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元スレハルヒ「みて、キョン!ここ家賃が1万円だって!!」キョン「……!」
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キョン(朝比奈さんがハルヒに抱きついたまま崩れ落ちる。既に足腰に力が入らないようだ。これ以上、ここに留まればどうなるかわからん)
キョン「古泉! ベランダだ!」
古泉「わかりました」
キョン(動けそうにない2人と静止画のような長門を尻目に、もう一つある外界と繋がる扉へと駆け寄る)
キョン(憎いほどに晴れ渡った空に、ベランダから見える路地を犬と一緒に歩く女性が目に映った。外の日常が恋しくなる)
古泉「幸い、ここは二階です。飛び降りても死にはしないでしょう」
キョン「痛いのは勘弁だが、ここで贅沢は言えないな」
キョン(もはや、まともな思考回路は持ち合わせていなかったに違いない。二階から飛び降りてでも、この状況を打破したかった)
古泉「む……」
キョン「古泉?」
キョン(古泉の表情が曇るのを見逃せなかった。半月形の鍵に触れた直後の変化だ。鈍感な俺でも察した)
キョン「開かないのか」
古泉「ええ……。まるで、接着剤で固められているかのようです」
キョン(不法侵入したことは謝罪する。だから、どうしてこんなことをするのか説明してくれるとありがたいぜ)
古泉「非常に危険な状況に陥りましたね。この様子だと大声を出したところで近隣の方たちの耳には届かないでしょう」
キョン「古泉! ベランダだ!」
古泉「わかりました」
キョン(動けそうにない2人と静止画のような長門を尻目に、もう一つある外界と繋がる扉へと駆け寄る)
キョン(憎いほどに晴れ渡った空に、ベランダから見える路地を犬と一緒に歩く女性が目に映った。外の日常が恋しくなる)
古泉「幸い、ここは二階です。飛び降りても死にはしないでしょう」
キョン「痛いのは勘弁だが、ここで贅沢は言えないな」
キョン(もはや、まともな思考回路は持ち合わせていなかったに違いない。二階から飛び降りてでも、この状況を打破したかった)
古泉「む……」
キョン「古泉?」
キョン(古泉の表情が曇るのを見逃せなかった。半月形の鍵に触れた直後の変化だ。鈍感な俺でも察した)
キョン「開かないのか」
古泉「ええ……。まるで、接着剤で固められているかのようです」
キョン(不法侵入したことは謝罪する。だから、どうしてこんなことをするのか説明してくれるとありがたいぜ)
古泉「非常に危険な状況に陥りましたね。この様子だと大声を出したところで近隣の方たちの耳には届かないでしょう」
ちなみに今お前らが想像してる窓の鍵のことをクレセント錠という
これマメな
これマメな
朝比奈「こわい……こわいですぅ……こわい……」
ハルヒ「みくるちゃん、落ち着いて。まだ5人は全員無事でしょ」
キョン(錯乱状態の朝比奈さんにしがみ付かれているからか、ハルヒの奴は落ち着きを取り戻しつつあるようにも思えた)
古泉「携帯電話も通じませんね」
キョン「なんだと?」
キョン(すぐさま、ポケットから携帯電話を取り出し、液晶画面の上部を見る。電波状況は圏外。山奥や田舎ならいざ知らず、周囲にでかいマンションが何棟も並ぶ駅から15分の場所で圏外はないだろう)
古泉「ここは陸の孤島であり、完全なる密室。こういった閉塞された空間に長時間閉じ込められると、どうなるか知っていますか」
キョン「ここでそんなことを聞けるなら、お前には関係なさそうなことが答えなんだろうな」
古泉「あまり買いかぶらないでください。これでも動揺していますし、こういったことで気を紛らわせないと今にも発狂してしまうかもしれません」
キョン「それは悪かったな。俺も余裕がないみたいだ」
古泉「この状況下で平然としていられるのは、御一人だけでしょう」
キョン(古泉とほぼ同時に長門を見た)
長門「……」
キョン(いつもピンチのときに助け舟を出してくれる長門はまだ何も語らず、トイレの方向を凝視している。先ほど勝手に水が流れたのが気になるのか)
長門「……何故」
ハルヒ「みくるちゃん、落ち着いて。まだ5人は全員無事でしょ」
キョン(錯乱状態の朝比奈さんにしがみ付かれているからか、ハルヒの奴は落ち着きを取り戻しつつあるようにも思えた)
古泉「携帯電話も通じませんね」
キョン「なんだと?」
キョン(すぐさま、ポケットから携帯電話を取り出し、液晶画面の上部を見る。電波状況は圏外。山奥や田舎ならいざ知らず、周囲にでかいマンションが何棟も並ぶ駅から15分の場所で圏外はないだろう)
古泉「ここは陸の孤島であり、完全なる密室。こういった閉塞された空間に長時間閉じ込められると、どうなるか知っていますか」
キョン「ここでそんなことを聞けるなら、お前には関係なさそうなことが答えなんだろうな」
古泉「あまり買いかぶらないでください。これでも動揺していますし、こういったことで気を紛らわせないと今にも発狂してしまうかもしれません」
キョン「それは悪かったな。俺も余裕がないみたいだ」
古泉「この状況下で平然としていられるのは、御一人だけでしょう」
キョン(古泉とほぼ同時に長門を見た)
長門「……」
キョン(いつもピンチのときに助け舟を出してくれる長門はまだ何も語らず、トイレの方向を凝視している。先ほど勝手に水が流れたのが気になるのか)
長門「……何故」
キョン(虫の声ほどの声量と言えばいいか。長門のつぶやきは傾注していなければ拾えないほど小さかった)
キョン「長門、何が気になるんだ」
長門「何故、流水したのか」
キョン(何故と言われてもな。俺たちはそれが分からないから、混乱しているわけだしな)
長門「この家屋にライフラインは不要のはず」
キョン「もしかして契約者がいないのに、どうして水が流れてるのか気になってるのか?」
長門「他のライフラインを用意する場合、然るべき施設にて申請しなければならなかったはず」
キョン(はずって、自分でしたんじゃないのか? 朝倉か?)
長門「何故?」
キョン「そういえば、水って止められないのか」
古泉「一般的には契約をせずとも水道は使えます。勿論、誰の許可なく使用するのは違法です」
キョン「だ、そうだ」
長門「納得した」
ハルヒ「有希、こんなときにどうしてそんなことが気になるのよ」
長門「気にしなくていい。わたしの知識にないことだっただけ」
キョン「長門、何が気になるんだ」
長門「何故、流水したのか」
キョン(何故と言われてもな。俺たちはそれが分からないから、混乱しているわけだしな)
長門「この家屋にライフラインは不要のはず」
キョン「もしかして契約者がいないのに、どうして水が流れてるのか気になってるのか?」
長門「他のライフラインを用意する場合、然るべき施設にて申請しなければならなかったはず」
キョン(はずって、自分でしたんじゃないのか? 朝倉か?)
長門「何故?」
キョン「そういえば、水って止められないのか」
古泉「一般的には契約をせずとも水道は使えます。勿論、誰の許可なく使用するのは違法です」
キョン「だ、そうだ」
長門「納得した」
ハルヒ「有希、こんなときにどうしてそんなことが気になるのよ」
長門「気にしなくていい。わたしの知識にないことだっただけ」
朝比奈「すいどうは、住む前でもつかえるんですね……」
長門「そう」
ハルヒ「ホント、有希は頼りになるわよね。いつでもマイペースだし」
長門「そう?」
キョン(はっきり言って、俺は驚いていた。どうなってやがるんだ? ハルヒに関わってから今日までで最も度肝を抜かれている)
古泉「やはり、貴方は目聡いですね」
キョン「いくら余裕がないからって、あれは気が付くぞ」
古泉「涼宮さんと朝比奈さんは全く気が付いていないようですよ」
キョン「今の二人はたとえ目の前の長門が九曜になっても気が付くか怪しい」
古泉「それは言い過ぎでは、とも言えませんか」
キョン(そりゃそうだろう。いくらなんでもアレに感づかなくてどうする)
ハルヒ「まさか、こんなことになっちゃうなんて……あたしが興味を示さなかったら……」
朝比奈「すずみやさん……き、きにしないで……くだ、さいぃ……」
長門「肉体を損傷することはない」
キョン(長門はハルヒと朝比奈さんを和ませようとしたのかもしれないが、見える範囲で自発的にそんな行為に及ぶなんて……)
長門「そう」
ハルヒ「ホント、有希は頼りになるわよね。いつでもマイペースだし」
長門「そう?」
キョン(はっきり言って、俺は驚いていた。どうなってやがるんだ? ハルヒに関わってから今日までで最も度肝を抜かれている)
古泉「やはり、貴方は目聡いですね」
キョン「いくら余裕がないからって、あれは気が付くぞ」
古泉「涼宮さんと朝比奈さんは全く気が付いていないようですよ」
キョン「今の二人はたとえ目の前の長門が九曜になっても気が付くか怪しい」
古泉「それは言い過ぎでは、とも言えませんか」
キョン(そりゃそうだろう。いくらなんでもアレに感づかなくてどうする)
ハルヒ「まさか、こんなことになっちゃうなんて……あたしが興味を示さなかったら……」
朝比奈「すずみやさん……き、きにしないで……くだ、さいぃ……」
長門「肉体を損傷することはない」
キョン(長門はハルヒと朝比奈さんを和ませようとしたのかもしれないが、見える範囲で自発的にそんな行為に及ぶなんて……)
古泉「現在の状況に対して、あまり関連性のない発言でしたからね。長門さんらしいとは到底言えません」
キョン「まさか、エラーってことはないよな」
古泉「それはないかと思われます。人格にエラーをきたしているのなら、いつかのときのように涼宮さんレベルの改変が行われるはずです」
キョン(あんまり思い出したくないことだな)
古泉「長門さんが和ませようとしたのか、それとも単なる知的好奇心を満たすための発言だったのかは判断が難しいですが、一つ言えることがあります」
キョン(聞くのも恐ろしいが、こいつは勝手に喋る)
古泉「長門さんも怖がっているのではないでしょうか。恐怖を隠すため僕のように関係のない話をつい口にしてしまったのでは?」
キョン(あの長門に怖いものがあるのか? いや、あったにしても幽霊を怖がるなんてことがありえるのかよ)
古泉「寧ろ、長門さんだからこそ、観測できない事象については我々よりも恐怖心を肥大化させているかもしれません」
古泉「何分、長門さんは優秀ですから、観測不能対象が存在することが既に恐怖でしかないとも言えます」
キョン(何でも分かるから、分からないものには俺たちより何十倍と怖がってしまうってわけか。どうなんだ、長門。お前は今、怖がってるのか)
ハルヒ「有希、ほら、もっと傍にいらっしゃい。固まっておけば幽霊も手出しできないはずよ」
長門「わかった」
キョン(そういってハルヒに寄り添う長門を見て、俺は確信する)
キョン(幽霊はいる。長門はそれがわかったから、今まさに怖がってやがるんだ、と。だが、そうなると、ハルヒが完全否定したはずの幽霊の存在を認めなくてはならなくなる。思い切り矛盾してるぞ、おい)
キョン「まさか、エラーってことはないよな」
古泉「それはないかと思われます。人格にエラーをきたしているのなら、いつかのときのように涼宮さんレベルの改変が行われるはずです」
キョン(あんまり思い出したくないことだな)
古泉「長門さんが和ませようとしたのか、それとも単なる知的好奇心を満たすための発言だったのかは判断が難しいですが、一つ言えることがあります」
キョン(聞くのも恐ろしいが、こいつは勝手に喋る)
古泉「長門さんも怖がっているのではないでしょうか。恐怖を隠すため僕のように関係のない話をつい口にしてしまったのでは?」
キョン(あの長門に怖いものがあるのか? いや、あったにしても幽霊を怖がるなんてことがありえるのかよ)
古泉「寧ろ、長門さんだからこそ、観測できない事象については我々よりも恐怖心を肥大化させているかもしれません」
古泉「何分、長門さんは優秀ですから、観測不能対象が存在することが既に恐怖でしかないとも言えます」
キョン(何でも分かるから、分からないものには俺たちより何十倍と怖がってしまうってわけか。どうなんだ、長門。お前は今、怖がってるのか)
ハルヒ「有希、ほら、もっと傍にいらっしゃい。固まっておけば幽霊も手出しできないはずよ」
長門「わかった」
キョン(そういってハルヒに寄り添う長門を見て、俺は確信する)
キョン(幽霊はいる。長門はそれがわかったから、今まさに怖がってやがるんだ、と。だが、そうなると、ハルヒが完全否定したはずの幽霊の存在を認めなくてはならなくなる。思い切り矛盾してるぞ、おい)
情報操作すれば一発で部屋から出られるじゃんって思ったけど情報統合思念体とも連絡取れない状態なのかな?
情報統合思念体はともかく、組織の方だったら古泉の反応途絶えたら何かしらの行動起こしてそうなものだが
>>61
まだ途絶えてから数時間も経ってないし
まだ途絶えてから数時間も経ってないし
無理やり女の先輩の服を脱がせたり男に胸を触らせる奴が優しいとな?
>>65
長門にやった事じゃないからセーフ
長門にやった事じゃないからセーフ
思念体「ふっしぎー、観測よろ」
長門「そんなーこわいよー」 的な?
長門「そんなーこわいよー」 的な?
ハルヒの力が覚醒する3年前以上前から幽霊が存在していたら消えないのでは。
と言うかハルヒが完全に否定していないんだとも思う。
と言うかハルヒが完全に否定していないんだとも思う。
>>63
ある意味娘みたいなもんだし
ある意味娘みたいなもんだし
古泉「思い違いをしていたのかもしれません」
キョン「なんだと?」
古泉「この現象は涼宮さんによる願望実現能力で生み出されたものではなく、三年以上前からこの部屋で起こっていることだとすれば……」
キョン「長門や朝比奈さんのようにハルヒにから生まれたわけじゃなくて、ずっとここにいたってことだろ。さっき聞いた」
キョン「だが、ハルヒが否定したならそいつらは消えちまうんじゃないのかよ。ハトだって一時だけ真っ白になったが、後で元に戻ったぞ。シャミセンだって同じだ」
古泉「否定されて消えてしまうのなら、長門さんも朝比奈さんも僕も、ごく一般的な学生生活を送っています」
キョン(そう言われて、思い出した。俺は一度だけ、ハルヒに全てを語ったことがある。長門が宇宙人で、朝比奈さんが未来人で、古泉が超能力者だと)
キョン(あのとき、ハルヒは全く信じることはなかったな)
古泉「願ってはいても理性はそれを肯定することはありません。涼宮さんは一般的な思考の持ち主です」
キョン「待て、てことは」
古泉「はい。心霊なる現象についても同じことが言えます。涼宮さんは心の底から幽霊の存在は認めようとしていません。それは今までの言動からも分かります」
キョン(心霊写真もテレビとかで聞いた科学的な解釈を妄信しているみたいだったしな)
古泉「しかしながら、涼宮さんはどこかの片隅で信じているのです。この世に心霊は存在すると」
キョン「だから、現象自体が生き残って、こうなってるのか」
古泉「やはり、心霊現象だけ願わないということはなかったわけですね。困った物です」
キョン「なんだと?」
古泉「この現象は涼宮さんによる願望実現能力で生み出されたものではなく、三年以上前からこの部屋で起こっていることだとすれば……」
キョン「長門や朝比奈さんのようにハルヒにから生まれたわけじゃなくて、ずっとここにいたってことだろ。さっき聞いた」
キョン「だが、ハルヒが否定したならそいつらは消えちまうんじゃないのかよ。ハトだって一時だけ真っ白になったが、後で元に戻ったぞ。シャミセンだって同じだ」
古泉「否定されて消えてしまうのなら、長門さんも朝比奈さんも僕も、ごく一般的な学生生活を送っています」
キョン(そう言われて、思い出した。俺は一度だけ、ハルヒに全てを語ったことがある。長門が宇宙人で、朝比奈さんが未来人で、古泉が超能力者だと)
キョン(あのとき、ハルヒは全く信じることはなかったな)
古泉「願ってはいても理性はそれを肯定することはありません。涼宮さんは一般的な思考の持ち主です」
キョン「待て、てことは」
古泉「はい。心霊なる現象についても同じことが言えます。涼宮さんは心の底から幽霊の存在は認めようとしていません。それは今までの言動からも分かります」
キョン(心霊写真もテレビとかで聞いた科学的な解釈を妄信しているみたいだったしな)
古泉「しかしながら、涼宮さんはどこかの片隅で信じているのです。この世に心霊は存在すると」
キョン「だから、現象自体が生き残って、こうなってるのか」
古泉「やはり、心霊現象だけ願わないということはなかったわけですね。困った物です」
キョン(涼しい顔を作りながらも強張っているのが分かるぞ、古泉。隠せない焦燥感は助けを呼べないからなんだろ)
古泉「仲間とも連絡が取れませんからね」
キョン(長門の様子を見る限り、喜緑さんとも衛星交信すらできないんだろうな。朝比奈さんはそもそも連絡をとれる手段が限られていたはず)
キョン「一生出られないってことはないよな」
古泉「そのうち、僕らを捜しにきてくれるとは思いますが……」
キョン(そもそも、居場所を掴んでくれるのか? 俺たちだけ別次元に飛ばされているとかないよな)
古泉「あり得ますね」
キョン「怖いこと言うなよ」
ハルヒ「キョン!!」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「いつまでそっちにいるのよ。こっちに来なさい」
キョン(怒られるほど距離を取っているわけじゃないんだが)
キョン「数歩分の距離だろ」
ハルヒ「いいから、あたしの手の届くところにいなさい!」
キョン「やれやれ」
古泉「仲間とも連絡が取れませんからね」
キョン(長門の様子を見る限り、喜緑さんとも衛星交信すらできないんだろうな。朝比奈さんはそもそも連絡をとれる手段が限られていたはず)
キョン「一生出られないってことはないよな」
古泉「そのうち、僕らを捜しにきてくれるとは思いますが……」
キョン(そもそも、居場所を掴んでくれるのか? 俺たちだけ別次元に飛ばされているとかないよな)
古泉「あり得ますね」
キョン「怖いこと言うなよ」
ハルヒ「キョン!!」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「いつまでそっちにいるのよ。こっちに来なさい」
キョン(怒られるほど距離を取っているわけじゃないんだが)
キョン「数歩分の距離だろ」
ハルヒ「いいから、あたしの手の届くところにいなさい!」
キョン「やれやれ」
ハルヒ「まったく。女の子を放っておいて、それでも男なの」
キョン「キッチンに居ただけだろうが」
ハルヒ「うっさい」
キョン(ハルヒの小言を聞きながら三人の傍へ行く。長門は相変わらず襖の方を注視しており、朝比奈さんはハルヒに抱きついたまま身を震わせている)
キョン「長門。大丈夫か」
長門「……」
キョン(長門がゆっくりとこちらに視線を移す。怯えているといった感じではないが、先ほどまで目に宿していた輝くは失っているようにも見える)
長門「解析不能」
キョン「え?」
長門「わたしでは、解析できない」
キョン(ハルヒが傍にいるからか、何時にも増して説明が簡易的だった。とりあえず、長門では解決できないってことだな)
長門「謝罪する」
キョン「謝る必要はないぞ」
ハルヒ「そーよ。有希、ほら、もっとこっちにいらっしゃい」
キョン(それ以上近づくとなると抱き合うしかないと思うが)
キョン「キッチンに居ただけだろうが」
ハルヒ「うっさい」
キョン(ハルヒの小言を聞きながら三人の傍へ行く。長門は相変わらず襖の方を注視しており、朝比奈さんはハルヒに抱きついたまま身を震わせている)
キョン「長門。大丈夫か」
長門「……」
キョン(長門がゆっくりとこちらに視線を移す。怯えているといった感じではないが、先ほどまで目に宿していた輝くは失っているようにも見える)
長門「解析不能」
キョン「え?」
長門「わたしでは、解析できない」
キョン(ハルヒが傍にいるからか、何時にも増して説明が簡易的だった。とりあえず、長門では解決できないってことだな)
長門「謝罪する」
キョン「謝る必要はないぞ」
ハルヒ「そーよ。有希、ほら、もっとこっちにいらっしゃい」
キョン(それ以上近づくとなると抱き合うしかないと思うが)
キョン(誰一人、一言も発することなく沈黙だけがこのワンルームを包み込む)
キョン(頼みの長門と古泉も、壁にぶち当たってるようだ)
キョン(朝比奈さんも恐怖が全てを凌駕して、何も考えられなくなっているに違いない)
キョン(ポルターガイストは鳴りをひそめてくてはいるが、いつその牙を向けるはわからん)
キョン(とっととここから脱出しなければいけないが、打つ手はない)
キョン(あるとすれば、ハルヒの力を利用するぐらいだが……)
ハルヒ「……」
キョン(無理だろうな)
古泉「すみません。今、何時でしょうか?」
キョン(唐突に古泉がそんなことを言う)
キョン「腕時計、してるじゃねえか」
古泉「壊れてしまったようなのです」
キョン(違和感を覚えた。確かに腕時計が突然癇癪を起してふて寝するときはあるが、今時の高校生には携帯電話ってものがある。そっちを見てみれば済む話だ)
キョン(だから、恐る恐る訊ねた)
キョン「どう壊れたんだ?」
キョン(頼みの長門と古泉も、壁にぶち当たってるようだ)
キョン(朝比奈さんも恐怖が全てを凌駕して、何も考えられなくなっているに違いない)
キョン(ポルターガイストは鳴りをひそめてくてはいるが、いつその牙を向けるはわからん)
キョン(とっととここから脱出しなければいけないが、打つ手はない)
キョン(あるとすれば、ハルヒの力を利用するぐらいだが……)
ハルヒ「……」
キョン(無理だろうな)
古泉「すみません。今、何時でしょうか?」
キョン(唐突に古泉がそんなことを言う)
キョン「腕時計、してるじゃねえか」
古泉「壊れてしまったようなのです」
キョン(違和感を覚えた。確かに腕時計が突然癇癪を起してふて寝するときはあるが、今時の高校生には携帯電話ってものがある。そっちを見てみれば済む話だ)
キョン(だから、恐る恐る訊ねた)
キョン「どう壊れたんだ?」
古泉「……」
キョン(古泉はちらりと腕時計に視線を落とす。そして、重々しく言葉を吐き出す)
古泉「4時44分で止まってしまっています」
朝比奈「ひっ……」
ハルヒ「……」
長門「……」
キョン(女子たちが一様の反応を示した。まぁ、俺も似たようなもんだっただろう)
古泉「皆さんはどうでしょうか」
キョン「生憎と腕時計はしていなくてな」
古泉「携帯電話のほうは?」
キョン「お前だって、どうなんだよ」
古泉「申し訳ありません。液晶画面のほうを見る勇気がなくて」
キョン(同じだ。近代機器までも古泉の腕時計と同じ時間を表示していたらどうする。外の景色を見る限り、朝にしろ夕方にしろ今が5時前とは言い難いぜ)
キョン(だが、気になっている自分もいる。古泉の腕時計がこのタイミングで寿命を迎えた可能性もなくはないわけだしな。俺はそっとポケットに手を突っ込み、携帯電話をとり出そうとした)
キョン(その時、手首を誰かに掴まれた。だが、その手には殆ど力が入っておらず、掴まれたというよりは触れられたといったほうが正しいかもしれない)
キョン(古泉はちらりと腕時計に視線を落とす。そして、重々しく言葉を吐き出す)
古泉「4時44分で止まってしまっています」
朝比奈「ひっ……」
ハルヒ「……」
長門「……」
キョン(女子たちが一様の反応を示した。まぁ、俺も似たようなもんだっただろう)
古泉「皆さんはどうでしょうか」
キョン「生憎と腕時計はしていなくてな」
古泉「携帯電話のほうは?」
キョン「お前だって、どうなんだよ」
古泉「申し訳ありません。液晶画面のほうを見る勇気がなくて」
キョン(同じだ。近代機器までも古泉の腕時計と同じ時間を表示していたらどうする。外の景色を見る限り、朝にしろ夕方にしろ今が5時前とは言い難いぜ)
キョン(だが、気になっている自分もいる。古泉の腕時計がこのタイミングで寿命を迎えた可能性もなくはないわけだしな。俺はそっとポケットに手を突っ込み、携帯電話をとり出そうとした)
キョン(その時、手首を誰かに掴まれた。だが、その手には殆ど力が入っておらず、掴まれたというよりは触れられたといったほうが正しいかもしれない)
ハルヒ「……」
キョン(視線を下げると、上目遣いに俺を見つめるやつがいた)
キョン(確かな温もりがあったために霊に掴まれたとは思わなかったが、まさかハルヒだとは)
キョン「どうした?」
ハルヒ「見なくていい」
キョン「は?」
ハルヒ「見なくていいっていってんの」
キョン「なんでだ」
ハルヒ「団長命令だから」
キョン「しかしだな」
ハルヒ「見るなっていってんの!!」
キョン(精一杯張り上げた声と俺の右手首に添えられた手は若干震えていた)
キョン「そうだな。さっき見たときは異常らしいものはなかった」
ハルヒ「そうでしょ」
キョン(ここで携帯電話を見ても、見えない方たちを無駄に盛り上げるだけだ。やめておくか)
キョン(視線を下げると、上目遣いに俺を見つめるやつがいた)
キョン(確かな温もりがあったために霊に掴まれたとは思わなかったが、まさかハルヒだとは)
キョン「どうした?」
ハルヒ「見なくていい」
キョン「は?」
ハルヒ「見なくていいっていってんの」
キョン「なんでだ」
ハルヒ「団長命令だから」
キョン「しかしだな」
ハルヒ「見るなっていってんの!!」
キョン(精一杯張り上げた声と俺の右手首に添えられた手は若干震えていた)
キョン「そうだな。さっき見たときは異常らしいものはなかった」
ハルヒ「そうでしょ」
キョン(ここで携帯電話を見ても、見えない方たちを無駄に盛り上げるだけだ。やめておくか)
キョン「古泉、お前も携帯電話は見るなよ」
古泉「はい。そうします」
キョン「長門もな」
長門「わかった」
キョン(朝比奈さんは言わなくてもまず見ようとしないだろう)
古泉「打開策はないものでしょうか。この部屋でみなさんとずっと一緒というも魅力的ではありますが」
キョン(朝比奈さんと一つ屋根の下で暮らすというのは、世界中の男たちが羨むシチュエーションだが、もっと穏やかな空間を所望する)
古泉「幸い、水も出ますし、お手洗いにも行けます。暫くはここで過ごすことはできますね」
ハルヒ「長居するつもりなんてなかったんだけど……」
朝比奈「はやく……おうちに……かえりたい……」
ハルヒ「すぐに帰れるから。ね? みくるちゃん」
朝比奈「ひっく……うぅ……」
キョン(何を言っても、慰めにはならんだろうな)
長門「……」
キョン(そして、万の言葉を巧みに扱えたとしても長門の胸が空くことはないだろう。ある意味、朝比奈さんよりも重傷かもしれん)
古泉「はい。そうします」
キョン「長門もな」
長門「わかった」
キョン(朝比奈さんは言わなくてもまず見ようとしないだろう)
古泉「打開策はないものでしょうか。この部屋でみなさんとずっと一緒というも魅力的ではありますが」
キョン(朝比奈さんと一つ屋根の下で暮らすというのは、世界中の男たちが羨むシチュエーションだが、もっと穏やかな空間を所望する)
古泉「幸い、水も出ますし、お手洗いにも行けます。暫くはここで過ごすことはできますね」
ハルヒ「長居するつもりなんてなかったんだけど……」
朝比奈「はやく……おうちに……かえりたい……」
ハルヒ「すぐに帰れるから。ね? みくるちゃん」
朝比奈「ひっく……うぅ……」
キョン(何を言っても、慰めにはならんだろうな)
長門「……」
キョン(そして、万の言葉を巧みに扱えたとしても長門の胸が空くことはないだろう。ある意味、朝比奈さんよりも重傷かもしれん)
キョン(無為な時間が刻々と過ぎて行く。雑談をする気分になるわけもなく、俺の視線は彷徨い続ける)
キョン(ふと窓を見る。良い天気なのが皮肉に思えてならない)
ハルヒ「みくるちゃん?」
キョン(朝比奈さんの名前が呼ばれ、自然と視界に震えるマイエンジェルが映り込む)
朝比奈「あの……その……」
ハルヒ「どうしたの? どこか痛いの?」
キョン(ハルヒはいつになく慈愛に満ちている。流石に自責の念に駆られているのか)
朝比奈「その……えっとぉ……」
キョン(なにやら様子がおかしい。心霊現象に嗚咽を漏らしていたはずだが、今は落ち着きがなくなっている)
キョン(スカートの裾を強く握っているが、なんのアピールなんだ?)
ハルヒ「みくるちゃん、もしかして……トイレ……?」
キョン(なんだと!?)
朝比奈「うぅぅ……」
キョン(涙目で頷く朝比奈さん。こんなときにですか。いや、ここに入ってから結構経つしな)
朝比奈「ど、ど、どど、どうしたらいいでしょうかぁ……」
キョン(ふと窓を見る。良い天気なのが皮肉に思えてならない)
ハルヒ「みくるちゃん?」
キョン(朝比奈さんの名前が呼ばれ、自然と視界に震えるマイエンジェルが映り込む)
朝比奈「あの……その……」
ハルヒ「どうしたの? どこか痛いの?」
キョン(ハルヒはいつになく慈愛に満ちている。流石に自責の念に駆られているのか)
朝比奈「その……えっとぉ……」
キョン(なにやら様子がおかしい。心霊現象に嗚咽を漏らしていたはずだが、今は落ち着きがなくなっている)
キョン(スカートの裾を強く握っているが、なんのアピールなんだ?)
ハルヒ「みくるちゃん、もしかして……トイレ……?」
キョン(なんだと!?)
朝比奈「うぅぅ……」
キョン(涙目で頷く朝比奈さん。こんなときにですか。いや、ここに入ってから結構経つしな)
朝比奈「ど、ど、どど、どうしたらいいでしょうかぁ……」
ハルヒ「そんなのトイレに行くしないでしょ」
朝比奈「それは……そうなんですけど……」
キョン(俺だって出来ればこの部屋のトイレになど行きたくなどない)
キョン(かといって、我慢できるものでもない。朝比奈さんはかなりの時間我慢していたように思える)
古泉「んふっ」
キョン(紳士でいることを決め込んだのか、古泉は傍観者に成りきっている様子だ。こういったトラブルで長門が口出すことはあり得ない)
キョン(参ったな。ハルヒに任せる他ないぞ)
朝比奈「す、すずみやさん……ついてきてくれませんか……」
ハルヒ「はぁ……。分かったわ」
キョン(立ち上がるハルヒを見て、胸を撫で下ろす。あっさりと解決したようだ)
キョン(と、思った矢先、俺の右手が勝手に持ち上がりやがった。決して俺の意志で動かしたわけじゃない)
キョン(見ればハルヒが腕を掴んでいる)
キョン「おい、ハルヒ。なんのつもりだ」
ハルヒ「女の子だけにさせる気?」
キョン(何を言いだすんだ、こいつ)
朝比奈「それは……そうなんですけど……」
キョン(俺だって出来ればこの部屋のトイレになど行きたくなどない)
キョン(かといって、我慢できるものでもない。朝比奈さんはかなりの時間我慢していたように思える)
古泉「んふっ」
キョン(紳士でいることを決め込んだのか、古泉は傍観者に成りきっている様子だ。こういったトラブルで長門が口出すことはあり得ない)
キョン(参ったな。ハルヒに任せる他ないぞ)
朝比奈「す、すずみやさん……ついてきてくれませんか……」
ハルヒ「はぁ……。分かったわ」
キョン(立ち上がるハルヒを見て、胸を撫で下ろす。あっさりと解決したようだ)
キョン(と、思った矢先、俺の右手が勝手に持ち上がりやがった。決して俺の意志で動かしたわけじゃない)
キョン(見ればハルヒが腕を掴んでいる)
キョン「おい、ハルヒ。なんのつもりだ」
ハルヒ「女の子だけにさせる気?」
キョン(何を言いだすんだ、こいつ)
キョン「待て、ハルヒ。俺は別に催してはいないぞ」
ハルヒ「そういう意味じゃないの。女の子だけじゃ危ないでしょってことよ」
キョン(つまりなんだ……)
キョン「すぐそこのトイレまでついてこいってことか」
ハルヒ「そうよ。文句あるわけ」
キョン「あのな。男の俺がついていっちゃダメだろうが」
ハルヒ「今は非常時よ。みくるちゃんもいいわね?」
朝比奈「ひえ!? あ……その……耳をふさいでくれたら……」
キョン(ぐはっ。恥じらう姿もまた美しい……。いや、そうじゃない)
キョン「アホか。トイレはすぐそこだ。扉までの距離も3メートルぐらいしかないだろうが」
ハルヒ「たった3メートルなら1メートルでも50センチでも一緒じゃない」
キョン「一緒かもしれんができるだけ距離は取っておきたいと思うのが普通だ」
ハルヒ「この状況で普通もなにもないでしょうが」
キョン(畜生、正論に聞こえてしまうぞ)
ハルヒ「いいから、こい!」
ハルヒ「そういう意味じゃないの。女の子だけじゃ危ないでしょってことよ」
キョン(つまりなんだ……)
キョン「すぐそこのトイレまでついてこいってことか」
ハルヒ「そうよ。文句あるわけ」
キョン「あのな。男の俺がついていっちゃダメだろうが」
ハルヒ「今は非常時よ。みくるちゃんもいいわね?」
朝比奈「ひえ!? あ……その……耳をふさいでくれたら……」
キョン(ぐはっ。恥じらう姿もまた美しい……。いや、そうじゃない)
キョン「アホか。トイレはすぐそこだ。扉までの距離も3メートルぐらいしかないだろうが」
ハルヒ「たった3メートルなら1メートルでも50センチでも一緒じゃない」
キョン「一緒かもしれんができるだけ距離は取っておきたいと思うのが普通だ」
ハルヒ「この状況で普通もなにもないでしょうが」
キョン(畜生、正論に聞こえてしまうぞ)
ハルヒ「いいから、こい!」
キョン「無理だ!」
ハルヒ「だったら、あたしも行かない!」
朝比奈「それは困りますぅ!」
キョン「お前は行ってやれよ」
ハルヒ「……」
キョン(俺の腕を掴む手に力が注がれていく。離すものかという意志を感じ取れる)
キョン「仕方ない。長門、頼めるか」
長門「分かった」
朝比奈「い、いいんですか、長門さん……」
長門「構わない」
キョン(長門は朝比奈さんの手を握り、共にトイレへと向かう。悪いな、いつも頼ってばかりで)
長門「ここにいる」
朝比奈「うぅ……」
長門「……」
朝比奈「ドア、開けていてもいいですか?」
ハルヒ「だったら、あたしも行かない!」
朝比奈「それは困りますぅ!」
キョン「お前は行ってやれよ」
ハルヒ「……」
キョン(俺の腕を掴む手に力が注がれていく。離すものかという意志を感じ取れる)
キョン「仕方ない。長門、頼めるか」
長門「分かった」
朝比奈「い、いいんですか、長門さん……」
長門「構わない」
キョン(長門は朝比奈さんの手を握り、共にトイレへと向かう。悪いな、いつも頼ってばかりで)
長門「ここにいる」
朝比奈「うぅ……」
長門「……」
朝比奈「ドア、開けていてもいいですか?」
ついにこのスレの化けの皮が剥がれたな
今の今まで朝比奈さんに公開おしっこをさせるための前フリだったのか……
今の今まで朝比奈さんに公開おしっこをさせるための前フリだったのか……
女性陣が催す姿ならオッス♂オッス♂するが男ならゲロゲーロになるな
>>97
そんな事よりsageろよ。更新きたかとおもったじゃねーか。
そんな事よりsageろよ。更新きたかとおもったじゃねーか。
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