
まぁ、呪いから契約の形に変えるって感じかな?」
エヴァ「………続けろ。」
100 = 1 :
立香「うん、詳しいことはこのスクロールに纏めてあるんだけど、簡潔に説明すると………
1.契約の期間中、学園の生徒を相手に魔力を行使してはならない
ただし、魔法生徒により魔力等の神秘を行使した攻撃を受けた場合、及び治療など益となる行いをする場合はその限りではない
2.契約の期間中、病欠以外での授業の欠席は、ネギ君及び俺の両名の了承が無ければ認められない
3.上記の条件を無視した時、契約期間は一年延長される
4.この契約は、条件を完遂した時に限りエヴァンジェリンさんが次の卒業式を迎えると同時に失われる
とまぁ、こんなところかな。」
エヴァ「…………なるほど、現状に比べると遥かに好条件だな。」
立香「で、この契約形式ならエヴァさんの魔力を削がれることは無いし、いつ解けるかもわからない、
どうすれば解けるかもわからないのを待つよりはずっと良いよね。」
エヴァ「この条件であれば、こちらも問題ない……が、ふむ。
聞いておくが、教師に対する攻撃は認められるんだな?」
立香「その辺りはあえて明記してないよ。
まぁ理不尽な攻撃は止めざるを得ないけど、まぁ例えばネギ君辺りを扱くのに邪魔な条件になりそうだったからね。」
エヴァ「私は坊やに何かを教えるつもりは無いが………いや、坊やの目的は魔法の修行だったか。」
立香「俺とネギ君は魔術の行使の仕方が違うし、あまり教える気にもならないからね。
その辺は丸投げさせて欲しいかなって。
神秘の秘匿さえ遵守されるなら、少しは手を貸しても良いけどさ。」
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