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元スレ伊丹「君、だれ?」相良「貴様こそ誰だ!」
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ゲート~自衛隊彼の地にて斯く戦えり~とフルメタル・パニックのSS
自衛隊装備はフルメタに準拠しており、世界観も多くの部分でフルメタに準拠したものに変更しています
書き貯めなし、遅筆、駄文、飽き性なので生暖かい目で見てください
自衛隊装備はフルメタに準拠しており、世界観も多くの部分でフルメタに準拠したものに変更しています
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伊丹「はぁ、今日も缶飯かな。さすがにこの時間まで書類は疲れる。テュカにロゥリィ、レレイにも明日声かけておかないとな」
伊丹「あれ? こんな時間にあんなところでなにしてんだ? ちょっと様子みにいくか」
相良「こちらウルズ7。潜入に成功した」
テッサ『了解しました。こちらからの支援はほとんどできませんので、どうか気を付けてくださいね』
相良「はっ。肯定であります。ですが今回は自衛隊からの極秘とはいえ正式なもの、心配はご無用です」
テッサ『それはそうですけども……』
相良「申し訳ありません大佐殿、何者かが接近してきております。通信終了」
テッサ『さ、相良さん!相良さ(ブチ』
伊丹「おーい何してるの君、だれ?」
相良「貴様こそ誰だ! 所属と階級、氏名を名乗れ(ガチャ」
伊丹「ま、まずその物騒な物おろしてくれない? というかライトが眩しい」
相良「断る」
伊丹「はぁ……えー、所属は陸自、階級は2尉、名前は伊丹耀司」
相良「認識証はどうした?」
伊丹「左胸のポケットに…」
相良「左手だけをゆっくり動かしてこっちに投げろ」
伊丹「はい……」(ベリ! ぽいっ)
相良「確かに自衛官のようだな。失礼しました。伊丹2尉。私は本日付でミスリルより派遣された相良宗介軍曹であります」
伊丹「君がミスリルから派遣されたって傭兵だったんだ」
相良「肯定であります」
伊丹「で、話し戻すけどこんなところでこそこそ何してたの?」
相良「はっ。本部へ到着の報告をしておりました」
伊丹「それはそれはお疲れ様。今日はゆっくり休みなよ」
相良「いえ自分はまだやることがありますので」
伊丹「そっか。それじゃ先に失礼するよ」
相良「はっ。失礼します」
遠ざかっていく伊丹
相良(あれが伊丹2尉か……)
伊丹「あれ? こんな時間にあんなところでなにしてんだ? ちょっと様子みにいくか」
相良「こちらウルズ7。潜入に成功した」
テッサ『了解しました。こちらからの支援はほとんどできませんので、どうか気を付けてくださいね』
相良「はっ。肯定であります。ですが今回は自衛隊からの極秘とはいえ正式なもの、心配はご無用です」
テッサ『それはそうですけども……』
相良「申し訳ありません大佐殿、何者かが接近してきております。通信終了」
テッサ『さ、相良さん!相良さ(ブチ』
伊丹「おーい何してるの君、だれ?」
相良「貴様こそ誰だ! 所属と階級、氏名を名乗れ(ガチャ」
伊丹「ま、まずその物騒な物おろしてくれない? というかライトが眩しい」
相良「断る」
伊丹「はぁ……えー、所属は陸自、階級は2尉、名前は伊丹耀司」
相良「認識証はどうした?」
伊丹「左胸のポケットに…」
相良「左手だけをゆっくり動かしてこっちに投げろ」
伊丹「はい……」(ベリ! ぽいっ)
相良「確かに自衛官のようだな。失礼しました。伊丹2尉。私は本日付でミスリルより派遣された相良宗介軍曹であります」
伊丹「君がミスリルから派遣されたって傭兵だったんだ」
相良「肯定であります」
伊丹「で、話し戻すけどこんなところでこそこそ何してたの?」
相良「はっ。本部へ到着の報告をしておりました」
伊丹「それはそれはお疲れ様。今日はゆっくり休みなよ」
相良「いえ自分はまだやることがありますので」
伊丹「そっか。それじゃ先に失礼するよ」
相良「はっ。失礼します」
遠ざかっていく伊丹
相良(あれが伊丹2尉か……)
>>3
ありがとう。遅くなりましたが続きかいていきます><
ありがとう。遅くなりましたが続きかいていきます><
ことの発端は銀座に突如現れた巨大な門。通称「ゲート」と呼ばれるものから始まる。
伊丹らの活躍により後に銀座事件とよばれる異世界からの侵略者から銀座を取り戻し、自衛隊がゲートの向こう側に行くことになった。
このとき幕僚本部に、とある消息筋からあるタレこみが入った。
「ゲートの向こう側に、国際的テロ組織が混乱に乗じ侵入している」
一笑に伏すような内容であったが、その消息筋というのも「ミスリル」というのもあり信憑性が高いと判断された。
そのために相良はミスリルより派遣された。
相良(あの男、俺が気付いていたにもかかわらず、いつの間にあれほど距離を詰められていたのだ)
相良(いや、そんなことよりも『あいつ』がここに来ている。それと、この世界にも……)
アル『軍曹殿』
相良「アル、どうした?」(ジュウバラバラ)
アル『この特地には人間とはややことなる姿の人がいると聞いたのですが…』
相良「信じがたいが、肯定だ。人間の姿に獣を足したような種族がこの世界には存在している」
(オイルヌリヌリ-)
アル『クルツ軍曹より、可能であればそういった方と接触して画像・映像データを送ってほしいと頼まれました』
相良「……それは無視してかまわん。それよりもアーヴァレストに異常はあるか?」
(カチャカチャクミタテ-)
アル『現在10008シークエンスまでの点検を終了しておりますが、いまのところ異常ありません』
相良「では今から黙って集中しろ」(カチン!ドウサカクニン-)
アル『断ります』
相良「……」(アキラメ-)
アル『軍曹殿は、まったく何も感じないのですか?』
相良「……」(ムシ-)
無線機トゥルルルルル
相良「こちらウルズ7」
???『宗介?』
相良「千鳥か。どうした?」
カナメ『テッサから無線機かりてかけてんの。あんたまた学校さぼって!』
相良「それは誤解だ。いまは重要な任務の最中だ」
カナメ『はいはい。任務任務~……ちゃんと帰ってきなさいよ』
相良「肯定だ。必ず帰る」
カナメ『約束よ?』
相良「約束する。すまないがまだ用がある。切るぞ」(ガチャン
伊丹らの活躍により後に銀座事件とよばれる異世界からの侵略者から銀座を取り戻し、自衛隊がゲートの向こう側に行くことになった。
このとき幕僚本部に、とある消息筋からあるタレこみが入った。
「ゲートの向こう側に、国際的テロ組織が混乱に乗じ侵入している」
一笑に伏すような内容であったが、その消息筋というのも「ミスリル」というのもあり信憑性が高いと判断された。
そのために相良はミスリルより派遣された。
相良(あの男、俺が気付いていたにもかかわらず、いつの間にあれほど距離を詰められていたのだ)
相良(いや、そんなことよりも『あいつ』がここに来ている。それと、この世界にも……)
アル『軍曹殿』
相良「アル、どうした?」(ジュウバラバラ)
アル『この特地には人間とはややことなる姿の人がいると聞いたのですが…』
相良「信じがたいが、肯定だ。人間の姿に獣を足したような種族がこの世界には存在している」
(オイルヌリヌリ-)
アル『クルツ軍曹より、可能であればそういった方と接触して画像・映像データを送ってほしいと頼まれました』
相良「……それは無視してかまわん。それよりもアーヴァレストに異常はあるか?」
(カチャカチャクミタテ-)
アル『現在10008シークエンスまでの点検を終了しておりますが、いまのところ異常ありません』
相良「では今から黙って集中しろ」(カチン!ドウサカクニン-)
アル『断ります』
相良「……」(アキラメ-)
アル『軍曹殿は、まったく何も感じないのですか?』
相良「……」(ムシ-)
無線機トゥルルルルル
相良「こちらウルズ7」
???『宗介?』
相良「千鳥か。どうした?」
カナメ『テッサから無線機かりてかけてんの。あんたまた学校さぼって!』
相良「それは誤解だ。いまは重要な任務の最中だ」
カナメ『はいはい。任務任務~……ちゃんと帰ってきなさいよ』
相良「肯定だ。必ず帰る」
カナメ『約束よ?』
相良「約束する。すまないがまだ用がある。切るぞ」(ガチャン
カナメ「……どうしていつも一人で突っ走るの。あの戦争ボケ…」
翌朝
特地方面派遣部隊指令狭間陸将に挨拶を終え、指定された箇所へ相良は走っていた
伊丹「えーっと、本日よりうちの班に新しいメンバーが加わることになった」
栗林「それって特戦の人ですか?それとも空艇ですか?それともそれとも両方ですか?!」
伊丹「栗林落ち着け……。知っての通り、先日の帝国軍との交戦で個人携行火器への対策が取られだした」
伊丹「そこでASを偵察隊には1機ずつ配備されることになった」
栗林「AS乗り!!! エリートきたぁぁぁぁぁ!!!!!」
伊丹「(アキラメ-)まぁ、そのAS乗りってのが色々事情があって未成年だ」
栗林「ガーン!!!」
倉田「ホントにガーンていうやつ始めた見た……で伊丹2尉。そのAS乗りって、今走ってきてる彼ですか?」
伊丹「……(画板チラー)。うん。そうだ」
桑原「まだ子供じゃねーか」
富田「ロゥリィみたいに見た目は子供。中身は900歳の可能性もありますがね」
桑原「うっ……もうそれよしてくれないか」
相良「遅くなって申し訳ありません!」
伊丹「やっぱり昨日の君だったか……間違いであってほしかったのだけどね」
伊丹「では軽く自己紹介を」
相良「はっ!自分は…第24機甲歩兵連隊所属の相良宗介ぐん、3曹であります!」
伊丹「ってことでよろしく。俺は伊丹耀次2尉。一応、この偵察隊の指揮官だ」
桑原「桑原 惣一郎陸曹長だ。おやっさんと皆気軽呼んでる。相良君もそれで呼んでくれ」
相良「恐縮です!」
以下面々の顔合わせが終わると、あきらか迷彩服と違う、ラフ(?)な恰好をした少女たちが自己紹介を始めた
テュカ「コアンの森、族長ホドリューの娘、テュカ・ルナ・マルソー。テュカでいいわ。よろしくね」
レレイ「ルルドの民。リンドン派賢者カトーの弟子。レレイ・ラ・レレーナ」
ロゥリィ「死と断罪の神エムロイの使徒。ロゥリィ・マーキュリーよぉ」
こうして相良の記念すべき「自衛官」としての初めての1日がスタートした
翌朝
特地方面派遣部隊指令狭間陸将に挨拶を終え、指定された箇所へ相良は走っていた
伊丹「えーっと、本日よりうちの班に新しいメンバーが加わることになった」
栗林「それって特戦の人ですか?それとも空艇ですか?それともそれとも両方ですか?!」
伊丹「栗林落ち着け……。知っての通り、先日の帝国軍との交戦で個人携行火器への対策が取られだした」
伊丹「そこでASを偵察隊には1機ずつ配備されることになった」
栗林「AS乗り!!! エリートきたぁぁぁぁぁ!!!!!」
伊丹「(アキラメ-)まぁ、そのAS乗りってのが色々事情があって未成年だ」
栗林「ガーン!!!」
倉田「ホントにガーンていうやつ始めた見た……で伊丹2尉。そのAS乗りって、今走ってきてる彼ですか?」
伊丹「……(画板チラー)。うん。そうだ」
桑原「まだ子供じゃねーか」
富田「ロゥリィみたいに見た目は子供。中身は900歳の可能性もありますがね」
桑原「うっ……もうそれよしてくれないか」
相良「遅くなって申し訳ありません!」
伊丹「やっぱり昨日の君だったか……間違いであってほしかったのだけどね」
伊丹「では軽く自己紹介を」
相良「はっ!自分は…第24機甲歩兵連隊所属の相良宗介ぐん、3曹であります!」
伊丹「ってことでよろしく。俺は伊丹耀次2尉。一応、この偵察隊の指揮官だ」
桑原「桑原 惣一郎陸曹長だ。おやっさんと皆気軽呼んでる。相良君もそれで呼んでくれ」
相良「恐縮です!」
以下面々の顔合わせが終わると、あきらか迷彩服と違う、ラフ(?)な恰好をした少女たちが自己紹介を始めた
テュカ「コアンの森、族長ホドリューの娘、テュカ・ルナ・マルソー。テュカでいいわ。よろしくね」
レレイ「ルルドの民。リンドン派賢者カトーの弟子。レレイ・ラ・レレーナ」
ロゥリィ「死と断罪の神エムロイの使徒。ロゥリィ・マーキュリーよぉ」
こうして相良の記念すべき「自衛官」としての初めての1日がスタートした
相良が自衛官のフリをしているのには理由がある。
幕僚本部からの正式な秘密裏な要請をミスリルに打診し、アーヴァレストに相良を乗せることが条件として出された
このため技研と恵比寿重工が共同で、米国のM9を試験的に導入し、日本で独自に改良した『試験機』
としてアーヴァレスト運用する。そして実地テストを兼ねて、第24機甲歩兵連隊所属の相良が
アーヴァレストと共に特地に派遣されている。という形だ。かなり強引ではあるが、致し方がない措置である。ただ、現場で混乱をきたさないよう幹部クラスにはその諸々の一部が通達されており、ミスリルというPMCから派遣された助っ人と説明されている。
伊丹「では、いまからイタリカに向かう。0900にここに集合。分れ!」
一同「わかれます」
一同が準備のため移動を開始する。
伊丹「相良『軍曹』」
相良「はっ!あ……」
伊丹「君は今自衛官なんだから(苦笑)」
相良「恐縮です。それと質問があります」
伊丹「どうした?」
相良「資料では拝見しましたが、イタリカへのルートですが」
(地図バサー)
相良「こことここ、あとここ。敵からの強襲にあう危険があります。ルートの変更を具申します」
伊丹「それなら心配ないよ。たしかにそのあたりは前まで帝国兵くずれの盗賊がでてたけど」
伊丹「ロゥリィがこっちいるのをみただけで蜘蛛の子を散らすように逃げていくからね」
相良「失礼ながら、マーキュリーはあの鉄塊としか言えないハルバートを使いこなすようですが」
相良「どうみても、子供です。戦場となる可能性がある場所に同行させることは納得できません」
相良「それだけでなく、マルソーやレレーナも同じです」
伊丹(キョトン)「君、テレビとかみないの?」
相良「肯定です。テレビなどはほぼみません」
伊丹「んー…あれだけマスコミ連中騒いでるのにな……」
伊丹「ロゥリィは亜神。すなわち半分神様みたいなもので、不老不死。テュカはエルフでいま165歳だ」
相良「……それは本当でありますか?」
伊丹「本当の本当だ。あと、レレイは15歳と俺たちの常識では子供でも、この世界では成人している」
伊丹「そして、3人とも戦闘能力だけでみれば、1人あたり普通科1個中隊に相当する」
伊丹(レレイ、チュカに限って言えば1個中隊だけどロゥリィは1個大隊クラスかな)
相良(汗ダラダラ-)「し、失礼しました」
伊丹「いや、気にしなくていいよー。んじゃ、準備してきてくれー」
相良「了解であります。2尉殿!」(ダッシュ)
伊丹「さて、俺も準備するかな」
幕僚本部からの正式な秘密裏な要請をミスリルに打診し、アーヴァレストに相良を乗せることが条件として出された
このため技研と恵比寿重工が共同で、米国のM9を試験的に導入し、日本で独自に改良した『試験機』
としてアーヴァレスト運用する。そして実地テストを兼ねて、第24機甲歩兵連隊所属の相良が
アーヴァレストと共に特地に派遣されている。という形だ。かなり強引ではあるが、致し方がない措置である。ただ、現場で混乱をきたさないよう幹部クラスにはその諸々の一部が通達されており、ミスリルというPMCから派遣された助っ人と説明されている。
伊丹「では、いまからイタリカに向かう。0900にここに集合。分れ!」
一同「わかれます」
一同が準備のため移動を開始する。
伊丹「相良『軍曹』」
相良「はっ!あ……」
伊丹「君は今自衛官なんだから(苦笑)」
相良「恐縮です。それと質問があります」
伊丹「どうした?」
相良「資料では拝見しましたが、イタリカへのルートですが」
(地図バサー)
相良「こことここ、あとここ。敵からの強襲にあう危険があります。ルートの変更を具申します」
伊丹「それなら心配ないよ。たしかにそのあたりは前まで帝国兵くずれの盗賊がでてたけど」
伊丹「ロゥリィがこっちいるのをみただけで蜘蛛の子を散らすように逃げていくからね」
相良「失礼ながら、マーキュリーはあの鉄塊としか言えないハルバートを使いこなすようですが」
相良「どうみても、子供です。戦場となる可能性がある場所に同行させることは納得できません」
相良「それだけでなく、マルソーやレレーナも同じです」
伊丹(キョトン)「君、テレビとかみないの?」
相良「肯定です。テレビなどはほぼみません」
伊丹「んー…あれだけマスコミ連中騒いでるのにな……」
伊丹「ロゥリィは亜神。すなわち半分神様みたいなもので、不老不死。テュカはエルフでいま165歳だ」
相良「……それは本当でありますか?」
伊丹「本当の本当だ。あと、レレイは15歳と俺たちの常識では子供でも、この世界では成人している」
伊丹「そして、3人とも戦闘能力だけでみれば、1人あたり普通科1個中隊に相当する」
伊丹(レレイ、チュカに限って言えば1個中隊だけどロゥリィは1個大隊クラスかな)
相良(汗ダラダラ-)「し、失礼しました」
伊丹「いや、気にしなくていいよー。んじゃ、準備してきてくれー」
相良「了解であります。2尉殿!」(ダッシュ)
伊丹「さて、俺も準備するかな」
イタリカへの道
レレイ「あの巨大な鉄でできたゴーレム……どういう原理で動いている?」
桑原「えっとな……富田、ASなんて俺の若いころには無かったから説明できん」
富田「俺っすか!? えっと、あのゴーレムは魔力ではなく、電気で動いでいるんだ」
レレイ「電気? 『ぱそこん』と同じ力で動作しているのか」
富田「といっても、小型のすごい発電機を積んでてね……」
ロゥリィ「おもしろくないわぁ」
テュカ「どうして?」
ロゥリィ「だって、あれは機械仕掛けで、一人しか人が乗ってないのよぉ。あんなの反則よぉ」
テュカ「まぁ、いわれてみればその通りね……。あれじゃ矢も通らないし、精霊魔法もほとんど役に立たないわ」
アーヴァレスト内
アル『などと言われていますが』
相良「戦場で生き残るための結果の産物がASだ。それ以上でもそれ以下でもない』
アル『軍曹らしい発言ですね。軍曹一つお願いがあります』
相良「なんだ?」
アル『この景色を動画として保存したいのです』
相良「好きにしろ」
アル『ありがとうございます』
アル<確かに動画である。そうたまたま幌を外して走る高機(高機動車)から見える異世界人をたまたまズーム
でとっただけの……これでクルツ軍曹により人間の感情を掌握するレクチャーを教授できるでしょう>
相良「……このAIが何を考えているのかが少しわかってきた自分が嫌になってくる」
イタリカ門前
伊丹「とーちゃく。みんなお疲れ」
黒川「相良君。一応ASを一定時間乗った以上、簡単なバイタルチェックなどしてもよろしいですか?」
相良「恐縮です」
黒川「うん、異常は見られませんわ。試験機だそうですから、オペレータの健康管理は念入りにと言われてますので気を悪くしないでください」
相良「問題ない。こちらこそサポート感謝する」
レレイ「サガラ。あの『えーえす』はどうやって動かす? 動力源は? 構造は?」
相良「申し訳ない。その多くが機密事項に該当するため答えられない」
レレイ「そうか。なら仕方がない」(テクテクテク)
レレイ「あの巨大な鉄でできたゴーレム……どういう原理で動いている?」
桑原「えっとな……富田、ASなんて俺の若いころには無かったから説明できん」
富田「俺っすか!? えっと、あのゴーレムは魔力ではなく、電気で動いでいるんだ」
レレイ「電気? 『ぱそこん』と同じ力で動作しているのか」
富田「といっても、小型のすごい発電機を積んでてね……」
ロゥリィ「おもしろくないわぁ」
テュカ「どうして?」
ロゥリィ「だって、あれは機械仕掛けで、一人しか人が乗ってないのよぉ。あんなの反則よぉ」
テュカ「まぁ、いわれてみればその通りね……。あれじゃ矢も通らないし、精霊魔法もほとんど役に立たないわ」
アーヴァレスト内
アル『などと言われていますが』
相良「戦場で生き残るための結果の産物がASだ。それ以上でもそれ以下でもない』
アル『軍曹らしい発言ですね。軍曹一つお願いがあります』
相良「なんだ?」
アル『この景色を動画として保存したいのです』
相良「好きにしろ」
アル『ありがとうございます』
アル<確かに動画である。そうたまたま幌を外して走る高機(高機動車)から見える異世界人をたまたまズーム
でとっただけの……これでクルツ軍曹により人間の感情を掌握するレクチャーを教授できるでしょう>
相良「……このAIが何を考えているのかが少しわかってきた自分が嫌になってくる」
イタリカ門前
伊丹「とーちゃく。みんなお疲れ」
黒川「相良君。一応ASを一定時間乗った以上、簡単なバイタルチェックなどしてもよろしいですか?」
相良「恐縮です」
黒川「うん、異常は見られませんわ。試験機だそうですから、オペレータの健康管理は念入りにと言われてますので気を悪くしないでください」
相良「問題ない。こちらこそサポート感謝する」
レレイ「サガラ。あの『えーえす』はどうやって動かす? 動力源は? 構造は?」
相良「申し訳ない。その多くが機密事項に該当するため答えられない」
レレイ「そうか。なら仕方がない」(テクテクテク)
伊丹「相良君、悪いんだけどイタリカの門からはASは入れないからここで待機してもらってても良い?」
相良「了解であります」
レレイ「私も残っていいだろうか? この「えーえす」とやらを観察したい」
伊丹「んー今回はただの顔出しと翼竜の鱗の定期売買だし……倉田!相良とレレイと一緒に残ってくれ」
倉田「了解です(ペルシアさんに会えない……)」
相良「申し訳ない」
伊丹「ん?あぁ気にしないで。それじゃいくか。高機の運転手は俺。パジェロは富田。軽機は置いていく」
富田「了解です」
エンジン音をうならせながら2台の車はイタリカの門をくぐる
相良「良い指揮官だな」
レレイ「当たり前。彼はあれでも死地をいくつも潜っている」
倉田「俺が言うのもあれだけど、相良君は妙に硬いね」
相良「(ビク!)、き、気のせい…だ」
レレイ「私からすれば、普段の自衛隊が緩すぎるように見える。もっとも戦闘ともなれば話は違うが」
倉田「レレイちゃんは手厳しいね……」
相良「レレーナ、そういえばなぜASに興味を示す?」
レレイ「レレイでいい。それは未知の技術だからだ」
相良「わかった。レレイ、ならば余計に教えることはできない。この世界の常識を……いや」
相良「我々の世界でもASは戦場の常識を一変させた兵器。その機密を教えることはできない」
レレイ「・・・・・・承知した。これ以上は聞かない」
相良「そうしてくれるとたすか『軍曹殿、パッシブセンサーに感あり』
倉田「何の声?」
相良「どうやら敵襲らしい。倉田はレレイを連れて支給、伊丹2尉のもとへ!」
倉田「了解!レレイちゃん、車に乗って!」
バタン!ぶろろろろ~~~
ディーゼルエンジンがうなり、イタリカへと消えていった。
相良「アル、方向は分かるか?」
アル『方向は南南西、距離4100。数1000人ほどの歩兵。足音からして現地軍かそれに近い装備です」
相良「了解した。このまま伊丹2尉からの指令を待っていては後手に回る。ECCSを起動、偵察を実行する」
アル『イエッサー』
相良「了解であります」
レレイ「私も残っていいだろうか? この「えーえす」とやらを観察したい」
伊丹「んー今回はただの顔出しと翼竜の鱗の定期売買だし……倉田!相良とレレイと一緒に残ってくれ」
倉田「了解です(ペルシアさんに会えない……)」
相良「申し訳ない」
伊丹「ん?あぁ気にしないで。それじゃいくか。高機の運転手は俺。パジェロは富田。軽機は置いていく」
富田「了解です」
エンジン音をうならせながら2台の車はイタリカの門をくぐる
相良「良い指揮官だな」
レレイ「当たり前。彼はあれでも死地をいくつも潜っている」
倉田「俺が言うのもあれだけど、相良君は妙に硬いね」
相良「(ビク!)、き、気のせい…だ」
レレイ「私からすれば、普段の自衛隊が緩すぎるように見える。もっとも戦闘ともなれば話は違うが」
倉田「レレイちゃんは手厳しいね……」
相良「レレーナ、そういえばなぜASに興味を示す?」
レレイ「レレイでいい。それは未知の技術だからだ」
相良「わかった。レレイ、ならば余計に教えることはできない。この世界の常識を……いや」
相良「我々の世界でもASは戦場の常識を一変させた兵器。その機密を教えることはできない」
レレイ「・・・・・・承知した。これ以上は聞かない」
相良「そうしてくれるとたすか『軍曹殿、パッシブセンサーに感あり』
倉田「何の声?」
相良「どうやら敵襲らしい。倉田はレレイを連れて支給、伊丹2尉のもとへ!」
倉田「了解!レレイちゃん、車に乗って!」
バタン!ぶろろろろ~~~
ディーゼルエンジンがうなり、イタリカへと消えていった。
相良「アル、方向は分かるか?」
アル『方向は南南西、距離4100。数1000人ほどの歩兵。足音からして現地軍かそれに近い装備です」
相良「了解した。このまま伊丹2尉からの指令を待っていては後手に回る。ECCSを起動、偵察を実行する」
アル『イエッサー』
帝国軍第3突撃兵団
団長「まさか我々が斥候役とはな……」
副団長「団長、そのようなことをいっては士気にかかわります」
団長「うむ。すまない」
伝令「イタリカの密偵より連絡がありました。どうやら敵は今回、ゴーレムを擁している模様」
団長「ゴーレム? 『彼ら』の情報通りというわけか……一か八か、試してみるぞ」
副団長「団長殿。それは危険が伴います」
団長「確かにアルヌス戦役においては敵が出し惜しみをした敵のゴーレム。つまり虎の子の兵器」
団長「それを我々の手で撃破したとなれば、貴官等も拍が付くというもの」
団長「なにより、帝国で最も卓越した突撃兵団が我々であるという証左を皇帝陛下に示さねばならん」
副団長「しかし……いえ、そこまでいうのであれば早速準備します。『オーガ』を起こせ!」
アーヴァレスト内
相良「なにをいっているのかさっぱりわからん」
アル『どうやら敵は威力偵察部隊で、ASを破壊せしめることが可能な兵器を保持しているようです』
相良「わかったのか?」
アル『現在わかっている範囲での帝国語の翻訳テキストをダウンロード済みです』
相良「そうか。他にわかることは?」
アル『はい。敵はその兵器を<オーガ>と呼称しています。あの大きな荷台に横たわっているものがそれでしょう」
相良「根拠は?」
アル『大きさは約10メートル。また赤外線がでています」
相良「わかった……伊丹2尉に繋げるか?」
アル『すぐに』
相良「こちらウル……相良、伊丹2尉聞こえるか?」
伊丹『こちら伊丹。聞こえる』
相良「勝手ながら先行して偵察を実施したところ、帝国の威力偵察部隊。人数は約1000人」
相良「どうやら帝国はASに対抗できる兵器を所持している。オーガというそうだ」
伊丹「オーガだって?」
相良「肯定だ」
伊丹『わかった。そのまま偵察を続行してくれ』
相良「了解した」
団長「まさか我々が斥候役とはな……」
副団長「団長、そのようなことをいっては士気にかかわります」
団長「うむ。すまない」
伝令「イタリカの密偵より連絡がありました。どうやら敵は今回、ゴーレムを擁している模様」
団長「ゴーレム? 『彼ら』の情報通りというわけか……一か八か、試してみるぞ」
副団長「団長殿。それは危険が伴います」
団長「確かにアルヌス戦役においては敵が出し惜しみをした敵のゴーレム。つまり虎の子の兵器」
団長「それを我々の手で撃破したとなれば、貴官等も拍が付くというもの」
団長「なにより、帝国で最も卓越した突撃兵団が我々であるという証左を皇帝陛下に示さねばならん」
副団長「しかし……いえ、そこまでいうのであれば早速準備します。『オーガ』を起こせ!」
アーヴァレスト内
相良「なにをいっているのかさっぱりわからん」
アル『どうやら敵は威力偵察部隊で、ASを破壊せしめることが可能な兵器を保持しているようです』
相良「わかったのか?」
アル『現在わかっている範囲での帝国語の翻訳テキストをダウンロード済みです』
相良「そうか。他にわかることは?」
アル『はい。敵はその兵器を<オーガ>と呼称しています。あの大きな荷台に横たわっているものがそれでしょう」
相良「根拠は?」
アル『大きさは約10メートル。また赤外線がでています」
相良「わかった……伊丹2尉に繋げるか?」
アル『すぐに』
相良「こちらウル……相良、伊丹2尉聞こえるか?」
伊丹『こちら伊丹。聞こえる』
相良「勝手ながら先行して偵察を実施したところ、帝国の威力偵察部隊。人数は約1000人」
相良「どうやら帝国はASに対抗できる兵器を所持している。オーガというそうだ」
伊丹「オーガだって?」
相良「肯定だ」
伊丹『わかった。そのまま偵察を続行してくれ』
相良「了解した」
イタリカ
伊丹「オーガってファンタジーかよ。いやファンタジー世界だった」
富田「当たり前のことを言う前に、その『オーガ』という兵器への対策はどうしましょうか」
レレイ「オーガとは日本における『鬼』に該当する生物。体長はオーガの種族によりまちまちだが、大きなもので日本の単位で11メートルを超える」
ロゥリィ「あとぉ、すぅっごく肌が硬くてぇ、大きいのに俊敏よぉ」
伊丹「最悪だな……。すぐに狭間陸将に連絡する」
テュカ「大丈夫かな」
栗林「大丈夫よ。心配しないで」
テュカ「それだといいんだけど……」
倉田「龍退治に比べれば楽なんだろうけどね。オーガにも性別あるのかな」
黒川「倉田君。あなたって人は本当に見境がないのですね。ペルシアちゃんに報告しておきます」
倉田「いまのはなかったことにしてくださいよ」
伊丹「おやっさん。なんかあったら頼みますよ」
桑原「任せとけ。おーしみんな、武器の点検を実施!」
伊丹「こちら第三偵察隊伊丹。至急狭間陸将に伝えたいことがある」
アーヴァレスト
相良「移動を再開したな。北北東に向かっている……イタリカへ来る気か」
アル『そのようです。最悪イタリカが戦場になるでしょう』
相良「民間人に犠牲は出せない。いまは自衛隊の指揮下というのがもどかしいな」
アル『同じくです』
相良「どうやら『オーガ』が目覚めたようだ」
アル『すぐに伊丹2尉へ繋げます』
相良「すまない。こちら相良。敵はイタリカ方面へ移動開始。オーガが動き出した」
伊丹「オーガってファンタジーかよ。いやファンタジー世界だった」
富田「当たり前のことを言う前に、その『オーガ』という兵器への対策はどうしましょうか」
レレイ「オーガとは日本における『鬼』に該当する生物。体長はオーガの種族によりまちまちだが、大きなもので日本の単位で11メートルを超える」
ロゥリィ「あとぉ、すぅっごく肌が硬くてぇ、大きいのに俊敏よぉ」
伊丹「最悪だな……。すぐに狭間陸将に連絡する」
テュカ「大丈夫かな」
栗林「大丈夫よ。心配しないで」
テュカ「それだといいんだけど……」
倉田「龍退治に比べれば楽なんだろうけどね。オーガにも性別あるのかな」
黒川「倉田君。あなたって人は本当に見境がないのですね。ペルシアちゃんに報告しておきます」
倉田「いまのはなかったことにしてくださいよ」
伊丹「おやっさん。なんかあったら頼みますよ」
桑原「任せとけ。おーしみんな、武器の点検を実施!」
伊丹「こちら第三偵察隊伊丹。至急狭間陸将に伝えたいことがある」
アーヴァレスト
相良「移動を再開したな。北北東に向かっている……イタリカへ来る気か」
アル『そのようです。最悪イタリカが戦場になるでしょう』
相良「民間人に犠牲は出せない。いまは自衛隊の指揮下というのがもどかしいな」
アル『同じくです』
相良「どうやら『オーガ』が目覚めたようだ」
アル『すぐに伊丹2尉へ繋げます』
相良「すまない。こちら相良。敵はイタリカ方面へ移動開始。オーガが動き出した」
帝国軍第三突撃兵団
団長「やはりでかいな……」
副団長「はい……」
そこにはオーガが甲冑を纏い、身の丈ほどもある長槍を構えていた
団長「オーガ…いや、ラォル! 命令は覚えているか!?」
オーガ「あぁ、覚えている。私と同じほどの身の丈のある敵のゴーレムの破壊だな」
団長「そうだ。歩兵は敵の歩兵を足止めするから、貴様は敵のゴーレムと戦え」
オーガ「承知した。私が戦うときは近づくな。踏まれて潰されてもしらんぞ」
団長「わかっている。頼んだぞ」
オーガ「あぁ。わかっている」
イタリカ
伊丹「狭間陸将が話の分かる人で良かった……」
倉田「どうなったんです?」
伊丹「すぐにF-4を4機と第4戦闘団を派遣してくれるそうだ。もっとも、それまでにここに来られては困るけどな」
桑原「相良の坊主から連絡が来た。敵は移動を開始したそうだ」
伊丹「マジか……」
桑原「こっちに向かってきてる。最悪なことにオーガも目を覚ましてこちらに移動しているそうだ。甲冑と槍で武装ときた」
伊丹「マジですか。今日パンツァー2本しか積んでねーよ……軽機にM2.あとは小銃てき弾8発ってところか」
栗林「問題は敵の歩兵の数もあります」
富田「さすがにこの数で正規軍相手では、我々の装備では限度があります」
倉田「それにあいつら最近知恵をつけたのか、前衛を大きな盾の兵で固めて矢で攻撃してきてます」
ロゥリィ「とにかくぅ、ここを離れないとまずいんじゃなぁい?」
伊丹「それもそうだな。倉田は高機、おやっさんはパジェロ、富田は軽機のドライバー」
伊丹「俺とロゥリィは高機。黒川とレレイ、テュカは軽機で、黒川はM2の射手」
伊丹「パジェロに栗林とレレイとテュカ。栗林はMINIMの射手。乗車!」
団長「やはりでかいな……」
副団長「はい……」
そこにはオーガが甲冑を纏い、身の丈ほどもある長槍を構えていた
団長「オーガ…いや、ラォル! 命令は覚えているか!?」
オーガ「あぁ、覚えている。私と同じほどの身の丈のある敵のゴーレムの破壊だな」
団長「そうだ。歩兵は敵の歩兵を足止めするから、貴様は敵のゴーレムと戦え」
オーガ「承知した。私が戦うときは近づくな。踏まれて潰されてもしらんぞ」
団長「わかっている。頼んだぞ」
オーガ「あぁ。わかっている」
イタリカ
伊丹「狭間陸将が話の分かる人で良かった……」
倉田「どうなったんです?」
伊丹「すぐにF-4を4機と第4戦闘団を派遣してくれるそうだ。もっとも、それまでにここに来られては困るけどな」
桑原「相良の坊主から連絡が来た。敵は移動を開始したそうだ」
伊丹「マジか……」
桑原「こっちに向かってきてる。最悪なことにオーガも目を覚ましてこちらに移動しているそうだ。甲冑と槍で武装ときた」
伊丹「マジですか。今日パンツァー2本しか積んでねーよ……軽機にM2.あとは小銃てき弾8発ってところか」
栗林「問題は敵の歩兵の数もあります」
富田「さすがにこの数で正規軍相手では、我々の装備では限度があります」
倉田「それにあいつら最近知恵をつけたのか、前衛を大きな盾の兵で固めて矢で攻撃してきてます」
ロゥリィ「とにかくぅ、ここを離れないとまずいんじゃなぁい?」
伊丹「それもそうだな。倉田は高機、おやっさんはパジェロ、富田は軽機のドライバー」
伊丹「俺とロゥリィは高機。黒川とレレイ、テュカは軽機で、黒川はM2の射手」
伊丹「パジェロに栗林とレレイとテュカ。栗林はMINIMの射手。乗車!」
伊丹「こちら伊丹。相良君、いま応援呼んだんだけどその場所だとイタリカに近すぎる。姿を暴露し敵を南東へ引っ張れる?」
相良『肯定です。タイミングはどうすればよいでしょうか?』
伊丹「こちらから示す」
相良『了解です』
伊丹「こちら伊丹。各車へ。傍受したか?」
各車『傍受』
伊丹「では敵が出来たところで敵からの攻撃をあえて受けてから、反撃。盛大に撃ってよし」
伊丹「ドライバーは帝国兵との距離が付かず離れずを保つように。約300メートルをキープ」
各車『了解』
伊丹「では命令下達終わり。相良君。姿を暴露。攻撃せず陽動に徹するように」
相良『了解です。これより行動に移る』
アーヴァレスト内
相良「不可視型ECS解除」
アル『解除します』
帝国兵「ご、ゴーレムがあんなところに!!」
団長「ラォル! 出番だ」
オーガ「わかった……はっ!」
オーガの気合一閃。アーヴァレストとの距離が300mほどだというのに僅かゼロコンマ数秒で半分ほどまで距離を詰める。
それに対し相良はアーヴァレストで戦闘態勢を取る。
それを見たオーガは隙ありとばかりに大きく踏み込み槍が届く距離まで切迫し、槍をつき込む。
槍がアーヴァレストの胸を捉えたかのように見えた。だが、相良は寸でのところで左に倒れ込むように回避。
熟練の技による見事なJロール機動で槍をかわし、オーガの側面に回り込む。
相良「こちら相良!攻撃を受けた。これより反撃する」
伊丹「許可す『ドオオオオン!』
伊丹の返事が聞き終わるよりも早くボクサー57㎜散弾砲が吠えた。
相良『肯定です。タイミングはどうすればよいでしょうか?』
伊丹「こちらから示す」
相良『了解です』
伊丹「こちら伊丹。各車へ。傍受したか?」
各車『傍受』
伊丹「では敵が出来たところで敵からの攻撃をあえて受けてから、反撃。盛大に撃ってよし」
伊丹「ドライバーは帝国兵との距離が付かず離れずを保つように。約300メートルをキープ」
各車『了解』
伊丹「では命令下達終わり。相良君。姿を暴露。攻撃せず陽動に徹するように」
相良『了解です。これより行動に移る』
アーヴァレスト内
相良「不可視型ECS解除」
アル『解除します』
帝国兵「ご、ゴーレムがあんなところに!!」
団長「ラォル! 出番だ」
オーガ「わかった……はっ!」
オーガの気合一閃。アーヴァレストとの距離が300mほどだというのに僅かゼロコンマ数秒で半分ほどまで距離を詰める。
それに対し相良はアーヴァレストで戦闘態勢を取る。
それを見たオーガは隙ありとばかりに大きく踏み込み槍が届く距離まで切迫し、槍をつき込む。
槍がアーヴァレストの胸を捉えたかのように見えた。だが、相良は寸でのところで左に倒れ込むように回避。
熟練の技による見事なJロール機動で槍をかわし、オーガの側面に回り込む。
相良「こちら相良!攻撃を受けた。これより反撃する」
伊丹「許可す『ドオオオオン!』
伊丹の返事が聞き終わるよりも早くボクサー57㎜散弾砲が吠えた。
オーガ「っふ!」
短い気勢とともにオーガは前に倒れ込むようにボクサー57㎜散弾砲の子弾を回避し、そのまま2,3度前転し距離をとる。
そのまま距離を取るかのように見えた。だが、そのままアーヴァレストに向き合い、突っ込む。
相良「こいつ、なかなかできる」
アル『生物の動きとは思えません』
回避機動を取りつつ、牽制代わりにボクサーが火を噴くがそれもまたオーガは回避する。
互いに攻撃と回避を続けるうちに、オーガの動きが単調なものになっていく。
相良は右手で腰だめにボクサーを撃つと同時に、空いた左手で対戦車ダガーを掴む。
オーガがボクサーを避けるために、向かって左に倒れようとする瞬間に対戦車ダガーを投擲した。
だが対戦車ダガーを巧みな槍さばきで『弾いた』。
ドォォォン!!!
近接信管が作動し、オーガの視界を黒煙が覆う。
ドン!
鈍重なボクサーが吠え、黒煙を蹴散らしオーガを襲う。
そしてオーガも巨大な『銃』のようなものを構え、引き金を引いていた。
短い気勢とともにオーガは前に倒れ込むようにボクサー57㎜散弾砲の子弾を回避し、そのまま2,3度前転し距離をとる。
そのまま距離を取るかのように見えた。だが、そのままアーヴァレストに向き合い、突っ込む。
相良「こいつ、なかなかできる」
アル『生物の動きとは思えません』
回避機動を取りつつ、牽制代わりにボクサーが火を噴くがそれもまたオーガは回避する。
互いに攻撃と回避を続けるうちに、オーガの動きが単調なものになっていく。
相良は右手で腰だめにボクサーを撃つと同時に、空いた左手で対戦車ダガーを掴む。
オーガがボクサーを避けるために、向かって左に倒れようとする瞬間に対戦車ダガーを投擲した。
だが対戦車ダガーを巧みな槍さばきで『弾いた』。
ドォォォン!!!
近接信管が作動し、オーガの視界を黒煙が覆う。
ドン!
鈍重なボクサーが吠え、黒煙を蹴散らしオーガを襲う。
そしてオーガも巨大な『銃』のようなものを構え、引き金を引いていた。
高機車内
相良『こちら相良。オーガの死亡を確認。残った敵は帝都方面へ撤退を開始している』
伊丹「了解。お疲れ様。イタリカによる前に休憩したポイントで落ち合おう」
相良『了解した。一つ報告したいことがあります』
伊丹「どうした?」
相良『オーガは<銃>を所持していました」
伊丹「それは本当か!?」
相良『肯定であります』
伊丹「わかった。可能であればそれを回収。周辺の警戒を怠らず撤退せよ」
相良『了解です』
倉田「どうされました?」
伊丹「……帝国が銃を持っている。って、うぉぉぉぉ!? 倉田!まっすぐ走れ」
倉田「驚きのあまり……帝国が銃ですか?」
伊丹「あぁ。ロゥリィはどうおもう?」
ロゥリィ「あたしぃ? そうねぇ、『ジュウ』の仕組み自体は簡単なのでしょう?」
ロゥリィ「けど、こういうのはあたしよりぃ、レレイのほうが詳しいと思うわぁ」
伊丹「それもそうか。とりあえず本部に連絡を入れる」
合流ポイント
伊丹「みんなお疲れ。偵察は中止してこのまま駐屯地まで戻る」
レレイ「サガラ、オーガ所持していた『銃』をよく見たい」
相良「見るだけなら構わない。アーバレストの横に置いてある」
レレイ「わかった(テクテク」
テュカ「アーバレストってあの『えーえす』のこと?」
相良「肯定だ。日本語で言えば大型弩弓のことだ」
テュカ「弩弓……私のはこれよ」
相良「テュカのもっているそれはアーチェリー用の弓矢か」
テュカ「えぇ。日本にいった時に買ったの」
ロゥリィ「……『オーガ』ねぇ」
栗林「どうしたのロゥリィ?」
ロゥリィ「オーガって種族は総じて高潔でプライドが高い戦士なの。それが帝国に与してるのが納得できないのよ」
相良『こちら相良。オーガの死亡を確認。残った敵は帝都方面へ撤退を開始している』
伊丹「了解。お疲れ様。イタリカによる前に休憩したポイントで落ち合おう」
相良『了解した。一つ報告したいことがあります』
伊丹「どうした?」
相良『オーガは<銃>を所持していました」
伊丹「それは本当か!?」
相良『肯定であります』
伊丹「わかった。可能であればそれを回収。周辺の警戒を怠らず撤退せよ」
相良『了解です』
倉田「どうされました?」
伊丹「……帝国が銃を持っている。って、うぉぉぉぉ!? 倉田!まっすぐ走れ」
倉田「驚きのあまり……帝国が銃ですか?」
伊丹「あぁ。ロゥリィはどうおもう?」
ロゥリィ「あたしぃ? そうねぇ、『ジュウ』の仕組み自体は簡単なのでしょう?」
ロゥリィ「けど、こういうのはあたしよりぃ、レレイのほうが詳しいと思うわぁ」
伊丹「それもそうか。とりあえず本部に連絡を入れる」
合流ポイント
伊丹「みんなお疲れ。偵察は中止してこのまま駐屯地まで戻る」
レレイ「サガラ、オーガ所持していた『銃』をよく見たい」
相良「見るだけなら構わない。アーバレストの横に置いてある」
レレイ「わかった(テクテク」
テュカ「アーバレストってあの『えーえす』のこと?」
相良「肯定だ。日本語で言えば大型弩弓のことだ」
テュカ「弩弓……私のはこれよ」
相良「テュカのもっているそれはアーチェリー用の弓矢か」
テュカ「えぇ。日本にいった時に買ったの」
ロゥリィ「……『オーガ』ねぇ」
栗林「どうしたのロゥリィ?」
ロゥリィ「オーガって種族は総じて高潔でプライドが高い戦士なの。それが帝国に与してるのが納得できないのよ」
少し前
アーバレストから放たれた57㎜散弾砲の子弾がオーガを捉える寸前、オーガは相討ち覚悟で新兵器の引き金を引いた。
そして子弾がオーガの胸に直撃し、意識が途絶えるわずか数秒、彼の目は寸分狂わず白いゴーレムの胸部に自らが放った銃弾が吸い込まれるを見て
驚愕した
それは間違いなく白いゴーレムの胸部に、確かに当たるはずであったが、当たる直前に<何か>に遮られた。
オーガ(魔法……? まぁ、もう、まんぞ――)
途切れた意識とともに、ただの水分と様々な有機質の塊となった巨体は崩れ落ちた。
アル『ラムダ・ドライバ起動。間一髪でした』
相良(ラムダ・ドライバが発動しなければ俺は死んでいた)
ASオペレータとしての未熟さ、異世界の近接戦闘しかできないとタカをくくっていた油断。それらがない交ぜとなって心を重くする。
相良(これでは、千鳥を守れない)
アル『相良軍曹、顔色が悪いようですが』
相良「問題ない。伊丹2尉に連絡する前にダナンに繋いでくれ」
アル『了解』
相良「こちらウルズ7。ダナン聞こえるか?」
テッサ『こちらトゥアハー・デ・ダナン。相良さん、なにごとですか?』
相良「帝国兵と遭遇・交戦。敵はオーガと呼ばれる10メートル近い体長の生物であり、その身体能力は第三世代型AS並です。そして」
相良「帝国は銃の製造。それもオーガが扱える大きさのもので、交戦中に使用されました。こちらはラムダ・ドライバが発動。損傷はありません」
テッサ『なんですって!? それが本当なら自衛隊のASでは…』
相良「おそらく、正面切っての1対1では勝ち目はないでしょう」
テッサ『……了解しました。状況が落ち着き次第、詳細を報告してください』
相良「了解しました」
アル『艦長、私からも私見ですがよろしいでしょうか?』
テッサ『何でしょう?』
アル『今日の今日まで自衛隊はASを1度たりとも帝国兵に見せておりません。銀座事件においても使用されたのは戦車や榴弾砲、装甲車に歩兵です。」
アル『これらからして帝国は今の今までASの存在自体を知りえたはずがありません』
アル『ですが、敵は知りもしないはずの兵器の明確な対抗策を確立しております』
テッサ『……いまは貴重な意見としてお聞きしておきます。すぐさま対策会議を自衛隊と連携して行います』
テッサ『しばらくの間は任務を続行してください』
相良「了解であります。通信終わり」
相良「伊丹2尉に繋いでくれ」
アーバレストから放たれた57㎜散弾砲の子弾がオーガを捉える寸前、オーガは相討ち覚悟で新兵器の引き金を引いた。
そして子弾がオーガの胸に直撃し、意識が途絶えるわずか数秒、彼の目は寸分狂わず白いゴーレムの胸部に自らが放った銃弾が吸い込まれるを見て
驚愕した
それは間違いなく白いゴーレムの胸部に、確かに当たるはずであったが、当たる直前に<何か>に遮られた。
オーガ(魔法……? まぁ、もう、まんぞ――)
途切れた意識とともに、ただの水分と様々な有機質の塊となった巨体は崩れ落ちた。
アル『ラムダ・ドライバ起動。間一髪でした』
相良(ラムダ・ドライバが発動しなければ俺は死んでいた)
ASオペレータとしての未熟さ、異世界の近接戦闘しかできないとタカをくくっていた油断。それらがない交ぜとなって心を重くする。
相良(これでは、千鳥を守れない)
アル『相良軍曹、顔色が悪いようですが』
相良「問題ない。伊丹2尉に連絡する前にダナンに繋いでくれ」
アル『了解』
相良「こちらウルズ7。ダナン聞こえるか?」
テッサ『こちらトゥアハー・デ・ダナン。相良さん、なにごとですか?』
相良「帝国兵と遭遇・交戦。敵はオーガと呼ばれる10メートル近い体長の生物であり、その身体能力は第三世代型AS並です。そして」
相良「帝国は銃の製造。それもオーガが扱える大きさのもので、交戦中に使用されました。こちらはラムダ・ドライバが発動。損傷はありません」
テッサ『なんですって!? それが本当なら自衛隊のASでは…』
相良「おそらく、正面切っての1対1では勝ち目はないでしょう」
テッサ『……了解しました。状況が落ち着き次第、詳細を報告してください』
相良「了解しました」
アル『艦長、私からも私見ですがよろしいでしょうか?』
テッサ『何でしょう?』
アル『今日の今日まで自衛隊はASを1度たりとも帝国兵に見せておりません。銀座事件においても使用されたのは戦車や榴弾砲、装甲車に歩兵です。」
アル『これらからして帝国は今の今までASの存在自体を知りえたはずがありません』
アル『ですが、敵は知りもしないはずの兵器の明確な対抗策を確立しております』
テッサ『……いまは貴重な意見としてお聞きしておきます。すぐさま対策会議を自衛隊と連携して行います』
テッサ『しばらくの間は任務を続行してください』
相良「了解であります。通信終わり」
相良「伊丹2尉に繋いでくれ」
帝国
???「オーガがやられたか。一体どんなASならできるのやら。おい、詳しい情報はどうなってんだ?」
帝国兵「報告だと白いゴーレムと交戦し敗れたといわれております」
???「オーガの死体は?(ギロリ」
帝国兵「きょ、巨体ですのでその場に残置せざるを得ませんでした」
???「そうかそうか……わかった。帰っていいぞ」
帝国兵「ししし失礼します!」
???「ミスリル……楽しもうぜカシム」
駐屯地特別会議室
相良「以上が報告です」
狭間「こちらが先手を打ったつもりが敵が一歩先をいっていたか…(額モミモミ」
伊丹「先ほどフォルマル家から連絡がありまして、密偵が入り込んでいたとのことです」
狭間(ミスリルにさらなる協力を要請すべきか? いや政府はそれを許さないだろうしこれ以上は外部に漏れる危険もある)
狭間(だが、このままでは埒が明かない。やるべき時であるな)
狭間「伊丹。フォルマル家にはその密偵をこちらの手ごまとして扱えるように仕立て上げろ」
狭間「上に掛け合い全力を以て帝国軍を撃滅できるよう計らう」
コンコン
狭間「誰だ?」
幕僚幹部「緊急の報告です!」
狭間「11」
幕僚幹部「-3!」
狭間「入ってよし。で、緊急報告とはなんだ?」
幕僚幹部「モルト皇帝が倒れ、ゾルザル皇太子が暫定政府樹立を宣言。それに反対する形でピニャ皇女が帝都を離れイタリカに向かってるとのことです」
幕僚幹部「またモルト皇帝はまだ存命であり、ピニャ皇女は皇帝を連れているとのことです。
狭間「このタイミングで…いやこのタイミングだからこそか」
相良(もしあいつがいるのだとしたら、これは図られたな)
狭間「総員、第2種戦闘態勢につくように伝えてくれ。私はすぐに首相に連絡する」
伊丹(面倒くさいことになった……)
???「オーガがやられたか。一体どんなASならできるのやら。おい、詳しい情報はどうなってんだ?」
帝国兵「報告だと白いゴーレムと交戦し敗れたといわれております」
???「オーガの死体は?(ギロリ」
帝国兵「きょ、巨体ですのでその場に残置せざるを得ませんでした」
???「そうかそうか……わかった。帰っていいぞ」
帝国兵「ししし失礼します!」
???「ミスリル……楽しもうぜカシム」
駐屯地特別会議室
相良「以上が報告です」
狭間「こちらが先手を打ったつもりが敵が一歩先をいっていたか…(額モミモミ」
伊丹「先ほどフォルマル家から連絡がありまして、密偵が入り込んでいたとのことです」
狭間(ミスリルにさらなる協力を要請すべきか? いや政府はそれを許さないだろうしこれ以上は外部に漏れる危険もある)
狭間(だが、このままでは埒が明かない。やるべき時であるな)
狭間「伊丹。フォルマル家にはその密偵をこちらの手ごまとして扱えるように仕立て上げろ」
狭間「上に掛け合い全力を以て帝国軍を撃滅できるよう計らう」
コンコン
狭間「誰だ?」
幕僚幹部「緊急の報告です!」
狭間「11」
幕僚幹部「-3!」
狭間「入ってよし。で、緊急報告とはなんだ?」
幕僚幹部「モルト皇帝が倒れ、ゾルザル皇太子が暫定政府樹立を宣言。それに反対する形でピニャ皇女が帝都を離れイタリカに向かってるとのことです」
幕僚幹部「またモルト皇帝はまだ存命であり、ピニャ皇女は皇帝を連れているとのことです。
狭間「このタイミングで…いやこのタイミングだからこそか」
相良(もしあいつがいるのだとしたら、これは図られたな)
狭間「総員、第2種戦闘態勢につくように伝えてくれ。私はすぐに首相に連絡する」
伊丹(面倒くさいことになった……)
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