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    元スレ提督「艦娘の目の前で死んでみる」 不知火「またですか」

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    101 = 100 :


    提督「秘書艦と言えど業務は他の艦娘と同じだ、残業は避けたい」

    不知火「不知火は秘書艦の前に伴侶ですよ、お手伝いいたします」

    提督「仕事が気になって眠れないだけだろう、じゃあどんどん行くか」

    提督「午後最初の標的は雪風だ、お前の姉妹艦だな」

    不知火「雪風ですか、あの子は強いですよ」

    提督「乗り越えてきた死線の数が違うからな、生半可に折れるとは思っていない」

    102 = 100 :


    提督「ただ、今回はあいつのトラウマを呼び起こすかもしれない、その時は」

    不知火「不知火が駆けつけます、傷跡を残す前に」

    提督「まあ、あいつは物分かりがいい、傷跡が残るほどやわじゃないさ」

    不知火「雪風のことは信頼していますが、司令のその言葉には信頼がおけませんね」

    提督「今回でその信頼を取り戻すように頑張るさ、不知火は私用部屋に行ってくれ」

    不知火「全く、頼みますよ本当に、失礼します」

    103 = 100 :


    不知火「さて、今回も事前に情報は流さず、ということは自死はありませんね」

    不知火「あの子にはそういうものを見せたくないので、ホッと一安心、とはいきません」

    不知火「むしろ、不気味な不安感さえ覚えます、雪風の強さを信じましょう」

    雪風『しれぇ!失礼します!』ガチャッ

    提督『ああ、入っていいぞ、前回はMVPの活躍だったそうじゃないか』

    雪風『はい!雪風、頑張りましたっ!』

    104 = 100 :


    不知火「雪風、忙しくて最近会ってませんでしたが、随分と成長しているようですね」

    不知火「部屋の中に怪しいものはありません、いったい司令は何をお考えでしょう」

    提督『確か、雪風は褒賞として造花を希望していたな』

    雪風『そうです!丹精込めて作ったものでないと、感謝の気持ちが伝わらないので!』

    提督『そうか、お姉さん達も喜んでくれるといいな』

    雪風『はい!きっと、喜んでくれます!』

    105 = 100 :


    不知火「...あっ」ポロッ

    不知火「いけない、柄にもなく涙が」

    不知火「不知火は、本当に良い妹を持ちました」

    不知火「中止、というわけにはいきませんね、もうここまでくれば腹はくくっていますから」

    不知火「ごめんなさい、雪風、後からウンと可愛がってあげますから、許してください」

    106 = 100 :


    提督『確か、この棚の一番上に置いてあったはずだ』

    提督『雪風、脚立を支えておいてくれ』

    雪風『本当ですか!分かりました!えへへっ』

    提督『ありがとう、っと、思ったより高いとこにあるな』

    提督『よし、もう少しで手が届きそうだ』

    107 = 100 :


    雪風『し、しれぇ、ふらついてますが大丈夫ですかっ?』

    提督『あ、あぁ、もう少しでとれ...うわっ!』ガシャッ

    雪風『きゃあ!』

    雪風『ってて、しれぇ、大丈夫ですか?』

    雪風『...しれぇ?』

    108 :

    もしかして提督はスペランカー並みの虚弱体質と圧倒的な再生能力を兼ね備えているのではないだろうか

    109 = 100 :


    不知火「雪風の呆けた声が、余計にむなしくなります」

    不知火「脚立から落ちた司令は、執務机の角に頭をぶつけて、そのまま」

    不知火「その後頭部が血の海に染まっていくのを、雪風は見てることしかできません」

    不知火「打ち所が悪かった、運がなかった、そんな死に方ですが」

    不知火「雪風は、誰よりもその言葉に敏感です、から」

    110 = 94 :

    なんてこった、提督が死んじゃった!

    111 :

    この人でなし!

    112 :

    トラウマって自分が相手の幸運吸って相手を不幸にするってやつか……

    にしてもガチで思い切りクリーンヒットしてるのに計算通りの展開って提督何者だよ……

    113 :

    豆腐で出来た執務机

    114 = 94 :

    単純に角を柔らかくしてたんだろうか

    115 = 100 :


    雪風『えっ、えっ、しれぇ?しれぇ?』ユサユサ

    雪風『しれぇ、起きましょうよ、嘘ですよね、しれぇ』

    雪風『しれぇ、しれぇ!しれぇったら!ねえ!しれぇ!』

    雪風『目を空けてください!もう、一人は嫌です!しれぇ!』

    雪風『もう残されるのは嫌です!お願いです!最後、まで、しれぇ』

    雪風『そんな、しれぇ、いや、いやああああああああ!』

    116 :

    逆に提督の頭が豆腐なのかも
    弾丸が頭部を貫通した時もあえて頭を破裂させることによって衝撃を外に逃がしているんだよ

    117 :

    胃が痛い

    118 :

    もうこの提督人外だよ・・・・

    119 :

    まあ妖精がいるからそういうのはどうにでもなる設定で良いんじゃないか
    死に方に疑問持つのはしゃーないけど議論するのは野暮ってもんでしょ

    120 :

    幸運E

    121 :

    雪風って脳内再生余裕だから胸が痛い

    122 = 100 :


    雪風『また、また、こうなるんだ、雪風は、雪風が』

    雪風『私が、私がいるからっ、こんなことに、なって!』

    雪風『幸運艦とかじゃない、違う、違う、死神、なんだ』

    雪風『雪風は、やっぱり死神なんだ、死神なんだぁぁぁぁぁぁっ!』

    雪風「やだあああああああああ!しれえええええええええええ!」

    不知火「そんなこと、言ってはいけませんよ、雪風」ガチャッ

    123 = 93 :

    本気で突っついてやろうと思って言ってる奴なんかおらんぞ

    124 = 100 :


    雪風「え、あ、しらぬい、さん?」

    不知火「死神だなんて、そんなこと言わないでください、あなたは幸運の女神ですよ」

    不知火「あなたに守られた幾百の命もあるのです、あなたが繋いだ幾千の命があるのです」

    不知火「自分を卑下するようなことは言わないでください、お願いします」

    不知火「ほら、この悪趣味司令、いつまでお昼寝してるんですか、起きましょう、起きなさい」

    提督「ってぇ!分かった!起きるから!手の甲を踏むな馬鹿!」

    125 = 100 :


    雪風「え、し、しれぇ?」

    不知火「すいません、雪風、この性悪提督のせいでこんな思いをさせてしまって」

    不知火「いたずらですよ、真に受けないでください」

    雪風「いた、ずら?じゃ、じゃあ、しれぇは」

    不知火「ええ、この通りです、全然大丈夫ですよ」

    126 = 100 :


    提督「お前が踏んだところはクソ痛いけどな、このシスコン野郎」

    不知火「司令、頭をぶつけた時に言語中枢までやられてしまいましたか」

    不知火「あぁ、すいません、元々でしたね、不知火の落ち度です」

    提督「てめぇここぞとばかりに言いまくりやがって」

    雪風「あ、あの、お二人とも...」

    不知火「それと、雪風」

    雪風「は、はい!」

    127 = 100 :


    不知火「この部屋は持ち主の性格を表すように、華やかなものがありません」

    提督「おまえなぁ」

    不知火「秘書艦の身としては、退屈な業務の中にも癒しが欲しいと思っています」

    不知火「ですので、不知火の心を癒してくれる素敵なお花を、是非作ってくれませんか」

    雪風「へっ?あっ、うん!」

    雪風「雪風、頑張って作りますねっ!」

    不知火「ありがとう、雪風、あなたは良い子ですね」ナデナデ

    雪風「えへへっ、えへへへへ」

    128 :

    雪風はかわいいなー

    129 = 100 :


    雪風「それじゃあ雪風、失礼しますねっ!」

    提督「ああ、今日はゆっくり休めよ、お疲れ様」

    不知火「はい、お花はゆっくりでいいですよ、それじゃあね」

    不知火「さて、司令、何か言うことはありませんか」

    提督「はいはい、俺が悪かった」

    不知火「その言葉は違いますよ、司令」

    130 = 100 :


    提督「あぁ?謝る以外にねえだろ、他に何を求めてんだ」

    不知火「そういう意味ではありません、司令だけが謝るのは違うということです」

    不知火「不知火の方こそ、数々の暴言失礼しました」

    不知火「いくら姉妹艦とは言え、感情に流され過ぎました、申し訳ありません」

    提督「ああ、もう別に良いよ、そんなことは」

    131 = 100 :


    不知火「そんなこと、ではありませんよ、不知火にとっては」

    提督「お前は秘書艦以前に陽炎型だろう、当たり前のことだ」

    提督「お前は俺が当たり前のことを言ったら怒るのか、そういうことだ」

    不知火「司令には敵いませんね」

    提督「こういうことを言うのは性に合わん、ほら、さっさと次にいくぞ」

    132 = 100 :


    不知火「分かりました、司令」

    提督「なんだ、まだ何かあるのか」

    不知火「雪風の褒賞、覚えていてくれてありがとうございました」

    提督「ああもう、顔が熱くなる、どういたしまして」

    不知火「素直じゃない人ですね」

    提督「やかましい」

    133 = 100 :

    一度寝ます、お昼頃来ると思います、失礼します

    135 :

    乙様

    136 :

    満潮ちゃんとか時雨とか一歩間違えたら龍が如くの錦レベルに闇墜ちしそうな恐怖よ

    137 :

    乙乙

    138 :

    やってることは悪趣味極まりないが、毎回ちゃんといい話として終わらせてくれるので安心する。

    139 :

    (頭の強度とか交換的な意味で)アンパンマン提督

    140 :

    妖精さんマジ全能

    141 :

    頭にハンバーグ乗せた妖精さんが執務室に常駐してそう
    んで、提督の魂が昇天する前の絶妙のタイミングでクレイジーダイヤモンドでドラァベホマしてるんやろな

    142 :

    この世に太陽がある限り提督は不死身なんだろ

    143 = 100 :


    【 如月 睦月 】

    提督「ふぅ、落ち着いた味の珈琲は心も落ち着くな」

    不知火「そういうものを淹れましたので、お下げしますよ」

    提督「ああ、ありがとう、助かるよ」

    不知火「こういうものはテンポが大事ですからね、次に参りましょう」

    144 = 100 :


    提督「そうだな、その前に、私用部屋からこの部屋までどれくらいかかる」

    不知火「そうですね、普通に行けば三〇秒もかかりません」

    不知火「急げば一五秒ほどで着くと思いますが」

    提督「一五秒か、念には念を入れときたいな」

    不知火「どうしましたか」

    提督「次は不測の事態が発生するかもしれない、楽観視はできない」

    145 :

    にゃしいぃいぃいぃ

    146 :

    ディメンションキャブとカラフルコマーシャルがいれば銃弾貫通も死体偽装もできる

    147 = 100 :


    提督「一五秒もあれば余程大丈夫だとは思うが、万が一もある」

    提督「今度はドッキリの時、執務室に不知火もいてほしい、良いか」

    不知火「分かりました、何かあれば早急に対応します」

    提督「ああ、必要最低限だけ反応すればいい、舞台を刺激するのは危険だからな」

    不知火「必要最低限ですね、了解です」

    148 = 100 :


    不知火「しかし、それほど司令が心配なさるとは意外ですね」

    提督「今までのものとは趣向が違う、一応言っとくが万が一だ、信頼はしてる」

    不知火「なるほど、それでは、肝心のお相手は?」

    提督「仲良しこよし姉妹だよ、睦月と如月だ」

    149 = 100 :


    睦月「失礼しますっ、睦月型1番艦、睦月です」

    如月「失礼しまぁす、睦月型2番艦、如月よ」

    提督「ああ、すまんな、演習が終わってすぐだと言うのに呼び出してしまって」

    不知火「すいません、重要な用事ではないんですが、午後の業務の都合上」

    如月「まったく、レディを急かす男は嫌われるわよぉ?、」

    睦月「にゃんですかぁ、もしかして、ケッコンの申請ですか、ですか!」

    150 = 100 :


    提督「いや、上部から最新鋭兵器のサンプルを渡されてな」

    提督「軽量化に重点を置いているらしいからな、その感想をお願いしたい」

    睦月「なるほどぉ、そんなことなら睦月と如月ちゃんにお任せあれ!」

    如月「ふふっ、せっかくの提督のお願いだものね、もちろん協力するわ」

    提督「ありがとう、こちらがその支給品だ」スッ


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