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元スレヨウ「リーリエ・・・!?」アニポケリーリエ「・・・どなた様でしょうか?」
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サトシ「いいぃやっったぜぇええ!!!」
コジロウ「……一時は、ホント…どうなることかと思ったぜー…」ヘナヘナ…
ムサシ「んあん……」コクコク
アニポケカキ「今日ばかりは…アンタたちと同意見だ…」
ソーナンス「そーなんすううう!」
――――ブワン…
アニポケククイ「!! …全壊した校舎や闘いで破壊された全てのものが元通りになっていくぜ…」
アニポケスイレン「さいしょにUBとたたかったときといっしょだ…」
アニポケナリヤ「摩訶不可思議現象だが、学校関係者として……、いやあー、正直凄く助ガルーラ!!」
アニポケマーマネ「い、いいのぉ!? そんな軽くてっ!」
「みんなー! 大丈夫ですかーー!!」
全員「「「「!」」」」
アニポケマオ「! ああ…リーリエだ! …おぉーーい!!」ぶんぶん!
ほしぐもちゃん「!? …!!!」ぴゅう!!
全員「「「「…!?」」」」
ヨウ「………え?」
コジロウ「……一時は、ホント…どうなることかと思ったぜー…」ヘナヘナ…
ムサシ「んあん……」コクコク
アニポケカキ「今日ばかりは…アンタたちと同意見だ…」
ソーナンス「そーなんすううう!」
――――ブワン…
アニポケククイ「!! …全壊した校舎や闘いで破壊された全てのものが元通りになっていくぜ…」
アニポケスイレン「さいしょにUBとたたかったときといっしょだ…」
アニポケナリヤ「摩訶不可思議現象だが、学校関係者として……、いやあー、正直凄く助ガルーラ!!」
アニポケマーマネ「い、いいのぉ!? そんな軽くてっ!」
「みんなー! 大丈夫ですかーー!!」
全員「「「「!」」」」
アニポケマオ「! ああ…リーリエだ! …おぉーーい!!」ぶんぶん!
ほしぐもちゃん「!? …!!!」ぴゅう!!
全員「「「「…!?」」」」
ヨウ「………え?」
ヨウ「………あ!!? ほ、ほしぐもちゃん!!!
そ、そのリーリエは、きみの知ってるリーリエじゃな、…! …あ、ダメだ……お…、遅かった……」
アニポケリーリエ「? …え、何ですか、あの大きなポケモン…や!、きゃあああああ…! ……!!」カチーン
ほしぐもちゃん「ぐあ~~♪」すりすり~
サトシ以外のクラスメイト「「「「「リ、リーリエー!!」」」」」
サトシ「あっはっはっは! いいじゃん、リーリエ!
ヨウのほしぐもちゃんに、何だかよくわかんないけど、すっげー懐かれてるぜ!」
ピカチュウ「ぴかちゅう…」
ニャース「…に、にゃつかれてる本人は驚きのあまり、顔が真っ青で固まっているようにゃけど…」
ソーナンス「ソォォオナンスッッ!!」
レッド「………大丈夫か……、……あの女の子……?」
サトシ「あっはっはっは…!!」
ほしぐもちゃん「ぐぁああ~♪」すりすりすり~
アニポケリーリエ「………!!」カチーン!
―――――
―――
―
そ、そのリーリエは、きみの知ってるリーリエじゃな、…! …あ、ダメだ……お…、遅かった……」
アニポケリーリエ「? …え、何ですか、あの大きなポケモン…や!、きゃあああああ…! ……!!」カチーン
ほしぐもちゃん「ぐあ~~♪」すりすり~
サトシ以外のクラスメイト「「「「「リ、リーリエー!!」」」」」
サトシ「あっはっはっは! いいじゃん、リーリエ!
ヨウのほしぐもちゃんに、何だかよくわかんないけど、すっげー懐かれてるぜ!」
ピカチュウ「ぴかちゅう…」
ニャース「…に、にゃつかれてる本人は驚きのあまり、顔が真っ青で固まっているようにゃけど…」
ソーナンス「ソォォオナンスッッ!!」
レッド「………大丈夫か……、……あの女の子……?」
サトシ「あっはっはっは…!!」
ほしぐもちゃん「ぐぁああ~♪」すりすりすり~
アニポケリーリエ「………!!」カチーン!
―――――
―――
―
グリーン「“…てっめー、時空の歪みを完全に閉じちまうとか、こっちに許可とってからやれよ!
歪み同士は連動してるかも知れないつっただろうが!! てめぇが居ながら…、ったくよう…!!”」
レッド「……すまん。 ……元の世界に繋がる歪みの穴は閉ざされてしまったのか……?」
グリーン「“……もしもそうだったら今、この通信自体ができてねーだろうよ。
歪み同士は完全にシンクロしてるわけじゃなかったのか、こちらの歪みは伝説ポケモンが自力で開けた分、
強くて大きな穴だったのかはわからねーが、とにかく…こっちの歪みはまだ生きてる…。
…とはいえ、かろうじて、だぞ。 かなり縮んじまったのは間違いない。 ………早く戻って来いよ…”」
レッド「………………」
グリーン「“…あとな、この歪みについて観測してもらってる空間研究所のバーネット博士によるとだ。
その世界は、ウルトラスペースですらまったく比較にならない程、人知の及ばない未知の時空だそうだ。
そっち側から案内でも出してもらわない限り、通常行きつくことなんてありえない程、
お互いの時空が複雑な関係にあるらしい。 今こうして繋がってる事自体が天文学的な奇跡だってよ。
……いいか、歪みが閉じちまったら、こっちの世界帰れる保証は無え…”」
レッド「………要するに…、もうこの世界に行き来することはできないということ…か………?」
グリーン「ああ。 まぁ、俺も話の全部を理解したわけじゃねーけど、そう思っていいと思うぜ」
レッド「……………」
レッド「……なら…、グリーン……、頼みがある……。
……その歪みをもう少し持たせてくれ……。 ……せめて夜明けまでで、良い……」
歪み同士は連動してるかも知れないつっただろうが!! てめぇが居ながら…、ったくよう…!!”」
レッド「……すまん。 ……元の世界に繋がる歪みの穴は閉ざされてしまったのか……?」
グリーン「“……もしもそうだったら今、この通信自体ができてねーだろうよ。
歪み同士は完全にシンクロしてるわけじゃなかったのか、こちらの歪みは伝説ポケモンが自力で開けた分、
強くて大きな穴だったのかはわからねーが、とにかく…こっちの歪みはまだ生きてる…。
…とはいえ、かろうじて、だぞ。 かなり縮んじまったのは間違いない。 ………早く戻って来いよ…”」
レッド「………………」
グリーン「“…あとな、この歪みについて観測してもらってる空間研究所のバーネット博士によるとだ。
その世界は、ウルトラスペースですらまったく比較にならない程、人知の及ばない未知の時空だそうだ。
そっち側から案内でも出してもらわない限り、通常行きつくことなんてありえない程、
お互いの時空が複雑な関係にあるらしい。 今こうして繋がってる事自体が天文学的な奇跡だってよ。
……いいか、歪みが閉じちまったら、こっちの世界帰れる保証は無え…”」
レッド「………要するに…、もうこの世界に行き来することはできないということ…か………?」
グリーン「ああ。 まぁ、俺も話の全部を理解したわけじゃねーけど、そう思っていいと思うぜ」
レッド「……………」
レッド「……なら…、グリーン……、頼みがある……。
……その歪みをもう少し持たせてくれ……。 ……せめて夜明けまでで、良い……」
グリーン「“……!! …おい、お前、話…聞いてたか…? 無茶苦茶言うんじゃねぇ…!
こっちの歪みだって、もう伝説ポケモンの力で干渉できるレベルじゃないくらい弱ってんだ。
それを一体どう持たせろってんだよ…! 俺様は空間学者様じゃねーっての!」
レッド「……………」
グリーン「……安全が確保されてる内にヨウを家に帰すのが…、俺達の義務だ…。 …違うか?”」
レッド「……その通りだ……」
グリーン「“なら…!”」
レッド「………ヨウがサトシたちに別れを言う時間を稼いだ上で……、
……安全にヨウを家に帰すのが…、大人としての俺達の義務だ…。 …違うか?」
グリーン「“………………。”」
レッド「………………」
グリーン「“………………”」
グリーン「“………あああもうっ! しょうがねぇなっ! …いいか! 夜明けまでだぞ!
………なんとかしてやろうじゃねーか…っ! …俺様を一体誰だと思っていやがんだ…!!”」
レッド「知ってるさ。流石、俺のライバルだ。 ……ありがとう」
こっちの歪みだって、もう伝説ポケモンの力で干渉できるレベルじゃないくらい弱ってんだ。
それを一体どう持たせろってんだよ…! 俺様は空間学者様じゃねーっての!」
レッド「……………」
グリーン「……安全が確保されてる内にヨウを家に帰すのが…、俺達の義務だ…。 …違うか?”」
レッド「……その通りだ……」
グリーン「“なら…!”」
レッド「………ヨウがサトシたちに別れを言う時間を稼いだ上で……、
……安全にヨウを家に帰すのが…、大人としての俺達の義務だ…。 …違うか?」
グリーン「“………………。”」
レッド「………………」
グリーン「“………………”」
グリーン「“………あああもうっ! しょうがねぇなっ! …いいか! 夜明けまでだぞ!
………なんとかしてやろうじゃねーか…っ! …俺様を一体誰だと思っていやがんだ…!!”」
レッド「知ってるさ。流石、俺のライバルだ。 ……ありがとう」
グリーン「“…はっ! ……貸しだぜ、レッド…。 …ヨウに替わってくれ”」
レッド「……」テクテク
ヨウ「…あ、レッドさん。 あっちの世界への歪みの穴の状況はどうでしたか?」
レッド「…………」ぐい
ヨウ「…。 …通信に出ろって、事ですか?」
レッド「…………」ぐいぐい
ヨウ「…ど、どうも」
グリーン「“お疲れ、ヨウ! こっちは何も心配いらねぇ!
お前の帰り待ちの奴らには、もう少しお預けだって話しつけといてやるから、
思い残すことねぇように、こっちの友達としっかりお別れして帰ってきな!”」
ヨウ「…あ…、はい! …本当にありがとうございますっ! …みんな、まだ大丈夫そうだって…!!」
サトシ達「「「「「やったっ!」」」」」
グリーン「“あはははは…っ!!“」
ヨウ「? どうかしました、グリーンさん? 何か…、嬉しいことでも…ありましたか?」
グリーン「“…ん? …まぁな…。 ……あの野郎は……流石、俺様のライバルだ、と思ったのさ…”」
ヨウ「…??」
レッド「……」テクテク
ヨウ「…あ、レッドさん。 あっちの世界への歪みの穴の状況はどうでしたか?」
レッド「…………」ぐい
ヨウ「…。 …通信に出ろって、事ですか?」
レッド「…………」ぐいぐい
ヨウ「…ど、どうも」
グリーン「“お疲れ、ヨウ! こっちは何も心配いらねぇ!
お前の帰り待ちの奴らには、もう少しお預けだって話しつけといてやるから、
思い残すことねぇように、こっちの友達としっかりお別れして帰ってきな!”」
ヨウ「…あ…、はい! …本当にありがとうございますっ! …みんな、まだ大丈夫そうだって…!!」
サトシ達「「「「「やったっ!」」」」」
グリーン「“あはははは…っ!!“」
ヨウ「? どうかしました、グリーンさん? 何か…、嬉しいことでも…ありましたか?」
グリーン「“…ん? …まぁな…。 ……あの野郎は……流石、俺様のライバルだ、と思ったのさ…”」
ヨウ「…??」
―――――
―――
―
―――――ポケモンスクール・校庭 日没後
ほしぐもちゃん「がーう!(にこにこっ)」じー
アニポケリーリエ「…………きゅう…」
アニポケスイレン「リーリエ…、まだきぜつしてるねぇ……」
アニポケマーマネ「ほしぐもちゃんにじゃれつかれたの…、完全にキャパオーバーだったんだね…」
アニポケカキ「アホみたいな話だが、こうなるとヨウが急に帰るなんてことにならなくて良かったな」
ヨウ「…グリーンさんには、本当に感謝だ…」
アニポケマオ「でも、驚いたなぁ…。まさか、ヨウは別の世界の人間で…、
その別の世界に別の私たちがいるなんて…。 流石に思い至らなかったよ……!」
アニポケマーマネ「………ヨウの世界にいるボクは、ウラウラ島のキャプテンの一人で、
ホクラニ天文台のエンジニアで、フェスサークルなる施設のオーナー! …でも人見知り!」
ヨウ「うん。それで暗いところが苦手みたいだった」
アニポケマーマネ「ふふ、そういうところは一緒っぽいや! すっごい…!」
アニポケスイレン「あっちのわたしは…、わたしとおなじつりずきで、…やたら…かいぱんやろう…おし…?」
ヨウ「でも僕は、スイレンの楽しい冗談が大好きなんだ…」
―――
―
―――――ポケモンスクール・校庭 日没後
ほしぐもちゃん「がーう!(にこにこっ)」じー
アニポケリーリエ「…………きゅう…」
アニポケスイレン「リーリエ…、まだきぜつしてるねぇ……」
アニポケマーマネ「ほしぐもちゃんにじゃれつかれたの…、完全にキャパオーバーだったんだね…」
アニポケカキ「アホみたいな話だが、こうなるとヨウが急に帰るなんてことにならなくて良かったな」
ヨウ「…グリーンさんには、本当に感謝だ…」
アニポケマオ「でも、驚いたなぁ…。まさか、ヨウは別の世界の人間で…、
その別の世界に別の私たちがいるなんて…。 流石に思い至らなかったよ……!」
アニポケマーマネ「………ヨウの世界にいるボクは、ウラウラ島のキャプテンの一人で、
ホクラニ天文台のエンジニアで、フェスサークルなる施設のオーナー! …でも人見知り!」
ヨウ「うん。それで暗いところが苦手みたいだった」
アニポケマーマネ「ふふ、そういうところは一緒っぽいや! すっごい…!」
アニポケスイレン「あっちのわたしは…、わたしとおなじつりずきで、…やたら…かいぱんやろう…おし…?」
ヨウ「でも僕は、スイレンの楽しい冗談が大好きなんだ…」
アニポケカキ「あ、あっちの俺は…、俺と違ってファイヤーダンサー志望…。まぁ、それは良いとして……、
……やまおとこと一緒に間違い探しの試練…って、一体、何なんだ…、それ……? …嘘だろ…!?」
ヨウ「……………」
アニポケカキ「おい…! なんかフォローくれよ! ヨウ!?」
アニポケマオ「私は大まかな性格は違わなそうな感じだねぇ…? でもウチの店がアーカラ島にあるのかぁー」
ヨウ「もちろんみんな、雰囲気は全然違うんだけれど、でもやっぱり何かしら似た部分はあると思う」
アニポケスイレン「そういえばカキもとてもゆにーくなひとっぽいあたり、おんなじかもしれないね!」
アニポケカキ「なるほどそうか!(ぱぁっ) …って、おい待てスイレン…、どういう意味だ…!?」
ヨウ「…でも、ほんとにごめん……。この事はみんなもっと早く打ち明けるべきだった……」
クラスメイト達「「「「………。」」」」
アニポケスイレン「あたまをあげてよ、ヨウ」
アニポケマーマネ「そんな荒唐無稽な話、打ち明けられないと思って当然じゃん!」
アニポケマオ「そうだよぉ。 気にしないで!」
アニポケカキ「それよりもっと聞かせてくれ、ヨウの世界の俺たちの事……」
ヨウ「………」
ヨウ「……みんな…、すごく素敵な良い人達なんだ。 …それだけは本当に、何も変わらない……」
……やまおとこと一緒に間違い探しの試練…って、一体、何なんだ…、それ……? …嘘だろ…!?」
ヨウ「……………」
アニポケカキ「おい…! なんかフォローくれよ! ヨウ!?」
アニポケマオ「私は大まかな性格は違わなそうな感じだねぇ…? でもウチの店がアーカラ島にあるのかぁー」
ヨウ「もちろんみんな、雰囲気は全然違うんだけれど、でもやっぱり何かしら似た部分はあると思う」
アニポケスイレン「そういえばカキもとてもゆにーくなひとっぽいあたり、おんなじかもしれないね!」
アニポケカキ「なるほどそうか!(ぱぁっ) …って、おい待てスイレン…、どういう意味だ…!?」
ヨウ「…でも、ほんとにごめん……。この事はみんなもっと早く打ち明けるべきだった……」
クラスメイト達「「「「………。」」」」
アニポケスイレン「あたまをあげてよ、ヨウ」
アニポケマーマネ「そんな荒唐無稽な話、打ち明けられないと思って当然じゃん!」
アニポケマオ「そうだよぉ。 気にしないで!」
アニポケカキ「それよりもっと聞かせてくれ、ヨウの世界の俺たちの事……」
ヨウ「………」
ヨウ「……みんな…、すごく素敵な良い人達なんだ。 …それだけは本当に、何も変わらない……」
―――――
ロトム図鑑「…………………」
サトシのロトム図鑑「…………………」
ロトム図鑑「図鑑登録率対決…、………圧倒的にボクの勝利ロトーーーッ!!!」
サトシのロトム図鑑「ロトー!! 『アローラ探偵ラキ』の二徹ぶっ続け視聴ループからのぐっすり快眠で
凄くいい気分だったのに…。起きて早々…、何たる屈辱だロトォー!!」
ロトム図鑑「こっちはヨウと一緒にアローラ全土を廻ったんだロ! 挑戦なんて百万光年はやいんだロ!」
サトシのロトム図鑑「ぐぬぬううううー…! …ククイ博士、ククイ博士ェー!」
アニポケククイ「あっはっはっは…、気にすんな気にすんな。 お前はこれから伸びていくんじゃないか。
データは先々、サトシに埋めてもらっていけばいいぜ」くすくす
ロトム図鑑「…………………」
サトシのロトム図鑑「…………………」
ロトム図鑑「図鑑登録率対決…、………圧倒的にボクの勝利ロトーーーッ!!!」
サトシのロトム図鑑「ロトー!! 『アローラ探偵ラキ』の二徹ぶっ続け視聴ループからのぐっすり快眠で
凄くいい気分だったのに…。起きて早々…、何たる屈辱だロトォー!!」
ロトム図鑑「こっちはヨウと一緒にアローラ全土を廻ったんだロ! 挑戦なんて百万光年はやいんだロ!」
サトシのロトム図鑑「ぐぬぬううううー…! …ククイ博士、ククイ博士ェー!」
アニポケククイ「あっはっはっは…、気にすんな気にすんな。 お前はこれから伸びていくんじゃないか。
データは先々、サトシに埋めてもらっていけばいいぜ」くすくす
アニポケナリヤ「なんなら、今回の一件で手に入れたUBのデータだけでも、今ここの端末からコピーするかね?
大変、貴重なデータなんダイケンキ」
サトシのロトム図鑑「おお!それはありがロトー! …では早速……ポチッとな! ………?
………あのー? この端末の中に……UBのデータなんて何もないロトよ?」
アニポケククイ&アニポケナリヤ「「!?」」
アニポケククイ「! ほ、本当だ…、UBに纏わるデータ…、
いや、それどころか時空の歪みに関する記録も、丸ごと綺麗に消えちまってる…!!」
アニポケナリヤ「なんだっテッシード!?」
アニポケククイ「消えたタイミングを考えるなら、さっき破壊された校舎などが元通りになった怪現象と同時に、
データも消されたとしか思えない…。 どうなってる…? わけわかんねぇ?」
アニポケナリヤ「ククイ君…。 恐らくこれはすぐに原因が突き止められるような類のものではないと見た…。
とりあえず、今はヨウ君とレッド君の送別だ。消えたデータの関してはまた後ほど検証するとしよう…」
アニポケククイ「………そうです、ね…。 仰る通りです…。 …………?」
大変、貴重なデータなんダイケンキ」
サトシのロトム図鑑「おお!それはありがロトー! …では早速……ポチッとな! ………?
………あのー? この端末の中に……UBのデータなんて何もないロトよ?」
アニポケククイ&アニポケナリヤ「「!?」」
アニポケククイ「! ほ、本当だ…、UBに纏わるデータ…、
いや、それどころか時空の歪みに関する記録も、丸ごと綺麗に消えちまってる…!!」
アニポケナリヤ「なんだっテッシード!?」
アニポケククイ「消えたタイミングを考えるなら、さっき破壊された校舎などが元通りになった怪現象と同時に、
データも消されたとしか思えない…。 どうなってる…? わけわかんねぇ?」
アニポケナリヤ「ククイ君…。 恐らくこれはすぐに原因が突き止められるような類のものではないと見た…。
とりあえず、今はヨウ君とレッド君の送別だ。消えたデータの関してはまた後ほど検証するとしよう…」
アニポケククイ「………そうです、ね…。 仰る通りです…。 …………?」
―――――
コジロウ「へぇー、アンタもカントー出身なんだ。 じゃあ俺達と同郷だなぁ」
ムサシ「縁があるじゃない~。 どこの街生まれよ?」
サトシ「それがさ、マサラタウンなんだぜ! ね、レッドさん?」
レッド「……ああ…、…その通りだ……。 …………。
……この世界でもカントーのジムリーダーは…、タケシとかエリカとか、だったりするのか……?」
サトシ「タケシ…! うんうん!おんなじおんなじ! 俺、タケシとハナダジムのカスミと旅してたんだ!」
レッド「……そう…なのか……。 …サトシは凄いな……」
ムサシ「懐かしいわねぇ」
コジロウ「なんか、もう20年くらい前に感じるぜー」
ニャース「コジロウ~、そんなわけにゃーす。 おみゃーはアホにゃ!」
ソーナンス「そーなん…すう?」
コジロウ「へぇー、アンタもカントー出身なんだ。 じゃあ俺達と同郷だなぁ」
ムサシ「縁があるじゃない~。 どこの街生まれよ?」
サトシ「それがさ、マサラタウンなんだぜ! ね、レッドさん?」
レッド「……ああ…、…その通りだ……。 …………。
……この世界でもカントーのジムリーダーは…、タケシとかエリカとか、だったりするのか……?」
サトシ「タケシ…! うんうん!おんなじおんなじ! 俺、タケシとハナダジムのカスミと旅してたんだ!」
レッド「……そう…なのか……。 …サトシは凄いな……」
ムサシ「懐かしいわねぇ」
コジロウ「なんか、もう20年くらい前に感じるぜー」
ニャース「コジロウ~、そんなわけにゃーす。 おみゃーはアホにゃ!」
ソーナンス「そーなん…すう?」
ムサシ「ねぇ、アンタぁ。 なんだったらロケット団に入らない? 特別にサカキ様に推薦しちゃうわよ。
アタシ、あんたのこと気に入っちゃった。アンタなら、即戦力、間違いなしッ!」
レッド「…………。 ……………サカ…キ………」
コジロウ「そぉうだよ! いいアイディアだムサシっ! ここで俺達が会ったの、何かの運命だよ!
一緒にやろうぜ! それで、アンタのこと兄貴って呼ばせてくれ!」
ニャース「まがりなにゃりにも、後輩に使う呼び名じゃ無いにゃ…!」
ソーナンス「そぉおなんすっ」
サトシ「バカだな~、ロケット団。
…でもさ、俺、レッドさん見た時…、もしも俺に兄ちゃんが居たら、こんな人かなって思ったんだ…!」
レッド「……サトシと俺が…、…兄弟か……。 ………成程……」
サトシ「……早く大人になりたいなー…! …それで俺、レッドさんみたいなるんだ……!」
レッド「……そうか…? …俺は…、…少しだけで構わないから…子供に戻ってみたいかもしれない……」
サトシのピカチュウ「ぴかちゅー」
レッドのピカチュウ「「ぴかちゅー」
アタシ、あんたのこと気に入っちゃった。アンタなら、即戦力、間違いなしッ!」
レッド「…………。 ……………サカ…キ………」
コジロウ「そぉうだよ! いいアイディアだムサシっ! ここで俺達が会ったの、何かの運命だよ!
一緒にやろうぜ! それで、アンタのこと兄貴って呼ばせてくれ!」
ニャース「まがりなにゃりにも、後輩に使う呼び名じゃ無いにゃ…!」
ソーナンス「そぉおなんすっ」
サトシ「バカだな~、ロケット団。
…でもさ、俺、レッドさん見た時…、もしも俺に兄ちゃんが居たら、こんな人かなって思ったんだ…!」
レッド「……サトシと俺が…、…兄弟か……。 ………成程……」
サトシ「……早く大人になりたいなー…! …それで俺、レッドさんみたいなるんだ……!」
レッド「……そうか…? …俺は…、…少しだけで構わないから…子供に戻ってみたいかもしれない……」
サトシのピカチュウ「ぴかちゅー」
レッドのピカチュウ「「ぴかちゅー」
―――――
アニポケククイ「おーい! ちょっと来てみろよー!」
ヨウ達「「「「「!」」」」」
ロトム図鑑「サトシ&レッドさんチームとロケット団が
ピカチュウとレッドさんのロケット団入団をかけてバトルしてるロトよ!」
ソーナンス「そ~なんすぅ!」
サトシのロトム図鑑「はやく来るロト~!」
アニポケマーマネ「……。 ロケット団…、さっきの闘い観てなかったのかなぁ…?」てくてく
アニポケカキ「なんでそんな無謀な挑戦ができるんだろうな…?」てくてく
アニポケマオ「まぁー、いいじゃない! とりあえずサトシ達を応援しに行こうよぉ!」てくてく
アニポケスイレン「あ…ミミッキュがどっちのピカチュウ、こうげきしていいか、こんらんしてるよ」てくてく
ヨウ「……………」
アニポケマオ「あ…! ごめん。悪いんだけど、ヨウはリーリエの事、みててもらっていいかな?」にこ
ヨウ「……え? あ、うん…、それは構わないけど…?」
アニポケマオ「ふふふ! …悪いねっ…!」たたっ
アニポケククイ「おーい! ちょっと来てみろよー!」
ヨウ達「「「「「!」」」」」
ロトム図鑑「サトシ&レッドさんチームとロケット団が
ピカチュウとレッドさんのロケット団入団をかけてバトルしてるロトよ!」
ソーナンス「そ~なんすぅ!」
サトシのロトム図鑑「はやく来るロト~!」
アニポケマーマネ「……。 ロケット団…、さっきの闘い観てなかったのかなぁ…?」てくてく
アニポケカキ「なんでそんな無謀な挑戦ができるんだろうな…?」てくてく
アニポケマオ「まぁー、いいじゃない! とりあえずサトシ達を応援しに行こうよぉ!」てくてく
アニポケスイレン「あ…ミミッキュがどっちのピカチュウ、こうげきしていいか、こんらんしてるよ」てくてく
ヨウ「……………」
アニポケマオ「あ…! ごめん。悪いんだけど、ヨウはリーリエの事、みててもらっていいかな?」にこ
ヨウ「……え? あ、うん…、それは構わないけど…?」
アニポケマオ「ふふふ! …悪いねっ…!」たたっ
ヨウ「……………」
ほしぐもちゃん「がーう?」
ヨウ「……」なでなで
ほしぐもちゃん「~♪」
ヨウ「………ふふ」
アニポケリーリエ「…………う…、うう…?」
ヨウ&ほしぐもちゃん「「!」」
ヨウ「……、リーリエ…、起きた?」
アニポケリーリエ「…………。」
ヨウ「……ゆっくりでいいよ? 大丈夫?」
アニポケリーリエ「………なんだか…最近…、…目覚めると…いつもヨウが目の前にいてくれる気がします…」
ヨウ「………そうかも、知れないね…」
ほしぐもちゃん「がーう?」
ヨウ「……」なでなで
ほしぐもちゃん「~♪」
ヨウ「………ふふ」
アニポケリーリエ「…………う…、うう…?」
ヨウ&ほしぐもちゃん「「!」」
ヨウ「……、リーリエ…、起きた?」
アニポケリーリエ「…………。」
ヨウ「……ゆっくりでいいよ? 大丈夫?」
アニポケリーリエ「………なんだか…最近…、…目覚めると…いつもヨウが目の前にいてくれる気がします…」
ヨウ「………そうかも、知れないね…」
アニポケリーリエ「……うふふ…。
………その子が…ほしぐもちゃん、ですか。 良かった…。 …無事に取り戻せたんですね…。
ふふ、わたくしの勝手な想像ですが、わたがしみたいな可愛いポケモンだと思ってました」
ヨウ「……。 …リーリエの言葉があったから、僕は負けなかった。 リーリエのおかげだよ…。
それにしても驚かせちゃって…、本当にごめん…。 ほら、ほしぐもちゃんも…、ごめんなさいは?」
ほしぐもちゃん「ぐーあ!」
アニポケリーリエ「ふふふ…! …初めまして、ほしぐもちゃん。リーリエです」
ほしぐもちゃん「ぐう?」
アニポケリーリエ「…?」
ヨウ「……。 …リーリエに…話さなきゃいけないことがあるんだ…。 闘いの前、言えなかったこと…」
アニポケリーリエ「…はい。……。みんなは、あちらに集まってしまっているようですね…。それなら、ヨウ?」
ヨウ「?」
アニポケリーリエ「…こっそり、抜け出しませんか?」
………その子が…ほしぐもちゃん、ですか。 良かった…。 …無事に取り戻せたんですね…。
ふふ、わたくしの勝手な想像ですが、わたがしみたいな可愛いポケモンだと思ってました」
ヨウ「……。 …リーリエの言葉があったから、僕は負けなかった。 リーリエのおかげだよ…。
それにしても驚かせちゃって…、本当にごめん…。 ほら、ほしぐもちゃんも…、ごめんなさいは?」
ほしぐもちゃん「ぐーあ!」
アニポケリーリエ「ふふふ…! …初めまして、ほしぐもちゃん。リーリエです」
ほしぐもちゃん「ぐう?」
アニポケリーリエ「…?」
ヨウ「……。 …リーリエに…話さなきゃいけないことがあるんだ…。 闘いの前、言えなかったこと…」
アニポケリーリエ「…はい。……。みんなは、あちらに集まってしまっているようですね…。それなら、ヨウ?」
ヨウ「?」
アニポケリーリエ「…こっそり、抜け出しませんか?」
―――――サトシがカプ・コケコからZリングをもらった高台
アニポケリーリエ「……別の世界の…わたくし……。 …なるほど。 …色々、腑に落ちた、感じです…」
ヨウ「…リーリエはトレーナーではなかったけれど、ほしぐもちゃんは紛れもなく彼女のポケモンだった。
昔のほしぐもちゃんは本当に落ち着きがなくて、度々リーリエの傍を離れては彼女を困らせていたんだ。
でも、今は…、リーリエが傍にいないことが……、…本当は寂しいみたい…。
だから…君を見て…、堪えられなくなっちゃったんだと思う…。 ごめんね…」
アニポケリーリエ「………………。 いえ…。 わたくしこそ気絶なんかしちゃって…、
ほしぐもちゃんを却って驚かせちゃったかも知れないです」
ヨウ「………………」
ヨウ「……………君には、…最初から…全部…言うべきだった…。言わなきゃいけなかったんだ……」
アニポケリーリエ「………ヨウ……」
ヨウ「…」
アニポケリーリエ「…ヨウ。 …そんなに、落ち込まないでください…。
ヨウが、自分の事を責める理由が、一体どこにあるというのですか?
他のみんなだってきっとそう言ったはずです。
……もしも、ヨウがわたくし個人に、何か悪いことをしたと思っているのなら、どうかお願いです。
自分の事を決して悪く思わないでください」
アニポケリーリエ「……別の世界の…わたくし……。 …なるほど。 …色々、腑に落ちた、感じです…」
ヨウ「…リーリエはトレーナーではなかったけれど、ほしぐもちゃんは紛れもなく彼女のポケモンだった。
昔のほしぐもちゃんは本当に落ち着きがなくて、度々リーリエの傍を離れては彼女を困らせていたんだ。
でも、今は…、リーリエが傍にいないことが……、…本当は寂しいみたい…。
だから…君を見て…、堪えられなくなっちゃったんだと思う…。 ごめんね…」
アニポケリーリエ「………………。 いえ…。 わたくしこそ気絶なんかしちゃって…、
ほしぐもちゃんを却って驚かせちゃったかも知れないです」
ヨウ「………………」
ヨウ「……………君には、…最初から…全部…言うべきだった…。言わなきゃいけなかったんだ……」
アニポケリーリエ「………ヨウ……」
ヨウ「…」
アニポケリーリエ「…ヨウ。 …そんなに、落ち込まないでください…。
ヨウが、自分の事を責める理由が、一体どこにあるというのですか?
他のみんなだってきっとそう言ったはずです。
……もしも、ヨウがわたくし個人に、何か悪いことをしたと思っているのなら、どうかお願いです。
自分の事を決して悪く思わないでください」
ヨウ「…………だけど…」
アニポケリーリエ「…………もう!」
アニポケリーリエ「じゃあ、わたくし、今からヨウを凄く困らせることを言います! …それで言いっこなしです!」
ヨウ「……?」
アニポケリーリエ「…、…ちなみに……、ヨウが何て答えるのか…、わたくしにはちゃんとわかっています」ニコ
アニポケリーリエ「でも、それでも、だからこそ…、
今、この言葉だけはあなたに伝えなければならないんです。 だから…、正直に答えて欲しいです」
ヨウ「………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」すぅ
アニポケリーリエ「・・・ヨウの事をお慕いしています。 好きです。 わたくしとお付き合いしてください」
ヨウ「…!」
アニポケリーリエ「…………………」
アニポケリーリエ「…………もう!」
アニポケリーリエ「じゃあ、わたくし、今からヨウを凄く困らせることを言います! …それで言いっこなしです!」
ヨウ「……?」
アニポケリーリエ「…、…ちなみに……、ヨウが何て答えるのか…、わたくしにはちゃんとわかっています」ニコ
アニポケリーリエ「でも、それでも、だからこそ…、
今、この言葉だけはあなたに伝えなければならないんです。 だから…、正直に答えて欲しいです」
ヨウ「………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」すぅ
アニポケリーリエ「・・・ヨウの事をお慕いしています。 好きです。 わたくしとお付き合いしてください」
ヨウ「…!」
アニポケリーリエ「…………………」
ヨウ「……………………」
ヨウ「……………………ごめんなさい…」
アニポケリーリエ「…はい」ニコ
ヨウ「…………………」
アニポケリーリエ「…………………」
アニポケリーリエ「…ヨウの世界のわたくしはどんな子なんですか?」
ヨウ「…」
ヨウ「………」
ヨウ「……自分のことを…、わたくし、じゃなくて、わたし、って呼んでいて…。
僕のことをさん付して呼んでいて…」
アニポケリーリエ「はい…」
ヨウ「少し方向音痴なところがあって。 …カフェの飲み物ではモーモーミルクが好きで…」
アニポケリーリエ「はい…」
ヨウ「……………………ごめんなさい…」
アニポケリーリエ「…はい」ニコ
ヨウ「…………………」
アニポケリーリエ「…………………」
アニポケリーリエ「…ヨウの世界のわたくしはどんな子なんですか?」
ヨウ「…」
ヨウ「………」
ヨウ「……自分のことを…、わたくし、じゃなくて、わたし、って呼んでいて…。
僕のことをさん付して呼んでいて…」
アニポケリーリエ「はい…」
ヨウ「少し方向音痴なところがあって。 …カフェの飲み物ではモーモーミルクが好きで…」
アニポケリーリエ「はい…」
ヨウ「難しい本をたくさん持っていたり図書館で調べものしていたり、読書家なのは君と一緒だったと思う。
でも、どちらかと言えばブティックを覗いたりとか…、買い物好きだった印象の方が強いかもしれない。
…虫よけスプレーとかきずぐすりを常備してたり、お得なものとかがあるとつい買っちゃってたり…。
…………そんな…、感じかな…」
アニポケリーリエ「…他には?」
ヨウ「……他、には…、…裁縫が苦手だって言ってこともあったかな…。
……彼女は、バトル…というよりは、ポケモンが傷つくという事に良い印象を持っていなかった。
…………………………。
………自分の無力を嘆くことはあっても、問題自体から逃げたりはしない子だった。
一度、覚悟を決めると、もう本当にダメかもしれないと思うほど心が挫けてしまいそうな状況でも、
こっちがびっくりするくらい、退かないで立ち向かう子だった…」
アニポケリーリエ「…………それから?」
ヨウ「……それ、から?」
アニポケリーリエ「………ふふっ…、ごめんなさい…。
……でも…ヨウの口からちゃんと聞きたいんです…。 …ちゃんと聞かなきゃいけないんです…。
……わたくし自身の…決着のために…きっとそれが必要なんです……」
でも、どちらかと言えばブティックを覗いたりとか…、買い物好きだった印象の方が強いかもしれない。
…虫よけスプレーとかきずぐすりを常備してたり、お得なものとかがあるとつい買っちゃってたり…。
…………そんな…、感じかな…」
アニポケリーリエ「…他には?」
ヨウ「……他、には…、…裁縫が苦手だって言ってこともあったかな…。
……彼女は、バトル…というよりは、ポケモンが傷つくという事に良い印象を持っていなかった。
…………………………。
………自分の無力を嘆くことはあっても、問題自体から逃げたりはしない子だった。
一度、覚悟を決めると、もう本当にダメかもしれないと思うほど心が挫けてしまいそうな状況でも、
こっちがびっくりするくらい、退かないで立ち向かう子だった…」
アニポケリーリエ「…………それから?」
ヨウ「……それ、から?」
アニポケリーリエ「………ふふっ…、ごめんなさい…。
……でも…ヨウの口からちゃんと聞きたいんです…。 …ちゃんと聞かなきゃいけないんです…。
……わたくし自身の…決着のために…きっとそれが必要なんです……」
ヨウ「………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「…今の髪形は……ポニーテールで…、」
アニポケリーリエ「…はい」
ヨウ「…………………………」
ヨウ「……………………………リーリエは、」
ヨウ「……綺麗で…、優しくて…、可愛くて……頑張り屋な…、…僕が世界で一番大好きな女の子だ……」
アニポケリーリエ「……………………はい……」にこ
ヨウ「………………………………だから…、…ごめんなさい……」
アニポケリーリエ「………はい…。 …ふふふっ…!
…ありがとうございました…。 おかげで…なんだか凄くすっきりしました…!」
ヨウ「………………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「…今の髪形は……ポニーテールで…、」
アニポケリーリエ「…はい」
ヨウ「…………………………」
ヨウ「……………………………リーリエは、」
ヨウ「……綺麗で…、優しくて…、可愛くて……頑張り屋な…、…僕が世界で一番大好きな女の子だ……」
アニポケリーリエ「……………………はい……」にこ
ヨウ「………………………………だから…、…ごめんなさい……」
アニポケリーリエ「………はい…。 …ふふふっ…!
…ありがとうございました…。 おかげで…なんだか凄くすっきりしました…!」
ヨウ「………………………」
アニポケリーリエ「…あっちの世界のリーリエも…きっとヨウの事を、同じように想っているに違いありません」
ヨウ「………………………どうか、な…」
アニポケリーリエ「自信を持ってください、ヨウ…!
わたくしが言うんですから論理的結論として、当てになること間違いありません」
ヨウ「………………………そう…、なんだろうか?………」
アニポケリーリエ「そうですとも。 ふふっ! ……………」
アニポケリーリエ「こほんっ…!」
ヨウ「?」
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………“わたしもヨウさんのこと、世界で一番…、大好きです…!”」
ヨウ「…なっ…!//////」ぼわっ
ヨウ「………………………どうか、な…」
アニポケリーリエ「自信を持ってください、ヨウ…!
わたくしが言うんですから論理的結論として、当てになること間違いありません」
ヨウ「………………………そう…、なんだろうか?………」
アニポケリーリエ「そうですとも。 ふふっ! ……………」
アニポケリーリエ「こほんっ…!」
ヨウ「?」
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………“わたしもヨウさんのこと、世界で一番…、大好きです…!”」
ヨウ「…なっ…!//////」ぼわっ
アニポケリーリエ「…………こんな…感じ……ですか? ふふふふ…っ!!」
ヨウ「…!、ちょっ…! やっ、やめてよ…っ!!//////」かぁー
アニポケリーリエ「ふふふ! ヨウは…、本当にリーリエが大好きなんですね…!
…ヨウにそんなに想ってもらえるなんて…、良いなぁー、リーリエ…!」くすくす!
ヨウ「……!!!//////////」まっか
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………わたくしは、」
アニポケリーリエ「…わたくしは、ヨウの世界のわたくしが、とーっても誇らしいです…! ふふ!」
アニポケリーリエ「それで…うん、ふふ…! それから…、
…ちょっとだけ、羨ましいかな…! …そう、ちょっとだけ」
アニポケリーリエ「ちょっとだけ……」
アニポケリーリエ「…ちょ、っと、だけ……!」うるっ
ヨウ(・・・・・・・・・あ・・・)
ヨウ「…!、ちょっ…! やっ、やめてよ…っ!!//////」かぁー
アニポケリーリエ「ふふふ! ヨウは…、本当にリーリエが大好きなんですね…!
…ヨウにそんなに想ってもらえるなんて…、良いなぁー、リーリエ…!」くすくす!
ヨウ「……!!!//////////」まっか
アニポケリーリエ「……………」
アニポケリーリエ「……………わたくしは、」
アニポケリーリエ「…わたくしは、ヨウの世界のわたくしが、とーっても誇らしいです…! ふふ!」
アニポケリーリエ「それで…うん、ふふ…! それから…、
…ちょっとだけ、羨ましいかな…! …そう、ちょっとだけ」
アニポケリーリエ「ちょっとだけ……」
アニポケリーリエ「…ちょ、っと、だけ……!」うるっ
ヨウ(・・・・・・・・・あ・・・)
アニポケリーリエ「ちがう、ちがうんです・・・こんなの、ちがうんです、
・・・こんなつもりじゃ、なかったんです・・・。 ・・・なんで・・・、
・・・だいじょうぶ・・・、なのに・・・、ごめんなさい・・・、
ないたりなんかしたら・・・ダメなのにっ、・・・おかしい、のに・・・っ・・・!!」ぽろぽろ
かつて僕はリーリエとほしぐもちゃんの笑顔を脅かそうとする色々な理不尽と闘った。
それは初めて自分のポケモンを得る前から、あのマハロ参道の吊り橋から始まっていた。
その闘いの先に、気兼ねも不安も無く心から笑いあえるリーリエとほしぐちゃんの姿を、
この世界に来る切っ掛けとなったポニ島大峡谷の祭壇で、僕は見た。
僕が島めぐりを成し得た中で一番の成果があるとすれば、それはあの時のリーリエの笑顔に違いなかった。
だから…、なんだ、これは…。
リーリエが泣いている。 泣いているリーリエが目の前にいるのに、僕は茫然と立ち尽くしている。
確かに、彼女は僕の世界のリーリエではない別人のリーリエなのかも知れないが、
それでもリーリエは、いつだって僕が守りたいと、笑顔でいてほしいと願う人なんだ。
こんなに無力を感じた事は無い。 僕はこれ以上、彼女に謝ることを許されていなかった。
彼女を慰める権利が無かった。 彼女を憐れむ事すらきっとおこがましかった。
…………………………………。
…でも、それでも、だからこそ、今、この言葉だけは……、きっと、彼女に伝えなければならない。
ヨウ「………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「……………………リーリエ…」
アニポケリーリエ「……………………」ぽろぽろ
ヨウ「…………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「………………………………ありがとう……」
アニポケリーリエ「……………………。」ぽろぽろ
ヨウ「………………」
アニポケリーリエ「……………ぐ…………」ぐしぐし
アニポケリーリエ「………………………っ…」ぐしぐし
ヨウ「…………………」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「えへ!」ぽろ…
ヨウ「………………」
ヨウ「……………………リーリエ…」
アニポケリーリエ「……………………」ぽろぽろ
ヨウ「…………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「………………………………ありがとう……」
アニポケリーリエ「……………………。」ぽろぽろ
ヨウ「………………」
アニポケリーリエ「……………ぐ…………」ぐしぐし
アニポケリーリエ「………………………っ…」ぐしぐし
ヨウ「…………………」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「えへ!」ぽろ…
しばらくして泣きやんだリーリエと一緒にポケモンスクールに戻った後も、僕とレッドさんの送別は続いた。
夜通し、みんなと語り明かして、笑いあった。 誰もが別れを惜しんでいて、誰もが眠らなかった。
―――――ポケモンスクール・校庭 夜明け
レッド「……時間だ……」
ヨウ「…はい」
コジロウ「マジで残念だよ。なぁ、もう一回考え直さない?
今、アンタを入れたバージョンの名乗り口上の草案を書いているとこなんだけど…」
ムサシ「くっどーい、コジロウ!
こんな時、いい感じぃーに送り出してやるのが惡の華、ロケット団よっ!」
ニャース「ばいにゃら~!」
ソーナンス「そーなんすっ!」」
レッド「……そういえば、俺がサトシくらいの頃、
あんた達によく似たロケット団の二人組を見たことがあるような…、無いような…気がする…。
…アンタ達の応援はできないが…、……元気でな……」
レッド「……時間だ……」
ヨウ「…はい」
コジロウ「マジで残念だよ。なぁ、もう一回考え直さない?
今、アンタを入れたバージョンの名乗り口上の草案を書いているとこなんだけど…」
ムサシ「くっどーい、コジロウ!
こんな時、いい感じぃーに送り出してやるのが惡の華、ロケット団よっ!」
ニャース「ばいにゃら~!」
ソーナンス「そーなんすっ!」」
レッド「……そういえば、俺がサトシくらいの頃、
あんた達によく似たロケット団の二人組を見たことがあるような…、無いような…気がする…。
…アンタ達の応援はできないが…、……元気でな……」
―――――
アニポケマーマネ「また遊びに来なよ、ヨウ」
アニポケスイレン「そうだよ!まってる!」
アニポケカキ「俺達がヨウの世界に行くってのも悪くないかもな」
アニポケマオ「あっちの私達によろしく!」
トゲデマル「まきゅー♪」
アシマリ「あうあう!」
バクガメス「がめーす」
アママイコ「あっまーい」
モクロー「ほろう」
イワンコ「わう!」
シロン「こぉーん」
サトシのロトム図鑑「次会う時はゼーッタイ負けないロ! …ボクとは違うロトム図鑑!!」
アニポケナリヤ「元気でナットレイ! さよなラランテス!」
アニポケククイ「ヨウ。暫しの間だったかもしれないが、君は間違いなく俺の学級の生徒だ…。
いいかい、それを忘れないでくれ…!」
ヨウ「…はい! 絶対に忘れません…! みんな、本当にありがとう…! …アローラ…」
ロトム図鑑「ありがロト…! 『アローラ探偵ラキ』…。ボクもチェックしておくロトよ…!」ぶわっ
アニポケマーマネ「また遊びに来なよ、ヨウ」
アニポケスイレン「そうだよ!まってる!」
アニポケカキ「俺達がヨウの世界に行くってのも悪くないかもな」
アニポケマオ「あっちの私達によろしく!」
トゲデマル「まきゅー♪」
アシマリ「あうあう!」
バクガメス「がめーす」
アママイコ「あっまーい」
モクロー「ほろう」
イワンコ「わう!」
シロン「こぉーん」
サトシのロトム図鑑「次会う時はゼーッタイ負けないロ! …ボクとは違うロトム図鑑!!」
アニポケナリヤ「元気でナットレイ! さよなラランテス!」
アニポケククイ「ヨウ。暫しの間だったかもしれないが、君は間違いなく俺の学級の生徒だ…。
いいかい、それを忘れないでくれ…!」
ヨウ「…はい! 絶対に忘れません…! みんな、本当にありがとう…! …アローラ…」
ロトム図鑑「ありがロト…! 『アローラ探偵ラキ』…。ボクもチェックしておくロトよ…!」ぶわっ
―――――
レッド「………君と話せて……楽しかった……。 ……じゃあな…、兄弟………」
サトシ「……うん…!!!!」
ピカチュウ「ぴかちゅう!!!!」
ヨウ「…サトシ。 君には…感謝しても……しきれない…」
サトシ「ヨウ…。 俺たちは離れ離れになっても繋がってる…。これは切れることのないものなんだ…。
…へへへ…! これは、ゲッコウガには前にも言ったよな…!」
ゲッコウガ「…コウガァ……!」
サトシ「…ゲッコウガのこと、よろしくな…、ヨウ。 俺のゲッコウガじゃない俺のゲッコウガなのに、
俺がそんなこと勝手に言っちゃていいのか、よくわかんないけど…。…。…あ、なんかややこしいな! 」
ヨウ「ふふふ! …こちらこそ! 君に恥じないように今後とも大切に預からせてもらう…」
サトシ「ああ! …じゃあ最後に! ヨウ、約束しようぜ…! 次に会う時はさ、必ず…、」
サトシ「…………バトルしようぜ!!」
ヨウ「…うん!! 絶対、負けない…!!」にこ
サトシ「へへへへ…!!」にか
ピカチュウ「ぴーかちゅう~!」
レッド「………君と話せて……楽しかった……。 ……じゃあな…、兄弟………」
サトシ「……うん…!!!!」
ピカチュウ「ぴかちゅう!!!!」
ヨウ「…サトシ。 君には…感謝しても……しきれない…」
サトシ「ヨウ…。 俺たちは離れ離れになっても繋がってる…。これは切れることのないものなんだ…。
…へへへ…! これは、ゲッコウガには前にも言ったよな…!」
ゲッコウガ「…コウガァ……!」
サトシ「…ゲッコウガのこと、よろしくな…、ヨウ。 俺のゲッコウガじゃない俺のゲッコウガなのに、
俺がそんなこと勝手に言っちゃていいのか、よくわかんないけど…。…。…あ、なんかややこしいな! 」
ヨウ「ふふふ! …こちらこそ! 君に恥じないように今後とも大切に預からせてもらう…」
サトシ「ああ! …じゃあ最後に! ヨウ、約束しようぜ…! 次に会う時はさ、必ず…、」
サトシ「…………バトルしようぜ!!」
ヨウ「…うん!! 絶対、負けない…!!」にこ
サトシ「へへへへ…!!」にか
ピカチュウ「ぴーかちゅう~!」
―――――
アニポケリーリエ「じゃあね、ほしぐもちゃん…。 …これはわたくしが作ったポケモンフーズです。
ふふ、あなたのリーリエが作ったものには、流石に及ばないかも知れないけど、きっと美味しいですよ?
…帰りのお弁当にでも食べてね!」
ほしぐもちゃん「ぐーあ~♪」
ヨウ「…良かったね、ほしぐもちゃん。 ……ありがとう、リーリエ」
アニポケリーリエ「………………」
アニポケリーリエ「ヨウ…」
ヨウ「……?」
アニポケリーリエ「わたくし……、」
アニポケリーリエ「……………あなたに会えて良かった…!」にこ
ヨウ「……………僕もだ…」にこ
―――――
―――
―
アニポケリーリエ「じゃあね、ほしぐもちゃん…。 …これはわたくしが作ったポケモンフーズです。
ふふ、あなたのリーリエが作ったものには、流石に及ばないかも知れないけど、きっと美味しいですよ?
…帰りのお弁当にでも食べてね!」
ほしぐもちゃん「ぐーあ~♪」
ヨウ「…良かったね、ほしぐもちゃん。 ……ありがとう、リーリエ」
アニポケリーリエ「………………」
アニポケリーリエ「ヨウ…」
ヨウ「……?」
アニポケリーリエ「わたくし……、」
アニポケリーリエ「……………あなたに会えて良かった…!」にこ
ヨウ「……………僕もだ…」にこ
―――――
―――
―
―――――ポケモンスクール・校庭 ヨウ達が去った後
サトシ「…ヨウ達…、行っちゃったな…」
アニポケリーリエ「…ええ」
―――――ブワン・・・
全員「「「「!!!?」」」」
アニポケククイ「じ、時空の歪み!?」
アニポケカキ「な、何か出てくる!?」
サトシ「まさかUB!?」
――――カッ!
アローラの伝説ポケモン「……………」
アニポケナリヤ「ヨウ君のとは別の…、もう一体のアローラ伝説のポケモン…!!!」
サトシ「…ヨウ達…、行っちゃったな…」
アニポケリーリエ「…ええ」
―――――ブワン・・・
全員「「「「!!!?」」」」
アニポケククイ「じ、時空の歪み!?」
アニポケカキ「な、何か出てくる!?」
サトシ「まさかUB!?」
――――カッ!
アローラの伝説ポケモン「……………」
アニポケナリヤ「ヨウ君のとは別の…、もう一体のアローラ伝説のポケモン…!!!」
アローラの伝説ポケモン「…こけこニ見初メラレシ優レタル操リ人…、
…我ガ招キシ、最モ若ク強イ対のトモガラト、トモガラト深愛デ結ビ合ウ二人ノひとノ子ノ片割レ…、
…ソシテ、望外ノ救イタル戦ウ者…。
彼ノ者タチヨリ、コノあろーらヲ守ッテクレタ事…、礼ヲ言ウ……
………ソシテ…、許セ…………。
痕ハ消サネバナラヌ…。アノ者達ハ、コノ世界ニハ早スギル。
………コレ以上ハ、互イノ時空ノ破壊ヲ招クノダ………」開眼
――――カッ!!
全員「「「「!!」」」」
アニポケククイ「…っ!! …伝説のポケモン……消えた? …何をした…!? ……みんな、大丈夫か!?」
サトシ「……だ、大丈夫! ………でもさ…?」
サトシ「………………」
サトシ「………………なんで…、俺達…校庭にいるんだ?…」
アニポケククイ「………な、に?」
…我ガ招キシ、最モ若ク強イ対のトモガラト、トモガラト深愛デ結ビ合ウ二人ノひとノ子ノ片割レ…、
…ソシテ、望外ノ救イタル戦ウ者…。
彼ノ者タチヨリ、コノあろーらヲ守ッテクレタ事…、礼ヲ言ウ……
………ソシテ…、許セ…………。
痕ハ消サネバナラヌ…。アノ者達ハ、コノ世界ニハ早スギル。
………コレ以上ハ、互イノ時空ノ破壊ヲ招クノダ………」開眼
――――カッ!!
全員「「「「!!」」」」
アニポケククイ「…っ!! …伝説のポケモン……消えた? …何をした…!? ……みんな、大丈夫か!?」
サトシ「……だ、大丈夫! ………でもさ…?」
サトシ「………………」
サトシ「………………なんで…、俺達…校庭にいるんだ?…」
アニポケククイ「………な、に?」
アニポケマオ「え…? というか、夜明けだよね? 何でこんな時間に、みんな集まってるの…?」
アニポケマーマネ「ねぇ!みんな! 何か知らない間に日付が進んでる!!」
アニポケスイレン「えーと、さいごに、おぼえてるのは…?」
アニポケカキ「確か、サトシと…、ケンタロスレースをしていて……、それから…どうなったっけな?」
アニポケククイ「…みん、な、…どうしたんだ…!?」
アニポケナリヤ「なぜこんなところニンフィア? どうなっデルビル?」
サトシのロトム図鑑「ラキの難事件並みに意味不明だロト~!」
ロケット団「「「何、この感じぃ……」」」
ソーナンス「そーなんすぅ…」
アニポケリーリエ「……何も…」
アニポケリーリエ「……何も……思い…出せません………」
アニポケククイ「………………っ!?」
アニポケマーマネ「ねぇ!みんな! 何か知らない間に日付が進んでる!!」
アニポケスイレン「えーと、さいごに、おぼえてるのは…?」
アニポケカキ「確か、サトシと…、ケンタロスレースをしていて……、それから…どうなったっけな?」
アニポケククイ「…みん、な、…どうしたんだ…!?」
アニポケナリヤ「なぜこんなところニンフィア? どうなっデルビル?」
サトシのロトム図鑑「ラキの難事件並みに意味不明だロト~!」
ロケット団「「「何、この感じぃ……」」」
ソーナンス「そーなんすぅ…」
アニポケリーリエ「……何も…」
アニポケリーリエ「……何も……思い…出せません………」
アニポケククイ「………………っ!?」
アニポケククイ(やっぱり、そうか……。まさかとは思ったが…。 …嫌な予感が変な方向に当たっちまった…。
……UBに破壊されたものが修復された現象は、………UBが…原因では無かった………。
…恐らくあれをやったのは…、いやUBのデータ記録を消したのも…、あのアローラの伝説ポケモンだ…。
さっきの奴の言葉から推察するに、そもそもヨウをこの世界に呼び込んだのが、奴の仕業だった…。
その目的は…何かしらの理由か、単純に力が及ばなかったのかはわからんが、
この世界に侵略して来た、あの色違いUBの群れから、アローラを自分の代わりに守ってもらうため…。
…そして…、「痕を消す」…。 修復現象とデータのデリート…、みんなの記憶が失われたこの状況…。
歴史の修正力ならぬ、…時空の修正力…とでも呼べばいいのか……。
…どうやら別時空の存在が、記録に残ってしまうことは、奴にとって何か不都合があるらしい。
この場合…、別時空の存在というはUBだけじゃない。ヨウ達に関する記憶もだ…。
元々、奴はUB…というよりも、別時空の存在が起こした戦闘の痕跡を…隠滅していたんだ……。
…伝説ポケモンなりに深い理由があったのかもしれんが…、これはいささか勝手すぎやしないかね…!?
………………………………。
……………おそらく………、このタイミングで現れたということは…、
ヨウ達側の記憶に関しては、ヤツは干渉できないか、するつもりはないのだと思われる……。
…なら、別れ際に言っておいて正解だったの、かな…。 …ヨウ、俺は…君にこう言ったよな………?)
アニポケククイ「“忘れないでくれ…!”」
その言葉を呟いた次の瞬間、ククイ博士は今まで自分が何を考えていたのかを忘却していた。
それから、サトシ達となぜ自分たちがここにいるのか、
何故、二日前からの記憶が不明瞭になっているのかに関して話し合ったが、その答えに至る者はいなかった。
この世界に、ヨウやレッドの名を知る者は誰もいなくなった。
……UBに破壊されたものが修復された現象は、………UBが…原因では無かった………。
…恐らくあれをやったのは…、いやUBのデータ記録を消したのも…、あのアローラの伝説ポケモンだ…。
さっきの奴の言葉から推察するに、そもそもヨウをこの世界に呼び込んだのが、奴の仕業だった…。
その目的は…何かしらの理由か、単純に力が及ばなかったのかはわからんが、
この世界に侵略して来た、あの色違いUBの群れから、アローラを自分の代わりに守ってもらうため…。
…そして…、「痕を消す」…。 修復現象とデータのデリート…、みんなの記憶が失われたこの状況…。
歴史の修正力ならぬ、…時空の修正力…とでも呼べばいいのか……。
…どうやら別時空の存在が、記録に残ってしまうことは、奴にとって何か不都合があるらしい。
この場合…、別時空の存在というはUBだけじゃない。ヨウ達に関する記憶もだ…。
元々、奴はUB…というよりも、別時空の存在が起こした戦闘の痕跡を…隠滅していたんだ……。
…伝説ポケモンなりに深い理由があったのかもしれんが…、これはいささか勝手すぎやしないかね…!?
………………………………。
……………おそらく………、このタイミングで現れたということは…、
ヨウ達側の記憶に関しては、ヤツは干渉できないか、するつもりはないのだと思われる……。
…なら、別れ際に言っておいて正解だったの、かな…。 …ヨウ、俺は…君にこう言ったよな………?)
アニポケククイ「“忘れないでくれ…!”」
その言葉を呟いた次の瞬間、ククイ博士は今まで自分が何を考えていたのかを忘却していた。
それから、サトシ達となぜ自分たちがここにいるのか、
何故、二日前からの記憶が不明瞭になっているのかに関して話し合ったが、その答えに至る者はいなかった。
この世界に、ヨウやレッドの名を知る者は誰もいなくなった。
―――――上空・ポニ島大峡谷の祭壇までの道中
ほしぐもちゃんの入ったボール「……!!」もぞもぞ
ヨウ「……? …どうした、ほしぐもちゃん?」
ほしぐもちゃんの入ったボール「…………。」
ヨウ「………………」
レッド「……………ヨウ……。……大丈夫か……? ……夜通しだったせいか疲れが見える………。
………………少し…眠ると良い……。 ……着く前には起こすよ……………」
ヨウ「………………」
ヨウ「……別に…疲れてるわけじゃ、ないんです…」
ヨウ「………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「…………な…んか…、漠、然と…、……………悲しいん…です………」
レッド「……………………………」
ほしぐもちゃんの入ったボール「……!!」もぞもぞ
ヨウ「……? …どうした、ほしぐもちゃん?」
ほしぐもちゃんの入ったボール「…………。」
ヨウ「………………」
レッド「……………ヨウ……。……大丈夫か……? ……夜通しだったせいか疲れが見える………。
………………少し…眠ると良い……。 ……着く前には起こすよ……………」
ヨウ「………………」
ヨウ「……別に…疲れてるわけじゃ、ないんです…」
ヨウ「………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「…………な…んか…、漠、然と…、……………悲しいん…です………」
レッド「……………………………」
ヨウ「………………」
ヨウ「…僕は、また勝負するって言ったんです。今度こそククイ博士の家に泊めてもらうって言ったんです。
お泊り会をやり直そうって言ったんです。みんなにお昼とマラサダ奢るって言ったんです。
来年のパンケーキレース大会に出なくちゃいけないんです。バトルするって約束したんです。」
ヨウ「……………………」
ヨウ「……………………僕は…、何一つ…果たしてない……」
ヨウ「だから…、僕は必ずこの世界にまた戻ってこなきゃいけない…」
ヨウ「…怖いんです…。 ……レッドさん?」
ヨウ「……………………僕は…また、本当にこの世界に……来られるのかな………?」
レッド「来られるさ」
レッド「この世界にも太陽と月が昇っていて、みんなを照らしている。 何も心配することは無い」
ヨウ「…………………………」
レッド「…………………………」
ヨウ「…僕は、また勝負するって言ったんです。今度こそククイ博士の家に泊めてもらうって言ったんです。
お泊り会をやり直そうって言ったんです。みんなにお昼とマラサダ奢るって言ったんです。
来年のパンケーキレース大会に出なくちゃいけないんです。バトルするって約束したんです。」
ヨウ「……………………」
ヨウ「……………………僕は…、何一つ…果たしてない……」
ヨウ「だから…、僕は必ずこの世界にまた戻ってこなきゃいけない…」
ヨウ「…怖いんです…。 ……レッドさん?」
ヨウ「……………………僕は…また、本当にこの世界に……来られるのかな………?」
レッド「来られるさ」
レッド「この世界にも太陽と月が昇っていて、みんなを照らしている。 何も心配することは無い」
ヨウ「…………………………」
レッド「…………………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「………なんで…、…そう…………言い切れるんですか……?」
レッド「もう会えないかもしれないと思っていた大切な存在と、俺は再び巡り逢えたことがあるからだ」
ヨウ「……………誰………ですか? ……それは……いつのこと?」
レッド「君だ。 君に初めて会った時だ」
ヨウ「……………………?」
レッド「かつて俺だったものが、今は君だった。
お前は時折、そんな風にして俺に会いに来てくれていたな。 こんなに嬉しいことは無いよ…。
お前は俺で、俺はお前だ。 それは俺にとって、とてもかけがえのないことなんだ」
ヨウ「…………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「よく…、…わかりません……………けど…」
ヨウ「………………、……レッドさんは逢えたん…ですね………?」
レッド「……………ああ…。 …その事に比べればヨウ達は、きっと訳無いくらい、大丈夫さ……」
ヨウ「………………………………」
ヨウ「………なんで…、…そう…………言い切れるんですか……?」
レッド「もう会えないかもしれないと思っていた大切な存在と、俺は再び巡り逢えたことがあるからだ」
ヨウ「……………誰………ですか? ……それは……いつのこと?」
レッド「君だ。 君に初めて会った時だ」
ヨウ「……………………?」
レッド「かつて俺だったものが、今は君だった。
お前は時折、そんな風にして俺に会いに来てくれていたな。 こんなに嬉しいことは無いよ…。
お前は俺で、俺はお前だ。 それは俺にとって、とてもかけがえのないことなんだ」
ヨウ「…………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「よく…、…わかりません……………けど…」
ヨウ「………………、……レッドさんは逢えたん…ですね………?」
レッド「……………ああ…。 …その事に比べればヨウ達は、きっと訳無いくらい、大丈夫さ……」
ヨウ「………………………………」
レッド「………眠っても大丈夫だよ…? …ヨウ……」
ヨウ「…………」
ヨウ「……………」
ヨウ「……………この世界に来た最初の晩…、
あの子が…泣いてしまうのが嫌で、素直に寝ることにしたのを…何故か…思い出しました……」
レッド「………そうか…」
ヨウ「…………………」
ヨウ「……………やっぱり…、少しだけ…眠らせてもらっても…いいですか……?」
レッド「……………ああ……勿論だ……。 …おやすみ、ヨウ………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「…………」
ヨウ「……………」
ヨウ「……………この世界に来た最初の晩…、
あの子が…泣いてしまうのが嫌で、素直に寝ることにしたのを…何故か…思い出しました……」
レッド「………そうか…」
ヨウ「…………………」
ヨウ「……………やっぱり…、少しだけ…眠らせてもらっても…いいですか……?」
レッド「……………ああ……勿論だ……。 …おやすみ、ヨウ………………」
ヨウ「…………………」
ヨウ「……………………」
ヨウ「……………………“大事な人を見送る時は笑顔だぜ……”。」
レッド「…………………?」
ヨウ「……ククイ博士の言葉です。 …僕達の世界の方の。
…………きっと…見送られる側だって同じ…ように……笑顔じゃなきゃ…ダメですよね……?」
レッド「…………ああ…、…そうだな……」
ヨウ「…………………」
ヨウ「………僕も信じます…。 …また…この世界のみんなに、会って…、必ず約束を果たせるって…」にこ
レッド「うん」
ヨウ「……だから、その時はまた、良かったらレッドさんも一緒にこの世界に来ませんか…?」
レッド「…………ん? …それをわざわざ聞くということは、ひょっとして……、
ヨウは俺を連れていくつもりはなかったのか…? ……なんだ、随分冷たいじゃないか…!」にやり
ヨウ「…………え…? …あ、…ご、ごめんなさい……っ。 ………へへへっ!」くすくす
レッド「ははは…」にこ
ヨウ(……いつかまた必ず逢える……。 ……その時まで……またね…、みんな……)
ヨウ「……………………“大事な人を見送る時は笑顔だぜ……”。」
レッド「…………………?」
ヨウ「……ククイ博士の言葉です。 …僕達の世界の方の。
…………きっと…見送られる側だって同じ…ように……笑顔じゃなきゃ…ダメですよね……?」
レッド「…………ああ…、…そうだな……」
ヨウ「…………………」
ヨウ「………僕も信じます…。 …また…この世界のみんなに、会って…、必ず約束を果たせるって…」にこ
レッド「うん」
ヨウ「……だから、その時はまた、良かったらレッドさんも一緒にこの世界に来ませんか…?」
レッド「…………ん? …それをわざわざ聞くということは、ひょっとして……、
ヨウは俺を連れていくつもりはなかったのか…? ……なんだ、随分冷たいじゃないか…!」にやり
ヨウ「…………え…? …あ、…ご、ごめんなさい……っ。 ………へへへっ!」くすくす
レッド「ははは…」にこ
ヨウ(……いつかまた必ず逢える……。 ……その時まで……またね…、みんな……)
―――――ヨウの世界
元の世界に戻った僕を、一番初めに出迎えてくれたのは他のどの人でもなく、それは僕のポケモン達だった。
押し倒され、のしかかられ、ぐしぐしと頭をこすりつけられ、顔を舐められ、甘噛みされる。
僕は何の誇張もなく身動きが取れなくなった。
僕が何を言っても僕のポケモン達は、僕を離してはくれなかった。みんな、震えていた。
僕がいなくなってしまった時の恐怖と、今こうしてまた会えた喜びを、全身で訴えていた。
どうしようもないあせりにも似た申し訳なさと苦しさで胸が張り裂けそうになった。
自分の身がどんな目にあってもここまで途方もない気持ちにはならないに違いない。
ごめんね。ほんとうにごめんね。もう勝手にどこにも行ったりしないから。いつも一緒だから。
捜索に参加していた本当に多くの人たちに対して僕は謝った。
あっけらかんと「おかえりー」と言うハウやアセロラ、マツリカさん。
ポケモンに引っ付かれ動けない僕の様子を見て笑うハラさんやハプウさん、バーネット博士。
逆に励ましてくれているんじゃないかと思える程、穏やかに僕をたしなめるイリマさんやマーレインさん。
叱りつけるつもりだったのに感極まってしまい泣き出すライチさん、その彼女を困り顔で慰めるカリヒさん。
自身の活躍を語るザオボーさん、リュウキさん。それを見て苦笑するビッケさん、呆れるプルメリさん。
みんなの態度は様々だったが、誰もが僕を責める以上に、無事を喜んでいた。
みんなが安堵の表情を浮かべるたびに、僕はみんなにどれだけの心配を掛けたのかを痛感して辛くなった。
例外的に「ザマァねぇなああ!」と、はやし立てるグズマに、むしろ僕は救われる思いだったのだが、
その時の僕が余程、情けない顔をしていたのか、やがて彼はバツが悪そうに黙ってしまった。
「きっとよ、あんちゃんには、赦されてしまう方が良い薬になるって、みんな、わかってんのかもな…。」
不意に傍に立っていたクチナシさんが僕の心の中を見透かしたようにニヤッと笑んでいた。
元の世界に戻った僕を、一番初めに出迎えてくれたのは他のどの人でもなく、それは僕のポケモン達だった。
押し倒され、のしかかられ、ぐしぐしと頭をこすりつけられ、顔を舐められ、甘噛みされる。
僕は何の誇張もなく身動きが取れなくなった。
僕が何を言っても僕のポケモン達は、僕を離してはくれなかった。みんな、震えていた。
僕がいなくなってしまった時の恐怖と、今こうしてまた会えた喜びを、全身で訴えていた。
どうしようもないあせりにも似た申し訳なさと苦しさで胸が張り裂けそうになった。
自分の身がどんな目にあってもここまで途方もない気持ちにはならないに違いない。
ごめんね。ほんとうにごめんね。もう勝手にどこにも行ったりしないから。いつも一緒だから。
捜索に参加していた本当に多くの人たちに対して僕は謝った。
あっけらかんと「おかえりー」と言うハウやアセロラ、マツリカさん。
ポケモンに引っ付かれ動けない僕の様子を見て笑うハラさんやハプウさん、バーネット博士。
逆に励ましてくれているんじゃないかと思える程、穏やかに僕をたしなめるイリマさんやマーレインさん。
叱りつけるつもりだったのに感極まってしまい泣き出すライチさん、その彼女を困り顔で慰めるカリヒさん。
自身の活躍を語るザオボーさん、リュウキさん。それを見て苦笑するビッケさん、呆れるプルメリさん。
みんなの態度は様々だったが、誰もが僕を責める以上に、無事を喜んでいた。
みんなが安堵の表情を浮かべるたびに、僕はみんなにどれだけの心配を掛けたのかを痛感して辛くなった。
例外的に「ザマァねぇなああ!」と、はやし立てるグズマに、むしろ僕は救われる思いだったのだが、
その時の僕が余程、情けない顔をしていたのか、やがて彼はバツが悪そうに黙ってしまった。
「きっとよ、あんちゃんには、赦されてしまう方が良い薬になるって、みんな、わかってんのかもな…。」
不意に傍に立っていたクチナシさんが僕の心の中を見透かしたようにニヤッと笑んでいた。
デクシオさんとジーナさんにはどれだけお詫びしても足りなかった。
あちらも僕に対してそう思っていたらしく、僕らはお互いに責任が自身にあることを主張して譲らなかった。
リラさんやハンサムさん、そして母さんが取り直してくれなかったら、
僕と二人はいつまでも謝罪し合い続けていたかもしれない。
……母さん、それからうちで飼っている喋らない普通のニャースにも、たくさん心配をかけてしまった…。
レッドさんとグリーンさんは、今回の事件の解決に至る最大の功労者として、
シロナさんやミツル君、アクロマさんやギーマさん等、他地方の人達を中心にその活躍を労われていた。
饒舌に語り笑うグリーンさんに対し、レッドさんは本当におかしいくらい寡黙な、いつもの彼に戻っていた。
レッドさんと帰り際に語らった、かけがえのない誰かと再会できたという、何かの夢みたいな不思議な話…。
僕は決して忘れないでいたいと思う。
そして、最後に……、この場には勿論、ククイ博士やナリヤ・オーキド博士、
アーカラ島のキャプテンであるカキさん、スイレン、マオ、ウラウラ島のキャプテンであるマーマネも居た。
つい、彼らをまじまじと見つめてしまっていたら、不思議そうな顔でいぶしがられた。
「何でしょうヨウさん? スイレン達の顔に何か付いていますか?」
「ううん、そうじゃ…ないんだ。 ………。 …………ありがとう……」
現在こちらのアローラには、リーリエと、サトシとそのピカチュウはいてはくれなかった。
あちらも僕に対してそう思っていたらしく、僕らはお互いに責任が自身にあることを主張して譲らなかった。
リラさんやハンサムさん、そして母さんが取り直してくれなかったら、
僕と二人はいつまでも謝罪し合い続けていたかもしれない。
……母さん、それからうちで飼っている喋らない普通のニャースにも、たくさん心配をかけてしまった…。
レッドさんとグリーンさんは、今回の事件の解決に至る最大の功労者として、
シロナさんやミツル君、アクロマさんやギーマさん等、他地方の人達を中心にその活躍を労われていた。
饒舌に語り笑うグリーンさんに対し、レッドさんは本当におかしいくらい寡黙な、いつもの彼に戻っていた。
レッドさんと帰り際に語らった、かけがえのない誰かと再会できたという、何かの夢みたいな不思議な話…。
僕は決して忘れないでいたいと思う。
そして、最後に……、この場には勿論、ククイ博士やナリヤ・オーキド博士、
アーカラ島のキャプテンであるカキさん、スイレン、マオ、ウラウラ島のキャプテンであるマーマネも居た。
つい、彼らをまじまじと見つめてしまっていたら、不思議そうな顔でいぶしがられた。
「何でしょうヨウさん? スイレン達の顔に何か付いていますか?」
「ううん、そうじゃ…ないんだ。 ………。 …………ありがとう……」
現在こちらのアローラには、リーリエと、サトシとそのピカチュウはいてはくれなかった。
―――――サトシ達の世界
論理的結論として、原因不明の記憶喪失事件は多くの謎を残したまま終息した。
真相については、強力なエスパーポケモン、未来人や宇宙人、異世界人の仕業等の推理が闘わされたが、
解明に繋がる手がかりは無く、残念ながらどの説も推測に終わり、もうそれ以上の発展を見せなかった。
一週間を持たずして、この怪事件の話題はククイ学級の中で貴重な体験談か笑い話になってしまっていた。
アローラのおおらかな風土に引きずられるように、わたくし達はこの事件を引きずらなかった。
あっけなく、元の日常が戻ってきた。あるいは戻ってきてしまった、ともいえる。
記憶を無くした期間についてわたくし個人には、物申したいことが一つだけある。
この事件で被った実害は、確かに何も無い。(記憶を失ったこと自体が実害と考えなければだけど。)
むしろその逆だ。 記憶のない間に、欲しかったものが手に入っていた。
限定非売品のとてもかわいい“ピッピにんぎょう”。
この子がわたくしの部屋のぬいぐるみコレクションの中に、
何かの冗談みたいな我が物顔で仲間入りしていたのだ。
これは予期せぬ幸運だ。実際とても嬉しい。 でも、釈然としない。素直に受け入れがたい。
それはきっと、これを手に入れた時、わたくしは途轍もない幸福を感じたに違いないはずだからだ。
だから、その時の記憶を失ってしまったことが、何だか、非常に申し訳なく思ってしまう。
しかし…、それは一体、何に対して、なんだろう…? その正体がはっきり見えないのが、もどかしいのだ。
ぬいぐるみに? 記憶の失う前のわたくしに? あるいは他の、なにか…?
ごめんね。でも、わたくしはあなたのこと、大好きよ。それは絶対に絶対だから。
その“ピッピにんぎょう”をぎゅうと抱きしめながら想う。
論理的結論として、原因不明の記憶喪失事件は多くの謎を残したまま終息した。
真相については、強力なエスパーポケモン、未来人や宇宙人、異世界人の仕業等の推理が闘わされたが、
解明に繋がる手がかりは無く、残念ながらどの説も推測に終わり、もうそれ以上の発展を見せなかった。
一週間を持たずして、この怪事件の話題はククイ学級の中で貴重な体験談か笑い話になってしまっていた。
アローラのおおらかな風土に引きずられるように、わたくし達はこの事件を引きずらなかった。
あっけなく、元の日常が戻ってきた。あるいは戻ってきてしまった、ともいえる。
記憶を無くした期間についてわたくし個人には、物申したいことが一つだけある。
この事件で被った実害は、確かに何も無い。(記憶を失ったこと自体が実害と考えなければだけど。)
むしろその逆だ。 記憶のない間に、欲しかったものが手に入っていた。
限定非売品のとてもかわいい“ピッピにんぎょう”。
この子がわたくしの部屋のぬいぐるみコレクションの中に、
何かの冗談みたいな我が物顔で仲間入りしていたのだ。
これは予期せぬ幸運だ。実際とても嬉しい。 でも、釈然としない。素直に受け入れがたい。
それはきっと、これを手に入れた時、わたくしは途轍もない幸福を感じたに違いないはずだからだ。
だから、その時の記憶を失ってしまったことが、何だか、非常に申し訳なく思ってしまう。
しかし…、それは一体、何に対して、なんだろう…? その正体がはっきり見えないのが、もどかしいのだ。
ぬいぐるみに? 記憶の失う前のわたくしに? あるいは他の、なにか…?
ごめんね。でも、わたくしはあなたのこと、大好きよ。それは絶対に絶対だから。
その“ピッピにんぎょう”をぎゅうと抱きしめながら想う。
―――――サトシ達の世界・ポケモンスクール 校庭
サトシ「行け! ニャビー! “ほのおのきば”!!」
ニャビー「にゃああ!!」ボォオ
サトシ「よーし、良い感じだっ!! …あとでカキにも出来具合を見てもらうか?
……そういえば、カキん家に泊まらせてもらった時は楽しかったなー……。
……そうだ! …今度は学級のみんな一緒に泊り、行かせてもらえないかな…! すげー楽しそう!!」
アニポケリーリエ「…サトシ、知りませんでしたっけ? 学級のみんなでお泊り会なら、一応したみたいですよ。
この前のあの記憶を失った期間中に。 周辺関係の情報を整理すると、どうやら、わたくしのおうちで」
シロン「こぉーん」
サトシ「え!マジで? 何それ初耳!! リーリエの家でか! いいじゃん! すげー楽しそう!!」
アニポケリーリエ「だから、一応もう、やり終わったんですけどね…。
まぁ、誰もそのことを覚えていないのでは、それはやったということにはならないかもしれませんが」
サトシ「あったはずなのになんでかよく覚えてない。よくあるよなー、そういうの!
俺、かなり大分前にもこの事件と似たような経験あった気がするんだ」
ピカチュウ「ぴかちゅう…」
アニポケリーリエ「……そんなのよくあっては堪りません…」
サトシ「…………」
アニポケリーリエ「…? どうしました? …サトシ?」
サトシ「行け! ニャビー! “ほのおのきば”!!」
ニャビー「にゃああ!!」ボォオ
サトシ「よーし、良い感じだっ!! …あとでカキにも出来具合を見てもらうか?
……そういえば、カキん家に泊まらせてもらった時は楽しかったなー……。
……そうだ! …今度は学級のみんな一緒に泊り、行かせてもらえないかな…! すげー楽しそう!!」
アニポケリーリエ「…サトシ、知りませんでしたっけ? 学級のみんなでお泊り会なら、一応したみたいですよ。
この前のあの記憶を失った期間中に。 周辺関係の情報を整理すると、どうやら、わたくしのおうちで」
シロン「こぉーん」
サトシ「え!マジで? 何それ初耳!! リーリエの家でか! いいじゃん! すげー楽しそう!!」
アニポケリーリエ「だから、一応もう、やり終わったんですけどね…。
まぁ、誰もそのことを覚えていないのでは、それはやったということにはならないかもしれませんが」
サトシ「あったはずなのになんでかよく覚えてない。よくあるよなー、そういうの!
俺、かなり大分前にもこの事件と似たような経験あった気がするんだ」
ピカチュウ「ぴかちゅう…」
アニポケリーリエ「……そんなのよくあっては堪りません…」
サトシ「…………」
アニポケリーリエ「…? どうしました? …サトシ?」
サトシ「リーリエの家で、お泊り会…? …あれ? …俺、なんか一つだけ…思い出したかも…」
アニポケリーリエ「…? あの三日間の間のことですか? 一体、何を?」
サトシ「…別に…そんな大したことじゃないよ? …んーと、なんかさ…、」
サトシ「…なんていうか…リーリエが……、すごく楽しそうにしてた…気がする………」
アニポケリーリエ「…………。 わたくしが…、楽しそう…? …それはなぜ…?
…わたくし自身、お泊り会に対して、憧れがあるのは確かですが、そういう意味でしょうか…?」
サトシ「それは…、あん…、よくわかんないけど…、……まぁ…、俺の勘違いかも知れないし……」
アニポケリーリエ「……。」
アニポケリーリエ「……………マオも、スイレンも、カキも、マーマネも…」
サトシ「?」
アニポケリーリエ「…お泊り会をしていたという話をしたら…、みんな…サトシと同じことを言うんです…。
…わたくしが…、あの三日間中、何か楽しそうにしていた気がするって……。
わたくし自身には…何の事だか、…全然…思い出せないんですけど……」
サトシ「………」
アニポケリーリエ「…どうでしょう? …サトシには…何か…、わかりますか…?」
サトシ「………」
アニポケリーリエ「…? あの三日間の間のことですか? 一体、何を?」
サトシ「…別に…そんな大したことじゃないよ? …んーと、なんかさ…、」
サトシ「…なんていうか…リーリエが……、すごく楽しそうにしてた…気がする………」
アニポケリーリエ「…………。 わたくしが…、楽しそう…? …それはなぜ…?
…わたくし自身、お泊り会に対して、憧れがあるのは確かですが、そういう意味でしょうか…?」
サトシ「それは…、あん…、よくわかんないけど…、……まぁ…、俺の勘違いかも知れないし……」
アニポケリーリエ「……。」
アニポケリーリエ「……………マオも、スイレンも、カキも、マーマネも…」
サトシ「?」
アニポケリーリエ「…お泊り会をしていたという話をしたら…、みんな…サトシと同じことを言うんです…。
…わたくしが…、あの三日間中、何か楽しそうにしていた気がするって……。
わたくし自身には…何の事だか、…全然…思い出せないんですけど……」
サトシ「………」
アニポケリーリエ「…どうでしょう? …サトシには…何か…、わかりますか…?」
サトシ「………」
サトシ「………」
サトシ「……そりゃあ、不思議だフシギダネぇー…!」ばぁ!
アニポケリーリエ「…………………」
サトシ「…………」ばぁ!
アニポケリーリエ「………………一瞬でも…サトシに期待したわたくしが…愚かでした……っ!」ぐぬぬ
サトシ「…あっはっはっは! ごめんごめん!」にか!
―――てんてんてててーん♪(校内チャイムの音)
アニポケリーリエ「…はぁ…いいですよ、別に怒ってません。 もうそろそろ授業です。教室に戻りましょう」
サトシ「……不思議っていえばさ…。 リーリエがどうして手に入れたわからない
不思議な“ピッピにんぎょう”があったじゃん? …あれについては何かわかった?」
アニポケリーリエ「…いいえ、全然。さっぱりです」
サトシ「今、思いついたんだけどさ。 記憶の無い間、ひょっとして俺達と一緒に誰かいたんじゃないかな?」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「………………………………………はい?」
サトシ「……そりゃあ、不思議だフシギダネぇー…!」ばぁ!
アニポケリーリエ「…………………」
サトシ「…………」ばぁ!
アニポケリーリエ「………………一瞬でも…サトシに期待したわたくしが…愚かでした……っ!」ぐぬぬ
サトシ「…あっはっはっは! ごめんごめん!」にか!
―――てんてんてててーん♪(校内チャイムの音)
アニポケリーリエ「…はぁ…いいですよ、別に怒ってません。 もうそろそろ授業です。教室に戻りましょう」
サトシ「……不思議っていえばさ…。 リーリエがどうして手に入れたわからない
不思議な“ピッピにんぎょう”があったじゃん? …あれについては何かわかった?」
アニポケリーリエ「…いいえ、全然。さっぱりです」
サトシ「今、思いついたんだけどさ。 記憶の無い間、ひょっとして俺達と一緒に誰かいたんじゃないかな?」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「………………………………………はい?」
サトシ「…………」
サトシ「俺達に記憶は無いけど…、たった三日間だけだったけど…、
俺達が覚えてないそいつは間違いなく俺達の仲間だった。」
サトシ「…だから、リーリエは楽しかったんだよ。 …そいつとリーリエはすっげー良い友達になったんだ。
だからさ、リーリエ…。 その不思議な“ピッピにんぎょう”はきっとそいつにもらったんだ……」
アニポケリーリエ「……………………」
サトシ「………へへっ! どうだ? そう考えると、筋が通る気がしない?」にか
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………わ」
アニポケリーリエ「……………わかるわけ…ないじゃないですか……、…そんな…、こと……!」
サトシ「……たはは…、そりゃあそうだ。 …ごめんな。 教室に戻ろうぜ?」すたすた
アニポケリーリエ「……………………………………」
サトシ「俺達に記憶は無いけど…、たった三日間だけだったけど…、
俺達が覚えてないそいつは間違いなく俺達の仲間だった。」
サトシ「…だから、リーリエは楽しかったんだよ。 …そいつとリーリエはすっげー良い友達になったんだ。
だからさ、リーリエ…。 その不思議な“ピッピにんぎょう”はきっとそいつにもらったんだ……」
アニポケリーリエ「……………………」
サトシ「………へへっ! どうだ? そう考えると、筋が通る気がしない?」にか
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「……………………わ」
アニポケリーリエ「……………わかるわけ…ないじゃないですか……、…そんな…、こと……!」
サトシ「……たはは…、そりゃあそうだ。 …ごめんな。 教室に戻ろうぜ?」すたすた
アニポケリーリエ「……………………………………」
アニポケリーリエ「……………………………」
サトシ「どうした? リーリエ、早く行こうよ?」
アニポケリーリエ「………………………」
サトシ「…リーリエ?」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「……サトシ…。 いきなりで申し訳ありませんけど…、
……………ポケモンに触れる特訓を、………今からお願いできませんか………」
サトシ「…? 急に…どうした…? …えっと、ポケモンに触れる特訓を…、 …今、やんの?」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「………。 …そ、そうですよね……。ごめんなさい… やっぱり…いいです……」
サトシ「……いや、別にいいよ? …やろうぜ、リーリエ…! …よぉーし、行けピカチュウ!」
ピカチュウ「ぴかちゅー!」ぴょこん
サトシ「どうした? リーリエ、早く行こうよ?」
アニポケリーリエ「………………………」
サトシ「…リーリエ?」
アニポケリーリエ「………………………」
アニポケリーリエ「……サトシ…。 いきなりで申し訳ありませんけど…、
……………ポケモンに触れる特訓を、………今からお願いできませんか………」
サトシ「…? 急に…どうした…? …えっと、ポケモンに触れる特訓を…、 …今、やんの?」
アニポケリーリエ「……………………」
アニポケリーリエ「………。 …そ、そうですよね……。ごめんなさい… やっぱり…いいです……」
サトシ「……いや、別にいいよ? …やろうぜ、リーリエ…! …よぉーし、行けピカチュウ!」
ピカチュウ「ぴかちゅー!」ぴょこん
アニポケリーリエ「……………!」
アニポケリーリエ「……………っ」
アニポケリーリエ「……………ううう…!」ぷるぷる
ピカチュウ「ぴかー」
アニポケリーリエ「…………ひっ…!」びく
ピカチュウ「ちゅー」
アニポケリーリエ「…!」
アニポケリーリエ「………」
アニポケリーリエ「…」すー
アニポケリーリエ「…」ふー
アニポケリーリエ「………」
アニポケリーリエ「………」ぐぐぐ…
アニポケリーリエ「………………が!」
アニポケリーリエ「…………がんばリーリエ…………!」
ピカチュウ「ぴかちゅ」ぷに
アニポケリーリエ「……………っ」
アニポケリーリエ「……………ううう…!」ぷるぷる
ピカチュウ「ぴかー」
アニポケリーリエ「…………ひっ…!」びく
ピカチュウ「ちゅー」
アニポケリーリエ「…!」
アニポケリーリエ「………」
アニポケリーリエ「…」すー
アニポケリーリエ「…」ふー
アニポケリーリエ「………」
アニポケリーリエ「………」ぐぐぐ…
アニポケリーリエ「………………が!」
アニポケリーリエ「…………がんばリーリエ…………!」
ピカチュウ「ぴかちゅ」ぷに
アニポケリーリエ「!!」
ピカチュウ「!!」
シロン「!!」
サトシ「!!」
アニポケリーリエ「………………や……、……やりま……した………」
アニポケリーリエ「…ほんの一瞬だけだけど、指先で…、ピカチュウのお腹に触れることができた…気がします…。
本当に触れられたかまでは自信がありませんが…少なくとも…今までの最高記録です…!
サトシ! 見たでしょう!?」
サトシ「…ああ! 頑張ったな! すごいじゃんリーリエ!!」にこ
アニポケリーリエ「はいっ!! これはわたくしにとってのおおきな前進なのですっ!!」
サトシ「この調子だぜ、リーリエ! よーし、ピカチュウ! 続けて、リーリエにまとわりつくだ!」
ピカチュウ「ぴかちゅー!」
アニポケリーリエ「へ?」
ピカチュウ「ぴかー」だき
アニポケリーリエ「ひぃ」カチーン
サトシ「あー…、ここまでは、やっぱりまだダメだったかー…」
アニポケリーリエ「…! ちょっと…もう、すこし…、だ、段階を考えてくだ、さい…っ!」カチーン
ピカチュウ「!!」
シロン「!!」
サトシ「!!」
アニポケリーリエ「………………や……、……やりま……した………」
アニポケリーリエ「…ほんの一瞬だけだけど、指先で…、ピカチュウのお腹に触れることができた…気がします…。
本当に触れられたかまでは自信がありませんが…少なくとも…今までの最高記録です…!
サトシ! 見たでしょう!?」
サトシ「…ああ! 頑張ったな! すごいじゃんリーリエ!!」にこ
アニポケリーリエ「はいっ!! これはわたくしにとってのおおきな前進なのですっ!!」
サトシ「この調子だぜ、リーリエ! よーし、ピカチュウ! 続けて、リーリエにまとわりつくだ!」
ピカチュウ「ぴかちゅー!」
アニポケリーリエ「へ?」
ピカチュウ「ぴかー」だき
アニポケリーリエ「ひぃ」カチーン
サトシ「あー…、ここまでは、やっぱりまだダメだったかー…」
アニポケリーリエ「…! ちょっと…もう、すこし…、だ、段階を考えてくだ、さい…っ!」カチーン
サトシ「あっはっはっは…!悪ぃ悪ぃ!
……そういえば、聞き取れなかったけど、リーリエさ、なんか妙な気合いというか掛け声してたな?
…ガンバなんとか、とか…? …あれは何て言ったの?」
アニポケリーリエ「……………?」
アニポケリーリエ「………………」
アニポケリーリエ「…そんなこと…言いましたか…? …?? サトシの聞き間違えでは?」きょとん
サトシ「ええ~!? 言ったよ。間違いなく言った。 ピカチュウも聞いたろ?」
ピカチュウ「ぴかちゅう~」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「…………ふふっ、 ……じゃあ、きっと…何か…言ったんですね……、わたくし………」
サトシ「………? ひょっとして…何か、思い出した? リーリエ?」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「…いいえ、全然。さっぱりです」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「………………でも…。 ………ねぇ、サトシ……?」
……そういえば、聞き取れなかったけど、リーリエさ、なんか妙な気合いというか掛け声してたな?
…ガンバなんとか、とか…? …あれは何て言ったの?」
アニポケリーリエ「……………?」
アニポケリーリエ「………………」
アニポケリーリエ「…そんなこと…言いましたか…? …?? サトシの聞き間違えでは?」きょとん
サトシ「ええ~!? 言ったよ。間違いなく言った。 ピカチュウも聞いたろ?」
ピカチュウ「ぴかちゅう~」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「…………ふふっ、 ……じゃあ、きっと…何か…言ったんですね……、わたくし………」
サトシ「………? ひょっとして…何か、思い出した? リーリエ?」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「…いいえ、全然。さっぱりです」
アニポケリーリエ「…………………………」
アニポケリーリエ「………………でも…。 ………ねぇ、サトシ……?」
アニポケリーリエ「………わたくし…、さっきのサトシの話に賛成です…。
サトシ風に言えば、なんだかよくわかんないけど、きっといたんだって信じます…。
あの幻みたいな三日間の中に、みんなにとって…、…わたくしにとって…、とても大切な誰かが……」
サトシ「………ああ」
アニポケリーリエ「その誰かと…わたくしたちは…必ずいつかまた逢えますよね…?」
サトシ「………そんなの…、」
サトシ「………………………逢えるに決まってんじゃん! リーリエ!!」にこ
ピカチュウ「ぴっかっちゅう!」
アニポケリーリエ「・・・・・・はい!」
サトシ風に言えば、なんだかよくわかんないけど、きっといたんだって信じます…。
あの幻みたいな三日間の中に、みんなにとって…、…わたくしにとって…、とても大切な誰かが……」
サトシ「………ああ」
アニポケリーリエ「その誰かと…わたくしたちは…必ずいつかまた逢えますよね…?」
サトシ「………そんなの…、」
サトシ「………………………逢えるに決まってんじゃん! リーリエ!!」にこ
ピカチュウ「ぴっかっちゅう!」
アニポケリーリエ「・・・・・・はい!」
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