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    元スレ電「鎮守府に海賊さんが着任したのです……」

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    101 :

    久々の投稿すごい嬉しかったです!
    乙です。

    102 :

    くそが!と言って差し上げますわ

    103 :

    馬鹿眼と言って差し上げます

    104 :

    乙です
    望んだ艦娘が建造できるってほんと船長は運がいいな

    105 :

    「は、はわわわ!暁ちゃん凄いのです!」

    「と、当然よ!」

    「今までどれくらいやったのですか?」

    「ど、どれくらいって……」

    「電は10回くらいなのです!

    106 = 105 :

    「は、はわわわ!暁ちゃん凄いのです!」

    「と、当然よ!」

    「今までどれくらいやったのですか?」

    「ど、どれくらいって……」

    「電は10回くらいなのです!」

    「じゅ……じゅっかい……」

    「なのです!」

    (あ、あわわわ……電が、電が、私の予想以上のレディーになっているわ)

    (け、けどここで引いたら姉としての威厳が!)

    「暁ちゃん?」

    「……ひゃ」

    「え?」

    「ひゃっかいくらい……」

    「!!!」

    107 = 105 :

    「す、凄いのです!暁ちゃん本当に凄いのです!」

    「歴戦なのです!」

    「そ、それほどでもないわよっ」

    「これなら、例の作戦は暁ちゃんにお任せした方がよさそうなのです!」

    「……作戦?え?処女かどうかってのと作戦が関係しているの?」

    「はいなのです」

    「どんな作戦なのよ……」

    「それは……えっと、まず服を脱いでもらうのです」

    「へ?」

    「脱いでもらうのです」

    「え、ちょ、電?服引っ張るのやめて?」

    「大丈夫なのです、すぐに済むのです……」

    「電、だ、駄目だってば!あなたやっぱりあの海賊に変な影響を受けて……」

    「や、やだぁぁぁぁぁぁ!!!」

    108 :

    暁ェ

    109 = 108 :

    勘違いでも100回って…ビッチじゃねーか

    110 :

    1年あれば余裕じゃね?

    111 :

    電ちゃんと暁ちゃんのアンジャッシュコント

    112 :

    勘違いに対して見栄張ってるだけなのがどう転べばビッチになるのだろうか

    113 :


    ニヤニヤするわ

    114 :

    ~鎮守府近海海域~


    「……」

    「暁ちゃん、似合ってるのです!」

    「……なにこの格好」

    「イ級さんの外装を加工して作った衣装なのです」

    「な、なんでこんなもの着なくちゃならないのよ!」

    「それは……」


    「そいつを着てれば深海棲艦に偽装できるからだよ」


    「提督?」

    115 = 114 :

    「深海棲艦に偽装って……そんな事できるの?」

    「はいなのです!電もそれを着て何度かイ級さんと戦ったのです!」

    「へー、それで結果は?」

    「8割くらいはイ級さんを誤魔化して接近出来たのです」

    「至近距離まで接近して先制打撃さえ加えれば、後はやりたい放題なのです」

    「8割……って、残りの2割は?」

    「イ級さんに気付かれて先制攻撃受けてしまったのです」

    「そ、それって逆に危険なんじゃないの?」

    「というか、イ級くらいなら私達5人でかかれば楽に倒せると思うんだけど……」


    「イ級はただの餌さね」


    「餌?」


    「イ級をコツコツ倒してるだけじゃ、大した儲けにはならないからね」

    「何とかそれで大物を釣り上げるのが、今回の作戦さ」

    116 = 114 :

    「大物を釣り上げるって……そんなのどうやればいいのよ」

    「大丈夫なのです!作戦は船長からちゃんと聞いてるのです!」

    「ううう、こんなやり方、教習時代には習ってないし……不安だわ」

    「けど、暁ちゃんはもう処女じゃなくて戦闘経験も100回を超えているのですよね?」

    「え?」

    「それだけ経験豊富なら、きっとどんな作戦でも対応できるのです!」

    「しょ、処女って……え、もしかして……」

    「処女は戦闘未経験艦の事なのです」

    「電は何とか船長の手引きで初陣を突破できたのですが、正直ギリギリだったのです」

    「だから、戦闘経験豊富な暁ちゃんがいてくれて、本当にうれしいのです!」

    「あ、あははは……経験って、そういう意味だったのね……あははは……」

    117 :

    トンズラしたんじゃなかったのか

    118 :

    生きてたか

    119 :

    また止まってしまった…

    120 :

    エタったかなあこれは

    123 :

    頼む

    125 :

    (ど、どうしよう……正直言って自信ない……)

    (けど、けど今更ホントの事なんて言えないし……)

    「暁ちゃん」

    「え、あ、な、なに?」

    「そろそろ敵艦との遭遇予想地点なのです」

    「え、え、けど私まだ作戦とか聞いてないし……」

    「えっと、船長から聞いた作戦は……」


    ボソボソボソ


    「……え?」

    126 = 125 :

    そのイ級は深海棲艦の中でも落ちこぼれだった。

    錬度の低いイ級の中でも更に性能の劣る者だった。


    本来、イ級には自我が少ない。

    あるのは「上位艦からの指令を順守する事」のみ。

    戦闘に必要な「自己判断能力」は存在するが、それ以外の精神は希薄である。

    故に人間のように自らの性能を誇ったり、他者を貶したりはしない。



    しかし、この「落ちこぼれ」は違っていた。

    平均性能にすら達していないという「ストレス」が、そのイ級に特別な思考形態を持たせていた。


    悪い言い方をすると「劣等感」

    良い言い方をすると「向上心」


    勿論、そんな思考形態が性能や任務に大きな影響を与えるわけがない。

    だから、同胞は誰もそのイ級の些細な特異性に気付かなかった。

    127 = 125 :

    その日、イ級は鎮守府付近を単独巡回しながら考えていた。


    「どうして自分は弱いのだろう」

    「どうして自分の速度は他の同胞より劣っているのだろう」

    「イ級の監督役である上位艦は経験を積めば強くなれると言っていた」

    「その為の単独巡回だと」

    「単独で艦娘と戦闘し」

    「生還出来れば」

    「その経験が糧になると」

    「けれど」

    「自分は艦娘と遭遇する機会に恵まれていない」

    「もしかしたら」

    「このままずっと」

    「弱いままなりではないだろうか」

    「成果を上げられないままなのではないだろうか」

    「不安だ」

    「不安、疑問、停滞、疑問、不安、疑問、停滞、疑問……」

    128 = 125 :

    心の中で応えの出ない問答を行っていたイ級のセンサーは、何かの匂いを察知した。


    「西側からの何かが近づいてきている」

    「艦娘か?」

    「とうとう戦いの機会が訪れたのか」

    「いや、どうも妙だ」

    「この匂いは」

    「……同胞?」

    「けどこの海域で巡回しているのは」

    「自分だけのはず」

    「違和感」

    「疑問」」

    「おかしい」

    「いやけれど」

    「もしかしたら」

    「自分が巡回してる事なんて」

    「忘れられたのかもしれない」

    「自分は落ちこぼれだから」

    「居ても居なくてもいい」

    「落ちこぼれだから」

    129 = 125 :

    そうこうしている内に、相手はイ級の目視圏内にまで接近してくる。


    「この匂いは」

    「確かに同胞」

    「武装も外装も」

    「確かに同胞なのに」

    「……」

    「どうして」

    「人型をしているんだろう」

    「違和感」

    「不思議」

    「どうして」

    「なぜ」

    「うらやましい」

    「うらやましい?」

    「自分も」

    「自分もいつか……」


    思考が結論を迎える前に、目の前の同胞は行動を起こした。

    130 = 125 :

     



    「ガ、ガオーーーー!」





     

    131 = 125 :

    同胞から発せられた音声を聞いてイ級は驚いた。


    「びっくりした」

    「びっくりした」

    「突然どうしたんだろう」

    「不安になる」

    「大きな音声だった」

    「いや、それ以上に」

    「あの音声には」

    「怒りが含まれていた」

    「上位艦が時々発する感情を込めた音声に似ていた」

    「だとしたら」

    「自分はひょっとして」

    「怒られたのだろうか」

    「どうして?」

    「ああ、疑問に思うまでもない」

    「当たり前だ、当たり前だ、当たり前だ」

    「自分が落ちこぼれだからだ」

    「落ちこぼれだからだ」

    「だから怒られたんだ」


    イ級が持つ劣等感は全ての疑問を強引にそう結論付けた。

    同じイ級の匂いがする同胞が人型であることの違和感に蓋をしてしまった。

    132 = 125 :

    「怒られた」

    「悲しい」

    「不安だ」

    「どうしよう」

    「けど、同胞はもう何も言ってこない」

    「動きもしない」

    「どうしたらいいんだろう」

    「……」

    「よく見たら、同胞の後ろに何か」

    「あれは……」

    「そうか、この同胞は資源調達任務の途中だったのか」

    「だから燃料缶なんて引っ張ってるのか」

    「沢山の燃料缶」

    「うらやましい」

    「いいな」

    「自分もいつか……」

    133 = 125 :

    「……」ドキドキドキ

    (う、うう、どうしよう、このイ級動かなくなっちゃった……)

    (やっぱり、さっき怒鳴っちゃったのがいけなかったのかな……)

    (けど、けど作戦で強引に行けって言われてたし……)

    (ああ、もう、どうしよう、どうしたら)ドキドキ

    (というか、どうして私1人でこんな事を……)ドキドキ

    (那珂さん達は後方だし、電はドラム缶の中だし……)ドキドキ

    (ううぅぅぅ……)ドキドキ

    (あの海賊、許さないんだからっ……)ドキドキ

    134 :

    久しぶりの更新乙です

    135 :

    船長! キューバ産のコイーバですぜ! 差し入れに置いときやす!

    136 :

    >>1
    海賊共和国外務省広報課長殿! お元気そうで安心いたしやした。てっきり海軍にパクられて吊るされたモノとばかり思っとったもんで……
    エドワード・ティーチ大統領閣下よりプレゼントを預かっておりやす。このバカルディ・ラムをストレートなりグロックなりお好きな飲み方でどうぞ
    http://www.bacardilimited.com

    137 :

    生きとったんかワレぇ!

    138 :

    「ガオー」←カワイイ

    139 :

    初代トロピコのテーマソングが流れてそうな鎮守府。

    141 :

    イ級「……」

    「……」ドキドキ

    イ級「……」

    「……」ドキドキ

    イ級「……」フラッ

    「……!」

    イ級「……」フラフラ

    (動いた、動いたわ)

    (どうしよう、どっか行っちゃう、えっと、追いかければいいのよね)

    142 = 141 :

    (えっと、作戦を、作戦をもう一度思い出して……)



    「鎮守府付近を偵察するイ級やハ級、ロ級は錬度の低い艦ばかりなのです」

    「にもかかわらず、倒しても倒してもわいてくるのです」

    「このイ級達は何処から来ているのでしょうか」

    「南の方にいる主力艦隊から派遣されてるにしては再配置が早いし、何より遠すぎるのです」

    「という事は、この近海にイ級達がご飯を食べる場所……隠れ潜む場所があるのではないかと予想されるのです」

    「それを発見して、奪い取るのが今回の作戦なのです」

    「作戦の詳細について、船長のお言葉を借りると……」コホン


    「いいかい、ここに配置されてるイ級達は大半がひよっこだ」

    「多分、新兵に度胸付けさせる為に単独偵察なんてやらせてるんだろうね」

    「その手のひよっこの中には、どうしても意志が弱い奴が出てくるんだよ」

    「仲間のふりして思いっきりビビらせてやれば、気の弱いヤツは眼をそらすはずさ」

    「一度眼をそらしたヤツは、もう前を向けない」

    「多少の違和感なんて見過ごしちまう」

    「そこに付け入る隙が出来るってわけさ」



    「……本当に、大丈夫なのかしら」

    143 = 141 :

    イ級「……」フラフラ

    「……」フラフラ


    イ級「……」チラッ

    「……」ピタッ


    イ級「……」フラフラ

    「……」フラフラ


    イ級「……」チラッ

    「……」ピタッ

    イ級「……」ジー

    「……が、がおー!」

    イ級「……!」ビクッ



    (あれ、何か面白いこいつ)

    (ひょっとして、ビビってるのかな本当に)

    (おっと、ビビるなんてレディの使う言葉じゃなかったわね)

    (えーと、そう、萎縮?萎縮してるのかしら)

    (……ふふふ)

    (作戦を聞いた時は、気の弱いイ級なんて見つけられるのか心配だったけど)

    (案外何とかなりそうかも)

    144 :

    >暁(案外何とかなりそうかも)
    フラグたったな

    145 :

    更新乙です。

    楽しみに続きまってますよ!

    147 :

    海賊らしく保守してゆく!!

    148 :

    保守の夢は終わらねェ!!

    149 :

    >>1さん、とうとう海軍にパクられちまったか……

    150 :

    これはエタったか?


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