私的良スレ書庫
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元スレ八幡「女子達の好感度がおかしい」
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>>99
回想終わったからだよガイジくん
回想終わったからだよガイジくん
――――――――――――――――――――
@部室
八幡『…………』
八幡(高校二年にして、遂に部活デビュー……だけど)
雪乃『~~~♪』ぐっ
八幡(なんだろう。俺の知っている部活動と違う。もう全ッ然違う)
八幡(雪ノ下はピッタリ密着してきてるし、落ち着かん……)
雪乃『?』ちらっ
雪乃『ふふっ』にこにこ
八幡『っ!』
八幡(何この笑顔、この子俺のこと好きなの?)
八幡(い、いや、騙されるな。今まで何回こんな勘違いを――)
雪乃『んっ』すりすりすりすり
八幡(そう。これもただ単に額の角質を近くにあった制服の肩で取っているだけ。ただの女子力女子力……)
雪乃『どうかしたの?』
八幡『ひゃっ!?』びくっ
雪乃『「ひゃ」って……』
八幡『す、すまん。ちょっとビックリしただけで』
雪乃『か、可愛い声出すのね、比企谷君は///』てれてれ
八幡『可愛い……?』
雪乃『あ、ごめんなさい。誤解させてしまったかしら』
八幡『お、おう』
八幡(そ、そうだよなやっぱり。危ない所だったぜ、まさに経験値の勝利)
雪乃『可愛いだけではなくて、勿論その……格好良いと思う、わ////』かぁぁ
八幡『』
八幡(はちまんは こんらん している)
コンコンッ
八幡『おっと……』
雪乃『(平塚先生かしら?)』
八幡『(だと思うが……他にここへ用が有る人いないだろうし)』
雪乃『はい、どうぞ』きりっ
『し、失礼しまーす』がららっ
結衣『あの、奉仕部の部室って……』
八幡(先生じゃなかった……誰だ?)
結衣『……え?』
雪乃・八幡『『?』』
結衣『ひ、ヒッキー……?』
八幡『……は?』
八幡(え、本当に誰だ?何で俺のこと知ってる風なリアクションを――)
結衣『っ……うぅ……』ぽろぽろぽろぽろ
雪乃・八幡『『!!??』』
雪乃『比企谷君、由比ヶ浜さんに一体何をしたの?』
八幡『し、知らん!俺は何もやっていない!』
雪乃『本当かしら?』
八幡『本当だって……そもそも由比ヶ浜さん?って、名前すら知らない相手に何が出来るって言うんだ』
雪乃『あなたの事だもの、言葉を交わさずとも既に彼女を虜にして……』
八幡『それこそ本当に有り得ないだろ!』
雪乃『この女たらし』ぷいっ
八幡『誹謗中傷が理不尽すぎる』
結衣『ぅ…ひっく……』ぽろぽろぽろぽろ
雪乃『とにかく、このままでは埒が明かないわ。比企谷君』
八幡『……そうだな。取り敢えず落ち着かせないと』
八幡『あの~……ゆ、由比ヶ浜、さん?大丈夫ですk』
結衣『うわーんひっぎー!!』ぎゅっ
八幡『おいっ!?』
雪乃『!?』
八幡(なんだ!?何故俺は抱きつかれているんだ!?)
八幡(うわ、さっきはあんま見ない様にしてたけど、かなり発育が良い……じゃない!なんとか引きはがして)ぐいっ
ぎゅ~
結衣『うわ~~~んごべんねぇひっきー!!』
八幡『ぐぇっ!?』
八幡(や、ヤバい。なんだこのパワー、どっから出てんだ?)
八幡『ゆ、雪ノ下!ちょ、助けて――』
雪乃『そ、そんな……私の比企谷君が……』がくっ
八幡『なに訳分からんこと言ってるんだ!しっかりしろ!』
結衣『うぅ、ご、ごめんなさいぃぃぃ!!』
八幡『お前じゃないから!違うから一旦落ち着いて腕の力抜いてぇぇ』
八幡『ゆ、雪ノ下!雪乃!』
雪乃『――はっ!わ、私は一体……』
八幡『帰ってきたか……とにかく助けてくれ!』
雪乃『比企谷君!そ、そうね、ごめんなさい。ちょっと気が動転してしまって……もう大丈夫よ』すたすた
八幡『た、頼む』
ぎゅっ
八幡『え?』
雪乃『異性を抱きしめるなんて、は、初めてだけれど……あ、あなたのためなら……///』すりすり
八幡『いやいやいやいや。おかしいだろ、助けてくれる話はどこへ?』
雪乃『いきなりの事で由比ヶ浜さんに遅れを取ってしまったけれど、もう大丈夫よ……////』
八幡『何が大丈夫なんですかね?むしろ事態が悪化してるんですが』
結衣『うぅぅ……ぐしゅ』ぐりぐり
八幡『制服の胸で鼻かむのやめて。初対面でポケットティッシュ扱いって舐められ過ぎだろ俺』
雪乃『比企谷君の背中……うっ、鼻血が出そうだわ……///』はぁはぁ
八幡『絶対に出すなよ?歩く現代アートみたいになっちゃうから』
がららっ
平塚『はっはっは!諸君、今日も元気で部活動に勤しんで……なん、だと……?』
八幡『先生!?』
平塚『こ、これはどういう事かな八…比企谷?』
平塚『部の様子を見に来てみたら、奉仕活動ではなく淫行に勤しんでいるとは……』
八幡『ち、違います!これは決してその、先生が考えているようなインモラルな事案ではなくてですね』
平塚『……いぞ』
八幡『俺も何が起きているのかさっぱり……はい?』
平塚『ずるいぞ!私も混ぜろ!!』ばーん
八幡『……はぁ?』
結衣『………////』 ←落ち着いてきた
雪乃『比企谷君あたたかい……///』ぽー
――――――――――――――――――――
八幡「あの時は焦ったわ……」
結衣「あのときって?」
八幡「なんでもない。それよりいい加減離れろ」
結衣「え~、ゆきのんもやってたし良いじゃん。嫌なの?」
八幡「嫌ってか、正面から抱きつかれてるからその……当たってるんだよ」
結衣「へ?当たってる……あ////」
八幡「お前もこんなボッチに意識されるなんて嫌だろ?だったら」
ぎゅむっ
八幡「え?」
結衣「あ、あたしはヒッキーが相手なら……嫌じゃないよ?///」てれてれ
結衣「むしろしたいって言うか……へ、変な意味じゃなくてね!?」
八幡「」
八幡(顔を真っ赤にした女の子からこんな事を言われて、動揺しない男子高校生がいるだろうか。いや、いない)
八幡(なにこのアホの子。可愛すぎでしょ)
雪乃「お待たせしてごめんなさい、二人とも。紅茶が入ったわ」
結衣「わーい、ありがとゆきのん!」ぱっ
八幡「ほっ……」
雪乃「少し時間は掛かってしまったけれど、今日は特に美味しく出来たわ」すっ
雪乃「あなたへの愛情がたっぷり入っているから、ね」ちゅっ
結衣「あー!ゆきのんまたー!」ぎゃーん
雪乃「早い者勝ちよ」ふふん
八幡「」
八幡「ちょ、ちょっと風に当たってくる……」
>八幡(はちまんは こんらん している!)
はちまんこ は いんらんしている!に見えた
はちまんこ は いんらんしている!に見えた
がたっ
八幡「ふぅ」
八幡「…………」ちらっ
雪乃「……なんですって?」
結衣「だから、ゆきのんとヒッキーに食べてもらおうと思って、クッキー焼いてきたの」
雪乃「そ、そう、偉いわね。良い子だからおとなしくその箱をしまいなさい」
結衣「また同じこと言われた!?」
八幡「…………」
八幡(青春なんて欺瞞だと、偽りだらけの馴れ合いだと――その考えは今も変わっていない)
八幡(だが不覚にも、こんな風に過ごす放課後を悪くないなんて思い始めてる自分がいる)
八幡(まぁ、放課後ティータイムをリアルやってるのが奉仕部の活動とは呼べないだろうが)
雪乃「何してるの比企谷君、せっかく淹れた紅茶が冷めてしまうわ」
結衣「ヒッキー!今度こそ美味しくできたから食べてみて!」
八幡「……はいはい」
結衣「えへへ、食べさせてあげるね。はい、あ~ん…」
雪乃「!?」
八幡「おい、その手に持ってるの何?ダークマター?」
雪乃「私は飲ませてあげるわ、ほら、あ~ん」
八幡「飲ませるってなんだよ、やめっ、熱い!おでんコントみたいになってる!」
八幡(……やっぱ選択間違ったかな)
@自宅
がちゃっ
八幡「たでーまー」
だだだだだだだっ……
小町「お帰りっ、お兄ちゃん!」ぴょん
八幡「こら、いきなり飛びつくと危ないだろ」
小町「ぶ~、可愛い妹がこうしてお出迎えしてるのにその反応は、小町的にポイント低いなー」ぎゅっ
八幡「悪かったよ。お出迎えご苦労さん」なでなで
小町「えへへへへ♪」
八幡(はぁ、癒される。やっぱりウチの小町は世界一ィ!)
八幡(……そろそろ高校生になろうかというのにこの甘えっぷりは、兄として少し心配だが)
小町「んむぅ……よしっ!ヒッキー成分補給完了!」
八幡「なんだその怪しい成分」
八幡(“ヒッキー”の時点で、120%由比ヶ浜が関わってるんだろうけどな。小町に変な事吹き込みやがって……)
小町「小町の動力源だよ。因みに、補給ゲージが0になったら死んでしまうのです」
八幡「物騒な話だな」
小町「だーかーらー……」
小町「今日も、小町のこといっぱい可愛がってね?///」
小町「なんてねっ、今の小町的にポイントたかーい!///」きゃるーん
八幡「………言われなくてもそうするわ!」わしゃわしゃわしゃ
小町「きゃー!お兄ちゃんってばケダモノー!」きゃっきゃ
八幡「誰がケダモノだ」
八幡(まぁ、可愛いから許すけども。可愛いは正義)
>>132の方程式の解はヨスガか…
全然気付かんかった…
全然気付かんかった…
>>131
おっぱいハート思い出した
おっぱいハート思い出した
小町「でも、意外だなぁ」
八幡「何がだよ」
小町「ぶ・か・つ。『部活に割く時間なんかない』とか散々言ってたのに、よく続いてるね」
八幡「……まぁな」
八幡(言えない。部活の内容があのザマなんて口が裂けても言えない)
小町「うぅ……お兄ちゃんやっと社会復帰したんだね!小町嬉しいよ!」
八幡「嘘でしょ、俺ってば服役してたの?」
小町「ものの例えでしょ!」
八幡「…………」
八幡(俺自身が一番驚いてるよ、本当に)
――夜
八幡「……ふぅ」
八幡(俺の入っている風呂に闖入してきた小町と格闘すること小一時間……)
八幡「疲れた、もう寝――」
<~~♪
八幡「………」
pi♪
FROM 雪ノ下雪乃
――――――――――――――――――――
TITLE 奉仕部連絡
――――――――――――――――――――
明日も奉仕部は活動する予定です。
決してサボタージュなど考えないように。
いつも通り、美味しい紅茶を淹れて待っているから。
なるべく早く来てくれると嬉しいわ。
八幡「ツンデレ乙」
八幡(……ちょっとトキめいてしまった。くそぅ)
<~~♪
FROM ☆★ゆい★☆
――――――――――――――――――
TITLE nontitle
――――――――――――――――――
こんばんわ?
明日は部活一緒に行こうね!
先に行っちゃダメだからね(`・ω・´)
八幡「なんで挨拶が疑問形なんだよ」
八幡(さて、明日はどうやって切り抜けようか……)
<~~♪
FROM 比企谷静
――――――――――――――――――
TITLE 夜遅くにごめんなさい。
起こしてしまいましたか?
――――――――――――――――――
最近会えなくて寂しいです。
シャイなあなたの事だから、わざわざ会いに来るのが恥ずかしいのかもしれませんね(笑)
そんな所も可愛いです。
でも、気にすることは有りません。
何故なら、私達は心から信頼し合っている夫h
八幡「うん。これはスパムメールかな。比企谷静さんとか知り合いにいないし」
八幡(何回、メアドを消してもいつの間にか復活してるのがホントに怖いんですけど)
八幡「またパスワード変えないと……無駄な気もするけど」
八幡「取り敢えず、それぞれに返信するか」
八幡(先生には、『これ以上やったら通報します』と)
八幡「……うん。寝よう」
がちゃっ!
小町「それじゃ今日も一緒に寝ようね!お兄ちゃん!」ばーん
八幡「…………」
八幡(……部屋の鍵も付け替えないとダメか)
<戸塚編>
@中庭
八幡「今日は良い天気だな。助かった」
八幡(最近ずっと雨だったから飯食う場所無かったし……ぼっちはつらいよ)
八幡「いただきます」
がたっ
八幡「!?」
八幡(やべっ、誰か来た――)
結衣「あー、ヒッキー!こんなとこにいたんだ。お昼ごはん?」
八幡「由比ケ浜か……そうだよ、悪いか」
結衣「悪いなんて言ってないじゃん。一人?」
八幡「この状況見たら分かるだろ。てか俺に対してその質問は酷くないですかね?」
結衣「なんで部室来て食べないの?ゆきのんも一緒に食べたがってるのに。もちろんあたしも!」
八幡「あそこで飯食おうとすると普通に食う倍以上疲れるんだよ……」
八幡(誰かさん達が、競い合うかのように食べさせようとしてくるからな。生まれたてのヒナの気分になる)
八幡「そういうお前はなんでここにいんだよ」
結衣「ゆきのんとヒッキーゲームやってたんだけど負けちゃって、ジュース買いに来たの」
八幡「なんですかそのゲーム。引きこもり耐久レース?」
結衣「違うから!ヒッキーゲームは――」
結衣「二人で順番にヒッキーの好きなとこ言い合って先に詰まった方が負けってゲーム!」
八幡「……さ、さいですか」
結衣「ちょうど108個目で噛んじゃって……自信あったんだけどなー」
八幡「ひゃ、108個か、煩悩の数と同じだなすごいなー」現実逃避
八幡(そもそも、本人の前で言うなよ。さすが天然ビッチ……)
結衣「でもいーや。負けちゃったおかげでヒッキーに会えたし♪」ぎゅっ
八幡「なぜ横に座る。罰ゲームどうした」
結衣「ちゃんと買ってあるもん……ね、一緒に部室行こうよ」
八幡「遠慮しておく。そろそろ飯も食い終わるから行く意味無いしな」
結衣「でもゆきのんにメールしちゃったし。『ヒッキーと一緒に帰るよー』って」
八幡「俺の答えを聞く前にそのメールはおかしくない?今すぐキャンセル送ってくれ」
結衣「あ、もう返信来た。『比企谷君と一緒ってどういう事かしら、詳しい説明を要求するわ。私だって会いたいのに由比ヶ浜さんずるい――」
八幡「こえーよ、返信スピードも内容も」
結衣「あと『準備するから五分だけ待って』だって」
八幡「準備ってなに?もしかして俺刺されたりすんの?」
結衣「『りょーかい!』っと」ぴっ
八幡「だからなんで俺の意思を聞かないの?ねぇ?」
結衣「じゃ、あと五分だけこのまま♪」ぎゅむっ
八幡「やめろ、他の生徒に見られたらどうすんだよ」
結衣「はは、そしたらカップルだと思われちゃうかも……///」
八幡「そんな真っ赤になるほど恥ずかしいなら言うな」
結衣「えへへ///」
八幡「はぁ……」
八幡(……まぁ、良いか。どうせあと数分だ)
結衣「ひっきー……///」すりすり
??「あ、由比ヶ浜さんと……比企谷くん」
??「仲良さそう……良いなぁ」
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