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    元スレ女「私、今日からイケメンくんと付き合うことになったの…」

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    51 = 1 :

    屋上

    「クソッ…」

    「…」ポロン

    ムスコ「hello!」ヒョコッ

    「…」シコシコ

    「…」シコシコシコ

    「…」シコシコシコシコ

    「…」シコシコシコシコシコ

    「…」シコシコシコシコ

    「…」シコシコシコ

    「…」シコシコ

    「…」シコッ…

    「…寝よう…」

    ムスコ「(。□。)」

    52 = 1 :

    ×××

    「…放課後か…」

    「…帰ろう」

    53 = 1 :

    男宅

    転校生「お帰り…」

    「…どうしたんだよ」

    転校生「うん…ちょっとね…」

    「…今日はイケメンやお父さんと会ってるって聞いたけど」

    転校生「知ってたんだ…女さん?」

    「まぁな…」

    転校生「そっか…」

    「何かあったか?」

    転校生「うん…どうだろ…」

    「…」

    転校生「…なんか、結局、会ってみてもなんにもなかったのかなぁって感じかな…私やお母さんとは全然関係ないところで生きてきた人みたいだった…実際にそうなんだけどね」

    「…そうか」

    転校生「うん…ああ、こんなもんなんだーって思ってさ…でも…やっぱり会えてよかったかな…」

    転校生「確かに私一人の満足のためって感じにはなちゃったけど…なんかね、これでようやくちゃんと私の人生が始められる気がするんだ」

    「そっか…まぁ、ならよかったじゃねえか」

    転校生「うん…でも、私をお父さんと会わせる為にお母さんとお兄ちゃんがお父さんを説得してくれてたのは嬉しかったかな…」

    「イケメンがか?へぇ…」

    転校生「うん、私とケンカしたあともずっと、色々考えてくれてたみたい…お父さんとは無理そうだけど、お兄ちゃんとは仲良く出来そう…かな?」

    「そっか…」

    転校生「今度、試合の応援に行く約束もしたよ…」

    「…よかったな…」

    転校生「うん…よかった…」

    「…」

    転校生「…男くん」

    「ん?」

    転校生「…私はこれから私を生きるよ。そう決めたの。今日がそのスタート」

    「ああ…」

    転校生「私はこれからの私の人生にあなたがほしい」

    「…」

    転校生「私、男くんのことが好きだよ」

    54 = 1 :

    学校

    「…」テクテク

    (授業ダルいな…)テクテク

    「あ…」

    イケメン「……だから全然できてないんだよね」テクテク

    「それは仕方ないよ。転校生さんのこととか…部活のこともあるしね…」テクテク

    イケメン「そうなんだよなぁ…期末終わったらすぐに選抜メンバーの顔合わせだし。夏休みも遊べそうにないよ」

    「そっか…」

    イケメン「でも、夏祭りはちゃんといくから!そこはダイジョブ!」

    「うん…ごめんねワガママ言って…あ…」

    イケメン「ん?…あ…男…」

    「…」スタスタ

    イケメン「…なんだ?あいつ…」

    「…」

    55 = 1 :

    屋上

    「結局、ここか…」

    「…」

    「私を生きる…か…」

    「…」

    (そういや来週は期末テストだな…)

    「2限からは出るか…」

    56 = 1 :

    教室

    「…」

    クラスメイトA「あれ?男じゃん。何?女さんの水着姿見に来たの?」

    「…もしかして、体育?」

    クラスメイトA「そ。水泳」

    「…最悪だ」

    クラスメイトA「今日は女さん出るっぽいよ」

    「だからなんだよ…」

    クラスメイトA「お前、女さんのこと好きなんだろ?…あ、でも最近は隣のクラスの転校生との方が仲いいんだっけ?」

    「…」

    同級生C「何?男も転校生さんの水着狙い?」

    「は?」

    同級生C「今日は転校生さん、多分出るぞ」

    「…3組の体育って単独じゃなかったか?」

    クラスメイトA「はぁ?お前、何言ってんだ?ずっと2組と一緒だったじゃねえかよ」

    「…そうだっけ?」

    クラスメイトA「お前それ、1年のときの話だろ」

    「…知らなかった」

    同級生C「…ダイジョブかよこいつ…」

    クラスメイトA「さあ…」

    57 = 1 :

    プール

    イケメン「お前、こういうのにはしっかり来るのな」

    「うるせえ…」

    イケメン「どっち見に来たの?女?転校生?」

    「関係ねぇよ」

    イケメン「お前さ、いい加減女のことは諦めろよ」

    「…」

    イケメン「てか、何でそんなに女にこだわる訳?意味分かんねえよ」

    「…」

    イケメン「…だんまりかよ」

    「…」

    イケメン「なんとか言えよ」

    「…お前には関係ないよ」

    イケメン「んな訳ねぇだろ!俺の彼女だぞ!?」

    「…」

    イケメン「っち…」

    58 = 1 :

    転校生「あ!男くんだ!おーい!」タッタッタ

    「…」

    イケメン「よお」

    転校生「あれ?お兄ちゃんも見学なの?ってか、二人って実は仲良い?」

    「なわけないだろ…」

    イケメン「つか、お前…学校でその呼び方はやめてくれ…」

    転校生「それもそうだね…それより、男くん!どうよ?私の水着姿!!」

    「…」

    転校生「え?無反応!?ひどくない?ね?可愛いでしょ?」

    「…そうだな…」

    転校生「うわっ…超冷たい…ね、イケメンくん、可愛いよね、私」

    イケメン「…俺に振るなよ…」

    転校生「あーもう!二人ともひどい!傷ついた!だいたい水着が学校指定なのが悪いんだよ!」

    イケメン「それは関係ないと思うけどな…」

    転校生「うるさい!もういい!二人には二度と見せてあげない!」スタスタ

    59 = 1 :

    イケメン「…おい」

    「なんだよ」

    イケメン「なんだあの態度」

    「…別に」

    イケメン「やっぱりお前は女がいい訳だ」

    「…」

    イケメン「…否定しないのな」

    「別にそんなんじゃねえよ」

    イケメン「ならさ、転校生と付き合えよ」

    「は?」

    イケメン「あいつ、絶対お前のこと好きだよ。どこがいいのかは知らねえけど」

    「なんでお前にんなこと言われなきゃいけないんだよ」

    イケメン「わかんだろ…あいつにはさ、なんつーか…幸せになって欲しいんだよ」

    「…」

    イケメン「って、何話してんだろうな俺は…どっちにしろお前の女に対しての感情は迷惑でしかないんだよ。俺らからすれば」

    「だから、お前には関係ないんだって…」

    イケメン「いい加減に現実から目逸らすのやめろよ。お前が女に対してどんな思い入れがあるのか知らんがもう諦めろ」

    「お前だって知った風に言うじゃねえかよ…」

    イケメン「茶化すな。俺は真面目に言ってんだぞ」

    「…」

    イケメン「はっきり言うぞ。女はお前のことなんてなんとも思ってねえんだよ。これは事実だ」

    「…本人に聞いたのか?」

    イケメン「ああ。はっきりと好きじゃないって言ってたぞ」

    「そらそうだろうね…」

    イケメン「わかってんならもう引けよ。ウザいだけだろ」

    「あいつが好きなのは俺じゃないんだよ…」

    イケメン「当たり前だろ」

    「…」スタスタ

    イケメン「おい、どこ行くんだよ。まだ話は終わってねぇぞ!」

    「…」スタスタ

    イケメン「またそうやって逃げんのかよ!!おい!」

    「…」スタスタ

    60 = 1 :

    屋上

    「…」

    「…結局またサボっちまった」

    「ま、いいか…」

    転校生「全然良くないでしょ!」

    「!?」

    転校生「私の水着姿見てるより、こんなところでボケっとしてる方がいい訳?」

    「…別に」

    転校生「ねえ、さっきのお兄ちゃんとの話、どういうこと?」

    「…聞いてたのかよ。てかお前、授業はどうしたんだよ」

    転校生「生理来たって抜け出してきた。ねえ、女さんが好きなのってホント?」

    「…」

    転校生「昨日の私の話、断ったのってそれが理由?」

    「…関係ないだろ」

    転校生「関係あるっ!!」

    「…」

    転校生「バカ!なんで関係ないなんて言えるの!?信じらんない!」

    「うるせえな…」

    転校生「うぅっ…ひどいよ…男くん…」

    「…」

    転校生「ねえ、女さんのことが好きなの?」

    「…」

    転校生「だから私とは付き合えないの…?」

    「…そんなに単純じゃねえんだよ」

    転校生「…なんにも…」グズッ

    「あ?」

    転校生「…なんにも話てくれないんだね…」ポロポロ

    「言ってんだろ…お前には関係ないって」

    転校生「…」ポロポロ

    「…授業始まんぞ。そろそろ戻れよ」

    転校生「…」トボトボ…

    「…」

    ポツ…ポツ…ポツ…

    「…?」

    「雨か…」

    61 = 1 :

    ×××

    ザー…

    (よく降るな…)

    「クシュンッ…」

    (寒…)ブルルッ

    「…もう昼休みか…」

    「帰ろう」

    62 = 1 :

    男宅

    「…」

    (ヤバい。ダルい…)

    (こりゃ完全に風邪引いたな…)

    (熱っぽいし、今日は休もう…)

    63 = 1 :

    ×××

    「・・・暇だ」

    (なんだかこうやってひとりでのんびりするの、すげぇ久々な気がするな…)

    (よく分らんが最近、色々あったからな…)

    「いつか反動で引き篭もりそうだぜ」キラキラ

    「…」ムクッ

    (身体起こすと辛いな…)

    ガサゴソ…ガサゴソ…

    (…懐かしいな)

    (…)グズッ

    「…シコシコしなきゃ」

    64 = 1 :

    「シコシコしなきゃ」シコシコ

    65 = 1 :


    「シコシコしなきゃ…」シコシコシコシコ

    66 = 1 :



    「シコシコしなきゃ……」シコシコシコシコシコシコ

    67 :

    寝たか

    68 :

    続きまってる

    71 :

    はっきりしないせいで男がものすごく気持ち悪いストーカーみたいに見える

    72 = 1 :



    ×××
    ×××


    学校

    転校生(男くん…今日も来てない…)トボトボ

    転校生(…私のせいかな…私があんなこと言ったから…)トボトボ

    転校生(会いたいな…)トボトボ

    転校生「あ…」

    教師「…じゃあ、お前も知らないんだな?」

    「…はい…」

    教師「連絡もつかないのか?」

    「はい…携帯も電源が切れてるみたいで…」

    教師「そうか…弱ったな…ご両親には連絡つかなし…もう休んで3日経ってるからな…なんかの事件に巻き込まれてなければいいんだが」

    「…」

    教師「なぁ女、お前、ちょっと男の家に行ってみてくれないか?」

    転校生「行きます!」

    「!?」

    教師「えっ!?」

    転校生「あ…えっと…」

    教師「転校生か…どうしたんだ?」

    転校生「…私が男くんの家に行きます!」

    73 = 1 :

    レスしてくれた方ありがとうございます。


    通学路

    「ごめんなさい、転校生さん…手間かけさせちゃって…」

    転校生「別にいいの。私が行きたいんだから…それよりさ、女さん」

    「何?」

    転校生「なんで先生は女さんに頼んでたの?なんかちょっとおかしくない?」

    「それは…」

    転校生「それに、そのことを女さんが私に謝るのもおかしいよね?どういうこと?」

    「…」

    転校生「…私、男くんのことが好き」

    「そう…なんだ…」

    転校生「うん。大好き。だからね、告白したの。私が学校休んだ日に」

    「…」

    転校生「振られちゃったけど…」

    「そうなんだ…」

    転校生「…」

    「…」

    転校生「ねえ?男くんがなんで私を振ったかわかる?」

    「…」

    転校生「ふーん…」

    74 = 1 :

    男宅 前

    「あの…私はここで…」

    転校生「…一緒には来ないの?」

    「うん…男くんのそばに私は居ない方がいいから…転校生さんが居てあげて?」

    転校生「…女さんは、お兄ちゃんのことが好き?」

    「好きだよ。誰よりも好き」

    転校生「…そっか。バイバイ。またね」

    「うん…男くんのこと、よろしくね…」

    76 = 1 :

    男宅

    転校生「…男くん、いる?」コンコン

    転校生「…男くん?」コンコン

    転校生「…」

    転校生「…」ガチャッ

    転校生(開いてる…)

    転校生「お邪魔します…」

    転校生(真っ暗だ…男くんは…寝室かな?)

    転校生(…何これ?アルバム?)ピラッ

    転校生(これって…)

    転校生「!?」

    「ハァ…幼馴染ぃ…ハァ…ハァ…ゲフッ」ジャリジャリ…

    転校生「男くん!?何してんの!!」バッ

    「ハァ…ハァ…ハァ…幼馴染…」ジャリジャリジャリ…

    転校生「男くん!男くんてばっ!!」ユサユサ

    「うっ…ゲホゲホッ…うぇぷ…」ジャリッ…

    転校生「男くん?!しっかりして!」ユサユサ

    「うぇっ…うっ…あ…」

    転校生「男くん?大丈夫?気が付いた?」

    「…幼馴染?」

    転校生「…」ジワッ

    「…あ…幼馴染なのか?」

    転校生「…うっ…男くん、私だよ!」ポロポロ

    「…ああ…そうか…よかった…なあ、これでまた…」

    転校生「うぅっ…男くん…私だよぉ…」ボロボロ

    「ああ…やっぱり、幼馴染がいないとダメだよな…」

    転校生「うっ…気付いてよ…男くん…気付いてよぉ!!」ダキッ

    「…幼馴染?」

    転校生「…うわあぁぁぁぁぁぁぁん!!男くん!男くん!男くん!」ボロボロボロボロ

    「ど…どうしたんだよ…幼馴染…?」

    転校生「好き!…大好き!!大好きだよ!男くん!!」ボロボロボロボロ

    「…」

    転校生「うわああぁぁぁぁぁぁん!!」ボロボロボロボロ

    「…あ…」

    77 = 1 :

    >>75ありがとうございます!

    ×××

    転校生「…」グズッ

    「…なんか、つい最近にもおんなじ光景があったよな…」

    転校生「…」ズズッ

    「落ち着いたかよ…」

    転校生「う゜ん…」ズビッ

    「…だったら、離れて欲しいんだが」

    転校生「…い゜や゜」

    「…まぁ、お前は気になんないのかもしれんが…俺は気にするんだ…」

    転校生「…」ギュッ

    「俺今、下フルチンなんだよね」

    転校生「!?」バッ

    「…気付いてなかったのか?」

    転校生「こんなに暗かったら気付く訳ないでしょバカッ!!早く言いなさいよ!!」(///)

    「そういわれてもな…しまう間もなく抱きついてきたのはそっちじゃねぇかよ…」

    転校生「うっ…」(///)

    「いや…悪かった…ありがとう」履キ履キ…

    転校生「…血」

    「…ん?」

    転校生「…おちんちん…血が出てる…」

    「…まぁ…なんかずっとシゴいちゃってたからな…」

    転校生「痛そう…」

    「…恥ずかしいからあんま見ないで欲しいんだけど…」履キ履キ

    転校生「ダメ…」

    「えっ!?」

    転校生「そのまま履いたらバイキン入るよ…脱いで」

    「え…え?」

    転校生「洗わないと」ヌガシヌガシ

    「お…おい…」

    転校生「まって…タオル濡らしてくるから…」パタパタ

    「…」

    78 = 1 :

    ×××

    転校生「…なんか、恥ずかしいね…」サワッ…

    「そりゃ、俺の方だろ…汚ねぇしいいよ。自分でやるから」

    転校生「ううん、大丈夫」

    「…でも」

    転校生「ダイジョブだから…」フキフキ

    「イッツ…」

    転校生「あっ…痛かった?…ごめん…」

    「いや…まぁ、ダイジョブだから」

    転校生「ごめんね…なんか…触ったことないから…痛かったら言ってね…」フキフキ

    「…なんか、その台詞、すげぇエロいなって、いってぇ!」

    転校生「い、今のは男くんが悪いっ!…意識しないようにしてるんだから、変なこと言わないで!!」フキフキ

    「悪かったよ…」

    転校生「…」フキフキ

    「…」

    転校生「…」フキフキ

    「…もういいだろ」

    転校生「…勃たないね」

    「…!!おまっ…お前、思いっきり意識してんじゃねぇかよ!!」

    転校生「だって…悔しいんだもん…」

    「…もうずっとシコってたって言ったろ。こんな状態じゃ勃たねえんだよ」

    転校生「…そうかもしれないけどさぁ…」

    「ほらもういいだろ。諦めろ」履キ履キ

    転校生「うん…カーテン開けるね」シャーッ

    「まぶしっ…」

    転校生「…疲れた顔してる」

    「そうかもな…」

    転校生「…なんか、何から聞けばいいのか分らないや」

    「とりあえず、何しに来たんだよ…ってか、どうやって入ってんだ??」

    転校生「いや、普通に鍵開いてましたけど?」

    「マジかよ…」

    79 = 1 :

    転校生「男くん、学校に連絡しないで休んでたでしょ?先生が気にしてたんだよ。だから私が様子見に来たの」

    「ああ…そういうことか…」

    転校生「心配したんだよ…私のせい?」

    「…何が?」

    転校生「だって…プールの後…」

    「ああ…そうか。いや関係ねえよそりゃ」

    転校生「えっ?」

    「いやほら、あの後すぐ雨降ったじゃん?俺それからしばらく屋上居たからな…そんで風邪引いたんだよ」

    転校生「そっか…ダイジョブなの?」

    「いや…あんまりだな…正直、辛い。来週からテストだろ?うつらない内に早く帰れよ」

    転校生「そういうわけにも…いかないよ…」

    「お母さんと約束してんだろ?だったらダメだろ」

    転校生「…今は男くんの方が大事だよ」

    「…」

    80 = 1 :

    転校生「…この写真、小さい頃の女さんだよね…こっちのには隣に男くんも写ってる」

    「…!お前、それどこで…」

    転校生「勝手に見てごめん…リビングのテーブルに置いてあったの…」

    「チッ…」

    転校生「…それにさっき女さんのこと、幼馴染って呼び方してたよね…」

    「…」

    転校生「…ずっと好きだったの?」

    「…」

    転校生「女さん、私は男くんのそばには居ない方がいいって言ってた…」

    「…」

    転校生「これって、女さんは男くんの気持ちを知っててお兄ちゃんと付き合ったってことじゃないの?」

    「…」

    転校生「…」

    「…」

    転校生「…やっぱり、答えてくれないんだ…」ジワッ

    「…」

    転校生「…」ポロポロ

    「…」

    転校生「…」ポロポロ

    「…」

    転校生「…帰るね」

    「女を!」

    転校生「…え?」

    「…女を…好きなのは…俺じゃない…」

    転校生「えっ…でも…」

    「…俺は女のことは…好きじゃ…ない」

    転校生「…どういうこと?」

    「…お前はもう帰れ…」

    転校生「でも…」

    「いいから帰れ。お母さんとの約束は守れ」

    転校生「…」

    「俺は疲れたからもう休むよ…」

    転校生「…わかった」

    「…」

    81 = 1 :

    転校生「…男くん」

    「…何?」

    転校生「明日も来ていい?…やっぱり、男くんのこと心配だし…テスト勉強ならここでも出来るから…」

    「風邪がうつったらどうすんだよ」

    転校生「それは大丈夫!私、こう見えて身体はジョウブなんだよ?」

    「…」

    転校生「…ね、迷惑?お弁当持ってくるよ。あ…お粥とかの方がいいかな?ね、いいでしょ…」

    「…お前、ホント会ったときから性格変わったよな」

    転校生「…それってきっと、男くんのせいだよ」

    「…」

    転校生「じゃぁ、また明日ね…」

    82 = 1 :

    転校生宅

    転校生「ただいまー」ガチャッ

    転校生(お母さんはまだ帰ってないか…)

    転校生(…勉強しよ)

    83 = 1 :

    ×××

    転校生「…」カキカキ

    転校生(…考えたらさっき、男くんのおちんちん触っちゃったんだよね)カキカキ

    転校生(私、振られたのに…なにやってんだろ…)カキカキ

    転校生(男くん…やっぱり嫌だったかな…)カキッ…

    転校生(女さんにも八つ当たりみたいなことしちゃったし…私ってホント、自分のことばっかだ…全然可愛くない…嫌だな…)

    転校生「だから男くんにも振られちゃうのかな…」

    84 = 1 :

    ×××

    転校生「いただきます」

    転校生「…」モグモグ

    転校生(お母さんの料理、やっぱり美味しい…)モグモグ

    転校生(なんで私は上手く出来ないんだろう…ガサツだからかな?…バカだから?)モグモグ

    転校生(女さんは上手なのかな…)

    転校生(あれだけ可愛くて、優しくて…それで料理も上手だったらもう勝ち目ないよね…おっぱいも、多分私より大きいし)

    転校生(いけないいけない!男くんは女さんのこと好きじゃないって言ってたじゃない!…それなのに私…)モグモグ

    転校生(私ってホント可愛くない…嫌な奴だ…)

    85 = 1 :

    ×××

    転校生母「ただいまー」

    転校生「おかえりーお風呂沸いてるよー」

    転校生母「ありがと。もう汗だくだくだわ…」

    転校生「お疲れ様。すぐ入る?」

    転校生母「そうする。…男くん、今日も休みだった?」

    転校生「うん…」

    転校生母「そう…一人暮らしなのよね?ダイジョブなの?」

    転校生「うん…」

    転校生母「…あんまり気負いしないで、連絡くらいとってみたら?」

    転校生「うん…」

    転校生母「…まあ、なんか複雑そうな子だったし…難しいのかもね」

    転校生「…今日ね、行ってきたんだ。男くんの家」

    転校生母「あら!ちゃんと謝ってきたの?」

    転校生「うんん…休んだの、ただの風邪だって…私の話は関係ないって言ってた」

    転校生母「そう。良かったじゃない…って訳でもなさそうね。何かあったの?」

    転校生「…おちんちん拭いてきた」

    転校生母「…は?」

    転校生「…」

    転校生母「ごめんなさい…お母さんちょっと何言ってるか分らなかったのだけれど…」

    転校生「…なんかね、凄かった」

    転校生母「…あなた、男くんに振られたのよね?」

    転校生「うん」

    転校生母「なのに、したの?」

    転校生「してないよ!してないしてない!…ただ拭いただけ…」

    転校生母「ごめん…全然何言ってるか分らない…」

    転校生「私も…何やってんだか分らない…」

    転校生母「…」

    転校生「…」

    転校生母「転校生、あなたもうお風呂入った?」

    転校生「え?…まだだけど…」

    転校生母「よし!じゃあ今日は久々に一緒に入りましょう!」

    転校生「ええっ!?…いいよ…恥ずかしいし…家のお風呂狭いし…」

    転校生母「いいから来なさいって」グイグイ

    転校生「ええ~…」ズルズル

    86 :

    転校生が健気すぎて泣ける

    87 = 1 :

    ×××

    転校生母「考えたら、あんたとお風呂入るなんて、あんたを引き取ったとき以来ね」

    転校生「そうだね…」

    転校生母「あの頃はまだおっぱいもぺたんこで全然子供だったのよね…」

    転校生「うん…お母さんもまだ全然若かった…」

    転校生母「今でも十分若いわよ私は!これでも職場ではモテモテなんだかね!」

    転校生「あはは。お母さん、私みたい」

    転校生母「…どうして?」

    転校生「私も男くんにおんなじようなこと言ったなぁーって」

    転校生母「親子だからね、似てるのよ思考パターンが」

    転校生「そうだね。似てるよね。私とお母さん」

    転校生母「私の方が美人だけどね!」

    転校生「うん…そんなこと言っちゃうのもそっくり…」

    転校生母「そうね…恥ずかしいくらいにね…」

    転校生「人の振り見て我が振り直せ?」

    転校生母「え?」

    転校生「お母さん、今恥ずかしいって言った」

    転校生母「確かにちょっとこの年になって何いってるんだろ私って思うことはあるけどね…まぁでも直すほど間違ってもいないでしょ?」

    転校生「すごい自信家…」

    転校生母「そうよ。あんたのお母さんはすごい自信家なの」

    転校生「うん…ホントにすごい…」

    転校生母「…」

    88 = 1 :

    転校生「…湯船狭いね」

    転校生母「でもね、私にも自信がなくなることってあるのよ…」

    転校生「えっ?…」

    転校生母「あんたを引き取った最初の頃は本当に自信なくしてたわ…あんたはすごい塞ぎ込んじゃってたし…私も貧乏だったから、この子のこと幸せに出来るのかなって、とても不安だった」

    転校生「…」

    転校生母「イケメンくんと一緒に居たのを見られて、逃げ出された時もそう。やっぱり私はあの子の母親になれてなかったのかって…すごい自信なくした」

    転校生「そんな…」

    転校生母「でもね、自信を失わせたのもあんただけど、自信を取り戻させてくれたのもまたあんただった」

    転校生「…」

    転校生母「やっぱり、私は間違ってなかったんだって…これでよかったんだって…そう思わせてくれるのはいつも転校生だった」

    転校生「お母さん…」

    転校生母「だからね、あなたもきっと大丈夫。正直、何が大丈夫なのか分らないけど…でも大丈夫!お母さんが保証する」

    転校生「…」

    転校生母「だってあなたはこんなに可愛いんだもの。だからあなたは、あなたの思うままにやりなさい」

    転校生「…もし…もしも…さ」

    転校生母「なあに?」

    転校生「もし、それで失敗しちゃって取り返しのつかないことになったら…どうする?」

    転校生母「取り返しのつかないようなことになんてそうそうならないわよ。特に若いうちはね」

    転校生「…」

    転校生母「そうね…もしそれでもダメだったら…その時は…」

    転校生「その時は…?」

    転校生母「私を呼びなさい。本当の本当に一生懸命頑張って、悩んで、それでも失敗しちゃったら私に頼りなさい。あなたにない経験と知識で解決してあげるから」

    転校生「うん…わかった。そうするね」

    転校生母「よし!じゃあ、ひと段落ついたところで、転校生には背中流して貰おうかな」

    転校生「ええ~!?なんでよ?」

    転校生母「今のお悩み相談代?と思えば安いもんじゃない」

    転校生「私、相談した覚えないんだけど」

    転校生母「そうだったかしら?じゃあ、人生授業料ってことで」

    転校生「ええ~…なんか納得いかないんだけど…」

    転校生母「いいから流しなさいよ。それくらいいいでしょ?」

    転校生「意味わかんないし…」

    89 = 1 :

    ×××

    転校生「お母さーん、電気消すよー?」

    転校生母「いいわよー」

    ポチッ

    転校生「ね、お母さん」

    転校生母「なあに?」

    転校生「明日の朝、お料理手伝ってもらってもいい?」

    転校生母「男くん?」

    転校生「…うん」

    転校生母「いいわよ」

    転校生「やった。ありがとう」

    転校生母「でも、もうおちんちん触るのはダメよ?そういうのはちゃんと好き合ってからにしなさいね?」

    転校生「う…わかってるよ…それくらい」

    転校生母「まぁ、ダイジョブだと思ってるからあんまり心配はしてないけどね…だから、私の信頼を裏切らないでよ?」

    転校生「はぁい」

    転校生母「よろしい。じゃあ寝ましょうか」

    転校生「うん…おやすみ。お母さん」

    転校生母「おやすみ、転校生」

    90 = 1 :

    男宅

    転校生「…どう?」

    「ああ。美味いよ。…ありがとな」モグモグ

    転校生「どういたしまして」

    「自分で作ったのか?」モグモグ

    転校生「うん…ちょっとだけお母さんに手伝ってもらちゃった…」

    「そうか…」

    転校生「うん…」

    「正直、ここんとこマトモに食ってなかったから助かる」モグモグ

    転校生「病気なんだから、ちゃんと食べなきゃダメだよ?」

    「そうだな…」モグモグ

    91 = 1 :

    ×××

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…来週は、学校これそう?」

    「多分、大丈夫だろ。熱も下がったし…」

    転校生「そっか…」カキカキ

    「ああ。それに、期末落とすとマジで留年しかねないからな」

    転校生「…そうだね」カキカキ

    92 = 1 :

    ×××

    転校生「…じゃあ、そろそろ帰るね」

    「ああ…悪いな夕飯まで…」

    転校生「ううん…どうせ家に帰っても一人で食べるし…」

    「そうだな…」

    転校生「うん…」

    「…」

    転校生「…これね、今日書いてたノート。3教科分しか出来なかったけど、今回の期末の要点まとめておいてあるから、使って?」

    「え…これ、わざわざ俺の為に?」

    転校生「自分の復習にもなるし…それに、やっぱり男くんにもちゃんと勉強してもらいたいもん…」

    「…マジかよ…なんかホント悪いな…何から何まで…」

    転校生「いいの。私が好きでやってることなんだから」

    「マジで助かるよ…ありがと」

    転校生「…そんなにたいしたものじゃないから期待しないでね?」

    「いや…でも…」

    転校生「ホントに気にしなくていいから!はい!…じゃあ、帰るね」

    「あ…」

    転校生「ん?」

    「…明日も来てくれないか?」

    転校生「…え?」

    「なんていうか…正直、熱出て、一人で寝てて…参ってたんだ…恥ずかしいけど…寂しかった…」

    転校生「…」

    「…だから、お前が来てくれたとき、すげえ嬉しかった…今日も…」

    転校生「…」

    「図々しいのは分ってる…けど、迷惑じゃなかったら…明日も来てほしい…」

    転校生「…初めてだよね。男くんが自分から何か言うのって」

    「…そうだったか?」

    転校生「そうだよ。だからびっくりした」

    「…」

    転校生「男くん、何考えてんだか全然分かんないんだもん…」

    「…嫌か?」

    転校生「ううん、嬉しい。」ニコッ

    「…よく分らんのはお前も一緒だよ」

    転校生「そうかな?私ってけっこうすぐ思ったことそのまま言っちゃうタイプだと思うけど…」

    「だからこそ、訳わかんねぇんだよ」

    転校生「あはは、それちょっと酷いよ。なんか私が変な人みたい」

    「変なのは事実だろ?」

    転校生「ホント男くんって酷いよね。女の子にモテなさそう」

    「お前も大概酷いやつだと思うけどな」

    転校生「…似てるかもね、私たち」

    「…いや、それはないな」

    転校生「そう?」

    「…ああ。俺はお前ほど、立派じゃねえよ」

    93 = 1 :

    転校生宅

    転校生「ただいま…」

    転校生(…男くんがあんな風に言ってくれるなんてなぁ…)

    転校生(私を振ったこと、どう思ってるんだろ…)

    転校生(なんて、怖くて聞けないよね…)

    転校生(今日のも…別に私じゃなくても良かったんだよね…)

    転校生(明日、女さん呼んであげたら、男くん、喜ぶかな?)

    転校生(…ってまた私は女さんのこと…男くんはなんともないって言ってるのに…信じなきゃ)

    転校生「…」

    転校生(じゃあ、なんで、女さんのこと呼びながらシコシコしてたの?男くん…分らないよ…)

    94 = 1 :

    ×××

    プルルルルルル…

    「…どうした?」

    転校生「あ、男くん…寝てた?」

    「いや…風呂上がったとこ」

    転校生「そっか…私は今、お風呂中」

    「…」

    転校生「あっ!想像した?」

    「してねえよ!よく風呂場に携帯持ち込めるなって思っただけ」

    転校生「ホントにぃ?アヤシイなぁ」

    「してねえっつってんだろ。いたずら電話なら切るぞ」

    転校生「違うわよ…ちょっと思ったんだけど…」

    「なんだよ」

    転校生「…」

    「?どうしたんだよ?」

    転校生「…ううん、やっぱりいい」

    「はぁ?」

    転校生「なんでもないの。ごめんね、もう切るね。バイバイ」

    「…お、おう…」

    転校生「…」ピッ

    転校生「…」

    転校生「なにやってんだろ…私…」

    95 = 1 :

    男宅

    転校生「…」カキカキ

    「…」カキカキ

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…」カキカキ

    「…」カキカキ

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…」カキカキ

    「…」

    転校生「…どこか分らない?」

    「…ここ」

    転校生「これはね……」

    96 = 1 :

    ×××

    転校生「今日はお弁当いっぱい作ってきたよ」

    「…悪いな」

    転校生「今回のはね、私一人でつくりました!!」

    「…ほぉ…」

    転校生「まあ、おにぎりと…簡単なおかずしかないんだけどね」

    「いや…ありがとう」ニコッ

    転校生「…!」(///)

    「?どうした?」

    転校生「な、なんでもない!…なんか男くんから素直にお礼言われるとか、ちょっと不気味かも…」

    「ああ…ありゃ、照れ隠しだからな」

    転校生「…何が?」

    「いや、なんでもない。それより、食ってもいいか?」

    転校生「うん…どうぞ」

    「…いただきます」モグモグ

    転校生「いただきます…」モグモグ

    97 = 1 :

    ×××

    転校生「…」

    「…」カキカキ

    転校生「…今日も暑いね」

    「そうだな」カキカキ

    転校生「…お昼、そうめんでもよかったね」

    「そうかもな」カキカキ

    転校生「期末終わったら、すぐ夏休みだね」

    「そうだな」カキカキ

    転校生「男くん、夏休み何するの?」

    「…バイト」カキカキ

    転校生「…そっか…何のバイトするの?」

    「まだ決まってない…っしゃ!終わった!!」

    転校生「お疲れ様。じゃあ、答え合わせしようか」

    「だいたいお前、終わんの早過ぎるんだよ…」

    転校生「男くんが遅すぎるんだよ。ホント、ずっと勉強サボってたんだね…」

    「…うるせえ…」

    転校生「じゃぁ、お互いのを採点し合おうか」

    「…え゜?」

    転校生「男くんがどれだけできたか、見てあげる」

    「マジか…」

    転校生「マジ」

    「…お手柔らかに…」スッ

    転校生「採点にお手柔らかにとか言われてもね…」

    98 = 1 :

    「…」マルッ

    転校生「…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…」マルッ

    「…」マルッ

    転校生「…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…男くん、間違いばっか」バツッ

    「お前が異常なだけだろ」マルッ

    転校生「いや、これはどう見ても男くんに問題ありでしょ」バツッ

    「…お!お前の間違い発見!!」バツッ

    転校生「…そんなので喜ばないでよ…」バツッ

    「…うるせえ。こうも正解ばっかだとなんかむかつくんだよ」マルッ

    転校生「人の努力をなんだと…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…ねぇ」バツッ

    「…なんだよ」マルッ

    転校生「もうすぐ夏休みだね」バツッ

    「それ、さっきも言ってただろ」マルッ

    転校生「夏休み入ったらさ、すぐに夏祭りがあるでしょ」バツッ

    「…」

    「…そうだな」マルッ

    転校生「…男くんは、誰かと行くの?」

    「高校生にもなって、んなもん行くかよ」マルッ

    転校生「そう?でもお兄ちゃんと女さんは行くって言ってたよ?」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「男くん…私と行かない?」

    「…あ、間違えてる」バツッ

    転校生「いちいち言わなくていいの!…ね、ダメ?…嫌?」

    「…いいから、採点続けろよ」マルッ

    転校生「うぅー…」バツッ

    「…」マルッ

    転校生「…嫌なんだ」バツッ

    「…お前とがどうこうって訳じゃねえよ」

    転校生「・・・」

    「…」

    転校生「…」

    99 = 1 :

    ×××

    転校生「ふー。疲れた」バタッ

    「行儀悪いな」

    転校生「別にいいじゃん」

    「今日はもう終わりにするか?」

    転校生「…そうだね。もう時間も遅いし」

    「夕飯は?」

    転校生「男くんはどうするの?」

    「お前がこのまま帰るんだったら送ってくついでに外で済ませるかな…」

    転校生「へぇー。送ってってくれるんだ…優しいね」

    「…別に、いつものことだろ」

    転校生「あ、今、照れた?」

    「照れてねえよ」

    転校生「顔赤いよ?」

    「…もうお前、一人で帰れ」

    100 = 1 :

    転校生宅

    転校生「ありがとね…夕飯まで奢ってもらちゃって…」

    「土日は世話になりっぱなしだったかんな…これぐらい安いもんだ」

    転校生「体調はもう平気なの?」

    「完全復活って訳でもないけどな…まあ、明日からは学校行けるくらいには平気」

    転校生「だったら私も世話した甲斐あったよ」

    「ああ…さんきゅな」

    転校生「どういたしまして」

    「…お母さんはまだ帰ってないのか?」

    転校生「うん…多分…少し上がってく?」

    「いや、今日はもう帰るよ。少しでも勉強しときたいし」

    転校生「まだ病み上がりなんだから、あんまり無理しちゃダメだよ?」

    「分ってる。日付変わる前には寝るよ」

    転校生「うん…じゃあ、また明日ね」

    「ああ。おやすみ」

    転校生「おやすみなさい…」


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